【TOK】のスキー教師日記  December 2009

 
December
2009

What's Today ?

NEW.
12/31 ゆったりモード
12/30 宝物は
     自分の内に !!!
12/29 繊細な“感性”
12/28 楽な「小回り」
12/27 集中する !!!
12/26 スタッフ研修会
12/25 小回りのトントン
12/24 “圧変化”の意味
12/23 “音”に集中
12/22 言い訳...
12/19 “感謝”と“癒し”
12/18 雲に乗る感覚
12/17 密度の濃い練習
12/16 “愛”を受け容れる

   日記12月No.1
へ...


*** これまでの日記***

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 ☆ Wednesday  December 16   2009   曇り  (白馬 )  49.4kg 6%


白馬 15/Dec.

 今日から,「初滑り・シニアキャンプ」が始まります。
朝早く,白馬を出て,乗鞍高原温泉スキー場に向かいます。
 今,午前4時...モチロン外はまだ暗くて写真は撮れません...。(-_-;)
 天気予報では...となっていますが,今現在は降っていません。
 キット,これから降るでしょう。

 シーハイル !!! Schi Heil !!!

そこに在るものに,在るがままに身を任せる...という訓練

  前にも書きましたが,“感性”を豊かにすることが,“スキー”を奥深く味わう上で大切です。ですが,この“感性”...なかなか曲者で,どうもその人の「素直さ」,「集中力」,「根アカ度」...に依るみたいなのです。ものごとを「疑いの目」で観るクセのある人,「マ,いいや...“TOK”の言う様にして滑らなくても滑れるから...」という人,「自分の殻」に閉じこもって,外の景色を楽しもうとしない人...これらの人には,なかなか新しい“気付き”はやって来ません。
  自分の意見や思うことを二の次にし,先ず他人の言うことに耳を傾けてみよう...という姿勢は,まるで自分の“個”を後回しにするようで,なかなか受け容れられない...という人も多いようです。ですが,自分の“個”というものは,他人の“個”を知り,それと比べてみることで初めて明らかになることなのです。初めから拒否していたのでは,自分の自分たる所以も解る筈がありません。

  “ACT”...ということを先日の“Rookie Academy”とFSS教師研修会で話していて,このことを強く感じました。“ACT”のイメージや“感じる”ということに集中できない人は,どうしてもいつもの自分の滑りが顔をだしてしまうのです。ご本人は,「しっかりやろう !!!」....と思っては居られると思うのですが,結果が伴いません。こういう人は冗談抜きで「目をつぶって滑る」...というトレーニングや,「いろいろなモノの“愛”を感じ,心豊かな至福感を味わう」...という経験をすることが大事な気がします。
そこに在るものに,在るがままに身を任せる...という訓練です。
“愛”を受け容れるトレーニング...と言ってもいいかもしれません。(*^^)v

  今日から「シニアキャンプ」が始まりますが,このキャンプでは,このことも皆さんにお話ししようと思っています。さてさて...どの様なキャンプになるでしょうか? 楽しみたのしみ !!!

  ...ということで,そろそろ出掛けます。 行って参りまァーーす!!! 
  シーハイル !!! Schi Heil !!!



 ☆ Thursday  December 17   2009   曇り  (乗鞍高原)  48.4kg


乗鞍高原 17/Dec.

 写真は昨日から始まった「初滑り・シニアキャンプ」の会場...休暇村からスキー場方向を撮ったものです。
 昨夜から約20センチの積雪がありました。この週末は上部のリフトも稼動するとの情報が入りました。
 これでようやく乗鞍高原もスキー場らしくなりました。(^ ^)(^I^)

昨日の雪上...わずか493mの斜面での基本練習でしたが,密度の濃い練習ができました

  昨日から,「初滑りシニアキャンプ」が始まりました。
  今回は当初8名様の申込がありましたが,この雪不足で,3名のかたがキャンセルされ,総勢5名でのレッスン...となりました。「乗鞍第三ペアリフト(493m)」一本だけの稼動でしたが,結構良い感じで整備されていました。
  
  9:45...レッスンが始まりました。
  今回が初滑りの方も居られますので,先ず,昨年の滑りを思い出すことから始めました。その助け...としてのテーマは,“オレンジ・ターン”と“Sound of Music Turn”...でエネルギーの蓄積と解放をイメージしたターンを思い出すことことでした。♪♪♪Drink Juice ...解放...Drink Juice ...解放...♪♪♪が呟きの言葉でした。(^ー^)
  この基本的な滑りを約一時間行い,次は「解放」の時のイメージを,この夏 New Zealand で行なった“Fire Works”で行なうことにしました。昨年までは解放の方向が「地球のコア方向」...というのが一般的でしたが,コア方向だけでなく,“重心”付近に溜まったエネルギーを四方八方...全方位的に解放するイメージに変えてみました。この効果...ありました !!!。ターン山回りで蓄積されたエネルギーが,非常に素直な感じで解放され,スキーヤーの身体がゆったりと伸び,それまで腰が海老のように曲がったままだった方も,それが直り始めました。(*^^)v 本邦初公開の“Fire Works”...皆さんに結構イイ形で受け入れられた...そう感じた“TOK”でした。イェーーイ !!!

  約1時間半のランチタイムの後,午後のレッスンが始まりました。
  午後の最初は,足裏のインサイド...母子きゅうからかかと内側を結ぶ線を,「センサーライン」...と考え,そのライン上を通り過ぎる雪の感触を感じ取る...という練習から始めました。ターン円弧のことや,フォーム,運動のことは考えず,ただ「センサーライン」に集中します。特にターン山回りの局面でこれに集中し,身体がどの様に反応するか?...試してもらいました。不思議なもので,自分が意図しなかった身体の柔軟な反応が起こることに皆さん少しビックリでした。ただ「センサーライン」に意識を集中するだけで,この様な身体の反応が起きるのは,身体の持つマジック...としか言いようがありません。
  その次は...この時期に最も適したイメージでした。それは地球内部からの“Cristmas Present Turn”...でした。山回りでは,地球のコア方向から“プレゼント”を懐にいただくイメージです。それに続く谷回りで,頂いたプレゼントの袋をゆっくり開けて行くイメージです。プレゼント袋の口をゆっくり開けて行くと,その中からいろいろなモノが出てきます。何が出て来るかはスキーヤーの“感性”に依りそれぞれ違いますが,この“Cristmas Present Turn”も皆さんの潜在的力を開花させてくれたのでした !!!。素ッ晴らしい !!! イェーーイ !!!
  午後の最後は「感」じるための一つの条件...心の在り様を「静」に保つためのトレーニングでした。心を静かにするには“深呼吸”がイチバンです。そこで,深呼吸をしながらターンする練習をしました。先ず谷回りで息を吐きます。次に谷回りで自然にゆっくり息を吸い込みます。この練習で,身体がゆったりするだけでなく,精神的に心が落ち着き,視野も広がることを確認しました。
  昨日の雪上...そういうことで,わずか493mの斜面での基本練習でしたが,
密度の濃い練習ができました。(^ ^)(^I^) 」

  レッスンの後は,ゆったりと温泉で冷えた身体を暖めました。そして,夜は6時から,バイキングの食事...。想像以上に豪華な食事でした !!!。スキーができて,温泉に入れて,食事も美味しくいただけて...至福の一日が過ぎて行きました。
  今日はいよいよ“activated cells turn”です。この予習は昨夜8時からのミーティングでじっくり行ないましたので,皆さん素晴らしい滑りを披瀝してくれると思います。

  それでは行って参りまァーーす!!! シーハイル !!! Schi Heil !!!


 ☆ Friday  December 18   2009   曇り  (乗鞍高原)  48.4kg


乗鞍高原 18/Dec.

 昨日は一日「降雪」でした。おかげさまでスキー場は一面銀世界に !!!
 人工雪で造ったコース脇のエリアも,天然雪が積もって,滑ることができました !!! まるで「リトル・ニセコ」...といった感じでした。(*^^)v
 明日,土曜からは,休暇村のリフトも含めて5本が稼動するとのことです !!!。イェーーイ !!!

 今日の写真は,休暇村から見た「エキスパートコース」です。

まるで雲の上に乗っかっていて,フワフワとその雲とのコンタクトを経験しているかの様

  昨日は,「初滑りシニアキャンプ」...二日目でした。
  おかげさまで,約20センチの積雪があり,条件は少しづつ良くなりました。(^ー^) 特にシーズンインのキャンプですので,どの斜面でも自由に滑れる...というよりは,基本練習に適した斜面でじっくり滑れることの方が重要です。そういう意味では493mのゲレンデ一つだけですが充実したレッスンができています。

  一昨日のミーティングでお話したように,昨日は一日“Activated Cells Turn”=“ACT”の練習でした。皆さんにとっては初めての具体的なイメージでしたが先ず,一昨日の「センサーライン」に意識を集中し,そこで雪からの情報を受け止めることに集中した滑りを経験していただきました。
  次はいよいよ,“ACT”イメージです。どういうターンをするとかいう意識を捨てていただき,とにかくアニメをイメージすることだけに集中していただきました。呟きの言葉は...♪♪♪トントントントーン...解放...トントントントーン...解放...♪♪♪でした。

トン

トン

トン

トン

  “細胞”一個々々づつを雪からの“energy”が身体の中枢部に伝わって行く...というイメージは,具体的に,上のイメージでしてもらいました。
  最初は戸惑いがありましたが,Drillで滑る度に皆さんの感じが変わって行きました。次第に各自のイメージが各細胞を呼び覚まして行く様でもありました !!!。(^ー^) ですから,滑る度にその感じが変わって行き,“ACT”イメージをすることの意味を掴まれたようでした。
  ある程度,エネルギーの蓄積ができるようになったので,そのエネルギーをどう解放するのか?...という練習も合わせて行ないました。そのイメージは,右のアニメです。山回り後半で胸...“重心”付近に蓄積されたエネルギーが,四方八方に開放して行くイメージを持ってもらいます。慣れないとこの解放が蓄積に要した時間よりも早くなってしまいます。①から“Starting Point”まで掛けて,貯まったエネルギーを全て解放し切る !!!....という調整ができず,(a)付近で解放し切ってしまう人が多いのです。ターンを焦り過ぎることが原因なのですが,度重なる“TOK”のアドバイスで,皆さんの解放イメージも,良い感じになってきました !!!。 !(^^)!(*^^)v

  ゲレンデには雪が深々と降り続いていましたので,リフト線下は絶好の新雪体験エリアになりました !!!。“ACT”イメージがどの様にこういった斜面で効果を発揮するか?...を試すことができたのです。
  特に午後は,皆さんも大分“Activated Cells Turn”に慣れられ,リフト線下の滑りを楽しむことができました。リトルニセコ...と言っても良いほどの体験で,皆さん活きいき滑られておりました。素ッ晴らしい !!! (*^^)v 
  この“ACT”イメージ...基本的にターン山回りでの「圧の吸収と蓄積」をスムーズに導くイメージです。山回りでのオーバーコンタクトが無くなりますから,軽い圧でもスキーはターンを持続する !!!....ということに気付いていただけるのです。昨年...“feather turn”ということで皆さんにお話しいたしましたが,それと同じフィーリングでの滑走感覚が味わえるのです。まるで雲の上に乗っかっていて,フワフワとその雲とのコンタクトを経験しているかの様でもあります。実際,1m以上もある新雪斜面を滑ると,この「
雲に乗っている感覚」の滑りが体験できることがあります。それと似た感覚を皆さんにも味わっていただけたのでした。素ッ晴らしい !!!

  顕現したもう一つの特徴...それは,(b)〜③〜①〜(a)に掛けての「滑らかに走るターン」でした。スキーヤー本人は上半身も一緒に移動しているので,その様な感覚は無いのですが,傍から見ているとそれがハッキリ解ります。まるでカタパルト装置から発車するジェット機の様でもあるのです。この様子は夜のミーティングで,ビデオを通して確認していただきましたが,参加された全員が見事な“S字ターン”をされておりました !!! イェーーイ !!!

  ...ということで,二日目...降りしきる降雪の中,結構寒かったのですが,新鮮な気付きのおかげで,楽しく滑ることができました。(^ ^)(^I^)
  モチロン...冷え切った身体は乗鞍高原温泉で,特に“TOK”は降りしきる雪の露天風呂で,風情を楽しみながら暖めたのでした !!! 

  さて,今日は三日目...キャンプ最終日です。何が飛び出すでしょうか?できれば他のゲレンデもOpenすることを願って,行って参りまァーーす!!!

  シーハイル !!! Schi Heil !!!



 ☆ Saturday  December 19   2009   曇り  (乗鞍高原)  48.4kg


乗鞍高原 19/Dec.

 昨日も一日「吹雪」で「降雪」でした。今朝...宿泊先の景色です。
 大雪で大変な所もあるようですが,乗鞍高原は今日から5本のリフトが稼動します。
 今日から始まるキャンプ...「乗鞍高原・初滑りスペシャル」はおかげさまで最高の条件で開催です。
...でも...寒いよう !!! でも,それは我慢我慢... ハッハハハ...(^ー^)

“感謝”の気持ちを持って滑る...

  昨日は,「初滑りシニアキャンプ」...三日目,最終日でした。
  西高東低の「冬型の気圧配置」になり,日本列島は大雪が降る状態に...。ここ乗鞍高も,約30センチの雪が降り,気温も零下5度と,この冬一番の冷え込みでした。時折風も強く吹き,視界が遮られるほどの吹雪でした。
  この様な中,レッスンは“Activated Cells Turn”に磨きをかけるトレーニングから始めました。
  ひと口に“ACT”と言っても,そのイメージは各人の“感性”に依って違って来ます。でも,その違いは気にすることはありません。その思い浮かぶイメージの違いこそが各人の“個性”...と言うこともできるわけですから...。
  時おり,ブリザードで斜面の表面が見えなくなることもありましたが,それがかえって足裏に意識を集中することにつながり,良い練習ができました。つぶやきの言葉は昨日も...♪♪♪トントントントーン...解放...トントントントーン...解放...♪♪♪でした。
  最初の♪♪♪トン...の時は②の場所に居る...ということを忘れてしまうと,身体が内側に入り込み過ぎてしまい,バランスを崩す要因を作ってしまいます。そのことに留意を払いながらの“ACT”のDrill練習でした。

  次はいよいよ“ACT”イメージの「小回り」でした。皆さん“フィーリングスキー”の経験の多い方々ばかりなのですが,「小回り」...と聞くと昔の「ウエーデルン」を思い起こす人が多く,クイックモーションでのターンをしようとしがちです。でもウエーデルンの様な滑りは,あまり応用が効きません。圧変化の少ない,円い弧のターンが望ましいのです。そこで「小回りはあくまで小回り....クイックターンではない !!!」...ということを理解いただいた上で“ACT”イメージの小回りに挑戦しました。
  呟きの言葉が...♪♪♪トントーン...解放...トントーン...解放...♪♪♪に変わりました。この“呟き”に集中していただくことで,皆さんのターン円弧が少しづつ小さくなり始めました。(*^^)v 歌に集中する...ということは,歌の歌詞に集中する...ということでもありますから,歌うことの呼吸効果...リラックス効果を生むことのの他に,深い集中をもたらすことができるのです。

  午後は三日間の総まとめ...的な意味を込めて,“ACT”の真の狙いについてお話ししました。
  先ず,
“感謝”の気持ちを持って滑る...ということでした。雪の上に立てる幸せを想い...身体の細胞一個々々が,各自のスキーイングをサポートしようとどれだけ尽力してくれているか !!!...これに感謝すること...。♪♪♪細胞くーん...ありがとぉーう!!!...雪さぁーん...ありがとぉーう!!!...♪♪♪が呟きの言葉でした。この様に感謝の気持ちが前面に出ると,皆さん滑りが一層優しくなり,雪の大自然と融合し,反応し合っている感じがさらにい感じで表現されるようになりました。
  傍で見ていると,雪や大自然に癒されている風にさえ観えました。でもこの“
癒し”...実は自然が癒してくれている...と云うよりは,スキーヤー各自が自分の身体の組成に思いを馳せ,その身体の組成そのものから癒されている...という風に感じました。つまり,スキーヤー一人ひとりが,自分で自分を癒しているに過ぎない...といった感じなのです。

  午後2時...あまりにも寒いので,今回のキャンプは少し時間を繰り上げての終了...ということになりました。最初は雪不足が心配されたのですが,終わってみると,「初滑り」には最も適した条件が与えられた...という風に思います。またしても“Something Great”に感謝です。ありがとうございました !!!。


 ☆ Tuesday  December 22   2009   晴れ  (白馬)  48.4kg 4%


白馬 22/Dec.

 今日は「白馬」から久しぶりの Update です。
 寒さだけのせいではありませんが,ここ二日,乗鞍高原からの Update ができませんでした...(-_-;) 通信環境のせいもありましたが,あまりにも寒く,“TOK”の疲労も極限に...。ゲレンデから帰って来て,部屋の暖かさに触れると「疲労」がドッと溢れる様に出て来る始末...。とても「教師日記」を書く状況では無かったのです...。

 

  ここ二日...「教師日記」の Update ができませんでした...。(-_-;) お詫びいたします。
  いい訳ですが,寒さ+“TOK”の体力低下...がもたらした結果です。思ったよりも雪上の気温が低く,マイナス10度位の気温が,三日以上続きました。レッスンを終え,暖かい空気に触れると身体全体が,ダラァーン...としてしまいます。さらに温泉に入ったりすると,疲労が一気に噴き出すように出てきて,何をする気にもなりません。
  「教師日記」を書くにも,自宅で書くほどに机などの環境が整っているわけではありませんので,姿勢も窮屈です。さらに,プロバイダーへの接続もいちいち携帯を通じての接続...など,わずらわしい作業が伴います。これらわずらわしい作業をこなすだけの“気力”が“TOK”には残っていなかった...ということです。病気による体力低下がそのベースにあるのは確かですが...。
  ...という訳で,二日間「教師日記」をオ・ヤ・ス・ミ…させていただきましたが,これは今日と明日...この日記に追加書き込み...という形で書き込みさせていただきますので,ご理解ください。

  それでは,ひとまずこれで今日の書き込みを終了...とさせていただきます。後刻,12/19分,そして12/20,12/21分のレッスンの模様を Update させていただきます。(*^^)v

***** 12/19(土曜) *****
  今回のキャンプテーマは...『“フィーリングスキー”で初滑りを味わい,2010シーズンへの課題を探ります。 New Zealand でのレッスン経験を踏まえ,「第三ステージ」の予告編も随所に織り込みながら,楽しいキャンプを...』ということでした。シーズン初めに,基本的な技術というか滑り方の基本姿勢を再確認し,これを頭に入れておくだけで,1シーズン大きな意味でDrill練習を心掛けたスキーイングが可能になります。
  さて,レッスンに先立ち,先ずBefore映像の撮影でした。皆さんに共通して特徴的だったこと...それは「身体でスキーを操作する」ということでした。今回のキャンプで,初めて Feeling Ski を体験される方は“Shim”さんお一人だけ...。それ以外の方々はこれまで“フィーリングスキー”のレッスン経験者です。その方々も以前習った「雪の力でターンする」ということを忘れてしまっている方が居られました。Drill練習を充分に行ない,「無意識下の運動」となるまで,“cause”となるイメージに集中した練習が大事なのですが,それが尻切れトンボで終わっていた...ということだと思います。残念...。
  ...ということで,今回のキャンプの最初のイメージ...それは Feeling Ski の原点ともいえる“オレンジ・ターン”になりました。その順序は...オレンジのつぶれ方をイメージ ⇒ 左右交互にオレンジをイメージすることがプルークボーゲンを誘導することの確認 ⇒ 雪の抵抗を受ける...ということの意味の確認 ⇒ オレンジジュースが滲み出すイメージ ⇒ ジュースが外側に出て行くイメージと,身体の内側方向に滲み込んで来るイメージの違いの確認 ⇒ 外向きの圧と内向きの圧...二種類があることの確認 ⇒ 外向きの“Do Ski”と内向きの“Let Ski”が表れることの確認 ⇒ ジュースドリンクターンで蓄積されたエネルギーの解放イメージ確認(“Fire Works”)...でした。
  これらのレッスンで,“Do Ski”的な「外向きの力」ではなく,「内向きの力」という“Let Ski”の意味が明らかになったと思います。皆さんの滑りも次第に変わって来ました。...というより,“Let Ski”的なイメージに集中して呟きの言葉を意識すれば,次第にその滑りに変化が顕れて当然なのです。(^ー^) ターン谷回りで極端にローテーション的動作をしていた方も,身体を次のターン内側に入れ込もうとしていた方も,次第にそれが消え,素直な滑りに変身されて行きました。また谷回りでの素直な滑りも実現し始めました。(^ ^)(^I^)

  夜は皆さんとご一緒に美味しい夕食を堪能しました。同じスキー仲間としての会話が弾みました。
  8時からは,ミーティングでした。先ずレッスン中に撮影したビデオを見ながら,各自の滑りの確認です。自分のイメージや意識と,実際の滑りにはかなりの違いがあるものですが,その確認をビデオで行なうのは大変有意義なことです。ビデオの後は基本的な“フィーリングスキー”の考え方を,スキー用具の特徴を生かす...という視点から皆さんにお話させていただきました。ミーティングが終わったのが午後10時...翌日の“Sound of Music Turn”に思いを馳せながら解散となりました。


 ☆ Wednesday  December 23   2009   晴れ  (白馬)  47.4kg 4%


白馬 22/Dec.

 今日これから“TOK”は野麦峠スキー場に出掛けます。朝早いので写真は昨日のまま...。
 今日から「野麦」がOpenで, “Feeling Ski School” も今日が今シーズン開校日なのです !!!。その詳しいことは,「FSS野麦校」のホームページでご覧下さい。
 昨シーズン以上にいろいろな企画を立て,皆様のお役に立てるようスタッフ一同張り切っております !!!

詩を歌いながら,身体をリラックスさせ,地球のコア方向からの“音”に集中すること
を繰り返した練習は次第に実を結び始めました

  今日は12/20のレッスンの模様をお届けいたします。
  キャンプ二日目のテーマは,“Sound of Music Turn”でした。


*****  12/20(日曜) *****
  20日は前日の復習...“オレンジ・ターン”で,
オレンジ状態のイメージが滑りを変えることの確認から行ないました。オレンジがどれ位ジュクジュクしているか? どれ位の大きさか? どの様な色をしているか?...などのイメージをするだけで,各自の滑りが違って来ることを確認していただきました。そして,より具体的にオレンジの形状,状態をイメージできる人が,より身体の素直な運動を引き出すことも...。
  さて,その次はいよいよ本日のメインテーマ...“Sound of Music Turn”でした。これは「かかと支点」を中心として,スキーのトップがターン内側に回りこんで来ることを確認していただくためのイメージです。初めの内は実際に出ている“sound”に意識を集中できないで居られましたが,Drillを重ね,“音源”に集中できるようになると滑りが次第に変わって来ました。ターン中盤...“Starting Point”からスキートップが面白い位に内側に回り込んで来てくれます。しかも,そんなに大きな“圧”も必要としないことにも気付かれました。後はいかにDrill練習を重ね,「無意識下の運動」にまで洗練させるか?...ということだけです。そのためには集中トレーニングを少なくとも二〜三日は続けることです。
  二日目も,時々陽の光は拝めたものの,気温は低く,休憩を取りながらのレッスンとなりました。しかし♪♪♪Listen to the Music...Listen to the Music.....♪♪♪の詩を歌いながら,身体をリラックスさせ,地球のコア方向からの
“音”に集中することを繰り返した練習は次第に実を結び始めました。何ごとも,いろいろな経験を積みながら,その積み重ねを繰り返すことだとつくづく思った“TOK”でした。

  キャンプ二日目の雪上レッスンは,この様にして進んで行きました。“cause and result”としての“result”...滑りの結果を,音を聞く”という“cause”に集中することでもたらそう...というDrill練習でした。参加いただいた5名の方々の滑り...滑る度にその“質”が高くなった !!!....そう感じました。イェーーイ !!!


 ☆ Thursday  December 24   2009   晴れ  (野麦)  


白馬 24/Dec.

 今日は野麦からの Update です。写真は今年から “Feeling Ski School” の受付場所です。
  昨年のプレハブから大躍進 !!!....リフト券売り場の隣に,立派な「受付」を準備していただきました。受付場所に負けないようにスタッフ一同最善を尽くします !!!。

豊かな“感性”と“粘り強い反復練習”が必要

  昨日から野麦峠スキー場がOpenいたしました。Openに合わせ,FSSのレッスン体系も変わり,また受付場所が新しくなったりしたので,責任者としての“TOK”も現場に駆けつけたのでした。(^ー^)
  おかげさまで先週の寒波が大雪の“present”をもたらしてくれましたので,なんとか良い形でOpenできました。まだコース中央の急斜面...「立て水」の斜面の積雪量が充分でなく,そのため一部滑走できないエリアもありますが,上部と下部は滑走OK !!!です。

  さて,今日は12/21のレッスンの模様をお届けしたいと思います。先ずは当日の映像...12/21 Movie (4.6MB)をご覧下さい。この日行なった“Activated Cells Turn”の“Drill”練習のひとコマです。

  呟きの言葉...♪♪♪トントントントーン...解放...トントントントーン...解放...♪♪♪に合わせて,雪からの情報が“細胞”一個々々をアニメのように身体の上方に伝わって行き,解放するイメージを持ってもらいます。身体の“重心”付近に貯まった“energy”は,その後花火のように四方八方に拡散しながら開放して行きます。この様なイメージは一朝一夕に身につくものではありませんので,豊かな“感性”と“粘り強い反復練習”が必要です。雪の表情をしっかり読み取るつもりで,集中して“Drill”練習を行なえば,二〜三日でコツがつかめる様になります。そして,軽い圧変化で充分にスキーがターンする !!!....ということが実感できます。“ACT”イメージで,“圧の吸収”という意味が理解できるからです。
  映像からも,雪と喧嘩しない山回り...が良くご理解いただけると思います。一見「非常に大人しい滑り」のように見えるかもしれませんが,滑っている場所は「粗踏み」だったり,スピードも結構出ていたりしています。脚の伸縮が滑らかに行なわれ,バランス維持もイイ感じで行なわれているので,大人しく見えるだけです。
  この三日目の“ACT”で,
圧変化の意味がご理解いただけたと思います。初日の“オレンジ・ターン”でスキッディングの基本を,二日目の“Sound of Music Turn”でカービングの基本を学んでいただき,最終日に圧変化を学んでいただきましたが,これら三つをシーズン初めに頭に叩き込んでおけば,キット有意義なシーズンを過ごせることと思います。


 ☆ Friday  December 25   2009   晴れ  (野麦)  


野麦峠 24/Dec.

 昨日は快晴の「野麦峠スキー場」でした。
 スキー場上部はマイナスの気温...雪質は最高 !!!....でした。
 今日の「クリスマスデイ」もイイ天気になりました !!!。
 天からの恵みに感謝して,“スキー”を楽しみたいと思います。 !(^^)!(*^^)v  

 シーハイル !!! Schi Heil !!!

「クリスマスプレゼント」...「小回りのトントン」(1.4MB)をお贈り致します

    先週の寒波で,スキー場は“白”一色。おかげさまで「クリスマス」は最高に演出されました。皆さんはどの様なイヴをお過ごしになりましたか? (*^^)v
  さて,“TOK”はFSS野麦校のOpenに合わせ,今奈川に滞在しています。昨日は自由時間がありましたので,一時間ばかり久しぶりに“フリーラン”をして来ました。そして,気付きました。今の“TOK”...これまでとは体力的に大きな差があります。昨年とは比較にならないほど「体力」が落ちています。でも !!!....そのおかげで感じられる,違った“スキー”の面白み...が解ったのです !!!。それは...「受け容れるオモシロさ !!!」です。これまでも同じ様なことは感じていましたが,より繊細に,より深く“感じる”ということの意味が解った気がします。このことについてはおいおいこの「教師日記」に書きたいと思います。(*^^)v

  ところで,昨日の日記で,呟きの言葉...♪♪♪トントントントーン...解放...トントントントーン...解放...♪♪♪と,「滑りの関係」を示す映像をお送りしましたが,
『小回りの呟きはどの様になるのでしょう?』...というご質問をいただきました。
  そこで,今日は「クリスマスプレゼント」...「小回りのトントン」(1.4MB)をお贈り致します。12/21のレッスン最中の“TOK”の小回りを,アシスタントでレッスンに付いてくれた“kaorin” Instructorが撮ってくれたものを編集したのです。自分で言うのもなんですが,結構“ACT”とターンの関係が掴めると思います。“Activated Cells Turn”のイメージトレーニングにもなると...。

  ...ということで,ささやかな“present”をお贈りさせていただきました。良いクリスマスを !!!
  シーハイル !!! Schi Heil !!!


 ☆ Saturday  December 26   2009   晴れ  (野麦)  


野麦峠 25/Dec.

 昨日も快晴の「野麦峠スキー場」でした。スキー場の雪質は最高 !!!....でした。
 「暖冬」...ということでしたが,積雪量と直接の関係は無いようで,ひと安心...といったところです。
 いずれにしても“Something Great”に,雪の上に立てることに感謝したいと思います。(*^^)v
 ありがとうございます !!! (^I^) 

“Do Ski”と“Let Ski”の根本的な違いを明らかにすることでもある...“ACT”

  昨日は,FSS野麦校の受付担当...及びスクールスタッフの技術研修でした。
  スクールの受付場所が昨シーズン比べて格段に良くなっただけでなく,私達FSSスタッフの「レッスンに掛ける情熱」も昨シーズン以上だと感じています。“フィーリングスキー”ということで,その優位性を一人でも多くの方にお伝えする...というのが私達の基本スタンスですが,それが徐々に実を結びつつある...そう感じています。私...“TOK”もFSS総責任者として,スタッフの皆さんのそういった意気込みが空回りしないよう努めたいと思っております。
  
    昨日はウイークデイ...なので,生徒さんも居ませんでした。
  今シーズンから「第三ステージ」ということで,FSS代表の“TOK”が“Activated Cells Turn”などということを話し始めました。“TOK”自身は,これまで40年のレッスン活動集大成のイメージだと思っています。私の「教師日記」をお読みいただいたり,FSS野麦校のホームページをごらんの方が,“Activated Cells Turn”って何?...と思われ,“TOK”以外のInstructor諸君にその説明を求めた時に,ハッキリとお答えができるようにするのも,“TOK”の役割です。そこで,スタッフ二人...kaorin,Okkyの研修会となりました。
  その模様...Movie“ACT”(1.5MB)にしましたのでご覧下さい。二人ともかなり“細胞”が活性化され始めました。 !(^^)!(*^^)v 
    この“Activated Cells Turn”は,ターン山回りでの「圧の吸収と蓄積をどうイメージするか?」...ということを楽にイメージするためのものです。“Do Ski”と“Let Ski”の根本的な違いを明らかにすることでもありますので,FSSのレッスンとして非常に大切なポイントにもなります。これまでも「“愛”のターン」とか,“Sound of Music Turn”,新“知応ターン”...などでいろいろイメージしていただきましたが,身体の潜在的能力を開花する...という意味では最も役に立つイメージだと思っております。

  この日記をお読みの方で,“Activated Cells Turn”に興味のある方は,ぜひ我がFSSスタッフにお尋ねいただきたいと思います。“TOK”と全く同じ理解では無いかもしれませんが,その意図することの解説はしてもらえると思います。そのレッスンは「野麦校」にて...。(*^^)v

  さて,今日から乗鞍高原で「年末スペシャルキャンプ」が始まります。何が飛び出すでしょうか? 楽しみたのしみ !!!
  では行って参りまァーーす!!! シーハイル !!! Schi Heil !!!



 ☆ Sunday  December 27   2009   晴れ  (乗鞍高原)  


乗鞍高原 26/Dec.

 昨日は少し「曇」がありましたが,時々はご覧のように陽が射し,良い条件で“スキー”が楽しめました。
 幾分例年より「降雪量」の少ないスキー場もあるようですが,おおむね良い感じで“スキー”ができます。
 この様な“present”を頂いたことに,“心”から感謝し,“スキー”を楽しみたいと思います。(*^^)v
 シーハイル !!! Schi Heil !!! ありがとう!!!

“フィーリングスキー”のイメージ効果が,着実に皆さんの滑りに反映されていることが解り,
幸せ気分一杯でした !!!

   昨日からの「年末スペシャルキャンプ」...今回は5名の方のご参加を得ての開催です。その内4名の方は「初滑り」...ということでしたので,先ず昨シーズンの滑りを思い出していただくことから始めました。昨シーズンもレッスンをさせていただいた方々が多いのですが,昨年と違った滑りを披瀝してくれました。“フィーリングスキー”のイメージ効果が,着実に皆さんの滑りに反映されていることが解り,幸せ気分一杯でした !!! イェーーイ !!!

 さて,レッスンはシーズン始め...ということもあり,“オレンジ・ターン”⇒“Sound of Music Turn”⇒圧の吸収...という順序で進めました。これまで“TOK”のレッスンを受けたことのある人も,また無い人も,“フィーリングスキー”の基本に慣れていただくために必要な“基本項目”です。
“オレンジ・ターン”では,オレンジのつぶれ方をどうイメージできるか?...が鍵になります。雪から来る抵抗の強弱,シットリ感など...いろいろイメージ化できればできるほど繊細な身体の運動をもたらすことができます。そのためには,その瞬間々々のシチュエーションに集中することが必要です。つまり“cause and result”の“cause”に集中することです。レッスンの中で,随所にこの様なお話を織り交ぜさせていただきました。

  午後からは“Sound of Music Turn”でした。
  「かかと支点」で,スキートップからやって来る“sound”に
集中するのです。これも一瞬々々のにどれだけ集中し,その違いを聞き分けようとするか?...に掛かっています。その理由は,“音”そのものに集中することが“cause”だからです。誠に不思議なことですが,これが“フィーリングスキー”的な“技術”と言ってもイイことなのです。スキーをどうこうするとか,身体をどう使うとかいうことは,“フィーリングスキー”では意味を持たないのです。「“技術”とは何かをすることでしょう?イメージを持つことや,集中することでどうしてうまく滑れるようになるのですか?」...と仰る方も居られますが,実際に“音”に集中すればできてしまうのですから...“不思議”としか云い様が無いのです。
  皆さんもこの“Sound of Music Turn”の“音”に集中し,乗鞍高原のいろいろな斜面を滑り回りました。 !(^^)!(*^^)v。キャンプ初日の雪上レッスンでは,おかげさまで乗鞍高原の“energy”を充分感じることができました。

  夜は美味しい食事の後「ミーティング」でした。ビデオを見た後,その中で顕れたいろいろな要素について,“意識”としてどう捉えたら良いか?...という事項について説明させていただきました。
  ミーティングの後半は,二日目のレッスンの要旨についてでした。二日目は“Activated Cells Turn”がメインになります。アニメを見たり,映像を見てそのイメージを膨らませました。特に「“細胞”を情報がどの様に伝わって行くか?」...というイメージを理解するために行なった,車座になって手を握り,互いにシグナルを送り合う...というゲームは有効でした。
  
  さて,今日はキャンプ二日目...どの様な展開が私達を待っているでしょうか? 楽しみたのしみ !!!
  では行って参りまァーーす!!!  シーハイル !!! Schi Heil !!!



  ☆ Monday  December 28   2009  曇り  (乗鞍高原)  


乗鞍高原 27/Dec.

 昨日は「晴れ」のイイ天気でした !!! 乗鞍高原...日曜日のせいもあり,結構混んでいました。(*^^)v
 チビッコ教室も開かれたりして,ここ乗鞍高原の雰囲気は少し暖か味に包まれています。
 僅かではありますが,子供達の姿がスキー場で見られるようになった気がします。
 大自然の中で遊び回る子供たちの姿を見るのは楽しいですネ !!! シーハイル !!! Schi Heil !!!

「トーン」まで“energy”を伝えよう !!!....という意識が,“energy”の蓄積量に関係してくる部分なので,ここまでしっかり歌いきることが大事

     昨日は「年末スペシャルキャンプ」...二日目でした。二日目のテーマは“ACT”...“Activated Cells Turn”でした。
  このイメージの目的は,「スキーヤーと雪の圧のやり取り」に集中する...ということです。アニメの様に,雪からの様々な情報が“細胞”間の伝達を通じて身体の中枢部に蓄積され,それが谷回りで“解放”するイメージです。結果として山回りで「“圧”の吸収と“energy”の蓄積」が起こり,谷回りではその「“energy”が解放してニュートラル状態に戻って行く」...ということです。
  “Starting Point”までの“energy”の蓄積に,まず意識を集中してもらうことから始めました。呟きの言葉...♪♪♪トン・トン・トン・トン・トーン...解放ぉーう...トン・トン・トン・トン・トーン...解放ぉーう...解放...♪♪♪で言えば,♪♪♪トン・トン・トン・トン・トーン...♪♪♪の部分です。特に山回り最後③の,「トーン」まで“energy”を伝えよう !!!....という意識が,“energy”の蓄積量に関係してくる部分なので,ここまでしっかり歌いきることが大事になります。(*^^)v
  山回りの「トーン」で圧の蓄積が十分に行なわれるようになったら,次は①から②に掛けての谷回りで,「花火」が天空で開花する様に,四方八方にエネルギーが解放し,散っていくイメージを持ちます。上方だけに解放すると抜重運動が,下方向だけに解放するとストレッチ運動が起こってしまい,窮屈な感じが顕れます。ところが「花火」が四方八方に開花するイメージだと,上下前後左右に均一にエネルギーが拡散して行くイメージなので,身体の運動そのものが“自由”に伸びのびとして来るのです。 !(^^)!(*^^)v
  
  午前は「圧の吸収と蓄積」に主眼を,午後は「“energy”の解放」に主眼を置いた練習をしましたが,皆さんの動き...本当に良くなりました !!!。なので,次は♪♪♪トン・トン・トン・トン・トーン...♪♪♪の「トン」の数を五つから三つに,そして一つだけに減らして歌ってもらうことにしました。皆さんにはその目的がお分りだと思いますが,ターン円弧を次第に小さくし,最後は小回りまで導こう...ということでした。
  この練習...想像以上にうまく行きました。その理由は山回りでの圧の吸収が思いのほか効果を発揮し,スキートップが内側に回り込んで来てくれる様になったからです。上半身はフォールライン方向を向き,下半身が雪の“energy”で回り込んで行くので,自然に「外向傾」ができてしまうのです。これで「小回り」がうまく行かないはずがありません。「縦のスプリング的なエネルギー+上半身と下半身の間のネジレのエネルギー」がうまく蓄積される様になり,自分から仕掛けない
楽な小回りが顕現し始めたのでした !!! 素ッ晴らしい !!! イェーーイ !!!

  さて,今日はキャンプ三日目で,最終日。外は「雪」がシンシンと降っています。この二日間で学んだことを実践で試してみなさい !!!....という“Something Great”からの“present”のようです。このシチュエーションに感謝しながら,三日目...楽しみたいと思います。イェーーイ !!! !(^^)!(*^^)v


  ☆ Tuesday  December 29   2009  曇り  (白馬)  47kg 5%


白馬 Today

 今朝7時ころの白馬です。丁度「白馬三山」が雲間から顔を出し,朝焼けがGood !!!でした。(*^^)v
 昨日は「晴れ」の白馬です !!! “TOK”はまだ白馬エリアで滑ってませんが良い条件で滑れそうです !!!
 今日から年末休暇が始まるところが多いようですが,皆さんはどちらで“スキー”楽しんでますか?
 “TOK”...年末年始は白馬で過ごす予定です。

地球の“愛”に意識を集中し,感性を研ぎ澄まそうとする時,
スキーヤーの身体は本当に素直になります

     昨日は「年末スペシャルキャンプ」...三日目,最終日でした。
  朝から雪が降り続き,レッスン最中にも少しづつ積もる状態でした。この二日間行なった“フィーリングスキー”の成果を試すには持って来い !!!....の条件でした。ホント !!!....“Something Great”は毎回まいかい,レッスンのテーマに沿った良い条件を与えてくれます。偶然そうなった !!!....と云うにはあまりに,帳尻が合っていますので,これは“偶然”ではない...そう“TOK”は思っています。何か偉大な力が働かないとこうは行かないでしょう。“Something Great”の力を感じる毎日です。(*^^)v

  ...ということで,先ずは今回のキャンプの映像...“Camp5 Movie” をご覧頂きましょう。最初の35秒間は27日の“ACT”基本練習の模様です。続く後半は28日...新雪が降りしきる中での映像です。昨日...28日は風も少しあったりして風で吹き溜まりができたり,粗踏み状態だったりして,それほど絶好調の「新雪体験」とはいきませんでした。でも
“ACT”が効き,地球の“愛”の言葉に“細胞”が見事に応えてくれました。整地斜面はほとんど滑らず,新雪三昧の28日でした !!!。白馬エリアに比べれば,新雪斜面が荒らされる確立が格段に少なく,キャンプ地を乗鞍高原にしたことが功を奏した !!!....という感じです。 !(^^)!(*^^)v まさに「リトルニセコ」と云ってもいい条件の場所を滑り回りました !!!。(*^^)v

  この三日間...“フィーリングスキー”の基本+“Activated Cells Turn”を学びました。そして,“スキー”は馬力じゃ無い...
繊細な感性だ !!!....ということを実感しました。地球の“愛”に意識を集中し,感性を研ぎ澄まそうとする時,スキーヤーの身体は本当に素直になります。何かをしよう...とする時,身体は硬直します。この違いは見事に顕れます。今回ご参加の皆さんとご一緒してそのことを学ばせていただきました。
  皆さん !!! ありがとうございました。 また機会を見てご一緒に滑れるのを楽しみにしております !!! (*^^)v

  シーハイル !!! Schi Heil !!!


  ☆ Wednesday  December 30   2009  曇り  (白馬)  47.4kg 4%


白馬 30/Dec.

 今朝7時...少しだけ「朝焼け」が見えました !!!。
 これから天候は下り坂...。昨日の予報では今朝から崩れ始める...ということでしたが...。
 今日,日中一杯は晴天が続き,夕方からみぞれ,そして雪になりそうです。
 今日はプライベートレッスンがありますので,天候の崩れが遅くなって幸運です !!! イェーーイ !!!
 では行って参りまァーーす!!! シーハイル !!! Schi Heil !!!
 

「人間の素晴らしい能力...宝物は全て自分の中に存在していて,私達は
それを想い出しているだけ!!!」

   昨日は「白馬」で,雑務をこなしました。
  乗鞍高原での“スキー”も楽しいものでした。白馬エリアとは違って,木々の中に囲まれている...ということもあるのでしょう。より大自然の息吹と“energy”の交換をしながら“スキー”を楽しんでいる“TOK”が居ました。(*^^)v でも,長く住み慣れた自宅から見る「白馬」の山々はまた格別な“energy”を与えてくれます。昨日はイイ天気でしたので北アルプスも良く見えました。その中で,今シーズンのこれまでの“スキー”を省みている“TOK”が居ました。(^ー^)
  “Rookie Academy”から始まり,これまで4回のキャンプを皆さんとご一緒に楽しむことができました。みなさん !!!ありがとうございました。これまでのレッスン...「第三ステージ」ということで,新しいレッスンスタイルが出てくる予感がしていたのですが,それが現れて来始めている...と実感しています。それは“ACT”=“Activated Cells Turn”=“細胞活性化ターン”です。
  この“ACT”...昨年行なった“新・知応ターン”と似た感覚のターンですが,より身体の構成要素に“気”を配る...という意味で,具体的なイメージを持つことができます。自分の身体の構造上・機能上の基本単位となる組成...“細胞=Cell”に思いを馳せる...ということをイメージしていただこう...ということですから,ちょっと考えれば,「そんなこと無理だよ !!!」...と思われるかもしれません。初めはその様な懸念もあった中でのスタートでした。ですが,人間のイメージ力というものは素晴らしい...と思います。皆さんそれぞれ,私の説明で自分なりのイメージを構築してくれたのです。このことは,人間というものは計り知れない不思議な能力を自分の身体の中に有している...ということなのだと思います。
  その様なことを経験させていただいていると,
「人間の素晴らしい能力...宝物は全て自分の中に存在していて,それを想い出しているだけ!!!」...ということを感じます。これまでのレッスンや研修会で,“ACT”に関して Update させていただいた映像を観ると,そのことがよく解ります。皆さんも今一度ご覧下さい。
 ①:“Rookie Academy”,FSS教師研修会での映像 ⇒ 
activated cells turn
 ②:“Rookie Academy”での“Kimi”さんの映像 ⇒ “Kimi”さんの滑り
 ③:初滑りキャンプでの映像 ⇒ 12/21 Movie
 ④:「クリスマスプレゼント」として Update した映像 ⇒ 小回りのトントン
 ⑤:FSS野麦での教師研修会の映像 ⇒ Movie“ACT”
 ⑥:年末スペシャルキャンプでの映像 ⇒ “Camp5 Movie”
...ナント !!! 今シーズンは“ACT”に関して,もうすでに6本もの映像を Update していたのですネ !!!。
  さて,これらの映像から,「
宝物は内なる自分の中に在る !!!」...ということをご理解いただけたでしょうか?
  「第三ステージ」...これからのレッスンを通して,どんどん進化して行くと思います。どの様に育って行くのか?...その行く末が楽しみです !!!。イェーーイ !!!

  シーハイル !!! Schi Heil !!!



  ☆ Thursday  December 31   2009  雪  (白馬)  47.8kg 4%


白馬 大晦日

 今日は「西高東低」の典型的な“冬型”。“TOK”自宅付近の気温は−5℃。部屋も結構寒く,ストーブを二台使って暖をとっています。
 朝,9時ころから,が続いています。明日元旦一杯続くようです。
 
 “TOK”は,今年の大晦日,元旦は「ゆっくりモード」で過ごさせてもらっています。
 皆さんも良い年をお迎えください。
 シーハイル !!! Schi Heil !!!

   今日は大晦日...。“TOK”は自宅で「ゆったりモード」...。
  なので,今日はうるさいことは言わず,昨日のプライベートレッスンの映像をじっくりご覧頂きたいと思います。
  生徒さんは“Matsu”さんです。“Activated Cells Turn”...「Matsuさんの“ACT”」の模様を Update しましたのでご覧下さい。  解説は明日させていただきます。 

  来年の「寅年」...皆さんにとっても良い年であります様に !!!  シーハイル !!! Schi Heil !!!


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  緊急のお知らせ !!!
  正月明け,1月5日からのキャンプ...キャンセルが出ました。定員に余裕が出ましたので,特別にFSS Instructor一人を講師に加え,「初級・中級レベルの方」も含めたキャンプ開催とすることにしました。この機会にぜひ,“フィーリングスキー”「第三ステージ」を皆さんも体験して欲しいと思います。お申し込みは...「年始キャンプ・スペシャル

  Have a niceday !!!

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【注】:この「教師日記」の中には,いろいろな“フィーリングスキー”に関する用語が出て来ます。これについては,検索で「エネルギーライン」,「愛のターン」...等と入れていただきますと,その用語に関する記事がたくさん出てまいりますので,そちらを参考にしてください。


スキー教師【TOK】の個人的な日記です。
 【TOK】の主観的な意見や感想を書き綴ったものですので
ページ内の記事及びデータなどを,みなさんが参考にされることは構いませんが
そのことによって派生した結果についての責任は負いかねますのでご了承ください。
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