What's
Today ?
05/31
地球との一体感
05/30 自分でうまくなる
!!!
05/29 喜怒哀楽を友に...
05/28 用具は適正に使う...
05/27 イメージ力の凄さ
!!!
05/26 各人各様の
素晴らしい滑り
05/24 “遊び心”を大切に...
05/23 不思議な導き
05/22 愛の心で見守る
05/21 完全無欠...は無い
05/20 New
Inspiration
05/19 “サインを観る”
05/18 “Spiritual
Ski”
05/17 素晴らしい答
05/16 幹たる技術
05/15 最高のシンポジウム
05/14 シンポジウム初日
05/13 自分であり続ける
05/12 “気付き”
05/11 “Hakuba 47”に感謝
05/10 生かされている...
05/09 今この瞬間
05/08 グッキー効果 !!!
05/07 役に立ってナンボ
05/06 地球との駆け引き
05/05 サウンドで開眼
05/04 “垢”を落とす
05/03 基本を見直す
05/02 自己実現
05/01 感謝のこころ
*** これまでの日記***
* 2006年04月
(Canada
Tour)
* 2006年03月
* 2006年02月
* 2006年01月
* 2005年12月
* 2005年11月
* 2005年10月
* 2005年09月
* New Zealand05 通信
* 2005年8月
* 2005年7月
* 2005年6月
* 2005年5月
* 2005年4月 No.2
* 2005年4月
No.1
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* 2004年10月
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* 2001年8月No.2
* 2001年8月No.1
* 2001年7月
* 2001年6月
* 以下 2001年
教師日記 5月
教師日記 4月
教師日記 3月
教師日記 2月
教師日記 1月
*
以下 2000年
教師日記 12月
教師日記 11月
教師日記 10月
教師日記 9月 #2
教師日記 9月 #1
教師日記 8月 #2
教師日記 8月 #1
教師日記 7月
教師日記 6月
教師日記 5月
2000年4月
2000年3月
2000年2月
2000年1月
* 以下 1999年
1999年12月
1999年秋
1999年4月
1999年3月
1999年2月
1999年1月
* 以下 1998年
1998年12月
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★ May 31 2006 Wednesday 晴れ→曇り (白馬)
今朝の白馬...朝早くは陽が射して晴れの天気でしたが,9時頃から雲が出始め,山は雨になった模様です。...アレレ?yahooのピンポイント天気予報ではこれから晴れのイイ天気になることになってるけど...??? マ,こういうこともあるか?!?!。
さて,今日で五月も終わり...明日から六月ですネ
!!!。いよいよスキーを楽しめる場所が限定されて来ました。名残の残雪も求めて楽しんでいる人も居られるようです。精一杯楽しんでください
!!! (^ー^) では今日も Have a nice day !!!
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今日の「思いつくままに...今シーズンを振り返って...」は,一応最終日...ということで,テーマは“地球との一体感”...です。
「またまた【TOK】は変なことを言い始めたぞ...」と思われる方も居られるかもしれませんが,今日は「今シーズンを振り返って...」の最終日ですので,うそ偽り無く,自分が感じたことを正直にお話ししたいと思います。(^ー^) 気が触れた訳ではありませんヨ
!!!。ハッハハハ...(^ー^)
私は若い頃...高校,大学,そして会社勤めをとおして「物理畑」を専攻し勉強してきました。その間,約10年...電気工学,電子工学,量子力学等の勉強をして来ました。ですから,基本的にはコチコチの「科学万能主義的人間」です。証明できないことは信じられないし,オカルト的なことについては今も懐疑的です。ところが白馬に居を構え,スキー教師をするようになって“人間の身体の不思議”を思うようになりました。もう皆さんもご存知のようにそのキッカケは“オレンジ・ターン”でした。オレンジをいろいろイメージすると,なぜかスキー操作がうまくいく様になるのです。その理由がハッキリしないまま,ともかく生徒さんがうまくなって“スキー”が楽しめればそれはそれでいいことだから...と深く気にも留めずこれまでスキーレッスンをして参りました。そして,“オレンジ・ターン”から始まったイメージレッスンは,その後“キャスター・ターン”,“お習字ターン”,“愛のターン”...と,次々と新しいイメージを皆さんに提供することになりました。そして,今シーズン...「人間の持つ“感じる”という能力は,私がこれまで信じてきた“科学万能的な思考”では説明できない不思議な力だ
!!!」...と思うようになったのです。オレンジをイメージしたり,キャスターや愛の波動...などということをイメージするだけでどうしてあのように皆さんの滑りが変わってしまうのだろう?!?!...という思いが強くなってきたのです。この様な思いは昨シーズンまでもありましたが,今シーズンは特に強く,この様な「人間の身体の不思議」を思うようになりました。
レッスンの中では,物を感じるための手段として「互いに引き合う力」...ということを“地球のコアに引かれる意識”...という表現でお話ししました。地球の質量に比べると人間の質量は微々たるものですから,一方的に地球に私達は引かれてしまうのですが,このことで,実は地球のエネルギーに個としての自分の持つエネルギーは吸収同化されてしまう...というようなことを感じ始めたのです。たまたま“愛のターン”等という言葉を使っていましたから,「“スキー”は地球と互いに引き合い,地球の愛を感じるスポーツである」...というようなこともレッスンでは話していました。ところが,この様な言葉を発していると,本当に地球というものが生き物のように感じられてきたのです。雪の斜面や,地形,大自然などスキーフィールドにある全てのモノ...私達は,地球に引かれ,そこに行くからこそ人間として生身の身体でそのモノを感じ取れるのだ
!!!...という思いがしてきたのです。そしてレッスンでも“感じる”をイメージして滑っていただいた時の皆さんの滑りは,個々に異なるもので唯一絶対的な同じものではありませんでした。“スキー”とはこうあるべきだ
!!!というような,形が決められたり,動きが規制されるようなものではありません。そうではなく,生身の人間の持つそれぞれの資質に相応した“個”としての表現があり,それぞれの存在感がそこにはあったのです。「教師日記」でも何度かお話ししている“オーラ”は,このような時に顕れ,人間の所作動作としての美しさが観られました。わたし自身,この心境になって初めて,他人と同じでないことの安心感”が感じられるようになりました。「自分は自分,これでイイのだ...別にうまい滑りだ
!!!...という評価を受ける必要は無い...」という思いが強くしたのです。地球に引かれている安堵感や安心感,心が開放するような自由感に満たされ,心身ともに浄化されて行く自分が居たのです。まるで自分の身体の構成分子がそれぞれ地球の引力に引かれ,反応して勝手に動いている...という感覚でもあります。だからこそ生徒さんそれぞれにも“個”が顕れ,それぞれが“自由”を感じられたのかもしれません。(^ー^)
“フィーリングスキー”を通じて,このような“地球の愛”や“フリーな自分”などということを感じるとは夢にも思いませんでした。でも,“Hakuba
47”,ニセコ, Whistler Blackcomb
...などいろいろな所を滑りまわった今シーズン...最も強烈に私の心に残っているのは,“スキー”をとおして,“地球との一体感”を感じたこと,そして,“癒されている自分”が居たこと...だったのです。
“スキー”って奥が深い...そう思わずには居られません。皆さんのおかげで,素晴らしい体験ができました
!!!。本当にありがとうございます !!! (^I^)
シーハイル !!! Schi heil !!!
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★ May 30 2006 Tuesday 曇り (白馬)
今朝の白馬...「曇り」です。天気予報では,今日午前中には雲が取れてイイ天気に
!!!...ということでしたが。もし天気が良ければ,今日は糸魚川に出て,日本海の海辺をMTBで楽しんで来ようと思っていたのですが...(=_=;) さて,どうなりますか...?!?!
では今日も Have a nice day !!!
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今日の「思いつくままに...今シーズンを振り返って...」,テーマは“自分でうまくなる
!!!”です。
今年のメインイメージとなった感のある“愛のターン”......この詳細は六月に入ってからじっくり“フィーリングスキー”として,この日記で皆さんにお話しするつもりですが,この“愛のターン”では,チョコレートの位置(“センサーポイントSP”)から身体のハート(“レシーブポイントRP”)に伸びる“愛の波動ライン”とでも呼ぶべきラインがイメージされます。右の写真で言うと,SPからCM(写真では
Center of Mass
と言う意味でCMと書いてあります)に伸びる「黄色いライン」です。スキーヤーの滑りを見ていると,滑りが安定している時はこのラインが,「“波動ライン”がホントに実際にあるのでは...?」と思わせるほどしっかりと観えます。この様に,この“波動ライン”が観えるか観えないか...?はスキーヤーの安定したスキー操作と密接に関係していて,これが観える時は“オーラ”を感じさせる滑りができている時...と言ってイイのだと思います。(^ー^)
さて,この“波動ライン”,別名“エネルギーライン”ですが,“センサーポイントSP”をスキー板のどの部分に想定し,“レシーブポイントRP”をどこに意識して雪からの圧を受け容れるのか?ということでいろいろな滑りが体感できます。一般的にはSPをスキー板のトップ位置に近いところに意識すればするほど,大回り系になりますし,かかとに近い所に意識すれば小回りになります。また,RPを身体の上半身の上の部分,例えば「のど仏」や「額」に意識すると,ストレート内傾的で,動作がゆっくりとした,大回り系の滑りになります。一方RPを「ひざ」や「すね」のように雪面に近い所に意識すると,動作が俊敏な小回り系の滑りがやりやすくなります。さらに,RPをターン中の外側に意識するか,それとも内側に意識するか?で外向傾の深さが異なってきて,雪面のグリップ力の違いが顕れてくることが,体験できます。例えば,上の写真のような左ターンで,SPからの圧を受け容れる場所RPを身体の右腰に意識すると,腰の向きがスキーのトップ方向を向き,さらに外傾が強くなって雪面グリップ力が増します。そしてターンそのものはかかとを支点としたカービング的な滑りになります。その反対に,RPを左腰にすると,腰の向きはターン外側を向き迎え角が大きくなります。外傾の深さは浅目でスキッディング的な滑りになります。
このように,@SPをスキー板のどこに意識するか?,ARPを身体のどの部分に意識するか?...という組み合わせをいろいろ換えてみることで,多種多様なターンフィーリングが体験できるのです。私の場合は,例えばRPの場所を5センチほど違う別の場所に意識しただけで,前とはまた違った感覚の滑りが実感できます。同じことを生徒さんにも何度も試していただきましたが,みなさんそれぞれに違った滑走フィーリングを体験されています。@とAの組み合わせ...実は数限りない組み合わせができますから,それこそ,「エッ
!!!...こんなフィーリングが感じられるの?!?!?」とか,「アレレ?ひざがうまく使えないと思っていたけど,このイメージでできちゃった
!!!」...というようなことが現実のこととして起こるのです。(^ー^) みなさんも,実際に雪上でやってご覧になれば判ることですが...。
…すると,「“センサーポイントSP”と“レシーブポイントRP”をいろいろ換えて滑ってみれば,いろいろな種類の滑りのフィーリングが判るわけだから,その時々の“波動ライン”さえイメージできれば自分でうまくなる?!?!...すると,何も【TOK】のレッスンを受けなくてもイイんじゃないの?」...ということになります。そうなんです
!!!。実はその通りなのです !!!。あなたのイメージ力,感性が鋭ければ,あなたはあなた自身で自分の滑りをどんどん変えて行くことが可能なのです。その様な不思議な潜在能力...とでもいうべき能力を,人間は皆持っているのです。“愛のターン”の“波動ライン”...これをいろいろイメージできれば,「自分自身でどんどんうまくなって行ってしまう
!!!」...のです !!!。(^ ^)(^I^)
これで【TOK】は来シーズン,食べて行けなくなる...(=_=;) ハッハハハ...(^ー^)
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★ May 29 2006 Monday 曇り (白馬)
今朝の白馬...曇り空です。でも,天気予報によると,今日これから少し晴れ間が出て,また午後には雲が広がる...ということらしいです。めまぐるしく変わるようですが,雨にはならない様ですので,トレーニングも安心してできます。(^ー^)
皆さんも,身体...動かしてますか?今,これを読んだのはイイ機会...少しだけその場で...ストレッチ
!!!(^ー^) では今日も Have a nice day !!!
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「思いつくままに...今シーズンを振り返って...」,今日のテーマは“喜怒哀楽を友に...”です。
みなさんからたくさんの e-mail
をいただいております。技術的なご質問や,皆さんのいろいろなフィーリング体験,用具のことについてのご質問...etc.など等。これらの
e-mail については,6月以降,時期を見ながらお話しさせていただきますので,もう少しお待ち下さい。5月一杯...といってもあと三日しかありませんが,この間は,「【TOK】が今シーズン感じたこと」を中心にお話させていただきたいと思います。(*^^)v
...で,今日はテーマが“喜怒哀楽を友に...”です。ところで,今年の私のスキースタイル...チョッと変わり始めたんじゃないかな...?と思っている方...結構多いかもしれません。「なんか,精神だとか,
spiritual だとか,宗教っぽくなってきたんじゃない...?」と仰る方が居るかもしれません。宗教...と言われると,「そりゃ違う
!!!」と声を大にしていい訳したいのですが,実は「スキーができることに心から感謝したい...」という思いが一層強くになってきたのです。「なんだ...歳とっただけジャン...」と仰るかもしれませんが,実は,「スキーができてありがたい...」という気持ちは20数年前“オレンジ・ターン”で,雪との会話を意識しだしてからズーッと思って来たことなのです。“フィーリングスキー”の原点となった“オレンジ・ターン”をしていると,“雪”と“自分の身体”の互いやりとり...相互依存的な感覚というか,互いに結ばれている...という感情が湧いてきます。雪があってこそ楽しめている...という感情が強く表れるようになるのです。自分中心に,エイヤッとスキーを動かしているのではなく,雪や,自然の力によって動かされている...という気持ちが強く働くようになるのです。そして,「独りよがりなスキーではなく,雪や自然に対する畏敬の念というか,感謝したい...」という気持ちが湧いてくるのです。今シーズンは,いろいろな場所を自由に滑ることが多かったからだと思いますが,これまで以上にこの「感謝しながら滑っている自分」が居たのです。(*^^)v
そして,その感謝とは,「思い通りに気分よく滑れたから“感謝”」...ということではなく,アイスバーンでバランスを崩して,「アレレッ
!!!...俺ってこんなに下手だったかな?」と悲しくなった時でも,また,コブで飛ばされて転んでしまって,「どうしてうまく滑れないんだ
!!!俺って !!!」と自分に腹立たしさを覚えた時でも,感じられる感謝だったのです。つまり,思い通りに滑れなかった時でも,「こういう状況の中に居れる自分は幸せだナァー
!!!
うまく滑れた時と滑れなかった時との違いが解る俺って凄いジャン
!!!」,「バランス崩したけど,転ばなかった私って凄いワ
!!!」...という様な気持ちになれる自分が居たのです。言葉を換えて言えば,「スキーを通じていろいろ感じる感情,“喜怒哀楽”...これを友にできる自分が居た
!!!」ということです。「うまく滑れないし気分悪いから,もうスキー止ァーめた...」ということではなく,「ミスをミスと認め,うまく滑れない自分を許し,納得できる自分」が居たのです。こういうと,「自分を甘やかしてるだけ...」と言われる方が居られるかもしれませんが,でも私はこれこそが,「“スキー”を通して真の自分,素顔の自分に気付く...」ということなのだ思います。「他人とは違う自分自身に出会った
!!!」...ということにもなります。“スキー”を通して,いろいろな感情に出会うこと,そしてこのいろいろな感情を自分なりに楽しむこと,自分という自分に気付くこと...実は“スキー”は,このような素晴らしい人生の“磨き砂”でもあるのですネ
!!!。(^ー^)
レッスンの中でもこのことをお話しする機会がありましたが,今シーズンのまとめ...という意味でもう一度皆さんにこのことをお伝えしたいと思い,今日のテーマとさせていただきました。
「“喜怒哀楽”を友にできるスキー」...皆さんは,してましたか?(^
^)(^I^)
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★ May 28 2006 Sunday 小雨 (白馬)
今朝は「小雨」の白馬です。(=_=;) せっかくの終末なのですが,雨模様で行楽にはイマイチ...ですネ。この雨...今日一日降り続いて,明日も「曇り」のようです。まだ「梅雨入り」にはならないようですが...。こういう時はスキービデオでも見ましょう
!!!...ということで,最終キャンプまでの「レッスンCD」...間もなくお手元に届きます
!!! 乞うご期待 !!!ですゾ !!! (^ー^)
では今日も Have a nice day !!!
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今日の「思いつくままに...今シーズンを振り返って...」は“用具を適正に使う...”についてです。
もう,今日のテーマを見ただけで皆さんは,「アア,解った
!!! またあの話しだ...」と思われるかもしれません。(^ー^) そうです,ご想像通り,「スキーブーツの適正な使い方」...についてです。でも,「耳にタコができるほどにお話ししても,言い足りない
!!!」...と今シーズン後半思いました。実は,これほど皆さんが用具のことに無頓着だとはチョッと予想外です。1級やテクニカルをお持ちの方々でさえ,ブーツを購入された時に付いていたスポイラーなどの「備品」...これをどう使用していいものか?何のためにあるものか?...ということに無関心でおられたのです。本当は,「実際にどんな風になるものか?せっかく付いているんだから試してみるか...」というお気持ちが湧いても不思議は無いのですが...。私が常々お話しているように,“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”...この三つがうまくマッチしてこそ“スキー”本来の楽しみを味わうことができるのです。ですがまだまだ皆さんは,「スキー用具の特性」...これを適正に使うことに,気を遣われておられません。(=_=;)
特にブーツの備品として付いている「スポイラー」...これは一度試してみるとその効果の違いのほどがだれにでもすぐ解る事なのです。このスポイラーには「ふくらはぎの後に入れるリアスポイラー」と「すねの前に入れるフロントスポイラー」があります。
「リアスポイラー」はスネの角度を変えるもので,これを入れると「前傾角」が深くなります。一般的に前傾角が深くなればスキートップの捕らえが効き,テールが不安定になってスキッディング的なターンになります。一方前傾角が浅くなると,スキーのテールでの捕らえが良くなりかかと支点気味になって,テールの安定性が増します。もちろん,だからといって極端に前傾角を変え過ぎてしまうと逆効果になってしまいますので,実際にスポイラーを入れたり取ったり,厚さを変えてみたり...という作業が大切です。すると,自分のスキースタイルに合った,丁度良い前傾角が見つかります。
一方,「フロントスポイラー」は,「ブーツのフレックス(柔らかさ)」と関係があります。スポイラーを入れ,しっかりパワーベルトで押さえると,フレックスが硬くなりひざが前に入らなくなります。つまり「ブーツが硬くなる」訳です。スキー板を“Do
Ski”的に使う人はブーツが硬いと操作ができにくくなりますので,スポイラーを入れない方が良いのですが,“Let
Ski”的に,「雪の圧を感じる滑り方」をするには,雪からの情報がセンシティブに感じられるようになり,誠に具合が良くなるのです。つまり“フィーリングスキー”には硬いブーツが適している...ということです。このフロントスポイラーも,幅や高さ,そしてスポイラー自身の硬さによって微妙にその感じ方が違いますので,ご自分でいろいろ試され,自分の滑り方に合ったものを使用することが大事です。“Take”さんの
Reportや jpSKI.com会員のBBS(残念ですが会員以外の方はご覧になれません...)
には,この「リアスポイラー効果」についての報告がありますので,ぜひご覧下さい。そしてあなた自身でお試し下さい。キット今までの滑りと違った滑り方があることに気付かれると思います。(^ー^)
今シーズンこのことに気付いた【TOK】は,オフシーズンにしっかり,「用具の適正な使い方」について皆さんにお話ししようと思っています。乞うご期待
!!!です。(^ ^)(^I^)
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★ May 27 2006 Saturday 曇り (白馬)
今朝は「曇り空」の白馬です。
月山や奥只見で“スキー”を楽しまれた方々からの,ご報告
e-mail
をいただいています。この時期...もう六月なのですが,まだまだ滑れるところが在るのですネ
!!!。(^ー^) まだまだ皆さんのスキーシーズンは終わってないようです。 この終末も,どこかに行かれているかな?(^ ^)(^I^)
では今日も Have a nice day !!!
-------------☆★☆-----------
今日の「思いつくままに...今シーズンを振り返って...」は“イメージ力の凄さ
!!!”についてです。
話しがチョッとそれますが,この時期,関西方面からたくさんの中学校の生徒さんたちが,修学旅行で白馬に訪れています。白馬で「自然体験」を...ということで,パラグライダー,ラフティング,ソバ打ち体験...などのほかに,MTB(マウンテンバイク)の体験もされています。そのMTBのガイド兼インストラクター...ということで協力を頼まれ,ここ数日“Hakuba
47”のMTBコースに出掛けております。このMTB...けっこうスピードが出て,気を抜くと転倒者も出るという,スキー以上に危険度の高いスポーツなのですが,この乗り方もあるイメージが乗り方のアドバイスをする時に有効であることに気付きました。それはブレーキをかける時のイメージです。MTBでは重心を後方に移し,お尻を後輪の上に持って来る様にして掛けると効きがよく安全なのですが,都会でママチャリに乗ることの多い人は,サドルにお尻を乗っけたまま掛けることが多く,どうしても身体を後方に移すことができません。そこで,イメージとして「ディズニーの漫画映画の“トム&ジェリー”のワンシーン」をイメージしてもらいました。そのシーンとは...ジェリーを追いかけて行ったトムが急ブレーキを掛けるシーンです。この時トムは前足を突っ張り,後ろ足を縮めてブレーキを掛けています。実はこのイメージがMTBの急ブレーキを掛けるのにそっくりなのです。中学生の諸君にもこのイメージが大変役に立ちました。(^ー^)
話しを“スキー”にもどして...この様に,実は“イメージ力”...これは人の持っている潜在能力を,最も良い形で引き出してくれる「宝の箱」なのです。(^ー^) 私のレッスンでは,ほとんどの場合,この様なイメージをいろいろ持ってもらうことがそのポイントになっています。今シーズンもいろいろなイメージを皆さんにお話ししました。効果のあったものについてはこの日記でも紹介させていただきましたが,実際のレッスンでは日記に出てくる以外のイメージについても,実際の現場ではたくさん話させていただいております。生徒さんなりの人生経験や,ご職業によっていろいろ思い起こしやすいイメージと,そうでないイメージがあるからです。このお話ししたイメージがピタッと合えば,その生徒さんの滑りはガラッと変わることがあります。こういう時は心から「教師冥利」を感じる瞬間です。このように,今シーズンも,“イメージ力の凄さ
!!!”を実感したシーズンでした。(^ー^)
さて,来シーズンはどのようなイメージが湧くのでしょうか?楽しみです。
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★ May 26 2006 Friday 曇り (白馬)
今朝は「薄曇り」の白馬です。気温は13℃...とややひんやりとする温度です。陽が射すと暖かいのですが,寒気が来ていたのでしょうか,昨日も結構涼しい一日でした。皆さんの所はいかがですか? もう夏の暑さの所もあるのでしょうか?(^ー^)
では今日も Have a nice day !!!
-------------☆★☆-----------
昨日は急用のため,早朝出掛けなければならなくなり,「教師日記」はオ・ヤ・ス・ミ…とさせていただきました...スミマセンでした。(=_=;)
さて,今日の「思いつくままに今シーズンを振り返って...」は“各人各様の素晴らしい滑り...”です。
一昨日の日記で,「“遊びの心”でスキーを楽しむ...」ということが本当に楽しい
!!!...これこそが“スキー”の醍醐味
!!!...ということをお話ししました。このことを強く思うようになってから,その後のレッスンでは,いろいろな場面で,その様な“遊びの心”が味わえるようなレッスンをし,皆さんにもその様なことをお話しする機会が増えました。そして,この“遊び心”を心に留め,前面に出したレッスンをするには,私がいろいろ皆さんにお伝えしている“フィーリングスキー”が適している...ということが確認できました。“フィーリングスキー”的に雪を感じ,それを素直に身体に取り容れ,身体が反応するままに任せる...るということ...実はこのことは「雪と戯れ,遊んでいる」ということそのものだったです。(^ー^)
「雪からの情報を感じ取り,自分の身体が反応するに任せる...」ということは,「“受容器”としての自分の身体の特性によって,表面に顕れる形やフォーム,運動が他の人とは違ったものになる...」ということでもあります。いつも話しているように,生まれも育ちも,環境も違う中で生きてきたのですから,私達“受容器”がそれぞれに違った特性を持っているのは当然のことです。ですから,受容器の特性が異なれば顕れてくる形が違って当然...ということで,皆が,全員が同じでない,個々に特徴のある滑りをされるようになるのです。それぞれに“自由で美しく,活き活きした滑り”になり,“各人各様の素晴らしい滑り”が一層目に付くようになります。それぞれのもつ“オーラ”がそれぞれに美しく輝き,精彩を放っているいている...そう思えるのです。技術的にレベルが上だとか下だとか,あの滑りができるできない...といったコセコセした枝葉末節的なことを度外視した,“各人各様の素晴らしい滑り”...が顕れてきます。「形はこう,フォームはああ,運動はこのように...」といった呪縛から開放された,これこそ自分
!!!...という“フリースキーイング”...という感じです。
「うまいから美しい」...のではなく,「自由だから美しい」...このことを思ったシーズンでもありました。それには“ねばならない病”から解き放たれ,“遊びの心”を持つことが大切だったのですネ
!!!。(^ー^)
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★ May 25 2006 Thursday 晴れ (白馬)
今朝の白馬...「晴れ」です。この時期になって,ようやく従来のこの時期の白馬が戻って来た感じがします。いつものこの様な,穏やかな「五月晴れ」が続くのです。(^ー^)
さて,せっかくお越しいただきましたが,今日は急用のため,「教師日記」はオ・ヤ・ス・ミ…です。
申し訳ありませんがご了承下さい。(=_=;)
では,今日も Have a nice day !!!
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★ May 24 2006 Wednesday 晴れ (白馬)
今日も Have a nice day !!!
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今日の「今シーズンを振り返って,思いつくままに...」は“遊びの心”を大切に...です。
このシーズン...今までお世話になったスキースクールを離れて,個人としてのレッスン活動をさせていただきました。結果的に,これまでのレッスンテーマが大きく変わりました。どう変わったかというと,「検定主体のレッスンから,楽しみ主体のレッスンへ...」ということでした。これは私がSAJを離れたことで,組織の意向を考える必要がなくなったこと...また,一匹狼的なレッスンを始めたことで,自分が検定員として検定の現場に立つことも無くなった...という理由のためです。もちろん,「本当の1級合格に求められるモノ...を考えるキャンプ」や,「テククラ合格に求められるスキーの技術...を考えるキャンプ」といった,検定に関係あるテーマでのキャンプもありましたが,これは「合格を目指すためのレッスン」というより,「1級の実力がある人とは,こういう技術を身につけて居るべきだろう...」とか,「テクニカルだというのであれば,この様な考え方で技術を観,こういう滑りができるスキーヤーではないだろうか?」...ということを皆さんと一緒に考えるキャンプでした。これらのキャンプ...結局は「オーソドックスで基本的な技術を,素直に考え,見つめ,そして演技すること...」ということに落ち着いたのでした。(^ー^) このような意味で,今シーズンのレッスンではほとんど「検定合格のための技術」を考える必要が無かったのです。ところが,昨シーズンまでは,レッスンをしている時,何らかの意味で「検定合格」...ということが頭のどこかにありました。レッスンの説明でも,「このポイントが1級での検定員の着眼点...」というような解説が多かったと思います。特に所属していたスキースクールが,ある意味で検定で有名なスクールだったせいもありますが...。
ということで,今シーズンは検定から離れ,別の角度から“スキー”を観ることができました。初めの頃は,どうしても検定的な見方が顔を出しましたが,次第に影が薄くなって行きました。そして,シーズン途中からは,悪雪や粗踏み斜面,だれも滑っていない所,オフピステ的な場所...を滑る機会が多くなりました。特に二月の「北海道ニセコ深雪三昧キャンプ」は,私のこれまでのレッスン内容を見直す,決定的な機会となりました。「整地主体の検定レッスン...こういうスキー指導の底の浅さ,むなしさ」...がハッキリ見えたのです。2/9の日記に書いたように,「“遊びの心”でスキーを楽しむ...」ということが本当に楽しい
!!!...そしてこれこそが“スキー”の醍醐味 !!!...そう思いました。私が検定のことを考えていた時は,この様な“遊び心”は完全にどこかに行ってしまっていたのです。そして,“遊び心”を忘れずにスキーをしていると,自分の体の中に,ワクワク・ドキドキといった“感動できる心”や“夢を追いかける若さ”が,まだまだ顕在していることも実感できました。
今シーズンの私の大きな出来事のひとつ...それは「“遊びの心”を大切に
!!!」ということに気付いたことでした。(^ー^)
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★ May 23 2006 Tuesday 晴れ (白馬)
今朝の白馬...だいぶ雲が多いのですが,天空の1/10以上の「青空」が見えます。...というわけで,天気上は「晴れ」の白馬です。(^ー^)
昨日はMTBとジョギングを少し楽しみました。ジョギングをしたのは,何ヶ月ぶり...というより数年ぶりです。右ひざの調子がイマイチで,トレーニングをMTBに変えていたのでした。...でも昨秋の手術のおかげで,右ひざが完全復活
!!! 感謝しながらのジョギングでした。(^ー^)
では今日も Have a nice day !!!
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今日の「今シーズンを振り返って,思いつくままに...」は“不思議な導き”...です。
このシーズンもいろいろなタイトルのキャンプを開催させていただきました。「初滑り感動キャンプ」から始まり,「シーズンインキャンプ」,「初・中級者スペシャルキャンプ」,「ニセコ深雪三昧キャンプ」,「“フィーリングスキー”スペシャル5日間」,「大回り,小回り特訓キャンプ」,「オフピステ特訓」,「新井リゾートスペシャル」,「カナダスキーツアー」...等など,催行できたキャンプ回数は32回,参加いただいた生徒さんの数は延べ197人に及びました。ご参加,本当にありがとうございました
!!! (^I^)
さて,この様に多くの方にご参加いただいた今年のキャンプですが,今一番感じていることは,「各キャンプとも絶好のシチュエーションで開催できた...ということです。(^
^)(^I^) 「シーズンイン」はシーズンインに適した...大回り特訓は,「大回りの練習はこういう条件でこそ
!!!」といった,そしてカナダツアーは,「これこそがカナダ
!!!」...という風に,本当にそれぞれの修得テーマ,体験テーマにピッタシの環境が準備されていた...そう思います。レッスンは普通,与えられ条件の中で練習をするしかないのですが,今シーズンは,見事にそのキャンプテーマに沿った条件が整い,合致していたと思います。
例えば「小回り特訓」...この時はガチガチのアイスバーンでした。雪の条件がイイ状態では,極端な話,どのようにも小回りができてしまいます。要するに“Do
Ski”でもOK !!!...なのです。ところが,あのような硬いバーンでは,よほど脚力があり,スキーの手入れも整っていないとターン後半だけの急激なエッジングでは,なかなうまく滑ることはできません。生涯スポーツとしてのスキーを考えると,どうしてもターン後半に圧が集中しない滑りを身につけることが必要です。あの時の条件はそれにピッタリ
!!!...だったのです。(^ー^)
「大回り」の時もそうでした。2/27の日記にも書きましたが,この時は一転,柔らかい雪で,視界不良,滑走バーンは粗踏みでしかも悪雪...「この様なシチュエーションで大回りができてこそ本物
!!!」...と思わせるような条件になったのです。あの時も,「この様な条件だからこそ本物の大回りが解る」...そう思ったのでした。
このように今シーズンは,いたるところで良い条件に恵まれました。まさに「天なる神が与えてくれた恵み」...と,感謝したい気持ちで一杯です。なにか“不思議な導き”的なことを感じた【TOK】でした
!!!
ありがとうございました !!! (^ ^)(^I^)
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★ May 22 2006 Monday 晴れ (白馬)
今朝の白馬...穏やかな「晴れ」です。春霞のようなモヤが少し掛かっていますが,まさか「黄砂」では無いと... (=_=;)
ところで,昨日の日曜日,昼過ぎにトレーニングから帰って,何気なく白馬の山を双眼鏡で覗いていたら...ナント
!!! 白馬槍や杓子,白馬岳の急峻な残雪の箇所を,エクストリームスキーヤーが滑った跡が
!!!。そして,槍と杓子の間の沢には二名のスキーヤーが居て,実際に滑っているのが見えました
!!!。日本も本格的に自己責任でこういった斜面を楽しむ人達が増えたのですネ
!!!。(^ー^)
では今日も Have a nice day !!!
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今日も「今シーズンを振り返って,思いつくままに...」です。今日のテーマは“愛の心で見守る”...です。
これまで,30年以上もスキー教師をして来ました。そして,時々思うのです...「教え急いでいる自分が居る...」ということを...。ですが,今シーズンは少しそのことから逃れることができました。前にも書きましたが,教師の仕事は,例えて言えば,「水が豊富にある井戸の脇まで皆さんをお連れすること」...なのだと思っています。そしてそこに美味しい水がある事に気付き,実際に水を飲むのは生徒さん自身です。このことは,子供の育て方と全く同じことです。もし“愛”ということを間違って解釈し,何から何まで与えたり,世話を焼いたりしたら,子供の自立心は育たないでしょう。自分の頭で考え,決定をくだし,その結果について自分が責任を取る...ということを,例えそれが時間が掛かることであっても,あえて待ってあげて気付かせ,体験させてあげることが大事なのです。これが“学ぶこと”なのだと思います。
実は,ほとんどのスキー教師は,一分一秒でも早く生徒さんの技術が上達することを願っています。「早くうまくなっていただいて,未体験の素晴らしいスキーフィールドを味わい楽しんで欲しい...」と思ってレッスンしています。ところが,この様な教師の気持ちは,時として好ましくない結果をもたらすことがあるのです。それは,「生徒さんの“気付き”を抜きにしている...」からです。私があなたを,いくら美味しいレストランにお連れしたとしても,そこでメニューを見て注文し実際にあなたが食べてみないと,あなたにはその味が分りません。お連れした私が「美味しいでしょう?美味いよね
!!!」...といったところで,その料理をあなたが実際に口に運び,舌で味わってみないと,あなた自身のその料理に対する味への“気付き”は無いのです。気付くのはあなたであって,教師ではありません。実は,「時間的に早く...」ということが前面に出てしまうと,生徒さんの気付きを抜きにした,教師の独りよがり的な技術を無理やり押し付ける...ということになってしまいます。教師の思う「美味しい」...を強制的に生徒さんに押し付けてしまうことになるのです。時間を節約するために,代わりにやって差し上げたい...という気持ちは教師だれにでもあるのですが,これをやってしまうことは大きな目で見ると間違い...なのです。(=_=;)
いろいろなイメージ,いろいろな表現,いろいろな体験...これらは全て「井戸」であり,「レストラン」です。時にはまずい水も,自分には合わない味のメニューもあるでしょう。でもその様ないろいろを,自分自身で味わうことを通してしか,「本当に身に付いた学び」を得ることができないのです。時間をかけ,これらの水を飲み,いろいろなメニューを味わう...ということを通して“学ぶ”ことです。すると,自分の“個”が生まれ,“自分のスタイル”ができあがり,他人の真似でない自分に適した技術,という足で立つことができます。そのためには,教師は急いではいけません。いろいろなイメージ,表現,体験...という井戸やレストランに生徒さんをお連れし,生徒さんにいろいろ味わってもらう...というドリル練習を一緒にすることが大事です。これにもし時間が掛かるとしても,教師は忍耐強く待ち,見つめてあげることです。すると,生徒さん自身が滑りの本質に気付き,ひとり立ちできるようになるのです。そして,そうやって身に付けたスキー技術は,一度覚えてしまえば決して忘れることはありません。
スキー教師は,じっと待つ...という姿勢,“愛の心で見守る”姿勢が大事なのだ。今シーズンは,いろいろなキャンプを通して,このことを強く思ったシーズンでもありました。(^ー^)
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★ May 21 2006 Sunday 晴れ (白馬)
今朝は久しぶりに「晴れ」の白馬です。
本当に久しぶり...という気がします。日記をさかのぼって調べてみると,16日からぐずついた天気と雨の日が続いていましたから,六日ぶりの晴れ...ということになります。(^ー^) やはり,天気がイイと,気持ちも晴々
!!!...いいですネェー。(^ー^)
皆さんは,今日の日曜...どちらでお過ごしですか?。 では今日も Have a nice day !!!
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今日も「今シーズンを振り返って,思いつくままに...」で,テーマは“完全無欠...は無い”です。
昨日の日記に書きましたが,今年は“愛のターン”が目玉のひとつでした。(^ー^) そして,このイメージのおかげで,昨シーズンあれほど皆さんに口うるさくお話しした“バナナシェープ”や“ゲロゲロターン”が姿を消しました。じゃ,これまでのあの練習...いったい何だったんだ?!?!...とお叱りを受けるかもしれません...。(=_=;) 「本当に,申し訳ありませんでした...」と誤るしかないのですが,教師も人の子...初めからものごとを完全に把握し,完全無欠の状態でレッスンをしているわけではありません。こういうと言い訳がましいのですが,経験しながら,そして学びながら,少しづつものごとの本質に迫って行っているのです。でも,生徒さんにお教えする時は,その時点で自分が「コレこそ真実だ
!!!」と,自信を持っていることをお話ししています。
今シーズン,そのような意味で,次のことについて,説明不足があったり,誤解をまねくような表現があったと反省しています。(=_=;)
@“バナナシェープ”や“ゲロゲロターン”について⇒特に「小回り」で外向傾を作って欲しい...という願いから,昨シーズンまで皆さんに強調してお話ししてきました。ですが“愛のターン”イメージを思いついてから,「この方がはるかに自然な外向傾を作るのに適している
!!!」...と感じ,それ以来お話ししていません。ですが正直,昨シーズンまでは,「コレこそが大事なイメージ
!!!」と信じてレッスンさせていただいており,実際このことで上達された方も多いのです。教師として飛躍したナ...という風に評価いただけると嬉しいのですが...(=_=;)
Aコアに引かれる意識と角付けの切り替えについて⇒これについては,近々皆さんにこの日記でお話しする予定ですが,ハッキリとこうだ
!!!...という話し方をしていなかったと,反省しています。
Bかかと支点の「かかと」について⇒コレも私の説明不足ですが,これまで“キャスター・ターン”の説明の時など,しつこいくらいに図のように「ブルーのキャスター」などのイメージをお話ししてきました。ですから,キャスターの位置=かかと支点の位置...というようにご理解いただいていると思っていたのですが...ある方から,「エッ?!?!?!...“かかと”って赤の位置じゃないの?だから,てっきり“かかと支点”の支点も,赤の位置だと思っていました
!!!」...と仰る方が...。私の意図した“かかと支点”の“かかと”は,「ブルー」の場所です。(=_=;)
Cブーツの履き方,適正な使い方⇒このことについては,「用具の適正な使い方」...という意味で,レッスン前に確認するのが教師としての責任である...そう思っています。ですから,「...よもや,こんなことがある筈無いでしょう...?!?!」と,確認もせず信じ込んでいた【TOK】のミスです。特に“フィーリングスキー”では,雪からの情報を的確に読み取る意味で,ブーツを適正に使用しなくてはなりません。ブーツがしっかり締まっているか?グラグラしてないか?フロントスポイラーは適正にセットされているか?...は,感じるスキーには大変重要なことなのです。このことの案内をおこたったことをお詫びしたいと思います。申し訳ありませんでした...。(=_=;)
...かくのごとく,人には「完全無欠」ということはありません。だからといって安穏としているわけではありませんが,互いの理解度を推し量る努力は続けていく必要があると,つくづく思っております。スキーの技術にしても,指導の方法にしても,“絶対唯一”も“完全無欠”もありません。ですが一歩一歩...完全に近づく努力は必要だと思っています。
今シーズン,あらためてこのことを思った【TOK】でした。
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★ May 20 2006 Saturday 小雨 (白馬)
今朝も「小雨」が降ってる白馬です。
ここのところ,ぐずついた天気が続いています。まるで「梅雨入り」を思わせる天候です。でも,この天気...今日夕方からは晴れ始め,明日,明後日とイイ天気になりそうです。(^ー^) 週末...日曜が晴れだと気持ちイイ休日が過ごせていいですネ
!!!。
では今日も Have a nice day !!!
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今日も「今シーズンを振り返って,思いつくままに...」で,テーマは“New
Inspiration”です。
これまでこの「教師日記」でも“愛のターン”についてご紹介して来ました。この言葉が初めて登場したのは2/16の「教師日記」でした。今,この時期になってもう一度あの日の日記を読んでみて大きな感慨を味わっています。(^ー^)
「“フィーリングスキー”スペシャル5日間」の三日目...「バレンタインディー」のあくる日,少し趣向を変え,「“愛”を感じて滑る」...ということをテーマに滑ったのです。“センサーポイントSP”に愛のチョコレートをイメージし,そのチョコから自分のハート(心臓=重心)メッセージが届く...というイメージでした。右のグッキーのphotoを参照していただければお分かりだと思いますが,SPにチョコレートを意識し,そこからの愛のメッセージをCM(写真ではRPを重心という意味でCMにしたあります)に受け容れる...というイメージです。「チョコの思いが心に届く」...ということが効くのでしょうか...ほとんどの方がターン後半で,より優しく雪の情報を受け取ろうとする気持ちになるようでした。つまり,オーバーコンタクトが自然に避けられるようになるのです。そして結果としてさらに予想しなかった効果...「無理のない自然な外向傾」が顕れる様になったのです。昨シーズンまで一生懸命お伝えした“バナナシェープ”とか,“ありがとうターン”とかの努力が要らないのです
!!!。また,“バナナシェープ”や“ゲロゲロターン”では上体がスキー板に近づいて外向傾を作ることになり,エッジが強まる傾向になります。ところが,この“愛のターン”では,同じ外向傾でも,それはスキー板が上半身に近づくことで自然発生的にできる外向傾となり,上体の安定度は変わらず,しかもエッジは緩むのです。同じ「外向傾」でも,それが上から曲がり始めるか,下から始まるか?でスキーの安定度は全く違ったものになります。さらに「エッジが緩む」ということが,「スキー板と重心の軌跡とが互いに無理なく近づく...」という現象をもたらし,次のターンの導入をより容易なものにしてくれたのです。私も正直,この「板と重心が近づく...」ということまでは期待していませんでした。それだけに,これには正直私が(*_*)ビックリしたほどでした。
結局“愛のターン”効果...それは,
@:ターン後半の圧の吸収が自然に行なわれ,オーバーコンタクトを避けることができる。(フォーム的には滑走スピードや抵抗の強弱に応じた自然なストレッチ,もしくはベンディングが起こり,無理の無い脚の伸縮運動が見られる)
A:無理のない適度な外向傾が自然発生的にできる。
B:急激な角付けの切り替えが避けられ,スムーズな上半身と下半身の入れ替えが起こる。
...ということです。
『...新しいイメージの滑り...“愛のターン”が生まれました。この“愛”...大きく育って行って欲しいと思います...』と,2/16の日記に書いてありますが,これほど大きく育つとは私も予想外でした
!!!。
...ということで,今シーズンも新しい滑走イメージ“愛のターン”を皆さんにお届けできました。私の力...というより,天なる神から授かった嬉しい,“New
Inspiration”...そう思います。ありがとうございました
!!!。(^ ^)(^I^)
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★ May 19 2006 Friday 小雨 (白馬)
今朝は「小雨」が降ってる白馬です。
例年なら,このGWの連休後,イイ天気が続き,草木のエネルギーが感じられる素晴らしい季節なのですが...。今年はいつもと少し違うのでしょうネ...雨や曇りの日が多いです。でも気分は雪山を思い出しながら,最高
!!!...です。(^ー^) では今日も Have a nice day !!!
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今日も「今シーズンを振り返って,思いつくままに...」で,テーマは“サインを観る”です。
今シーズンの私のレッスンの特徴のひとつは,「基本的な滑りのイメージを学んだら,いろいろな斜面に皆さんをご案内し,できるだけそのイメージでの滑りを,条件の違う場所で体験していただく...」ということでした。これを「ドリル練習」という言葉で日記では書かせていただきました。何度もお話ししているように,生徒さんの持っている“身体の特徴”は同じではありません。ですから本来,抱くイメージが同じでも,全く同じ形やフォームになるわけはありません。ですが,「滑りの質」みたいなものは似てきます。ドリル練習をしていて,皆さんのこの様な「質的な類似点」を拝見するのが楽しみでした。(^ー^) テールが開いてプルーク状になってしまう...とか,バランスを崩してしまう...といった枝葉末節的なこととは関係なく,それぞれの方の,それぞれの身体が,「自由に雪と反応しあっている...」という感じが読み取れたのです。楽しんでいる,味わっている,遊んでいる...という言葉に置き換えてもいいかもしれません。中には残念ながら,形を追い求めてしまうために,身体が自由になり切れないでギクシャクしてしまう方も居られましたが,イメージに集中している人は,その人なりの“オーラ”が顕れていました。(^ー^)
で,思ったのは,「イメージを豊かにして雪との会話を楽しむ...ということは結局,“サインを観る”...ということなのではないか...」ということです。レッスンの中では,「雪からの情報を“読む”」とか「大自然のエネルギーを“味わう”」...という言葉でお話ししましたが,“フィーリングスキー”は,「感じて観る」ということでもあります。「雪からの“サイン”」,「大自然からの“サイン”」そして,「自分の身体からの“サイン”」...これら全てが合わされ,トータルな“sign”として感じ取るのが,“スキー”の面白さかもしれない...そう思ったのです。この“サイン”...実はいろいろな形で雪のフィールドに隠されています。雪質の違いをはじめ,斜度の違い,うねりの有る無し...数えればキリが無いくらいの“サイン”に溢れています。これを身体全体で“観る”ことは本当に楽しい作業です。(^ー^)
そして実は...雪のフィールドに隠されている“サイン”を観ることで,それをセンサーとして感じ取るあなたの身体そのもの自体が,“外界からのサイン”を受け,それに反応し,“あなた独自のサイン”が顕現されているのです。つまり,「外界の刺激を受け,それに素直に反応し応えている身体の動き」...これが意識してではなく,全くごくしぜんに顕れているのです。自分でこうやろう...と思って作った姿や形ではなく,“外界のサイン”が“自分の身体のサイン”を呼び覚ますことで,自分なりの“姿”が形や運動となって顕れる...ということです。これこそがあなたの“個性的な形”であり,あなた独特の“オーラ”なのです。雪のフィールドを楽しむということは,そういうことなのだと思います。
ところで,このような“サイン”...日常生活の中で,あなたの周りにもたくさん流れています。ただ,ボーっとしていたのではこの“サイン”に気づきません。心を開き,あらゆる日常の出来事を,「何かの“サイン”ではないだろうか?」...という様に,“サインを観る”姿勢で過せば,いろいろな“サイン”が,空気のようにあなたの周りに流れていることに気付くでしょう。(^ー^)
“スキー”で鍛えた,“サインを観る”目......私たちの生活に活かせたら,こんなに素晴らしいことはありませんネ
!!!。(^ ^)(^I^)
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★ May 18 2006 Thursday 曇り (白馬)
今朝の白馬...「曇り」です。全天に薄い雲が掛かっていて,陽射しは結構明るいのですが,青空が見えません。
昨年冬から,あの寒い中を室内で無事越冬した,鉢植えの「タンポポ」...花が咲きました
!!! (^
^) それ以外の植物は,気をつけてはいたのですが,寒さでやられ...枯れてしまいました。かわいそうなことをしました...。(=_=;) 今日はタンポポの無事開花を祝って乾杯
!!!です。(^ー^)
では今日も Have a nice day !!!
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今日も「今シーズンを振り返って,思いつくままに...」で,テーマは“Spiritual
Ski”です。
昨日の日記に,「人のために滑るのではなく,自分を解放し,雪の中で自由を得,感動するために“スキー”をするのだ
!!!」...と書きました。今シーズン...私自身このことを強く思いました。そして,私がこれまで“スキー”をしてきて思うことは,“スキー”の持つこの様な“不思議なエネルギー”です。長距離を走っていると「ランニングハイ」といった,幸福感を感じることがある...と言われていますが,“スキー”にもおなじような感情の高まり...恍惚感を感じることが多いのです。特に,人工的に整地されていない,自然のまま残されている斜面を滑る時に,このことを強く感じます。
今シーズン,私のレッスンの中で柱となったイメージ...それは“愛のターン”でした。他にも“Sound
of Music Turn”や“スプリングキャスター”などいろいろなイメージについてお話ししましたが,今シーズン一番の想い入れのイメージは“愛のターン”でした。もともと私がお話ししている“フィーリングスキー”は「“感じる”ということの潜在能力を高め,身体に無理のない活き活きしたスキーをしよう...」というのがその基本的考え方です。そして,単に身体を動かし運動をして汗を流した...だけにとどまらず,「精神的な充足感を感じた...」,あるいは「生気を与えられた...」,「気力が充実した...」とでもいえるようなところまで,“スキー”をすることの意義を高めたい...というのが私の希望です。言葉を換えて言えば“Spiritual
Ski”とでも言えるでしょうか...。“愛のターン”は,「雪と喧嘩せず,地球や雪のエネルギーを感じながら仲良く滑る...」ということでもあります。“spiritual”な“愛”...これを感じられるからこそ,感情が高まり,恍惚感や自由感が味わえるのだと思います。
この“spirit”という言葉...辞書で調べると,「霊,魂,精霊,精神,気迫,気力,心...」という意味のほかに,動詞で「…に生気を与える,を元気づける,鼓舞する...」という意味もあるようです。“Spiritual
Ski”...まさに,私が思っている“スキー”を如実に示す意味で,最適な言葉でもあります。
究極的な“スキー”の意義...それは“Spiritual
Ski”...なのかもしれませんネ !!!。(^ー^)
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★ May 17 2006 Wednesday 曇り (白馬)
今朝の白馬...後立山の連峰は見えていますが,曇り空です。今朝もどことなくハッキリしない天気ですが,夕方から雨になりそうです。...というわけで,スキーが終わって体が鈍ってはいけません...トレーニングは昼頃に行なう予定です。(^ー^) 今日もMTBです。
皆さんも Have a nice Sunday !!!
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今日も「今シーズンを振り返って,思いつくままに...」です。今日のテーマは“素晴らしい答え”です。
以前,この日記で“オーラ”について語ったことがあります。滑りにパワーがあるとかないとか...ではなく,どんな低速でも,たとえプルークボーゲンでさえ,その人の滑りに“オーラ”みたいなものが感じられる...。そんなことを書いたことがあります。今シーズンいろいろな方と滑っていて,これに似た滑り...「自然に収まっている滑り...」というようなことを強く思いました。
特にシニアの方の滑りの中にそれを多く感じました。シニアになられますと,どうしても体力が落ちてきます。力やパワーでねじ伏せる滑りでは,限界が見え始めます。この頃になってようやく「力任せのスキー」から脱却し,「自然の力を無理なく使うスキー」に移行し始めるのかもしれません。結果的に,「無理・無駄・ムラ」の無い“素直な滑り”になってくるのでしょう。そして,自然にマッチした,見ていて“美しい”と感じさせるような滑りをされるようになるのです。この様な「無理・無駄・ムラ」の無い滑りこそ“生涯スポーツ”としての“スキー”と言えるものだと思います。
実は,今シーズンのレッスンの最中にも上のようなことを思いましたが,先日の「“フィーリングスキー”シンポジウム」でも,同じようなことを思ったのです。他にもレッスンをされているグループがたくさん居られましたが,
jpSKI.com
の皆さんの滑りは,それらの滑りとどことなく異質だが美しく,身体が活き活きしてる...そんなことを感じたのです。25人近くの集団が,トレーンというわけでもなく,なんとなく集団で滑り降りてくるのですが,他の人たちとは違った「自由さ」があり,身体の動きが「雪の自然にマッチしている」...そんな風に見えたのです。まだ20台の方も居られた集団ですので,パワーが無い滑り...ということを申し上げる積もりはありませんが,それなりに「自然の景色の中に溶け込み,ハマっていた
!!!」のです。(^ー^)
その要因を考えると,それは“フィーリングスキー”ではないか...?手前味噌ですが,そう思います。いろいろな雪から,大自然からエネルギーを感じ取り,それを身体で受容し,身体の反応するままに任せる...という“Let
Ski”だからこそ発現する「自由な滑り」なのだと思います。言葉を換えて言えば,大自然のエネルギーを素直に受け容れ,それと一体になろうとすることで顕れる,「個性溢れる豊かな滑り」ということです。これこそが,スキーヤー各自が特有の色を発して滑る,“オーラ溢れるスキー”...ということにもなるのだと思います。
今シーズンはスキースクールという組織を離れ,“スキー”の楽しみって何だろう?...ということを,一スキー教師として考え続けて来ました。そして,その結果得られたことは,「人のために滑るのではなく,自分を解放し,雪の中で自由を得,感動するために“スキー”をするのだ
!!!」...ということです。そのひとつの手段として“フィーリングスキー”は間違っていない
!!!。このことを強く感じた【TOK】でした。
...というわけで,2006シーズンは,私にとって“素晴らしい答”をいただいたシーズンでもありました。
皆さん,ありがとうございました !!! (^ ^)(^I^)
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★ May 16 2006 Tuesday 曇り (白馬)
今朝の白馬...曇り空です。どことなくハッキリしない天気ですが,雨にはならないようです。(^I^)
遅咲きの“桜”が咲いて,白馬の里は春爛漫...といった感じです。昨日は良い天気でしたので,約2時間半,マウンテンバイクで,塩の道⇒青木湖⇒姫川源流...と回ってきました。良い運動でした
!!! (^ー^) 今日も Have a nice Sunday !!!
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今日から「教師日記」...また,「思いつくままに,今シーズンを振り返って...」。
今日のテーマは“幹たる技術”です。
何度も書いているのでまたか...と飽き飽きされているかもしれませんが,今シーズンは本当にたくさんのスキー場にお邪魔しました。“ASAMA2000”,“Hakuba
47”,“五竜とおみ”,“岩岳”,“八方尾根”,“栂池”,“佐野坂”,“青木湖”,“鹿島槍”,“大屋”,“志賀高原”,“ニセコ”,“野麦峠”,“ARAI”,“
Whistler Blackcomb
”,“みつまたかぐら”...数えてみると16箇所のスキー場で滑らせていただきました。それぞれにそれぞれの想い出があります。そしてそれぞれのエネルギーを感じました。昨年までは,これほど多くのスキー場で滑ったことはありません。そして,これらのスキー場で楽しませていただいている時,「ひとつのスキーテクニックで滑り切ることはできないなァー...」ということを思いました。「カービングとかスキッディングとか,あるいはテールコントロール,トップコントロールなど...ひとつの技術だけで滑れる斜面は無い...」ということだったのです。
私は教師として,「スキー技術」を皆さんにお教えし,その技術でいろいろな所を滑っていただき,“スキー”の面白さ,素晴らしさを味わって欲しい...そう思っています。で,その「技術」ということを考えると,「どのような技術をどのように,どれだけお教えしたらイイのだろうか?」...という問題に突き当たります。そして,こういった「技術の数や種類」...という視点で捉え始めると,「こういう条件ではスキッディングの技術,あの条件ではカービング技術...。あそこではジャンプテクニックとスキッディングの併用...」という風に,その数に限りがないことに気付きます。でも,いろいろある技術の中に「中心に据えるべき基本としての技術」は在るのです。“枝葉”的に捉えると数限りないけれど,“幹”としての基本技術を観れば,基本としての技術は確かに在るのです。
さて,その“幹たる技術”...それは何でしょうか? 私に言わせれば,それは,「落下エネルギーを有効に利用し,身体の特徴とスキー用具の特性を生かして,バランスの乱れが最も少なく滑ることのできるイメージ...それから生まれる自然発生的な技術」...だと思います。これは整地はもちろん,アイスバーン,悪雪,コブ,深雪...どのような斜面でも使える,基本的な滑りです。具体的に言えば,「地球の引力に引かれる意識」を持ち,「身体を預ける位置(乗る位置=支点)の把握」ができ,「圧のコントロール感覚」に秀でたイメージ,での滑りです。その上で結果として表れる形は「適度な外向傾」であり,「脚の伸縮」であり,「クロッシング的な角付けの切り替え」になります。言うまでもなく,イメージから生まれる技術ですから,カチッと定まった,「これしか無い
!!!」...というような「形」とか「フォーム」,あるいは「運動」というものはありません。DNAや生後の運動履歴の違いなどによる,各人の個性に合った,各人各様の自然な「形」や「フォーム」が顕れてきます。ですから,その顕れた「形」とか「フォーム」は,それぞれ各人にとっての合理性を有していると言えるのです。
もちろんこれと違った視点での「基本技術」の捉え方はあると思いますが,私が今年いろいろなスキー場を滑らせていただいて大事だと思ったのは,上に挙げた“幹たる技術”ということでした。そしてこの“幹たる技術”を磨いて行けば,「他人と全く同じ形やフォームではないけれど,自分の滑りには自分なりの合理性がある...」という滑り方になるのだと...。(^ー^)
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★ May 15 2006 Monday 快晴 (白馬)
今朝の白馬...快晴です
!!!。
越後湯沢や上越の山には上越なりの美しさがありますが,白馬は白馬なりの美しさが...そんなことを思います。
第一回“フィーリングスキー”シンポジウム...成功裏に終了しました。ご参加の皆さん,ありがとうございました
!!!。
さて,今日から【TOK】のオフシーズンが始まります。今シーズン...皆さんにも本当にお世話になりました。ありがとうございました
!!!。
今日も Have a nice Sunday !!!
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昨日は「“フィーリングスキー”シンポジウム」の二日目でした。朝の内は雨が少し残り,また「かぐらエリア」は濃いガスに覆われていました。ところが,運良く11時過ぎ頃からガスが取れ始め,青空も顔を出す良い天気になりました。(^ー^)
10時半,約束の集合場所,「かぐらゴンドラ山頂駅」に集合したメンバーは,早速幹事の“Ika”さんの案内で,「かぐら第1高速リフト」を使ってスキー滑走を楽しみました。一昨日夜の「ミーティングでの話」を参考に滑りをチェックする人,またスポイラー効果を試す人...それぞれ各自のテーマを持ちながらの滑走でした。この時期であれだけの残雪があれば申し分ないスキーが楽しめます。まだまだスキーシーズン...こんなことを思いながらの滑走でした。
特に「スポイラー効果テスト組」の皆さんは,その効果に驚かれておられました。テストされた方々の滑りを拝見した私も,その滑りの違いがすぐに解かるほどでした。“Do
Ski”が顔を消し,“Let
Ski”の「雪を感じる...」という感覚がつかめ始めているのが一目瞭然でした。もちろんこの感覚の違いに戸惑っておられる方もおられましたが,この滑りを続けることで“Do
Ski”と“Let
Ski”の違いに目覚められのは確実...そう思います。
12時半,ランチタイム...ですが,「ビールで2006シーズン乾杯
!!!」の方がほとんどでした。(^ー^) 「新しく知り合ったスキー仲間との絆」...これをより一層深めた参加メンバーでした。 1時半...名残惜しさを心に感じながら,三々五々の解散...となりました。(=_=;)
ところで,今回の「第一回“フィーリングスキー”シンポジウム」...“Ika”さんと“Tom”さんのご尽力のおかげで本当に素晴らしい会になりました。「シンポジウム」というと,あるテーマ(今回は“フィーリングスキー”のイメージ)に沿った基調講演が行われ,その後パネルディスカッションが行われる...ということなのですが,そういった堅苦しいものではなく,シーズンを終えて,「私はこういった感覚で滑ったらうまく滑れた...」,「このイメージよりあのイメージの方がピッタリ...」,というようなことを自由に語り合う...これで充分だと思います。そして,互いに“フィーリングスキー”に興味を持つスキー仲間が一堂に会し,「納会」的に,そのシーズンを楽しく終えたことに乾杯
!!!...これで最高 !!!...そう思います。「シンポジウムは古代ギリシャの饗宴(symposion)に由来する言葉で,本来はいっしょに酒を飲む...という意味で,プラトンの対話編『饗宴』にもその様子が描かれている...」ということでもあるらしいので,私たちの行なった「シンポジウム」こそ,本来の語源に合致した会でもあったわけです。(^ー^)
そういうことで,「第一回“フィーリングスキー”シンポジウム」...大成功
!!!だったと思います。なにしろ25名を超える方々が参加してくれたのですから
!!! この成功の裏には,幹事の“Ika”さんと“Tom”さんの絶大なるご尽力があったことは,参加いただいた皆さんも良くご理解されておられました。幹事のお二人に対し,参加した皆さんと共に心から御礼申し上げます。「本当にありがとうございました
!!!。そして,お疲れ様でした !!!」
さて,来年...鬼が笑うかもしれませんが,どなたが幹事になられ,どのような「シンポジウム(饗宴)」が開かれるのでしょうか? 今から楽しみです。(^ー^)(^
^)(^I^)
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★ May 14 2006 Sunday 小雨 (みつまた)
今朝の越後湯沢...「雨」です。(=_=;)
昨日からシンポジウム会場...新潟県の湯沢に来ています。昨日は小雨...今日も雨,という天気ですが,参加のみなさん...過ぎ行く“スキーシーズン”を惜しみながら,楽しく滑っています。(^ー^)
さて,今日はどんな出来事が...? 楽しみです。 では皆さんも Have a nice Sunday !!!
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昨日は「“フィーリングスキー”シンポジウム」の初日でした。
朝8時過ぎ,お二人の参加者と同乗し白馬を出ました。会場の湯沢,みつまたに着いたのが11時頃...。あいにく風が強く,みつまたエリアだけのOpenでした。昨年同じ頃訪れた時は,みつまたエリアは,帰りのコース以外に雪はありませんでしたが,今年は大違いで,まだまだ豊かな残雪がありました。(^ー^)
午後一時,皆さんとお会いして,先ず昼食...。そして2時から皆さんとご一緒に滑り始めました。今回のこの会は“Ika”さんと“Tom”さんが幹事として設定していただいたのですが,24名もの方々が参加してくれました。ありがとうございます
!!! (^I^) そしてご両名の幹事さんに感謝 !!!です。
さて,今回はレッスン...ということではなく,お互いにスキー仲間としてシーズンを振り返りながら,スキーの滑走イメージを語り合う...とうのが目的です。ですが,話したがり屋の【TOK】は言われもしないのに,語り始めていました...(=_=;)。ここ一ヶ月ばかり思っている「角付けの切り替え時の意識」にいてです。斜面に対する角付け意識ではなく,重力方向に対して垂直な面に対する角付け感覚...これをシーズン終わりのイメージとして,ぜひお話しておきたい...ということで,わたしから口火を切ることになりました。グルーミングされた斜面では他のグループがレッスンをされていましたが,私たちはあえてそのようなコースを避け「パーク」の中や,脇を数回滑りました。
次に「フロントスポイラー効果」を試していただきました。今回ぜひ試していただきたいと思っていた二つ目のテーマです。二組のスポイラーを持参しましたので,ご希望の方に装着していただき,その滑走フィーリングを試していただくことにしました。その結果は,やはり私の想像通りでした。スポイラーを着け,第3,4バックル,パワーベルトをしっかり締めることで,足首から上のタイト感が増します。そして自ら雪に働きかける動作が影を潜め始めるのです。他の皆さんにもぜひお試しいただきたいと思っています。
4時頃までご一緒に滑り,その後は自由行動で,各自6時の夕食までに予約いただいていたホテルに帰ることに...。そして6時から懇親会を兼ねた夕食となりました。豪華なバイキング...皆さん“スキー”のことを語りながらの楽しいいひと時となりました。(^ー^)
8時からは夜の本番...皆さんの滑走フィーリングやスキーについて語り合うことになりました。先ずわたしから「用具の使い方,チューンの仕方」について小1時間ほど話させていただきました。その後フリートークで,車座になってそれぞれ皆さんの“スキー”に対する思いを語っていただきました。アルコールも進み,解散したのは翌日の午前一時頃?。【TOK】は11時過ぎにzzzzz......でひと足お先に眠りにつきました。(^ー^)
さて,今日は二日目...あいにくの「雨」ですが,みなさん元気に雨の中のスキー...楽しむ気持ちで一杯のようです。
では,行って来まァァァーーーす !!! (^ ^)(^I^)
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★ May 13 2006 Saturday 小雨 (白馬)
今朝の白馬...「小雨」です。(^ー^) 昨日はイイ天気で,“Hakuba
47”での白馬エリアでのラストスキー...楽しんで来ました
!!!。(^ ^)(^I^)
さて,今日シンポジウムが開かれる新潟の湯沢も雨のようですが,これも天が与えてくれた何かの啓示でしょう。どんな会になるか...楽しみです。(^ー^)
明日は湯沢からの Up date です。
では,皆さんも Have a nice day !!!
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昨日は“Hakuba
47”で,白馬エリアでのラストスキーを楽しんで来ました。(^ー^) ウイークデイのため人も少なく,また天気にも恵まれ,雪との会話も楽しくできました。
レッスンではなく,他人の目を気にせず,自分で自分なりの快感というか,自分流のスキーをするのも楽しいものです。レッスンではある意味で「滑りの見本」を意識して滑らないといけませんので,どことなく本来の自分でない別の自分が演技している...という気持ちが抜けきれないのです。でも,昨日は自分自身のためのスキーを味わって来ました。ユニフォームを脱ぎ,個人的な服装で滑ると,滑りが変わって自由な滑りになる...ということを実感しました。形やフォーム,運動の仕方...などにこだわらない自由な自分に出会えた気がしました。そして,昨日の「教師日記」に書いたことを思い出していました。
形やフォームをではなく,いろいろなイメージをお伝えするということは,結局生徒さんの自由な滑りを引き出す意味でも大事なことだと思いました。私はレッスンでは形やフォームのことを一切口に出しません。形やフォームが同じになることが大事なのではなく,雪とのコンタクトがその時々の状況に応じた最良の状態で得られ,そのコンタクトを通してイロイロな自然のエネルギーを感じ取ってもらうことが大事だと思うからです。そうすることで,他人と同じではない“あるがままの自分”に出会える...そう思います。あるがままの自分,これに出会うために“スキー”を味わい,楽しむのだ...と。昨日は“Hakuba
47”で滑っていて,私たちは,「“自分”であり続けるために,いろいろなイメージを活用するのだぁー...」と思いました。
さて,今日“Ika”さんと“Tom”さんのご尽力により,「“フィーリングスキー”シンポジウム」が開催されます。この席上皆さんからいろいろな“イメージ”が聞けることと思います。皆さんのイメージから,どんな“自分”が引き出せるでしょか? 非常に楽しみです。(^ー^)(^
^)(^I^)
では,行って参ります !!!
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★ May 12 2006 Friday 晴れ (白馬)
今朝の白馬は「晴れ」です。(^ー^)
やはり,朝起きて「白馬三山」がシッカリ見えると気分爽快です。大自然の美しさを目の前に見ることのできる幸せを思います。
さて,今日は“Hakuba
47”がOpenします。今日から14日(日)までの臨時営業です。今日は自分のために楽しんで来ます
!!! (^I^) では行って来ます !!!。
皆さんも Have a nice day !!!
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ここのところ,思いつくままに,今シーズンを振り返っています。何の脈絡も無く「思い付いたまま...」に書いていますので,ご了承下さい。(^ー^)
さて,きょうの思いつきテーマは“気付き”です。辞書で調べると英語では awareness
とか spiritual awakening
と言うようです。自分の意識として自覚し認識する...という風に説明されています。実は今シーズン,レッスンをさせてもらっていて,「生徒さんにスキーをお教えするということは,“違い”を気付かせて差し上げることだ...」と,【TOK】も気付いたからです。(^ー^)
以前にも書いたように,今シーズンは実に様々な斜面を滑らせていただきました。雪質はもちろん,斜面も,フィールドの様相や規模もそれぞれに違いました。このようなイロイロな状況に立つと,それぞれに表情があってそれを感じながら滑るのが楽しいのですが,これを人一倍楽しむには,やはり“感性”の豊かさみたいなものが必要だと思うのです。人の感性はそれぞれに素晴らしく,潜在的にはもの凄い能力をそれぞれにお持ちです。これは私がこれまで30数年スキー教師をしてきて,今,心の中から真実だと思っていることです。そして,この感性をどのように花開かせて差し上げるか?が教師として大切なことだと思っています。イロイロな“違い”に気付いていただき,それを感じ取る能力を磨いていただけるか?...という,生徒さんの“感性磨き”のお手伝いをすることが,私たちスキー教師の仕事なのです。
この“気付き”を実現していただくため,役に立つのは“イメージ”です。私たちが日常生活で経験するものごとやできごとの感覚を,できるだけ多くイメージ化し,これを生徒さんにお話しして滑っていただくことで,その時々の滑走フィーリングを体験してもらいます。すると,「ハハァーン...テールで切れるってこんな滑走感覚なんだ?!?!」とか,「アレレ?...こんな風に身体がねじれてるモンなの?!?!」,「アリャリャ?...スキーって自分で回さなくてイイんだ?!?!」...といった様々なことに“気付かれ”ます。実はこのことで,身体を使うことにではなく,使われていることに“気付く”のです。形やフォーム,身体の動かし方をお教えするより,あるイメージをお伝えし,そのイメージを実践して滑っていただくことの方が,はるかに“体感的気付き”には効果があります。ですから生徒さんもご自分なりに,「素直な気持ちで“イメージ”を湧かそう...」という姿勢も大事なのです。「教師の話すイメージから,自分はどのような体感を得ることができるだろうか!?!?!...どの様な新しい“気付き”と出逢えるんだろうか!?!?」...という風に,ワクワクして新しい体験の“気付き”を期待する姿勢が大事になります。まさに
spiritual awakening
的な気持ちで「魂のレベル」で,自分自身の潜在的資質が花開く瞬間を期待する...このような前向きな姿勢が大事なのです。
今シーズン...この様な気持ちを持たれ,新しい“スキーワールド”を経験された方が大勢おられます。自分の潜在能力に“気付き”,これが開花して,これまで経験したことの無い,「スキーの面白さ」に出合われた方々です。(^ー^)
今シーズン“気付き”の少なかった方...ぜひ来シーズンは多くの“気付き”がありますように
!!!
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★ May 11 2006 Thursday 雨 (白馬)
今朝は「雨」の白馬です。今朝早くは結構な量が降っていましたが,9時近くになって空が明るくなってきました。明日の天気...予報では「晴れ」になりました。で,明日12日から14日まで“Hakuba
47”がOpenしますので,滑りに行って来ようと思ってます。この時期に滑れるスキー場が近くにあるというのは嬉しいですネ
!!!。 (^ー^) では,今日も Have a nice day !!!
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昨日は“Hakuba
47”スキー場のシニアクラブの皆さんとの交流会...新潟の某ゴルフ場でゴルフを楽しんで来ました。(^ー^)
シーズン中,“Hakuba
47”のスキー場関係者の方々には本当にお世話になりました。社長はじめ,社員の方々,そしてシニアクラブの皆さん...私のレッスン活動を暖かく支援していただきました。おかげさまで,こころおきなくレッスンに集中できました。どこかのスキー場と違って,私のレッスンを受講される方々を歓迎する気持ちが前面に出ていました。そして私にも,「お客様を良く連れて来てくれました。ありがとう!!!...」という言葉を掛けてくれました。スキー場の営業サイドから見れば,ひとりでも多くの方にお越しいただき,スキーを楽しんで欲しい...というのが当たり前のことです。ですから,どこかのスキー場のように,教師が生徒さんをそのスキー場にお連れした時,「俺たちのスキー場を利用し,客にスキーレッスンをして,金を稼いでいる...。不届きなヤツだ
!!!」...というような姿勢を見せる所とは大違いです。えてして,このような姿勢のスキー場に限って,「スキー客が減って,困った,困った...」と言っているのですから,オカシナ話しです。
暖かく迎えていただいたから言うわけではありませんが,“Hakuba
47”スキー場は,「お客さんに楽しんでいただこう
!!!...来ていただいてありがとう!!!」...という姿勢が前面に出ています。スキー場そのものは決して大きくはありませんが,それだけにコンパクトなサービスを心掛けていて,シャトルバスの運行や,飛び跳ね系のスキーヤーやボーダーが利用するパークの作り方などに,その姿勢が強く出ています。「楽しんでいただいて,価値を見つけてもらえたなら,応分のお金を頂戴させていただきます...」という態度が見受けられるのです。ですから,私たちお金を払う方が主役なんだ
!!!...という気持ちになります。当たり前と言えば当たり前のことなのですが...。
このような気分良くスキーが楽しめる場所で【TOK】の“フィーリングスキー”レッスンができたことを嬉しく思います。レッスンを受講された方には,少し物足りない...という印象を与えたかもしれませんが,“五竜とおみ”スキー場も同じリフト券で使用できることから,こちらとの併用をしながらレッスンをさせていただきました。落ち着いて基本的なレッスンができる環境...ということで言えば,大きなスキー場でないことが逆に良かったかもしれない...そう思います。
来シーズンも,基本的には“Hakuba
47”スキー場をメインにレッスン活動をさせていただくつもりです。さてさて,来シーズン...どのようなことになりますやら...。乞うご期待
!!! ですゾ !!! (^ー^)
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★ May 10 2006 Wednesday 晴れ (白馬)
今朝も「晴れ」の白馬です。今日夕方から雲が張り出し,夜から雨になるようですが...。
今日は“Hakuba
47”スキー場のシニアクラブの皆さんとの交流会で,新潟まで行って来ます。 (^ー^) では,今日も Have a nice day !!!
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今日の「2006シーズンを振り返って...」は“生かされている...”ということについて...。
今日の話もプライベートなことで申し訳ありませんが,今年は,これまでお世話になったスキースクールから独立する形...でのスキーレッスン活動となりました。これまで考え,暖めてきたレッスンのスタイルを,より具体化する形で展開させていただきました。その考えはこの「教師日記」でも時々お話しさせていただいておりますが,わたし自身,“基本”として思っていることは,“スキー技術”はいろいろな斜面や自然の中で実践できて初めて“生きた技術”...ということです。ですからレッスンでも,条件が良いときだけ...とか,整地斜面でなければ通用しない技術より,いろいろな場所で使える技術を皆さんにお教えすることが,教師としての私の役割...そう思ってやってきました。いろいろな所で通用する...という観点から,スキー場もいろいろな所へお邪魔させていただきました。国内,海外合わせて10数ヶ所のスキーエリアで滑らせていただきました。そして,訪れた各スキー場で思ったことは,スキー場毎の独特なエネルギーがある...ということでした。ホントにスキー場毎に微妙な,あるいは歴然とした違いが感じられるのです。こういったエネルギーを感じながら滑っていると,「自分って本当に幸せだナァー
!!!」...と思います。そして,皆さんのフォローがあってこそ,こういう経験させていただいている...という感謝の念も湧いてきます。まさに俺って皆さんによって,また大自然によって「生かされている...」とつくづく思うのです。今シーズンは特にこのことを折に触れて感じたシーズンでした。
本当にありがとうございました !!!
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★ May 09 2006 Tuesday 晴れ (白馬)
今朝は「晴れ」の白馬です。(^ー^)
昨年の同日...5/9の写真を見てみますと,兎平から上部しか雪が残っていません。...が,今年はまだリーゼンコースの上部1/3位は雪がしっかり付いています。 「桜の花」も,約10日近く遅く咲きました。今年は本当に雪に恵まれたシーズンだった...そう思います。恵みを与えてくれた天の神に感謝です
!!! (^ー^) さて,今日も Have a nice day !!!
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昨日は,シーズン中のレッスンが無事終わった感慨に浸りながら,「教師日記」を書かせてもらいました。そして,一日のんびり過ごさせてもらいました。(^ー^) ビデオ編集のこと...忘れているわけではありませんので,首を長くしてCDが着くのを待っておられる方...もうしばらくご辛抱下さい...(=_=;)
さて,今日からこの「教師日記」は「2006シーズンを振り返って...」ということで,逐次その総括をしていきたいと思います。
今日の話はプライベートなことで申し訳ありませんが,昨年秋手術した「右ひざ」の調子について...です。昨年の10月,ニュージーランドで悪化した右ひざの内視鏡手術をいたしました。結果として...思った以上に良好にひざの調子が回復し,昨シーズンとは比べものにならないくらい“スキー”が楽しめました
!!!。昨年のシーズン終わりには,ひざに水が溜まり,少し膨らんでいて,階段を下りる時などは,一段づつ両足を揃えてから下りないと痛みが走ったのでした。ところが,おかげさまで今シーズンは,最後の最後までひざの痛みも無く,水が溜まることもありませんでした。手術を薦めてくれたドクターに感謝です。(^ー^)
さて,手術のため入院した日の「教師日記」に,『...出会いには“ころあい”がある...。その出会いを有効に活かすには,受けて側が心を開いていないとうまくいかない...。私達の目の前をいろいろなご馳走が過ぎて行っているのだけれど,それを食べよう...という意思が無ければ,そのご馳走は遠くに行ってしまい,手に入らなくなる...。私達は毎日いつも心をOpenにして,いつでも手に入れられるように,“今のこの瞬間”を大事に生きることが大切なのだと思う...。今回の手術...「何かのご馳走が私の目の前を通り過ぎ,それを手に入れるためのひとコマ...かもしれない
!!!」という予感が,実はしているのです...』というようなことを書かせていただきました。結果は...予感どおり,ホントに美味しいご馳走をいただけることになりました。(^ー^) それもスキー教師には大変なご馳走でした
!!!。
今思うと,ニュージーランド行きを決めたことも,ヘリスキーでのひざの悪化も,そして現地ニュージーランドでの診察も,セラピストのアドバイスも,日本に帰ってからのドクターの薦めも...それら全てが,周りの人たちの暖かいアドバイスをいただきながら,その時々の私の選択如何に掛かっていた...ということの不思議です。何か大きな流れに沿った,「私の進むべき道」...それをその瞬間々々の選択で歩んできた結果が,今在ることに結びついている...そう思います。
ひざの手術結果得られた,今シーズンの充実したスキーライフ...これも実は,「毎日いつも心をOpenにして,いつでもご馳走が手に入れられるように,“今のこの瞬間”を大事に生きる...」という姿勢がもたらしてくれたものだと思っています。
2006シーズンを振り返って,先ず第一に思うことは,皆さんのご理解とご協力をいただきながら,瞬間々々を精一杯過ごさせていただいた...ということです。
本当にありがとうございました。(^ ^)(^I^)
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★ May 08 2006 Monday 小雨 (白馬)
今朝の「白馬」...朝早くは曇っていたのですが,8時頃から雲が取れ始め,今(8:30)は「晴れ」になりました。(^ー^)
さて,昨日でGWが終わりました。そして,いくつかの場所を除いては,スキー場のほとんどが営業を終了しました。そして,私のレッスンも無事終了しました。おかげさまで怪我をされた方も無く,想い出に残るシーズンとなりました。皆さんに感謝です。本当にありがとうございました
!!!(^ ^)(^I^)
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昨日は「No.42:シーズン・サヨナラキャンプ No.2」の三日目で最終日でした。
2006シーズンを締めくくる記念の一日でした。(^ー^) シーズン初めのレッスン日と,最終のレッスン日には,“マルティン・グガニック”に貰った「赤いキャップ」をかぶることにしています。そういうわけで,昨日...雨の中でしたが,写真の赤い帽子でのレッスンとなりました。
さて,レッスンは,いろいろなイメージを体験していただく,ということで“Driving
Turn”から始めました。これは,「車を運転する時のドライブ感覚を足裏に持ってもらう...」というものです。いろいろな点で車の運転感覚とスキーの操作感覚とは似ているところが多いのですが,それをご自分なりにイメージして滑っていただきました。ハンドルの切り方のタイミングとアクセルを踏むタイミング...そしてブレーキをかける感覚など参加の皆さん...雪上のドライブを充分に楽しまれました。(^ー^)
そして昨日の圧巻は...皆さんにグッキーに貰った「想い出のキャップ」をかぶっていただいて滑った滑りでした。お一人づつキャップをかぶって滑っていただき,それをビデオに収めたのですが,皆さん信じられない様な滑りをされたのです
!!!。まるで「グッキー効果
!!!」とでも言ったらいいでしょうか?!?!。前夜のミーティングでグッキーのビデオを観たのですが,その中のグッキーに成り済まして滑る...という気持ちが滑りに反映したのでしょうか? 3人ともホントにいつもと違う滑りをされました。こうやってみると,スキー技術もホントに「心の持ち様」だということが分ります。気持ちが前向きで滑るのと,どこと無く不安で滑るのとでは大きな差がついてしまう...ということです。特に今回ご参加の“Take”さん...他のお二人もビックリ(*_*)されるような滑りを披露してくれました。(^ー^) 「やりゃできるんだ
!!!...ネ !!!。Takeさん
!!!」 いつも「俺はグッキーののり移り...」と思って滑ったら最高かもネ
!!!。(^ー^)
午後はこの二日半で学んだりイメージしたことを振り返りながら,悪雪や林間コース,ハーフパイプなどを楽しみました。今回のサヨナラキャンプ...テーマをひと言で言えば,「圧に敏感になる」...ということでした。悪雪やコブ,林間...などを滑っていても,「圧の量,圧の方向,圧を受ける場所」...このことが敏感に感じ取れればスキーをコントロールすることが,それに比例する形で容易になります。“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”をマッチさせた滑り...というのも,結局は「圧に敏感になる」ことで,それぞれの特徴が生かされるようになるのです。そして,“敏感”になる...ということは,ヒトとしての感性が豊かになる,ということでもあります。その結果,「いろいろな雪との会話」が楽しめるようになり,“スキー”を通じて,「雪の大自然味わうことの面白さが実感できる...」ということにもなります。
今回の締めくくりのキャンプで,この様な意義のあるレッスンができたことは,グッキーの魂が見守っていてくれたからかもしれません。もちろんご参加いただいた3人の皆さんのおかげでもあります。皆さん...本当にありがとうございました
!!! 心から御礼申し上げます。(^ ^)(^I^)
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...というわけで,2006シーズンのレッスン,無事終了しました。
私のレッスン最後のターンは「中回り・右山回り」でした。レッスン最初の滑り出しの山回りと,最後の滑り終わりの山回り...これを毎年思うことにしています。シーズン始まりの「“気”を込めた滑り」と,シーズン収めの「“気”を入れた滑り」...これを大事にしています。
今シーズン最初のレッスンは,昨年の11月24日でした。そして昨日まで...合計130日間,レッスンをさせていただきました。実は,今シーズン初めに“O”さんから『...あれだけタイトなスケジュールでお体や受け入れ体制は大丈夫でしょうか。もし、急にお体が具合悪くなった時、急用でスケジュール変更が必要になった時、そんな非常事態が起こった時にすぐ代役等がおられるのか・・・最近企業では非常事態が起こった時の為に「危機管理対策」が事前に色々計画するようになって来てます。余計なお節介かも知れませんが ちょっと気になったもので...』という,ありがたい
e-mail を頂いておりました。仰るとおり,11月末から5月の連休終わりまで,ビッシリの予定を作ったのは良いけれど,万一事故や怪我,病気になったらどうしよう?...と毎日思っておりました。期間中一度だけ,風邪気味になったことはありましたが,気を張っていたのでしょうか,おかげさまで休まずにスケジュールを全てクリアすることができました。これも本当に皆さんのありがたいご支援のおかげと,心から感謝申し上げます。ありがとうございました
!!! (^ー^)
まだ5/13,14の「フィーリングスキーシンポジウム」がありますが,レッスンは終了し,今日からはシーズンを振り返って,いろいろ思ったことを「教師日記」に書かせていただくつもりです。
これからもよろしくお願いいたします。(^ ^)(^I^)
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お知らせ !!!
5/7の「教師日記」で...今回の受講生の方から,後日何らかのレポートがあると思います...と書かせていただきましたが,早速“Take”さんから,レポートをいただきました。そのレポートは「“Take”さんんのスポイラー体験Report」に
Up date させていただきましたので,ご覧下さい。(^ー^)
“Take”さん,ありがとうございました !!! (^ ^)(^I^)
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★ May 07 2006 Sunday 小雨 (白馬)
GW最後の日は,白馬は「小雨」が降ってます。これまで最高の天候が続きましたので,これ位は我慢しないと...ネ
!!!。
さて,今日が今シーズンの jpSKI.com
キャンプ...最後の最後になります。シーズン最後のレッスンなので,今日はグッキーに頂いた思い出の「赤いキャップ」でレッスンを締めくくります。(^ー^)
皆さんも Have a nice day !!!
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昨日は「No.42:シーズン・サヨナラキャンプ No.2」の二日目でした。
昨日のイメージテーマは“Sound of Music
Turn”でした。(^ー^) 前回のサヨナラキャンプでも効果がありました。“愛のターン”や“お習字ターン”は全くのイメージなので,人によってはイメージが湧かない人も居られます。ですが,この“Sound
of Music
Turn”は実際に音が聞こえるので,イメージ力に関係なく集中力さえあれば,どなたにでも実践していただけます。やはり想像通り,皆さんの滑りに気負いが無くなり,身体がリラックスして,脚の運動も「雪の抵抗に身を任せる...」という感じで素直な動きが出てきました。初日の「地球との駆け引きターン」という予習的なトレーニングがあったおかげでしょうか,雪との圧のやり取りがスムーズにでき始めました。(^ー^) 耳で音を聞く...という基本的な“Sound
of Music
Turn”の練習の後は,音の波動を,「耳だけでなく,身体のいたる所で聞く...」というイメージを持って滑ってもらいました。これにより,音源(センサーポイントSP)と音の収納場所(レシーブポイントRP)を結ぶ「音のライン」が,無数にイメージできます。そしてこの「音のライン」をどう設定するか?で,いろいろなターン感覚が得られることが分るようになります。大回りから小回り...スキッディング的滑りからカービング的滑りまで,この「音のライン」をいろいろ変え,ターンフィーリングの違いをいろいろ楽しみました。(^
^)
さて,ランチタイム...ブーツの前に入れる「スポイラー」の話しをさせていただきました。これによってブーツが硬くなり,滑りの変わった方が大勢居られます...ということを,「教師日記」にも書きましたが,「ホント?そんなに変わるものなの?...」と疑心暗鬼になっておられる方も居られるようです。そこで,午後からのレッスンでは,皆さんに私のスポイラーをお貸しし,それを体験していただくことにしました。結果は...私の思ったとおりでした。このことについてのコメントは,今回の受講生の方から,後日何らかのレポートがあると思いますので,ここではお話しませんが,相当な滑走フィーリングの違いだったようです。(^ー^)
さて,午後からは“Sound of Music
Turn”を頭に,「スポイラー効果」も試しながら,いろいろな斜面を滑ることにしました。ゲレンデとロープで規制されている斜面との間の「ノリ状凸斜面」や,ハーフパイプなど,普段は滑らない所を滑りました。また,この時期ですから,良い雪のオフピステ...というわけにはいきませんでしたが,それでも木立の中の滑走も結構楽しめました。子供のころに戻ったような,“遊び”の面白さを味わった皆さんでした。今回ご参加の“Kusa”さん曰く...「木立の中の滑り...あんなに楽しいとは思いませんでした
!!!。スキー観が変わりますネ
!!!」というほどでした。(^ー^)
わたし自身,滑っていて「音を聞こう...」とすると,素直に斜面移動している自分を発見できました。本当に「雪に任せる...」ということができ,視野が本当に広くなるのでした。スキー技術...イメージ...フォームや形...身体の使い方...など等,“スキー”がうまくなり,雪原を楽しむための方法はいろいろありますが,本当にいろいろな斜面で役に立ち使えるモノか?...実際の役に立ってナンボだなぁー...このことを強く思った【TOK】でした。(^ー^)
さて,今日は2006シーズン最後のレッスンになります。気を込めて最終日にふさわしい“スキー”...して来たいと思います。(^
^)(^I^)
では,行って参ります !!!
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★ May 06 2006 Saturday 晴れ (白馬)
今朝も「晴れ」の白馬です
!!!。少しだけ春霞っぽく,スッキリ
!!!...とはいきませんが...。
でも3日からズーッとイイ天気で,今年のGWはホントに天候に恵まれていますネ
!!!。
この天候も今日までで,明日7日は「雨」のようです。その分,今日はシッカリ滑りますか?! (^ー^)
では,今日も Have a nice day !!!
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昨日から
jpSKI.com
の今シーズン最後のキャンプ「No.42:シーズン・サヨナラキャンプ No.2」が始まりました。最終のこのキャンプ...ご参加の方が少なく,3名の方とご一緒に滑ることになりました。(^I^)
前回の「No.41のサヨナラキャンプ」と同じようなプログラムになるかな?...と思っていましたが,初日の展開は違うものになりました。“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”のバランスを生かしたターンを心掛ける...という意味では同じことで,スキッディングターンから考えることにはなりましたが,そのイメージが違っていた...ということです。先ず,Before映像を撮りながら滑りを拝見すると,みなさん「ターン後半のエッジの使いすぎ...」と「圧の急激な変化...」という特徴がみられました。
そこで最初は「地球の引力に引かれる意識を持つことが,斜面移動を考える前に必要...」ということで「地球のコア方向」を意識しながらのスキッディングターンを学びました。地球の引力に引かれる意識を持つと,エッジの多用が姿を消して行き,適度なエッジの使い方ができるようになります。次は「雪との圧のやり取り」...ということですが,昨日はこれを「噴水イメージ」で行ないました。「噴水の上を上下するピンポン玉」をイメージしてもらいます。そして“ピンポン玉”を“自分の重心”に置き換え,噴水の圧によって上下するイメージを持ってもらいます。ターン前半は水の圧が強くなって噴水の水が上まで上がるイメージ...。ターン後半は逆に水圧が低くなって水位が低くなるイメージです。「圧によって重心が上下する」...という,圧イメージを身に付けていただくためのひとつの練習としては面白いイメージかもしれません。(^ー^)
さて,これを数本,30分ばかり行なってから,今度は「地球との駆け引きターン」...とでも言えるイメージのトレーニングを行いました。自分の重心と地球は互いに引かれているのですが,地球が自分から遠ざかったり近づいたりを繰り返す...というイメージのターンです。ターン前半は地球が自分から遠ざかって行き,後半は近づいて来るイメージです。すると,地球の遠ざかる,近づく...が脚の伸びと縮みという脚の動きなって顕れてきます。結局昨日は一日,この「地球との駆け引きターン」のイメージで滑ることになりました。
午後は,「地球のコア⇔“センサーポイントSP”⇔身体の重心」を結ぶ一本のラインをイメージし,このライン上を地球が近づいたり離れたり...というイメージを練習しました。スキッディングターンでは“センサーポイントSP”が土踏まず付近になりますが,スキーがたわみ始めるとその場所は,スキーのトップ方向に変わり,かかとが支点になって,テールで切るターンになります。コブの中や悪雪の中...地球との圧のやり取りを楽しんだ皆さんでした。(^ー^)
さて,今日は二日目...どんなテーマが展開するでしょうか? 楽しみ楽しみ
!!!(^ー^)
では,行って来まァァァーーーす !!!
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★ May 05 2006 Friday 晴れ (白馬)
今朝も晴れの白馬です
!!!。昨日ほどの快晴ではありませんが...。気温は20度くらいまで...高くなりそうです。
昨日は多くのスキー仲間と,スキー場や「メルツェン」でお会いできました
!!!。仲間との交流...これもホント楽しいですネ !!!。
皆さんもGW...楽しんでますか?(^ー^) では,今日も Have a nice day !!!
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昨日は「No.41:シーズン・サヨナラ キャンプ No.1」の三日目,最終日でした。
昨日のメインイメージは“Sound of Music
Turn”でした。初日と二日目の“愛のターン”は,実際に存在する...というものではなく,完全にイメージの世界のモノです。ですから各自のイメージ力,想像力に左右されることが多いのですが,この“Sound
of Music
Turn”は違います。本当にそこに“Sound”が在るのです。スキーが雪の上を滑って行くと,ザァーとかサァーという音が実際に聞こえます。ですから,その音を聞き取ろう...とすることが可能なのです。イメージ力に少し乏しい人でも聞きに行けます。何人かの方は,この練習で滑りが変わりました。(^ー^) 二日目までは,少し“愛のターン”のイメージが湧かず,伸び悩み気味だった人も,この“Sound
of Music Turn”で息を吹き返しました。良かった良かった
!!!。(^ ^)(^I^)
午後も,“Sound of Music
Turn”がメインでしたが,ターン前半の入り方を少し詳しく勉強しました。スキーと重心の入れ替え,つまり角付けの切り替え時のイメージです。ほとんどの方は,「斜面に対する角付けの切り替えが起こることで,スキーと重心の入れ替えが終了する」...という意識をお持ちです。この考え方は緩斜面では通用しますが,30度以上もあるような急斜面では,オカシナことになってしまいます。斜面に対する角付けの切り替えが終了する頃には,体ははるか下方に落ちているからです。これではターン前半に雪面コンタクトをキープすることができません。「重力方向に対する直角な面」を考え,この面上でスキーと重心の入れ替えが起こる...という風に考えるとターン前半がうまく行きます。この意識でターンを行なうと,先ずターン前半の外スキーの山側エッジでの雪面コンタクト意識が起こります。そして,それが徐々に雪面にフラットになり,続いてターン内側のエッジが使われる...という順序になります。簡単に言うと,「平行開きのステップターン的意識」になります。少々ややこしくて解かりづらいかもしれませんので,後日,図を使って詳しく説明したいと思いますが,この意識を持つと,ターン前半の雪面コンタクトがうまくいく様になることが多いのです。
さて,三日間,“愛のターン”や“Sound of Music
Turn”で,基本的な技術ということを再確認させていただきました。滑りはコレしか無い
!!!...というものはありません。ですから「正しい技術」...というようなものも無いと思います。ですが,“生涯スポーツ”としての“スキー”を考えると,そこにはある基本的なパターンというか,基本的な考え方は在るように思います。今回は三日間,このようなことを念頭に皆さんにいろいろお話しさせていただき,また勉強させていただきました。
みなさんお疲れ様でした。そしてありがとうございました
!!!。
では良いオフシーズンを !!! (^ー^)(^ ^)(^I^)
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★ May 04 2006 Thursday 快晴 (白馬)
今朝も快晴の白馬です
!!!。GW...6日まで「晴れ」の日が多いようで,良かったですネ
!!!。
さすがに昨日はスキー場も混んでいました。でも“Hakuba
47”スキー場は練習するには差し支えない程度のお客さんで,快適に滑れました。
皆さんもGW...楽しんでますか?(^ー^) では,今日も Have a nice day !!!
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昨日は「No.41:シーズン・サヨナラ キャンプ No.1」の二日目でした。
今回のキャンプ...自分の滑りを変える...というより合理的なスキー...というか,いろいろな場面,場所で使える「基本的な技術」を探ることを目的にしています。これまでシーズン中にそれとなく滑っていて,「自然に身についてしまった垢」...これを見つけ出して,洗い流す...ということです。そして,来シーズンまたきれいな身体で,新しい気持ちで“スキー”を楽しめれば最高
!!!...ということです。
で,昨日の午前中は「小回り」をテーマに,「垢落とし」を行ないました。(^ー^) みなさん,もう相当滑られる方ばかりなのですが,やはり「垢」はありました。かく言う【TOK】も気をつけないと「垢」が付きますが,レッスンをさせていただいていると,いつも基本に忠実に滑ろうという意識が働きますので,皆さんよりは「垢の量」が少ないようです。(^
^) さてその垢...小回りでは「上半身と下肢の間のネジレ意識がおろそかになっている」...ということでした。なにげなく滑っていると,ストックを突こうとして手が前に出過ぎてしまい,せっかくできたネジレが戻ってしまうのです。そのためターン前半が苦しくなって自らスキーの方向を変えようとして“Do
Ski”的な動きをしてしまいます。するとそのアクションに対するリアクションが起こり,これが上半身の無駄な動きとなって表れ,好ましくない結果につながってしまうのです。ターン前半の雪面コンタクトも軽くなってしまいます。午前中はこの「小回りの垢落し」で過ぎて行きました。(^ー^)
午後はコブや不整地の中の大回り,中回りでした。コブの小回りは,ある程度馬力があり,バランス感覚がよければ滑れますが,大回りや中回りはそうはいきません。エッジを使い過ぎたり,急激な方向変換をするとバランスを崩してしまいます。もちろん不整地ですから,バランスを崩す要因は多いのですが,それでもリスクの少ない技術というか,最も安定して滑れる技術を身につけることが大事です。そのためには「丸いターン円弧」を描くように気をつけることです。カービングターンをやり過ぎた人は,えてしてターン前半を小さくし過ぎる傾向にあります。これでは横方向の抵抗を強く受けてしまい,バランス維持に不利になります。またトップで切って行こうとして,特にターン後半でトップを押さえ過ぎてしまい,つま先側が支点になってしまう人も多くみられます。こうなるとテールが不安定になり,スキーの落ち着きがなくなります。大事なことは「かかと支点気味にし,ターン後半雪の圧を吸収する...」という意識です。そのためのいろいろなイメージを皆さんにお話しました。私の話すイメージでスンナリうまく行くこともありますが,そのイメージではなくご自分のイメージの方がイイ場合もあります。人それぞれ人生の経験も感性も違いますから,これは当然のことです。先ず私の長い経験から効果的であると思うイメージをお話し,それを行なってもらいます。もしそのイメージがすんなり来ない時は,ご自分のイメージを前面に出して滑っていただくことも大事です。そして,そのイメージの方が私の申し上げるイメージよりイイ結果を生むのであれば,そちらを採用していただくことが大事です。【TOK】の話すイメージが唯一のイメージではありません。いろいろな垢...これを落とすための井戸水のある場所にお連れすることはできます。それを飲むか飲まないか?落とすか落とさないか?...これはレッスンを受ける方なのです。私がお連れした井戸ではなく,ちがう井戸がイイナぁー...ということに気付かれたなら,それはそれでOK
!!!...ということです。このようなこともレッスンの最中に話させていただきました。
さて,今日は最終日...良い井戸に出合えるでしょうか? そして見事,垢を洗い落とすことができるでしょうか? では行って参りまァァァーーーす
!!! (^ー^)
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★ May 03 2006 Wednesday 快晴 (白馬)
今朝は快晴の白馬です。GW...各地の観光地,今日から5日までくらいが一番混みそうですが,その間の天候は良さそうです。良かったですネ
!!!。
咲くのが遅れていた「桜」の開花もすすみ,今日くらいが白馬は満開を迎えそうです。
さて,皆さんはどのようなGWお過ごしですか?(^ー^) では,今日も Have a nice day !!!
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昨日から「No.41:シーズン・サヨナラ キャンプ No.1」が始まりました。昨日はあいにく午前は雨...。午後から雨は上がりましたが,濃いガス...という条件の中でのキャンプ初日となりました。
今回のサヨナラキャンプ...目的は,「06シーズンを振り返えりながらスキー技術の意味を考えること,そして来シーズンへの課題を探り,オフシーズンを有意義に過ごすこと」...です。今回ご参加のみなさん,技術的にはポテンシャルの高い方々ばかりですので,細かいことよりは,スキー技術全体を包括的に観る...ということを目指すことにしました。こういう視点で“スキー”を観ると,やはり大事なのは“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”を生かし,これらをいかにマッチさせるか?ということに尽きます。
午前中は,スキーの持つ特性を活かす...ということで,“オレンジ・ターン”を基本にスキッディングターンの意味から探ることにしました。何回もキャンプにご参加いただいている方には,もういちど基本を思い出していただき,またキャンプ初参加の方には“フィーリングスキー”の基本を知っていただく...ということで,「スキーの前後の長さの違いを活かしたスキッディング」という基本中の基本から,お話しをさせていただきました。ポテンシャルの高い皆さんからすれば,実に簡単な事なのですが,この「シンプルな考え方の延長線上にいろいろな技術が待っているだ...」ということを思い出していただくための練習となりました。地球の引力に引かれて斜面移動すること,自分の力ではなく雪からの力でスキーはその方向を変えて行くこと,ひざや腰など身体の使われ方は無理のないものであること...等など,たかがスキッディングターンとはいえ,その中には大事なポイントがいくつもあることを学んでいただきました。(^ー^)
午後は,スキッディングから派生した「スキーの“たわみ”を活かす...」ということの意味を探りました。エッジだけに頼らず,斜面移動によって生まれる自然な「スキー板のたわみ」...これをどう考えるか?で「カービングターン=切れるターン」の考え方が違ってきます。先ずスキー板のトップ部分から自分の身体方向に雪の圧を受け容れる...という“愛のターン”をお話ししました。このことで,かかとを支点として,くるぶしをちょう番のように使うことを学びました。サイドカーブだけに頼らない,テールで切るカービングを身に付けることは,なにも整地だけでなく,いろいろな斜面で応用できるスキー技術として大変役に立ちます。そのための基本的な練習を,ターン前半,後半の組み立て方法と関連付けながら考えてみました。
さて,今日は二日目...天気は最高です
!!! 今日はどういう展開になるでしょうか? 楽しみ楽しみ
!!!
では行って参りまァァァーーーす !!!
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★ May 02 2006 Tuesday 雨 (白馬)
今朝は雨の白馬です。昨夜は凄いカミナリでした。夕方から鳴り始めていたのですが,今朝未明まで続きました。この時期としては異例のカミナリです。大気がだいぶ不安定なようです。
さて,昨日の暖かい,夏を思わせるような気温のおかげで,「桜」が開花しました
!!!。例年より確実に一週間の遅れです。明日から天気も「晴れ」のようですから,このGW...しっかり花見も楽しめる白馬です。(^ー^)
では,今日も Have a nice day !!!
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昨日も【TOK】はスキー
Day Off
でした。ビデオ編集と雑務で一日くれましたが,例によってビデオ編集しながらいろいろなことを思いました。(^ー^) そして昨日は「“スキー”は“自己実現”のためのひとつの手段...」そんなことを思いました。私を含め,スキーの面白さを説明するのに,明快な答えがある人は少ないと思います。どうしてこんなに熱中できるのか?一体ナニがそうさせるのか?...ビデオを編集しながらこんなことを考えていました。
アメリカの心理学者「アブラハム・マズロー」は自己実現という言葉で,「人間には,自分にしかできない固有の生き方をしたい,自分の可能性を最大限に実現したいという欲求がある。生きるための基本的な欠乏欲求が満たされると,このような自己実現を求めるようになる。そして自己実現した人の特徴として...客観的で正確な判断,自己受容と他者受容,自然な態度,自発性,自律,心理的自由などに長けてくる...」と言っています。言葉を換えて言うと「自分らしさ」を求め始め,その結果「自分と違う他人の考えにも寛容な態度で接することができるようになる...」という風にも言えるでしょう。
“スキー”だけがそうだとは思いませんが,自然の中のいろいろな所を滑っていると,“自分で想像もしないような経験”に良く出会います。そしてこの経験が“実りある感動”を私達にもたらしてくれるのです。ところがこの感動...人工的に作られた斜面やゲレンデではそれほど大きくはありません。“その場所の持っているエネルギー”みたいなものがまるで違うのです。人工的に作られたものと,自然にそこに存在しているもの...の違いがハッキリ感じ取れるのです。ニセコの木々の中や,ARAIの自然豊かな斜面,そして
Whistler Blackcomb
の手付かずの自然の中の滑走...を経験し,その後,整備された整地斜面を滑ると,その味気の無さが良く分るのです。このような“エネルギー”溢れる自然の中で“スキー”をしていると,まさにマズローが言うような“自己実現”を実践している自分が居る...そんなことを思います。「自分の潜在的な感性の豊かさに目覚め,自分独自の世界にひたり,自分の可能性を探る」...そのために俺はスキーをしてるんだ
!!!...という気持ちになるのです。人のために,あるいは他人との比較や,優位性を誇るためにではなく,自分自身のために,自己実現のために“スキー”をしてる...それを強く思います。
ビデオ編集...いろいろな思考が頭を巡った【TOK】でした。(^ー^)
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★ May
01 2006 Monday 曇り (白馬)
今日から五月...皐月です。
昨夜から今朝に掛けて,強風と雨でしたが,それも収まりはじめました。今は「曇り」の白馬です。春の天気...めまぐるしく変わりますが,どうも今日は曇り空のようです。明日朝までぐずついた天気が続くようで...。 明日から残り二つの【TOK】キャンプが始まります。天の恵み...どう出ますか?楽しみです
!!! (^ー^) では,今日も元気で !!! Have a nice day !!!
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昨日,スキーは
Day Off の【TOK】でした。
溜まりに溜まっていたビデオ編集をしました。まだまだ全部...という訳にはいきませんが,少しづつ編集していますので,発送までもうしばらくお待ち下さい...(=_=;)
さて,そのビデオ編集をしながら昨日は“感謝”...ということを思いました。まだ今シーズンのキャンプ...全てが終わったわけではありませんが,これまで皆さんの支えがあったからこそ,私なりに最善をつくしたレッスンが行なえて来た...そう思っております。おかげさまでシーズンが始まって,11月から4月まで,合計123日のレッスンをさせていただきました。多くの方のフォロー,ご協力が無ければこのような活動はできなかった...心からそう思います。本当にありがとうございます
!!! (^I^)
そして,レッスンの最中にいろいろなインスピレーションが沸き,それぞれの場面でお話しさせていただきました。これも本当に不思議なのですが,生徒さんに,「どう説明して差し上げたらご理解いただけるかな?」...ということを念じていると,突然フッと「この方にはこういうイメージでお話して差しあげなさい...」という啓示みたいなモノが頭に閃くのです。【TOK】はナニも宗教に凝っているわけでも何でもありませんが,次々とこのようなイメージが湧いてくると,私をこの世の中に送ってくれた大自然の力というか,天地創造の偉大なる力というか,なにかしらそのような“畏怖すべき大きな力”みたいなものを感じます。はたしてそれを“神”と呼ぶべきか,あるいは“仏”と呼ぶべきか分りませんが,「どうしてこんなことが頭に閃いたのだろう?...思いついたのだろう?」という感じがするのです。そして,「ナニかに俺は生かされているのかもしれない...」というようなことも真面目に思います。(^ー^)
ある方々からは,「だから【TOK】は根アカで,おめでたい人間なンだ
!!!」...というようなことを言われます。でも,それはそれで私は嬉しい...そう思っています。私と一緒の時間を共有していただき,互いが“磨き砂”としていい影響を及ぼし合えた皆さんにも“感謝”ですし,また“オレンジ・ターン”や“愛のターン”を思い付かせてくれた偉大な力...これにも“感謝”です。
昨日はそういうわけで,“感謝のこころ”を想いながら,一日...こころ穏やかに,そして豊かに過ごした【TOK】でした。(^
^)(^I^)
ありがとうございます !!! (^I^)
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