Apr. 2005
No.2

スキー教師【TOK】の個人的な日記です。興味のある人はどうぞご覧ください。(^I^)
ただ,このホームページは, 【TOK】の主観的な意見や感想を書き綴ったものですので
ページ内の記事及びデータなどを,みなさんが参考にされることは構いませんが
そのことによって派生した事象についての責任は負えませんのでご了承ください。

Ski Top    【TOK】への Mail…

【TOK】のスキー教師日記  Apr. 2005 No.2

What's Today ?

Apr.30 “命毛”で感じる...
Apr.29 “スピリッツ”
        との出会い
Apr.28 出会いに乾杯!!!
Apr.27 ニュージーランド
      をどう滑る?
Apr.26 イメージ効果
         を考える
Apr.25 悪雪を安定して滑る
Apr.24 悪雪でもOK!!!
Apr.23 強風の中のレッスン
Apr.22 スキー板...
     来シーズンの傾向
Apr.21 免許皆伝
 
     の皆さんに期待!!!

Apr.20 親子で滑る...
Apr.19 板は長めが安心!!!
Apr.18 春雪を楽しむ!!!

Apr.17 習字で悪雪実践

Apr.16 外人の方にもOK?
     ...“お習字ターン”

Apr.1-15 4/1-4/15の日記へ

*** これまでの日記***

* 2005年4月 No.1
* 2005年3月
* 2005年2月
* 2005年1月

* 2004年12月
* 2004年11月

* 2004年10月
* 2004年9月
* 2004年8月
* 2004年7月 No.2
* 2004年7月 No.1
* 2004年6月
* 2004年5月

* 2004年4月
* 2004年3月
* 2004年2月
* 2004年1月

* 2003年12月
* 2003年11月
* 2003年10月
* 2003年9月
* 2003年8月
* 2003年7月
* 2003年6月
* 2003年5月
* 2003年4月
* 2003年3月
* 2003年2月
* 2003年1月

* 2002年12月

* 2002年11月

* 2002年10月

* 2002年9月
* 2002年8月

* 2002年7月
* 2002年6月
* 2002年5月
* 2002年4月
* 2002年3月
* 2002年2月
* 2002年1月

* 2001年12月
* 2001年11月
* 2001年10月
* 2001年9月
* 2001年8月No.2
* 2001年8月No.1
* 2001年7月
2001年6月


*  以下 2001年

教師日記 5月

教師日記 4月
教師日記 3月
教師日記 2月
教師日記 1月

*  以下 2000年

教師日記 12月
教師日記 11月
教師日記 10月
教師日記 9月 #2
教師日記 9月 #1
教師日記 8月 #2
教師日記 8月 #1
教師日記 7月
教師日記 6月
教師日記 5月 


 * 以下 1998-2000

2000年4月 
2000年3月
2000年2月
2000年1月
1999年12月
1999年秋
1999年4月
1999年3月
1999年2月
1999年1月
1998年12月





   このページのトップへ


************************************************************
☆ Apr.30 2005  Saturday  晴れ(白馬)
 今日の白馬...まさに「春」を感じさせる“晴れ”です。空の色はクッキリとはしていませんが,下界は桜が咲き,のどかなお花見日和...です。(^I^) 今年の白馬の桜の開花は一週間近く遅いようで,ちょうどこのゴールデンウィークに合わせるように満開となりました。(^ ^)
 さて,八方のゲレンデの残雪量...昨年より多い感じです。一昨日の信じられない気温...白馬で27℃...という影響を受け,たった一日でゴッソリ溶けてしまいましたが,まだパノラマも大丈夫です。一部土は出ていますが...。(^I^)
 今日は4月の晦日...4月の雪をしっかり楽しんで参ります。(^ ^)(^I^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は“Fuji”さんのプライベートレッスンでした。“Fuji”さんとは1月下旬,「貴方はスターキャンプ」でご一緒させて頂いております。今回は“お習字ターン”を体験したい...ということでのレッスン受講となりました。(^ ^)
 あれから約3ヶ月...大分滑りも変わられましたが,少しストレート内傾的な滑りが顔を出し,外スキーのたわみを利用したターンに難がありました。そこで先ず「筆」を取り出し,どのような意識で雪面に字を書いて行くイメージを持つのか?ということから話させて頂きました。“Fuji”さんはピアノをなさっているだけあって,感性が良く,またイメージ力にも優れておられますので,筆先が雪面をなぞって行くイメージは直ぐにお分りいただけました。脚の動きが,リフト2,3本滑る間にどんどんと変わられました。それに“バナナシェープ”と,ターン外側の手に水の入ったバケツを持つイメージで滑る“バケツ・ターン”をワンポイントアドバイスとして加えただけで,はじめに見せてくれた滑りとは全く違った滑りになりました。(^ ^) 回そう回そう...とする意識,「早く回りたい病」から来る,「ターン後半に内足に乗ってしまうクセ」が無くなり,外スキーがたわみ始めました。しかもその圧バランスは決して強過ぎることは無く,荷重抜重的な動きは全く見られなくなりました。(^I^)
 午後はパノラマで基本滑走のビデオを撮り,その後場所を黒菱,スカイラインと移して春雪の感触を楽しみました。「穂首」のどの部分を使って滑るか?という意識が雪とのコンタクト圧調整に深く関わってきます。どうしてそうなるのか?は解らないのですが,とにかく命毛付近で書くイメージと,腹で書くイメージとでは,その抵抗の作られ方に大きな差が出てくるのです。ですから滑走中に穂先のイメージを変えると抵抗感をいろいろ変えたターンが楽しめます。(^I^) またさらに,“命毛”付近で,「雪の感触を楽しもう...」という意識を持つと,雪の状態の違いが読み取れます。“命毛”...筆の穂先の長い毛
の部分で,書くために最も大切な部分であるところからいう...とのことですが,ここの部位に意識を集中させるイメージで滑ると本当に雪の感触の違いが読み取れるのです。“Fuji”さんもこの感触を楽しみながらいろいろな所を滑りましたもちろん彼女の身体が春雪とマッチングしていたのは言うまでもありません。まさに身体の感性の素晴らしさを通して雪と会話し,春雪を楽しんで居られるようでした。身体が活き活きしておられました。(^ ^)(^I^)
 小雨の降る中の一日でしたが,私も楽しく滑れました。ありがとうございました!(^ ^)



************************************************************
☆ Apr.29 2005  Friday  小雨(白馬)
 今日の白馬...前線が抜け切れず,風が強いです。天気予報では,今日日中は「雨」予報ですが,さっきまで降っていた雨...7:30には上がり,陽が射しはじめました。(^ ^)
 春の天気と○○ごころ...とか申しますが,はてさて,今日はどんな天気になりますか? 今日はプライベートレッスンが入っていますので,レッスンだけはしたいのですが...。(^ ^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日,東京から白馬に戻りました。今回は「中央道」経由での往復でしたが,行きも帰りも天候がよく,快適なドライブでした。運転のリズムと,思考のリズムが合うのでしょうか,ドライブしながらいろいろなことが頭を過ぎりました。(^ ^)
 昨日の日記で「出会いに乾杯!!!」...ということで書き込みましたが,「人と逢うってどういうことなんだろう?」と思いながら運転していました。皆さんお顔も違えば,考え方,価値観も違います。生き方のスタイルももちろん違います。ですが“スキー”というキーワードを通じて,互いに親しみを感じ,全くの見ず知らずの人...という感覚は薄いのです。「人という肉体と出会っている...」という感じよりも,「魂を持った人格とお会いしている...」という気がします。スピリッツ(
spirit)との出会い...とでも言っていいのかもしれません。人間はいろいろな場面で多くの人と出会いますが,その時々の出会いを大切にし,互いが高めあう存在として認め合っているだろうか?...などということを考えていました。「一期一会」という言葉がありますが,そのような一生の内で一度きりの出会いであっても,互いに及ぼしあう霊的な高め合いができたら最高だろうなァー...と思いました。私は,スキーレッスンで本当に多くの方にお目に掛かれる機会に恵まれています。数時間のレッスンだけで互いのお付き合いが終わってしまうこともありますが,できればスキー技術をお伝えするだけでなく,お互いが高めあえるナニか?を与えあえたら素晴らしい!!!...と思いました。スキー教師としての私こそが,その様な気持ちで多くの人と接する努力が必要だと思いました。(^I^)
 後で,“スピリッツ”...辞書で調べてみたら,「心,精神.生気,霊,気迫,熱情...」,という意味の名詞のほかに,「…に生気を与える,を元気づける...」という意味がありました。“スキー”を通して,こころと心の通い合いを果たし,互いに生気を与え合い,互いが元気づけられたら...こんなに素敵なことはありません。これからはこの精神を持ってレッスンにあたる様,努めたいと思います。(^ ^)
 “フィーリングスキー”で肉体の感性を磨き,“スピリッツ”の出会いで精神的な高揚を図る...これからの“スキースタイル”の方向性が見えてきた気がします。(^I^)(^ ^)




************************************************************
☆ Apr.28 2005  Thursday  晴れ(東京)
 今日も東京...イイ天気です。(^ ^)
 昨日もイイ天気でした。白馬とは違った地域に居て,朝の光をかんじて目覚め,日が暮れて行くのを感じる...。その感じ方は白馬とは少し異なっています。でも,その違いが「旅」の面白さ...なのだと思います。(^ ^)
 今日...昼ころ白馬に帰ります。
 また,明日から“スキー”が楽しめます。(^ ^)(^I^)
     -------------☆★☆-----------
 多くの人と出会いました。昨日も...そして今シーズンも…。
 昨日も素敵な人達との会話がありました。新しい出逢いがありました。その人たちと共に過ごすことで,多くの事を学びました。学ぶだけでなく“生きていることの幸せ!!!”を感じました。「人は独りでは生きられない...」とよく言われます。そのとおりだと思います。(^ ^) 私たちは,この世に生を受けてから,いろいろな人達との出逢いがあったはずです。その出逢いを,大切にして居たでしょうか?そして大切にして来たでしょうか?昨日は本当に,「人との出逢いってこんなに素晴らしいことなんだ!!!」...と思った一日でした。(^I^)
 スキー教師として30数年...八方尾根で努めて参りました。その間,本当に多くの方との出逢いがありました。若い頃はその出逢いの大切さや妙を,それほど大事なこととして感じないで過ごしました。ですが,この頃は人との出逢いの素晴らしさを痛切に感じています。“スキー”をキーワードとした人達との出逢いが多いのですが,それぞれの人が,それぞれいろいろなオーラ(aura)を感じさせてくれます。特に今シーズンは“キャンプ”形式のスキーレッスンが多かったので,数日間生活を共にするというスタイルから,いろいろな人のいろいろなオーラを感じることが多くありました。スキー技術だけでなく,人と人とのコミュニケーションを図り,スキー仲間として親交を深める...ということを目指したのですが,そのキャンプを通してイチバン学んだのは,実は私...【TOK】だったと思います。(^ ^) スキー技術の伝授...それだけでは得られないナニかを得させて頂きました。
 昨日...数名の方とお会いして,人生の面白さ,素晴らしさ,豊かさ...を一層強く感じました。これからも新しい,素晴らしい人達との出会いの場としても“スキーキャンプ”...充実させていきたいと思っています。
 本当にありがとうございました。楽しかったです!!! (^I^) (^o^) (^I^)



************************************************************
☆ Apr.27 2005  Wednesday  晴れ(東京)
 昨日は東京で,今はニュージーランドでスキー教師をしている“T.M”さんとお会いしました。
 ニュージーランドでスキー用具を買うより日本で買ったほうが値段も安いし,品数も多い...ということで,たまたま今帰国している彼の「スキー選び」の相談に乗らせてもらいました。また,昨年は約2週間,【TOK】がニュージーランドの“Mt.Dobson”でスキーキャンプを行ないましたが,今年はどういう計画を立てようか?と思っていることもあり,彼からニュージーランドのスキー事情を聞きながら,いろいろと相談にものってもらいました。(^ ^) 
 昨年から今シーズンにかけて,いろいろなスキー場で滑りました。そして訪れた先々でいろいろな大自然の中,本当に多種多様な雪と会話することができました。これこそが“スキー”の醍醐味!!!...と何度も思いました。今年もできるだけ多くの場所に出掛け,イロイロな体験をしたいと思っております。ニュージーランド...は日本の夏,7月から9月に掛けてがスキーのメインシーズンです。どの時期にどのスキーエリアをどういう風に楽しんだら良いか? 「ニュージーランドでどう滑る?」...この具体的な企画イメージが見えて来ました。彼のご意見を参考にしながら,いろいろと計画を練りたいと思います。(^ ^)
 ゲレンデで上手くなった腕前を,いろいろなシチュエーションで試し,スキーの醍醐味を味わう...これもまた“スキー”の面白さです。この夏から次のシーズンに向けて,どのような企画ができ,そして皆さんとご一緒に楽しめるか?...今から楽しみです。(^ ^)(^I^)



************************************************************
☆ Apr.26 2005  Tuesday  曇り(東京)
 今朝は東京都内から書いています。昨夜小雨が降ったのでしょうか,路面が少し濡れています。今はその雨もあがり,曇り空です。
 昨日,白馬から東京に向かう車の中から,桜をはじめいろいろな木々の花が咲いているのが楽しめました。白馬はまだ桜の開花には早いのですが,他の地域はもうすっかり春なのだ...と感じながらのドライブでした。(^ ^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は朝早く白馬を出て,東京に向かいました。仕事半分,私用半分...の旅です。
 車を運転しながら,“イメージ”と“スキー”について考えていました。今シーズンも“お習字ターン”や“センサー軸”,“ジュース浴びターン”...Etc.などいろいろなイメージでのスキー滑走を皆さんに試して頂きました。そして,そのイメージが「因」となり,滑りの際のフォームや運動が「果」となって形として現れて来る...という図式のレッスンを行なって来ました。そしてその「イメージ力」の凄さ,というか素晴らしさに,今更ながら感動しています。本当に多くの方々に,スキー滑走感覚の違いや幅広いスキーの楽しみ方を味わって頂けたと思います。(^I^)
 さて,上に挙げた“お習字ターン”や“オレンジターン”など諸々のイメージは,私が思った,あるいは気付いたものもありますが,生徒さんのとの会話の中から学ばせてもらった結果,思い付いたものもあります。つまり,私だけに限らず,イメージ力の旺盛な方は,上手い人の滑りを見て,その中から「あるイメージ」を沸かせることができるのです。もしこの「イメージする力」が大きければ,その人は自ら他の上手い人の滑りを観ることで,そのポイントとなる“キーイメージ”...例えば“お習字ターン”など...を見つけ出すことができると思います。あとはそのイメージを雪上で実践してみるだけです。(^ ^)
 この考え方を推し進めて行くと面白いレッスンができそうな気がします。例えば,ほんの20秒程度のグッキーの小回りビデオを,20回ほど「足裏」だけに意識を集中して繰り返し観ます。そして,その時に思い浮かんだイメージを忘れない内に,直ぐ雪上に立ってそのイメージで滑ってみるのです。この時に思い浮かぶイメージは,これまでの生活の中の経験の違いによって,人それぞれ異なりますが,それはそれでOKです。(^ ^) その時頭に残っていた新鮮なイメージは,確実にそのスキーヤーの滑りを変えてくれる...そんな気がします。これは実際に試したことは無く,昨日車を運転しながら思い浮かんだアイデアなのですが,一度試してみる価値はあるように思います。
 今度,レッスンで一度試してみたい...そんなことを思いながら東京に車を走らせていた【TOK】でした。(^I^)



************************************************************
☆ Apr.25 2005  Monday  晴れ(白馬)
 今朝は少し雲が広がっていますが,青空も残っていて天気は「晴れ」です。昨日の予報では今日から天気が崩れる...とのことでしたが,太平洋側に低気圧が発生するとのことで,ここ白馬は弱い高気圧に覆われ,晴れ間が出るとのことです。まだまだ快適に“スキー”が楽しめます。(^ ^)
 さて,管理人【TOK】が今日から27日まで白馬を留守にします。その間出先からUPする予定ですが,時間が不規則になるかもしれません。ご了承下さい...(=_=;)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は無風快晴の中「春雪の滑り方スペシャル」の三日目,最終日でした。空のブルーの色がクリアで,いつもの4月の感じとは違い,真冬並の山の景色が楽しめました。
 さて,その様な天候の中,パノラマゲレンデで“お習字ターン”に磨きをかける練習から行ないました。筆の穂先の長さをどれくらいの長さにイメージするのか?穂先のどの部分を使って滑るのか?穂先をスキー板のどの位置にイメージするのか?そのしなり具合は?軸の握り位置はどこにイメージするか?Etc.など...いろいろとイメージを変えて滑ってみました。不思議なもので,その時々のイメージの違いで,雪面コンタクトのされ方が微妙に,あるいは極端に変わります。これは本当に不思議!?!?...としか言い様がありません。パノラマで基本練習を終え,リーゼングラード,黒菱と巡り,その成果を試してみました。黒菱では“払い”...つまり“クロッシング”の特訓も行ないました。
 午後は黒菱,スカイラインコースで,春の悪雪に挑戦しました。結構湿った重い雪,しかもグザグサ...。あのような悪条件でも「筆の運び」をしっかりイメージすることで,バランスの乱れを最小限にとどめたターンができます。これまでは三月下旬から四月,五月はスキーをしていなかったという“Mizu”さんも,“お習字ターン”のイメージを持てば,春スキー...結構楽しめることを感じられた様でした。(^ ^)
 レッスンの最後に,キャスター・ターン,ジュース浴びターンを少しだけ経験してもらいました。これらの滑りのイメージが最終的に“お習字ターン”に結びついていることをお話しました。この二つのイメージ滑走の後で“お習字ターン”をまた行ないましたが,皆さんのその滑りは本当に安定していて,活き活きしたものになったと実感しました。(^I^) ターンの最中も,角付けの切り替え時も,下半身がガチッと固定してしまうことが無くなり,いつも雪面とのコンタクト調整がされて,それに見合った脚の伸縮運動が見られるようになりました。俗に言う「身体の運動が止まらないスキーイング」になられました。悪雪であれだけの滑りができれば,整地や粉雪ではもっともっと楽にスキーが楽しめると思います。(^ ^)
 さて,最後は「免許皆伝」の投票を行ないました。めでたく“Nishi”さんが「免許皆伝」の栄に輝きました!!!。そして,“Nari”さん“Mika”さん“Kusa”さんのお三方が「準免許皆伝」を獲得されました。おめでとうございます!!!(^I^)(^ ^)
 皆さん!お疲れ様でした!!! そしてありがとうございました!!! (^I^)
 また機会がありましたら,ご一緒に滑りましょう!!!



************************************************************
☆ Apr.24 2005  Sunday  快晴(白馬)
 今日は快晴です。無風です。昨日も結構風が強く,何度かリフトがとまりそうになりましたが...今日は安心して滑れそうです。(^ ^)
 昨年も残雪が多かったのですが,4月の融雪が進みました。そして,五月連休はパノラマゲレンデは結構土のエリアが多かったのですが,今年はそれに比べればまだまだ多い状態です。ゴールデンウィーク...まずまずの状態で“スキー”が楽しめそうです。(^ ^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は「春雪の滑り方スペシャル」の二日目でした。初日...強風のため,半日しか雪上レッスンができませんでしたが,昨日は目一杯滑れました。(^ ^)
 昨日のテーマは“お習字ターン”でした。今回ご参加の皆さんは結構スキー経験が豊富な方が多く,習字イメージを理解いただくのも早かったので,いろいろなイメージを沸かせて滑って頂きました。午前中のパノラマゲレンデは新雪混じりの悪雪で,ブレーキが掛かったり突然走り出したり...と本当に滑りづらい条件でしたが,しっかり「軸の“握り”位置」を意識し,雪面に文字を書いて行くイメージを持つことで,安定した滑りをすることができました。(^I^)
 午後は黒菱に場所を移し,悪雪,コブの中での“お習字ターン”を練習しました。このイメージを持つことの特典は「スキー板の走りが止まらない...」ということと,「雪面とのコンタクト圧にいつも気が配られる...」ということです。悪雪やコブで,最も大事なことが“お習字ターン”をイメージすることで自然に意識できるのです。
 昨日は“Mizu”さんの滑りが大きく変わりました!!!。これまで下半身の動きがぎこちなかったのですが,習字いイメージでその動きが自然なものに変わり,スピードも出せるようになりました。(^ ^) また“Yama”さんの滑りも変わりました!!!。「雪面を“探る”要領で...」という言葉に出会ってから,滑りが活き活きしたものに変わって来ました。(^ ^)
 さて,今日は三日目...どんなスキーが楽しめるのでしょうか? “お習字ターン”にさらに磨きを掛けたいと思います。
 では行って参りまァァァーーーす!!! (^ ^)(^I^)



************************************************************
☆ Apr.23 2005  Saturday  晴れ(白馬)
 今朝は山の稜線に雲が掛かっていますがイイ天気です。昨日の強風も過ぎ去り,暖かくなりそうです。それにしても昨日は強風に泣かされました...。(-_-;) 10時半過ぎに一時風が弱まり,ゴンドラやりフトも運行を始めたのですが,1時過ぎにまた風がぶり返し...。結局兎平の109に2時間ほど缶詰になってしまいました。最後はリーゼンコースを滑り降りることに...。途中,4回ほど板をはずさなければなりませんでしたが,でも,考えてみればこの時期にリーゼンを滑れたことの方が楽しかったと思います。(^ ^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日から jpSKI.com 主催の「春雪の滑り方スペシャル」が始まりました。
 ところが初日から「強風」にたたられ,予定の9時半頃にはゴンドラが動かず,ホテルで待機...。そこでイメージトレーニングをすることにしました。“白いファンタジー”を観て「スキー技術は基本的に20数年前と大差無い」ことを学び,“グッキーのイメージビデオ”を観て「かかと支点とバナナシェープの大切さ」を学びました。
 その後,10時半頃「ゴンドラが運行開始!!」の報で早速兎平へ...。フリー滑走二本を滑った後,レッスン前のBefore映像を撮りました。そして皆さんに共通して欠けている意識,「外足での捕らえ」...を練習する為に,「ターン外側の手首の返し」のトレーニングから始めました。昨日の様な春の雪では大切なことが二つあります。ひとつは「外向きの力を加えないこと」で,もうひとつは「しっかり外スキーのたわみに乗って行く」...ということです。ターン外向きの力を加えれば加えるほど,雪が柔らかいのでスキーは外に逃げて行きます。その結果,内足スキーでの捕らえ状態が生じ,シェーレン状になったり左右のバランスを崩したり...ということになってしまいます。ではどうやってスキーをたわませるのか?と言えば,「外スキーにかかと支点で乗り,地球のコア方向への移動を心掛けることで雪面からの抵抗を受け,“かかと支点のテコの原理”を生かしたターンをする」ということが大事になります。皆さんの滑りを拝見すると,オーバーなエッジングに頼ったり,両スキーに荷重分散して乗っているため,スキーが充分にたわんでいませんでした。そこで俗に“オートバイのアクセルターン”と言っている滑り...「ターン外側の手首を内側に返す要領で滑る」というのを練習しました。手首を内側にゆっくり返すことで上半身が“バナナシェープ”になり,外傾姿勢が現れてきます。そしてターン外スキーでの雪面ホールドが増し,スキーがしっかりたわんでくれるのです。
 午後1時頃,この練習の最中に風が強まり,昼食を兼ねて休憩することにしました。ですが2時になっても風は止みません。そこで「兎平109」の中で急遽“お習字ターン”の要領を学ぶことにしました。そして3時...それでも遂に風は止みません。リーゼンコースを特別にコースオープンしてくれる...というので,リーゼンコースを降りながら“お習字ターン”の予行練習をすることにしました。リーゼンコース...結構
荒れようで,今回のキャンプにはうってつけのシチュエーションでした!!!(^ ^) 名木山の上部まで板をはずさないで滑れましたが,そこからは4度ほど脱いだり履いたりを繰り返し,無事名木山下までたどり着きました。予行練習どうでしたでしょうか?
 夜は6時から夕食,そして撮影したビデオを観ながらミーティングを行ないました。(^ ^)
 さて,今日は昨夜降った雪が白く輝いています。多分スキー場上部は新雪が楽しめるはずです。“お習字ターン”で滑りに磨きをかけて来たいと思います。
 では行って来まァァァーーーす!!!



************************************************************
☆ Apr.22 2005  Friday  みぞれ(白馬)
 今日はみぞれ混じりの雨が降っています。雲間から見えるスキー場...どうもウスバから上は雪が降ったようです。天気予報によれば,今日午前中は雨模様ですが,10時ころにはそれも上がり,今日一杯は曇り空。明日,土曜から日曜にかけて「晴れ」予報が出ています。
 今日から「春雪の滑り方スペシャル」が始まりますが,「春雪」ならぬ「新雪」になるかも...(^ ^)(^I^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は
Ski Journal の別冊「スキーコレクション」用のスキーテストの二回目でした。
 昨日も18台の板をテストする機会に恵まれました。(^ ^) スキーテストの時はいつも思うのですが,「今日はどんな板に出逢えるかなッ?!?!」...という期待感が一杯です。今年も40台近くの板に乗ることができましたが,私の好みにピッタシの板もあれば,どういう風にこの板の性能を引き出したらイイのだろう???...という板まで様々でした。
 さて,来シーズンモデルの大きな傾向として,カービング度の少なめな板が多く登場しそうです。ガンガンカービングの時代から,ソフトカービングの時代に移り変わる...そんな気がします。また,あるメーカーからは,昔の「長板」そのもの!!!...的なスリムな板も発売されるようです。ガンガンとカービングで攻める滑り方ではなく,「スキークルージング」とでも言いましょうか,ある程度のスロースピードで,長い距離をゆっくりクルーズ(cruise)する...というのに適した板が多く発売されるようです。スポーティブなものから,リラックス,優雅,ソフト感覚のスキーイング...にスキーヤーの意識が変わりつつある...ということの表れかもしれません。
 整地だけ,あるいは緩斜面だけ...に通用するカービングタイプも有ることはありますが,“R”の小さい小回り専用的用具から,中回りから大回りに焦点を当てたスキーが多くなったと感じました。確かに小回りも楽しいことは楽しいのですが,カービング的に滑ると,雪面グリップがどうしても強くなり過ぎ,疲労がたまります。中回りから大回りにかけてはある程度のハイスピードカービングを求め,小回りは少しスキッディング的に...といった乗り方をすれば,その楽しみ方の幅は大きく広がる...そんなことを思いました。
 今日から“春雪の滑り方スペシャル3日間”が始まりますので,私のスキーテストは今年は昨日で終わりです。今年も約40台でしたが,いろいろなスキーに乗ることができました。この様な機会を与えてもらったことに感謝しながらテストを終えました。ありがとうございました!!! (^ ^)(^I^)




************************************************************
☆ Apr.21 2005  Thursday  曇り(白馬)
 今朝は白馬の後立山連峰には曇が掛かり,雪が降っているようです。平野部の上空は雲が切れ始めました。天候はこれから回復に向かうようです。これから晴れ始め,この週末までこの天候は続くとの予報が出ています。(^ ^) 多分,この週末も楽しく“スキー”ができることでしょう。 (^I^) (^ ^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は雨...。スキーテストも オ・ヤ・ス・ミ で,ビデオ編集をしました。
 カナダスキーキャンプ以外の編集をようやく終えました...。あとはCDにコピーして発送作業を残すだけとなりました。まだCDの着いていない方...間もなくお手元に届きますのでもう少しだけお待ち下さい。(-_-;)
 昨日その最後の編集をしながら思ったことがあります。生徒さんのお一人,“Yana”さんの上達ぶりをじっくり観ることができました。彼はこの一シーズンで本当にうまくなりました!!!。シーズン初めの12月に滑ったのが今シーズンの初めでした。そしてその後二回,キャンプに参加してくれました。その滑りの変化を見て,“フィーリングスキー”の本質をしっかり身に付けてくれたことを感じました。実際の雪上では,私の心の中に彼の滑りに対する「欲」があり,「まだまだ上手くなる...まだまだ真髄に迫れる...」という目で見てしまっていたのですが,彼の滑りの映像を見ていると,かなりの完成度で滑っていたのが分かります。彼には勝手に私が“フィーリングスキー”の「免許皆伝」を差し上げましたが,その実力は充分にあると思いました。彼は今スキー指導員の資格はありませんが,ぜひその滑りの極意を,多くの皆さんにお伝えして欲しいと思いました。(^ ^)
 “スキー”...ただ技術的に上手くなるだけでなく,それを実際の自然の中で試してその楽しみを感じ取ること...。そして,できるだけ多くの人にその楽しみを伝えて行くこと...。できうれば,一人でも多くの方にその様な活動をして欲しいと思っています。指導員の資格が有るとか無いとかいうことを抜きにして,“フィーリングスキー”の意味を理解された方が,それを完全に理解はされなくても,他人様のスキー上達のお役に立てるように活動して頂く...。この様な活動ができるような仕組み作りをしていけたら...そんなことを思いながら編集を終えた【TOK】でした。(^I^)
 


************************************************************
☆ Apr.20 2005  Wednesday  雨(白馬)
 今朝は久しぶりの「雨」です。低気圧が本州の上を通過する模様で,明日朝までこの雨模様が続くようです。
 このホームページのトップページでご紹介している,【TOK】自宅からの八方尾根の写真...4月になってからの一覧を見る機会がありました。そしたら,4月16日以降の解け方が著しいですネ!。それまでは雪景色が白いのですが,16日頃降った「黄砂」の影響が大きいのでしょうか?解け方が異常とも言えるほどに早いです。黒菱や兎の雪も大分茶褐色になりました。今日の雨で,融雪...また進んでしまうでしょうネ...(=_=;)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は天気も良く,スキーテストの谷間で一日フリーになりましたので,自分自身の滑りをビデオに収めてまいりました。今シーズン,レッスンで皆さんにお伝えしたいろいろなことを,ホームページの解説用として,また皆さんのご質問の参考になるようにと思いながらの撮影となりました。
 幸い,私と同じく八方尾根スキースクールでスキー教師をしている息子の“itte2”が時間が取れ,彼に撮ってもらうことにしました。同じ撮影でも,「スキー心」が分かっている人と,そうで無い人とでは同じシーンを撮ってもかなりの違いが出てしまいます。その滑りの目的とするところを,分かりやすく撮ってもらうには,カメラマンも同じスキー教師の方が適しています。
 さて,撮影はパノラマ,リーゼングラード,黒菱といろいろな斜面を巡り...小回り,中回り,大回り,総合滑降...と朝9時頃から11時過ぎまで行いました。その後,シニアのスキー教師の私と,若いスキー教師の滑りの対比も面白いと思い,せっかく“itte2”に撮ってもらったので,彼の滑りも私が撮ることにしました。(^ ^) 親子のコラボレーションとして,二人の違いを皆さんにお見せするのも面白いと思います。編集後の作品が見モノです。(^ ^)(^I^)
 また,二人のスキー技術の相違も明らかになってくるでしょうから,それをじっくり研究するのも楽しみです。よくスキースクールの教師仲間から,「親子だけあって滑りが似ている...」という話を聞きます。自分たちが見て,本当に似ているのか?あるいはどう違うのか?を比較するのも良い勉強になると思います。
 撮影は12時半頃に終了しました。(^ ^) 久々に親子で一緒に滑る機会に恵まれ,エネルギー一杯の滑りを見ることもできました。ありがとう!!!



************************************************************
☆ Apr.19 2005  Tuesday  晴れ(白馬)
 今朝は白馬三山の稜線に,ウッスラと雲が掛かっていますが,それ以外は薄い春霞状態です。のどかな里の春...といった感じです。
 今日は「スキーテスト」...レーシングモデルテストなので,私はテストはオヤスミです。
 ...で今日は,今年のレッスンテーマとしていろいろ行なってきたことを,私自身の滑りとしてビデオに撮ろうと思います。普段は皆さんの滑りを見させていただいていますが,自分の滑りはなかなか見れません。そこで,今日は天気もイイので,その撮影に行って来ようと思います。さてはて,イイ滑りが取れるでしょうか?楽しみ楽しみ!!!(^ ^)(^I^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は
Ski Journal の別冊「スキーコレクション」用のスキーテストでした。一昨年,去年と二回テスターとしていろいろな板に乗させて頂きました。多くの来シーズンモデルに乗れるので,非常に楽しみです。今年は若い人達中心に行った方が...という思いから,テスターを辞退するつもりで居たのですが,「シニアモデルのテスタートしてぜひ今年もやって欲しい...」というご依頼があり,お受けすることにしました。
 結局昨日は,合計で17台のスキーをテストしました。アルペンリフトを使ってのテストでしたが,朝9時前から午後1時まで,休み無しで17台をテストさせて頂きました。一台々々注意を集中しての滑りですので,かなりハードなスケジュールでしたが,なんとか終えることができました。(^ ^)
 今年もいろいろな性能の板を試すことができました。中には「悪いけれど乗りたくない...」というような板もありましたが,その反対に「“スキー”の楽しみを引き出してくれる絶品!!!」...というモノもありました。モチロン,スキーヤーの志向によって,その好き嫌いはありますから一概にはその良し悪しについては言えませんが,“スキーを楽しむ”...という観点からは私の感想は様々でした。
 さて,昨日は同じモデルだけれど長さの異なる板...これを5対テストすることができました。実は,同じモデルでも,長さが異なると,モデルが違うのではないか?!...というほどスキーの性能に差異が感じられる...という経験を依然したことがあって,それを確かめたいと思っていたのです。そしてその結果は,「長目の板の方が安心して乗っていられる...」ということでした。その5対のスキーの総合評価は「長い板のほうが安定していてカービング度も適度。乗っていて楽しい!!!」...という結果でした。一台でオールラウンド的に滑る...という視点から,私の場合は総じて170センチくらいの長さの方が良い様に思いました。私の身長がちょうど170センチですから,身長と同じくらいの長さ...ということになるでしょうか?。短いと,サイドカーブがきつめに設計されているためかカービング的な攻撃的に滑るスキーイングには良いのですが,グリップが良すぎる分,脚に相当の負担が掛かります。その点,同じモデルでも長いモノの方が優しく雪をグリップしてくれました。
 来シーズンは少し長めの板にしよう...そう思った【TOK】でした。



************************************************************
☆ Apr.18 2005  Monday  晴れ(白馬)
 朝早くは少し雲が多かったのですが,7時を過ぎて,その雲も取れ始めました。今日もまあまの天気になりそうです。
 今日から Ski Journal の「スキーテスト」が始まります。どんなスキー板に出会えるでしょうか?!?! 楽しみ楽しみ!!!
     -------------☆★☆-----------
 昨日は「スプリンキャンプ」の三日目,最終日でした。風が少しあったものの,まずまずの天気でした。(^ ^)
 先ず黒菱の斜面で“お習字ターン”に磨きをかけることにしました。オレンジターンでも同じことですが,集中するポイントをできるだけ狭く意識することで,より繊細な感覚を得ることができます。集中する部位の大きさがアバウトだと,滑りもアバウトになってしまいます。そこで,センサーポイントSPに相当する筆先の位置をできるだけ狭い範囲に設定し,そこに意識を集中して滑ることから始めました。その後でさらに積極的に雪面に字を書く意識を持ってもらいました。握りの位置を重心に設定し,より速い筆の運びを意識することで,皆さんの滑りがより一層積極的なものになりました。またより繊細に雪面抵抗を感じ取って滑るために,筆の大きさや長さのイメージを変えて滑ってみました。この練習で雪面をより優しく,ソフトに捕らえた滑走が可能になります。不思議なことなのですが,単に筆先のイメージを変えるだけで,その滑りが全く違ったものになるのです。皆さんもそのフィーリングの違いにビックリされていましたが,わたし自身も実は(*_*)なのです。(^ ^)
 午後は,一昨日と同じようにイロイロな斜面に挑戦しました。普段は入らないコースを探して“お習字ターン”の成果を試して回りました。悪雪の感じ,ザラメ雪の感じ,ズブズブ沈んでしまう春の雪の感触...これらを感じ取りながらのツアーでした。(^ ^)
 今回のキャンプご参加のイギリス人の“Ema”さんはじめ,女性の“Sasa”さん,悪雪では本当に活き活き滑っておられました。外国の方でも習字のイメージ,あるいはペンで書くイメージのスキー滑走...充分通用すると思いました。(^ ^) “Sasa”さん...苦手だと仰っていた「大回り」が上手にできるようになりました。また“Mot”さんは“バナナシェープ”がしっかり身につき,これまで見たことのないスピードでの滑走ができるようになられました。“Mura”さん...最後の一日は用事で参加できませんでしたが右ターンの内倒クセが無くなりました。“Sugi”さんは少し筆先を強く押してしまうクセが時々出ますが,それさえ注意して滑れば雪と喧嘩しない滑りができるようになりました。(^I^) “Koba”さん“Tana”さん“Isi”さん,そして“Kuro”さんは,レッスン前からかなりポテンシャルの高い滑りをされていましたが,それにさらに磨きがかかり,「雪とマッチした滑りの美しさ」が見られるようになりました。(^ ^)
 三日間...天候にも恵まれました。そして,皆さんの滑りの感覚
少しづつ変わられたと思います。春の重い雪,ザクザクした雪...それでも充分“スキー”は楽しい!!!ということを実感して頂けたと思います。
 また機会がありましたらご一緒しましょう!!! お疲れ様でした!!!(^ ^)(^I^)



************************************************************
☆ Apr.17 2005  Sunday  晴れ(白馬)
 今日もイイ天気です。(^ ^) 少し平野部で風があるのが気になりますが...。
 昨年の日記を見たら,昨年も残雪が多く,4月16日までリーゼンコースを降りられた...と書いてありますネ!。私の記憶違いのようでした。(=_=;) でも,今日17日もリーゼン...まだ降りられますから,今日が最長記録となるのは間違いないところだと思います。
 それにしても,今年も12月こそ少なかったものの,それ以降は雪に恵まれ,良いシーズンで終えられそうです。天の恵みに感謝...です。(^ ^)(^I^)

     -------------☆★☆-----------
 昨日は「スプリンキャンプ」の二日目でした。
 午前は,昨日の復習から始め,クロッシング,お習字ターン...と進めました。“クロッシング”...キャスター・ターンで言えば,♪♪♪キーキャスター...A-Caster...キーキャスター...A-Caster...♪♪♪に相当する部分ですが,昨日はセンサーポイントSPに意識したオレンジが,スキー板の中心にまで移動し,スキーがフラットになってから次の外スキーインサイドのSPに瞬間移動する...というイメージで行ないました。その後,オレンジを毛筆の筆先に置き換え,雪面に字を書いて行くイメージで滑ることにしました。皆さん...二日目ともなると,次第に筆で書くイメージにも慣れ,私の言わんとすることを理解してくれます。スキー板のいろいろな所に「穂首」を,また身体のいろいろな部位に握りの位置をイメージし,大回り,中回り,小回りを体験しました。
 午後はスキー場最高部のリーゼングラードからスカイラインコースと巡り,自然雪の中で“お習字ターン”の実践練習を行ないました。「“技術”はいろいろな場面で使えてこそ意味がある...」ということを実践したわけです。みなさん...悪雪の中を実に活き活きと滑っておられました。バランスを乱すことはあっても,筆で書いて行こう...とする意識が,「スキーと身体の一体移動」をもたらしてくれ,リカバリーを容易にしてくれます。筆先の移動を止めない意識と筆先のしなり具合の意識が,雪面抵抗を常に捕らえ続け,適度な圧でのスキー滑走を可能にしてくれます。暖かい好天の中,これこそスキーの面白さ!!!...そんなことを思いながらのスキーイングでした。(^I^)
 さて,今日は三日目...どんな斜面が待っていてくれるでしょうか?
 では行って参りまァァァァーーーーす!!!



************************************************************
☆ Apr.16 2005  Saturday  晴れ(白馬)
 今朝は少し霞が掛かったような感じですが,天候は「晴れ」です。
 昨日の時点で,まだリーゼンコース...下まで滑走可能でした。もちろん名木山の近くまで降りてくると,雪を選んでの滑走となりますが...。それにしても今シーズンの4月はイイ条件で“スキー”が楽しめています。12月のシーズンインの時にはあれほど「雪を恋焦がれていた人たち...」も4月の雪は敬遠するのでしょうか...。スキーヤーもボーダーも,少しその数が少ないように思います。4月の雪にはそれなりの滑りの楽しみがあるのですが...。(^ ^)

     -------------☆★☆-----------
 昨日から「スプリングキャンプ3日間」が始まりました。今回も大勢の方が参加してくれました。ありがとうございます。(^ ^) 「春の雪はスキー技術を向上させてくれる...」ということを,身を持って体験しよう...ということがこのキャンプの目的です。
 まずパノラマでフリー滑走を二本行い,その後レッスン開始前の「Before映像」をビデオに撮りました。そしていよいよレッスンの開始です。これまで私のレッスンを受講した事のある方が数名居られますが,復習の意味も込めて“「身体の特徴・用具の特性・自然条件」を生かす”...ということの意味から話させて頂きました。そしてその内の「用具の特徴」...スキーの性能を生かすということで,オレンジを土踏まずに意識したスキッディングターンから始めました。オレンジジュースを浴びながら斜面移動していくことで,自分のパワーでではなく,落下エネルギーでスキーがターンすることの意味を学びました。“フィーリングスキー”の基本です。(^ ^)
 午後は午前中のオレンジターンを一歩進めて“お習字ターン”を練習することにしました。実は,今回のキャンプにはイギリス人の“Ema”さんという女性の方が参加されています。日本でお仕事をしておられ日本語は堪能ですが,聞くところによると,さすがにこれまで“習字”を経験されたことは無いとのことでした。その彼女にどの程度この“お習字ターン”が通用するか?大変興味があります。彼女にリフトの上で実際の「筆ペン」をお見せして,その筆の特徴を覚えてもらい,その後に“お習字ターン”の練習に入りました。(^ ^) 初めの内は,彼女だけでなく,他の方々もこの“お習字ターン”に戸惑っておられましたが,一回ごとにこのイメージに慣れ始めてきました。(^ ^) 午後たった一時間ちょっとのトレーニングでしたが,その滑りに少しづつ変化が見えて来ました。滑り方が優しくなり,雪とのコミュニケーションの取り方が分かり始めたようです。(^ ^)
 今日は二日目...“お習字ターン”にさらに磨きを掛けたいと思います。
 では,行って来まァーす!!!


 ******
 4月の日記...カナダツアーなど書き込みが多く,ページが重くなってきましたので「前半」と「後半」の二つに別けることにしました。