Feb. 2005

スキー教師【TOK】の個人的な日記です。興味のある人はどうぞご覧ください。(^I^)
ただ,このホームページは, 【TOK】の主観的な意見や感想を書き綴ったものですので
ページ内の記事及びデータなどを,みなさんが参考にされることは構いませんが
そのことによって派生した事象についての責任は負えませんのでご了承ください。

Ski Top    【TOK】への Mail…

           TOK】のスキー教師日記  Feb. 2005

What's Today ?

02/06 行って参ります!!!
01/05 白馬出発です
02/04 インドモードに...
02/03 荷造りも楽しい...
02/02 楽しみなインド
       でのスキー指導

02/01 美しい【Letスキー】

*** これまでの日記***


* 2005年1月

* 2004年12月
* 2004年11月

* 2004年10月
* 2004年9月
* 2004年8月
* 2004年7月 No.2
* 2004年7月 No.1
* 2004年6月
* 2004年5月

* 2004年4月
* 2004年3月
* 2004年2月
* 2004年1月

* 2003年12月
* 2003年11月
* 2003年10月
* 2003年9月
* 2003年8月
* 2003年7月
* 2003年6月
* 2003年5月
* 2003年4月
* 2003年3月
* 2003年2月
* 2003年1月

* 2002年12月

* 2002年11月

* 2002年10月

* 2002年9月
* 2002年8月

* 2002年7月
* 2002年6月
* 2002年5月
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* 2002年2月
* 2002年1月

* 2001年12月
* 2001年11月
* 2001年10月
* 2001年9月
* 2001年8月No.2
* 2001年8月No.1
* 2001年7月
2001年6月


*  以下 2001年

教師日記 5月

教師日記 4月
教師日記 3月
教師日記 2月
教師日記 1月

*  以下 2000年

教師日記 12月
教師日記 11月
教師日記 10月
教師日記 9月 #2
教師日記 9月 #1
教師日記 8月 #2
教師日記 8月 #1
教師日記 7月
教師日記 6月
教師日記 5月 


 * 以下 1998-2000

2000年4月 
2000年3月
2000年2月
2000年1月
1999年12月
1999年秋
1999年4月
1999年3月
1999年2月
1999年1月
1998年12月


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☆ Feb/06  2005  日曜日  快晴(成田)
 皆さんおはようございます! 今日は成田のホテルからUPしています。
 これからインドに出掛けます。留守中は皆さんにご迷惑をお掛けいたしますがよろしくお願い致します。スキーレッスンの受付は代理の“itte2”が行なってくれる事になっています。
 もし現地から UP date できない時は,2月27日までこのホームページは管理人不在になります。お土産話...楽しみにお待ち下さい。
 また,多くの皆さんから e-mail 頂いていますがそのほとんどに返信できないまま訪印します。帰ってきてから少しづつ返信させて頂きますのでよろしくお願い致します。
 では行って参ります!!! (^ ^)(^I^)
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 昨日,白馬を昼過ぎに出て,夜...成田に着きました。
 成田に着くと,いつも思うことですが,これから非日常の世界に行くんだ!!!...という思いに駆られます。こういう緊張感と言うか,アドレナリンが分泌する状況に身を置ける事の幸せを感じます。これもある意味での感性の豊かさ...と言えるかもしれません。多分...どんなシチュエーションにあっても,これに似た緊張感というか,幸せ感を感じられたら...それはそれで最高の人生を送っているのだと思います。
  今回は二度目のインド行きです。昨年ほどの緊張感はありませんが,代わりに責任を感じます。本当にインドのスキー事情に新風を吹きかけ,彼らの求めるスキーというスポーツに価値観というか意味を持ってもらえるような指導ができるだろうか???という不安です。でも行くからには,できないかも知れないと不安を感じるよりも,自分でできる最善を尽くすことの方が大切だと思います。一生懸命最善を尽くして事に当たる...これを念頭に訪印しようと思います。(^I^)
 さて,現地インドのグルマルクの通信事情がイマイチはっきりわかりません。デリーからは UP date できるのですが,カシミール地域ではどうでしょうか?もしUPできるようであれば嬉しいのですが,もしできない時は2月27日までこの教師日記...一旦途絶えますのでよろしくお願い致します。
 では行って参ります!!!!!
 皆さんも“スキー”...おおいに楽しんで下さい。(^I^) (^o^) (^I^)



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☆ Feb/05  2005  土曜日  小雪(白馬)
 今朝は小雪が舞っています。天気予報によると,明日朝まで断続的に降雪が続くようです。
 とうとう自宅に雪の被害が出ました。屋根雪が落ちて,それが窓を直撃...。家の中にまで雪が入って来ました。!!! 地表から窓の高さまでかなりの距離がありますので,いつもなら窓が壊れるほど雪は積もらないのですが...。今年の雪の量は私がこれまで白馬で経験した中でも最高の量です。
 インドに行っている内にこれ以上の被害がでないことを祈っています...。(-_-;)
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 昨日はインド行きの最終パッキングと荷送りでした。結局荷物の総重量は56キロになりました。これだと重量オーバーで完全にエクセス料金を取られるなぁー...と思っていたら,朝10時頃インド大使館から連絡が入りました。私を招聘するインドの組織,WGFI(Winter Game Federation of India)から日本のインド大使館に,「【TOK】というスキー教師がインドにスキーコーチに来るので,その便宜を図って欲しい...」という連絡が行き,その関係で電話が掛かってきたのです。「荷物が多く,約30キロのオーバーになる...」という話をしますと,それでは利用する航空会社 Air India に連絡してみましょう...ということになりました。午後になって Air India から電話が入りました。「約30キロのオーバーの件,無料で対処します」...ということです。助かりました!!!。最近は航空燃料が高騰し,航空会社各社ともエクセス料金の徴収はシビアになっている...と聞いていましたから,覚悟はしていましたが良かったです。(^I^)
 夕方荷物を宅急便で成田まで送り,その後はこれまで溜っていたレッスンキャンプのCD送付の準備をしました。1月25日からの「貴方はスター」キャンプだけは間に合いませんでしたが,その他のキャンプ分は今日発送しますので,楽しみにお待ち下さい。「貴方はスター」キャンプのご参加のみなさん...申しわけありませんが【TOK】がインドから帰ってくるまでお待ち下さい...。やっぱり間に合いませんでした...。(=_=;)
 さて,今日は昼過ぎに白馬を出ます。今夜成田に一泊して明日はいよいよ出発です。
 インドからUPできるかどうか?は今のところ不明です。昨年はできませんでした。今年はできるとイイなぁー...と思っておりますが...。(^ ^)
 


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☆ Feb/04  2005  金曜日  曇り(白馬)
 今朝はようやく雪が止みました。東の空が少し明るく,薄日が射しています。それにしても大雪でした!!!
 みなさんから,「暖冬だ暖冬だ,と言うわりに雪が降るネェー...」という声が聞かれますが,暖冬というのは気温の上で例年より冬の平均気温が高いかどうか?...ということのようです。ですから,直接降雪量の多い少ないということと,暖冬かどうか?ということは結びつかないようで...。
 それにしても大雪...スキーヤーには嬉しいことと言えます。インドから帰ってくるまで良い条件で残っていて欲しいです。(^ ^) 
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 昨日はいよいよ荷物のパッキング作業でした。いろいろな機材,スキー用具,自分の生活用品...これらを含めると荷物の数で3個...。合計で50キロを越える荷物になります。飛行機の通常の許容範囲を超えてしまうので大変ですが,これも現地の人たちに少しでも役に立てば...という思いで荷造りしました。
 夕方から夜にかけて
,FISポイント取得のため今八方尾根を訪れているインド選手に現地の選手の様子,指導システムの様子,スキー場の様子についてその詳細をインタビューしました。インドで実際にレッスンが始まるまで約1週間ありますので,その間に彼等に聞いたことを生かしたレッスン方法を考えたいと思います。
 荷造りしたり,現地の模様を聞いたり...【TOK】の気持ちは少しづつ「インドモード」に切り替わりつつあります。今年はどんな体験が待っているでしょうか?
 楽しみです!!! (^I^) (^o^) (^I^)



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☆ Feb/03  2005  木曜日  雪(白馬)
 今朝は小雪の白馬です。
 ここ数日の降雪で,自宅の表玄関は閉鎖です。屋根雪が落ちて玄関を完全に塞いでしまいました。建築してから20年経ちますが,こういう経験は始めてのことです。...ということは少なくとも20年は経験したことの無い「大雪」...ということですネ!
 皆さんの所は大丈夫ですか?
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 昨日もインド行きの準備に追われました。
 昨年行って解ったのですが,彼等は自分の滑りを見たことがほとんどありません。ですから,自分の滑走フィーリングが実際にはどういう滑りになっているか?ということを,ビデオに撮って彼等に見せてあげることは大変効果があります。彼等全員がパソコンを持っているわけではありませんが,現地の一部の機関にはパソコンもありますので,それをCDに焼いて残してくる事は,彼等のこれからの励みにもなります。また,彼等はどういう滑りがタイム的に速く,またどう遅いか?ということを計時しながらトレーニングすることをしていません。精巧なタイム計時装置でなくても,タイムウォッチ付きの時計など簡単にできる計時は必要です。昨日はそれらの作業に必要な機材を調達に,大雪の中,大町まで行って来ました。普通なら25分くらいで着くのですが,昨日は雪の影響で40分近く掛かりました。彼等の喜ぶ姿を目に浮かべながらの運転で,レッスンではこうしよう...ああしよう...と思い巡らしながらの運転でした。
 大町から帰ってからは,スキースクールで彼等の試乗用にと「GS用の板」を用具担当から借り受けました。インドでは経済的にも,またスポーツショップでの品揃え...という意味でも,自由にレース用の板を購入できる環境にありません。ですから国際大会で使用できるスキー板でトレーニングする...などということは夢のまた夢...なのです。でもアジア大会も含め準国際大会に出場するには,スキーの長さやサイドカーブなど,新しい規則に沿ったスキー用具を使わなければなりません。でもその様なレギュレーションをカバーする板などあるわけがありません。そこで私が使っているSL用の板と,GSの板を持って行くことにしたわけです。
 インドに思いを馳せながら,いろいろな機材や小物を準備した一日でした。(^ ^)



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☆ Feb/02  2005  水曜日  雪(白馬)
 今日も雪です。日本全国雪模様でしたから,ここ白馬で雪が無かったらおかしいのですが,それにしてもよく降りますネ!。スキーヤーにとってはこれで4月までOK!!!...という気持ちになりますが,日常生活に支障をきたし始めている人が居られるのを聞くと,少し辛いです...。(-_-;)
 昨年の台風や地震,つなみ...などの現象とこの降雪を併せ考えると,自然を前に人間の無力さをつくづく感じます。
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 昨日からインド行きの準備を始めました。
 今シーズンに入って一日スキーを履かなかったのは,12/28に雪不足でプライベートレッスンがキャンセルになった時以降のことです。連続34日間レッスンをしていたことになりますが,今年は例年ほど疲れません。昨年はインドに行く前に持病の右ひざ関節が少し腫れていましたが,今年はその様なことがありません。インライントレーニングの成果でしょうか?それとも「センサー軸」意識の滑りをするようになって関節の使い方に変化が現れたのでしょうか?いずれにしても“生涯スキー”推進の方向性に少し目途がついてきたような気がしています。(^ ^)
 さて,インドからの情報では
 “Participants :  will be instructors and racers in the age group of 15 to 21 years and instructors in the age group of 21 to 35 years. * Their goal is -  To participate in Asian Ski Championship.  -  To Train our instructors        * Total No.of participants   -    Races    : 10 to 15    -  Instructors   :  5 to 10”
 ということで,アジア大会出場を狙っている競技選手(年齢15歳〜21歳)が10人〜15人,またスキー指導員(年齢21歳〜35歳)が5人〜10人...ということです。昨年はスキー場の使用時間が現地の電力事情で朝9時から午後1時までの制限され,充分な時間が無かったので,競技選手とスキー指導員合同のレッスンとなりました。今年は雪も豊富にあり,またリフトの使用時間もタップリありそうなので,このグループを二つに分けてその目的に応じたレッスンをしようと思っております。昨日はその基本トレーニング計画を練りました。丁度今,来年開かれるイタリアのトリノオリンピックに参加するのに必要なFISポイント取得を目指して,4人のインド選手が八方尾根を訪れており,彼等に今度私が行く予定のスキー場“Gulmarg”の情報を聞いたところ,昨年のAuliよりははるかに良い条件でレッスンができそうなので,レッスン計画を練るのにも熱が入りました。今年は昨年に比べ,より有効なスキー指導ができそうなので今から楽しみです。 (^I^) (^ ^)
 今日は昨日のレッスン計画を基に,レッスンに必要な道具類を調達しなければなりません。この大雪の中ですが大町まで出かけて来ます。
 では行って参りまァーす!!! (^ ^)



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☆ Feb/01  2005  火曜日  雪(白馬)
 今朝は大雪です。大雪警報が出ています。昨日から雪が降り続いています。 天気予報によると今冬最大級の寒波が来ているとのことです。
 我が家の入り口も,雪のため出入りが非常に困難になっています。皆さんの所...影響はありませんか?車の運転など...充分お気をつけ下さい。
 私は今日からインド行きの準備に入りますので,スキーレッスンは,久しぶりに オ・ヤ・ス・ミ です。(^I^)      -------------☆★☆-----------

 昨日は“Tera”さんのプライベートレッスンで,インドに行く前の最後のレッスンでした。
 “Tera”さんとは毎年一度はご一緒に滑っておりますので,その滑りの特徴は大体わかりますが,昨日は「特に小回りで,左右のターンに違和感がある...」ということで,それを中心にレッスンをすることになりました。
 人間は誰でも身体の左右の特徴に違いがあります。顔も左右対称ではありませんし,運動特性も左右で違っているのが当たり前です。でも実際に滑っていると,できるだけその違いを無くしたい...というのが本音として出てきます。特に運動の違いが如実に感じられるのは【Do】的スキーをした時です。つまり,スキー板を自らの力で操作しようとした時に,その違いが大きく感じられます。わたし自身の経験からお話しますと,これを【Let】的スキーに変え,雪からの抵抗を受ける...ということに従順になればなるほど,その違和感は少なくなります。今年は特にこの【Let】感覚を磨くのに,「雪からの抵抗の受け方のイメージとそのフィーリングの違い」ということを核としてお話しています。センサーポイントSPとレシーブポイントRPを意識することで,「センサー軸」を意識し,その時々の滑りのフィーリングが異なることを生徒の皆さんに感じ取って頂いております。
 昨日の“Tera”さんにも先ずそのことを解説させて頂きました。「するスキー」から「されるスキー」に意識を変えることで,左右のターンの違和感を少なくすることができるからです。案の定,レッスンをして1時間も経たない内に彼の滑りの意識が変わり始めました。「センサー軸」をイメージすると,身体が雪の抵抗を受けることに積極的になり,自分で回そうとしなくてもスキーが回り始めるようになるのです。(^ ^)
 ここまで来れば,あとは「落下エネルギー」をより大きく使う...ということなります。つまり「縦の直滑降」意識をより鮮明にすることです。午前の終わりにはこのイメージのターンもできるようになりました。角で滑る意識よりも面で滑る意識が出始めたのです。(^I^)
 午後は降りしきる雪の中,この「縦の直滑降」意識に磨きをかけることにしました。大回りはもちろん,中回り,小回りでもこれができるようになりました。ターン前半に脚が伸び気味になりながら腰が前に出て来,ターン後半にはうまく圧を吸収しながらたたみ込まれていきます。見ていて安定感があり,身体の柔軟な動きもあります。全体に「美しい滑り」です。
 この様子をビデオに納めました。これまで10年近くビデオを撮ったことが無い...ということでしたので,約3分間のフィルムにまとめました。ぜひこのフィルムをご覧いただき,その美しい滑り,【Letスキー】をお楽しみいただきたいと思います。(^I^) (^o^) (^I^)
 また機会がありましたら,ご一緒しましょう!!!




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