今日のトピック
07/31 一周年
07/30 夏の夜の夢
07/29 甲子園と夢
07/28 “スキー”と冒険
07/27 大きい視野
07/26 コミュニケーション
07/25 パール・ハーバー
07/24 プラナ・ヤマ
07/23 他力本願
07/22 夏イチバンの贅沢
07/21 サミットとスキー
07/20 景気とスキー
07/19 デモのプロ意識
07/17 コミュニケーション と“間”
07/15 「感じ取る」と重心
07/14 皮膚感覚とスキー
07/13 白馬大雪渓
07/12 イチローと”夢”
07/11 ドーナツ…好き?
07/10 見た目の…X脚
07/09 走る
07/08 精神満足社会
07/06 今年のスキー選び
07/05 ビデオでイメトレ
07/04 技術論の展開
07/03 メンタルトレーニング
07/02 地球温暖化
07/01 フィーリング
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これまでの日記
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教師日記 2001年6月
教師日記 5月
教師日記 4月
教師日記 3月
教師日記 2月
教師日記 1月
教師日記 12月
教師日記 11月
教師日記 10月
教師日記 9月 #2
教師日記 9月 #1
教師日記 8月 #2
教師日記 8月 #1
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07/31 (火) 晴れ
今日で7月も終わりですが,白馬は今朝も夏の日が射しています。典型的な夏空と言っていいほどで,山には小さい入道雲がかかり始めました。夏には夏の,冬には冬の趣があって,日本の自然は本当に素晴らしいと思います。そこで,”On Line Ski 教室”ならではの企画として,夏空に雪を降らせてみました。みなさん,少しは涼しくなったでしょうか?(^I^)
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さて,「夏雪画像」をみていただいた“TOSHI3”さんから,掲示板に書き込みを頂きました。『
TOK先生の暑中見舞いから「涼」をしっかり頂きました。いいですねー、ちらちらと降る雪。冬が恋しくて胸がきゅーんとなってしまいます。雪も地球の引力を受けて空から地へと落ちていくんですね。でもそのスピードは風という外力がなければ何てのんびりゆったりしてるんでしょう。… 』 というものです。
“スキー”というスポーツを楽しむには,大自然からいただく“雪”を抜きにしては考えられません。いまや人口で雪が造れる時代になりましたが,それでも自然の雪はどこか人口モノとは少し違う感じがします。“TOSHI3”さんもおっしゃっていますが,雪の降り方にも風情があり,“自然の力”みたいなものを感じるのです。“スキー”というスポーツは私たち人間と自然との橋渡し役を担っているような気さえします。“スキー”をとおして,自然の営みの大きさや素晴らしさを感じられたら最高だと思います。
さて,このサイト”On Line Ski 教室”は昨年の8月1日にOpenしましたので,今日で丁度1年になりました。奇しくも,私が今朝ホームページを見てみたらカウンターが丁度「80000回」でした! これには私もビックリ! いつもはカウンターに影響されずに,自分なりのホームページをつくろう…と思って,このカウンターをあんまり目だたないトップページの最終段にこっそり入れているのですが,今日は皆さんにお見せしようと思います。(^I^)
一年で8万回…一日約220人くらいの人が見てくれている勘定になります。ほんとうにありがとうございます。(^I^)
わたしの友人でスキー教師仲間の“H.M”さんがよく言う口ぐせ,【たかが“スキー”…されど“スキー”…】という言葉があります。されど…“スキー”…という意味で,これからも皆さんのお役に立てたらいいなぁー…と意を新たにした【TOK】でした。
これからもよろしくお願い致します。(^I^)
07/30 (月) 晴れ
今朝も天気はいいのですが,少し山には雲が掛かっております。朝の気温は23℃としのぎやすい温度です。
いよいよ明日で7月も終わりです。1週間の経つのははやいものだなぁー…と感じます。ところで,皆さんのこの夏の過ごし方は?
昨日からUPしているトップページの「暑中お見舞い」ですが…ブラウザーが Java(tm). をサポートしていない方はご覧になれません…。パソコン雑誌の付録などについているCDで,IEバージョンを上げていただければご覧になれると思います。よろしくお願い致します。(=_=;)
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さて,今日は“夏の夜の夢”…。
いまや,コンピュータが無いと生活ができない世の中になりました。私が学生の頃は,今では数万円で買える程度のパソコンと同じ位の機能を持つコンピューターが,大学の一角の部屋にデンと構えていて,白衣を着てエアカーテンを通り抜けないとお目にかかれない…という時代でした。ホント,コンピューターの発展は目覚しいものがあります。でも,このコンピュータ…元々は人間の仕組みを解析し,それを真似て考えられた…という話です。つまり,極端に言えば人間という生物のコピー…と言えます。それほど人間の体は素晴らしい!ということが言えます。
「メルマガbS」のコラムを書いていて,実は“人間の体の進化”ということを考えました。人間が地球上に姿を現してから200万年になるそうですが,その間,猿人→原人→旧人→新人→現生人類…という進化を遂げた,と言われています。この間,生きていくために狩をしたり,作物を作ったり…と“体を動かす”ことで,身体の中に必要で便利な機能を取り込んで来た…と言われています。つまり,生活スタイルが人間の持つ身体的特徴を形作ってきた…というわけです。その結果が今の“神秘的な人間の身体”です。
ところで,コラムにも書いたように,これまでその運動の特徴としては,「走る」,「跳ぶ」,「泳ぐ」,「投げる」,「蹴る」,「打つ」…など,主に“重力に逆らう”という性質を持っているように思います。ですから,どうやって引力に抗い,効率良く運動すか?という身体的特性が長い間培われてきた…ということができます。つまり,極端な言い方をすれば,「重力に耐える運動能力」は養われてきたが,それを素直に受け入れる運動はイマイチだった…ということもできます。
“スキー”はそういう意味で捉えると,引力を素直に受け入れる「運動スタイル」と言っていいような気がします。スカイダイビングや,バンジージャンプなどもこの範疇に入るかもしれません。これまで人類が身体に受け入れることが少なかった感覚です。もしこのような“引力に従う”という特徴が人間に取り込まれていったらどうなるのでしょう?。これから先何万年かして,“引力を楽しむ能力”を持つ,違った人類ができ上がっているかもしれません。その頃はキット,コンピュータも違ったものに…。
「夏の夜の夢…」をみた【TOK】でした。(^I^)
07/29 (日) 快晴
今朝もイイ天気の白馬です! それにしても,私がガイドで山に行くときはカミナリがついて来るのに,ここ数日ガイドが無いときは雷も身を潜めています…。どうしてでしょう? 8/1からまたガイドがありますが,来ないで欲しいです…カミナリ…。
ところで,トップページから「暑中お見舞い申し上げます!」に入っていただけました?少しは皆さんに「涼」を…とおもい無い頭で作ってみました…。
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さて,今日は“甲子園と夢”につてい…。
昨日「夏の甲子園・長野県大会」の決勝がありました。優勝候補と目されていた「佐久長聖高校」を破り,松本市にある「塚原青雲高校」が35年ぶりに優勝しました。
35年ぶりとは言っても,その間この高校は経営難で廃校の危機に見舞われるほどでした。全校生徒が1年生から3年生まで含めても110名…で,野球部員は17人…。その内3年生が13人で1年生が4人…。甲子園に行って活躍しても,その後チーム編成ができないほどのチームです。廃校の危機に見舞われるほどですから,県内で生徒を募集しても集まらない…。野球部の「羽鳥」監督は,チーム編成ができるように県外の中京地区や関西に出かけて選手を勧誘…。やっと集まった部員が17名…。専用のグラウンドさえ無く,紅白戦もできないチームでした。でも,甲子園出場を“夢見て”がんばりました。
そして,長野県大会で優勝です!。本来なら,野球留学などで県外に行ってまでも甲子園に出ようとするのは,いかがなものか?と疑問視されるのですが,私も今回の「塚原青雲高校」の活躍には拍手を送りたいと思います。(^I^) 昔,徳島県の「池田高校」が部員11名で甲子園出場を果たし,大活躍したことがありましたが,それに匹敵する活躍だと思います。
7/12の教師日記“イチローと夢”でも書きましたが,“塚原青雲高校”の活躍は同じような“夢”を私たちに与えてくれました。また,くじけずに挑戦し“冒険する心”の大事さも教えてくれました。同校の甲子園での活躍を楽しみにしたいと思います。(^I^)
ひるがえって…“スキー”…。このような“感動”,どうやったら伝えられるんだろう…と思った【TOK】でした。
07/28 (土) 晴れ
昨日は台風のおかげで関東地方も少しは涼しかったようですね!(^I^) 皆さんこの週末いかがお過ごしでしょうか?海かな…それとも山…? 夏バテなどなさらぬよう,お気を付けて…(^I^)
昨日の教師日記について,数人の方から E-mail を頂きました。その全ての方が 『 ひとつのスキー技術だけをとらえて,それが全て…という考えはおかしい…。 』 というものでした。皆さんも興味がありましたら噂の掲示板のぞいてみて下さい。
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さて,今日は今朝の「信濃毎日新聞」で紹介されていた記事から…。
早大4年生で,この5月に最年少で七大陸最高峰制覇を達成した“石川直樹”さんのインタビュー記事です。
今から数年前まで白馬村で“冒険とスポーツの国際映画・映像祭”というのを隔年で開催していました。10年ほど続いて経費の関係で中止になりましたが,私もそのボランティアとして働いていました。その時,「冒険」ということについて意見を出し合ったことがあります。今回“石川”さんの記事の中に,私の考えている“冒険”と同じような考えを見つけることができました。
『 …自分を冒険家とは思っていません。日常の中にだって冒険はある。例えば、会社を興すのだってそうだし、学生が試験でヤマを張るのも、当事者にしてみれば大きな冒険です…』というくだりです。わたしも,その難易度に関係なく“冒険”は誰にでもある…と思っています。そしてそのような冒険こそ,私たちが大事にしなければならないものだと信じています。そのような冒険心があるから“夢”が広がり,“挑戦”が生まれると思います。
“冒険とスポーツの国際映画・映像祭”で心に残っている作品があります。小学校6年生の男の子が,ひと夏かけて北米のワシントン州を自転車で回る…というものですが,彼の未知の世界に挑戦する旅に心を打たれました。同行したカメラマンは本当に危険でない限り一切手を出さず,子供の行動に任せた…と作品の解説にありました。あきらかにその“旅”は彼にとって素晴らしい挑戦であり“冒険”でした。その映像を記録したフィルムは,撮影技術云々を抜きにして私にも感動を与えてくれました。
ところで今,「CG」が全盛で,これから先,まるでホンモノの自然描写と見間違うほどの映像が創られると思います。しかし,その作品はあくまでも創られたもので実写ではありません。わたしは“冒険”や“感動”を与えてくれるそういう“生の映像”に興味があります。いつか,“スキー”をテーマとして,人に感動を伝えられるような“冒険心溢れる映像”を撮りたいと思っています。
“スキー”は,私たち一人一人にとっての大きな“冒険”ですから…。
07/27 (金) 曇り
今朝は久しぶりの曇り空…という感じの白馬です。気温も21℃で少し肌寒い感じがします。
今日は松本に用事があり朝早めに出かけますので,少し早起きして日記を書いています…。
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さて,あるスキーに関する掲示板を見ていたら,次の様な書き込みがありました。いちいちコメントするのもナニかと思いますが,狭い範囲しか観ることができないと,この様なことになってしまいますので,自戒を込めて紹介いたします。
『 …斜度や雪質、コブの出来具合、混雑の度合い等々が一様でないなかで、何かの課題を持って、しっかりと滑ろうとしたり、検定などを目指して、種目をこなそうとするなら、今でも(技術的な)引き出しが多い方が良いわけで、基本的な技術は、そう大きく変わったとは思わないです。』…というある方の投稿に,某スキースクールの主任…とおっしゃる方が,
『 …そうでしょうか?Rが10m近いスキー板で、従来技術で滑っても、楽しくないのでは無いでしょうか?外向は全く必要ないですし(というより、外足荷重が意味がないのですから、外向は害になるだけ)、かかとのひねり押し出し=バインシュピールは過去のものとなりました。すでにSAJの検定は、化石技術の展覧会と化しています。合格するための滑りを練習する時間があるのでしたら、内足の使い方を特訓する方が遙かに有意義です。…新しい板の性能に応じた、新しい滑りが求められているはずが、SAJの幹部の理解は全く時代に追いついていません。…スキーは修行でも、宗教でも「体育」でもありません。楽しい「スポーツ」です。楽しさを追求するためのセンターを作るべく、私もスクールを辞めて行動をおこそうかと、現在思案中です。』
というご意見を述べられておりました。
確かにカービングスキーが台頭してきて“スキー”の滑り方は変わりました。特にスキー板の特性を生かそうとすればするほど,そういうことが多くなりました。でも,例えばカービングスキーを例にとると,その特性を生かしきるためのフィールドも限定されてしまうのです。きれいに整地された斜面では性能が発揮されますが,コブや深雪,悪雪ではカービングスキーの本来持つ特徴を生かしきれないのです。R=10mのカービング板は,確かに整地斜面では内足だけでも滑れますし,外向姿勢は必要ないでしょう。しかし,限られた状況の中…そこだけの話です。
“スキー”の楽しみは,それほど小さく限定されたフィールドだけではありません。千差万別の素晴らしいシチュエーションがスキーヤーを待っています。あるときは正対で滑れますが,時には外向も必要です。そういう意味では「引き出し」は多い方がイイですし,引出しの中身も豊富な方がいいと思います。スキー用具がいくら先鋭化されたとはいえ,それだけのためのスキー技術,ただひとつの技術でいいとは思いません。
私たちスキーヤーは,大自然のいろいろな条件の中を縦横無尽に滑る楽しみがあることを忘れてはいけません。そのためには心も思考態度も柔軟にしておく必要があります。
技術論を展開するとき,私たちはややもすると目先のことにしか気が回りませんが,それではいけない…「大きい視野」を持たなければ…ということを,また学ばせてもらった【TOK】でした。(^I^)
07/26 (木) 快晴
昨夜はホント…信じられないくらい気温が下がりました。ビアホールの商売を終え,帰宅途中の小川近くにはうっすらと“モヤ”がかかっていました。今朝は思わず掛け布団をかけたほどです。暑い地域の方には申し訳ありませんが…つくづく白馬で生活できることの幸せを感じます…。今9時ですが,気温は21℃です。
昨日の教師日記で「パール・ハーバー」について書きました。その中で日本の奇襲攻撃を12月7日と書きましたが,これはハワイの現地時間のことです。日本時間では12月8日です。“K”さんから E-mail でご指摘いただきましたが,そういうことですのでご了承ください。“K”さん,ありがとうございました。(^I^)
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さて,”On Line Ski 教室”のメルマガの購読者が,おかげさまで270人を超えました。購読いただいている方々から E-mail を頂いております。ありがとうございます。
その中で,多くの方から「オフトレ」についてのコメントがありました。”Dr.K”さんのアドバイスに沿って実行しておられる方も多いようです。これからもお役に立てるような情報をお伝えしていきたいと思っております。できれば具体的なご質問をいただければ,よりきめ細かいアドバイスができると思いますので,遠慮なく E-mail でお尋ねください。
このホームページを見ていただいている方は,平均すると一日約200人ですが,わざわざホームページに来なくても,メルマガで送られてくる情報でアウトラインを…という方も多いようです。どちらの方も私にとっては大切な方々です。“雪サブ”さんも彼のホームページに書かれていましたが,“スキー”に関する情報を発信することで,より深く“スキー”のことを勉強するようになり,自分自身の役に立っている…と感じます。“一般雑誌”とはまた違った,双方向のコミュニケーションができるところもイイと思います。また,同じ趣味を通じて,世代や性別を超えた交流が生まれるのも素晴らしいことです。これからも,ぜひホームページを通じてみなさんとのお付き合いを深めて行きたいと思います。
さて,8月からは「2001シーズンを振り返って…」というテーマで,わたしの感じたことをメインにお話しして行きたいと思います。時々はまた脱線するかもしれませんがよろしくお付き合いのほどお願い致します。(^I^)
07/25 (水) 晴れ
今日も夏空が広がってイイ天気です。今朝は22℃…おかげさまで涼しい風が窓から入って来ています。これから少しづつ暑くなるでしょうが…。
さて,昨日教師日記でUPした“プラナ・ヤマ”…について“M”さんから早速 E-mail を頂きました。“瞑想術入門”という本についてのコメントでした。ありがとうございます。(^I^) けっこう興味のある方がおられるようですネ!
”Dr.N”さんも掲示板でおっしゃっておられるように,素人的なやり方では弊害が出そうですので,心してやりたいと思っております。“ヨガ”の一訓練法のようですが…。
さて“パリ症候群”ですが…字が小さくて読めなかったみたいですが…“パリ症候群”が正しいです。どうも ス・ミ・マ・セ・ン でした。(=_=;)
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さて,昨日は長野市まで行って来ました。
親戚から頂いた7月一杯有効の映画の招待券があり,せっかくだからそれを使おうということで出かけました。映画はいま話題の「Pearl Harbor」でした。
パールハーバー…もうすでに皆さんもご存知のとおり,1941年12月7日に日本軍による奇襲攻撃が行われ,アメリカが第二次世界大戦に参戦するキッカケとなった舞台です。この映画については「今なぜこの時期にパールハーバーなんだ?」とか「日本軍の奇襲のやり方が汚い…」とか,いろいろなことが言われていました。気分的にはあんまり見たい映画ではなかったのですが,実際見てみないと批評もできませんので行くことにしたのでした。
日本向けに一部内容を変えている…との情報もありましたが,そのせいでしょうか,そんなに日本を悪者にしているようには思いませんでした。この日本軍による奇襲作戦の良し悪しは,いまだ議論の的になっていますが,「勝てば官軍」的なものがあり,その見方はいろいろです。ただこの映画を見て思ったことは,よく言われるように「戦争で犠牲になるのはいつも弱い立場の人たちだなぁ…」ということです。面子や意地,国益優先…による本当の被害者は国民大衆です。
今,コンピュータをはじめ,いろんなメディアを通していろんな情報が入ってきますが,私たちはその情報を正確に判断し,一部の片寄った判断や価値観に惑わされて「再度,戦争に突入」…等ということがないようにしないといけない…と思いました。モチロンやらなくてはならない時はやることが大切ですが…。
あの戦争で青春を謳歌することもなく犠牲になった人たちのことを思うと,いま景気はあんまり良くないけれど,そんなことに不平を言っていられない…と思いました。そして,“スキー”を楽しんでいられる自分に「おまえは幸せなんだよ!」と言い聞かせたのでした。(^I^)
07/24 (火) 晴れ
今日もイイ天気です。朝夕涼しい分,暑がりのわたしは救われてます。暑い地方の皆さんがんばって乗り越えてください!。ホームページの写真にわたしからの心ばかりの“涼”を意図した気持ちを載せております。お受け取りください!(^I^)
それにしても,クーラーとビールの売れ行きが伸びている…ということは,少しは景気浮揚になっているし,ビールの“酒税”も国税としてしっかり国庫に…。暑い夏は「消費が伸びて経済効果大!」ということに…。(^I^)
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さて,昨日UPした”Dr.N”の“プラナ・ヤマ”…興味がありますねぇー!
「ヨガの呼吸法」のひとつのようですが,精神集中に有効…ということであれば私も試してみたいと思います。(^I^) できましたらその入門の仕方など教えて欲しいと思います。入門書や解説ビデオなどあるのでしょうか?
「あがり」で”Dr.N”さんに解説していただきましたが,その中でも「集中力」を高め「迷い」を無くすことの重要性が説かれていました。“スキー”でも,実力があるのに検定で失敗する事例を数多く見ているだけに,この面で役に立つことことを学びたいと思っていました。精神集中ができ,自律神経機能が高められる…というのであれば,ぜひ実行してみたいと私も思います。
そう言えば自律神経…ということで思い出すことがあります。それは「パリ症候群…」という言葉です。日本人の海外旅行者や滞在者の精神的・心理的トラブルを表すもので,パリにおいて発生するケースがいちばん多いため名づけられた言葉です。パリには自称“芸術家志望”などが多いのですが,その目的が果たせなかったり,議論好きのフランス人についていけない事によるフラストレーション,などが原因となって表れる“自律神経失調症”の人たちを指しています。非日常を楽しむための旅行や環境が異なる場所でのトラブルは悲惨な結果を招きかねません。
このような場所でも自分の心のありようをコントロ-ルできる能力があれば,問題を深刻化しないで済むことでしょう。もし,「プラナ・ヤマ」がそういった方面で役に立てば素晴らしいことだと思います。単に“スキー”だけでなく,日常生活でも…。究極の自律神経訓練法…という言葉に惹かれます…。
この訓練をすると,いろいろな雪質や斜面を滑るときにも精神的余裕が生まれ,その楽しみ方の幅もグゥーーーンと広がる…,そんな気もします。
なんとなく,おなかを引っ込ませている【TOK】でした!(^I^)
07/23 (月) 晴れ
「海の日」をはさんだ三連休が終わりましたが,みなさんはいかがお過ごしでしたか?。おかげさまでビアホールが少し忙しく,ちょっと疲れ気味の【TOK】ですが…。夏バテではありません。(^I^)
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さて,先週ある新聞を見ていて気がかりな言葉に出会いました。「7.29 参院選 暮らしどうしてくれますか?」という表題の記事です。
参院選に向けて,候補者にインタビューしたことを解説した記事ですが,「どうしてくれます…」という言葉に引っかかりました。誰かがわたしのためにナニカしてくれるだろう,わたしにとって都合のいい人を選ぼう…という視点での見方,他力本願的な感覚に,オヤッと思ったのです。
自分のために何かをしてくれる政治家…ということを期待していたのでは,本当の自立はできないと思います。誰かにしてもらおう…という意識では他人に寄りかかっているだけです。昔,アメリカのケネディが,大統領に当選したときに国民に話し掛けました。「いま皆さんは国家に何かを期待し求めるときではない。自分が国家のために何ができるか問うときである…」。この言葉がわたしの心にしっかり残っています。国家は個人のためのものではなく,国民全体のためのものなのです。
たしかに今,日本中の人たちがこの先の生活に不安を感じています。これまでの政治家の施策が間違っていたかもしれません。でも,政治家に何かをしてもらおう…政府に生活を守ってもらおう…という気持ちがある内は,その不安はいつまでも消えないと思います。自分だけが良くなればそれでイイ…という,我田引水的な生き方になってしまいます。そうではなく,自分自身で生き方を探し,自分の責任で生活のレベルを決めていくことが大事だと思います。そして国政に対して意義があれば,選挙で政治家を選ぶという手段で自分の主張を反映させることです。…もしくは,自らが先頭に立って改革を行なうか…。いずれにしても「〜〜してもらおう」という姿勢はいただけません。
この様なことは実は,“スキー”指導の現場でもよくある事です。あの先生に習えば「上手にしてくれるだろう…」的な発想の人が結構多いのです。でも,本当にうまくなるのは自分自身の努力です。教師は“井戸”のそばに連れて行ってあげることはできますが,その水を飲むか飲まないか?は自分自身で決めることです。
他力本願では本当の自由や自立は得られない…そう思った【TOK】でした。
07/22 (日) 晴れ
夏の観光シーズン始まり告げる,「海の日」をはさんだ三連休が終わります。白馬はまずまずの天候に恵まれ,多くの方が“涼”をお持ち帰りいただいたようです。皆さんの三連休はいかがだったでしょうか?(^I^)
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さて,昨日今日の話題は“夏イチバンの贅沢”…。
記録破り的な暑さが続いていますが,せめて気分だけでも涼しく…ということで,ここ数日,わたしの経営するビアホール「メルツェン」ではスキーのビデオを流しています。そのビデオは,八年くらい前に,八方尾根スキースクールの校長だった“I.F”さんと技術副部長だった“W.N”さんらが,フランスのリゾート「メリベル」に招待された時の記録ビデオです。通訳として付き合ってくれた現地の人が撮って編集してくれたものです。
ただ単にメリベル近辺を滑っているビデオで,技術的なものではありません。…が,なぜかこのビデオ,皆さんに人気があります。八年前に流行っていた音楽がバックに流れていて,雪山やゲレンデを滑っているシーンや,街の様子が出てくるだけのものですが,どことなく観ていて心が落ち着き,なごんで来て,「スキーをしてみたいなぁー…」と思わせてくれるのです。ハッキリ言って,滑りそのものは技術的に学ぶものはありませんが,「いかにも楽しんでいるなぁー!」とおもわせるナニカがあるのです。
…これってなんだろう?と昨日の夜も観ながら思ってしまいました。そして,やっぱり「雪との会話」なんだなぁーと感じました。いろいろな雪質や斜面を,嬉々として滑っているその姿に,「雪とのコンタクト」を楽しんでいる…という雰囲気がよく伝わってきました。バランスが少々乱れて転倒しそうになっても,あるいはスキーが横にずれてサイドスリップしても,その時その時の状況を,すんなり受け入れ,そのことを楽しんでいるように見えます。
こう考えると,“スキー”の技術って何だろう?と思ってしまいます。別に技術選に出るくらいの技術がなくても,充分に雪と戯れることができます。プルークボーゲンしかできない人でも,それなりの楽しみができます。うまいとか,下手だ…というのは他人が下す評価であって,自分にとっては関係のないことなのかもしれません。“スキー”の良さはその段階段階に応じた楽しみ方を創造できる…ということなのでしょう。
とかく技術一辺倒になり,うまくなることだけを目指しがちですが,“スキー楽しむ”ことにもう少し目を向ける必要があるなぁーと感じました。スキー教師は,技術を教えるはモチロンだけれど,その遊び方や楽しみ方にもっと気を配る必要がる…と思った【TOK】でした。(^I^)
それにしても,夏…ビールを飲みながらスキーのビデオを観る…。贅沢贅沢!(^I^)
07/21 (土) 晴れ
今日も夏空が広がりイイ天気の白馬です。みなさん三連休,楽しんでますか? わたしは昨日ガイドでまたまた大雪渓まで行って来ました。天候にも恵まれ,雪の上はクーラーボックスのように涼しく,最高でした!(^I^)
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さて,昨日“景気とスキー”についてコメントしたところ,“E.N”さんから次の様な E-mail を頂きました。
『 …TOKさん「景気」については私も同じ様な事を考えていました。今イタリアのジェノバでサミットが開かれていますが,その柱は「経済発展」と「地球温暖化防止」についてという事だそうです。これをよく考えてみると矛盾しているように思います。経済発展のためには生産と消費が必要になります。そのためには資源やエネルギーを使わなければなりませんから,炭酸ガスが増え地球温暖化は避けられません。球温暖化を防ぐには経済活動や生産活動を抑える事が必要なのです。サミットと言う位ですからそういう見識は皆さんお持ちだと思うのですが,どうも私にはこの二つの議案がすんなり受け入れられる性質のものには思えないのです。…』
正直,ドキッとしました。昔,「消費が美徳」という考え方がありましたが,景気浮揚のためにはモノを買ってもらい,お金が社会を回り続けることが必要です。つまり「消費を続ける…」といことが経済的景気を持続するためには必要なのです。でも,これってオカシイ…とおもいませんか?消費を続ける,ということはゴミを増やす,ということにもなります。いいかげんモノにこだわる生活を止めるべきかもしれません。
そうそう,これと直接関係ないかもしれませんが,アメリカのバスやトラックなどは「ディーゼルエンジン」でなく「ガソリンエンジン」を使っている…という話を聞きましたが,本当でしょうか?…だとすれば日本よりアメリカの方が「自動車の排出ガス」については,地球に優しいエンジンを使っているわけで,日本こそが反省しないといけないのではないでしょうか…?
京都議定書をアメリカが批准しないことを責めることはできないのかもしれない…と思った【TOK】でした。
今日は大きなテーマでスキーを考えてみました。今年は地球温暖化に関係なく,“スキー”を楽しめる“雪”が降ってくれるんでしょうか?(^I^)
07/20 (金) 晴れ
今日から三連休ですが,暑い夏…皆さんいかがお過ごしでしょう?。白馬はおかげさまで朝夕が涼しく20℃くらいまで気温が下がるので,暑がり屋のわたしには大変ありがたいです。(^I^) みなさん,お体の調子など崩さないよう,お気をつけ下さい。
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さて,今日は“景気とスキー”について…。
ここのところ,参議院選挙を控えて“景気”がひとつの論点となっています。そこで,わたしは考えてしまいました…。「いったい“景気”ってなんだろう?…」。
もともと“景気”とは
1 物事の様子。ありさま。気配。また、景色。眺望。「山中の景気」
2 和歌、連歌、俳諧で、景色や情景が写生的に、しかも知的な興趣をふまえてよみ出されたもの。
3 (形動)元気のあること。威勢がよいこと。また、そのさま。「花火が景気よくあがる」
4 人気。評判。「景気をおとす」
5 商売取引の状況。また、社会全体の経済活動の状態。「景気が上向く」
6 劇場の表につける飾り物。転じて、外観の美。
景気を付(つ)ける 元気をつける。心をふるいたたせる。「一杯やって景気をつける」……ということだそうで,今では1〜4,そして5の意味よりは4の「経済活動の状態」を示す言葉としてとらえている人が多いようです。でも,元々の意味は「ものごとのありさまの様子」を意味する言葉のようです。
資本主義社会,経済優先主義,物質主義…がイチバン!的な思想が広がって,モノを持っていることがいいこと…という価値観が定着しすぎてしまいました。昔はわたしもそうでした…。100円あれば千円が…,千円あれば一万円が欲しかったものです。でも,それには際限がなく,つまりは世界中の財産を自分のものとしてしまわないと満足できないと思いました。他の人が100万円持っていれば,わたしも欲しい!…という欲望がわき,フラストレーションの塊になっていたのです。いつでも人が羨ましく「満足」ということを知らなかったのです。でも「少欲知足」という言葉に出逢って,わたしの心は平穏になりました。
物質的な“景気”よりも,こころの“景気”を大事にすることを大事にしたいと思います。
“スキー”はその意味でも,わたしにとって大事な“心の景気浮揚”に役立っています。(^I^)
07/19 (木) 曇り
今朝もまだ朝早いので白馬三山が見えています。今6時半…Tシャツプリント作業のため早起きです。(^I^)
今朝の写真そういうわけで“モルゲンロート”風です。(^I^)
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さて,今日は7月17日に「【TOK】の掲示板」で“MIWA”さんからお尋ねのあった“技術選におけるデモの発言について”について…
“MIWA”さんのご発言…要旨
『 …スキー界の一大イベントである技術選に関することで今までずっと疑問に思っていたことがあります。…技術選は一競技であるにも関わらず、トップになるような人(デモ)の発言で、「普段の自分の滑りができるようにように頑張る。」というものがよくあります。普通の競技大会におけるトップアスリートは、「優勝を目指します。」という発言を耳にします。これが普通だと思います。どうして技術選に出場しているトップスキーヤーの大部分は、こんな普通の発言ができないのでしょうか?…滑りに対するジャッジの基準が曖昧で不明瞭なために、どんな滑りをしたら良い点数が出るのか分からないのであんな消極的な発言になるのではないか。それともプロ意識が欠如しているからでしょうか?プロを意識し、勝負に拘るアスリートであれば自分の理想を反してでも点数の出る滑り、滑走ラインを選択するべきではないでしょうか。…』
【TOK】のコメント…
MIWAさん,心配ありません。みんな「俺こそトップスキーヤーだ!」と思ってますよ。(^I^)
「普段の自分の滑りができるようにように頑張る…」という言葉を面前では吐きながら,心の中では「絶対トップをとってみせる!」…と思っていると思います。私の知っているデモのみなさんは全員と言っていいほど「俺の技術を見てくれ!ジャッジの皆さん!俺の技術が他のデモと違うところを見切って,イイ点数をつけて欲しい!」と思っているのは間違いありません。
こういうことを打ち明けるのは違反かもしれませんが…,おかげさまで,技術選参加のみなさんは,良く私の店“ビアホール:メルツェン”に来てくれます。そこで本音の会話をしているのを耳にしますが,デモに選ばれるくらいのスキーヤーは,それぞれ御自分の滑りに自信を持っています。「アイツに負けたのは納得できない。ジャッジはどこを見てるんだ!」という気概を持った人がほとんどです。それくらい自分の滑りに「こだわり」が無ければ,そしてまた,自分の滑りを犠牲にして点数が出るような滑りをするようでは,デモにはなれないでしょう。彼らは「俺の滑りは他の人の滑りとはここが違うんだから,そこを良く見て欲しい!」という主張をみんな持っています。それくらい個性の強い人がほとんどです。
モチロン,デモに選ばれて,人前で「こういう滑りをしてください」とコーチから指示されれば,その場ではその要求に合った演技をすることはあります。しかし,技術選では自分の滑りを主張しています。
人前では,大人の雰囲気を出す意味で「普段の滑り…」という言葉が出てるだけだと思います。プロ意識というのが「いろんなことに迎合しないで,独自の滑りを主張する」というのであれば,かれらは間違いなく“スキーのプロ”だと思います。(^I^)
07/18 (水) 曇り
今朝は白馬三山は見えているものの,平地の上空には雲がかかっています。気温は今朝も21℃としのぎやすい温度です。日中は30℃を超えていると思いますが,朝晩の涼しいのがいいです。皆さんもホームページの写真をご覧頂いて,暑さに負けないよう頑張ってください。(^I^)
さて,今日納品のTシャツ依頼が急遽舞い込み,これからすぐやらないと間に合いません…。
皆さんになにかヒトコト…と思うのですが,今朝は時間が取れないので,Tシャツプリンとの進行状況をみて,また後でUPするかもしれません。 せっかく来ていただいたのに,ス・ミ・マ・セ・ン …(=_=;)
07/17 (火) 晴れ
昨日は「白馬大雪渓」までのガイドでした。晴れの予報が少し外れて,時々降雨がある天候でしたが,森林浴を楽しみながら大雪渓まで行って来ました。(^I^)
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さて,今回のツアーガイドで感じたことがあります。それは「コミュニケーションと間」ということ…。
私が夏の間にお引き受けするガイドは「八方尾根」,「栂池自然園」そして「大雪渓」がメインです。参加される方もだいたい40代から60代くらいの方が多く,ほとんどが一泊二日の行程です。山の経験がある方が半分で,ない方が半分…。
参加される方々の目的は「高山植物が見たい」がトップで,「山に登りたい」,「自然に触れたい」…が続きます。しかし,季節や天候によっては,どうしてもその目的を果たしてさしあげることができません。そこで,参加される方々に満足していただくには,ガイドとの人間的な「コミュニケーション」が大事になります。第一の目的が果たせなくても,満足いくナニカ…が皆さんの心に残ればそのツアーは楽しいものになり,思い出に残る旅になります。
今回のように「大雪渓」に行くことが歌ってあるツアーでは,大雪渓という,夏でも残っている雪を見,触り,そして冷気を感じることでほとんどの方が,感動してくれます。ですが,バスを降りてその大雪渓まで行く道中が約1時間半あります。その間,高山植物や景色がいいとガイドは非常に楽なのですが,大雪渓までの道のりは,どのどちらにも恵まれていません。そこで,日本には三大雪渓といわれる雪渓があるがそれはどことどこ?…とか,では世界の三大珍味とは?…とか参加してくれた人たちが飽きないようにすることが大事になります。木々の中を歩くことで“森林浴”をしているんだよ…とか,オゾン一杯の空気を吸うことがどれだけ贅沢なことなのか…とかいう話をしながらの“歩き”になります。
じつは,この“歩き”が大雪渓を見たときに,別の意味で感動を引き出してくれるんだなー,と昨日思ったのです。ある意味で単調な山道を登って行くのですが,最終地へ辿り着くまでにいかに参加してくれている人たちの興味をいかにつなぐか?そして,互いのコミュニケーションを失わないように,「感動するための時間を作ること」が大事なのかを知りました。“間”の大事さ,と言っていいのかもしれません。バスを降りたらすぐそこに大雪渓があった,というのではなく,大雪渓にめぐり合うまでの“時間”が「感動を引き出す」ためには必要だ,ということです。この“間”を形作るあいだに,いかに人としてのコミュニケーションが互いにできるか?がさらに「旅」の醍醐味を増してくれます。
そういえば,“スキー”でも同じようなことがいえます。すんなり上手になってしまうのではなく,上手くなるまでの“間”があるから楽しい,ということです。言葉を変えていえば,“間”が必要なものほど“奥が深い”ともいえます。用具が開発され,上達までの過程が短縮できる…ことことだけがイイことではない。必要な“時間”と“努力”をかけ,“間”を詰めること…それが“感動”を生む事になる。
いま“上達の壁”にぶち当たっているあなた…“感動”のための階段を昇っている!のですゾ!(^I^)
07/16 (月) 曇り
昨日は八方尾根ガイドで第二ケルンまで行って来ました。お客さんの到着が午後だったため,夏の登山ではタブーとされている午後1時を過ぎての登山となってしまいました。案の定,夏の定番「カミナリ」に遭ってしまいました。お連れしたみなさんに怪我はありませんでしたが,みなさんズブヌレ…。山のカミナリ…怖いです。夏山での行動は午前中で済ませましょうネ!(^I^)
さて,今日はこれから「白馬大雪渓」までのツアーガイドです。
帰ってきたら,またご報告します…。 では,行って来まぁーーーーす!
07/15 (日) 晴れ
本当に夏が来たんだなぁー…という感じの白馬です。今日はガイドの仕事が入り昼頃から八方尾根に行って来ます。八方尾根…冬とはまた違った趣で,高山植物がきれいです。どんな花々が迎えてくれるのか?はたまたどんな人たちとの出逢いがあるのか,楽しみです!(^I^)
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昨日は「皮膚感覚」ということで,はただ「感じる」だけでなく「感じ取る」という気持ちが大事だということをお話しました。今日はそのことと“重心”の関係について話しを進めたいと思います。
ここのところ,いろんなスポーツでの“重心”の意味を考えていますが,つい最近「テニス」でそのことを意識してみました。素早い動きをしたり,安定した打ち方をするには「目線の位置」が大事であることは以前お話しました。そこでテニスでできるだけ“重心”に意識をはらい,その動きを前後にしないようにしてみました。普通だと,ヒザを使ってボールの上下にあわせて腰の位置を調整すること,つまり「いい位置にボールを置くこと」のために腰の上下はしてもいい…と言われています。あえてこの常識をくつがえす試みをしてみました。すると,意識した“重心”を中心にラケットがうまく回転してくれる感覚になりました。自然に軸足が決まり,ラケットの描く軌跡が丸い円弧を描くような気がしました。上下の軸方向に対しての円運動だけでなく,水平軸に対しての円運動もスムーズに行く感じがしたのです。ラリー相手にこの時のボールの感じを尋ねたところ,「ボールが素直でなく打ちづらい…」ということでした。この理由はまだ良くわかりませんが,多分,腰の位置が一定でないため,ラケットがボールに当たるときのタッチに差がある…ということだと思います。相手にとっては打ちづらい球質,ということになります。
さて,“スキー”では腰の位置,つまり“重心”をどのようにとらえたらいいのでしょうか? このことについて昨日の「雪の圧を足裏で感じ取る」ということと関連付けてみると面白いことに気が付きます。「感じ取る」の“取る”に意味があるのです。この“取る”とは「手前に向けて…トル」という意味が含まれています。つまり「方向性がある」ということです。「足裏から重心方向に向けて感じる圧」が「感じ取る」という言葉のニュアンスなのです。雪から手前に…というのは「雪からの情報を大事にし,位置エネルギーを有効利用し,雪の力でターンする…」という【Letスキー】と相通じるものがあります。“重心”に意識を働かせ,「重心の軌跡」を大事に滑ると,自然に【Letスキー】的な感覚の滑りができるようになる…そう思います。
地球と人間の身体の間に働いている”引き合う力”=「引力」,そして「重力」,それに「重心」…。これら一連の言葉は私たちが楽しむ“スキー”においても,実に多くの示唆を与えてくれている…そういう風に感じた【TOK】でした。(^I^)
07/14 (土) 曇り
梅雨が明け,関東地方は連日猛暑で40℃ちかい気温だとか…。私は暑いのが苦手なので,とてもそういうところでは生活できないだろうぁ…と思います。…そう言えば,東京で暮らした7年間の夏は最悪でした…。暑さで溶けそうになっていましたネ…。でも,実際そういうところにお住まいの方はそれと闘っておられる訳で…。御身体壊さないよう,十分にお気をつけ下さい。
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さて,今日は”Dr.K”さんが”TOSHI3”のご質問にお答えになっておられた,「皮膚感覚にも左右の差があるものなのか?」という疑問について,わたしのコメントをひとつ…。
私の結論から言いますと,「確実にあります!」。これは事実です。スキーで「フィーリングスキーレッスン」と称して時々目をつぶってスキーをしてもらうことがあります。”Dr.K”さんからも紹介していただきましたが,足裏で雪を感じながら滑ってみるのです。先ずは人の少ない広い緩斜面で目をつぶってプルークボーゲンをしていただきますが,足裏に意識が集中できない人は滑りになりません。こういう人のほとんどはターン内側に転倒してしまいます。意識を充分そこに集中し,雪の圧を足裏で感じることができるようになると,自分の感覚の中ではターンしている意識が無いのに,傍から見るとターンをしているのです。
この練習をより効率良く行なうため,よくスキーブーツを脱いで素足になり,いろいろな物,例えば鉛筆とか手袋,紙,布…などを地面において踏んでもらい,感じることのトレーニングを行います。そしてその物質がなんであるか?質感はどうか?重さはどうか?などを言い当ててもらい,足裏に意識を集中する訓練をします。右足ではピッタリとその触れているものがなんであるかを言い当てることができるのに,左足ではそれができない人が居ます。またあるモノの重さを手で感じてもらうのですが,左右の手でその重さ判断が異なる人も結構居られます。肌触りや質感については手よりも足がはるかに鈍感です。…というように人それぞれ,皮膚感覚に違いがあります。鈍感な人も居られれば敏感な人も居ます。人間の右半分と左半分ではその形や姿が違うことからも,感覚も違うだろうな…ということは推測できます。
私の先輩で昔鳴らした有名なレーサーが居られます。”丸山仁也”という方で,全日本のスキー大会で三冠王になった人です。その彼が異常にスキーブーツの手入れにこだわっていたのを思い出します。彼に言わせると「右足と左足ではその大きさも違うし,感触も違う。左右同じフィーリングでターンをするには,靴底にパッドを入れたり削ったりして調整しなければダメだ。靴底だけでなく,カント角はモチロン,フレックスや前傾角も大事だ。足裏感覚がにぶい奴にうまい選手は居ないよ…」ということでした。当時は,それほどしなくてもスキーできるんじゃないかな?と思っていましたが,今になってみると大先輩の言葉が真実であったことに気付きます。
このように,”スキー”はうまくなればなるほど足裏感覚大事になるスポーツなのですが,そのためにはどうやってその感覚を鋭敏にするか?ということが大事になります。この答えは「できるだけ機会を見て足裏に意識を集中する訓練を積む」ということになります。例えば普段歩いているときも道の勾配を感じたり,凹凸を意識したりすることです。触覚だけに限らず,「視・聴・嗅・味・触」の五つの感覚は,感じる機会が多ければ多いほど,その感覚は研ぎ澄まされるようになります。実は,そのとき大事なことがあります。それは「体感するモノから自分の方へ情報を伝える意識を持つ」ということです。ただ「感じる」だけでなく「感じ取る」という気持ちが大事です。特に”スキー”のトレーニングとして足裏感覚を磨くには,情報を受け止める…という意識をもって行なうことです。すると「足裏の感覚」が敏感になるだけでなく,「脚がその情報をスムーズに脳に伝える」という,”脚のトレーニング”にもなると私は考えています。
”TOSHI3”さんも,もし左右の感覚が違うようでしたら,コツコツと足裏感覚を磨かれてはいかがでしょう?キットその効果は來シーズン生きると思いますヨ!(^I^)
07/13 (金) 曇り
梅雨が明けた…と宣言されたと時を同じくして曇りの日が続きます…。でも明るくなってきましたからこれから晴れに転じるのかな?
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さて,昨日は久しぶりに「白馬大雪渓」に行って来ました。
今年の夏,ある旅行社に頼まれて「山のガイド」を引き受けましたので,その下調べを兼ねてのトレッキングでした。山や高山植物に詳しい,スキースクールの教師仲間”丸山浩之”さんにも同行してもらいました。また,たまたま「特別休暇」で白馬に来ていた”宮下征樹”ご夫妻も,ぜひ行ってみたい…ということで一緒に行く事になりました。妻とあわせ合計5人の「大雪渓ツアー」でした。
八方尾根の自然研究路を案内する機会は結構あるのですが,大雪渓はそんなにありません。八方は尾根筋で景色がいいのですが,大雪渓への行程は谷筋なので見晴らしもそんなに良くなく,あんまり人気がありませんでした。ところが最近どうしたことか,大雪渓に行って見たい…という希望者が増え始めました。…どういうことなんでしょうねぇー?
天候はあんまり良くなく,小雨も模様の中を出発しました。宮下君から「中学,高校にかけてこの大雪渓で夏のトレーニングをしたんですよ…」という話を聞いたり,H.Mさんの軽妙な高山植物の説明を聞いたりしながら登り,約1時間半で大雪渓に着きました。大雪渓周辺は今「衣笠草」の白い花が最盛期で,その群落がきれいでした。雪渓の残雪は例年より幾分少ない気がしました。天候は曇りで,時々雨が降るという状態でしたが,5人でワイワイ登ったせいか,結構楽しいトレッキングになりました。
…で,山道を歩くときも”重心”のことを意識しながら登ると楽だ!ということに気付きました。これまでは「足裏全体で地面をキャッチするように歩を進める…」ということに注意して昇り降りをしていましたが,これに「重心を上下させない」という意識を加えてみました。すると特に降りで足にかかるショックが少なくなりました。妻はドンドンと降りる癖があり,後半ヒザがグラグラしていたようですが,キット私の「重心の上下の動きを少なくするようにした方がイイよ…」という忠告を聞かなかったからですね!(^I^)。
…ということで,森林浴を充分に楽しんだ【TOK】でした!
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さて道中,宮下君に,「”オフトレのやり方の講習”や”技術選のミニ祝勝会”を兼ねた,簡単なオフ会を開こうか?」と提案したところ,「八月の下旬だったら大丈夫そう…」ということでした。彼の滑りをビデオなどで見る機会はありますが,彼の気さくな人柄に触れる機会は無いと思いますので,これを機会にこんな企画を考えてみました。もしこの日記をお読みの方で,そんな企画があったら参加してみたい…という方が居られましたら
E−mail 下さい。(^I^)
07/12 (木) 曇り
昨日待ちに待った”梅雨明け”が宣言されました。(^I^) 天気に左右される私としては,嬉しい限りです!(^I^)
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さて,昨日の「大リーグオールスター戦」の”イチロー”と”ササキ”…上々の活躍でした!(^I^) 小さい頃「野球少年」だった私にとって,大リーグの”オールスター戦”は夢のまた夢で,日本選手がとても手の届くような舞台ではない…と思っていましたから,二人の活躍は本当に嬉しいです!。イチローはその中でも”ランディー・ジョンソン”という三振奪取王といわれるスーパースターから奪ったヒットでした。また,幾分緊張気味だったササキも,1三振を含むピシャリのセーブでした。
”イチロー”が本当に大リーグを楽しんでいるかどうか,じっくり見てみましたが,本当に楽しんでいましたね!。特に,他の選手に交代してから,ベンチ前で手すりに寄りかかって,他の選手のプレイを見ているその姿が印象的でした。憧れの野球選手を見る子供のように,目が輝いていました。いままで,彼のその様な姿に気付きませんでしたが,TVカメラがイチローをとらえる度に,彼の顔には童顔のような表情が浮かんでいました。本当に大リーグの野球を楽しんでいるんだなぁー!と思いました。良かったねイチロー!(^I^)。
それにしても,思ったのは「子供が球場に多い!」ということ…。そして,スーパースターの活躍に目を輝かせ,自分も大きくなったらああいう活躍をするんだ!という”夢”を描いているように思えたことでした。「俺も大リーガーのように活躍するぞ!…」という夢希望が子供達の心に育っているように思えました。小さい頃からボールゲームに慣れ親しみ,夢を持つ…それが底辺拡大につながることなんだなぁー…と思いました。
ひるがえって,日本のスキー界の現状をあてはめると…。大リーグ,とまではいかなくても,スキーをする事の楽しさ,を子供達に与えているんだろうか?”夢”とまではいかなくても,ドキドキする興奮を味わってもらえているんだろうか?…と考えてしまいました。「スキーをする人が少なくなった…」とばかり嘆いていないで,親子連れでスキーが楽しめる環境を整える工夫が必要だなぁー,と思いました。子供達に夢と希望を抱かせるような,スキーの楽しみを感じてもらえるような,そんな努力が必要だなぁーと思いました。
大リーグのオールスター戦…”夢”の意味を考えさせられた【TOK】でした。(^I^)
07/11 (水) 晴れ
今日もまた夏のような天候が続いていて,本当にまだ梅雨なの?という感じがします。
今朝は8時から私の見たいTV,「大リーグ:オールスター戦」があるので早起きをし,書き込んでいます。(^I^)。イチローと佐々木…どんなプレイを見せてくれるんでしょうねぇー?。でも,イチローは「申し訳ないけど,”オールスターが楽しみ”だと思っているのはわたし自身がイチバン…」というくらいの気持ちがあるようで…。
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さて,今日は "Dr.N"さんの「メンタルトレーニングbR」について…
3回にわたって「メンタルトレーニング」を連載していただきました。ありがとうございます!。普段の滑りなら検定でも絶対合格!と思える人が,本番で自分の滑りができなくて失敗してしまう人が予想以上に多く,私も驚いています。それだけ”心の持ちようが大切”ということになるのですが,スキー教師の立場としても,ある程度の心のケアができるようになりたいものだとかねがね思っていました。この度"Dr.N"さんのお教えを受けましたので,それを今後のレッスンに生かしていきたいと思っています。(^I^) 皆さんもぜひ実践してみてください。キット,スキーの時だけでなく,日常生活においても「心の持ち様」という意味でお役に立つと思います。(^I^)
失敗してしまうほとんどの人は,コース上のあのコブいやだなぁー…失敗したらどうしよう?など,暗いイメージを持つことが多いようです。つまり”ペシミスト”ということです。"Dr.N"さんの解説のように良いイメージを心の中に描いて,自分を”ネアカ人間”にし”オプティミスト”的に行動できれば身体の動きも違ったものにすることができます。
西洋のことわざに”The optimist sees the doughnut, but the pessimist sees the hole.” 『 楽観主義者はドーナツを見る, 悲観主義者はドーナツの穴を見る 』というのがあります。ドーナツを見て「美味しそうだなぁー」と思える人と,穴の形が目に入って「形をみてしまう」人とでは,同じドーナツをみても身体の反応は全く違ったものになってしまいます。美味しそうでよだれが出てくる人と,何にも無い部分を見てしまう人とでは,その楽しみ方さえ違ったものになります。どうせなら「ヨダレ」を出してみたいものです。このことを”スキー”にあてはめてみると,「穴を見る人=枝葉末節的な形や姿勢,あるいは特異な技術にこだわる人」であり,「ドーナツそのものを見る人=雪の自然をあるがまま受け入れ,スキーそのものを楽しめる人」という見方もできます。
”スポーツ”というのは,「メルマガ創刊号」にも書きましたが,本来は「遊ぶ」ということがその語源だそうです。「雪の上で遊ぶ」という心があれば,不要な緊張やあがりといったことにわずらわされないで済むのだと思います。そういえば,”イチロー”には「遊ぶ,楽しむ…」という気持ちがものすごく強いんじゃないだろうか?だから緊張せずに,あがらずに大リーグでも活躍できる…。
じゃあ今日はこれから”イチロー”が本当に大リーグを楽しんでいるかどうか,じっくり見てみようかな?,と思う【TOK】です。(^I^)
07/10 (火) 晴れ
夏のような天候が続いています。でも,今朝の気温は22℃で,涼しく気持ちイイ朝です。 みなさんの「暑さに負けない秘訣」はなんでしょうか? スキーのビデオ観賞?それともビール?…(^I^)
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さて,今日は ”On Line Ski 教室”の掲示板にあった”hekkeru”さんのご質問”X脚”ついて…。
”hekkeru”さんのご質問の要旨は 『 自分の滑っている大回りをビデオで見ると後半X脚になっています。次元がちがいますが雑誌で見るとうまい人もX脚になっていることがあります。内脚が遊んでいる,谷足に乗り切れない,後傾気味…などいろいろ問題があり悩んでいます…』
X脚…という姿勢が見られる背景には次の様なことが考えられます。
・1 荷重点が前過ぎるため,かかとが外に逃げてX脚になる。
・2 スキーのエッジング量を増してカービング要素を引き出すためにヒザを内側に入れるのでX脚になる。
・3 ターン後半,クロスオーバーにむかう局面で腰の下に脚をたたみ込むのでX脚になる。
内脚が遊んでいて雪面を捕らえきれていない,外スキーで雪面をホールドできない…という状況から考えると,おそらく”hekkeru”さんの滑りは”1”の「荷重点が前過ぎるため,かかとが外に逃げてしまう…」ということに原因がありそうです。
スキー板を操作する,つまり「スキー板に自分から力を加えることでターンを行なう…」という滑りばかりをしているとこういうことになりがちです。モチロンこの運動がイケナイ!ということではありません。ハイスピードターンがまだできない中級くらいまでは,このような運動も必要です。しかし,さらにスピードを上げたり,深雪や悪雪など大自然の中でスキーを楽しんだりするためには「雪の力を利用して滑る」ことが求められます。「雪の力を利用する方法」についての記述は,このホームページの「スキーQ&A」ターン全般にありますので,そちらを参考にしてください。
見方にもよると思いますが,大回りで脚を自らの意思でX気味にする…というのは,よほど下肢を鍛えた人が,カービング特性を生かそうとしない限りやらない方法だと思います。特にロングターンでは,ハイスピードによる強い遠心力が働きますので,ひざを内側に入れて雪面をホールドしようとする動きは大きな危険を伴います。そこで,強い力に耐えるため,支点をかかと気味にして,スキーのトップで雪面抵抗を受け止め,下から突き上げられる力に対処しながらクロスオーバーにもっていく方法が主流だと思います。すると最も圧が掛かったターン後半からクロスオーバーにかけて”hekkeru”さんがおっしゃるような「X脚」的姿勢が見えるのです。でもこれは自らヒザを内側に入れたものではなく,圧を調整するため,経過的に表れた姿勢ということだと私は思っています。
写真を断片的に見てしまうと,その姿勢だけを考えて真似しようとしがちですが,大事なことは,その姿勢がどういうことで出来上がったのか?…という「裏に隠された真実」を見極めることです。見た目の「X脚」に惑わされないことです。
07/09 (月) 快晴
今日も本当に梅雨空がどこかに行った感じで,夏本番!といった感じの白馬です。(^I^)
みなさん暑さに負けないで,むしろ夏の暑さを楽しんで元気に乗り越えましょうネ!(^I^)
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さて,今日は”走る”ということについて…。
「走る時の腰の高さを一定に…」ということで,7月3日の教師日記に書きました。その後ある本を読んでいたら次の様な文に出逢いました。
要旨は『 …速く走るためには”モモを高く上げる”,”キック(地上を蹴って脚が最も伸びる局面)の最後は脚をきれいに後方へ伸ばす”ことが大事…と言われてきたが,これは正しくない…。”モモ上げの高さ”は人それぞれで違うし,キックのときもヒザや足首が伸びる必要は無い,そして腰を入れる必要も無い。実際,カール・ルイスの走っている最中の腰の高さは日本人の腰の高さよりも低い…
』というものです。
いまではその面影はありませんが,わたしも中学時代は短距離が得意で,中学校を代表し短距離選手として県大会などにも出たことがあります。(^I^) そのとき,コーチから「モモを上げて,後ろ脚はしっかり伸ばせ…」といわれたことを思い出します。でも,最近の研究でそれが必ずしも正しくない事がわかったみたいです。腰を中心に下半身の回転を良くし,上半身をいかに前方へ移動させるか?ということが大事だということが言われています。”谷岡やすじ”の漫画のように,下半身がクルクル回るイメージなのでしょうか?(^I^)
そう言えば”谷岡やすじのイメージ”…に関して,過日”Ma”さんから E-mail をいただいております。紹介いたしますと,『 …斜面を落ちてゆく感覚を受け入れ、そのとき雪面から受ける力を感じ取れるように、足裏に細心の注意を払うこと。スキーの動きに逆らわないよう、下半身を最大にリラックスさせて滑ること。すると,斜度が増すに従ってスキーが実によく走り、かつ回り始めました。全く新しい感覚、スキーがくるくる回り、腰から下が忙しくついて行く…まるで「谷岡やすじの漫画の主人公」(あの足のたくさんあるやつ)になったようなイメージが、一瞬脳裏に浮かびました。上体は実に安定してスキーを完全にコントロールできているという安心感があり…重たい湿雪をまるでシャーベットのように軽々と… 』 という内容です。
特にスキーの小回りでは,「腰の高さ一定」というイメージがあり,それは「走り」の感覚に似ている…と言っていいかもしれません。”谷岡やすじ”的イメージです。このことについては"Dr.K"さんも「オフトレ」の”0005 ジョギング中の「重心移動感覚」について…”の中で述べておられます。参考にしてみてください。
”腰の高さ一定”…これはあらゆるスポーツの基本かもしれません。なにしろ「腰」=「身体の要」ですから…。(アレッ?これ前にも書きましたネ…)
07/08 (日) 快晴
今日も梅雨空がどこかに行き,いい天気の白馬です。(^I^)
昨日はスキースクールの教師仲間の女性”Y.M”さんの結構式があり,その3次会で多くの人が私の店「メルツェン」に来てくれました。彼女も実はスキー場で知り合った方とのご結婚です。”スキー”を通じていろんな方との出逢いがありますが,それが実を結んでのゴールインです。末永いお幸せをお祈りいたします。おめでとう!(^I^)。
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さて,今日は「小泉内閣の政治姿勢について」…。アレレ…なかなか難しいことを…とお思いの方が多いと思いますが…。
実は昨日TVの予告で,民放の生番組に出る,とのことを知り,朝7時に目覚ましをかけ,起きて見たのでした。その後NHKでもライブ番組に出ていましたので,そちらもチラッと…。「生番組での発言」ということで興味があったのです。「生」では編集されていない「ホンモノ」の姿を見ることができますので…。
7月2日の日記にも書きましたが,「地球温暖化」にちょっと興味があり,その原因が「経済優先社会」にあるような気がしているのです。小泉さんの政治が目指しているところ,これからの社会がどういうビジョンで語られるか?に興味があって「ちょっと見てみようかな?」と思ったのです。でも,残念ながら「長期ビジョン」についてのコメントは聞けませんでした。
ここのところ私は,”モノの所有”や”モノの消費”をよしとする「物欲満足主義」とでも言ったらいいんでしょうか?そういう考え方に疑問を感じています。もっと”心の安寧”や”精神的満足”を求めた生き方,ライフスタイルの大事さを感じています。もっと良いもの,さらに便利なもの…を求める,という「物質消費型」とでもいうべき生活は「経済優先」的な社会を作り上げ,そのため「資源消費」を促進してしまいます。「国民総生産”GDP”がマイナス成長になることが”悪”である」という考え方が今浸透していますが,私は必ずしもそうとは思いません。GDPがマイナスだろうが”精神的満足”をもたらしてくれるような政策が当たり前だと思えるようになって欲しいと,個人的に思っています。
この私の考え方が必ずしも正しい,とは思いませんが,”ニュージーランド”に行くとそのことを強く感じるのです。GDPで言えばはるかに日本より低い成長率なのに,生活スタイルに余裕がありますし,生活そのものを楽しんでいます。人口の数,自然環境など,日本とは比べられない…というご意見もあると思いますが,「モノ」だけでない「ナニカ」があるのです。それがどうも「精神満足社会」ではないか?と私は思うのです。
”スキー”というスポーツを通して,わたしは「心の満足」,「精神的安寧」ということを学ばせていただきました。もっと良いもの,さらに便利なもの…を限りなく追求し,それを得るために「お金」にこだわる生活,経済的潤いを求める生き方とは逆の考え方,とも言えます。今の便利な社会の「経済的成長速度」を減速し「少欲知足」の精神を大事にする生き方です。すぐに新しいものに飛びつくのではなく,これで満足,モノを大事にして使い切ろう…という精神です。私はこのことで心の片隅にあった「羨ましい…」という気持ちが吹っ切れました。”羨む気持ち”から解き放され「精神的安寧」が得られたのです。モチロン,大事に使っていても用を為さなくなったモノは買い換えることはありますが…。
20世紀は「経済発展の世紀」と言われています。さて,21世紀はどういう世紀になるのでしょうか?。小泉首相にお聞きしてみたいと思うテーマです。
TV番組を見終わって,わたしの「精神満足社会」の考え方っておかしいのかなぁー?と思った【TOK】でした。(^I^)
今日は”スキー”とは直接関係の無い話で ス・ミ・マ・セ・ン …。
07/07 (土) 快晴
今日は梅雨空もどこかに行き,いい天気の白馬です。(^I^) そういえば今日は七月七日…七夕ですね。天気も良いので彦星と織姫の年に一度のデートもキットうまく行くでしょう…(^I^)。
ここ一週間ばかり,はTシャツのご注文が久しぶりに集中し,そっちの仕事にかかり切りです。掲示板への書き込みや E-mail の返事も少し滞っていますがご勘弁ください…。(=_=;)
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さて,登録申請中だった私のホームページの”メルマガ版”…発刊が許可されました。”まぐまぐ”からの配信で,週一で発刊する予定です。どのようなことになるのか,実は暗中模索状態ですが,少しでもスキーの楽しさを皆さんに知ってもらえればイイなぁーと思っています。ご興味のある方はぜひご登録ください。
ところで,7月3日の私の,「上り斜面を走り上がるときは”重心”を上下させず一定の高さで自分の身体を持ち上げるような脚の使い方をした方が良い?」という問いに"Dr.K"さんが答えてくれました。スキー滑走のフィーリングとの類似点を交えて解説してくれています。「スキーオフトレ」にUPさせて頂きましたのでご一読ください。(^I^)
それではみなさんイイ週末を!
07/06 (金) 曇り
今日は梅雨空に逆戻りの白馬です…(=_=;)。でも大雨という予報とは裏腹に昨夜降り始めた止みました。
昨夜は「月食」でしたが皆さんご覧になりましたか? 私は丁度店を閉めて外に出たときに,一瞬雲が切れて見る事ができました。どことなく神秘的なものを感じてしまいましたが…。月食や日食が起こる日時…どうやって計算するのでしょうね? そんなことをふと考えてしまいました。(^I^)
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さて,今日は【TOK】のスキー選びについて…。
実は昨日「スキー教師のための用具注文会」が開かれました。これは五龍遠見,岩岳,八方尾根の各スキースクールの教師を対象とした,スキー用具の注文会で,約20社のスキー用具メーカーの販売促進担当が,お勧めの道具を展示して,それを各スクールの教師が見て注文する,というものです。
私は用事で行けませんでしたが,受注会が終了した後,私の店で「お礼のご苦労さん会」を開いてくれましたので,その様子を聞きました。今年の用具の売れ行き予想は昨年並みのようです。スキー板について言えば,より長さが短くなりサイドカットの深いものが多くなったとか…。
昨年は”小回り用”のRが17mの板を使いましたが,少々大回りで苦労しましたので,今年は”大回り用”にRが21〜22mくらいの板を新調したいと思っています。ブーツは昨年新調したので大丈夫でしょう。
いずれにしても,気に入った板やブーツを使用すると,毎日毎日のスキーが本当に楽しくなるので,慎重にならざるを得ません。いろんな人や雑誌のデータを参考に私の滑りにあった板を探しあてたいと思っています。レッスン後にちょっとスキーにキスしたくなるような板…そういう板に出会いたいですね!
さて,どういう板が私の”恋人”に?(^I^)
07/05 (木) 快晴
今日も快晴の白馬です。おかげで,気分はすっかり夏モード…。高山植物,一番きれいに時期で,今日あたりは八方尾根トレッキング,最高でしょうね!(^I^)
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さて,”Dr.N"さんの「イメージトレーニング」を読まれた”S”さんから E-mail を頂きました。ご紹介いたします。
『 …ホームページ楽しく見させていただいております。「スキー道」のメンタルトレーニングの記事,興味深く読ませて頂いております。私もオフシーズンはイメージトレーニングを中心にいたしておりますが,特に私の好きな宮下○樹さんのビデオと”八方で合格”のビデオを毎日のように見ております。おかげさまで今ではこの中のシーンを頭に描くことが楽にできます。やはり,毎日良い滑りを見ていると心に残りイメージアプに最適のようです。そしてイメージアプしている時は,Nさんも解説しておられましたが,どうもアルファー波がたくさん出ているようで,気分が良くなります。また,Tokさんも言及しておられましたが,うまい人の滑走シーンを見ることは心の洗濯にもなり,この暑い時期を乗り越える最高の清涼剤にもなります。雪山の映像も同時にイメージアプするので,この清涼感が増幅されるようです。今は,通勤電車の中でこの方法で快適に過ごしております。…
』
いやぁー,通勤電車の中で滑りのイメージができる…とは凄いですね!。わたしも電車の中でのイメトレを盛んにやりましたが,それは運転席のすぐ後に立って,レールに合わせてターンをイメージする…というものでした。時にはつり革などにつかまらずに,二本の足で立ち続ける練習も「バランス訓練」と称してやっていました。(^I^)
自分の好きなスキーヤーの映像を見ることは,冬のスキーイングのためにもたいへん役立つことです。ぜひお続けいただきたいと思います。できればターンしているときの映像に合わせて,自分の足裏感覚や脚の緊張状態をイメージアプするようにするといいでしょう。効果が倍になると思います。(^I^)。ただ,このイメ-ジアプを電車の中でやりますと,身体が少し動きます…。くれぐれも「へんな○○さん…」と思われないようにお気をつけ下さい。(^I^)
夏のジメジメした暑い時期にスキーの映像をイメージする。スキーヤーの最高の過ごし方ですね!(^I^)
07/04 (水) 晴れ
今日もすっかり晴れ上がって,まるで夏のような感じの白馬です。おかげさまで機嫌のイイ日が続いています。(^I^) 昨日もテニス楽しかった!
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さて,きょうはぜひ皆さんとご一緒に考えてみたいテーマです。それは"スキーの技術論はどうあるべきか?"…ということです。少々めんどくさいテーマかもしれませんが,最近特にこのことを思います。
皆さんは「松本サリン事件」というのを覚えておられますか?。後にオウム真理教の犯行と判明した事件ですが,当初警察やマスメディアは別の民間人を犯人扱いしました。この誤った報道がされた事件は,締切時間に追われ,断片的情報をまとめて発表してしまったことにあります。
また,こういう事件もありました。沖縄の海が公害におかされ,さんご礁が全滅に近い被害を受けている…という写真が新聞の一面で報道されました。ところがこの写真は後で,あるカメラマンのつくりあげた偽の映像だった事がわかりました。
以上の2件は「報道する側の姿勢」に関わる大きな示唆を与えてくれています。「事実を事実とし私見をまじえずに伝える」という使命の大事さです。6月2日の教師日記にも”情報の信頼性”ということで書きましたが,”スキー技術”の解説につても,似たようなケースはあるように思います。
あるスキー雑誌の最新号で「カービング小回り」が取り上げられています。その解説を読むと極端に高度な技術で,日本を代表するデモでさえ演技できない技術のようです。これは一体,読者のどの層を対象に販売している雑誌なのだろうか?と思ってしまいました。また,解説に使用している写真も,見ようによっては解説のとおりですが,そうでないようにも見えるものです。つまり,その技術論を展開するのに都合のいいように見ている…という印象を受けます。
「いいんだよ,買ってもらわなくて…。興味ある人に見てもらえればいいんだから…」というような姿勢は無いと信じますが,日本を代表し,多くのスキーヤーに多大な影響を与える立場にある雑誌です。私も良く読んで勉強させていただいていますが,あまりに一般スキーヤーとかけ離れた視点で技術論を展開されると,疑問の声を上げざるを得ません。前2件のメディアの報道とは質が違うのは解っています。しかし,多くのスキーヤーに影響を与える可能性があることを考えると,その”与える影響の大きさ”にもう少し配慮が欲しいと思います。「こういう見方もできるけれど,皆さんはどう思いますか?」的な記事ではないと思うのです。
私と違った考えをお持ちの方も多いと思いますので,ぜひ皆さんのご意見も伺いたいと思った【TOK】でした。(^I^)
07/03 (火) 晴れ
今日も白馬は高曇り的ではありますが晴れています。久しぶりの二日連続の晴れです!。昨日は久しぶりに小一時間ほどテニスを楽しみました。やっぱりアウトドアでやるスポーツはイイですね!。
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さて,"Dr.N"さんからの”メンタルトレーニング(bQ)",読ませていただきました。
今回は「自己分析」ということで,イメージトレーニングの仕方を中心に書かれていました。私も学生時代,ここまで深くはイメージアップしませんでしたが,陸上トレーニングの時にはいつも”スキーの運動”を頭に描いていました。これは実際の滑りに結構役立つと思います。みなさんもいつもいつも,とは言いませんが,時々空いた時間に,自分の滑りや自分の好きな他人の滑りを頭に思い浮かべてみるといいと思います。心静かに雪の上を滑る姿を思い起こすのは,夏を涼しく乗り切る上でもイイことです。(^I^)
私の例を申し上げれば,いまもジョギングのときはターンをイメージしながら走っています。その時々でテーマを変え,意識を変えて走ります。最近は”重心”ということがテーマで,できるだけ地上からの腰の高さを一定にするようにしています。足を前に伸ばすときは,重心を中心としてそこから前に脚が伸びる感覚で行い,足で地上を蹴った後は,重心に脚を引き込むような感覚です。
ちょっと話が横道にそれますが,最近このことで気が付いたことが二つあります。ひとつは「”走る”ということは重心を前方に移動させる運動だから,単に地面を蹴るという意識だけでなく”自分の身体を運ぶ”という意識があった方が良い」。もうひとつは,「上り斜面を走り上がるときは”重心”を上下させず一定の高さで自分の身体を持ち上げるような脚の使い方をした方が良い」…ということです。このような感覚で走ることがこれまで無かったので,不思議な感覚を感じながら走っていますが…これでいいんでしょうか?”Dr.K"さん?!
…とまぁそういうことで,自分でいろんなイメージを頭に思い浮かばせることができる,というのは「自己分析」をし,「メンタルコントロール」をする上でも大切な能力だということができます。
スキーの「検定合格する」⇔「”あがり”に打ち勝つ」⇔「メンタルコントロールができるようになる」…”あがり”を考えることで,自分の心のケアまでできてしまう…これは凄いことですね!
やっぱり”スキー”は 『 精神的に深いスポーツ 』 なんだ!…とこじつけてしまった【TOK】でした!(^I^)
07/02 (月) 快晴
今日は久しぶりの本当に雲ひとつ無い”快晴”です。この快晴という言葉を書き込むのは何日振りでしょうか?(^I^) しかも今日は月曜日!…今週も元気印で行けそうです!
”Dr.N"の 『 メンタルトレーニング#2 』が届きました。ご覧ください!(^I^)
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さて,昨日は「地球温暖化と暮らし,エネルギー」というセミナーが松本市であり,妻と二人で参加して来ました。
格別,地球温暖化について組織だった活動をしているわけではありませんが,子供の頃に比べて「降雪量があきらかに減った」という事実が,どうも地球温暖化によるらしい…ということを知り,一人のスキーヤーとして,もし何かできることがあればやりたい,という希望がありましたので,この機会に勉強するつもりでした。
そこである標語に出合いました。 『 Think Globally Act Locally 』という標語です。「世界的視野で考え,個人でできることをやろう」ということらしいですが,気に入りました。(^I^)
今小泉首相がアメリカとヨーロッパを訪問し,「”地球温暖化防止策”に関する京都議定書」の批准について話し合いをしている最中ですが,そのような大きく構えなくても,一人一人でできる「エコ対策」はあるようです。一人の人間がエコ対策を実施したところでどれだけの効果があるか疑問ですが,自己満足の意味で実践しようと思います。
地球温暖化のそもそもの原因は”人口増加”にあり,温暖化傾向を完全に防止することはできないようですが,その速度を遅くすることはできるらしいです。個人でできる対策は「車の乗り方を考える」,「いらないものは買わない」,「資源の有効利用,物の再利用を考える」,「楽をしようと思い過ぎない」…などいろいろありますが,言ってみれば”少欲知足”の精神に立ち返る,ということだと思いました。できるだけ長い間スキーが楽しめるような環境を持続させることが可能なら,少しだけでもいいからこれに努めてみようかな?と思った【TOK】でした。(^I^)
「(車の)急発進100回止めたら,降雪1ミリ」…テナわけにはいきませんヨねぇーーー。
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参照:「地球温暖化」に興味のある方へ … http://www.jccca.org/ でご覧になれます。
07/01 (日) 晴れ
今日から七月です。”文月(ふみづき)”と言うのだそうですが,その意味は調べましたが解りません…どなたか詳しい方がおられましたらお教えください。(^I^)
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さて,今日のテーマは”フィーリング”について…。英語では feeling と書き,その意味は”感触,感覚,感じ,情操…”という意味になります。
E−mail などで「…についてどう思いますか?」とか「〜はどういう意識ですか?」というようなご質問を良く受けます。じつは,この「…〜すか?」というご質問の裏には「あなたの感覚,フィーリングではどう思いますか?」ということが隠されています。自分とは違った意識や感覚があると思うけれど,それはどういうものですか?…ということを尋ねているわけです。
むかし,こういう話を聞いてそれが耳に良く残っています。 『 ”読書”をしなさい。本には著者が経験し,感じたたくさんの宝物が埋まっているんだよ! 著者が経験したことの様々が詰まっていて,読者はその尊い経験を本を読むことで自分のモノにできるんたよ …』
人の話を聞く,読書をする,意見を求める…というのは”他人のフィーリングを求める…”ということにもなります。モノゴトにはその見方によっていろいろな見方があり,それだけたくさんの感じ方がある,ということでもあります。自分の感じ方を他人の感じ方との比較でより幅の広いものにして行く…そのための方策のひとつとして”他人の意見を求める”という行為がされるわけです。
ですから,他人の意見を聞くときには,答える人のフィーリングを大事にし,尊重する姿勢が大切です。自分は経験したことが無いけれども,その人が経験した貴重なフィーリングを聞くことができるわけですから…。
また,自分のフィーリングを他人に語るときも慎重な態度が必要になります。自分が経験し,得た体験を解りやすく,正しく伝える…ということが求められます。時には解答の全てを懇切丁寧にさらけださないことも必要でしょう。質問者が自ら学ぶ…という姿勢を採るべきだ,と思ったときは…。
”スキー指導”ということについても,この考え方は重要です。教えてやる…という姿勢ではなく,この答えが果たして質問者のこれからのスキーライフにどう役立つだろうか?ということがベースに無いと,単なる「自分の意見のゴリ押し」になってしまいます。
”フィーリング”は千差万別…。ひとそれぞれ違う…だから楽しい! と思う【TOK】です。(^I^)
…ということで,今月もよろしく!(^I^)
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