What's
Today ?
10/31 後輪支点,前輪ヒネリ
10/30 静かな【Do】
10/29 インラインの引き出し
10/28 磨いて頂いている私
10/27 e-mail での交信
10/26 “スキー”の舞
10/24 インラインの心得
10/23 インライン小回り
10/22 インラインでの
センサー軸
10/21 マッチングの意味
10/20 スローで観える
スキーの味わい
10/18 インライン練習報告
10/17 インラインプルボ...
効果あり !!!
10/16 インラインでの
プルークボーゲン
10/15 つま先の蹴りは【Do】
10/14 人間の感性を磨く
インライン
10/13 インラインクルージング
10/12 インラインで試した
“される筋”効果!
10/11 山下り....も
“される筋”
10/10 “される筋肉”で滑る
10/09 スローライフとスキー
10/08 “フィーリングスキー”
のお勧め
10/06 若い人こそ
美しい滑りを !!!
10/05 スキーの前後差
を活かす
10/04 センシティブなパワー
10/03 精神的【Let】
10/02 “重心”を決める
10/01 美しい滑り
*** これまでの日記***
* 2004年9月
* 2004年8月
* 2004年7月
No.2
* 2004年7月 No.1
* 2004年6月
* 2004年5月
* 2004年4月
* 2004年3月
* 2004年2月
* 2004年1月
* 2003年12月
* 2003年11月
* 2003年10月
* 2003年9月
* 2003年8月
* 2003年7月
* 2003年6月
* 2003年5月
* 2003年4月
* 2003年3月
* 2003年2月
* 2003年1月
* 2002年12月
* 2002年11月
* 2002年10月
* 2002年9月
* 2002年8月
* 2002年7月
* 2002年6月
* 2002年5月
* 2002年4月
* 2002年3月
* 2002年2月
* 2002年1月
* 2001年12月
* 2001年11月
* 2001年10月
* 2001年9月
* 2001年8月No.2
* 2001年8月No.1
* 2001年7月
* 2001年6月
* 以下 2001年
教師日記 5月
教師日記 4月
教師日記 3月
教師日記 2月
教師日記 1月
*
以下 2000年
教師日記 12月
教師日記 11月
教師日記 10月
教師日記 9月 #2
教師日記 9月 #1
教師日記 8月 #2
教師日記 8月 #1
教師日記 7月
教師日記 6月
教師日記 5月
* 以下 1998-2000
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☆ 10/31 2004 日曜日 曇り(白馬)
今朝の白馬は曇り空です。
昨日は午後3時頃から雨になり,夜半には止みました。今は白馬三山の山並みが少し見えています。(^I^) 天気予報では,昼ころ一時晴れ間がでて,夜にはまた雨...という,少しせわしない移り変わりのようです。
ところで,今日で10月も終わりです。明日からはいよいよ11月...。県内トップを切って「軽井沢の人口雪スキー場」が昨日OpenしたNEWSが新聞に載っていました。滑りたい病が頭をもたげて来ました。 富士の裾野の「イエティ」,群馬の「鹿沢」...といろいろOpenしましたので,今週あたりどこかに行ってみたいと思いますが...。
(^I^)
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昨日はマウンテンバイクで村内を巡りました。
ここのところ,雨の日でない時は,毎日インラインをやっていましたが,昨日はチョット気分を変えて「バイク」に乗りました。(^I^) インライン...本当に楽しいのですが,その時に心拍数を計ってみると120前後です。マ,健康の為にはイイのですが,もう少し心拍数を上げてみたい...という気持ちもあり,昨日のバイク...となったのでした。案の定,坂道では心拍数が150位まで上がりました。もちろんズーッとこの心拍数を続けたわけではなく,時には下り坂もありますので120程度まで下がりますから,インターバルトレーニング的になっていると思います。(^
^)
さて,そのバイクに乗っていて思ったことがあります。何でも“スキー”のイメージと重ね合わせてしまうクセが抜けないのは,スキー教師の職業病かもしれませんが,お許し下さい。(^
^) で,その思ったこととは...。“後輪に重みをかけながら前輪を左右に操作すると,横ズレを防げる !!! ”ということでした。
近くに新しい道路ができました。まだ完成していないので一般車は入れませんが,自転車で入る分にはお咎めを受けません。もうほとんど完成していてセンターラインなども引かれているので,このセンターラインをスキー競技のゲートに見立ててスラローム感覚で走るのが面白いのです。最初は何気なくハンドルを左右に切っていたのですが,その内どうやったら早く,安定して切れるか?というようなことを考えていました。そして,前輪に重みを掛けるようにしてハンドルを切った時と,逆に後輪に身体の重みを乗せたままハンドルを切った時とでは,その安定性に歴然とした差がある事に気付きました。後者の方がはるかに安定性がイイのです。前輪に重みを掛けていないからといって,ハンドルを切った時にその方向に前輪が向いて行ってくれない...ということはありません。むしろ前に重みを掛けながらハンドルを切ると,後輪が外側に投げ出される感じで不安定に感じるのです。スピードも落ちてしまいます。
実はこの意識...スキー操作のフィーリングに,もの凄く似ているのです。「スキーのトップで切って行く」...ということを良く聞きます。このことを,「スキーのトップに荷重する様にして押さえて行く...」という風に鵜呑みにしてしまうと,とんでもないことになってしまいます。テールが直ぐに横ズレしてしまいますし,スピードも落ちてしまいます。テール部分をしっかりホールドさせながら,トップをターン内側にひねりこむようにするのはOKなのでが,トップに重みを掛け,そこが支点になるようにしてはいけないのです。“キャスター・ターン”で「かかと支点」とか,「キーキャスターを大事に..」というのはこのことです。昨日のインラインでのひねり...とも関係がありますネ!(^I^)
バイクに乗りながら,「後輪支点で前輪ひねり...」などと思いながら,その後,田んぼ道や砂利道を走りましたが,“後輪支点”の意識のおかげで転倒することもなく,たのしいバイキングができました。
“スキー”と“バイク”...乗り方に類似点が多くある...そんなことを再確認した【TOK】でした。(^ ^)
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☆ 10/30 2004 土曜日 曇り(白馬)
今朝の土曜日...あいにくの曇り空です。天気は今日これから崩れ始め,昼ころには雨で,明日まで続くとの予報が出ています。
約10日遅れの紅葉...丁度今が盛りなのですが,この天気でせっかくお越しの皆さんには少々気の毒です。(=_=;)
さて,この週末皆さんはいかがお過ごしですか?せっかくのお休みですが,チョット身体を動かすだけで,身体活き活きですヨ !!! 今日はウォーキングとジョギングを楽しむ予定の【TOK】です。
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jpSKI.com のメンバーの皆さんへ... 新情報がUPされています。ご覧下さい。 jpSKI.com
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昨日は快晴のイイ天気でしたので,またまたインラインを楽しみました。(^ ^)
インラインの引き出しの数を増やすのが結果としての楽しみですが,いつも堅苦しく,意識やイメージーを追って滑っているわけではありません。(^
^) もちろんインラインをしていて,義務感や効果を期待してばかりいたのでは,インラインそのものが楽しくなくなります。今日は斜面とどんな会話ができるのかな?というような気持ちで始めます。そして,数回滑っていると,「アレレ?この感覚って何だァー???」という風になるのが常なのです。あくまで自由滑走の中から新しい感覚が感じられるのです。(^
^)
さて,昨日はいつの間にか“ひねり”をしている自分が居ました。「ひねる」というのは,「かかとを支点としてつま先をターン内側にひねりこむようにする動作」です。カービングスキーが出てくるまでは,スキーでは良くこの技術を意識して使ったものです。トップの捉えが今のスキーに比べて数段悪く,自分からスキートップをターン内側に当てるようにして行かないと,ターン円弧が大きくなってしまうのです。昨日,久々にこのテクニックを使ってみました。つま先をターン内側にひねりこむようにするのですから,落下によって地面からのエネルギーを受け止める...とい【Let】的イメージ以外に,「自分で操作をする」という【Do】的な要素が入って来ます。もちろん“ひねる”ということだけでターンしようとすると,地面からの抵抗とミスマッチが起きて,滑りそのものが不安定になってしまいます。ですから,地面からの抵抗を意識しながら,それとマッチするようにひねる動作を加えてやるのです。
この【Let】と【Do】の噛み合わせがピタッと決まった時には,インラインがヒュゥーーンと切れるように走ってくれます。ひねる力が勝ち過ぎる,とブレーキが掛かったように,グッグッグッ…とスピードが落ちてしまいます。また落ちる力だけだとターンの描き方が鈍いというかスローになり,キビキビしたところが少なくなります。斜度,その時の滑走スピードなどによってこの“ひねり動作”の調整加減が変わります。この見極めが実に難しいのですが,面白いところでもあります。(^
^)
そして,面白いことに気が付きました。それは,「“ひねる”動作の時も“さぐる筋”的な使い方がある...」ということでした。スキーでもインラインでも,ターン前半の局面では脚が少し伸びながら地面や雪面の抵抗を「探って行く」のですが,この時,筋肉は力を加えようとしているわけではなく,いつでも縮められる筋肉,いわゆる“探る筋”を使っている...と私は思っています。で実は,この“ひねり操作”も,この時と同じように“探る筋”的な使い方をした時に最も地面からの抵抗と融合し,安定した滑りができたのです。一般的には,「“ひねる”...んだから,それは【Do】に決まってるジャン...」と思われると思いますが,感じながらひねって行かないと,地面からの抵抗と喧嘩をして,ウィールの安定性が損なわれてしまうのです。
「探りながらひねる?」...これは私にとって大きな発見でした !!! 。脚が伸びる時には【Do】ではなく,【Let】的な“探り”がある。“ひねる”ということにも【Let】的な感覚のヒネリがある。言葉を換えて言えば…,ナニナニをする...という言われ方をしている【Do】的な運動の中にも,二つの要素があるかもしれない...と思ったのです。ひとつは相手の事を一切考えずに圧や力を加えようとする向こう向きの【Do】。もうひとつは相手の反応を感じながら,それにマッチするように加減して行なう【Do】。前者は激しい【Do】,後者は静かな【Do】...と言っても良いかもしれません。激しい【Do】操作からは,しなやかさや優雅さは生まれませんが,静かな【Do】からは融合した美しさが生まれます。私たちが“スキー”をしている時,自分で働き掛けをしている
!!!...と思っていても,それがいつも“激しい【Do】”だとは限りません。地面や雪面から来る抵抗と融合しマッチした形で“静かな【Do】”を行っているかもしれません。
そう言えば,グッキーの滑り…思い出すと【Let】だけでは説明のできない滑り方をしていました。それは“静かな【Do】”だったのかもしれない...そんなことをフト思った【TOK】でした。(^
^)
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☆ 10/29 2004 金曜日 快晴(白馬)
今朝もクッキリと晴れている白馬です。
昨夜は月明かりを受けて,白馬の山並みが夜でもウッスラと白く見えました。(^I^) 夜の風景もまたイイものですネ !!!
そういえば,もう10月もそろそろ終わりです。今日を入れてあと3日残すだけとなりました。シーズンを控えて,今年は少し体重を落とし,昨年より約4キロ減量しています。(^I^) その分体調が良く,身体が少し軽く感じられ,動作も少し機敏になったような気がします。(^I^) さて,この減量...スキーの動きとどう関係してくるのでしょうか?少し楽しみでもあります。(^
^)
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昨日はスキースクールの教師仲間の“I”さんと一緒にインラインを楽しみました。(^ ^)
一人でいろいろ「アアでもない...こうでもない...」と考えながら滑るのも楽しいのですが,他人の滑りを見たり,自分の滑りを見てもらったりして,その批評を受ける...というのも良いものです。互いに気心の知れている仲ですので,いろいろなことを話しました。彼は学生時代からスキーのトレーニングとしてインラインを活用して来たので,参考になる意見を多く聞かせてもらいました。(^I^)
“インライン”を「スキーのトレーニング」という視点で考えているので,インラインそのものの操作の仕方が問題ではありません。いくらインラインが回りやすかったり,操作しやすかったりしても,そのことが“スキー”のトレーニングとして役に立たないと思われる技術や滑走フィーリングを追及するつもりはありません。“I”さんもこの考えには賛成していて,互いにその様な事を視野に入れてのインラインでした。
で,きのうイチバンの収穫というか,気がついたことは,「スキーにしてもインラインにしても,その時与えられた条件というものがあり,最もその条件に適した形の滑り方をどう見つけ出したら良いか?」...ということでした。チョット話はこのことから離れますが,スキーでは,その日によって雪の条件が違ってきますから,条件の違いはいくらもある...というのは直ぐに理解できます。でも,インラインでは地面の条件は変わりようがないのだから,それほど大きな条件の違いというのは無いんじゃないの?と思われるかもしれません。しかし,どのような回転半径で滑ろうとか,足裏のどこで感じようとしてみようとか,軸をどうしようとか...自分自身でいろいろな条件の違いを作り出すことができるのです。スキーと違って「抵抗を与えてくれる方の条件」は同じなのだけれど,「滑り手の意識で条件を変える事ができる」...ということです。まさに,ここのところにこそ,インラインでトレーニングをすることの意味があると思います。地面ではなく,「自分の意識の違いそのもの」がどう滑りと関係しているのか?ということがそのまま答えとなって現れて来るからです。
ところで,このように自分の意識がそのまま直に滑りに反映するインラインで,どうやって条件にマッチした滑りを合理的に見つけ出すか?...ということなのですが,この答えは,「意識やフィーリングの
『 引き出しの数 』を増やす 」...ということなのだと思いました。スキーのレッスンでは皆さんに良くお話しています...「“技術の引き出し”をたくさん持っていて,それを臨機応変に使えることが大事」です...と。実はインラインでも同じなのです。同じ場所を滑るだけなのだから,そんなに多くは無いだろう...と思われるかもしれませんが,いやいやなかなか...これが思った以上にたくさんあるのです。毎日滑るたびに,「アアこういうフィーリングか...」,「アレッ?こんな感触初めて
!!! 」...ということが...。
ひとつのテーマ...例えば「小回り」についていえば,同じ“される筋”を使うにしても,意識を「姿勢を高くして...」というのと,「低くして...」というのでは,その滑走フィーリングは全く違ったモノに感じられるのです。この様な,「インラインでの引き出しの数」を多く持つことは,きっと雪上に出た時,“スキー”の滑り方にも影響してくる...そう思っています。(^
^)
昨日は“I”さんとの会話の中から,スキーにしてもインラインにしても,「いつも同じ条件の中で滑るのではなく,できるだけシチュエーションを変えて滑ることが大切」...ということを学んだ【TOK】でした。もちろん,引き出しの数だけではなく,その箱自体の大きさも広げる必要はありますが...。(^I^)
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☆ 10/28 2004 木曜日 快晴(白馬)
今朝は,昨夜の冷え込みが続いていて,8:00...里では放射冷却のせいでしょうか,ガスが濃く立ちこめています。このガスが取れると今日は晴天になる...そんな気がします。天気予報を見たら,今朝から晴れマークでした。(^
^) この晴天...明日まで続くようです。
さて,ここのところ,雨模様だったり,風が強かったりで,それを理由に身体をあんまり動かしていません。今日はぜひ動かしてひと汗かきたい...そう思っています。天気も良くなることだし...。(^
^)
教師日記を書きながら,時々外を見ていましたが,やはり晴れました !!! 8:45...ご覧のように快晴になりました。(^ ^)
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昨日は晴天になる...という天気予報をくつがえし,あいにくの寒い曇り空でした。そこで,今シーズン,スキーで使うレクチャー用の資料整理をすることにしました。
今では,パソコンからプロジェクターなどでスクリーンに投影したりして,自分の伝えたい事を「プレゼンテーション」的に説明するのが主流になってきました。私もこの手を使わせていただこうと思い,このホームページで皆さんに脈絡もなくお話させている事項を,ひとつの流れに沿ってまとめ上げることにしました。皆さんにもお馴染みだと思うのですが“Power
point”を使っての作業が始まりました。私がこのソフトを使って作業するのは初めてのことですが,いろいろ面白い使い方がある様で,そのひとつひとつに「あ,そうかぁー...
!!! ははぁーんナルホド...」と感嘆しながらの作業です。(^ ^)
これまで,私がこの「教師日記」や「スキーQ&A」を通して皆さんにお話して来たことを,再度見直して,その要点をまとめたり,足りない所を付け加えたりの作業です。なかなか良い事を言っていたんだ
!!! と思ったり,アレはこう言った方が良かった...とか,あの時から今はこういう風に考えが変わって来たんだ...と冷や汗をかきながらの作業です。
特に日記を読み直すと,その表現方法がいろいろ変わって来ていることに気付きます。その本質はそんなに変わっていませんが,どうして?...と考えてみると,その答えは皆さんにありました。(^
^) どういうことか?というと,皆さんおひとりお一人の身体的な特徴やお使いの道具,これまで行なって来られた運動履歴によって,スキー操作の特質がそれぞれ異なります。ですから,ある人にピッタシの表現も,ある方には適さない...ということがあるのです。そこで,どう表現したらその方に合った説明がしてあげられるか?ということを考えることになるのですが,その結果おひとりづつ専用の表現法が出てくるわけです。多分実際のレッスンでは,生徒さんお一人づつその内容が微妙に違っていると思いますが,その理由はこういうところにあるのだと,ご理解いただきたいと思います。オレンジもゲロゲロも,キャスターも,みなその産物なのです。(^
^)
ですから,皆さんのレッスンを通して,私自身が学ばせて頂いている...そう思っています。みなさんのおかげ...なのです。そう考えると,人と人との結びつきの中から,お付き合いの中から,その人の影響を受けて,人間は磨かれて行く...というのが良く分かります。“フィーリングスキー”では,「雪と人とのマッチング」ですが,人生では,「人と人とのマッチング」ということになるのかもしれません。
資料を整理しながらそんなことを思った【TOK】でした。(^ ^)
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☆ 10/27 2004 水曜日 曇り(白馬)
今朝は,今のところご覧のように八方尾根の中腹から上が雲に覆われています。今のところ...と言いますのは,天気予報によれば,今日は9時頃から「晴れ」の予報になっているのです。
この雲,実は山頂付近に降雪があり,気温がかなり下がっていて,地表の温度との差が大きい為にできているのかな?と思っています。その内山頂付近の温度が上がり,地表との温度差が小さくなれば,雲が取れて「雪景色
!!! 」ということになるのでは...と期待しています。(^I^)
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昨日は私の店「メルツェン」も休日で,一日のんびり...と思っていましたが,いろいろな方から頂いて貯まりに貯まっていた e-mail
への返事書きに一日追われました。(^I^)
ここのところ本当にいろいろな方から e-mail を頂くようになりました。その数...昨年の倍近くになりました。貴重なご意見や,ご提案,ホームページを読んでの感想などいろいろです。また,皆さんもご経験がおありだと思うのですが,ホームページ等で
e-mail アドレスを公開していますと,いつの間にかその情報が集められ,ジャンクメールがどんどん届く...ということになってしまいます。もうこうなると
e-mail アドレスを新しいものに変える...か,あるいは特定のメールは拒否する手段をとるか...ということになってしまいます。私の場合,思い切って
e-mail アドレスの古いものを解約しました。もし皆さんの中で,私との連絡手段として“t_sasaki@avis.ne.jp”をお使いの方が居られましたら,今【TOK】が使っている新しいアドレス“tok@jpski.com”にお書き換え下さい。私事で恐縮ですがよろしくお願い致します。(=_=;)
また,ここのところこの日記に,インラインでスキーのトレーニングをしていることのUPが多くなったせいでしょうか,インラインをやられている方からの
e-mail も多くなりました。どうトレーニングに役立てたらいいだろうか?とか,具体的な方法についてのご質問が多いのですが,実際にはその方の滑りを拝見しないと何とも言えないところが多いのです。ただ言えることは,インラインでは雪と全く同じ滑走感覚は得られない...ということです。スキーではサイドへのズレが容易に起こるのですが,インラインではずれているような感覚で滑ることもあるけれど,実際は無いのです。ですから,言葉だけの説明ではその真意が伝わらないかもしれない...と思っています。でも中には,私の日記をご覧頂いて,「クロッシングの感覚が解った
!!! 」とか,「外向傾の意味が理解できた !!! 」というご報告も頂いております。ご自分なりに租借して頂いて,新しい感覚やフィーリングが得られれば,それはそれでイイ...とも思っております。
いずれにしても,「 e-mail やホームページを通して同じ趣味を持つ仲間がコミュニケーションを図る」ということは素晴らしいことだと思っております。少しは返事が遅れるかもしれません,また真意が正しく伝わらない事もあるかもしれません。でもそれでも,皆さんから届く
e-mail ...毎日楽しみにお待ちしています。ご遠慮なく,幅広いご意見...頂戴したいと思います。よろしくお願い致します。(^I^)
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☆ 10/26 2004 火曜日 曇り(白馬)
今朝の白馬...ご覧のような曇り空です。時々小雨がぱらついています。
さて,今年の紅葉...夏が暑かったわりに,鮮やかさはそれほどでもありません。9月と10月の雨が災いしたのでしょうか...。それでも季節は確実に冬に近づいている...そんな気がします。八方尾根のゲレンデの部分が赤茶けた色に変わったのを見ると,スキー場の芝草刈が終わったのを実感します。準備は少しづつ少しづつ...「冬」なんですネ?(^
^)
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昨日は,朝の急用が終了してから,ニュージーランドキャンプに参加いただいた方々へ,映像編集したCDの発送作業をしました。最後にひと通り編集後の映像に目を通し,皆さんの滑りの印象をメモ書きにして同封させて頂きました。(^
^)
その作業の中で,皆さんに共通している事項,数点に気付きました。今日はそのことについてお話したいと思います。
まず,「足裏感覚を磨くこと」の意味についてです。キャスター意識をメインにこのことを行なったのですが,このことで積極的な斜面移動をもたらすようになり,スキーの特徴を生かしたターンが可能になりました。「雪の力を使う」ということの意味が少しづつ浸透し,終わりの頃にはほとんど全員の方が,「自分で作った滑りではなく,自然に滲み出る滑り」に変わられました。そして,「足裏で感じる喜び」を味わって頂けたと思います。(^
^) で,今回はこの「足裏感覚を磨くこと」について,その実践を「プルークボーゲンのような低速技術でスロースピードで行なう」ということを通しても行ないました。パラレルだけでなく,プルークボーゲンでも練習したのですが,これが皆さんに安心感と集中する力をもたらし,効果が出たように思います。
次に「斜面移動」についてです。多くの人はターンに必要な「圧」を自分から雪に与えようとします。でも今回のニュージーランドキャンプでは徹底的に斜面移動で雪から「圧」をもらう...という意識で滑って頂きました。そのためには支点をどこにするか?ということが大切なポイントになるのですが,最終的にはこれを「かかと内側」にしてもらいました。ここを支点にすると,自分から雪に仕掛けることができにくくなるばかりでなく,スキーのトップがターン内側に入り込んで来る...という感覚を磨くことができるのです。このトレーニングの結果,少しづつ雪から力をもらう意識が出て来て,ターン後半でも急激な圧変化が少なくなり,その結果スキーが走るようになりました。モチロン急激な“重心”の上下動も無くなり,安定したスキーイングになったのです。中には積極的な斜面移動を心掛けるようになり,見ていても攻撃的に見える人も出て来ました。(^
^)
次は「クロッシング」です。大回りでも小回りでも,角付けの切り替えをどう行なうか?ということは,“スキー”をする人にとって大きな課題です。私たちはこれを「A-Caster」を使うことで行うことにしました。何度もこのホームページで解説させていただいているように,キーキャスターの転がりからA-Casterに意識を移し,圧を減じることなく重心とスキーの入れ換えを行なうやり方です。このトレーニングが次第に功を奏し,身体の下をスキー板が左右に移動して,楽に角付けの切り替えができるようになりました。特に急斜面では身体をフォールラインに落とそうとしたり,抜重でスキーを持ち上げたりしなくてもよくなったので,みなさん楽しく急斜面を味わうことができるようになりました。(^
^)
次は「外向傾姿勢」についてです。「小回り」では絶対に欠かすことのできないこの外向傾を「ゲロゲロ・ターン」で習得して頂きました。このことで初めの頃はぎこちなかった外向傾も,終わり頃には自然なものになってきました。ターン前半がもの凄く楽になり,初めはせっかちに回そうとしてしていた人たちも,ターン後半のネジレが内向内傾的にゆっくり戻って行く快感を感じられて居ました。このこととA-Casterを意識することで小回りのクロッシングが楽に行なえるようになり,しまいには弾み運動さえ出てきた人も居られました。ゲロゲロとクロッシング...これが意識できれば,いかに「小回り」が楽に行なえるものか?ということをご理解いただけたと思います。...でも,中には好調に滑っている内に,いつの間にかこの「ゲロゲロ」を忘れ,自分から仕掛けてしまう人も居ました。(=_=;) 基本...忘れるべからず,ですネ
!!!
さて,最後は「意識の問題」についてです。初めの頃,ほとんどの人は,「うまく滑ろう,うまく滑ろう...うまく滑って,良い滑りだ,と言ってもらおう...」とか,「俺が雪を征服するんだ
!!! エイヤッ!」...という気持ちが強かったと思います。でも,このキャンプの終わり頃には,そういうスキーの楽しみ方とは違った,「雪と同調しているスキーヤーとしての自分」を見つけ出して頂いた方も多いと思います。もちろん「エイヤッ
!!! 」の楽しさもあるけれど,そうではない,「自然と一体となっている自分」をニュージーランドの自然の中で見つけ出した方々です。そういう方の滑りには雪との“一体感”,あるいは“融合”といった「自然体の滑り」があるのです。前にも書いたように,まるで“舞い”でも躍っているような「スキーをしている美しさ」です。「自然の中で“するスキー”」から,「自然溶け込んで“されるスキー”」をしている自分...という風に,自分の“スキー”に対する意識が変わったのを実感された方も,居られるのではないかと思います。(^
^)(^I^)
ニュージーランドスキーキャンプを締めくくる作業の中で感じた数項でした。(^I^)
【 New Zealand Ski Camp に参加いただいた方々へ...】
大変お待たせいたしましたが,昨日発送したしましたので,今日明日にはご自宅に届くと思います。楽しみながらご覧下さい。(^I^)
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☆ 10/25 2004 月曜日 快晴(白馬)
今朝も白馬はイイ天気です。(^ ^)
でも,この良い秋空も今日までで,明日は雨の予報が出ています。また木曜日辺りから晴れ間が出るようですが...。
人口雪での初滑りニュースが新聞紙上で紹介されていました。先週末からOpenした所が数箇所あるようですが...。
さて,今年の天然雪での“スキー”...いつから楽しめるでしょうか?
ところで,今急用が出来てしまいました。今日の教師日記お休みとさせて頂きます。(-_-;)
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☆ 10/24 2004 日曜日 快晴(白馬)
今朝はご覧のような快晴です。白馬はようやく,約1週間ほど遅れて「紅葉」の見頃を迎えました。(^ ^) 今日は日曜日で,今白馬に来る事ができた人は幸運ですネ!
ところで,昨日の新潟の地震...大変ですネ。(-_-;) 被害に遭われた方々には,心からお見舞い申し上げます。一日も早く復旧されるようお祈りいたします。
今年は,台風,地震といろいろ災害の多い年です。想像もしなった災害に突如見舞われてしまった人の,お気持ちは察するに余りありますが,この様な事がいつ自分自身に降りかかるかもしれません。いつその様な事に出遭っても,くじけない心と,万全の備えはしておきたい...そう思います。
被災地の皆様には心からお見舞い申し上げます。
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昨日は昼,30分だけのインラインでした。
一昨日は,小回り中心の滑りをしましたので,昨日はそれよりもレシーブポイント「RP」を少し上にあげて,内腰や内肩に設定してその感触を味わいました。「RP」が上に行った分だけセンサー軸が起きることになりますので,インラインの傾きが起きターン円弧が大きくなります。地面からの圧も弱くなり膝にも負担が掛かりません。インラインでもスキーでも,滑っていて気が楽で,雪の感触を楽しめるのはこの様な滑り方ではないかナァーなどと思いながら滑っていました。(^
^)
さてここ数日,いろいろ滑っている内に,実は「オーバーコンタクト」ということが頭の片隅にありました。スキーの場合は,ギュッと踏み込んで反発エネルギーを強め,その反動で雪面とスキーとのコンタクト圧を減らし,角付けを切り替えて次のターンに入る...というような,「荷重−抜重」も結構使われます。特に【Doスキー】の場合はこれが多いのですが,インラインではこれが非常にやりにくいのです。インラインに反発エネルギーが貯まりにくい...ということもありますし,「荷重−抜重」をしてしまうと,重心が必要以上に上下し,足元の安定性が著しく損なわれるのです。実際,ウィールがぐらついたり,不安定な動きをするのは,決まって「地面とウィールとの圧変化が急激に行なわれた時」なのです。つまり,滑らかなウィールの運動を行ない,スムーズなターン円弧を描いて気持ち良く滑る為には,圧の「オーバーコンタクト」や「オーバー減圧」を防がなくてはなりません。そこで,「荷重−抜重」意識の滑りよりもコンタクト圧を考えながら,それが急激にならないように注意して滑るのですが,そこから【Letスキー】的な感覚,あるいは“される筋”を使う...というような意識が大事になるわけです。インラインでの心得...とでも言っていいかもしれません。
スキーでは,自ら雪面に圧を加えたり,その反動を利用して圧を減じたり...ということが,「雪に働き掛ける」ということでより積極的な良い運動である,という風に言われてきました。このカービング時代になってもまだ,「スキーのトップをターン方向に働き掛けるように...」というような事が言われ続けています。このことを全く否定するものではありませんが,この「働き掛けの滑り」は,できるだけ早い時期に卒業するものだと,私は思っています。その最大の理由は「バランスを崩しやすい」からです。グッキーも生前よく言ってました。「スキーは“バランス”のスポーツ
!!! 」と...。私も全くその通りだと思っています。「荷重−抜重」で無い滑り...それが「位置エネルギーを有効に使い,斜面移動することにより雪からの圧を受けてターンする」という【Letスキー】そのものなのです。
「心地良くインラインを“楽しむ心得”」と,「雪の圧を感じて滑るという“Letスキー”」は,相通じるものがある...という以上に,まさに「同じ感覚」の滑りだ
!!! ということだと【TOK】は思っています。(^ ^)
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☆ 10/23 2004 土曜日 曇り(白馬)
今日はご覧のように曇り空です。午後から晴れ間が出るようですが...。
一時的に冬型の気圧配置のようです。今8:55の白馬の里の気温が15℃ですから,標高3000メートルくらいの白馬頂上付近は雪かもしれません。(^I^)
そういえば,一昨年は10月30日に里まで大雪が降って,31日に兎平でスキーができましたから,それに比べると今年は遅いですネ!(^I^)
でも,人口雪のスキー場...いくつかこの週末からOpenしているようです。このホームページにお越しの皆さんの中には,どこかで滑っている人も居られるかもしれません。もし居られましたら,【TOK】までレポートお願いします。(^I^)
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昨日は昼過ぎ,3時頃までイイ天気で,その後夕方から雨になるかも...という予報でしたので,1時頃からインラインをして来ました。
ところが台風並みの風が松川河川敷では吹いていて,上るのが大変でした。丁度滑り降りる方向が風下だったので,滑るときは後ろから押されている感じで,いつもより滑走スピードが確実に速くなりました。斜面移動が早いため,自分では踏んでいないにも関わらず強い圧が帰って来て,いつもよりウィールのグリップが強くなり,ターンが容易でしかもターン円弧が小さくなり気味でした。(^I^) 結局,後ろから風に押されている分,斜度が急になったと同じ効果が出たわけです。(^
^)
さて,そのような状況の中で,昨日の日記でお話したレシーブポイント「RP」をいろいろ変えて滑ってみました。センサーポイント「SP」の位置が変わるとセンサー軸そのものが変わってしまうので,この位置は第2ウィールに設定するこのにしました。この状態で「RP」をいろいろ変えてみたわけです。
いちばん安定して安心して乗り込んで行けるのは,「RP」を重心付近に意識した時でした。ターン円弧は中回りになり,地面からの抵抗の来方も心地良く感じられました。
最も「小回り」的になったのは「RP」を内膝と内足首の中間,つまり内脚のスネの中央付近に意識した時でした。その分インラインそのものが寝て,スキーで言えば角付け角が強くなった状態です。ターン中盤から「SP」の第2ウィールが内側にグゥィーーンと帰って来て,腰の下にギュゥーンと入り込んで来ます。トーションの強いSLの板を履いて,整地を小回りしている感じと全く同じ感覚でした。小回りに必要な外向傾がしっかりできていました。インラインの角度が寝た分,つま先が地面の反発力を受ける度合いが増し,小回りになった...ということでしょう。かかとを中心として,つま先がターン内側に返って来る感触をしっかり感じ取ることができました。この感じはスキーよりも数倍強く感じられますので,インラインでこの感じを会得するのも手かも知れません。(^
^) その後,内足首まで「RP」を下げようとしましたが,ウィールが寝過ぎてスリップしそうになり,チョット無理でした。(=_=;) インラインでもスキーでも,あまり軸を寝せて滑らないようにしよう...そう思って来ましたので,昨日の小回りの感触は,「久々にエッジを使ってスキーをしたァー
!!! 」...という気分になりました。(^ ^)
当たり前のことですが,「RP」を“重心”に意識した時の「中回り」に比べて,“内スネ”にした時の「小回り」の方が強い抵抗を受けたのは言うまでもありません。前者はどちらかと言うと「腰」に,後者は「膝」中心に力を受けることになります。後者の場合,膝に強い力が掛かりますので,これをやり過ぎると,膝関節をいためることになりかねないので注意が必要です。軸を寝せれば寝せるほど強い力が戻って来てターンが内側に入り込もうとするので,「RP」の位置を少しづつ内腰,内肩...という風に上にしてセンサー軸を寝せて行けば,ストレート内傾ぎみになって,膝への圧迫は避けることができるのですが,ターン円弧が大きくなってしまうことは避けられません。
「切れのある小回り」って,膝に負担を掛けるリスクを背負っているターンなのだ !!! ...ということを再確認した【TOK】でした。適度にズレを多用して行なう小回りの方が膝のためにはイイのですネ!? (^
^)
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☆ 10/22 2004 金曜日 晴れ(白馬)
今日は秋晴れの本当にイイ天気です。(^I^)
こう天気が良いと,心も明るく幸せな気持ちになります。
稜線には台風が通過した後に降った雪が少し見えます。こうやって少しづつ少しづつ雪が増えて行くことでしょう。(^I^) あるいは一気に来るかな? いずれにしても,雪の白い世界にはあと二ヵ月後にはお目にかかれます。それまで,身体の調子,スキー道具など手入れをしながら待つことにしましょう。(^I^)
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昨日は午後からイイ天気になりました。その天気に誘われるようにインラインを楽しみました。足裏感覚や,抵抗を受け止める身体の感覚を養うには本当に良いトレーニングだと思います。雪よりも数倍敏感に感じられるだけに,チョットした意識,チョットしたイメージを変えるだけで,それが増幅されて大きなフィーリングの変化として感じられるのです。(^
^)
さて,昨日も最初はそんなにテーマを決めず,気楽に楽しもう...という気持ちで始めたのですが,いつの間にかあるテーマを追っていました。(^I^) そのテーマとは,「圧を受け止める身体の部位」...つまりレシーブポイント「RP」(左写真の黄色の部分)をどこにするか?ということでした。
ターン前半では外足のかかとを支点として,それよりも前の部分で地面からの圧を探って行きます。すると少しづつ圧が足裏に感じられ始めるのですが,そのポイントがセンサーポイント「SP」です。このポイントからの圧は赤矢印のように身体のどこかに向ってやって来ます。この圧を受け止める身体の部位がレシーブポイント「RP」です。
また,ターン中盤から後半にかけては,地面からの圧が「SP」で最も強く感じられるのですが,この後,筋肉を緊張させて圧をそのまま維持したり,あるいは強めて行ってしまうと,ウィールはオーバーコンタクトになってぐらつき始めます。ですから,中盤から後半にかけては,この圧がオーバーにならないように,ゆっくり身体の「RP」に引き込む容量で受け入れてやります。引き込むと言っても,抜重とは違います。「SP」からの圧を急激に緩めるのではなく,感じ取りながら行なうのです。
で,この時「RP」をどこに意識するか?でターン円弧や,ターンの質は大きく変わることになります。昨日はこのことをインラインで試してみたのです。つまり,「SP」から「RP」に向う“センサー軸”(赤ライン)をどう意識するか?ということになるのですが,これは実にいろいろな設定が可能です。「RP」を「重心に意識した時」,あるいは「ターン内側の肩にした時」,「内腰にした時」,「外腰にした時」...等など。
今ここで,そのひとつづつの印象を語ることはできませんが,これから冬のシーズンが始まるまでいろいろ試してみて,その結果を報告させてもらいたいと思います。“スキー”でも“センサー軸”をどう意識するか?は大きな意味を持っていますので,キット皆さんのご参考になると思います。(^I^)
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☆ 10/21 2004 木曜日 曇り(白馬)
昨日通過した台風...大変でしたが,みなさん大丈夫ですか? もし被害にあわれた方居られましたら,心よりお見舞い申し上げます。(=_=;)
今日は西の空に少し青空が見え始めました。これから回復に向うのでしょうか?
それにしても,日本の台風といい,アメリカのハリケーンといい,また世界各地の異常気象といい...地球温暖化と関係があるのでしょうか?全く関係が無い...とは言えないと思います。これだけ経済最優先で,消費世界が行き着く先は見えているように思います。この流れを止めることはできないにしても,その速度を緩め,スローな流れに変えて行く努力は,私たち皆んなに求められることだと思います。
「少欲知足」,「スローライフ」...この言葉を心に,美しい地球の大自然,特に雪の世界を楽しみたいと思います。(^ ^)
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今日は“マッチング”ということについてお話したいと思います。
ニュージーランドスキーキャンプに参加して頂いた皆さん,12人全員のビデオを編集し,それをじっくり見させていただいています。それを見てつくづく思うことは,スキーヤー自身がストレスを感じるような滑りをしたり,回りの目から見てバランスが崩れていると分かるような滑りをしているのは,明らかに【Do】的要素が多く,マッチングの取れていない滑りをしている時です。それに引き換え,安定した良いすべりだナァー
!!! と思わせたり,自分でも滑っていて気持ちイイだろうナァー !!! と思われる様な滑りをしている時は,不要な身体の運動が無く静かなのです。私に言わせればこれは【Let】的要素をうまく使って,雪からの抵抗とマッチした滑りをしている時だと思います。
【Do】的要素の多いスキーヤーの特徴は,ひと言で言えば,上半身の動きが先に起こる...ということです。何かしよう,何かモーションを自分から起こそう...という気持ちでスキーを操作すると,身体が先に動いてからスキーに圧が伝わり,スキーがその方向を変えるのです。それに対し,【Let】要素のスキーヤーは,スキーが先に雪の力で動かされ,その結果身体に圧が伝わって来て,身体のモーションが起こるのです。このことは,じっくりビデオを見ると,本当に良く分かります。もちろん【Let】的だからと言って,上半身が全く動かない...というのではありません。動くには動くのですが,雪からの力で動かされる...ということなのです。
これまでこの日記でもたびたび,“する筋”と“される筋”とか,“緊張筋”と“センサー筋”ということで話させていただいていますが,【Do】の運動では圧の伝わる方向が身体から外向きなのです。それに対し【Let】の運動は圧の方向が外から身体方向にやって来るのです。ですから,【Let】で滑っている人の下半身の脚の伸び縮みの動きは,まるで高性能のスプリングのようで,しかも上半身はドッシリしていて安定しています。見ていて美しく,不安を感じることもありません。これは,技術の有る無しに関係なく,プルークボーゲンだろうとシュテムターンだろうと,そうなのです。経験の多少に関わらず,うまいとか下手だとかに関係なく,身体の所作動作が美しいのです。
今回のニュージーランドスキーはキャンプ形式で,少ない人でも五日間のレッスンでした。そのため,じっくり“キャスター・ターン”をおさらいする事ができました。夜のミーティングや食事の最中の話題を通して,“フィーリングスキー”のことをいろいろ語る機会がありました。この様なキャンプだったからこそ皆さんに,「美しいプルークボーゲン」のキーワードともなる【Letスキー】のイロイロをお話できたと思っています。限られた時間,一日の雪上だけのレッスンではできない,貴重なキャンプでした。今シーズン,この様なキャンプ形式のレッスンを優先することに決めた【TOK】でした。(^I^)
さてそういえば,ニュージーランドキャンプに参加して頂いた皆さん...年齢,性別等イロイロでしたが,見事にマッチングができていましたネ !!!
“スキー”も人とのお付き合いも,“マッチング”が大切なんですネ?(^ ^)
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☆ 10/20 2004 水曜日 雨(白馬)
今日は台風の影響を受けて...?白馬も雨です。今年は本当に台風の当たり年で,全国各地...大変ですが被害が少なくて済むよう祈っています。皆さんも充分にご注意下さい。
ところで,アメリカのヤンキースとレッドソックスの試合...面白いです。(^I^) 松井選手も大活躍していますが,一球一球...目が離せません。ドキドキするって,イイですネ! 皆さんも,生活の中でイロイロなドキドキ...してますか?(^
^)
今日,松本から帰って,ニュージーランドスキーキャンプの映像編集をしました。大分時間が掛かったのですが,どうにか全員分の編集が終わりました。(^I^)
みなさんそれぞれ「各人のスキーの歴史」が感じられる特徴のある滑りをされてるなぁー...と思いました。スキーを始められてからこれまで,いろいろな事を考えたり,教わったりして来たその集約が,その滑りに凝縮されている...そんなことを感じながらのビデオ編集でした。何が良くて,何が悪い...というのではなく,それぞれが何を考えられ,何をしようとしているか?ということが実に良く観えました。雪上で拝見する滑りでは見逃してしまうような特徴が,ビデオでは何回も繰り返し,しかも時々はスローモーションにしたりして見れるので,特にこのような感じを受けるのでしょう。そういう意味で,ビデオを活用するのは良いことだと思いました。
そして,各人のスキー経験や,上手さとかに関係なく,各人のレベルなりの「雪とのマッチング度」が観えてきました。(^ ^) つまり,高速で滑っているとか,足をそろえて滑っているとか,切れがイイとか...ということではなくて,そのスキーヤーがいかに雪との触れ合いを感じ楽しんでいるか?というようなことです。前にもこれに似たようなことを書いた覚えがありますが,昨日は特に各人の“DNA”みたいなものが滑りに現れて来ている...そんな感じを受けたのです。ニュージーランドでも“キャスター”を中心にレッスンを行ないましたので,「足裏で感じる」...という意識は皆さん全員にあったと思うのですが,その事が関係しているのかなァー?と思いました。一人として他のスキーヤーと同じフォームやモーションは無く,それぞれ自分なりの形で滑られているのですが,雪との会話をしっかり楽しんでいる...そんな風に感じられたのです。各人の雪を感じ取ろうとする“感性”は,もともとご自分が生まれた時に授かったDNAが基になって(?),その後の生活の中で育ってきたのだと思いますが,それが雪の中で“スキー”というスポーツを通して開花している...そんな気がしたのです。(^
^)
またこのことは,「スキーというのは各スキーヤーごとの技術レベル差はあっても,そのレベルレベルで“スキー”そのものを楽しむ事ができる」...という風にも言えるということです。上手だから感じられることもあるけれど,そんなに上手でなくても,それなりの楽しみは味わえる...ということです。ですから,一気にうまくなる事も大事かもしれないが,その段階々々に止まって,しっかりそのレベルなりの楽しみを味わうことも大事だと思いました。性急にうまくなろうとする...これがいけないというのではなく,「スローだからこそ楽しめる味もある」...ということです。(^
^)
またまた,ビデオ編集で学ばせて頂いた【TOK】でした。
ニュージーランドキャンプに参加して頂いた皆さん,間もなくCDが届きますヨ !!! (^ ^)
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☆ 10/19 2004 火曜日 曇り(白馬)
今朝も白馬三山が見えています。今のところは雨の降る気配はありませんが,午後から降り始め,そして明日,明後日は台風の影響を受け,天気が大きく崩れる様です。
さて,今シーズン,2005シーズンのレッスンをお申し込みいただいた方で,まだ「予約金案内のお知らせ」が届いていない方...居られましたら【TOK】まで
e-mail をお願いします。キャンプご参加の申し込みをいただいた方全員の方に,お知らせの e-mail を送ったはずなのですが,一部の方に届いていない模様です。申し訳ありませんがよろしくお願い致します。(=_=;)
ところで,今日は用事で松本まで出かけますので,教師日記お休みとなります。申し訳ありません。(-_-;)
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☆ 10/18 2004 月曜日 快晴(白馬)
15日から続いている晴天...今朝も続いています。初冠雪で真っ白だった北アルプスの山稜も,少し地肌が出てきました。でも,またその内降るでしょう。(^I^)
晴天が続いているせいでしょう,放射冷却で朝夕はここのところ気温が低く,そろそろストーブの助けが必要になりました。
夜は雲が無いので「星」がきれいです。星空...と言えば,ニュージーランドの星を思い出しています。テカポの近くのFairlieの星空も見事でした。でも,白馬の星空もあそこほどではありませんが,きれいですヨ
!!! (^ ^)
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ここのところ天気が良いので気持ちよくインラインが楽しめています。(^ ^)
さて,インラインでのスキーのトレーニング...結構多くの方がやられているようです。その内のお一人,この教師日記を良く読んで頂いている“KEGON”さんから次のような
e-mail を頂きましたので,紹介させて頂きます。“KEGON”さんとは,7月頃からこれまで数回 e-mail で,「インラインを使ってスキーのトレーニングをするにはどうしたらよいか?」というご相談にのってきました。平地でなく斜度のあるところでやった方が良いこと,迎え角をしっかり意識し外向傾を心掛けること,与える圧では無くもらう圧に意識を持つこと...などのアドバイスをさせていただいています。
『 …こんにちはTOK先生。KEGONです。先日の斜度のあるインラインスキーの結果報告では、すこし書き足りないところがありましたので、ご迷惑を顧みずメールさせていただきます。いつも見ていただいた様な、適切なご意見本当に参考になります。文面から読者のレベルを読み取り適切な意見をいただき、TOK先生は指導の天才です。教師日記を読ませていただいて、試行錯誤した結果苦手だった小回りがうまくなりました。(つもりなのですが・・・・・・) 参考にさせていただいたキーワードは「外傾外向」,「外スキー」,「迎え角」,「クロッシング」,「落下エネルギー」,「キーキャスター」,「踵支点」,「ゲロゲロ」などです。誠に誠にありがとうございました。うまくなったか、どうかはわかりませんが少なくとも小回りの意識が明らかに変わってきました。それを、まとめたファイルを添付させていただきます。』
“KEGON”さんのレポート |
インラインでの“小回り”のターン意識
「以前」と「今」の意識の比較 |
|
以前 |
今 |
舵取り期での荷重 |
拇指球にイメージがあった |
キーキャスターにイメージがある |
ポイントについて |
そのため つんのめっていた |
つんのめりがなくなり姿勢が高くなった |
インラインがブレルときがあった |
安定して踏めるようになった。
インラインがブレナクなった。 |
クッロシングについて |
体を入れ替えようとしていた。TOK先生の言われるクロッシングにはなっていなかった。 |
貯めた位置エネルギーによって自然と脚が入れ替わる感じになった |
??主導?について |
クロッシングが出来ていなかったため外足主導?しか出来なかった |
内足主導?もできるようになった(外足荷重を次のターン導入につなげられる様になった) |
傾きについて |
外足で荷重しながらさらに傾きを求めていたゆえに、小回りで内倒していた。 |
内足主導で傾きが自然に出た後は次の外足は真上から踏み込む意識で位置エネルギーを受け止めることに専念、外足で傾きを深めにいかずに位置エネルギーを受け留めながらエッジをはずす意識に変える。 |
迎え角について |
なかった。外スキーを転がしていく事だけを考えていた |
意識しはじめた。落下エネルギーを貯める事ができるようになった。 |
外向について |
足りなかった。若干ローテしてクロッシングが難しかった |
クロッシング時、山肩山腕のブロックを意識し正しい外向がとれるようになった、クロッシング時のスキーの走りが生まれた。 |
ストックワークについて |
アンギュレーションがすくなかったため、中緩斜面と同じ縦系のストックワークだった。 |
急斜面では横系のストックワークを意識しだした。ローテーションを防ぎ、クロッシングが楽になった。 |
“KEGON”さんの「今」の所を拝見すると,まるで素晴らしい“スキー”の小回りそのものを観ている様な気がします。地面からの「圧を受け止める」という意識が,この様な変革をもたらしてくれたのだと思います。ウィールのブレが無くなったこと,外向外傾が出始めたこと,ネジレと戻りの力が楽に使えるようになってクロッシングが上手く行くようになったこと,軸の傾けが最小に止まり身体が起きてきたこと...Etc.等,良い結果が出てきたようです。本当に良かったですネ
!!!
さて,あとは...このインラインでのこのトレーニングが,本番の“スキー”でどう生かされ,どう効果が出るか?ということになります。今シーズン,雪上でこのインラインでの滑りを思い出して滑って頂き,ぜひその結果を聞かせて欲しいと思います。大きな変化が出た
!!! ...というようなことにでもなれば,これからの「スキーのトレーニング」に大きな福音となることでしょう。(^ ^)
先ずは,インラインでの小回りの上達...本当におめでとうございました !!! (^I^) (^ ^) (^o^)
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☆ 10/17 2004 日曜日 快晴(白馬)
今日の日曜日...ご覧のような快晴です !!! 。山に積もっていた雪も大分溶け,稜線に少し残るだけとなってしまいましたが,また近い内に降ることでしょう。(^I^)
しかし,この秋空...久しぶりに「秋」が帰って来た,という感じです。今日は17日ですから,いつもなら白馬の「里」の紅葉が始まってもおかしくない時期です。秋の訪れ,進行は例年より確実に遅いようです。
みなさん,この晴天の日曜日...日本全国晴れマークですが,どのようにお過ごしですか?身体,動かしてますか?(^I^)
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昨日の日記でお約束のとおり,今日は「インラインでのプルークボーゲン」について...。
昨日は,たまたま白馬にお越しになった,私のスキー仲間“Nob”さんとご一緒のインラインでした。彼もインラインをやられており,“スキー”に役立つExerciseの方法は?ということをテーマに,約1時間滑りました。右の写真はその時のものですが,クリックすると私の「インライン・プルークボーゲン」(約960KB)が見れます。スキーのようにインラインのウィールは横に回転しませんから,プルークボーゲンと言ってもそのV字の角度はほんのわずかなものです。
先ず最初に,「荷重・抜重」意識のプルークボーゲンをしてみたのですが,どうしても荷重しよう,抜重しよう...という意識が働き,つま先よりに圧が掛かってしまうのと,必要以上の上下の動きが出てしまうことで,ウィールの動きに「ぐらつき」が出てしまいました。前にも書いたように,スムーズなターンに必要以上の,あるいは必要以下の圧が地面とウィールの間に掛かると,ウィールは「ぐらつき現象」が起きてしまうのです。
そこで,「キーキャスター・A-Caster」を試してみたのですが,これはバッチリ !!! でした。かかとが支点になることで,つま先よりのウィールが少し浮く感じになります。だからといって,地面とのコンタクトが無くなる訳ではありませんので,右の図のような意識で自分で決めた迎え角方向に出て行こうとすると,かかとが支点となってつま先よりが内側に押し返され,ターンが起こるのです。ところがつま先よりを支点にしてしまうと,こういう押し返される力を使うことができないのです。インラインでは確実にかかと意識の【Let】イメージのターンが有効だと思いました。(^I^)
右ターンから左ターン,あるいは左ターンから右ターンへの切り替えは「荷重・抜重」意識ではなく,ここでも下の図のように“A-Caster”もしく“3番キャスター”の転がりを意識することで行ないます。ですからターンの方向が変わる時も抜重が無く,それまでの外側のウィールが転がりながら腰の下に入って来て,地面とフラットに接するように転がり,“重心”がウィールの真上に来る様になります。するとその時の反対側の足のウィールは次のターンに必要な角付けがされている状態になっていますので,そのままそちらの足のキーキャスターを意識して,その転がりに乗って外側の迎え角方向に移動して行けば,反対方向のターンが起こるわけです。この意識のプルークボーゲンはクロッシング的なプルークボーゲンと言っていいでしょう。
この様な意識のプルークボーゲンでは,急激な圧変化がありませんので,ウィールのぐらつきも感じられず,スムーズなターンができるのです。また“重心”の移動の軌跡も極端に変動する事が無いので,上半身も安定したターンになります。もちろん“される筋”意識が使われますので,身体の動きに躍動感も出てきます。「インラインのプルークボーゲンの画像」はややターン円弧が小さ目のものですが,外ウィールに対する自然な外向,地面からのコンタクト圧に応じた自然な身体の動きが見られると思います。
インラインでのプルークボーゲン...“スキー”の足裏感覚のトレーニングに最適 !!!....そんなことを思った【TOK】でした。
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☆ 10/16 2004 土曜日 快晴(白馬)
やっぱり初冠雪がありましたネ!(^I^) 今朝は朝のうちは,放射冷却で霧が掛かっていましたが,その霧もすっかり取れ,ご覧のようなきれいな冠雪が見れます。
あの寒さですから,キット....と思っていましたが,来ていました。(^ ^) しかも,八方尾根スキー場最高部の「リーゼングラード」上部にも約5センチの積雪があったとのことです。
「八方尾根スキー場初冠雪 !!! 」....と言ってもいいんでしょうか? ハッハハハハ……(^I^) 昨年より初冠雪....1週間遅れ,とは言いますが,でもいきなり,かなり下まで降りましたネ!。この分だと結構スキー場Openが早かったりして....(^
^)
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ここのところ毎日のように「インライン」のことを書いています。(-_-;) 「インライン....どんな関係があるの?スキーと....」と思われる方も居られると思いますが,滑走感覚を磨き,足裏感覚を研ぎ澄ます意味で,大きな意義があると思います。またさらに,位置エネルギーを使うとは?与える圧でなくもらう圧で滑るということは?かかと支点の意味は?....というようなことの答えを見出す意味でも,役に立つことだと思っています。(^
^)
さて,そのようなことを思いながら,昨日はインラインでの「プルークボーゲン」を試してみました。実は今年の夏ニュージーランドに行って,そこでのレッスンで,「プルークボーゲンで滑ることの意味」について考える時間がありました。そして,その優位性を感じて来たのです。今このカービング時代に何を言い始めるのか?といぶかしく思われる人も多いと思いますが,足裏感覚を大事にし,“フィーリングスキー”を推し進めて行くと,その行き着く先に,「プルークボーゲンで楽しむ」ということが見えて来たのです。
私たちの頭の中には,パラレルで滑ることのほうが,プルークボーゲンで滑ることよりも格好が良くて,技術が上だ....という感覚が染み付いています。もちろんスピードが増してくれば,スキーがV字状に開いているよりは,平行である方がバランスを崩したりすることも無く,合理的ではあります。ですが,低速で両スキーを揃えて滑ることに,それほど大きなアドバンテージは無いと思うのです。むしろプルークボーゲンで滑った方が安定しますし,安心感もあります。生徒さんから良く質問されます。「私のテール開いていませんでしたか?シュテムみたいになっていませんでしたか?しっかりパラレルになっていました?....」というのです。シュテムでイイじゃないですか?! どうしてプルークボーゲンやシュテムでいけないんでしょう?その時々の条件で,もプルークボーゲンやシュテムの形や動作が自然に出て来てしまったのなら,それはそれで構わないと思うのです。
そして,ニュージーランドであることに気付いたのです。 『 プルークボーゲンの基本をしっかり理解し,雪からの力で回してもらうことに慣れ,足裏感覚を磨いて二輪や四輪の使い方のイメージが身に付いてくれば,スキーは勝手にプルークボーゲンになったり,シュテムになったり,パラレルになったりする。これらプルークボーゲンやパラレルといった「表面上の滑り方」は,「形」や「姿勢」,「フォーム」と同じように,その時々の雪の条件や滑走スピードによって自然に現れて来るものであって,その「滑りの形」を先に求めるのは避けるべきだ。』
このことはカービングスキーが出現する前にはずーっと思っていたことなのですが,「カービング時代でもこの考えは通用するかもしれない...」と,ニュージーランドで密かに試してみたのです。そしたら,“二輪・四輪”,あるいは“キーキャスター・3番キャスター”の意識が使えるようになれば,上のことは当てはまる...と確信したのです。
そこで,昨日の「インラインでのプルークボーゲン」となったわけです。
この結果は,今日もう一度試してみてからのご報告...ということで,明日させていただこうと思います。(^ ^)
乞うご期待 !!! ですゾ !!! 。(^I^) (^o^) (^I^)
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☆ 10/15 2004 金曜日 曇り→晴れ(白馬)
なんかハッキリしません....このところの天気....。
いつもはこの時期,カラッとした晴天が続くのですが....。でも昨日は本当に寒さを感じた一日でした。
ここ平地は標高650メートルで,気温が11℃でした。標高2900メートルの白馬岳の頂上の気温は....約13度低いことになりますから,氷点下2度です。....ということは,昨日夜の雨....頂上は雪だった可能性が強い
!!! ということになります。
多分,雲が取れると,稜線は白い雪が !!!
そうだとイイですネ!(^I^)
....午後,雲が取れたら !!! やはり初冠雪でした
!!! ⇒
(^ ^) (^I^) (^ ^)
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昨日も午後3時頃から,インラインを楽しもうとしたのですが,3度ばかり滑ったところで,いきなり雨が....。さすがのインラインも,雨には弱く,スリップしやすいので中止としました。(=_=;)
昨年までは,これほどインラインがスキーのトレーニングに適しているとは思わなかったので,ほんの時々する程度でしたが,今年は違います。「スキー滑走に応用できる新しいフィーリング」をインラインで見つける楽しみが増えました。義務感ではなく,楽しんで滑っている中から“スキー”に使えるものを拾っている感じです。
オフトレとしてジョギングやテニス,バイクなどをしていましたが,晴天の時はそのほとんどが「インライン」になって来ました。もちろん雨の日は他のスポーツですが....。
そうそう,昨日気付きました。どうも四つあるウィールのうち,いちばんつま先のウィールのインサイドの減り方が激しいのです。「アレレ?つま先支点になっているのかな?」....と思った,何のことは無い,「上りの時のスケーティング」が明らかに,蹴りの入った【Do】要素そのもので,つま先で地面を押していた
!!! ....ということでした。(^o^)
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☆ 10/14 2004 木曜日 晴れ(白馬)
今朝の気温は13℃でした。多分,この秋最も低い朝の気温ではないでしょうか?。どうもいつもより暑さを感じる日々が続いているのですが,今日はどことなくピリッ!としています。冬の朝の冷気が身体をシャキッとさせてくれますが,今朝はそれを思い出している【TOK】です。
ところで,昨日のメジャーリーグ....松井選手大活躍でした。(^ ^) 特に第1打席の変化球への対応....素晴らしかったですネ!(^I^) 集中力が凄いんだろうナァー....そんなことを感じながら見入ってしまいました。(^I^)
ここのところ,晴れの日は毎日のようにインラインをしていますが,これも一回一回の滑りに集中すると,面白いほどいろんなことが観えてきます。これが楽しくてやめられません。(^I^)
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昨日は場所をいつもの松川河川敷に変えてインラインを楽しみました。いつもここで行う時は「“スキー”に役立つフィーリングを探す....」という気持ちで行なっていますが,昨日も新しい感覚がありました。ここのところ“される筋”を意識して滑ることが多いのですが,昨日のメインテーマもそれでした。(^I^)
実は私がメインに滑っているコースは,右の写真がそうですが,全長が150m,コース幅5,6m,最大斜度が3.5度という,以前「インライン白馬技術選」で使ったコースです。この写真は大会の時のもので,大会時以外はコーンはおいてありません。もちろんバナーも....(^I^) このコースを一回滑ってはスケーティングで上り,また課題を確認しては滑る....ということを何回も繰り返すのですが,課題を持って滑るためか,飽きることがありません。(^I^) 毎回,上る時に次の課題を考えていることが多く,滑り降りて上って来るまで2分くらいでしょうか?
さて昨日,このコースで,“される筋”を意識して何回か滑っているうちに,地面ってセンシティブだなぁーと感じ始めました。センシティブ?どういうことか?というと,インラインでは同じ条件の150メートルの斜面というか地面を何回も滑るので,一回ごとの自分の意識やイメージが即刻その滑りの感じの違いとなって感じ取れます。課題として意識したことが,どう滑りのフィーリングとして感じ取れるか?が直ぐに分かり,その比較がしやすいのです。で,ほんのチョットした意識の違いが,大きな滑走感覚の違いとして感じ取れることに気付いたのです。こんなことはスキーではあんりありません。これほどシビアには感じ分けられないのです。でもインラインでは敏感にその違いが分かるのです。
実は昨日,わざとストレッチ系の滑りをしてみることにしました。ストレッチの滑りですから“重心”の上下に意識が行きます。ところが“重心”を急激に上下させないように,ゆっくり気をつけて滑っているのに,ストレッチターンをしようとすると足元がぐらつくのです。一度だけならまだしも,何回やってもこのぐらつきは無くなりません。特に伸びようとする時と,縮もうとする時にインラインのウィールがぐらつくのです。いくら慎重にやってもこの「ぐらつき」は無くなりません。ところが,ストレッチをしようと思わず,“される筋”に意識を集中させて滑ると,滑走スピードが遅い時には,自然にストレッチ系の滑りになって「ぐらつき」が無いのです。そして次第にスピードが出るにつれてストレッチが影をひそめ,ベンディング的になっているのです。もちろんベンディングでも「ぐらつき」は無く,安定した滑りになります。スキーをしていて,意識が滑りに大きな影響を与えることは,これまでも理解していたつもりですが,この比ではありません。おもわず,「変だナァー?こんな微妙な意識の違いが,これほど大きな影響を及ぼしてしまうものなのかナァー???」と思ってしまいました。これは何を物語っているのでしょうか?事実は,「フォームや形や身体の動きを意識しそれを作ったり行なおうとすると,地面とのコンタクトがスムーズに行なわれず,バランスが崩れやすい....」ということです。それに比べ,「足裏感覚や筋の使われ方に意識を働かせると,身体が最も良い動きをし始め,合理的な身体の運動が現れる....」ということでした。「素直に滑る」,「あるがままに滑る」....ということの大事さを思いました。
インライン....“人間の身体の感性”を磨くのに,そして“フィーリングスキーのトレーニング”に,最高の道具かもしれない....。そんなことを思った【TOK】でした。(^
^)
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☆ 10/13 2004 水曜日 曇り(白馬)
今日は風が強く,肌寒い白馬です。結構強い北風が吹いています。気圧配置的には「弱い冬型」でしょうか...(^
^)
ようやく,紅葉の季節が本格的に始まって来ましたが,その速度は例年に比べ遅いです。でも,こういう年って,雪がいきなりドォーンと来ることがありますから,それに期待しましょう。(^
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ところで,今年のスケジュール表,UPさせて頂きましたが,キャンプによっては定員に達するものも出てきました。まだまだ先のこと....と思っていたのですが,皆さんのスキーにかける思い入れには,少々ビックリしています。でも,これだけ早く,ご予約のご連絡をいただけるのは,教師冥利に尽きます。みなさん,本当にありがとうございます。(-_-;)
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一昨日は,白馬の松川の河川敷でインラインを楽しみ,新しい感覚に酔った【TOK】でしたが,昨日は天気もいいので他の場所でインラインクルージングを楽しみました。(^
^)
インラインクルージング....など言葉は無いと思いますが,辞書によると「人が目的もなしに歩き回る」のもクルージングと言うそうですから,インラインで目的もなしに歩き回るのは「インラインクルージング」でいいのだと思います。(^
^)
ただインラインでは,歩くと言っても原野を歩くわけではなく,舗装された道路上を行くわけですから,厳密には道路上をクルージングすることになります。一般の車が多く走る所では危ないのですが,丁度自宅から5キロほど離れた所に「青木湖」という湖があり,その湖畔の道路が空いているので,そこを注意して走ることにしました。一周約7キロ....緩やかな起伏があったり,左右に道が曲がっていたりして,それなりの注意は必要ですが,前から一度試してみたかったので,思い切ってチャレンジしてみました。結果は........最高でした
!!! 紅葉しかかった湖畔を,ゆっくりゆっくりスケーティングで行ったり,坂道の下りではスラロームを楽しんだり,本当に楽しい30分でした。(^
^) 途中ジョギングを楽しんでいる方,お二人を抜き去るのも快感でした。30分で7キロですから,時速にすれば14キロ....ということになります。結構速いスピードでした。
もちろん,足裏の感覚や,時には“する筋肉”や“される筋肉”に思いを馳せての30分でした。そして,走りながら,“される筋”を使うと言っても,その筋が完全に緩んでいる訳ではなく,ある程度の筋の強さはあるのだナァー....と思いました。そのスジの専門家では無いので,どう言ったらいいのかわかりませんが,突っ張る筋,グゥーッと耐える筋,向こう向きの圧を加える筋....とは明らかに異なるのです。完全な脱力ではなく,向こうからの圧を感じながら,その圧をいとおしむように,あるいは大きな包容力で受け入れるような,そんな感じで「筋」が使われている気がするのです。
インラインクルージングの楽しさを味わった【TOK】でした。
さて後刻,自宅に戻って警察に電話し確認したら,「道路上をインラインで走るのは道路交通法違反となる !!! 」といわれました....(-_-;) インラインクルージングをしながら,公道も走れたらいいなァー....と思ったのでした。
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☆ 10/12 2004 火曜日 晴れ(白馬)
今朝は,山にこそ雲がありますが,平地の上空は青空で一杯です。(^ ^) ようやく本格的な秋空 !!!
....そんな気がし,気ッ持ちイイです。
そういえば,ドイツのミュンヘンでは「オクトバーフェスト」(ビール祭り)が行なわれたはずです。....ということでチョット調べてみたら,10月3日で終わってました。(-_-;) で,他にも「シュトゥットガルトのビール祭」もありました。こちらは10月10日が最終日でしたが....。
どうしてこの時期に「ビール祭り」かというと,実はその昔,冷蔵技術が無かった時期,麦芽を醗酵させ美味しいビールを作るには,気温の関係で3月までに仕込みを始めることが必要でした。その3月に仕込まれたビールが丁度今飲み頃となって樽から解放される....と,マァこういうわけです。さて,今夜も美味しくビール....いただこうかな?(^
^)
さて,なにごとも,仕込みごろがあり,飲み頃がある。“スキー”もその時々の雪質を楽しむのに最高の時期が....。そんなことを思いながら,今年のレッスンスケジュールをつくった【TOK】でした。(^
^)
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昨日は「体育の日」でもありましたし,天気もまずまずでしたので,“インライン”をじっくり,約1時間半ほどかけて楽しみました。(^ ^)
いつも滑っている内に,「ナニか」に集中している自分が居るのですが,昨日も何回か滑っている内,いつの間にか「バナナシェープ」と「される筋」を意識していました。
これまでインラインをする前は,これほどシッカリと「バナナシェープ」のことを意識したことはありませんでした。スキーをしている時は,スキーの長さが「前後バランス」をある程度取ってくれているのですが,インラインではそうはいきません。インラインはほとんど足の前後長と同じ長さしかありませんから,身体全体でしっかりバランスを取る必要があるのです。そういうことを意識しながら滑ってみて,明らかに「バナナシェープを意識して上半身を丸めにした時の方が前後バランスが取りやすい」ことを再確認しました。昨日の前半約45分は,このバナナシェープの丸み,懐の深さをいろいろ変えて滑ってみました。ターン円弧の大きさ,滑るスピード,斜度....などによって,その適した丸みや,バナナの向く方向は違ってきますが,とにかく,バナナシェープを意識すると確実に前後のバランスが取りやすいのです。今シーズンのスキーでも,ぜひこの効果を試してみよう....そう思ったのでした。(^
^)
さて,後半の45分は「“される筋”を使ったインライン」でした。これまでも足裏で感じる....という意識での滑りはずーっとやってきました。でも,昨日はそれとチョット意識を変え,足裏よりも下肢の筋肉が果たして「される,されている....」という感覚でどの程度滑れるものなのか?ということに集中してみました。そしたら,やっぱり効果がありました。効果絶大
!!! ....と言っていいかもしれません。明らかなことは「脚の曲げと伸ばしのリズム」がもの凄く滑らかになったこと,「筋の張り」みたいなツッパリ感がなくなり筋疲労がより小さくなったこと,でした。(^
^) さらにもうひとつ,ターン前半の脚が伸びている時の「筋の緊張感」のフィーリングが,これまで以上にハッキリ意識できたことです。(*_*) ターン前半は脚が伸びて,地面を捉え続ける局面なので,人によっては【Do】的要素だ....という人もおられますが,私はこの局面でも,「脚は伸びてはいるが,触覚を使っている動作と同じで“される筋”が働いているので【Let】的要素だ....」と思っています。そのことをこの「される筋感覚」で試してみたわけです。すると,脚が伸びているにもかかわらず,妙な突っ張り感や,緊張感が無く,いつでも自在に引くこともできる,まさに「されている
!!! 」という感覚がハッキリ伝わってきたのです。スキーの場合は,雪面とのコンタクト感がインラインよりも少ないので,このターン前半の圧感覚がいまいちハッキリ判りにくいのですが,インラインではこれがハッキリ判ります。ターン前半の不思議なホールド感....この感覚はスキーではこれほど繊細に感じることはできないでしょう。調子に乗って,ターンインサイドの片足インライン一本のターンも試してみました。つまり内足ターンなのですが,これも“される筋”を意識することで上手くできました。(^
^) 普段は内足ターンなどはすることが無いのですが,“される筋”意識効果....なのでしょう。この段で行けば,悪雪,コブなどもこの“される筋”でスンナリ行くかもしれません。これからのスキーレッスンで新しい感覚を皆さんにお伝えできるかもしれない....そんなことを思った【TOK】でした。(^
^)
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☆ 10/11 2004 月曜日 晴れ(白馬)
どことなく,久々の「晴れ」という気がします。8日以来の陽の光でしょうか?(^ ^)
さて,今日は体育の日,連休の最後になってようやくイイ天気です。八方尾根はリーゼンコースの中間付近まで「紅葉」が降りて来ました。でも,いつもなら北アルプスの山々の稜線が雪で白くなっているのですが,今年はまだです。気温も20℃以上あり,本格的な寒さはいつ来るんだろう?そんな気がします。
ところで,10月も中旬になりました。そこで今年の【TOK】のレッスンスケジュールを,本日発表させて頂きました。レッスン受講を考えておられる方はぜひご覧いただきたいと思います。(^
^)
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トップページにも書きましたが,今日【TOK】のレッスンスケジュールを発表させて頂きました。また,05'レッスンInformationには「今シーズンのレッスンポリシーについてのご案内」もさせて頂きました。ここをお読みいただければ,私がどのようなレッスンをメインに考えているか?お分かりいただけると思います。その趣旨は「ひとりでも多くの方に,そしてひとりでも多くの方と,“スキーの楽しさを
!!!” 」ということです。この趣旨が生かされることを節に願っている【TOK】です。
さて,今朝から結構多くの方から e-mail を頂戴しています。申し込みの e-mail から,ご質問の e-mail まで様々ですが,みなさんからこの様な
e-mail をいただけることの幸せをつくづく感じております。(^ ^) 本当にありがとうございます。ご期待に添えますよう,これからも最善をつくしたいと思いますのでよろしくお願い致します。
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ところで,昨日の日記で,「“される筋肉”で滑る」ということを書きましたが,そのことに関連して“Mat”さんから次のような e-mail
を頂きました。ご紹介させて頂きます。(^ ^)
『 …楽しい山歩きのあと2,3日筋肉痛に苦しみます。私の場合、必ず大腿四頭筋オンリーです。階段の登りは平気なのですが下りは杖がいるほどに痛みます。これには訳があります。歩き方に原因があるのです。登りはゆっくりと負荷が一定になるように動かします。下りは次の足が地面につく直前までしっかりと前の足に体重をかけながら深く曲げてゆきます。(普段はこのような歩き方はしません。)
以前より疑問におもっていた、同じ筋でなぜこのように筋肉痛に差が出るのか、その理由が今日の日記を読んでひらめきました。同じ大腿四頭筋でも登りと下りでは実際に活動する筋繊維の部位とか範囲が異なるのではないかと。もちろん重複して活動する部分も多い思いますが。縮めながら負荷をかける場合と伸ばしながら負荷をかける場合との間には筋の使われ方に関して大きな違いが存在すると思います。登りの場合は普段の歩行の延長でDO的要素が優位であると言えます。下りの場合、意識して大腿四頭筋に負荷をかける歩き方をする場合全くLET要素が完全優位な状態であると言えます。そして不安定な足場でバランスを維持しながら次の着地場所を探りながら体の落下の方向と早さをコントロールする動きは普段つかわない部分も最大限に使われるのではないか。また登りの場合は負荷を加減できますが下りはそうは行きません。従って同じ時間に上下する落差は下りのほうがはるかに大きくなります。早い速度で降りると筋に対する負荷も当然大きく成ります。最も手抜きして早めに力を抜くと飛び降りに近くなります。これは膝関接を痛めるのでやらない方が宜しい。下り坂を走るのも膝を痛めるのとデリカシーに欠ける。
さてスキーとなんの関係有りや。下りの場合の筋の使い方がスキーに非常にに立つように思います。ターン後半に増大する圧に抗して脚を引きながらクロッシングに移行していく過程に粘っこく耐える筋の使い方は全く同じものと考えています。クロッシングの後スキーが浮き上がらないように加える最低限度の力は消極的DO要素かと思いますが、ないよりは有った方が早い雪面の捉えが可能でターンが間延びしないためにも必要と思っています。その際脚の柔軟性を損なわない範囲にとどめておくべきでしょう。踏みつけて捻るなんて論外です。山を下りる場合と同じで体がほぼ一定の速度で落ちている、脚は圧を受けては流し受けては流し体の下でくるくる廻っているという感じです。山を下る時はキャタピラが廻っている感じ、スキーの時はかかとが横向きの∞記号をなぞる感じです。TOK流スキー術、始めに受けありき、で終わりよければ始めよし。よいクロッシングを終えればスキーは勝手に回っていくと、先シーズンは堪能しました。
最後にトレーニングでスクワットを行う場合立ち上がる時よりも沈み込む時に倍以上時間をかけてゆっくりと行うといいような気がします。もっとも私はそんな面倒くさいことより山歩きのほうがよろしいですが。
最後のおまけに、かかとで立つ練習もテレマーク始めてからよくやっています。…』
“Mat”さん e-mail ありがとうございます。そういえば仰るとおり,「山を下る」という時も“される筋肉”を多く使っていましたネ!。昨日の時点ではそのことに気付かず,洗濯機の洗い物を取る....ということを頭の中に描いていたのですが,良い例をありがとうございました。近くに八方尾根や,白馬岳があり「山登り,山下り」には不自由しない環境にありながら,気が付くのが遅く“Mat”さんの
e-mail で「ナルホド !!! 」と思いました。(^ ^)
皆さんも多分身近に,“される筋”を使った場面を経験している時があると思います。もし,そのような事例がありましたら【TOK】までご一報下さい。お待ちいたしております。(^
^)
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☆ 10/10 2004 日曜日 小雨(白馬)
今日の白馬....台風は通り過ぎましたが,日本海に低気圧が残っているせいでしょう,ご覧のような曇り空で,時々雨が降っています。
今日10月10日は「天気の特異日」....と言われるほど晴天に恵まれる日....ということになっているのですが,果たしてこれから晴天に向うのでしょうか?
できれば,せっかくの連休ですから,これから晴れて欲しいのですが....。
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今日もまたまた「 New
Zealand Ski Camp のビデオ編集で気付いたこと....」の続きです。ビデオ編集....本当にいろいろなことを考えさせられます,そして教えられます。(^
^)
さて,今日は「“する筋肉”と“される筋肉”」について…。
「小回り」の映像を観ていて思ったのですが,この小回り...多くの人がなかなか思うようにいかないようです。2004シーズン,この小回りに課題を残した人も多いと思います。で,この人たちに共通することは何なんだろう?と思いながら編集していて,どうもしっくり滑れない人の体の動きにはある特徴がある事に気付きました。(^
^) その特徴とは「“する筋肉”を使い過ぎている !!!」 ということでした。
「する筋肉?」....またまた【TOK】は変なことを言い出したぞ !!!???と思われるかもしれませんが,「する筋肉」という表現が一番ピッタシ合うのです。どういう筋肉か?というと,「なにかものごとを行なおうとして,自分の意志で筋肉を動かすやり方」のことです。例えばペンを持って何かを書こうとします。すると腕と手,そして指の筋肉を動かすことでペン先が動き,書く動作が起こります。これは“する筋肉”です。ところが,例えば洗濯機が回っていてスイッチを切ったとします。でもまだ洗濯機は回転していて完全には止まっていません。そういう状況の中で洗濯機に腕を入れ,その中のTシャツを取り上げようとしたとします。まだ洗濯物は回っていて,それを取ろうとしますから,掴んだTシャツの勢いに引かれて,腕はその回転方向に引きずられることになります。この時,腕や指の筋肉はその引きずられたことによってある形に変形しながらその力に対応しようとします。この時の筋肉は自ら動かしている筋ではなく,何かに動かされた筋です。でも明らかなことは,どちらの場合も筋肉は動いているということです。しかし,筋肉が動く要因は全く異なり,“する筋肉”と“される筋肉”の違いがあるのです。
ビデオで「小回り」を観ていて,うまく小回りができている時は,“される筋肉”をうまく使っているように見えます。自分から“する筋肉”を使う人の動きは,先ず筋肉そのものが先にモーションを起こし,それに続いてスキー板が動きます。ところが,“される筋肉”を使っている人は,先に動くのは斜面移動によるスキー板なのです。そして,その後で筋肉がそのスキーの動きに反応を起こしているのです。これをビデオでよく観ると,“する筋肉”を使う人の動きはどことなくぎこちなく,小回りでは特に大事となる「身体のネジレと戻り」もスムーズに行なえていません。力に頼って,パワーでスキーを無理やり回している....という風に見えるのです。ところが雪の力を貰って,その力に任せ,“される筋肉”を使っている人の小回りは,雪との一体感があり,身体の動きが流れるようにスムーズで,力みも感じられません。もちろん“される筋肉”で適度に捻られた上半身が,その解放により元に戻されるのも,自然にそう「されている....」のです。
これまで,“する筋肉”と“される筋肉”....という視点で「小回り」をこれほどじっくり観たことはありませんでしたが,その違いに【TOK】自身が少しビックリしています。言葉を換えて言えば【Doスキー】と【Letスキー】になるのですが,筋肉の動き方,力み度,柔軟性....等の観点からも,その違いは明白だと思いました。皆さんもぜひ“する筋肉”と“される筋肉”....という目で小回りを観てみてください。一方の動き方はぎこちなく,モーションが途切れ途切れになり,美しさが感じられませんが,他方の滑り方は,バネが利いているようなしなやかさがあり,躍るような躍動感も感じられます。
ある人に言わせれば,「“される筋肉”を使う滑り方は,自分から動作を起こしていないから消極的だ...」ということになるのかもしれませんが,「斜面移動をする
!!! という,もの凄い積極性がある....」と私は思っています。
“される筋肉”....この意味をじっくり考える機会を与えてもらった昨日の【TOK】でした。(^ ^)
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☆ 10/09 2004 土曜日 雨(白馬)
台風22号の影響でしょう,前線が刺激されているようで,白馬は昨日から雨です。
本当なら今日から「オフトレgV」が始まる予定だったのですが,天候を勘案し中止とさせて頂きました。お申し込みいただいた方々には申し訳ないのですがお許し下さい。(-_-;)
さて,この台風....その影響で,白馬地域に大雨 ・洪水警報,そして雷・強風注意報が出ています。せっかくの連休なのに残念です。一刻も早く被害を及ぼさず,通し過ぎて欲しいと思います。その後の「台風一過の晴天」を期待しましょう。(^
^)
ところで,皆さんはどのような休日をお過ごしですか?
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今日も,「 New Zealand Ski Camp のビデオ編集で気付いたこと....」の続きです。シーズン中ですと忙しさも手伝ってこんなにじっくりビデオを見ないのですが,今回は時間的余裕もあって結構しっかり見させていただいております。(^
^)
そのおかげで,いろいろなことが見えて来ます。「用具の特徴を活かす」,「雪と調和する」....というようなことをここ数日思ってきましたが,今日は「スローの中の躍動感」ということについてお話したいと思います。(^I^)
昨日ある方のビデオを編集していました。女性の方お二人で,お二人とも2級位の実力がおありの方のフィルムです。このお二人の滑り....まるで姉妹でもあるように,同じような変化を見せてくれました。最初の内は雪と喧嘩するような,雪をギュッギュッと押し込むような滑りをされていて,安定感が少なくどことなく危なっかしい滑りだったのですが,足裏に意識を持ち,キャスターの転がりに乗って行くようなイメージを持ってもらうことで,その滑りが少しづつ変わって来たのがフィルムから読み取れたのです。そして,その内に脚の伸びのリズムと縮みのリズムに変化が現れました。それまでは脚が伸び切ったり,曲げ切ったりした時に,一瞬止まるような動作が見られたのですが,それが消えて来たのです。(*_*) キャスターの転がりをイメージし,足裏で雪からの圧を感じ取ることに意識を集中すると,人間の身体は知らず知らずの内に,その圧に自然に反応するようになります。(^I^) これは自分で雪に合わせているのではなく,身体が本当に自然に雪に反応してしまう現象で,人間の身体の不思議で妙なるところだと,私は思っています。そして最後には,結構低速で滑っているにも関わらず,脚の曲げ伸ばしだけでなく上半身のモーションにも余裕が生まれ,身体全体の動きに躍動感が出て来ました。雪との圧の会話が急激にではなく,ゆっくりスムーズに行なえるようになったことが,この様な滑りを可能にした要因だと思います。
よく検定などで,「あの人の滑りには躍動感がある....」というような評価をし,その様に滑れれば上手い....というような言われ方をします。身体が生き生きと躍るように動くことを表現しているのですが,私はこの躍動感....速いだけがイイとは思いません。太極拳のようなゆったりしたリズムの運動にも躍動感は感じられると思います。お二人の滑りは,この太極拳の達人にも似た,躍動感溢れる動きをするようになったのです。
巷では「スローライフの勧め」....というようなことが言われています。じっくりゆっくり生活を楽しむ....ということなのだと思いますが,“スキー”でも同じ様なことが言えると思います。実は“スキー”では低速でミス無くスローモーションのように滑ることの方が,ハイスピードでガンガン滑ることよりも難しいのですが,そのように滑れるということは,それだけ合理性があり,なおかつ身体の持つ能力を充分に引き出している....ということでもあるのです。スローでも感じられ,躍動感溢れるパフォーマンスができるということは,なんと素晴らしいことでしょう
!!!
ビデオ編集をしていて,“スキー”でもスローライフと通じるナニかがある?そんなことを思った【TOK】でした。(^I^)
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☆ 10/08 2004 金曜日 曇り(白馬)
今日は白馬三山が薄く見えていますが,これから天気が崩れるとのことです。
非常に強い台風22号が日本本土を直撃しそうです。明日からオフトレキャンプがあるのですが…。今年は一体どうしたんでしょう?本当に台風の当たり年です。しかも被害が大きい…。オフトレのプラスノーそのものは雨のほうがイイのですが,皆さんの行き返りの交通が心配です。チョット今どうしようか?迷っています(-_-;)
(10:00)....で,決めました。残念ですが今回のオフトレ....中止とさせていただきます。(-_-;)
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今日は“I”さんから頂いた e-mail への返事です。“I”さんは,10/05の教師日記 スキーの前後差を活かすをご覧になって次のような
e-mail を寄せてくれました。
『 …10月5日の日記拝見しました。私もその一人だと思います。TOK先生の日記はずっと読んでおりますので、スキーの前後差を生かしたletスキーのことは頭の中では十分わかっているつもりです。また、ターンの切り替え時にテールを接線方向より外側に振り出すには、力がいるし疲れるし何かあると乱されやすいとわかってはいるのですが・・・
特に小回りで、キーキャスターを3時、9時方向に転がすイメージの時に、その方向に押してしまうのです。プラスノーに行ってはっきりと感じました。テールがずるっと滑るのです。スノーイート、お習字、アンブレラをイメージしてかなり修正できました。でも、雪上に出るとまたテールを押し出してしまいそうです。よきアドバイスお願いいたします。
』
“I”さんこんにちは! e-mail 拝見しました。“I”さんのような方は結構たくさん居られます。私のスキー指導経験からすると,特にスキー経験の長い方,体力のある方にこの傾向が見られます。この原因はスキーを始められてからこれまで,スキーは“スポーツ”だから
『身体を動かすもの....』という意識が多くの方々の中にあるからだと思います。また残念ながらスキー指導者の中にも,「スキーは身体で,そして力で回すものだよ
!!! 」といった考えの人が多く,「落下運動を基本として雪の力でターンする....」という考えを実践している人が少ないのも,その理由だと思います。もちろん前者のような考え方に立って“スキー”を楽しむこともできますし,それが悪いことだとは思いません。ただ,“生涯スポーツ”的な観点からすると後者の方に軍配が上がるのではないか?と思っています。
さて,では“I”さんのような方が,どうやったら力がそんなに要らず,疲れなくて,バランス維持が楽で,しかも大自然を満喫できるような“スキー”ができるか?ということなのですが,それには「雪から来る圧を感じ取れるようにトレーニングする」....コレしかないと思います。手前味噌で本当に恐縮ですが,そのための方策として“フィーリングスキー”や“キャスター・ターン”を実践されるのがいいとと思います。
小回りでターン外側にテールを押してしまう…これは円弧を小さく仕上げようとするあまり,スキーの向きを一刻も早く回し込もう....とする意識がそうさせてしまうのだと思います。また,テールがズルッと滑ってしまうのには二つの原因があります。ひとつは自分からハッキリ意識してテールを押し出してしまう場合です。もうひとつは自分では押していないのだけれど,支点が前過ぎてテールの雪面ホールドが弱くなってしまい,自然にテールがターン外側に流れてしまう場合です。
前者の場合は徹底的に“フィーリングスキー”の
Chapter 1 から Chapter 7 を実践する事をお勧めします。この“フィーリングスキー”では“オレンジ”等をイメージしながら,「感じるということはどういうことなのか?」ということや,「与える圧」と「来る圧」の違いについて学びます。その結果【Doスキー】と【Letスキー】の違いが分かるようになるはずです。足裏の感度も飛躍的に良くなるでしょう。(^
^)
後者の場合は,“フィーリングスキー”の
Chapter 8 から Chapter 11をお読みいただき,徹底的に「かかと支点」の滑りを練習することです。このホームページをご覧の皆さんは,もう「かかと支点は後傾....」などということは信じておられないと思いますが,テールをしっかりホールドして滑るクセをつけることで,これまで見えなかった【Letスキー】の新しい感覚が解る様になります。“かかと支点”がもたらす数々の優位性が実感できるはずです。キット「“スキー”ってこういう感覚での滑り方もあったんだ
!!! 」と (*_*)(*_*)(*_*)ビックリ !!! するはずです。(^I^)(^ ^)(^o^)
“I”さん,今からでも遅くはありません。時間の許す限り“フィーリングスキー”をお読みいただき,ひとつひとつ実践されることをお勧めします。キット「新しい感覚の“スキー”」に出会うことができると思います。(^
^)
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☆ 10/07 2004 木曜日 晴れ(白馬)
今日はイイ天気です !!! (^I^)
昨日初雪が降らなかった…とUPしましたが,実は6日の早朝2時間ほど降ったそうです。でも下から山の稜線が見えた時には,もう溶けてしまっていて確認できませんでした。(-_-;) この初雪,例年より十日ほど,昨年より1週間遅いとの事です。
さて,今日は急用のため「教師日記」 オ・ヤ・ス・ミ とさせていただきます。よろしくお願い致します。(-_-;)
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☆ 10/06 2004 水曜日 曇り(白馬)
今朝は雨こそ止みましたが,ご覧のような曇り空です。風が強く山に掛かっている雲が勢い良く流れています。
昨日は結構寒く,この分だと山は雪かな?という声も聞かれましたが,その確認は今(8:05)のところ取れません。雲が少しづつ上に上がって行ってますので,間もなく初雪があったかどうか?確認できると思います。(^
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でも,例年ですと10月の初旬には初冠雪があってもおかしくない時期です。もしかすると一気に雪が来るかもしれませんネ !!! (^I^
今(9:20)白馬三山の稜線が少し見えましたが,雪はありませんネェー....。(-_-;)
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今日は昨日と同じく,「 New Zealand Ski Camp のビデオ編集で気付いたこと....」の続きです。
ニュージーランドキャンプではどんな斜面でも滑れるための技術,いろいろ応用の利く滑りの基本となること,を学びました。“Mt. Dobson”のスキー場は幸いなことに,吹き溜まりあり,ウインドクラストあり,アイスバーンありの“オフピステ”が結構滑れましたので,この練習の為には最高のシチュエーションでした。この条件下,キャンプには若い男性の方から,人生を経験された女性の方まで,幅広い年齢層の方が参加し,いろいろ挑戦していただきました。(^I^)
レッスン中も感じたのですが,昨日ニュージーランドで撮ったフィルムを編集していて次のことを強く感じました。それは,「若い人よりも年齢を重ねている人,男性よりも女性の方のほうが“感じる”ことに長けている....」ということです。私のレッスンは“フィーリングスキー”や“キャスター・ターン”ということを通して,「感じながら滑る」ということを前面に出しています。足裏で感じ,身体で感じる。自分自ら雪に働き掛けることよりも,雪からの抵抗をもらう意識を大事にする。雪や自然を克服するというより,それらとの調和を心掛ける。....という意識で滑ることにより,身体の持つ能力を最大に引き出そうというものです。このような視点でフィルムを観ていると,若く自分のパワーに自信のある人ほど,“調和”ということを忘れているように思います。それに比べ,むしろパワーの無い女性や歳を重ねた人の方が,はるかに躍動感ある滑りをしています。あたかも,身体の中に持っている能力が,雪から貰ったエネルギーと調和融合することによって開花し,伸び伸びと自由に,そして優雅に滑っている....そんな感じがするのです。身体の動き,モーションがガクッガクッと止まることがありません。これは,「筋肉に頼った【Do】的滑り」では見られない滑りでもあります。10/1の教師日記に美しい滑りということでUPしましたが,見ていてホントに気持ちの良い滑りです。
技術選で活躍している選手の中にもこの様な“優雅さ”,“美しさ”を感じさせてくれる人が居ます。若いから「パワー全開のギンギン滑り」をする....というわけではありません。「雪との調和度」とでも言っていいのでしょうか,雪の力と本人の能力が一体となった結果生まれた“躍動感溢れた美しい滑り”なのです。このような人はキット若いけれど“感じる”ことに卓越しているのだと思います。(^I^) これはなにもハイスピード系の滑りに限定したことではありません。低速技術でも躍動感がしっかり感じられ,美しいのです。
若い人にこそ,この美しい滑りをして欲しい....そう感じながらビデオ編集をした【TOK】でした。(^I^)
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☆ 10/05 2004 火曜日 小雨(白馬)
今朝も小雨....このところ三日ばかり,天気がイマイチです。いつもなら,秋雨前線も無くなり,秋空の気候の良い日が続くのですが....。この雨,今日明日と続くようです。
こんな時は快晴の下での「深雪シーン」を思い出すのが最高です。....というわけで, New Zealand Ski Camp のビデオ編集をしています。気持ちだけでも晴々
!!! として気持ちイイです。(^ ^)
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トップページに書いたように,気持ち晴々 !!! の意味で New Zealand Ski Camp のビデオを編集しています。スキーシーンを観るのは,こういったジメジメした天気の日には最高の気分転換です。(^
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さて,そのビデオを観ながら思ったことがあります。今日はそのことをお話したいと思います。そのこと....とは,「かなり多くの人が“つま先支点”でスキーをしている....」ということです。このことに付いては以前にもこの「教師日記」はじめ「スキーQ&A」でも書いていますが,まだまだ多くの方が勘違いをされているように思います。スキーの特徴を活かしたターンをする上で非常に大事なことですのでもう一度おさらいしたいと思います。(^
^)
スキー板の大きな特徴のひとつが右の図のように, 『 スキー板は,一般的にはスキーの最も痩せている部分「C」からスキーのトップ「T」までの長さ“L”が,テール「E」までの長さ“l”よりも長い』....つまり
『 L > l 』ということです。ですから図の「C」を支点として進行方向に移動して行けば,“L”の方が“l”よりも大きな抵抗を雪から受けるので,支点を中心として図の矢印のように,テールが外へ,トップが内側へ....という動きをするわけです。ビンディングの位置がスキー板の縦軸の中央にではなく,テール寄りに装着されているのは,この特徴を活かすためでもあります。スキー板によって若干異なりますが,スキーブーツをビンディングにセットすると,つま先の位置がスキー板の縦軸の中央付近に来るようになっています。ですからこのようにセットされた状態で支点「C」を支点として進行方向に移動すれば,スキー板の性能を活かしたターンができるのです。つまり,「かかと寄りの位置を支点とする」という意識が大事なのです。
ところが,もしこの支点の位置を足のつま先側に移動してしまうと,支点が「C’」になってしまいます。すると「C’」から「T」までの長さと,「C’」から「E」までの長さがほとんど同じ『
L = l 』になってしまいます。すると前後の長さが同じですから,トップの受ける雪面からの力と,テールの力が同じくらいになってしまうので,回転しようとする力が無くなってしまうのです。こういう状態でターンをしようとすると,つま先側をより大きな力で押さえ付け,トップを重くしてテールを軽くし,テールを横方向に押しズラす....という方法を取るしかありません。これでは全くの【Doスキー】になってしまい,折角スキー板が良い様に設計された意図が活きて来ません。「かかと付近を支点とする」....という意識の重要性の理由は他にもありますが,そのひとつが上記のような「スキー板の性能を活かして使う」ということなのです。
ニュージーランドに行かれた方の中で,結構スキー歴があるにも関わらず,「かかと支点意識」の少ない方,「スキーの前後差を活かす」ということの意識が少ない方,が結構居られました。
ビデオを編集しながらそんなことを思った【TOK】でした。
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☆ 10/04 2004 月曜日 曇り(白馬)
今朝も雲が覆っている白馬です。でも少しだけ雲の切れ目から青空が見えています。これから晴れてくれるといいのですが....。
さて,日本もアメリカも野球はペナントリーグは終わりを迎えました。今年もいろいろな記録が生まれ,私たちを楽しませてくれました。野球好きな【TOK】には素晴らしいシーズンでした。これからまだプレイオフがあり,日本一,ワールドチャンピオンを決める試合がありますが....。
なにごともそうですが,一流になった人が述べる言葉には,ナニかを感じさせてくれるモノがあります。イチローの言葉にも,松井秀喜の言葉にも,それぞれ味わい深い言葉がありました。この人たちが語る言葉で励まされ,あるいは刺激を受け,自分の人生の生き方のスタイルを変えた人も居るでしょう。私もこの様な人たちの一人です。この人たちが語る言葉から,何かを感じ取れる感性を持っていることに感謝したい....そんなことを思ったこの週末でした。(^
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この一週間の“イチロー”は私たちの話題を総取りした格好になりました。日本中の皆さんが「イチロー,イチロー !!! 」で盛り上がりました。私もTVに釘付けになった一人です。(^
^) でも本当に凄いと思います。高校までプロ野球選手を目指して頑張っていた【TOK】としては,イチローの活躍に脱帽です。(^I^)
さて,その“イチロー”....どうしてあんなにヒットが打てるのか?ということについては多くの人が,その答えを解説しています。それぞれもっともだなぁーと思うことが多いのですが,その中で次の言葉が私の心をとらえました。
『 …いかに体を柔らかく使うか,イチローの安打量産はこの発想抜きでは語れない....体の力を抜くことで理想とするしなやかな動きに近づける....力みを極力減らすことが,鋭い切れと滑らかさにつながる....力の伝達の問題で,上体の力みをなくすためには,ひざから下の力を抜かなければならない....体格のハンディは筋肉強化では埋まらない…
』(10/3:信濃毎日新聞:スポーツ欄)
このことは実は“スキー”にも通じることなのです。というより,“スキー”でも大事なことなのだと私は信じています。10/2の教師日記に,「筋肉を鍛えることは重要だけれど,その筋肉に頼ったスキーイングはバランスを崩しやすく,合理的とは言えないのではないか?」....と書きました。つまり「大事なことは筋肉の強さだけで滑ろうとするのではなく,身体の特徴をどう生かすか?」ということだ....という意味です。この新聞の解説記事は,これと似たようなことを語っていると思います。
体を柔らかく使う....強くパワーのある筋肉でボールを叩くのではなく,筋肉のしなやかさでボールを運ぶ,ということなのだと思います。筋肉で叩こうとしませんから,力を入れないのです。力を入れず“体とバットのしなり”で,弓が矢を射る様に,ボールを持って行くのです。しなりを有効に使うには,ひざから下の力を抜き,下半身が力まずゆったりしていなくてはなりません。筋肉を強化し,そのパワーで打ち返すのとは異質なプレーなのです。
“スキー”でも同様で,筋肉の力だけで滑ろうとすると,力みが生まれ,雪との圧のやり取りが柔軟にできなくなります。私はこのように,筋肉のパワーで滑るのを,「“緊張筋”で滑る....」と呼んでいます。一方,しなやかさを保って滑るには力みの無い筋肉,つまり私に言わせれば“センサー筋”を使えばいいのです。この「センサー筋」は,このホームページで何度も説明しているように,外からやって来る力を感じ取り,それを生かして調和しながらパワーを生み出す....というものです。自分から一方的に外側に向って働き掛けるのではなく,来る力との調和から生まれるモノです。強くは無いけれどバランスが取りやすく,生き生きした身体の動きをもたらす新しい形の,「センシティブなパワー」と言っていいでしょう。(^I^)
イチロー大活躍のおかげで,「“スキー”での大事なこと」を再確認した【TOK】でした。
イチロー....どうもありがとう !!! (^I^)
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☆ 10/03 2004 日曜日 曇り(白馬)
今日,せっかくの日曜ですが,白馬はご覧のような曇り空です。気温も18℃とやや肌寒く感じられます。
昨日一昨日と,人間ドックで白馬を留守にし“安曇野”の中で過ごしましたが,この両日は天気が良く,秋の安曇野の美しさを堪能できました。昨日午後からは少し雲が出ましたが....。
さて,イチロー....遂にやりましたネ !!! (^ ^) 日本中が大変な騒ぎでしたが,それだけ価値のあることだと思います。そして,野球の面白さをホームランだけでなく,「打つ」,「走る」,「守る」....という三つの要素の積み重ねだ
!!! という意味で再認識させてくれた功績も大きいと思います。(^ ^)
ひるがえって,“スキー”....その本当の面白さをどう皆さんと共に見つけ出し,啓蒙して行くか?....それに挑戦する大きな夢と希望,そして任務が待っています。そう考えると,これからやるべき事は一杯あります
!!! 【TOK】も身が引き締まるような緊張を覚えた一日でした。(^ ^)
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トップページにも書きましたが,昨日は“イチロー”の記念すべき日でした。(^ ^) わたしもTVに引き込まれるように彼の新記録を観戦しました。
そのイチロー....いろいろ語っていましたが,その中で私が興味を抱いた言葉があります。それは「…プレッシャーがあり,それをクリアする,そのドキドキを乗り越える緊張感がたまらない
!!!....」という言葉です。
私のスキーの生徒さんに中に,普段は素晴らしい滑りをするのに,いざ検定....となると,ショボン....とし,精彩の無い滑りをしてしまう人が居ます。普段の滑りの8割で滑れば絶対合格する
!!! ....というほどの実力の持ち主なのにナゼかプレッシャーに押しつぶされてしまうのです。この人などはこのドキドキを楽しむことができないのだと思います。
イチローは,もちろん緊張を楽しめるだけのトレーニングをこなし,やるだけやった !!! という自信と信念があるからこそ,「苦を楽しむ」という心境になれるのだ....という人も居られるでしょう。確かにそれはそうです。でも,そのスキーヤーもそれなりの練習を積み,私の目から見ても目標クリアはOK
!!! の実力はあるのに,そのプレッシャーを楽しめない....というのは「気持ちの持ちよう」の違いなのだと思います。その時点で自分の持っている力を出せば良い....という気持ちで臨むか,実力以上のものを出そうとするか?ということも大きく関与していると思います。素直に自分の力を信じ,素直に与えられた斜面と対峙すれば良いのにもかかわらず,それを自分の力で克服してやろう
!!! という気持ちになってしまうのだと思います。私はこれを精神的【Do】だと思っています。そうではなく,イチロウが来たボールをボールとして,それに逆らわずバットコントロールしてヒットを打つように,精神的【Let】....つまり,「逆らわず受け入れそれと調和する」という気持ちになることだと思います。そうすれば,そこには“ガチガチとした緊張感”は無くなり,どちらかというと“しなやかな緊張感”が生まれて来るはずです。同じ緊張感でも,向こう向きの【Do】的緊張ではなく,その状況を受け入れ楽しむという【Let】的緊張が大事なのだと思います。(^
^)
イチローの新記録達成時の言葉,「プレッシャーを楽しむ....」ということの意味から,精神的な【Let】について思った【TOK】でした。(^
^)
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☆ 10/02 2004 土曜日 晴れ(安曇野)
今朝は白馬は少し雲があるものの「晴れ」のようです。晴れのようです....と言うのには理由があって,実は今日は白馬から南に約40キロの,安曇野の真ん中「池田町」からUPしています。そこから見える白馬の空には少し雲があるのです。(^
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実は,昨日と今日の二日間,人間ドックに入っているのです。一泊ドックの場合,この病院からInter Netに接続できますので助かります。(^
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ところで,イチロー....いよいよ大リーグ記録に王手となりましたネ !!!
多分今日中にタイ記録を達成し,おそらく新記録もクリアできると思います。でも,イチローの集中力....凄いですネ!私たちスキーヤーが雪とのコンタクトを楽しむように,彼はボールとのコンタクトを楽しんでいるように見えます。今日はセーフコフィールドでのTV中継から目が離せません。ドック診察の合間を縫って彼の偉業に注目したいと思います。(^
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昨日“美しい滑り”....ということを書いていて,今年の夏のオリンピックの事を思い出していました。そして思ったことは,「筋肉を鍛えることは重要だけれど,その筋肉に頼ったスキーイングはバランスを崩しやすく,合理的とは言えないのではないか?」....ということでした。
例えば「なんば走り」の末續選手....身体をできるだけ上下させないで,やや身体を前気味にして“重心”を前寄りにし,その“重心”を拾うように平行移動して行く走り方で記録が伸びた,と言われています。つまり筋力で地面を蹴り,その力で走ると言うより,むしろ逆にスムーズな重心移動を心掛け,“地面と戦わない走り”で記録が伸びた....と言うことです。(^
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また,ハンマー投げの「室伏」選手は,自分自身は「ヘソ下の“丹田”を意識して投げている...」と語っていました。それでは外人選手はどうか?というと,「筋力で投げる,あるいは腹筋を使って投げる,という意識だと思う....」と言うのです。そして彼は,丹田その一点を動かさないように意識する感覚を養った....ということでした。その結果,より一層ハンマーの重さを感じるようになり,記録が伸びた....というのです。つまりコレって,身体のどこか“前後上下左右に急激に動かない場所”....つまり“重心”を意識していた....ということなのだと思います。(^
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さらに,今話題の「イチロー」選手....彼の打撃は“振り子打法”とか言われていますが,どうして振り子ができるかというと,振り子の支点となる“重心”がしっかりしていて,それが前後上下左右に動かない....ということになるのです。“重心”が動かないから上半身が安定し,目線がズレませんからボールをしっかり認識できるわけです。そして,その“重心”を中心として両手両足の四肢がバランス良くモーションを起こしてボールを捉えに行く....これではヒットが出ないはずがありません。(^
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このように考えてくると,あらゆるスポーツに共通したこととして,「身体の“重心”のことを意識することは大きな課題である !!! 」....ということができると思います。昨日の教師日記,@〜Cまで,よくよく考えてみると,皆“重心”に関連した事を羅列しているに過ぎない....そんな気もします。(^
^) “スキー”の場合は斜面上を移動して行くスポーツなので,“重心”をある場所に留めて置く....といことはできませんが,「“重心”の軌跡がいかに滑らかに行なわれているか?」ということが大事になるのです。
“美しい滑り”....そのためのキーワードは“重心”だった !!!
そんなことを思った【TOK】でした。(^ ^)
さて,イチロー....今日“重心”を決めて,メジャーリーグ記録達成,なるのでしょうか? 期待したいですネ!(^ ^)
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☆ 10/01 2004 金曜日 快晴(白馬)
今朝は,ご覧のような「快晴」です。台風....いたるところに大きな傷跡を残して行きました。その台風が過ぎての快晴なのですが....自然の猛威には驚くばかりです。一説には,この様な台風の頻発も地球温暖化が関係している....という風にも言われています。確かに,経済発展第一主義の今の行き方は何かオカシイ....そんな気もします。
さて,今日から10月です。いよいよスキーシーズン間近 !!! という気がして来ました。みなさんも準備怠り無く進んでいますか?10月8日にはスキー○ャーナル社から「スキーセレクション2005」が発売されるようです。これには【TOK】も少し関与しましたので,興味のある方はお読み下さい。(^
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10月も良い月でありますように !!! (^I^)
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昨日から,ニュージーランドキャンプの映像編集を始めました。スキーシーンを編集するのは,その時々の事が思い出されて本当に嬉しく,ニコニコしてしまいます。(^
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編集しながら気がついたことがあります。それは,「この人うまく滑っているナァー....」と思う人の滑りは美しい !!! ということです。以前,この日記にも同じようなことを書いた記憶がありますが,昨日もまたつくづくそう思いました。で,その美しさはどこから来るのだろう?と,少し考えてみました。そしたら,つぎのポイントが浮かび上がったのです。@スキー板そのものの動きがスムーズ A雪面のコンタクトに無理が無い B身体のモーション(動き)に淀みが無い C全体として安定性が優れている ....ということです。
@スキー板そのものの動きがスムーズ : 急激な方向変換が少なく,その向きの変化,移動速度共に一定もしくは等加速度的運動である....ということです。ですから破綻をきたすような動きが少ないので,見ていて安心できるのです。
A雪面のコンタクトに無理が無い : 雪面との触れ合い方が急激に行なわれておらず,圧の増減がある一定の割合で変化している....ということです。擬音で表せば♪ギュッギュッ....♪というような乗り方ではなく♪ギューンギューン....♪という乗り方です。これによりリズムがパルス的でなくウエーブ的にものになります。(^
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B身体のモーション(動き)に淀みが無い : 身体のモーション,つまり身体そのものの動作が止まることが無く,いつも少しだけれど伸びたり縮んだりの動きが見られます。斜面移動によって雪から与えられる圧に身体が見事に反応し,あたかもスタビライザーが作用しているかのような印象を受けます。
C全体として安定性が優れている : “重心”移動が的確に行なわれ,そこから支点(身体を支える点)および作用点(雪からの抵抗を受ける集中点)に伸びる“軸”がしっかりしているために,バランスを崩すことが少ないのです。ですから当然のごとく,安定感が抜群にイイわけです。
視点を変えると他にもいろいろ挙げられるかもしれませんが,昨日はこれら四つの事を思い,“美しい滑り”を見ながらビデオ編集をした【TOK】でした。(^
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