※ご注意!!
このホームページは, 個人的なもので公的なものではありません。
ページ内の記事及びデータは個人の主観に基づいたものです。
これらを参考にし,実践されたことによって派生した結果についての責任は,負えませんのでご了承ください。
※2月の教師日記…こちらで見れます!(^I^)
白馬のメインパソコンから家内がトップページを更新していますので,ここからしか発信できません。
後日,直しますが…。
Jan,31/2004 (土曜日) 晴れ
今日も快晴とはいきませんが,陽が射しています。
八方尾根…スキーシーズン真っ最中!といった感じです。サラサラの雪をじっくり堪能できるのもあと数週間でしょう。自然界の恵みに感謝しながら,心残りの無いよう,雪との会話を楽しみたいものです。(^I^) この絶好の状況を尻目に,インド行き…少し残念な気もします。(^I^)
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さて,昨日は“Hori”さんのプライベートレッスンでした。“Hori”さんとは3年越しのお付き合いですが,インド行きの準備の中で,パカッと空いた一日…ご指名を頂きました。
前回はMar./19/2003にレッスンをさせていただきました。この時はクロッシングがうまく行かず,この原因がお使いになっているスキーの性能に有ったことが判りました。その後スキーの板を換えられ,今シーズンすでにその板で10日くらい滑り込まれたとのことでした。滑りを拝見しますと昨シーズンの面影は全くありませんでした。見事なキャスター・ターンをされるようになっておりました。(^I^) ただご本人の感覚として「小回り」がイマイチ…というお話でしたので,小回りに磨きをかけることにしました。
昨シーズンの復習を兼ね,午前中は先ずキャスター・ターンの基本から始めました。大回り,中回り系の滑りはほとんど完璧…と言っていいくらいでしたが,気を抜くと♪♪♪キィースリィーキィー…♪♪♪のリズムが,♪♪♪キィースリィッキィースリィッ…♪♪♪になってしまうことがありました。これでは3番キャスターの転がりの時に身体の運動が止まってしまいます。つぶやきの大事さを復習しました。(^I^)
次は「サポート軸の頂点」をどこにするか?ということの練習をしました。“重心”にした時,外腰にした時,ひざ内側に意識した時…それぞれ雪面とのコンタクト感が違ってきます。サポート軸が長くなれば大回り系に,短くなれば小回り系に…いろいろな部位を頂点にして,その時々のフィーリングの違いを経験しました。
小回りでは,やはり“Hori”さんも他の皆さんと同様,胸の向きをしっかりフォールラインにキープさせておくことができませんでした。そこでストックを二本揃えて持ち,フォールラインに直角にキープしながら滑り降りるトレーニングをしました。それに慣れてから,両手がいつもそこにあるようにイメージして滑る練習をしました。これが効きはじめ,午前の終わり頃には弾み運動のある小回りができるようになりました。(^I^)
午後はキャスターの数を4個から9個に増やすイメージを持って滑ることから始めました。キャスター4個だとどうしても「キーキャスター」⇒「3番キャスター」という風に,デジタル的な感覚でキャスターを変えがちになります。そこでキーキャスターと3番キャスターの間にもう一個別のキャスターをイメージしてみました。例えばこのキャスターを「Aキャスター」と呼ぶことにします。するとキーキャスターからいきなり3番キャスターに意識が行くのではなく,途中の「Aキャスター」に意識が行く為,アナログ的なキャスター移動が可能になるのです。これも効きました!効果抜群で,“Hori”さんの滑りがさらにスムーズになりました。(^I^)
その後,キャスターの大きさを,テニスボールくらい大きなものからパチンコ大くらいの大きさまでいろいろ変えるイメージを持って滑りました。ボールの大きさが小さいほどバランス保持に有利になることを学びました。
またキャスターには硬さの違いもある…という「硬度変化」のイメージ練習もしました。鋼鉄のように硬いものだけでなく,テニスボールのような柔らかいキャスターをイメージしたらどういう滑りになるか?ということも経験してみました。それぞれいろいろ違った滑走感覚が生まれて来ます。
単なる「キャスター」ですが,そのキャスターにいろいろな特徴を持たせることで,いろいろな雪面コンタクトフィーリングの違いや,ターン感覚の違いを感じ取ることができます。まさに「キャスター」は生き物です。(^I^) 皆さんも,皆さんなりの“キャスター”をイメージされ,楽しまれることをお勧めします。
「進化するキャスター」…このことを学ばせていただいた“Hori”さんとのレッスンでした。ありがとうございました!(^I^)
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さて,今日これからインドに向かって出発です。
留守中,もしインドから教師日記がUPできるようであれば,UPいたしますが,行事の関係や諸事情でUPできない場合も考えられます。その時は家内に簡単なコメントをUPしてもらうつもりですので,よろしくお願い致します。
それでは皆さん,行って参ります。みなさんもお元気で! (^I^) (^o^) (^I^)
Jan,30/2004 (金曜日) 晴れ
今日は少しだけ青空が覗いています。トップページにも書きましたが,気がつけば,もう一月も終わりですね。インド行きの準備をしながら,例年より滑走量の少ない日々を送っていますが,一日一回は雪上に出るように心掛けています。雪の無い夏の事を思えば,少しの時間でも雪の上に立って,雪の感触を楽しみたい…そんなことを思っています。皆さんも,心置きなく“スキー”…楽しんでますか?
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さて,昨日も一日インド行きの準備でした。いよいよ明日白馬を出発します。
どんな旅になるか?今まで行ったことの無い,新しい地域への旅です。そして“スキー”の楽しさの普及活動です。どんな人たちと逢えるのでしょう?どんな自然環境でしょう?期待とちょっぴり不安が…。でも本当に楽しみです!
インドから毎日の経験や情報…送れたらイイナぁー,と思っています。もしこれができないときは,家内が代わりに簡単な八方情報などをUPをしてくれると思います。(^I^)
今日は,インド出発前の最後のプライベートレッスンです。
では,行って来まァーす!(^I^)
Jan,29/2004 (木曜日) 小雪
今日は小雪が舞っている白馬です。我が家からはゲレンデが見えません。
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昨日は一日インド行きの準備でした。
私が行くことになっている現地に電話で問い合わせた所,一昨日現在で1フィート半,約45センチの積雪だそうで,まずは良かった良かった,と胸を撫で下ろしています。(^I^)
さて,教師日記に,インドでの Inter Net 接続についての情報とか方法を…と載させていただきましたら,多くの方からいろいろなアドバイスを頂きました。本当にありがとうございます。何とかデリー経由のダイヤルアップ接続でOKそうですが,本当に可能かどうか?は当地に行って見ないとなんとも言えません。できるといいのですが…。
さて,またまた現地から新しい情報が入ってきました。「ほとんどのスキーヤーが以前のノーマル板を使用しています。カービングの板はほとんどありません…」ということです。それでは私が今使っているカービングタイプの板を持っていって指導してもあんまり意味が…。ということで,急遽,昔の板を取り出して試走してみる事にしました。180センチの以前使っていた板です。実はカービング病にどっぷり浸かっていて,滑れないのでは???…と心配でしたが,意外や意外,実jに気持ちよく乗れました。(^I^) ターン後半の切りあがりの具合が少し弱いので,自然にステップターンになってしまいがちなのですが,スピードはカービングタイプのものより安定して出せる感じです。小回りも結構OK!外足でしっかり雪から抵抗を貰い,たわみを作ってやることで切れの良いカービングターンができました。(^I^) これからはカービングスキー板だけでなく,以前のノーマルスキーも使ってみよう…そう思った【TOK】でした。
インド行きのおかげでイロイロなことを体験させてもらっています。ありがたいことです。(^I^)
Jan,28/2004 (水曜日) 晴れ
今日は少しだけ雲がありますが,晴れのイイ天気です。雪の量も充分で雪質も良く,これぞ絶好のスキー日和という感じです。このような雪の中で滑れることの幸せをしみじみ思います。(^I^) “スキー”は楽しい!(^I^) (^o^) (^I^)
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さて,昨日は“Oga”さんのプライベートレッスン二日目でした。
一昨日のキャスター・ターン基本から応用へと進めました。先ず,キーキャスターの転がりに乗って行くのですが,その時,“重心”と“キーキャスター”を結ぶ一本の軸をイメージすることにしました。キーキャスターを支点として身体を支えている軸なので,この軸のことを,「サポート軸」と呼ぶ事にします。この軸がターンの最中や角付けの切り替え時にどのようになっているか?を意識しながら滑ると面白い体験ができます。普通は“重心”がその軸の頂点ですが,それをターン外腰にしたり,膝内側にしたりすることで,雪とスキーとのコンタクト感がいろいろ違ってくるのが分かります。結果として外傾姿勢や外向姿勢がいろいろ変わって来ます。ただ単に外傾姿勢を深くするとか浅くする…という感覚では,雪面のコンタクトが薄れてしまいますが,このサポート軸をどこを頂点としてどのようにキーキャスターと結ぶか?という意識があると,その人その人,各人に合った自然な外向傾姿勢が生まれるのです。ターン円弧の大きさも自然な形で変わることはいうまでもありません。このことについての詳しい解説は「キャスターターン・応用編」に書いてありますので参考にしてください。午前中はこの意識を頭に入れながら,いろいろな斜面をいろいろなターン円弧で滑ってみました。
午後は,もう一度“クロッシング”に焦点をあて,この感覚を徹底的に身に付けることから始めました。このことについても「キャスターターン・応用編・クロッシング」に書いてありますので参考にしてください。重心を次のターン内側に…というクロスオーバー的な意識ではなく,重心の下をスキー板が通り過ぎて行く…という感覚の滑りです。キャスター意識を持つと,ほとんどの方がこれがうまくできるようになりますが,“Oga”さんはキーキャスターから3番キャスターに乗り込むことに意識が行き過ぎて,転がりイメージが少なかったのです。そのため,スキーの動きが一瞬止まってしまうような動きが見られました。そこでキーキャスターの転がりをしっかり3番キャスターに伝える練習をしたのですが,約30分の練習でこのコツをしっかりつかまれました。(^I^) その後の彼のスキーに一層の「走り」が出たことは言うまでもありません。そしてこのコツが分かったことで,角付けの切り替えがスムーズになり,ターン前半の捉えが格段に楽になって,滑り全体に余裕が生まれて来ました。(^I^)
レッスンの最後にはコブ斜面でこれを試してみることにしました。コブ斜面ですからバランスを崩す事が多いのですが,もしバランスを崩しても,「絶対キーキャスターの転がりに意識を戻すんだ!」というつよい意識があれば,リカバリーが容易にできます。この時,キャスターの大きさをパチンコ球くらい小さいものに意識することも有効です。右の図のように,コブの手前や向こう側をキーキャスターの転がりに乗って進む感覚は,足首を中心としたスキーの動きを自然にもたらしてくれます。キャスター・ターンの面目躍如!といったところです。“Oga”さんはコブ斜面に馴れておられない様でしたが,ぜひキャスターイメージを持って,いろいろなコブ斜面も楽しまれる事をお勧めしたいと思います。(^I^)
二日間,キャスター・ターンの解説をさせていただきました。初めは角に頼った,切れを求める感じのスキーでしたが,レッスンの終わり頃には「切れ」よりも「走り」の多い滑りになられました。
二日間お疲れ様でした。そして,ありがとうございました! またご一緒しましょう!(^I^)
Jan,27/2004 (火曜日) 小雪
昨日の晴れから一転…今日は小雪が降っています。
それにしても,昨日はいい条件でスキーが楽しめました。(^I^) 一部リフトの営業をしていない箇所もありましたが,各ゲレンデともバーン整備は最高で,文字通り「目をつぶっても滑れるくらい」でした。(^I^)
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さて,昨日は“Oga”さんのプライベートレッスンでした。久しぶりの昨日と今日の二日間のレッスンです。“Oga”さんとは昨年も何回かご一緒しており,キャスター・ターンを始めてレッスンで使ったときの生徒さんでもあります。あの時はキャスター・ターンも漠然としか見えておりませんでしたが,その後キャスターも進化を遂げ,キャスターにいろいろなイメージを持たせる事ができるようになりました。“Oga”さんには,その辺の事も含めお話できました。(^I^)
先ず滑りを拝見しました。大回り系は自分から雪に働きかける運動も少なく,落下の積極性を除けば【Letスキー】的な滑りがうまくできておられました。小回り系は角付けの切り替えにやや難があり,ターン後半にスキーが止まってしまう傾向がありました。
二日間のレッスンでもあり,時間的余裕もありますので,先ず例によってキャスターの基本から行う事にしました。片足四輪,両足合計8個のキャスターがどんな風に雪面上を転がっているのか?というイメージを沸かすことから始めました。緩斜面でこの練習を行なって先ず気がつくことは,誰もがジョキーンと立った姿勢になる…つまり不必要な関節折り曲げをしなくなる,という事です。キャスターの転がりに置いて行かれないようにするため,“重心”が素直にスキーの上に来て,軸の傾けが少なくなるのです。足裏にキャスターを意識すると,ほとんどの人が,横に移動しようが後ろに行こうが,コマのようにクルクル雪面上を回転しようが,これがうまくできるのです。(^I^) この後,二厘転がし意識⇒四輪転がし⇒二輪…と続くのですが,後ろ向き滑走やクルクルターンができる人には,前に滑る事に何の難しさも感じなくなります。(^I^) “Oga”さんにとっても当然楽勝でした。二輪⇒四輪…では,セントラルコースの急斜面をどんどん滑り降りて行くことができました。(^I^)
その後,2番キャスターに乗る意識をやめ,キーキャスターだけでの移動を意識しました。カービング要素が出てくれば,もはや2番キャスターを転がす意識は必要なくなります。2番キャスターは雪面からの抵抗を感じ取るキャスターに変わるのです。午前の終わり頃にはキーキャスターの転がりに乗っていく意識がしっかりできるようになられました。(^I^)
午後はクロッシングのトレーニングと小回りの練習を行いました。初めは3番キャスターの転がり意識に少し難がありましたが,その内,大回り,中回りではコツをつかまれバッチリ!の滑りになりました。小回りでは胸の向きがややフォールラインの向きから離れてしまうので,「身体のネジレ効果」をうまく使う事ができません。今日はこのトレーニングからはじめたいと思います。
では行って来まァーす。(^I^) やっぱりスキー教師はスキーをお教えしてナンボ…雪上に立たなきゃ!そう思います。(^I^)
Jan,26/2004 (月曜日) 晴れ
今朝は晴れています。今日午後から曇り始めるみたいですが,今のところ最高のコンディションです。(^I^)
昨日…結局教師日記…いろいろ忙しくUPできませんでした。 ス・ミ・マ・セ・ン …(=_=;)
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さて,一昨日との昨日も名木山教室の主任兼インド行きの準備でした。いろいろインドに持って行く荷物が集まり始めました。レッスンや講義に必要な小道具や書籍,VTRなどです。実際に当地に行ってみないと必要かどうか分からないのですが,今インドから来ているオリンピック強化選手から話を聞き,情報を得ながら,作業を進めています。
彼らとの会話でこんな事がありました。私にいろいろな事を説明してくれている時の事です。「デヴィル…Help you. So you don't need so serious,…」。デヴィル…デヴィルって何だ??? devilか?ってことは魔王とか悪魔?魔王が私を助けてくれる?だからそんなに神経質にならなくていい…??? ヨガとかいろいろ聞くけれど,インドって不思議な国だから魔王の出番もあるってことかなぁー??? …と思っていたら,なんのことはありません,“They
will…”でした!昔,ニュージーランドに行った時,“a”の発音の違いを聞き取れなかった事がありますが,それ以上にインド英語,手強そうです。でも,楽しみです。(^I^)
そんなこんなで,インド行きの準備をしながら,しっかり楽しんでいる【TOK】デシタ!(^I^)
Jan,24/2004 (土曜日) 大雪
今日もまだ雪が降り続いています。昨日はスキースクールに車を置いて来てしまうほどの降雪でした。
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さて,昨日は名木山教室の主任兼インド行きの準備でした。
日本出発が2月1日に決まり,ビザの申請や航空券の手配は済みました。荷物が数十キロオーバーするようなので,インド大使館を通じ航空会社に免除措置をお願いしました。インド側から「講習終了証」を発行したい…との希望があり,その証書をどうするか?の話もいろいろ検討中です。参考教材として持って行くビデオやDVD映像の選考や,そのシステムについて調べ必要な機材を調達中です。
どうも私が滞在する“Auli”ではInter Net接続ができないことが判明しました。どうにかして接続して,皆さんにインド通信をお届けしたいのですが…。いいご意見お持ちの方居られましたら【TOK】までご一報ください。(^I^)
あと一週間でインドに向けて出発です。向こうでのレッスン期間は2週間ですが,インドの皆さんにとって有意義だった!と言われるような指導をして来たいと思っています。
Jan,23/2004 (金曜日) 大雪
昨日夜から雪が降り始め,ズーッと降り続いています。まさに大雪ですネ!(^I^) 皆さんのところは大丈夫ですか?
今日も教師日記遅れてしまいました…(=_=;)
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さて,昨日は午前中,インド行きの準備でした。
午後インドアルペンティームのビデオ撮りをしました。彼らの滑りを実際に映像で見ることで,自分の長所と短所を感じ取って欲しいからです。二本ばかり撮った後で,彼らがあまりにもエッジを使い過ぎる滑りをするので,もっと面で滑るように指示しました。…が彼らには???でした。
そこで少々お節介でしたが足裏にキャスターを意識してみるよう指示しました。初めキョトン?とした顔をしていましたが,タイムを縮めるためには面で滑ることが大事…それにはキャスター意識を持ってみること…ということで,キャスターイメージの滑りを試してみました。…ところが!…思ったより,というより信じられないくらいスキーの滑りが良くなったのです。特に,ターン後半の走りと,クロッシングが抜群に良くなりました。その結果身体のモーションが止まらなくなり,流れるようなスキー操作になりました。私自身が(*_*)ビックリでした。彼らが言うには「エッジで切ろう!という感覚が少なくなって,気持ちの上で余裕が出てきた…」ということでした。そして,スクールに戻ってキャスター意識使用前と使用後の滑りを比べてみました。結果は歴然でした!。インド人もビックリ!というところでしょうか?(^I^)
彼らインドの人間に,意識としてこういうイメージで滑ってみたら?というキャスターイメージをメインにした滑りを薦めて見る方も見る方なら,それをまともに実行する方もする方だと思います。でも,何が何でもうまくなってオリンピック出場を!と目指している彼らには,どんな些細なアドバイスでもやってみよう!という気概があるのです。そして,その結果,これまでに感じたことの無い,斜面移動をメインにした,精神的に余裕のある,雪面を楽しむようなフィーリングを感じ取る事ができたのです。
これには私の方がビックリでした。これほど違った滑りになるとは…。自分自身でキャスター意識の威力に驚きました。(*_*) (*_*) (*_*)
さて,このキャスター意識…フリー滑走では効果がありましたが,ポールの中に入っても効果を発揮するかどうか?実に楽しみでもあります。(^I^)
Jan,22/2004 (木曜日) 曇り
昨日今日と,気温が低めで雪も締まって,カービング系の滑りにはいい条件でのスキーができます。
インドに行く件でいろいろな用件が多く,ホームページのUPがままならなくなりました。皆さんにはご迷惑をおかけいたしますが,ご了承いただきたいと思います。また,いろいろ調べているのですが,今度滞在するインドの“Auli”という所では Inter Net 接続ができないようなのです。(=_=;) …ということは, e-mail も送れない,ということで,日々のUPができない…という事態にもなりかねません。なんとかしたいと思っているのですが…。
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さて,用事が詰まっていて一昨日のプライベートレッスンの様子をUPできませんでした。今日はそのUPから…。
一昨日,20日は“Ter”さん,“Miz”さん,“Mot”さんのプライベートレッスンでした。ここのところ毎年一回はレッスンをさせていただいている3人組です。(^I^) 今回は前回のレッスン後にUPし始めた“キャスター・ターン”についてその内容を学びたい…また最近話題の「小回り」についても…ということでの受講となりました。
午前中は名木山ゲレンデを中心に,キャスター・ターンの基本的なイメージをどうやったら膨らますことができるのか?ということをメインに行いました。レッスンの始めに皆さんの滑りを拝見した時は,やや角付けに頼った滑りが多く,また小回りではクロッシングにやや難がありました。お三人のようにスキー歴が結構あって,エッジを使う事に習熟されている人にとっては,キャスターに乗ることの意識を持つと,キャスターへの乗り込み感覚は「それまでの滑りに比べ,やや角が甘い…」という印象を持たれるようです。どうしてもそれまでのように「エッジに頼っていたい…」という気持ちが消えないのです。ところが,それではいつまでも切れる滑りはできるものの,滑る滑りにはなりにくいのです。切れる滑りはエッジに頼る為,どうしても関節を曲げがちになってしまいます。それでは疲労が多く,長い距離をノンストップで滑る事が大変になります。これに比べるとキャスターイメージのターンは,ジョキーンと立っている様な気分になる滑り方です。腰の位置が高く,関節の曲がり方も少なくなるので疲労が少ないのです。また斜面移動の感覚が研ぎ澄まされるので,自分から雪に働きかける運動も少なくなります。大きいうねりや凹凸の斜面でもどんどんエッジングの事を考えずに滑れるようになります。角に乗るクセが強かった三人にはチョット違った滑りの感覚でしたので,少し時間が掛かりましたが,午前中のレッスンでキャスターを意識して,面で滑る感じがつかめたようでした。
お昼を約1時間半設け,その間に午前中の復習を自己研修の意味でやっていただきました。その効果が出たのでしょうか,午後は初めからエッジに頼らない面での滑りをされる様になり,クロッシングイメージもでてきました。(^I^)
午後は場所をパノラマに移し,小回り系の練習から行いました。特に小回りでは「キーキャスターから3番キャスターへの転がり伝達意識」が重要になるのですが,お三人とも午前のトレーニングが効いたのか,スンナリできるようになりました。ただ共通した悪癖として,胸の向きがターンに後半フォールラインをキープできない…という特徴があったので,ストックのつき方を改める練習をしました。俗に言う「腕を巻き込まず,開いて突く」という練習です。三人とも器用で,数回の練習でこれができるようになりました。その結果,ターン後半の上半身と下半身のネジレのエネルギーがおおきくなったので,3番キャスターの転がりがさらに生き,はじけるような小回りが,それぞれの身体の特徴に合った形で出始める様になりました。(^I^)
その後,小回りだけでなく,中回り,大回りも混ぜながら練習をしました。大事な感覚は「常にキャスターの転がりに乗り続ける…」という意識です。その意識があれば,ターン後半の走りが,エッジだけに頼ったオーバーエッジングの滑りでなくなるため,カッターナイフで雪面を切るような,軽快で切れと走りのある滑りに変わって来ます。お三人もこの「転がり回転に乗り続ける意識」が持続できる時には,素晴らしい滑りをされるようになりました。(^I^)
キーワードは「キャスター転がりを止めないで,キャスターコロコロ!」でしたネ!(^I^)
お疲れ様でした!そしてありがとうございました!(^I^)
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そして昨日は,インド行きの準備で一日が終わりました。インドでのレッスンの対象者がどういう人なのか?何人くらいでその目的は何なのか?どういうスキー用具を使っているのか?ビデオやDVDは使えるのか?ドリルやポールはあるのか?…Etc.等,知りたい情報に限りがありません。でも少しでもインドの皆さんに“スキー”の面白さを知ってもらい,一人でも多くの人に雪と戯れる事の楽しさを実感していただくには必要な作業なのです。
さて,今日も準備作業が続きます。今日はインドでのレッスンスケジュールの作成がメインになります。(^I^)
Jan,21/2004 (水曜日) 曇り
今日も小雪が降っています。寒いです。
インドの件でいよいよ忙しくなってきました…。ホームページのUPも大変に…。
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さて,一昨日19日はテクニカル・クラウンの検定員でした。テクニカルが21名,クラウンが12名の受験でした。朝から雪が降り,整地した後に結構多量の雪が積もってしまいました。できるだけ整地作業をし,コースもセパレートして最善のコース作りをした積もりですが…。今年のバッジテストの評価は「ターン運動の構成」「斜面状況への適応度」「運動の質的内容」の三つの観点からすることになっています。一昨日の検定バーンは,全種目に共通して,雪が降って悪雪で柔らかい雪でしたので,そういう意味では“斜面状況への適応”ということが大事な要素となりました。
種目は降雪の関係もあり「不整地大回り」から行いました。粗踏み的な不整地で,種目の意図している滑りにはある意味でうってつけの条件になりました。ここで多く見られた欠点は「軸の倒し過ぎによる内足荷重」「オーバーエッジング」でした。柔らかい粗踏みの斜面では角付けが強すぎると雪がサイド方向に逃げてしまいます。エッジで捉える感覚よりも面で捉える感覚が大事になります。
二種目めは「整地中回り」でした。ターン後半のエネルギーをどう次のターンにつなげるか?が大きな課題ですが,抜重操作があり過ぎてスキーがすっぽ抜けたり,横に押し過ぎのためスキーが帰ってこなかったり…という状況が多く見られました。雪とのコンタクトをどう作るか?ということが大事な課題です。
三種目めはウスバの斜面で「フリー」を行いました。距離が長く,斜面が少し荒れた状態でしたので,実力の差が大きく出た種目となりました。フリーでは,いかに雪や斜面と一体感のある滑りができるか?ということがポイントになります。ハイスピードにも関わらず小回りをしてみたり,ターン要素の無い直進場面が多かったりするのは,雪とスキーがどのようにコンタクトしているか?ということに思いがいっていないスキーヤーに多い滑り方だと思います。スキーそのものの移動速度は速くても,特に身体の上体が静か…というような滑りができたら評価も高くなるはずです。
次の種目は,「不整地小回り」でした。下から見てウスバの左斜面に丁度良いくらいの不整地ができていましたので,そこを検定斜面に選びました。スキーのトップの動きが止まってしまう人や,抜重的な動きが出てしまって重心の位置が動く人,フォールラインをキープできない人など,いろいろなタイプの欠点が見られました。
五種目めは名木山の中壁を使って「整地大回り」を行いました。丁寧に滑って来るのはいいのですが,横に引っ張り過ぎて角が立ち過ぎ,横方向へスキーがずれてしまう受験生が多く見られました。これくらいの斜面では雪の条件如何では,スピードをコントロールした中で縦長気味に滑れるくらいの力量が欲しいものだと思いました。
最後は名木山大壁での「整地小回り」でした。斜度が三十数度あるので,技術レベルの差が歴然と出る結果となりました。これくらいの急斜面になるとターン中盤から後半に掛けてどう角付けを緩め,腰の下をいかにスキーを通過させるか?が課題になり,相当な技術が求められます。合格点をクリアしたのはテクニカルで2人,クラウンでは1人だけでした。位置エネルギーをどうターンエネルギーに変え,ターンエネルギーをどう身体のネジレにつなげ,それをどう開放するか?…スキーの大事なポイントをしっかり練習することの大切さをしみじみ感じさせられました。
テクニカル,クラウン共に1人づつの合格でした。
検定システムが変わってから,シーズン初めてのテククラ検定でしたので,少し心配をしましたが,まずまずの運営だったと思います。
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さて,昨日20日の教師日記ですが,所要で忙しく今日21日にUPできません…。明日UPしますのでよろしくお願い致します。 “Ter”さん,“Miz”さん,“Mot”さんゴメンナサイ…(=_=;)
Jan,19/2004 (月曜日) 雪
今日は小雪が降っています。今日一杯は雪が降ったり止んだりで,明日昼過ぎから晴れるようです。(^I^)
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さて,一昨日から昨日にかけて成田にインドの強化選手を迎えに行ってきました。今度のイタリア,トリノオリンピックに参加できる選手を育成する目的で,この冬,インドティームが八方尾根で約1ヶ月のトレーニングを行います。その選手が,昨日朝成田に着きました。男子3名,女子2名,監督1人の合計6名のティームです。FISポイントを取らないとオリンピックに参加できなくなりましたので,その道程はかなり大変なものがあると思いますが,頑張って欲しいと思います。空港で出会った彼らの目は一刻も早く雪の上に立ちたい!という熱意に溢れていました。
夕方午後4時過ぎに白馬に付き,宿泊先に落ち着く間もなく,翌日からのトレーニング計画を立てました。今日から早速雪上でトレーニング開始です。スカイブルーのインドティームのユニフォームを見ることがありましたら皆さんからも声援をお願いします。(^I^)
Jan,17/2004 (土曜日) 曇り
レンタルサーバーの大規模メンテナンスでお休みでした…。今日から再開ですが,今日これから成田までインドティームを迎えに行かなくてはなりません。明日朝のUPできませんのでよろしくお願い致します。
さて,14日はインド交流の準備,15日はバッジテストの検定員,15日は名木山教室の主任でした。
15日の検定,ウィークデイの開催でしたので,受験者が少なかったのですが,最高のバーンで検定ができました。検定していて感じたことは,2級ではスキッディング要素で滑ればいいのに,わざわざカービング要素を出そうとしている人が多かったことです。このことは1級の受験生にも言えたことですが,そのために角付けをしようしようとして低い姿勢になり,不必要なオーバーエッジングに陥っている受験生が多く見られました。もっと楽に斜面移動を心掛け,雪の力でターンすることを覚えられたらいいのにナァー…と思いました。
1級でも2級でも,大回りでも小回りでも,先ず迎え角を意識して斜面を移動して行く。するとスキーの前後差が生きてスキッディング・ターンが始まる。スピードが出ればスキーはたわみ,サイドカーブも生きて,トップ部分がテール部分よりもより強い抵抗を受けてカービング要素の滑りが起こる。素直に斜面移動と迎え角を意識することに集中すれば,各人の身体の構造に合った自然なフォームができる。それなのに自分から雪に必要以上の力を働きかけたり,姿勢を先に作ろうとするから,不自然で斜面にマッチした滑りができない…ということになる。
こんなことを検定で思いました。素直に楽に…これが大切ですネ!(^I^)
Jan,14/2004 (水曜日) 吹雪
昨日から吹雪です。この吹雪…明日まで続きそうで,山は大荒れ!と言っていいでしょう。でも名木山や白樺,咲花はOKです。暖冬と言われ降雪が少ないのでは…と心配されましたが,例年並の雪に恵まれそうです。(^I^)
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さて,昨日はスキースクール公務の一日でした。
前にもお知らせしましたが,“WGFI”という「インド冬季競技連盟」との交流が始まり,その具体的な準備を昨日から始めました。
私自身もインドに行くのですが,インドから監督1名,選手6名のアルペンティームがやって来ます。今度の冬季オリンピック出場を視野に入れた,選手強化の一環です。この18日に日本に来て八方に滞在し,約1ヶ月間トレーニングを行ないます。競技のトレーニングではバーンの硬さやポールなど付属の設備が必要な為,インドでは行なえない事情があります。そのため,八方で行なうことになりました。一方,インドのスキー産業振興やスキー人口の底辺拡大のための研修指導は,現地で行った方が効果があるため,講師が派遣されることになりました。これら行事の具体的な対応をどうするか?いろいろ関係方面の方と話をしたり,効果的に実績をあげるための方法を実務的に検討し始めました。
この交流が身のあるものになって,インドの方々にも“スキー”の面白さ,楽しさを知っていただけたら嬉しい…そう思っている【TOK】です。(^I^)
Jan,13/2004 (火曜日) 曇り
昨日までのおお賑わいもひと段落し,静かな朝を迎えている八方尾根です。昨日夜からの雪が10センチほど積もって,スキーヤーやボーダーがイイシュプールを残して気持ち良さそうに滑っています。(^I^)
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さて,昨日は“Kaw”さんのプライベートレッスンでした。“Kaw”さんは私のホームページを良くご覧頂いている方で,毎年一回,この時期にご一緒させていただいています。
初めに大回りと小回りの滑りを拝見しました。大回りはスキーのたわませ方にかなりの進歩があり,昨年に比べ前方に走る滑りになっておられました。昨シーズン初めのレッスンで学ばれた事を,その後の練習に生かされたことが良く分かりました。(^I^) ただ,ターン後半に走りがあれば尚いいと思いました。また,小回りはリズムに乗った滑りでしたが,スキーがターン後半で止まってしまっており,また胸の向きがフォールラインにキープできない滑りでした。
スキーの落下を生かせれば上体をフォールラインにキープさせておく事も楽にできるようになりますし,後半のスピードにも対応できるようになります。それには斜面移動意識をしっかり持つ事が大事です。そこで例によってキャスターイメージの滑りを学ぶ事にしました。
キャスター・ターンの基本から,二輪,四輪,キーキャスターの使い方,3番キャスターの使い方イメージの練習への進めました。これら一連のレッスンで,中回り大回りではスキーを止める動きが少なくなり,“重心”の位置も高くなって,走るスキーをされるようになりました。(^I^)
午後はこのキャスターイメージを生かした小回りの練習から始めました。「ターン後半の身体のネジレ」が小回りでは大切な要素となるのですが,これまでカービング系の滑りをメインにして来た人はこの「ネジレ」がうまく作れません。今年は検定に「小回り」が入った事もあり,多くの人が小回りの練習を望まれるのですが,上体の向きをフォールラインにキープできない人がのです。“Kaw”さんも,そのお一人でした。そこで,俗称「ゲロゲロターン」で,上体をキープする練習をしましたが,これまでのクセはなかなか直ぐには直りません。「ネジレ」をしっかり作るぞ!とした意識を持って,時間を掛けてじっくり練習する事が大切です。
1時間近くの,特訓でかなり上体キープができるようになりました。そして,これがうまくできた時のスキーのクロッシングには素晴らしいものがありました。多分ご自分でも,角付けの切り替えがこんなに楽にできるんだ!というご感想をお持ちになられたと思います。
中回り,大回りは1級合格レベルまで達せられたと思います。“Kaw”さんのことですから,来シーズンはキット素晴らしい小回りを拝見できる事と思います。キャスター転がりを楽しみながら今後のご精進を期待します。
ありがとうございました! (^I^)
Jan,12/2004 (月曜日) 快晴
今日ほ本当にイイ天気です!。快晴無風,降雪もたっぷり…精一杯“スキー”を楽しみたいものです。昨日も,午前中は強風でスキー場上部のリフトは止まっていましたが,午後から動き始め,多くのスノーファンが雪との会話を楽しんでおられました。皆さんはどちらで楽しんでますか?(^I^)
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さて,昨日は“Dynスキークラブ”のレッスン,二日目でした。
一昨日のキャスターイメージ基本編をさらにいろいろな斜面やターンで試してみることにしました。やはりポイントは「キーキャスター」への乗り込みと「3番キャスター」の使い方でした。この二つがしっかり意識できる人は,ターン前半の滑り方がまるで違ってきます。この違いに気付くと,キャスターイメージの大切さが理解できます。小回りでも大回りで基本的なことを復習して,コブの斜面でこれを試してみました。キーキャスターの転がりをいつも意識し,スキーの斜面移動を止めない,そして角付けの切り替えでは3番キャスターを意識する…この二つのことができる人はコブの配列に関係なく同じリズムを刻みながら降りて来ることができました。急斜面小回りでも同じ結果でした。我ながらキャスター効果に少し驚いています。(^I^)(*_*)
午後は風も止んだのでスキー場上部に場所を移してレッスンを行ないました。キーキャスターへの乗り込み意識を確かにする為,スキーは外して,スキーブーツだけ急斜面を滑り降りる練習をしました。つま先に乗ることは絶対できません。身体を使ってブーツを動かすこともできません。ただかかとに乗ってつま先を上げるような意識で斜面移動するしかありません。この練習でキーキャスターの転がりに乗って行く…ということの意味がさらに深まったようで,その後のコブの大回りでも破綻することが少なくなりました。脚も勝手にコブの波に合わせて伸縮する動作が見られるようになりました。「キャスターの転がりに乗る」…このことが,実は足裏で雪を感じて行く,ということにつながっている…ということを,皆さんの滑りを拝見していて,さらに強く感じました。
11名の皆さんとの二日間のレッスンでしたが,「落下エネルギーを有効に利用する」ということの大切さを,今更ながら強く感じさせられた【TOK】でした。(^I^)
みなさん,ありがとうございました!(^I^) また来年お会いしましょう!(^I^) (^o^) (^I^)
Jan,11/2004 (日曜日) 晴れ
今日は昨日の雪も止み,結構イイ天気なのですが,スキー場はどうも風が強そうです。連休の中日でもありますので,早くおさまって,皆さんに存分にスキーを楽しんで欲しいと思います。早くおさまらないかなぁー!?(^I^)
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さて,昨日は毎年この時期にレッスンを担当させていただいている“Dynスキークラブ”のレッスンでした。昨日と今日の二日間のレッスンです。
今回は教程の改訂がありましたので,時々その話題も織り交ぜながらのレッスンをすることにしました。その基本テーマは「落下」です。これまでも何回かレッスンをとおして話させていただいていますが,スキーヤーが自ら動く事と,位置エネルギーを有効に利用してスキーを操作する事は,感覚の異なるスキーイングになります。もちろん働きかけのスキーもスキーですが,今度の新教程では落下をひとつのテーマとしています。私がレッスンで使っている「キャスター・ターン」もその基本的な考え方は「位置エネルギー」を使う…です。
一日目の昨日は,そういうことで,キャスターイメージをとおして,落下や斜面移動をどうとらえるか?ということを共に学びました。有資格者の方やスキー経験の長い人たちが多いので,私の解説を直ぐに理解していただけました。
今日は昨日の基本的なキャスターイメージをさらに深めたいと思います。
では行ってきまァーす!(^I^)
Jan,10/2004 (土曜日) 晴れ
朝方,起きた時には白馬三山が見えていましたが,8時頃には見えなくなりました。雪が降り始めたようです。
昨日もイイ天気でした。降雪にも恵まれ楽しいスキーができました。(^I^)
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さて,昨日は“Mot”さんご夫妻ご指名のプライベートレッスンでした。ご夫妻とはここ3年くらいのお付き合いで,その滑りも熟知させていただいていますが,昨年からのキャスターをイメージしたトレーニングがどのように開花したか?…見て欲しい,ということでのレッスンでした。“Mot”さんは某県の技術選予選にも出られる…ということで,それも視野に入れてのレッスンとなりました。
先ず午前中は大回り系の滑りを考えることにしました。整地に限らず,悪雪やコブなどどのような斜面でも安定して滑るには,バランスを崩す要因を極力減らすことです。そのためには“重心”の移動軌跡と,雪面コンタクト部分の状況を無視するわけにはいきません。つまり,この二つの部分を結ぶ「軸」のことをしっかりイメージできることが大切になります。“重心”とキャスター・ターンで言うところの“キーキャスター”を結ぶこの軸の事を私は勝手に「サポート軸」と呼んでいますが,結局午前中のレッスンはこのことを考えることになりました。(^I^) このサポート軸が“重心”を中心として「円錐振り子」のように円を描くイメージをトレーニングしました。舵取り期での円運動はそれほど大きな問題はありませんが,多くの人にクリアして欲しいのは「角付けの切り替えの局面」でのキャスターの転がり移動イメージです。キーキャスターの転がりを,どう3番キャスターに伝え,さらにそれを次の外足のキーキャスターに伝えるか?ということです。意識としては迎え角方向にキーキャスターを転がして行く,あるいは転がりに乗って行く…というイメージがあるのですが,実際は雪の抵抗を受けてキャスターはスキーのトップ方向,12時方向に転がっているのです。ですから角付けの切り替え時には,キャスターは12時方向に転がりながら,キーキャスターから3番キャスターへと移っていくイメージが大切になります。これがイメージできるようになると,ターン前半の捉えが抜群に良くなります。その結果,ターン後半に圧が集中することも少なくなるのです。“Mot”さんご夫妻はすでにこのことはできたのですが,復習の意味を込めて再確認のレッスンをさせていただきました。“Mot”さんのターン円弧はきれいな円になり,圧も後半だけに集中しない美しい滑りになりました。(^I^) 奥さんも身体が起きるようになり,重心の位置も高くなって,疲れの少ない滑りになりました。(^I^)
午後は“Mot”さんが最も集中してトレーニングしてきた「小回り」について学びました。以前はターン後半だけに圧が集中する加重・抜重的な小回りをされていたのですが,それを圧変化の少ない粘りのある小回りに変える為に精進されてきました。確かに変わっていました。(^I^) ターン後半にもスキーのトップの軌跡が直線的になることは少なくなっていました。でも,ややクロッシングの部分がちょっとぎこちなく感じられました。そこで,午前から行なっている,3番キャスターの使い方をさらに高めることにしました。そして,小回りでのサポート軸を“重心”からではなく外腰のウエスト部分に意識した時のことです。彼の滑りが変わりました!。腰の位置がさらに高くなり,ひざの使われ方が非常に柔軟になったのです!。角付け角が深くなり,その分雪からの抵抗を効率よく受け止めることができるようになりました。雪からの圧が強くやって来るので私の年齢では大変でしたが,若い彼には問題はありませんでした。それまでやや後ろ気味だった“重心”位置も前に来るようになり,スキートップの動きも非常に素晴らしいものになりました。(^I^) さらにこのイメージを技術選予選までに洗練されれば,かなりの評価を受けると思います。
昨シーズントレーニングされてきた結果がかなりいい形で開花されていたと思います。“Mot”さん!県予選…自分自身の滑りを見失わないように,最善をつくしてネ!(^I^)
Jan,09/2004 (金曜日) 晴れ
昨日は朝方の吹雪が10時頃には止み,晴れのイイ天気になりました。前日の降雪で雪質も最高で,楽しいスキーができました。(^I^)
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さて,昨日は“Ono”さんと“Nak”さんお二人のプライベートレッスン,二日目でした。
一昨日のキャスター・ターンの基本を進めて,よりハイスピード意識に対応したキャスターイメージを学びました。“Ono”さんは2級の,“Nak”さんは1級の受験を視野に入れているということでしたので,各級で求められる滑りの要素をどうキャスター意識と結びつけたらよいか?ということをサブテーマにしました。(^I^)
午前中は白樺ゲレンデで中回りの練習から始めました。この滑りでは「リズムの刻み方」と「3番キャスター」の使い方がポイントになりました。なんとなく滑るのではなく自分で♪♪♪キー(キャスター)…スリー(キャスター)…キー…スリー…♪♪♪というリズムを口ずさんで行なうことが大事です。また,キーキャスターの転がりをどう3番キャスターに伝え,そして次の外足のキーキャスターに伝えるか?ということです。初めは力が入りスキーを回そう,という意識が強く見られ,リズムがうまく刻めなかった“Nak”さんも次第に良くなりました。“Ono”さんは女性の方だけあって,素直にキャスターの転がりが意識でき,腰の位置も高くなって見ていても美しい中回りがおできになりました。(^I^)
午後は「小回り」の練習から始めました。小回りでは,3時方向と9時方向へのキャスターの転がり意識,それと3番キャスターの使い方がポイントになりました。お二人ともキャスターの転がし意識がだいぶ出てきたので,斜面移動がかなり行なえるようになりました。その結果,ご自分でスキーを回さなくても,雪がスキーを回転させてくれることを実感されるようになり,雪に任せる意識が出てきました。こうなればあとは胸の向きをフォールラインに向けておくことと,クロッシングだけを意識すればいいだけです。最後には各級の合格レベルに達する小回りができるようになりました。(^I^)
「大回り」はキャスターの転がり方向,つまり迎え角を12時方向に意識するだけで,あとは小回り,中回りと同じ感覚でOKです。フリー滑走は迎え角をいろいろ変えて滑るだけ…。中回り,小回りが楽にできるようになったお二人にとって,この2種目はかなり楽にこなされるようになりました。ただ,スピードコントロールという意味で,ターン前半の雪面の捉えが大事ですが,それも3番キャスターにどう乗り込むか?ということにかかっています。“Ono”さんもこれを注意すればさらにハイスピードでのスキーイングを楽しむことができるようになるでしょう。(^I^)
お二人とも,キャスターの真髄に触れられ,スキーの楽しさをまた別の角度から実感されているようでした。ありがとうございました!(^I^)
Jan,08/2004 (木曜日) 吹雪
今朝は久しぶりの雪模様です。ここのところ,名木山近辺はブッシュが出始めていて,このままだとこの連休,大変かな?と思っていたのですが,これでなんとか行けそうです!(^I^)
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さて,昨日は“Ono”さんと“Nak”さんお二人のプライベートレッスンでした。
“Nak”さんとはこの5月,検定事前講習でご一緒させていただきました。その後,私のホームページをご覧になり,キャスター・ターンなどについて勉強したい…ということで,2日間連続での受講となりました。
初めにお二人の滑りを拝見しました。“Ono”さんは大回り系が押す意識が強く,やや前傾過多で,小回り系が間延びするターンでした。“Nak”さんは結構いい滑りをされたのですが,【Do】要素の多い滑りで“重心”の軌跡が不安定でした。
先ず最初は「足裏感覚を磨く」ということで「オレンジターン」の練習から入りました。荷重点,あるいは支点をどこにするか?という意識がしっかりしていないと,スキーの運動は不安定になってしまいます。「支点探しツァー」で一番安定する箇所を探すことから始めました。そして,オレンジターンの一連の練習を午前一杯かけて行ないました。
午後はいよいよ「キャスター・ターン」の練習です。午前中に「足裏で雪からの情報を探る」…という意識を練習しましたので,まだ充分ではありませんが,自分からスキーを回す,という意識はだいぶ無くなりました。キャスターをイメージすることで,さらに足裏感覚を磨くことにしました。例によって「四輪」での滑走意識,二輪での意識,四輪⇒二輪への変化,♪♪♪二輪…四輪…二輪…四輪…♪♪♪のリズム変化,キャスターの転がり方向の確認,小回り系でのネジレ意識…とレッスンを進めました。
初めはぎこちなかった動きも次第に慣れ始め,“Ono”さんは姿勢が高くなり,見ていても素直で自然な滑りになりました。(^I^) “Nak”さんは二輪と四輪の使い分けがうまくできるようになり,滑りが安定して来ました。モチロンお二人とも斜面移動は天下一品で,凹状の斜面も,凸状の斜面もスイスイと滑れるようになりました。
今日は昨日のレッスンをさらに推し進め,より洗練されたキャスター・ターンへの挑戦です!。雪の状態もさらに良くなりました。お二人の上達振り…どうなるか楽しみです!(^I^)
では行って来まァーす!!!。
※ご注意!!
このホームページは, 個人的なもので公的なものではありません。
ページ内の記事及びデータは個人の主観に基づいたものです。
これらを参考にし,実践されたことによって派生した結果についての責任は,負えませんのでご了承ください。
Jan,07/2004 (水曜日) 晴れ
今朝は,イイ天気です。平地の上に雲が掛かっていて,山は少し風が強いかな?と思われるのですが…。
昨日も予想以上にお客様がスキーやスノーボードを楽しまれていました。(^I^)
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さて,昨日は“Har”さんのプライベートレッスン,2日目でした。この2月に1級受験を目指されている…ということでしたので,昨日はその種目を追いながら,そのポイントをおさらいしました。
先ず白樺ゲレンデで「中回り」を練習したのですが,彼のスキーのトップがなかなかターン内側に入ってきません。乗る位置は良いし,斜面落下もしっかりできているのにどうして…?と考えました。答えはひとつ…板の性能???…ということで板をチェンジして履いてもらいました。結果は想像通り!“Har”さんご使用の板のトップのトーションが甘いのです。これではいくら他の要因が良くても結果がでません。そこで,スクールに戻り,私の昨年使用していた板を履いてもらうことにしました。
その後の彼の滑りがどんどん変わったのはいうまでもありません。特に大回り系で,ややスピード不足だなぁー?と感じていたのですが,それがビックリするほど変わりました。いきなり,それまでの滑走スピードとは違う速さで降りてくるではありませんか?!これには私もビックリ!でした。(^I^) 彼が仰るには「いくらでもキャスターの転がりに乗っていける!」というのです。小回りもスキーのトップが面白いようにターン内側に帰って来てくれるので,安心して斜面移動ができます。弾むような小回りが次第に確実にできるようになられました。
圧巻は午後の「タテッコ」での大回りでした。斜度30度以上の急斜面なのですが,ここをかなりのスピードで滑り降りることができました。多分時速60キロから70キロは出ていたと思います。なのにしっかりと雪面コンタクトができていて,滑走フォームが実に安定していました。(^I^) これだけ滑れれば1級は絶対大丈夫!…そんな滑りを披露してくれました。
腕のいい職人は,道具にこだわる…と言いますが,昨日の“Har”さんの滑りは,そのことを思わせる滑りでした。どんなに素晴らしい技術を持っていても,それを表現できる用具が無いとそれを表現できない…。まさに“スキー”とは「身体の特徴・用具の特性・自然条件」を生かす…ということなのだなぁー,とつくづく思った【TOK】でした。(^I^)
“Har”さん!“スキー”…楽しかったネ!(^I^) (^o^) (^I^)
Jan,06/2004 (火曜日) 小雪
昨日から「2004年の仕事始め」の人が多かったと思います。ゲレンデも空き空きになるかと思っていたのですが,予想以上にお客様の数が多く,すこしビックリしました。(^I^)
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さて,私も昨日からスキー教師本来のレッスンを開始しました。(^I^) 一昨日まではスキースクールの役員としての仕事で一般レッスンができませんでした。昨日からスクールも余裕が出はじめましたので,レッスンを担当させていただくことにしました。
昨日は“Har”さんのプライベートレッスンでした。昨日,今日と2日間のレッスンの初日でしたが,昨シーズンの終わりにご一緒させていただいていますので,キャスター・ターンの概要はご存知です。初めに“Har”さんの滑りを拝見しました。昨シーズンのレッスンではプラトー現象から抜け出されて,【Letスキー】の真髄に触れられました。一日でガラッと滑りが変わられたのを覚えていますが,ややその行き過ぎでしょうか,大回りではキーキャスターに乗り込む意識が強過ぎ,センサーキャスターの捉えが少し甘い滑りになられていました。小回りではやや3番キャスターの使い方がイマイチでした。
そこで,先ず4輪全部を意識したキャスターイメージのターンから練習しました。そして♪♪♪二輪…四輪…二輪…四輪…♪♪♪のリズムでキャスターがいろいろ転がっていくイメージを思い出すことにしました。数回の練習で少しづつ昨年の勘を取り戻したようで,伸び伸びとした素直ないい滑りになられました。(^I^) その後「∞ターン」,四輪転がし意識でのクロッシング,カタツムリの触覚意識,迎え角意識…と様々な意識を持って滑るトレーニングを行ないました。
午後は,「角付け意識のキャスターイメージ」の練習から始めました。おなじキーキャスターでもそのキャスターのどの部分が雪と接触していて,どのように転がっているのか?というイメージを持って滑ることで,角付けの繊細なコントロールができるようになります。このイメージで“Har”さんの滑りはまた変わりました。構えが少し深くなり,雪面コンタクトがしっかりできるようになって,スキーがさらに走り始めたのです。エッジコントロールが微妙にできる,ということはクロッシングの時の四輪意識もしっかりしてくる…ということでもあります。案の定,クロッシングでスキーが身体の下を左右に,振り子のように通り過ぎるようになりました。(^I^) また,キャスターの転がり回転速度を変えない,という意識が,斜面移動を容易にし,雪からの抵抗を効率よく受け取ることにも結びついていました。つまり,例えばキャスターの回転数が500rpmなら,四輪でも二輪でもそれらのキャスターの回転数をいつも500rpmにしておく…という意識が,スキーの運動を途切れさせない,流れのある美しい滑りをもたらすのですが,“Har”さんはそれがおできになっていたのです。
さて,今日は昨日のキャスターイメージをさらに膨らませ,大回り,中回り,小回りそれぞれで,どのように活躍し始めるか?を推し進めたいと思います。
では行って来まァーす!!!。(^I^)
Jan,05/2004 (月曜日) 晴れ
昨日の日曜日…ウスバから上部は斜面も硬く最高の条件でした。(^I^) 名木山は少しブッシュが出ている所がありますが,暖冬といわれているシーズンとしてはまずまずだと思います。
今日からまたお仕事が始まりますが,皆様にとっても私にとっても,仕事の面でもいい年になるよう祈りたいと思います。(^I^)
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さて,昨日も「名木山教室」の主任兼人事担当でした。ようやく昨日でひとつの山を越えました。新教程や検定システムの変更でトラブルが無いよう祈っていましたが,どちらも心配したほどでもなく,ここまでは良い感じで推移しています。(^I^)
さて,昨日は教師の「技術見極め」…2回目を行ないました。64名の教師がこれを受けましたが,夕方の見えにくいバーンにもかかわらず,それぞれの技術を披露してくれました。この中で感じたことは,「うまい人は美しい!」ということです。雪や斜面との一体感があり,他人に何か訴えるものを持っています。若い教師の中には馬力で滑ろうとする人も居ましたが,身体がガンガン動いているだけで,ひとりよがり的な印象を受けます。安定感や安心感,美しさ…というようなことは斜面とのうまいコミュニケーションから生まれるのだ…ということを強く感じました。
また,5時近くになって斜面があんまり良く見えない条件で「急斜面小回り」を行なったのですが,ポイントの高い滑りをした人たちは,目で斜面を見ていないのではないか?足裏に目があるのではないか?と思うような滑りを見せてくれました。スキー板をとおして,雪の表情を読み取り,感じ取る能力が優れている!…そんな印象を強く受けました。
勤務が終わって疲れているなか,そして斜面が良く見えない条件のなか,本当にお疲れ様でした!諸君の一生懸命さが伝わってきた「見極め」でした。ありがとう!(^I^)
Jan,04/2004 (日曜日) 晴れ
今日の日曜日…青空が少し覗いています。(^I^) 気温は高めですが,パノラマ付近は良い感じで滑れます。名木山は少しブッシュが出ているところがあります。(=_=;)
皆様の正月…いかがでしたでしょうか?
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さて,昨日も「名木山教室」の主任兼人事担当でした。昨日と今日Kidsのためのスペシャルプログラム「キッズ。フェスティバル」が開かれています。雪上運動会みたいなものですが,お子様はおおはしゃぎです。(^I^)
ところで,この2月1日から約3週間,インドに行くことになりました。昨年の秋からオファーがあったのですが,決めかねていました。インドでのスキー産業振興を目指して,インドの公的機関がスキー指導者の育成を図ることになったのですが,その講師要請がSAJにありました。かねて,インドのスキーヤーとの交流があった八方尾根スキースクールにその要請が下達され,私にオファーがあった…ということです。大役で私に務まるかどうかわかりませんが,一所懸命やらせてもらう事にしました。じつはそういうことで,私のレッスン予定表の2月の部分が「公務予定」となっていたのです…(=_=;)
そこで,もしこの日記をお読みの方で,インドの事に詳しい方が居られましたら,ぜひアドバイスをいただけたら…と思います。私はインドに行くのが初めてなものですから,どんな些細な事でも歓迎です。よろしくお願い致します。
2月下旬…無事帰ってきましたら,インドの報告させていただきます。お楽しみに!(^I^)
Jan,03/2004 (土曜日) みぞれ
ここのところ少し暖かい日が続いています。今朝も平地の気温が7〜8度くらいです。少し寒波と降雪が欲しいです。5日からお仕事が始まるひとが多いようで,今日から帰省リターンが始まるようです。いい正月をお過ごしですか?(^I^)
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さて,昨日も「名木山教室」の主任兼人事担当でした。今年は「Kids」のお客様が多いです。3歳のお子様からお預かりするようになって,グゥーンとKidsのお子様の入校が増えました。お子様をKidsスクールにお入れになって,その間,親御さまもスキーやスノーボードを楽しまれる方が多いようです。
さて,昨日の夕方,2回目の「技術見極め」を行ないました。本当は1月4日の夕方行なうのですが,どうしてもその日に在校できない教師を対象に臨時の見極めでした。ベテランの教師から新人の教師まで11名が見極めを受けました。3月のようなグサグサの雪で,斜面も荒れていてタフな斜面設定になりましたが,みんな一生懸命滑ってくれました。大回りをウスバ斜面で,小回りを名木山の中壁で行ないました。大回りでも小回りでも,ベテランの教師はスキーのトップがしっかりターン円弧を描いて,ポイントの高い滑りで降りて来ます。しかし,新人の諸君はその要素はあるのですが,弧がしっかり描けません。コブでも悪雪でも,弧を持続的に描くにはどうしたらよいか?…考える必要があります。
大ベテランの「若い諸君に自分の滑りを披露しようではないか!」という意気込みと,裏打ちされた技術の確かさを見させてもらった【TOK】デシタ!(^I^)
Jan,02/2004 (金曜日) 晴れ
新年が明けて二日目です。穏やかな正月になりました。
ゲレンデのお客様の数…例年に比べ少な目かな?という気がします。皆さんも楽しくスキーをされてますか?(^I^)
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さて,昨日も「名木山教室」の主任兼人事担当でした。時間の合間を見つけて,昨日白樺ゲレンデで行われたバッジテストを見に行ってきました。
新しいシステムになってから初めて,多くの方が受験されました。1級,2級あわせて64名でした。1級の検定を見させていただきましたが,やはり「小回り」の点数が伸び悩みでした。1級に合格した人以外は誰一人として合格点に届きませんでした。いかにこれまで小回りの練習を皆さんがしてこなかったか…その結果が如実に出た結果となりました。特に多く見られたのは,テールの横ずれの多過ぎでした。カービング小回りを求めているのではありませんが,テールをしっかりホールドできない受験生が多かったです。これは,落差を有効に使って雪の抵抗を受けてターンをするのではなく,自分の力でテールをターン外側に押し開くことでターンをするからです。荷重点もしくは支点意識をしっかり持ち,それををどこにしたら,雪の力でターンができるか?…ということをもう少し勉強されるといいと思います。「落下エネルギー」をターンに生かせるようになれば,小回りの質が変わって来ます。
1級はお一人,2級は10名の合格でした。
Jan,01/2004 (木曜日) 曇り
新年明けましておめでとうございます。皆さんはどのような正月をお迎えでしょうか?
今日は午後から陽が射し始めました。気温が少し高めで,ゲレンデ下部はザクザクっぽいのですが,楽しくスキーができます。(^I^)
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さて,昨日は大晦日でした。多くのお客様に来ていただきました。ありがたいことです。
昨日も「名木山教室」の主任兼人事担当でした。ここ数日この仕事が続いていますので,自分では雪の上に立てませんが,生徒さんに楽しい経験をしていただくために,頑張っています。
昨日は午後9時からナイターゲレンデが無料開放されました。それに合わせてスキースクールの有志が,振舞い酒のお手伝いをしました。私もその手伝いをしましたが,若い教師諸君の勢いに圧倒されました。(^I^) 若いということはイイことだなぁーと,つくづく思いました。その若い諸君に負けないように,気持ちだけでも若く居よう…そう心に決めた【TOK】デシタ!(^I^)
今年もよろしくお願い致します。
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