Jan. 2005

スキー教師【TOK】の個人的な日記です。興味のある人はどうぞご覧ください。(^I^)
ただ,このホームページは, 【TOK】の主観的な意見や感想を書き綴ったものですので
ページ内の記事及びデータなどを,みなさんが参考にされることは構いませんが
そのことによって派生した事象についての責任は負えませんのでご了承ください。

Ski Top    【TOK】への Mail…

           TOK】のスキー教師日記  Jan. 2005

What's Today ?

01/31 つぶやきの言葉
01/30 プルークターンも
         バッチリ!!!
01/29 バランス軸でOK
01/28 八方尾根のスター
01/27 S字ターンを演ずる
01/26 役者が演ずるスキー
01/25 イメージの威力
01/24 楽しかった
      大屋でのスキー
01/21 滑るたびに

       安定感が...
01/20 八方で試す技術
01/19 活き活きシニア
01/18 SPにオレンジ
01/17
“楽しいスキー”...
        に通じる技術

01/16 精神的なスキーイング
01/15 実践で使え
      応用できる技術
01/14 カービングおばさん
01/13 悪雪で威力発揮
01/12 大雪の中のキャスター
01/11 ジュース浴び
01/10 幸せ気分一杯!!!
01/09 “スキー”で大切な事
01/08 キャスターことはじめ
01/07 雪に回してもらう...
01/06 SPとRPの組み合わせ
01/05 魔軸ターンで(^ ^)
01/04 プルークボーゲンの意味
01/03 “フィーリングスキー”
            の意味
01/02 コアラインと軸
01/01
J・I・K・U”に磨きを


*** これまでの日記***


* 2004年12月
* 2004年11月

* 2004年10月
* 2004年9月
* 2004年8月
* 2004年7月 No.2
* 2004年7月 No.1
* 2004年6月
* 2004年5月

* 2004年4月
* 2004年3月
* 2004年2月
* 2004年1月

* 2003年12月
* 2003年11月
* 2003年10月
* 2003年9月
* 2003年8月
* 2003年7月
* 2003年6月
* 2003年5月
* 2003年4月
* 2003年3月
* 2003年2月
* 2003年1月

* 2002年12月

* 2002年11月

* 2002年10月

* 2002年9月
* 2002年8月

* 2002年7月
* 2002年6月
* 2002年5月
* 2002年4月
* 2002年3月
* 2002年2月
* 2002年1月

* 2001年12月
* 2001年11月
* 2001年10月
* 2001年9月
* 2001年8月No.2
* 2001年8月No.1
* 2001年7月
2001年6月


*  以下 2001年

教師日記 5月

教師日記 4月
教師日記 3月
教師日記 2月
教師日記 1月

*  以下 2000年

教師日記 12月
教師日記 11月
教師日記 10月
教師日記 9月 #2
教師日記 9月 #1
教師日記 8月 #2
教師日記 8月 #1
教師日記 7月
教師日記 6月
教師日記 5月 


 * 以下 1998-2000

2000年4月 
2000年3月
2000年2月
2000年1月
1999年12月
1999年秋
1999年4月
1999年3月
1999年2月
1999年1月
1998年12月


************************************************************
☆ 01/31  2005  月曜日  小雪(白馬)
 今朝は小雪が降っています。自宅の窓からウッスラと八方尾根スキー場が見える程度です。
 さて,いつの間にか今日で1月も終わりです。スキーが楽しめるのはまだ3ヶ月と少し...あります。私のように毎日滑っていても滑り足りている...という気がしません。そして,一回一回滑るたびに,その都度違った感触が味わえているような気さえします。自分の身体の感度と言うか感性が鋭くなっているような感じがしています。“スキー”...ホントに楽しい!!!...そう思いながら自然の恵みを頂いている“神”に感謝しています。(^I^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は「準指・正指受験キャンプ」の三日目...最終日でした。
 二日間でその骨子を勉強しましたので,昨日はその一種目々々々に磨きをかけることにしました。特に低速的の種目はできるだけ注意するポイントを少なくし,動作に淀みが出ないようにすることが大事です。そのためには「言葉のつぶやき」を決め,それに従って滑りに集中することです。
 ★「プルークボーゲン」では♪♪♪ニュートラルゥー...オレンジジュース...ニュートラルゥー...オレンジジュース...♪♪♪。
 ★「シュテムターン」では♪♪♪ジューース...プルークポジション確認ィーン...ジューース...プルークポジション確認ィーン...♪♪♪。
 ★「テールコントロールの小回り」は♪♪♪ジュース...ポォーン(縦の直滑降ォー)...ジュース...ポォーン...♪♪♪。
 ★「プルークターン」では♪♪♪ニュートラルに抜けるゥー...内スキー四輪ィーン...ニュートラルに抜けるゥー...内スキー四輪ィーン...♪♪♪
 また高速系の種目でも次のようなつぶやきが有効です。
 ★「不整地小回り」では♪♪♪ズレてハァァァーーー...ニュートラルゥー...ズレてハァァァーーー...ニュートラルゥー...♪♪♪
 ★「トップ&テールコントロールの大回り」では,SPのオレンジをスキーのトップ部分に,RPをみぞおちに設定し,♪♪♪ジュース...縦の直滑降ォー...ジュース...縦の直滑降ォー...♪♪♪
 ★「トップコントロールの中回り」では,SPのオレンジをスキーのトップとセンターの中間部分に,RPを外ウエストに設定し,♪♪♪ジュース...フラァット...ジュース...フラァット...♪♪♪
 ★「トップコントロールの大回り」では,SPのオレンジをスキーのトップ部分に,RPを外肩に設定し,♪♪♪ジュース...フラァッート...ジュース...フラァッート...♪♪♪
…となります。
 この教師日記をお読みの方は「いったい何を言ってるのかな?」と思われるかもしれませんが,上に書いた言葉が演技最中のつぶやきの言葉なのです。この中で「ジュース」という言葉が多く出てきますが,これはその種目ごとにオレンジを置く場所を意識し,そのオレンジがつぶれてジュースが出るイメージを持つ...ということです。ある種目ではそのジュースが雪に出て行くイメージですし,ある種目ではそれが身体に掛かって来るイメージです。ですから実際のレッスンでそのイメージを言葉とリンクして覚えないと意味がありません。私のレッスンを一回でもお受けになられた方であれば,「アア,あの要領か...(^I^)」とお思いになると思います。
 午後にはビデオで皆さんの滑りをひと通り撮影し,それをスクールに帰って見ましたが,つぶやきをしつこいくらい意識して練習した成果が出てきました。(^ ^) リズムもテンポも,私に言わせれば演技者として本当に素晴らしい滑りになってきたと思います。細かい事を言えば,それぞれもうワンポイント上の得点を得るのに留意することはありますが,最初に皆さんの滑りを拝見した時に比べれば雲泥の差だと思います。(^ ^)
 あとはこのつぶやき練習に磨きをかけ,人の滑りに惑わされず自分自身の滑りを心掛ける事だと思います。
 お三方とも,充分に合格圏内にある滑りをされています。ぜひ,自信を持って受験してください。
 「合格しました!!!」の e-mail ...お待ちしております。(^I^) (^o^) (^I^)


************************************************************
☆ 01/30  2005  日曜日  吹雪(白馬)
 今朝は吹雪の白馬です。ここ数日イイ天気が続きました。昨日の土曜日もおかげさまで楽しくスキーができました。
 この“雪”...ある時はそれほどありがたいと思わなくなりますが,いざ無くなって“スキー”ができなくなると,無性に恋しくなります。今冬もシーズン初めこそ少なかった降雪ですが,1月下旬の今は豊富になりました。自然の恵みに感謝しながらおおいに“スキー”...楽しみたいものです。(^ ^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は「準指・正指受験キャンプ」の二日目でした。
 昨日の日記で準指検定種目...8種目と書きましたが,「トップコントロール」の種目の中に「制限滑降」がありますので,正しくは9種目の間違いでした。訂正してお詫びいたします。
 さて,昨日は「トップ&テールコントロール」と「トップコントロール」の種目に付いて学びました。
 多くの方が迷う種目の中に「プルークターン」があります。プルークボーゲンからパラレルターンへの導入種目なのですが,この演技要領に迷いを感じている方が多いのです。ターン方向を変える時に外スキー主導で行くのか?それとも内スキー意識を持って入るのか?ということになるのですが,ターン始動のきっかけとして内スキー主導意識を含んだ演技だと私は思っています。昨日の午前中の大部分はこの要領を理解するのに費やしました。そのポイントは次のターンの内スキー意識をどうするか?でした。
 午後は「不整地小回り」から始めました。大事なポイントは,どう斜面移動ができるか?そしてコブの頂点でどう圧を吸収できるか?ということです。斜面移動についてはここでも「縦の直滑降」意識が効きます。また圧の吸収では呼吸法が大事になります。コブの頂点にスキーが当たる時に息を止めず,逆に「ハァーー」と吐くようにするのです。この時「はぁーーッ」という風に「ッ」を入れてはいけません。この「ッ」が有るか無いかでコブでの圧吸収に大きな差が出るのです。皆さんもぜひお試し下さい。(^ ^)
 次は「トップ&テールコントロール」の大回りです。この滑りに関してはみなさんが普通に行なっている大回りパラレルですので,レシーブポイントRPを重心にすること以外にアドバイスはありませんでした。
 「トップコントロール」の中回りについてはRPをターン外ウエストに,また大回りでは外肩すること...でした。これを意識することで,上半身が適切に抵抗の来る方向に対処され,言うところの「二軸運動」が現れてきます。あとはいかに積極的にこの抵抗を受けようとするか?という気持ちの問題です。この気持ちが強いほど,よりアグレッシブな運動になり,積極性が評価されると思います。
 最後に,一日行なった練習の成果をビデオに収めましたが,この時「プルークターン」についてもうひとつのつぶやきの言葉が思い浮かびました。それは♪♪♪ニュートラルに抜けるゥー...(次のターン内側のスキーの)回転力を無くすゥー...ニュートラルに抜けるゥー...回転力を無くすゥー...♪♪♪でした。回転力を無くす意識を持つと,そのスキーの角付けが自然に緩み雪面にフラットになっていきます。反対のスキーは角が立っていますから自然にターンが始まるのです。これでみんなのプルークターンが良くなりました。(^ ^) 演技の要領意識も誠にシンプルでやりやすいのです。皆さんの顔にようやく笑顔が現れて来たのでした。(^I^)
 夜,ミーティングでこの映像と検定ビデオをつき合わせて確認してみました。演技のメリハリに違いはあるものの,その要領は同じものでした。(^I^) (^o^) (^I^)
 さて,今日はキャンプ最終日...。二日間のトレーニングにさらに磨きをかけ,迷いの無い演技ができるように最善を尽くしたいと思います。
 では行って参りまァーす!!!


************************************************************
☆ 01/29  2005  土曜日  快晴(白馬)
 今日はご覧のように快晴の白馬です。白馬三山がきれいです。
 今日は土曜日...1月の週末としては今シーズン最高の状態かもしれません。この晴天...今日一日持ちそうですが,明日は雪の予報が出ています。思いっきり“スキー”を楽しんで欲しいと思います。
 では皆さん!!!行ってらっしゃァーーい!!! (^ ^) 
 ところで,最近多くの方から技術的なことや,スキーの楽しみ方などに付いて多く e-mail をいただいております。ありがとうございます。直ぐに返事を差し上げたいのですが,時間がなかなか取れません...(=_=;)。状況をお察しいただき,返事が遅れていることをお許しいただきたいと思います。よろしくお願い致します。
     -------------☆★☆-----------
 昨日から「準指・正指受験キャンプ」が始まりました。正指を受けられる方がお一人,準指がお二人の3人のキャンプです。
 みなさんこれまで各都道府県主催の「養成講習会」に参加された方ですが,そこで生じた疑問を解決し,一点の曇りも無い状態で本試験に臨もう...ということでのキャンプです。
 実技の試験は「テールコントロール」と「トップ&テールコントロール」の滑りが3種目づつ,「トップコントロール」の滑りが2種目の,計8種目です。
 キャンプ初日の午前,各種目の演技要領を学ぶ前に先ず「バランス軸」つまり,「センサー軸」と「サポート軸」に付いての基本的な考え方を考えてみました。雪とスキー板との「圧のやりとり」という視点で各種目をとらえれば,それに伴うスキーヤーの運動はその人なりの姿で現れて来るのです。ですから,このバランス軸意識がしっかりイメージできれば,表面上現れて来るフォームや身体の運動は自然発生的に最適なものとして現れ出て来ます。特に準指や正指を受けようという方は,「結果として現れた形」をコピー的に真似ようとします。でもこれでは斜度や雪質が変わってしまうと,途端にそのフォームを作ることができなかったり,身体の運動もギクシャクしたものになってしまいます。昨日の午前は,この「バランス軸」をしっかり意識して滑る...ということをメインに行ないました。
 午後...いよいよ各種目の演技要領を考えてみることにしました。最初は「テールコントロール」種目です。
 先ず「プルークボーゲン」から...。プルークボーゲンの要領は,「親指の付け根を支点とし,左右の圧バランスを【Do】要領で変えて滑る」ということです。テールを押し出そうとする意識よりは,親指の付け根を中心にテールがターン外側に出て行くように乗ってあげる...という意識が大事です。この時のバランス軸は「重心」と「親指の付け根」に意識します。そしてつぶやきの言葉は♪♪♪オレンジジュース...50−50...オレンジジュース...50−50...♪♪♪でした。
 次は「シュテムターン」です。この演技ではターン後半にプルークボーゲンの片方に乗っている感覚から,山側のスキーを開き出し,一度ニュートラルのプルークポジションを確認することが大切です。そしてその開き出した山側のスキーで雪面からの抵抗をとらえ,その抵抗を受け続けながらターン外側に出て行くようにすれば,内スキーは軽くなって外スキーに自然に揃って来るようになります。この時のバランス軸は「重心」と「土踏まず」に意識します。つぶやきの言葉は♪♪♪外スキージュース...プルーク...内スキー軽ゥーく...外スキージュース...プルーク...内スキー軽ゥーく...♪♪♪でした。
 昨日最後の種目は「パラレルターン(小回り)」でした。胸の向きはフォールラインをキープしたまま,親指の付け根を支点とし地球のコアに引かれる要領で斜面を落下して行きます。テールが回りこんでマキシマムまで来たら,縦の直滑降要領でフォールラインに落ちて行くようにします。すると「ネジレ−戻り」の力が働いてスキーは次の方向に向きを変えます。あとはこのことの繰り返しです。バランス軸は「重心」と「親指の付け根」です。特に小回りではリズムが大切ですから自分でハッキリつぶやきを言うことです。そのつぶやきの言葉は♪♪♪引かれるゥー...直滑降ォー...引かれるゥー...直滑降ォー...♪♪♪でした。
 夜は,8時からレッスンで撮ったビデオを見ながらの理論研修でした。自分のつぶやきの言葉と演技の因果関係を中心に,その滑りがどう変わるか?を見ていただきました。形を真似るのではなく,その形が生まれてくる“因”を探る...ということの大切さを学んでいただいた夜のミーティングでした。
 さて今日は二日目,「トップ&テールコントロール」と「トップコントロール」の練習に入ります。皆さんの悩みがひとつひとつ消えて行くことを願って...。最善を尽くして来ます。(^I^)


************************************************************
☆ 01/28  2005  金曜日  曇り(白馬)
 今朝は曇り空の白馬です。ですが少しづつ雲が取れ始めてきました。天気予報では今日日中はイイ天気になるとの予報が出ていますので,これから雲が取れて素晴らしいスキー日和になることと思います。今日も精一杯“スキー”を楽しんで来ます。(^I^) 
     -------------☆★☆-----------
 昨日は「“貴方はスター”スペシャル」の三日目,最終日でした。三日目ともなると役者の皆さんも監督の心を良く察知して頂けるようになり,「センサー軸意識」をしっかりイメージした演技ができるようになりました。(^ ^)
 さて,スターとしてはいろいとシーンが変わった時に,どれだけ“心”の入った演技ができるか?ということが大事になります。そこで八方尾根のいろいろなロケーション場所を巡り,これまで習った「演技の心得」を試してみることにしました。風が少々強かったのですが天気は良かったので,先ずスキー場の最高部,第1ケルンまで上り,白馬三山をバックに集団の演技から始めることにしました。リーゼングラード⇒黒菱⇒スカイライン⇒北尾根⇒咲花⇒白樺⇒名木山とそのロケーションを変え,様々なシーンを撮り終えました。圧巻は黒菱の大斜面大回りでした。ほとんど人影は見えず,貸し切り状態の大斜面をハイスピードで滑走するシーンは,今振り返っても「楽しかったァー!!!最高!!!」という言葉が出るほどです。(^ ^)
 午後は少し風が強くなりましたので,パノラマからセントラルコース,白樺と抜け,急斜面での演技に磨きをかけることにしました。セントラルの30数度の急斜面を中回りで滑ったカットも想い出に残るシーンとなりました。この急斜面を滑れば,後の斜面は皆容易に見えます。白樺の斜面を伸び伸びと自由に滑りまわりました。そして,安全を確かめた上で,時には自分の演技力ギリギリの斜面に挑戦することも大事なことだ...そう感じられたスターの皆さんでした。(^ ^)
 さてこの三日間,「自分自身の意識やイメージを豊かにすることを通して,“スキーのある型”を表現しているのだ...」という気持ちで“スキー”を考えてみました。ある所作や動作というのは,フォームや運動をコピーのように真似る事で作るものではなく,心の持ちようや意識がどうあるのか?そしてどう集中するのか?...ということを基にして生まれ,現れて来るものだ...ということを学んで頂きました。
 三日間スターの皆さん,お疲れ様でした!!! そして楽しい演技をありがとうございました。撮影したフィルムソースをこれから編集し,ひとつのビデオ作品として皆さんのところにお送りいたします。お楽しみにお待ち下さい。(^I^) (^o^) (^I^)
 機会がありましたら「名作」を,また作りましょう!!!


************************************************************
☆ 01/27  2005  木曜日  晴れ(白馬)
 今朝は快晴です。天気予報では曇りでしたが,朝からイイ天気で気持ちよい朝を迎えています。(^I^)
 八方尾根スキー場は名木山で公表の積雪が180センチメートルです。シーズン初めは雪不足で心配されましたが,例年の降雪量に達しました。しばらくは雪不足に悩まされず“スキー”が楽しめます。
 今日は天気も良いし,最高のスキー日和になりそうです。(^ ^) 
     -------------☆★☆-----------
 昨日は「“貴方はスター”スペシャル」の二日目でした。8名の役者の方もそれぞれ個性を生かした演技が出始めました。(^ ^)
 昨日の演技テーマは「“S字”ターンを考える...」でした。多くのスキーヤーは,ターンの始まりを角付けを切り替えた時,ターンの終わりを角付けの切り替え前まで...と考えている人が多いのですが,昨日は視点を変えて,「スキーがフォールラインを向いている時から次のフォールラインを向くまで...」をひとつのターンと考えてみることにしました。
 初めに,昔良く練習していたように,「直滑降から山回り」のトレーニングをしました。水力発電の水圧管の水がドーォーンと落ちて水車を回し電気を発電させるイメージで,縦に落ちる力をターンにつなげて行く...という練習です。このことで落下エネルギーをターンに換える...という意識が芽生えます。約30分...この練習をしました。
 次は山回りから次のターンに抜ける練習です。つまり角付けの切り替えから次のターンに入っていく意識をどう持つか?という練習ですが,普通はエッジからエッジ...というイメージの方が多いのです。でも,そのイメージでは角が立ち過ぎ,身体がターン内側に入り過ぎて落差を充分稼げないので,自分の志に反してなかなかスキーがターンしてくれません。そこで山回りから次のターンに入るイメージを捨て,単なる“直滑降”に移行するイメージを持つ様にします。すると身体が直滑降を行なうのに最適なポジションを作ろうとします。角が立ち過ぎず,腰も前に出て行きます。抜重動作も起きず,適切な雪面ホールドができるようになります。この時に次のセンサーポイントSPに“オレンジ”を意識してジュースを浴びる準備をしておけば「直滑降から山回り」にスムーズにつなげることができます。この練習を約小1時間行ないました。
 結局,上の二つの練習を結びつけて行なえば,「縦の直滑降ターン」になるのですが,昨日は二つのイメージに分けて練習したせいか,皆さん結構すんなり縦の直滑降ができるようになりました。(^ ^) 昨日の午前中は,中回りでこのターンの基本をじっくり学びました。
 午後はこの基本を発展させ,パノラマ⇒タテッコ⇒白樺⇒名木山と巡りながら,小回りや大回りにどう応用するか?ということをじっくり練習しました。タテッコの急斜面もこの「縦の直滑降意識」,そして「ジュース浴び意識」で自由に滑れるようになりました。(^ ^) 小回りでもこの意識があるか?無いか?で大きくその滑りが違ってくることを学びました。(^ ^) 
 直滑降から山回り,そして直滑降に抜ける...という意識のターンは結局“S字ターン”をすることになるのですが,そうすることで身体の使われ方が大きく自由に動くようになります。見ていてフリーさがあり,身体が活き活きしているのがわかります。8名の役者全員が,自分の個性を生かしたフリーな演技をするようになった二日目のレッスンでした。(^ ^)(^I^)
 今日はイイ天気!!! バックの舞台のシチュエーションも最高です。スター育成の第3弾!!! 楽しんで来まァーす。(^I^)



************************************************************
☆ 01/26  2005  水曜日  小雪(白馬)
 今朝も小雪が舞っています。でも,空は次第に少しづつ明るくなってきているようです。天気予報では今日は昼過ぎまで曇りで,夕方近くから雪に変わるとの予報が出ています。考えてみれば,12月の雪不足がウソのようです。今年もこの降雪に感謝しながらおおいに“スキー”...楽しみたいものです。(^I^) 
     -------------☆★☆-----------
 昨日から「“貴方はスター”スペシャル」が始まりました。ウィークデイの三日間スペシャルなのですが,定員の8名の方に参加頂きました。ありがとうございます。(^I^)
 さて,この“貴方はスター”...何を目指しているか?というと,ひと言で言えば「役になり切る」ということです。スキー上達の仕方にはいろいろな方法がありますが,その中のひとつに「人の滑りを真似る...」というやり方があります。普通はその外見や動作を真似るのですが,本当の優れた役者は「心の内面的なものを掘り下げ,そこから自然と表れてくる身体の所作動作を自分の身体を通して演ずる...」のだそうです。この「型を真似るのではなく,心のありようを真似る...」という部分が“スキー”でもおおいに役立つと私は考えています。今回はビデオを有効に使って,最終的に役者魂を感じること...このことを目指してのキャンプです。
 先ず皆さんの滑りをビデオに納めてから,プルークボーゲンでどう演ずるか?ということを試してみました。自分は“役者”...という意識を持ち,自分がカメラの前に立ったらどう演ずるのか?ということを考えてのプルークボーゲンでした。プルークボーゲンのやり方には3つのやり方がありますが,その内,「押す意識」のものと,「引く意識」のものとでその滑りが演技の上でどういう違いとして表れるか?というようなことを考えて演技してもらいました。(^I^) その後は「引く意識」のプルークボーゲンから発展した「プルークターン」,「基礎パラレル」...と演技種目を増やしてのトレーニングでした。
 午後は「センサー軸意識の演技」に入りました。スキーのどこで感じ,身体のどこでその抵抗を受け止めるのか?という意識が,各自の演技にどういう身体の表現として表れて来るか?を試してもらいました。センサーポイントSPとレシーブポイントRPの組み合わせは無数にあり,その組み合わせいかんで,現れ出てくる身体の所作動作や型にそれぞれ違った特徴があることを感じ取っていただきました。
 心の内なる意識やイメージが,これほど微妙にスキーの運動の違いとして現れて来ることに,わたし自身が不思議な思いに駆られています。型をコピーするのではなく,自分の内面的な意識を通して,自分自身しか演技できない“スキー”を演じ,そして楽しんで居られる8人の生徒さんに拍手を送りたいと思います。(^I^) (^o^) (^I^)
 さて,今日は“貴方はスター”の二日目...【TOK】の役者育成の第二弾が始まります。
 では,行って参りまァーす!!!(^ ^)



************************************************************
☆ 01/25  2005  火曜日  小雪(白馬)
 今日は小雪模様の白馬です。
 昨日は午前中は晴れ,午後から少し雲が出てきましたが,まずまずの天候で最高のスキー日和でした。雪の量にも恵まれ,また雪質も良く本当に楽しく滑れます。つくづく“スキー”が楽しくできることの幸せを思います。(^ ^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は“Hori”さんのプライベートレッスンでした。“Hori”さんとは毎年一回はご一緒させていただいています。
 さて,今回は昨年未消化だった小回りに磨きをかけ,さらに悪雪やコブでも楽しく滑れるように...ということでのレッスン受講でした。
 “キャスター・ターン”イメージで斜面移動するという意識はけっこうありましたが,滑りが小さくまとまってしまい,滑りのおおらかさが少し足りない...と感じましたので,今回は「センサー軸」イメージを中心に学ぶ事にしました。より積極的に自分の意思で雪の圧をもらいに行く...という感覚のトレーニングです。これまでのレッスンで,キャスターの転がりに乗って行く感覚は充分ありましたので,センサーポイントSPを意識すること,そして身体の重心にその圧を受け止めるようにすること...の二点に重点的にトレーニングしました。この意識で滑るに連れて,“Hori”さんの滑りは少しづつ積極性を増して来ました。
 午後はさらに位置エネルギーを回転エネルギーに換えるイメージのトレーニング...「縦の直滑降」を学ぶことにしました。最初は角付けの切り替えから直滑降に入ることを躊躇されていた“Hori”さんでしたが,次第にこの意識を持つことがターンコントロールに有効だということを実感されるようになりました。多くの人はターンからターンへ...という意識が強過ぎ,落差を生かそうとせず,回そう回そうという気持ちが先行してしまうのですが,“Hori”さんはこの練習で落差を使うという感覚を充分に習得されました。その滑りがより積極性を増し,ただなんとなくうまいスキーヤーから,美しさと安定感のあるスキーヤーに変身されました。(^ ^)
 昨日のレッスンでは,細かいことは言わず,「センサー軸」と「縦の直滑降」意識を持つことだけでしたが,“Hori”さんの滑りは本当に変わられました。どことなく恐る恐る滑る...という感じが無くなり,より積極性が増したのです。(^I^) イメージや意識がスキーヤーの滑りを変える...ということをつくづく感じた【TOK】でした。まさに“イメージの威力”です。
 “Hori”さん!!!自信を持って「直滑降!!!」ですよ!!! (^I^) (^o^) (^I^)



************************************************************
☆ 01/24  2005  月曜日  晴れ(白馬)
 みなさん,おはようございます!
 昨日夜遅く,「大屋スキー場」から帰って参りました。(^ ^)
 現地「大屋」ではInter Net接続ができず,教師日記など...UPできませんでした。(=_=;) 逐次その時の様子をUPする予定です。少しお待ち下さい。
 大屋では現地の皆さんに本当にお世話になりました。本当にありがとうございました!!! (^ ^)(^I^) 
 今日からまた白馬でのスキーレッスンが始まります。場所は変わっても,スキーを愛する人たちと共に過ごすのは本当に楽しいことだと思います。シーズンの中でも最もイイ条件がそろうこの時期です。皆さんも充分に「雪の世界」...楽しんで下さい。  
  今日は1/22〜23日までの分をまとめて UP date いたします。(^ ^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日23日は「大屋キャンプ」二日目で最終日でした。天候は曇りでしたが雪質はまあまあで,滑りやすい条件でした。
 先ず,一昨日のセンサー軸のトレーニングを発展させ,ターン後半でいかに雪のエネルギーを吸収しソフトに雪からの抵抗を捕らえるか?ということを練習しました。ほとんどの方はターン後半角付けを強め,圧を受け過ぎてガガガァー...というターンをしてしまいがちです。この局面では,いかにそのエネルギーを懐に吸収できるか?がスキーの走りや疲労の少ない滑りにも影響します。それにはターン後半での圧の吸収の仕方と,ターン前半での探りの感覚が大事になります。このトレーニングをみっちり1時間行ないました。
 次は,「縦の直滑降」を行ないました。この縦の直滑降...急斜面などでは怖い気がするのですが,実際にやってみると,上体が前に出て行きその後の捉えがやりやすくなるので,逆にターンしやすいことに気がつきます。この縦の直滑降でまたまた多くの方の滑りが変わりました。(^ ^) 急斜面では,それまでどうしてもターン後半に突っ張ってしまうクセが取れない人が多かったのですが,このイメージのトレーニングの後は,雪からの圧を素直に受け入れられる様になったのです。そして,縦の直滑降に入る時に腰が前に出て脚が伸びるようになり,それに続いてSPに意識したオレンジジュースを浴びる感覚になって脚が縮まってくるので,皆さんの滑りが一層大きく見えるようになりました。
 二日目は帰りの電車の都合もあり,早めにレッスンを切り上げざるを得ませんでしたが,皆さんの熱意で時間ギリギリまで楽しくレッスンをさせて頂きました。ご参加いただき本当にありがとうございます。何かひとつでも皆さんのスキーに役立つ事をお伝えできたとしたら,これ以上の喜びはありません。また機会を見つけてご一緒に滑りたいと思います。
 皆さん本当にありがとうございました!!! (^I^) (^o^) (^I^)

 01/23  2005  日曜日   曇り(大屋)
 22日は「大屋キャンプ」の初日...朝早く,宿泊させて頂いた“KEI”さんのご自宅を出発,8時半頃大屋スキー場に着きました。このキャンプ...関西にお住まいの方12名が参加してくれました。他のキャンプは定員が8名なのですが,このキャンプだけは皆さんの要望もあり12名に設定したのでした。何人かの方はすでに過去に私のレッスンを受けられた経験のある方ですが,4名の方は初めて私のレッスンを受けられる方々でした。
 キャスターなどはすでにお話していたこともあり,今回は「センサー軸」を中心にトレーニングすることにしました。先ず初めに「スキーの前後差を生かしたターン」ということで,土踏まずにオレンジを意識してもらい,そのオレンジがつぶれて身体にジュースが掛かって来る...という“オレンジ浴びターン”から始めました。これで地球の引力に引かれて斜面移動をする感覚を磨いてもらいました。これがある程度できた段階で,次はそのオレンジをセンサーポイントSPに移し,そこから身体の重心に向かってジュースが掛かって来るイメージに換えました。初めは戸惑っておられた方も次第にジュースを浴びる感覚に慣れて来ました。みなさんの滑りは,自分からスキー板を動かす動作が無くなり,斜面移動が楽にできるようになって,その滑り方が大きく変わりました。(^ ^)
 午後はレシーブポイントRPをいろいろ変え,その時々の滑走感覚の違いを感じ取っていただきました。みなさん思いの他そのフィーリングが違うのですこし驚いておられましたが,これが“フィーリングスキー”の特徴であることを解説させていただきました。もちろん皆さんのフォームが,その人なりに個性のあるものだったことは言うまでもありません。(^ ^)  いろいろなバリエーションで夕方4時までみっちりレッスンをさせて頂きました。
 その後6時からは夕食,理論研修,懇親会と続きました。理論研修では,皆さん私のホームページを良くご覧頂いている方々ばかりなので,熱心に私の話を聞いて頂きました。その後の懇親会は夜中まで続き,おおいに盛り上がったのでした。(^I^) (^o^) (^ ^)

 01/22  2005  土曜日   雪(大屋)
 降雪が激しかったので時間的に余裕を持って白馬を出ることにしました。朝早く,4時半に白馬を出発...松本で電車に乗り換え,一路「姫路」を目指しました。途中,米原の付近で雪のため新幹線が徐行運転をした関係で,姫路に着くのが約20分遅れました。駅では今回の現地幹事を務めてくれている“KEI”さんが,迎えてくれました。(^ ^)
 大屋スキー場は初めて訪れるスキー場なので,翌日からのレッスンに備え,現地で試走する事にしていましたので早速国道29号線を北上しました。現地大屋には2時頃到着...スキー場経営の幹部の方と現地スキースクールに挨拶をさせていただきました。
 スキー場の規模は決して広くはありませんが,急斜面,駐車面のバーンが広がっていて,中級・上級クラスのスキーレッスンには最適なスキー場でした。折からの大雪でゲレンデは新雪深雪だらけでした。この条件を楽しまない手はありません...早速二人で深雪の中に飛び込んで行きました。(^ ^) 場所によっては1メートルくらいの積雪があり,本当に楽しく深雪を堪能させていただきました。“KEI”さんも次第に調子を取り戻され,二人でリフト営業終了ギリギリまで楽しませていただきました。(^ ^)
 その後スキー場内にある温泉施設で温泉に浸かり,身も心もリラックスさせていただきました。(^I^) (^o^) (^I^)
 夜は姫路近辺のスキー仲間と“KEI”さんの自宅で美味しい鍋料理をご馳走になりました。ホント美味しかったです。“スキー”を通して知り合った仲間と一緒に過ごせる幸せをつくづく感じた【TOK】でした!!! (^ ^)



************************************************************
☆ 01/21  2005  金曜日  雪(白馬)
 昨日から結構な降雪が続いています。昨日はレッスンの最中ずーっと雪が降り続いていました。(^ ^)
 さて,22.23日は兵庫県の「大屋スキー場」での出張レッスンです。そのため現地からのUPになりますので,時間が不規則になると思います。よろしくお願い致します。
 では行って参ります!!! (^ ^) 
     -------------☆★☆-----------
 昨日は“Suha”さんのプライベートレッスンでした。ここのところキャンプ形式のスキーレッスンが多かったのですが,昨日は久々にプライベートでした。(^I^)
 “Suha”さんは私のホームページを良くご覧いただいておられる方で,その語っていることの内容に触れ,スキー技術向上の役に立てたい...とうことでの受講でした。
 私のレッスンは皆さんも良くご存知のように,自分から雪に働き掛ける運動を極力避け,雪の力でターンするというモノです。結局は“「身体の特徴・用具の特性・自然条件」を生かす”ということになるのですが,これがバランス良く行なわれた時の一体感というかハーモニーの素晴らしさは言葉で表せないほどです。そのためには先ず落下エネルギーを有効に使うことです。“Suha”さんのレッスンでもこのことが大事なポイントとなりました。自分から雪に働き掛けないで雪の力を利用するわけですから,どことなくスポーツをした!!!という感じはしないのですが,でもコレこそが“スキー”特有の滑走フィーリングなのです。初めはイメージを沸かすことが難しい!!!...と仰っていた“Suha”さんも,次第にイメージが沸きはじめ,意識を集中することができるようになりました。足裏に意識した“オレンジ”からジュースが自分の身体に掛かって来る意識を持つことで雪からの圧を感じることができます。午前中はこの「ジュース浴び」意識の練習に充分な時間を割きました。(^ ^)
 午後はセンサーポイントSPとレシーブポイントRPをいろいろ変え,その時々の滑走フィーリングの違いや,回転円弧の大きさの違いが起こることを実践ターンで試しました。SPとRPの組み合わせは無数にあり,その時々の滑走フィーリングは無数にあるのです。センサー軸をどう身体で感知し,それがどう実際のターンに反映しているのか?...ということを考えながら午後のレッスンは進みました。
 レッスンの最後は,センサー軸が消えないようにするにはどうしたら良いか?ということになりました。舵取り期だけではなく,角付けの切りかえ時に於いてもこの軸の存在が意識できれば,スキーのコントロール能力は飛躍的に向上します。運動能力の高い“Suha”さんはこれもしっかりクリアされました。(^ ^)
 できるだけ多くのことを語り過ぎないように...という思いから,課題はできるだけ少なく...という感覚でお話しした積りですが,いつの間にかコレもアレも...という思いがかあった様です。一日のプライベートレッスンで多くのことを語りすぎたために散漫になってしまったかもしれませんが,“Suha”さんには一生懸命私の話を聞いていただきました。降りしきる雪の中でのレッスンでしたが,滑るたびに彼のスキーは安定感が増し,その滑りも変わって来ました。(^ ^) キットこれからのスキー技術研鑽のお役に立てていただけることと思います。
 どうもお疲れ様でした!!!



************************************************************
☆ 01/20  2005  木曜日  雪(白馬)
 今朝は気温はそれほど低くはありませんが,雪が降っています。天気予報では今日昼過ぎから降雪があることになっていますが,長野県北部も西の地域はもう雪が降り始めました。
 それにしても,一昨日,昨日とイイ天気でした。雪の量も充分,雪質も最高!!! お客様も少ない...1月中旬から2月初旬にかけて,冬のシーズンの中でも最も良い時期だと思います。皆さんも心置きなくパウダー...楽しみましょう!!! (^ ^) 
     -------------☆★☆-----------
 昨日は
「シニアスペシャル:新雪・悪雪に挑戦」の三日目,最終日でした。この二日間で習ったことを実践で試してみる...ことをテーマにしました。
 先ず午前はパノラマコース⇒タテッコ⇒咲花⇒白樺⇒名木山...と巡り,急斜面やアンデュレーションのある斜面,ゲートや悪雪...といろいろな滑りを体験しました。(^ ^) どんな斜面でも「落差を取る」,「エッジを使い過ぎない」,「雪と仲良くする」...ということを頭に入れておけば,最高の“スキー”が楽しめる...ということを学びました。自分の身体と用具を信じ,自分はシグナルをスキー板に送るだけ...すると用具と身体が雪からの情報に順応して,自然にベストな動きをもたらしてくれる...ということを実践で試してみました。まさに【Letスキー】そのものなのですが,ただだまっているわけではありません。積極的に雪からの圧や情報を探り,求めて行く...という姿勢が大事なのです。タテッコの急斜面,咲花での悪雪...なんとなく滑ればなんとなく終わってしまう斜面も,感じ取ろう!!!という意識があれば,いろいろな宝物を見つけ出すことができます。そんなことを楽しみながらの午前中のミニツアーでした。(^ ^)

 午後はリーゼングラード⇒黒菱⇒スカイライン⇒兎平⇒パノラマ⇒セントラル⇒白樺⇒名木山...と回りました。八方尾根の素晴らしいところは,ホントにいろいろな斜面があり,それぞれ特徴がある...ということです。基本練習で培った技術を使って,実践で試してみる...という意味では,日本の中で最高のスキー場だとつくづく思います。
 ご参加いただいた“Hide”さん...半月版が割れ,じん帯が一部伸びている状態にもかかわらず,コアラインを意識していただいて,本当に無理のないイイ滑りを披露してくれました。(^ ^)
 “Syuu”さん,みるみるスキーが変わって来ました。「縦の直滑降」で落差を取る意識が出てからは,特にターン後半の走りが良くなり安定感も出てきました。(^I^)
 ただひとり女性の“Hiro”さん。二日目の昼までは苦労されていましたが,その後スキー板を換えられてからの進歩は皆さんもビックリ(*_*)でした。 (^o^) 
 ターン後半に角付けを使いすぎる傾向だった“Kimu”さん...滑りに優しさが出てきて,モーションも大きくゆったりした滑りができるようになりました。そしてシルエットの美しい滑りでした。(^ ^)
 二回目のキャンプ参加となった“Katsu”さん,重心が高く,走りのあるイイ滑りを見せて頂きました。安定感はホントに抜群でした!!! コレに“バナナシェープ”がいつも出るようになれば,もう言うことナシ!!!ですネ!(^I^)

 三日間の「シニアスペシャル:新雪・悪雪に挑戦」...が無事終わりました。私を含め,みなさん50代から60代の方々でしたが,その熱意に圧倒されました。“スキー”を楽しもう!!!という意欲がひしひしと伝わって来ました。体力的なハンディーは少しあっても,楽しもう!!!という意欲があればドンドン上達され,いろいろな斜面を滑ることができることを立証していただきました。私も逆にいろいろな事を学ばせていただいた三日間でした。
 みなさん本当にありがとうございました!!! また機会がありましたらご一緒に滑りましょう!!!  (^I^) (^ ^) (^o^) 



************************************************************
☆ 01/19  2005  水曜日  晴れ(白馬)
 今朝は白馬の山々の稜線こそ見えませんが,スキー場は晴れのイイ天気です。今日は夕方までこの晴天が続くとの予報が出ています。今日も楽しく“スキー”ができそうです。(^ ^) 皆さんもおおいに楽しんで欲しいと思います。 
     -------------☆★☆-----------
 昨日は
「シニアスペシャル:新雪・悪雪に挑戦」の二日目でした。シニアの方々と悪雪や新雪を楽しもう!!!...という目的ですが,結局は合理的なスキーというか,スキーの本質を考えることになる...とつくづく思っています。
 午前中は先ず白樺ゲレンデで「縦の直滑降」を練習しました。落差を稼ぎその落下エネルギーを利用してターンをする...という意識を持つための練習ですが,全員の方にこの効果が表れました。ほとんどのスキーヤーはできるだけフォールライン方向に行くことを避け,一刻も早く山回りに入ろう入ろう...とします。でもコレをしてしまうと,身体がターン内側に入り過ぎて外スキーに乗り込めなくなったり,身体だけが先行してしまったり...という現象を生んでしまいます。“縦の直滑降”意識を持つとこれが無くなり,しっかりと外スキーで雪面抵抗を受け止めることができるようになるのです。皆さんの大回り,中回り,小回りがどんどん変わって行きました。特に今回ご参加の“Syuu”さんの滑りはホントに見事に変身しました。曲げよう曲げようとする意識が無くなり,フォールライン方向にドォーーンと落ちて行けるようになったのです。当然のことですが,その後のスキーのたわみがしっかりとできるようになりました。(^ ^)
 午後は黒菱⇒スカイライン⇒北尾根⇒タテッコ⇒白樺...と巡り,「縦の直滑降」,「コアライン」と「ジュース浴び」意識を利用して新雪悪雪と急斜面に挑戦して回りました。特にスキー板を換えて滑って頂いた“Hiro”さんは一回毎にその滑りが変わって来ました。これまでお使いになっていた板はトーションとフレックスのバランスが良くなく,斜面を落下しても身体をしっかり受け止めてくれませんでした。午前中のレッスンでそのことを感じ,板を変えていただいたのですが,やはりその原因は「板の性質」にありました。その後の彼女の滑りはドンドンと変わりました。他の皆さんも本当に活き活きとスキーを楽しんでおられました。圧巻は「タテッコ」の急斜面大回りでした。35度の広い急斜面を一杯使い,結構なスピードで滑り降りてくる姿は,これがシニアの方々???と思わせる滑りでした。(^ ^)
 昨日は,お世辞抜きで,「シニアの方々が活き活きと“スキー”を楽しんでおられる姿がホントに素晴らしい!!!」と思いました。若い人以上に素直に雪の斜面との会話を楽しんで居られる...と思いました。
 今日は三日目...このキャンプの最終日です。天気もいいのでおおいに楽しんで来たいと思います。
 では行って来まァーす!!! (^I^) (^o^) (^I^)



************************************************************
☆ 01/18  2005  火曜日  晴れ(白馬)
 今朝は東の空に青空が広がっていて天気は「晴れ」です。
 八方尾根スキー場...雪も落ち着きイイ状態で“スキー”が楽しめます。1月中旬から下旬にかけて,スキーシーズンとしては,雪質が良く,お客さんも少なく,いちばん静かな時期です。私個人的には,この時期が最も好きです。(^I^) インドに行く前...大いにこの状況を楽しみたいと思います。(^ ^) 
     -------------☆★☆-----------
 昨日から「シニアスペシャル:新雪・悪雪に挑戦」が始まりました。50歳くらいからの方を対象としたキャンプです。 今回は5名の方にご参加いただきました。
 テーマは「新雪・悪雪」ですが,特別普通のスキー技術と異なることはありません。逆に,“「身体の特徴・用具の特性・自然条件」を生かす”といった,オーソドックスな技術,基本的な技術こそが求められる...というべきだと思います。
 そこで先ず用具の特性を生かす...ということから始めました。その中でも「トップの長さとテールの長さの違い」を利用することが最も大事です。午前中は,斜面移動しながら雪面から雪の力をもらってターンするということを念頭に,プルークボーゲン⇒プルークターン⇒基礎パラレル...を学びました。つぶやきの言葉は♪♪♪ジュース浴びィー...タァーッチ...ジュース浴びィー...タァーッチ...♪♪♪でした。(^ ^)
 午後は「落下する」...ということの意味をより深く考えてみることにしました。その骨子は「地球の引力に引かれてターンする」...言葉を変えて言えば,「落下エネルギーをターンエネルギーに換える」ということです。特に新雪や悪雪では整地と違って,自分の力でターンするよりも雪の力を借りることが求められますし,その方が安定した運動ができるようになります。地球のコアに引かれる...という意識でスキーをすると,必要以上にエッジを使うことが少なくなり,バランス維持が楽になります。
 今回は特別に「かかと支点」の練習をしないで,直接センサーポイントSPにオレンジを意識し,そこからジュースが身体に掛かって来る,あるいは滲みて来る...というイメージを持っていただきました。そしてこのレッスンを通して,「SPから液体が飛んで来る」というイメージを持つと,結果として「かかと支点」の滑りが現れて来る...ということを感じました。(^I^) もしこれが本当ならかかと支点のトレーニングにそれほど時間を割く必要がありませんので,もう少し皆さんと一緒に滑りながらこのことを試してみたいと思います。
 今日はキャンプ二日目...中日です。天気もまあまあなので,新雪・悪雪...おおいに楽しんで来ようと思います。
 では,行って参りまァーす!!! (^I^)



************************************************************
☆ 01/17  2005  月曜日  小雪(白馬)
 今朝は小雪が舞っています。気温は低目で北風が少し吹いています。
 昨日もう少し降雪量が多いのかと思いましたが,八方尾根はそれほどでもありませんでした。でも,雪の量は充分にあります。
 今日からシニアスペシャル「新雪・悪雪に挑戦」キャンプが始まりますが,このキャンプに最適の状況になりました。(^ ^)
 みなさんも昨日,一昨日の週末...充分に“スキー”を楽しまれたと思います。今年の調子はいかがですか?(^I^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は
“Dynスキークラブ”のレッスン,二日目でした。
 雨ではありませんでしたが湿雪で,スキー場上部はガスが掛かっていましたので,白樺で基本練習をすることにしました。先ず今シーズン話題のSAJ教育本部の「二軸」についての私の感想を皆さんにお伝えしました。動物の動きや有名選手の運動が二軸運動に見え,もしその理論が正論だったとしても,人がその様な身体の使い方をしよう...というのは非常に困難であることを話させてもらいました。指導者として大事なことは,現れた結果を見て,その運動をコピーするというのではなく,どうやったらその様な運動が起こるのか?という“因”となるモノを伝えることです。今の形を真似る...という手法は,少なくともスキーの運動を多くの人に正しく伝える...という意味で好ましく無い方法だと私は思っております。三態のプルークボーゲン,「押す意識」,「引く意識」,「角を甘くする意識」...を行なうことで,自然に中心軸の動きや二軸といわれる動きが現れて来ることを確認してもらいました。そして,「角を甘くする意識」...の発展系で“プルークターン”が生まれ,基礎パラレルターンに移行することも体験して頂きました。そしてその延長線上にある“クロッシング”も練習しました。(^I^)
 午後は
縦直滑降意識ターン”の練習をしました。今回ご参加のメンバーはそれなりにポテンシャルの高い方々でしたので,この意識は効きました。大回り,中回りはもちろん,小回りも皆さん見違えるような滑りをされるようになりました。ニュートラル状態からフォールラインに向けて直滑降意識で落ちて行く感覚は,確実に落差を稼ぎますし,身体も遅れることが少なくなります。それがターン中盤から後半にかけて大きな圧をもらうことになり,結果として山回りの部分でスキーが走りながらその方向を変えていくことになるのです。みなさん不思議そうなお顔をされていましたが,実際の滑りが楽にできることを実感され,「落差を取ることの大切さ」を噛み締めておられました。(^ ^)
 今回の
“Dynスキークラブ”のレッスンでは,枝葉末節的な技術ではなく,根幹を成す“スキー”の考え方をお話させていただきました。それはあくまで“楽しいスキー”に通じる技術って何だろう?という視点からのものでした。二日間でしたが私も一緒に楽しく過ごさせていただきました。ありがとうございました。(^I^) (^o^) (^I^)
 またよろしくお願い致します。



************************************************************
☆ 01/16  2005  日曜日  曇り(白馬)
 夜は小康状態だった降雪も,朝7時過ぎから本降りになりました。大きなボタン雪が降っています。
 今日は日曜日...皆さんもどこかでスキーを楽しんでおられることと思います。雪に感謝しながら,“スキー”ができることの幸せを噛み締めたいと思います。(^ ^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は毎年この時期にレッスンを担当させていただいている“Dynスキークラブ”のレッスンでした。昨日と今日の二日間のレッスンです。
 今回のテーマは「“スキー”を楽しく!!!」ということでした。“スキー”の楽しみはいろいろありますが,私が最近思っているのは,「雪や自然を感じ分け,味わう楽しみ」です。今回はこれを皆さんにお話しすることにしました。(^I^)
 日常生活の中での行動...例えば「食事」をする時でも,また「音楽」を聞く時でも,それを“味わう”という気持ちがあるのと,ただなんとなく食べ,聞き流してしまうのとでは大きな違いがあります。食事を例にとれば,一方は素材そのものの鮮度や味覚に思いが行き,また作り手の手さばきや愛情にまで思いが届くのに対し,他方は満腹感を満たすだけに終わってしまいます。一方は舌で味わう,喉で味わう,香りまで味わう...といった人間の感性で感じ取ろうという姿勢が生まれるのに対し,他方は感性や感受性には思いが及びません。
 “スキー”の楽しみ方も,実はこれに似ている所があるのです。なんとなくスピードに任せて斜面を降りるのと,その状況なりの雪質や地形を楽しみながら滑るのとでは,その“味わい方”に大きな差が出ます。またスキー板のどこでその違いを感じ分けているか?そしてその違いを身体のどこで感じ取っているか?...という様なことも,自分の身体の感性を豊かにする上で,また楽しみの奥深さを体験する上で大切になるのです。
 昨日はこの“味わう”ということをメインに八方尾根を滑り回りました。その技術的な言葉は「地球に引かれる」,「スキー板で感じ身体で受ける」,「感じる筋肉を使う」...でした。ご参加の皆さんは,有資格者の方をはじめ,それぞれスキー歴も長いので,いまさら細かいことのアドバイスは要りません。雪をどう感じ,どう仲良くするか?...という基本的姿勢をお話しするだけでピーンと来る人ばかりです。技術的なレッスンというより,「精神的なスキーイング」となった昨日のレッスンでした。(^I^)
 今日は雪が降っています。新雪や深雪が楽しめるかな?(^ ^)(^I^)
 では,行って参りまァーーす。



************************************************************
☆ 01/15  2005  土曜日  雪(白馬)
 朝早くは曇り空でしたが,7時半頃から雪が降り始めました。 
 関東,甲信越地域では大雪注意報が出ているらしいです。ここ八方尾根は西高東低の典型的な冬型よりは,今日のような「南雪」の時に多く降る傾向にあります。
 今日明日とせっかくの週末ですが,雪の休日になりそうです。でも,雪ですからスキーヤーには嬉しい雪...と言わないといけませんネ!(^I^)
     -------------☆★☆-----------
 
昨日は「“フィーリングスキー”スペシャルキャンプ5日間」の最終日でした。五日間コースなので,“フィーリングスキー”の基礎的なことをじっくりお話できます。またそれぞれテーマとする意識やイメージでの滑走に結構時間を割くことができます。そのため,生徒の皆さんも要点や表面だけをサラーっと習うだけでなく,反復練習を取り入れたりして,じっくりと身についたレッスンを受けることができます。
 昨日は最終日で,天候も良かったので,八方尾根のいろいろな場所に出かけ,いろいろなシチュエーションで“フィーリングスキー”を試してみることにしました。先ずはリーゼンコースをハイスピードで滑ってみました。センサー軸意識があれば,雪面からの抵抗をしっかり受け止めようとする気持ちが出て来ますので,結構ハイスピードでも身体が遅れることなく付いていけます。また“バナナシェープ”も自然に深い形で現れて来るようになります。もし「ハイスピードで滑っているつもりだけれど“バナナシェープ”が浅い...」ということであれば,それは充分なハイスピードになっていない...ということの証拠でもあります。
 その後パノラマ下部の“タテッコ”に挑戦しました。1998年の冬季オリンピック,女子の滑降コースだった斜面で,35度くらいの斜度があり,うねりもあって結構ハードな斜面です。今回ご参加いただいた“Ozak”さんや“Koba”さんは「軸」をしっかり意識したイイ滑りをされていました。またこれまで少し伸び悩んでいた“Ogu”さんもこのコースでヒントをつかまれました。(^I^) 「かかと支点で行けば自然に“バナナシェープ”になるんだ!!!」ということに気付かれたのです。(^ ^) これ以降彼の滑りが変わったのは言うまでもありません。良かったですネ!
 午後は,パノラマ,タテッコ,咲花,北尾根,白樺,名木山...と巡り,五日間コースの総復習を兼ねながら変化のある斜面を滑り回りました。どういうスキー技術も,それが実際の斜面で使えなかったり,応用できなければ意味がありません。“フィーリングスキー”で習った「雪からの圧でターンする」,「できるだけ必要最小限度のエッジングで滑る」,「センサー軸を意識する」...というようなことが,悪雪やコブ斜面でどう使えるか?ということを試しながらの午後の二時間でした。(^ ^)
 参加いただいた皆さんは,この五日間のレッスンで,これまでご自分がしてこられたスキー技術とは異なった視点での滑りができるようになられました。もちろん“フィーリングスキー”だけがスキーではありません。この他にもいろいろな滑り方があります。ただ【TOK】がこれまでの35年に渡るスキー教師歴の中から学んだスキー技術の中で,これは大事だ...と思うことをこの五日間でじっくりお話させていただきました。皆さんの心の中に,「こういうスキーもあるんだ...?!?!」ということは,お伝えできたと思っております。これからの皆さんのスキーライフに,少しでもお役に立てたら本当に嬉しいことです。(^ ^)(^I^)
 みなさん,五日間...本当にお疲れ様でした。そして本当にありがとうございました。
 また機会がありましたらご一緒しましょう!!!(^I^)




************************************************************

☆ 01/14  2005  金曜日  晴れ(白馬)
 昨日に引き続いて,今日も晴れ間の多い八方尾根になりそうです。(^ ^) 写真は朝7時20分頃...朝焼けに輝く白馬三山です。
 昨日は大雪の後の整備されたゲレンデで最高のスキー日和となりました。八方尾根...“スキー”を楽しむにはどこもかしこも充分な積雪になりました。これから2月一杯くらい「良い雪質」での“スキー”が楽しめます。
 明日からの週末...皆さんはどちらに行かれるのでしょうか?(^I^) 
     -------------☆★☆-----------
 昨日は「“フィーリングスキー”スペシャルキャンプ5日間」の四日目でした。
 兎平から上部は少し風が強く午前中はクローズの所もありましたが,午後からはその風も止み,良い条件での“スキー”が楽しめました。私たちもレッスンを行ないながら,名木山,白樺,リーゼンコース,名木山と巡りました。
 先ず白樺では“プルークボーゲン”の意味をおさらいし,シュテムターン,基礎パラレルの基本的な考え方をもう一度考えてみました。“フィーリングスキー”の原点は「プルークボーゲンNo.3」で解説しているように,これらの基本的な考え方の延長線上にあるものです。これが理解できれば,スキッディングの延長線上にカービングがあるということが理解できます。昨日は約1時間かけてこの勉強をしました。
 その後,場所をリーゼンコースに移し,“センサー軸”に磨きを掛けることにしました。センサーポイントSPを意識することがどうして迎え角を意識することになるのか?どうして身体はスキーの後方,内側から付いて行かなければならないのか?...ということを考えながらのトレーニングでした。つぶやきの言葉は♪♪♪J・I・K・U...A-Caster...キーキャスター...J・I・K・U...A-Caster...キーキャスター...♪♪♪でした。
 午後はパノラマコースでさらに“軸意識”トレーニングを行ないました。レシーブポイントRPを変えることで,その滑走感覚が大きく変わることを体験していただきました。みなさんから「オオーツ!!!こんなに違うんだ!!!」という驚きの言葉が出たほどでした。(^I^) そのくらい,滑走フィーリングが違ってしまうのです。RPを身体のいたるところに想定し,その時々の滑走フィーリングを楽しんでいただきました。極端な言い方をすれば,スキッディングもカービングも思いのまま!!!...と言えるほどです。レッスンの最後にはカービング小回りを体験していただきましたが,特に少しお年を召された女性の“Ima”さんと“Kawa”さんには,これまで体験された事の無いカービング感覚を味わっていただきました。その滑りは若い男性のカービング小回りに引けを取らないほどで,彼女達を「カービングおばさん」と賞賛の意味を込めて呼ばせてもらったほどでした。(^ ^) この体験も「どこで雪の抵抗を感じ取り,それを身体のどこで受け止めるか?」いうことに集中できてこそ可能になるものです。皆さんに“フィーリングスキー”の面白さを解っていただけたようで,とても嬉しく思った【TOK】でした。(^ ^)(^I^)
 さて,今日はキャンプ最終日です。天候も良いので,八方尾根のいたるところを巡りながら“フィーリングスキー”を試してみたいと思います。
 では行って参りまァァーーす!!! (^I^)



************************************************************
☆ 01/13  2005  木曜日  晴れ(白馬)
 昨日までの大雪もようやく収まり青空が広がり始めた白馬です。
 でも凄い雪でした。スキースクールまで自宅から歩いたのは初めてのことです。(^ ^) でもこの作戦は成功でした。途中で立ち往生している車を数台見かけました。皆さんの所は雪の影響...ありませんでしたか?
 でも,この降雪のおかげでスキー場はバッチリです!!! 名木山で1メートル80センチの積雪だと新聞報道がありました。これからいよいよ本格的スキーシーズンに入ります。心置きなく“スキー”...楽しみましょう!!! (^I^) (^ ^) (^o^) 
     -------------☆★☆-----------
 昨日は大雪の中での,
「“フィーリングスキー”スペシャルキャンプ5日間」の三日目でした。
 女性陣3名の方はこの大雪で「午前中のレッスンをパス...」ということで,体力のある男性陣とのレッスンになりました。ゲレンデのどこもかしこも新しい積雪が30センチ以上...ということで,「新雪・深雪レッスン」になりました。
 新雪・深雪...と言っても“フィーリングスキー”に変わりはありません。雪を感じ,落下エネルギーを利用して雪にターンさせてもらう...という基本は変わらないのです。むしろ,“フィーリングスキー”で滑ることが新雪や深雪では大事になる...と言ったほうが良いでしょう。深雪での小回りはパワーとバランス感があれば,結構皆さんもおできになるのですが,大回りは雪の抵抗をしっかりもらい続けないとできないので大変です。でも今回参加された皆さんは“フィーリングスキー”の要領をうまく使われ,見ていても気持ちの良い深雪ターンをされていました。まるで「白いファンタジー」の中のスキーヤーのように...(^I^)。...ということで,名木山,白樺,リーゼン...と巡り充分に新しい雪を楽しんだ皆さんでした!!!。モチロン,私も楽しませてもらいました。(^ ^)(^I^) 
 さて,午後は女性陣もレッスンに復帰して“コアライン”意識の練習をしました。ターン中の身体の傾きを必要以上に作らない...という意味で,このコアラインを意識することは大変役に立ちます。傾きの角度が減る分“バランス”が取りやすくなるのです。斜面に対して角付けする量も少なくなり,身体への負担も軽減します。女性の方で少しだけお年を召されている“Ara”さんも,このコアラインを意識されてから苦手の右ターンに変化が起こり,粗踏みの斜面でも安定して滑られるようになりました。(^ ^) 他の女性の参加者“Iwa”さんは男性か?と見まがうほどの力強い滑りになり,“Kawa”さんもその滑りに安定感が出てきました。
 レッスン終了頃には粗踏みでも安心してみていられる滑りになりました。“コアライン”,“J・I・K・U”,“A-Caster”がそのキーワードでした。
 3時半からはビデオを見ながらのミィーティングを開きました。
 また,夜7時からは「メルツェン」で簡単な懇親会を開き,お互いの親睦を深めました。(^ ^)
 今日は四日目...天気も回復したので「センサー軸」に磨きを掛けたいと思います。
 では行って来まァーす!!!




************************************************************
☆ 01/12  2005  水曜日  大雪(白馬)
 凄い雪です!!! 以前も,正月には雪が少なく,正月明けに豪雪が降った時がありましたが,その再来...を思わせます。今日一日は降り続くとのことですので,「豪雪」と言ってもいいでしょう。
 降って欲しい...という願いが天に届いたのは嬉しいですが...こう多いとスキースクールまで今日は徒歩で行く事になりそうです。(^ ^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は
「“フィーリングスキー”スペシャルキャンプ5日間」の二日目でした。
 朝一番フリー滑走をしたのですが,降雪が多くいきなりの「深雪特訓」...になってしまいました。(^ ^) 一昨日練習した「支点を意識すること」,「斜面移動すること」...の二つができれば難なく滑れるのですが,どうしても雪を見てしまうと,身体が硬直してしまいます。レッスンが始まるまで約30分...深雪との戦いが続いたのでした。
 さて,レッスンに入っても整地された場所は無く,新雪でのトレーニングになってしまいました。一昨日の練習を思い出し,スキーの前後差を生かす...という基本的な練習で少しづつ新雪でも無理なくターンすることを学びました。
 その後,少しづつ斜面も整地され,「かかと支点で滑る」という練習に入ることができました。初めはターン外側の小指を上げる感じでの滑走です。これの練習を1時間ほど行なって昼の休憩としました。
 午後はいよいよ“キャスター・ターン”の練習です。まだ雪が降り続いていましたので,約20分,室内でキャスターの理論研修をし,雪上で実践することにしました。午前のかかと支点の時より,脚に負担も掛からず皆さん結構すんなりキャスターの滑りに慣れられました。(^ ^)
 1時間ほどキャスター転がりのイメージのトレーニングをし,次は今日のテーマを先取りして,「センサー軸」の予備練習をしました。(^I^)
 さて,今日も大雪です。スクールまで1時間ほどかけて歩いていく事にします。(^I^) そろそろ出掛け無くては...。
 では行って参りまァーす!!!




************************************************************
☆ 01/11  2005  火曜日  雪(白馬)
 今朝は雪です。結構勢いよく降っています。平地で50センチは積もっています。この雪...明日一杯は続くとの予報が出ていますので,スキー場としてはありがたい降雪になります。(^ ^)
 昨日までの連休...まあまあの人出で賑わった白馬です。みなさんも“スキー”...充分楽しまれたでしょうか?(^ ^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日から「“フィーリングスキー”スペシャルキャンプ5日間」が始まりました。10日から14日まで五日間の長丁場ですが,定員の8名の方にご参加頂きました。五日間ありますので,“フィーリングスキー”の詳細を皆さんにお伝えできると思います。実はこのレッスン...五日間でどのように,皆さんの滑りが変わるか?じっくり拝見できるという意味で,わたし自身が楽しみにしておりました。(^ ^) その基本となるテーマは“「身体の特徴・用具の特性・自然条件」を生かす”...ということになります。
 さて,昨日の初日は先ずレッスン前の皆さんのビデオ撮りを行ない,その後「用具の特性」の内の“スキーの前後差を生かす”...ということから始めました。支点を土踏まずに意識し,斜面移動して行き,雪からの抵抗を受けてスキーが回る...という基本的な練習です。これまで自分の力でスキーを回していた方には少し違和感があったようですが,次第に落下エネルギーをターンエネルギーに換える...という感覚を身に付けられました。土踏まずにはオレンジを意識し,そこからのジュースが自分の身体に掛かって来るイメージの舵取りと,そのオレンジをバトンタッチする感覚の角付けの切り替えです。つぶやきの言葉は♪♪♪ジュース浴びィー...バトンタァーッチ...ジュース浴びィー...バトンタァーッチ...♪♪♪でした。
 午後は練習としては少しハードな「小回り」を練習しました。小回りでは“迎え角”意識が重要になります。この練習をすることで,どの方向からの力をもらうのか?という意識が強烈に出て来ます。そして,これが意識できるようになれば中回りや大回りの迎え角意識は自然に楽にできるようになるのです。
 初日の最後は少しだけ翌日の予告編で「かかと支点でターン」を練習しました。ご参加いただいている皆さんは感性が鋭く,かかと支点での滑りもそれなりにこなされておりました。(^ ^) 今日はこの“かかと支点”での滑りにより磨きを掛けたいと思います。
 では行って参りまァーす!!!  (^I^) (^ ^) (^o^) 




************************************************************
☆ 01/10  2005  月曜日  晴れ(白馬)
 昨日は結構雪が降ってくれました。まだ充分...というわけにはいきませんが,“スキー”を楽しむには大丈夫な量になりました。
 連休のゲレンデも久しぶりに活気を取り戻した感じです。この雪に感謝しながら精一杯雪と戯れたいと思います。
 皆さんも,大いに楽しんで下さいネ!(^ ^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は昨年ニュージーランドで一緒にスキーを楽しんだ皆さんとの「スキー交流会」でした。ニュージーランドには総勢13名で行ったのですが,昨日はその内の11名が参加してくれました。(^I^)
 私も教師としての立場ではなく,ひとりのスキー仲間として皆さんと一緒に八方尾根を滑り回りました。天候は「雪」で視界はそんなに良くありませんでしたが,幸い新しく降り積もったパウダースノーを皆んなと楽しむことができました。 (^I^) (^ ^) (^o^) 
 教師としてのユニフォームを脱ぎ,ひとりのスキーヤーとしてゲレンデ立つだけでいつもとは違う新鮮さがあります。普段のレッスンではあまり行かない場所に飛び込んで行きました。イチバンはしゃいでいたのは【TOK】だったと,後で皆んなに言われ,確かにそうだなぁー!!!...と思ったのでした。
 昼もリラックスムードで食事をし,ニュージーランドの思い出話に花を咲かせました。
 約4時間,白樺,セントラル,国際,タテッコ,名木山...と滑り回って,夕方,八方温泉に浸かり心地良く疲れた身体をほぐしたのでした。(^ ^)
 その後は「メルツェン」でPartyでした。皆さんにご持参いただいた酒のつまみやお酒を頂きながら,楽しいひと時を過ごしました。想い出のスキーシーンをプロジェクターで映し出し,皆さんの上達振りを見ながらのPartyでしたが,みなさんに「今日の【TOK】さんはニュージーランドの時に比べてスキーがうまくなった!!!」と褒められたのでした...。(^ ^)
 スキー仲間との交流...“スキー”という共通の楽しみをとおして,お互いが知り合い仲間になる...その良さをつくづく思い,幸せ気分一杯の【TOK】でした。
 みなさん,どうもありがとう!!! また一緒に滑ろうぜーイ!!!



************************************************************
☆ 01/09  2005  日曜日  雪(白馬)
 今朝は雪が降っています。昨夜から降ったり止んだり...の繰り返しだったようです。平地で約10センチの積雪です。でも,今の降り方が続けば結構な積雪になりそうです。(^ ^)
 一昨日の降雪で,ようやく生き返った八方尾根下部のスキーエリアです。この連休に間に合って良かったですネ!(^ ^)
 それにしても,雪のありがたさをつくづく感じています。空気や水と同じように「雪」も降って当然...という感覚では居られない時代になりました。昨年の震災の数々...地球環境の変化と関係のあることも多いと思います。真剣に「地球に優しい生き方」...考える時代になったと思います。
     -------------☆★☆-----------
 昨日は
「初級・中級スペシャルキャンプ」の三日目...最終日でした。
 一昨日はキャスターの♪♪♪二輪ィーン...四輪ィーン...♪♪♪を学び,結構クリアできましたので,昨日は「かかと支点」と「センサー軸」について学ぶ事にしました。あまり成果を急いではいけないのですが,皆さんの上達が早いのと,ホームページに書いてあることを実際に経験してみたい...というご要望がありそうでしたので,チョット背伸びしてみました。でも「案ずるより生むが安し」で,みなさんに新しい経験をしていただくことができました。(^ ^)
 先ず午前中は「かかと支点」ということをお話しました。あくまで「かかと支点」はスキー板がたわんでいる状態...ということが前提となります。スキッディング要素が多い中でかかと支点を求めてもうまくいきませんし,その後の「センサー軸」も感じられません。斜面落下がある程度でき,雪から抵抗を受け止めてスキーがたわんでいる...という状況になりましたので,ターン外側の小指を上げる意識で滑って頂きました。白樺ゲレンデで約小一時間,このトレーニングと角付けの切り替え時に「A-Caster」を使う練習を行ないました。つぶやきの言葉は♪♪♪キーキャスター...A-Caster...キーキャスター...A-Caster...♪♪♪でした。(^ ^)
 午後は天気も良くなり始めたので,黒菱⇒スカイライン⇒北尾根⇒白樺⇒名木山...と巡り,「センサー軸」を感じ取るトレーニングを行ないました。キーキャスターとA-Casterの練習に少なくとも一日は時間を割き,その後にセンサー軸のトレーニングをすると効果があるのですが,今回は少し駆け足での「軸トレーニング」となりました。でも,その意味は充分ご理解いただけたものと思っております。(^ ^)
 さて,今回の「初級・中級スペシャルキャンプ」...初めの皆さんの滑りと最終日の滑りを比べると,その違いは歴然としております。本当に上手になられました。(^ ^)(^I^) 初中級の方は上級者に比べ,その上達振りが早いのが普通なのですが,それに比しても皆さんはうまくなりました。...と言うよりも“スキー”に対する感覚が変わられました。これまでの「スキーを動かす...」という要素が無くなり,位置エネルギーを上手にターンエネルギーに換えられる滑り方,「雪の力でターンする」...という方法を身に付けられました。また「フォーム」や「形」をコピーのように真似るのではなく,自分自身の身体の特徴を生かした「フォーム」が現れる滑り方になりました。これはキットこれからの皆さんのスキーライフに大きな影響を与える...と信じています。
 でも,うまくなることも楽しいし大事なことですが,うまくなってその技術を使って「雪の大自然」を楽しむことの方がもっともっと大事だと【TOK】は思います。各自のレベルレベルでしか楽しめない世界もあるのです。あまり性急に上達すると,その時々の楽しさを感じないままスキップしてしまうことになります。今回のキャンプの大きなテーマ“雪の力でターンする”...ということを忘れなければ,雪と仲良くしながら技術もおのずと上達して行くと思います。まさに【Letスキー】です。
 三日間楽しく滑れました。“Chiaki”ちゃん,“Yuuka”ちゃん,“Oki”さん,“Fuji”さん,“Ueda”さん,そして“Mori”さん...本当にありがとうございました。また機会がありましたご一緒しましょう!!! (^I^) (^o^) (^I^)




************************************************************
☆ 01/08  2005  土曜日  小雪(白馬)
 昨日は一日降雪でした。それほどの大雪ではありませんでしたが,雪の少な目だった名木山や白樺ゲレンデは,この雪で生き返りました。(^ ^)
 今日から成人式を含んだ連休ですが,皆さんはどちらで“スキー”をお楽しみでしょうか?天からの恵みの雪...思いっきり楽しみたいものです。(^I^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は
「初級・中級スペシャルキャンプ」の二日目でした。メインテーマは“キャスター・ターン”でした。キャスターでも,いきなり「かかと支点」...というわけにはいきませんので,♪♪♪二輪ィーン...四輪ィーン...二輪ィーン...四輪ィーン...♪♪♪の練習から始めました。一昨日,土踏まずに意識したキャスターがゴロゴロと転がるイメージの練習をしましたので,これが四輪に変わっても格段の意識変化はありません。とにかく斜面を転がって行くキャスターに乗り遅れないように付いて行く感覚...これをしっかり身に付けてもらうことにしました。折からの降雪で,視界も悪く,足元も見えない状態の時もありましたが,みなさん一生懸命足裏で感じるトレーニングをしていただきました。その成果が一回々々滑るごとに形となって現れて来ました。キャスターという足元が不安定なモノの上に乗っかっている感覚なので,それにしっかり付いて行こう!!!...という気持ちになります。すると斜面移動がスムーズに行なわれて,「雪の力で回してもらう...」ということの意味が少しづつ分かるようになるのです。午前中はただひたすら中回りの♪♪♪二輪ィーン...四輪ィーン...♪♪♪の練習に時間を割きました。
 午後は先ずリズムを小回りのリズムに変え,迎え角をしっかり意識してキャスターの転がりに乗って行くことを練習しました。小回りで迎え角意識がはっきりイメージできるようになれば,中回りや大回りは比較的簡単ですので,これに約1時間かけました。言葉を自分でつぶやき,それに集中することで,皆さんの小回りも少しづつ「様」になってきました。(^ ^)
 途中20分間の休憩を入れ,その後はレッスンの成果をビデオに納めました。ゲレンデには10センチ程度の積雪があり,粗踏み状態になりかけていましたが,みなさんその雪をものともせず,キャスター・ターンの基本技術で楽しく雪を感じて滑られました。(^I^)
 午後6時からの夕食,そして8時からのミーティングで,一日の反省や翌日のテーマの予習して一日のスケジュールを終えました。今日はいよいよ「センサー軸」に挑戦です。
 では行って参りまァーす!!!(^ ^)




************************************************************
☆ 01/07  2005  金曜日  小雪(白馬)
 今朝は小雪が舞っています。昨夜から低気圧が通過中のようで,降雪期待でしたが...。(=_=;)
 明日から成人式を含んだ連休になりますが,それに向けて今日からの降雪を天にお願いしましょう。(^ ^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日から「初級・中級スペシャルキャンプ」が始まりました。今回は6名の方の参加です。(^ ^)
 シュテムターンやパラレルの初歩の方から1級受験を視野に入れている方まで,また年齢も小学5年生の方から60歳の方まで,幅広い層の方が対象になりますが,スキーの基本は同じですので,これを皆さんにお伝えしたいと思います。
 先ず皆さんの滑りをビデオに納め,その後「スキーの持つ特徴を生かすには...」ということから始めました。その第一は「スキーの前後差を生かす」ということです。それには,乗る位置,荷重点や支点を足裏の土踏まず付近からかかとにかけて設定する必要があります。最初は「土踏まず」にオレンジをイメージし,それを感じながらスキーをすることから始めました。舵取り期ではそのオレンジのつぶれ具合をイメージしながら,そして角付けの切り替えの時はそのオレンジを足の左右にバトンタッチするイメージで滑りました。これまでスキー板を操作してきた感覚から抜け出し,斜面を移動し,雪の力で回してもらう...という感覚に少しづつ慣れてもらいました。(^ ^)
 午後はオレンジをキャスターに換え,土踏まずに意識したキャスターがゴロゴロと転がるイメージを皆さんに持っていただきました。パノラマからリーゼンコースと巡り,いろいろな斜面を滑りながら足裏感覚を少しづつ磨く練習をしました。つぶやきの言葉は♪♪♪バトンタァーッチ...ゴロゴロ...バトンタァーッチ...ゴロゴロ..♪♪♪でした。リーゼンコースの途中では小回りも練習しました。回転半径を小さくするには上肢と下肢の間のネジレが大事です。この時「迎え角」という意識が培われ,これが中回りや大回りでも役に立つので,少しだけこの練習に時間を割きました。
 オレンジもキャスターも皆さんにとっては始めての体験でしたが,次第にその要領に慣れてきました。初日の最後には全員のみなさんが,雪と喧嘩せず仲良く滑るコツをつかまれたようでした。
 夜は夕食を皆さんと一緒にいただき,スキーやいろいろな話に花が咲きました。
 また8時からはミーティングでした。レッスンの途中々々で撮ったビデオをみて,その時々の滑りのイメージがどう滑りに反映しているか?を確かめました。また理論研修では雪の上で行なったことのおさらいをしました。
 今日はキャンプ二日目です。キャスターを意識した練習をしたいと思います。
 では,行って来まァーす!!!


************************************************************
☆ 01/06  2005  木曜日  晴れ(白馬)
 今朝は北アルプスの山の上は薄い雲が掛かっていて,ハッキリとした晴天ではありませんが,これから晴れるのでしょうか?天気予報では昼ころまで晴れ,その後雪に変わるとの予報が出ているのですが...。 八方尾根,兎平付近はもう結構な雪の量ですが,名木山近辺は少し量が足りません。もう少し降雪が欲しいところです。(^ ^) 今夜あたり,少し降ってくれるのでしょうか?
     -------------☆★☆-----------
 昨日は
「年始スペシャルキャンプ」の三日目で,最終日でした。
 先ず朝一番に,これまで学んだことの復習の意味で数本滑ったのですが,“Kita”さんの滑りがガラッと変わってしまいました!!! (^ ^) その理由は,実は前日夜の理論研修にあったのです。ビデオをみると,どうも彼女のひざが前に入り過ぎてしまうので,素足でその場に立って雪の抵抗を受ける感覚をおさらいしたのですが,その時彼女が「かかと支点」の意味をカン違いされているのに気づいたのです。朝一番,それを修正して滑ってみたら,ナント見違えるような滑りになったではありませんか!!!。スキーを脱いで行なう理論研修の大切さを感じた出来事でした。
 さてその後,初日,二日目と二日間学んだことを八方尾根のいろいろな斜面で試しながら,さらにその技術を高めることにしました。幸い前日少し降雪があったので,黒菱,スカイラインと巡り新雪にトライしてみました。もう何人かの人が滑った後で,粗踏み状態でしたがみなさんバッチリ!!!の滑りを披露してくれました。ポイントは♪♪♪コアライン...J・I・K・U...コアライン...J・I・K・U...♪♪♪でした。コアラインで角付けの過使用を避け,“J・I・K・U”でセンサーポイントSPを意識し,その後レシーブポイントRPを意識すると...いう一連の集中が,身体の動きをスムーズにし,バランス良く滑ることを可能にしてくれたのでした。
 その後,北尾根からタテッコ下部,白樺,名木山と巡って来ましたが,その途中いろいろな雪質の所を滑ることができました。雪質が変わっても,その雪をいとおしむ感覚で滑るとまた面白い抵抗感があることを皆さんに感じ取っていただきました。(^ ^)
 午後はSPとRPをいろいろ変え,その時々の滑走フィーリングの違いやターン円弧の違いなどを感じ分ける練習をしました。SPとRPの組み合わせは無数にありますから,自分でいろいろ試すことで,さらに独特な感触が楽しめるはずです。これからはレッスンを離れ,ご自分でそれらの感触を探してご覧になることをお勧めします。(^ ^)
 キャンプの最後は,例によってキャンプの総復習でした。今回も全ての方が確実にその技術を伸ばされました。その基本は「雪の抵抗をいただいてターンする」ということでした。“フィーリングスキー”,【Letスキー】の意味を充分ご理解いただけたものと思います。これを基に,皆さんのスキーの楽しみの世界がさらに広がることを祈念したいと思います。




************************************************************
☆ 01/05  2005  水曜日  晴れ(白馬)
 今朝の白馬はやや雲がありますが,晴れです。気温は低く,空気がピリッとしています。
 昨日の低気圧通過でもう少し降雪があるかと期待しましたが,その量は少しでした。名木山,白樺など少し地肌が出てきましたが,注意して滑れば何とか大丈夫です。
 正月三が日も終わり,ゲレンデは一層静かになりました。でも,この週末の連休は混みあいそうです。
 皆さんも,楽しいスキー...してますか?(^ ^)
     -------------☆★☆-----------
 昨日は
「年始スペシャルキャンプ」の二日目で,主に“センサー軸”について学びました。参加いただいているほとんどの方が私のホームページをご覧頂いているのでハナシが早く,次々とその要領を飲み込んでくれます。センサーポイントSPとレシーブポイントRPを中回りの基本位置に設定し,雪からの圧を探る要領を学びながらパノラマ,リーゼンと降りてその要領を身に付けました。ターン前半のコアラインを意識すれば身体がスキーに遅れることも少なく,イイ感じてSPに意識が行くようになります。このセンサーポイントから圧のシグナルがピッピッと身体のSPにやって来るイメージを持てば,スキートップはかかと中心に内側に入り込んできます。昨日のその時のつぶやきは♪♪♪コアライン...ピィ...ピィ...ピィ...コアライン...ピィ...ピィ...ピィ...♪♪♪でした。(^ ^) この練習で“Iwas”さんの滑りが変わりました。特に“Iwas”さんはRPを外ウエスト部分に意識した時から,抵抗を受け止めることの意味を理解されたようです。(^ ^)
 午後はSPとRPをいろいろ変え,その時々でターンがどのようになり,身体の感触はどうなるか?といことを試してみました。“軸”意識を実践すると,信じられないほどヒザを柔らかく動かす事も,雪の抵抗をビシッと受け止めてカービングターンをすることも,スキッディング要素の多いずれメインのターンも「自在」に行なうことができます。まさに「魔軸ターン」と言えるものです。(^I^) 身体の関節をどう使うとか,フォームをどうこうしようとか...ということではなく,結果として身体がそのように動くようになるには,その元の「因」がナニなのか?ということを共に考えながらのレッスンでした。その因は「センサー軸のイメージ」にあったのです。
 “Take”さん“Yabu”さん“Mura”,そして“Ooze”さんの滑りも変わりました。“Take”さんはこれまでスキーを操作しようという意識が強過ぎたのですが,それが影をひそめ,外スキーにその動きを任せられるようになりました。また“Yabu”さんはターン後半強すぎた角付けが少なくなり,スキーの走りが良くなりました。“Mura”さんはこれまで少し足りなかった圧の受け方が改善され,フレックスを生かしたターンができるようになりました。また“Ooze”さんはSP意識が働くようになって,スキートップがターン内側にスムーズに入り込むようになりました。みなさん,良かったですネ!!!(^ ^)
 さて,今日はキャンプ最終日...「魔軸ターン」をさらに洗練させてみたいと思います。他の皆さんの滑り,どう変わるのでしょうか?楽しみ楽しみ!!!
 では行って来まァーす!!!



************************************************************
☆ 01/04  2005  火曜日  曇り(白馬)
 今朝は曇り空の白馬です。兎平付近から上部はもう雪が降り始めたようです。平地も午後には雪予報が出ています。もうひと降り来れば,八方尾根スキー場も完璧...といえるかもしれません。(^I^)
 昨日は本当に良い天気でした。05シーズン最高の滑りが楽しめました。皆さんも充分正月スキー...楽しまれましたか?(^ ^) 本年もよろしくお願い致します。
     -------------☆★☆-----------
 昨日から「年始スペシャルキャンプ」が始まりました。その一日目,7名の方の参加を得て晴天の中レッスンが始まりました。
 先ず皆さんの滑りをビデオに撮りました。天気が良いので白樺からセントラルコースに抜ける場所で大回り,小回りを撮影しました。その後黒菱の最上部まで上りましたが,その途中途中で「ど後傾滑り」,「ど前傾滑り」,「ど内スキー滑り」,「ど外スキー」を体験し,それぞれどう違うか?という様なことを感じ取ってもらいました。また足裏親指の付け根からかかと内側に至る一本の「棒」をイメージし,滑走中にどういう刺激がその棒にやってくるか?ということも感じ取ってもらいました。
 その後場所をパノラマに移し,「プルークボーゲン」がどのように大切か?ということを学びました。プルークボーゲンには,外スキーを押す意識のもの,内スキーを引く意識のもの...などのやり方がありますが,それぞれどういう特徴を持っているか?ということを一緒に考えました。そして,プルークボーゲンがスピードをあげて行なわれるようになれば,内スキーを引く意識を持つことで容易に基礎パラレルターンに移行する...ということも学びました。またプルークボーゲンを考えることは,迎え角を意識することになりスキーの持つ特徴のひとつを生かすことでもある...ということもお話しました。そして,♪♪♪ひくぅー...受けるぅー...ひくぅー...受けるぅー...♪♪♪をつぶやきながらリーゼンコースを名木山まで降り,お昼休みとしました。
 午後はパノラマまで上り,“キャスター・ターン”の練習を行ないました。かかと支点,キーキャスター意識のターンとはどういうことなのか?ということをお話し,その滑りを実践していただきました。みなさん,私のホームページをご覧の方が多く,スンナリとかかと支点での滑りをクリアしてもらいました。
 その後,小回りのトレーニングを行ないました。これはキーキャスターに乗り込みながらどの方向に斜面移動して行くのか?ということを学ぶ上で非常に大事な練習になります。小回りでキーキャスターを使うことができるようになれば,「迎え角意識」がハッキリしてきますので,中回りや大回りは非常に楽に行なうことができるのです。胸の向きをしっかり意識するために,「ゲロゲロターン」や「ありがとうターン」の練習を行ないました。♪♪♪ゲロゲロ...ヨンリン...ゲロゲロ...ヨンリン...♪♪♪がそのつぶやきの言葉でした。(^ ^)
 パノラマからの帰りはセントラルコースでした。セントラルの35度の急斜面を降りるには角付けの調節が大切になりますが,昨日は“コアライン”を意識して滑ることにしました。斜面下方にではなく,重力方向に引かれる...という意識の方が過度なエッジングを避けることができます。そのため雪と喧嘩することが少なくなり,ガガガ...というエッジが立ったり外れたりする音が消えてしまうのです。身体も内傾過度が少なくなり,外傾要素が出てきます。♪♪♪コアライン...ヨンリン...コアライン...ヨンリン...♪♪♪の声を響かせながらセントラル,白樺,名木山と下った一行8人でした。(^ ^)
 夜は8時から10時過ぎまでミィーティングでした。昼撮ったビデオをみながら,一日の滑りでどう変化があったか?を各自の目で確認していただきました。確実にターン円弧が円くなっていること,ターン前半が大きくなっていること,雪面コンタクト感が強すぎもせず弱すぎもしない...ということを確認することができました。またその後の理論研修では,雪上で一日かけて行なったことをもう一度整理し,その意味をしっかり頭に刻み込みました。
 そして,美味しいビールで乾杯!!! 参加者お互いのコミュニケーションを深めたのでした。(^ ^)



************************************************************
☆ 01/03  2005  月曜日  快晴(白馬)
 今朝は朝焼けがきれいでした。(^I^) 今年初のモルゲンロートです。
 31日から元旦にかけての雪で,おかげさまで八方尾根スキー場...ホントにスキー場らしくなりました。ところどころまだ雪が安定していない所やブッシュが出ているところがありますが,まあまあ安心して滑れます。
 今日はイイ天気ですので,お客さんも少し増えるような気がします。皆さんもニューイヤースキー...楽しんでますか?
     -------------☆★☆-----------
 昨日は“Kana”さんグループ4名の方々とご一緒に滑らせていただきました。この内3名の方が有資格者の方で私のホームページに興味を持っておられ,この教師日記などで解説していることのアウトラインを学びたいということでの受講でした。
 皆さんはもうご存知のことだと思いますが,私の持論は「雪と道具と身体を調和良く生かした“スキー”を楽しむ...」ということなので,そのために必要な考え方を話させていただきました。
 先ず「スキーの特徴を生かす」...という意味で,スキーの前後差を活用する,サイドカーブを使う,そしてトーションやフレックスを生かした滑りをする,ということから話させていただきました。これらの特徴を生かすには,どこで身体を支えるか?という“支点”が大きなポイントになります。また重力の力を利用して“斜面を移動して行く”ことも大事です。かかと支点,コアライン...という意識で滑ることが大切なのはこういうことが基になっている...ということをお話ししながら,それを滑りの中で確認しました。
 また,「自分の身体の特徴を生かす...」という意味では,“身体のネジレと戻り”や“身体で感じる”ということが大事です。特に小回りでは,身体のネジレと戻りが無いと思うように小さい回転の弧が描けません。また雪からの抵抗に柔軟に対処するには押さえ込むための筋肉を使うのではなく,感じ取る筋肉を多用することが大切です。スキー板で抵抗を受け,その情報を足裏から下肢,上肢...という風に伝える...という姿勢が必要なのです。センサーポイントSPやレシーブポイントRPは,そういった“感じる意識”を学ぶ上で役に立つことなので,これもしっかり雪上で試してみました。(^I^)
 最後は「雪と会話する...」という姿勢です。雪を蹴散らしてガンガン滑り,「これがスキーだ!!!」という方も居られます。それはそれでけっこうですが,そうではなく雪の表情や地形の妙を楽しみながら滑るのも“スキー”です。天からの恵みで“スキー”ができることを思い,それに感謝しながらいろいろな斜面を滑ることも大きな悦びです。そういったいろいろなシチュエーションを感じながら滑るにはスキーヤーの感受性が大きな意味を持ちます。どんな状態の雪でも,それを受け入れ,自分の身体全体で感じ取りながら滑ろうという姿勢が大事になってきます。“フィーリングスキー”は最終的には,そういったことを実現するための役に立てれば嬉しい...と思って皆さんにお話しています。昨日も,こんな私の思いが少しでも伝わればいいナァーと思いながらレッスンさせていただきました。
 昨日の4人の皆さんは,本当に余裕を持って滑れるようになったと思います。視野が広くなったと思います。またある意味で“スキー”に対する考え方が変わられたと思います。これからスキー指導者として,ますますご活躍いただくことを祈念したいと思います。
 どうも,お疲れ様でした!!! そして楽しい“スキー”...ありがとうございました!!!  (^I^) (^ ^) (^o^) 



************************************************************
☆ 01/02  2005  日曜日  晴れ(白馬)
 今朝は晴れの白馬です。(^I^)
 昨日の日中,少し小康状態の時もありましたが,一日中雪が降ってくれました。我々スキーヤーにはまさに正月のビッグなプレゼントでした。天の恵みに感謝しながらスキーを楽しみました。(^I^)
 昨日の雪で,八方尾根...ようやく全スキー場が滑れるようになりました。年末20頃にはほとんど無かったので,正月の宿泊のお客様が少ないせいでしょう,ゲレンデは正月とは思えない空きようです。

     -------------☆★☆-----------
  昨日はけっこうな雪が降りました。少し寒かったのですが,天からの恵み...ありがたいと思いながらレッスンをさせて頂きました。(^I^)
 昨日は2005年の最初の日。毎年いつもレッスンを受講されている“Do”さんご夫妻のプライベートレッスンでした。雪不足の今シーズンなのに,もうすでに10日もスキーをされているというだけあって,お二人の滑りを拝見すると,「これ以上ナニを教わりたいの?!?!」...という思いのするほどの滑りでした。聞くところによると,もう少し安定性を増したい,より美しいスキーがしたい...そしてテクニカル合格を目指したい...ということが,その目的でした。旦那さんの“Masa”さんはテクニカル互角の実力は充分にあると思うのですが,実際の検定ではその実力が発揮できないようです。
 お二人ともキャスター・ターンやクロッシングなど,私のレッスンのあらましに付いては熟知しておられ,技術的なポテンシャルは相当高いので,昨日は先ず“コアライン”を意識することから始めることにました。コアラインと言うのは斜面移動を意識していただくためのイメージのひとつで,斜面下に移動するという感覚よりも,地球の中心“コア”に向って引かれている...という意識で滑ろうというものです。特にターン前半の始動期にから中盤にかけてこの意識を持つと,「落差」をしっかり取れるので,ターン後半のスキーの動きが活き活きして来ます。始動期にエッジングから入るのに比べれば,フラット気味にフォールラインに直滑降気味に入るので,慣れるまでは恐怖心があるかもしれませんが,一度この滑りができるようになると,雪からの圧をより強烈に感じ取れるようになります。(^ ^)
 午前中は,“Do”さんご夫妻と一緒にこのコアラインについて学びました。お二人ともリーゼンコースを一本トレーニングしただけでターン前半の滑りにゆとりが出始め,その滑りがより一層大きいものに変わりました。
 午後はコアラインからターン後半の“J・I・K・U”意識について学びました。せっかくターン前半で落差を稼げる滑りをされても,中盤から後半にかけてブレーキをかけてしまってはその意味が無くなります。角付けを格別強くすることはありませんが,センサーポイントSPをしっかり決め,そこから身体のレシーブポイントRPに至る一本の線,「センサー軸」をイメージすることが大事です。この線の向きを逆にRPからSP方向にイメージしてしまうとブレーキになってしまいます。あくまでSPからRPに向いている軸をイメージすることです。奥さんの“Sumi”さんは時々やや支点がかかとより前気味になり,ブレーキになることがありましたが,レッスンの最後には支点も直り,美しい小回りをされるようになりました。旦那さんの“Masa”さんは,本当に滑りが大きくなり,雪面コンタクトも抜群の滑りになりました。
 2005年元旦に,ポテンシャルの高いお二人と楽しくご一緒に滑ることができました。どうもありがとうございました。お二人の滑りにもさらに磨きがかかり,これからのスキーライフがより豊かなものになることと思います。
 今年も良い年になりますよう...お祈りいたします。(^ ^)(^I^)



************************************************************
☆ 01/01  2005  土曜日  雪(白馬)
 明けましておめでとうございます!!! 
2005年が明けました。今年はさらに飛躍の年になりますよう!!!
 今年もよろしくお願いいたします。
 白馬の元旦は「雪」の天気で始まりました。スキー場にはホントにありがたい正月プレゼントです。この恵みの雪に感謝しながら今年も“スキー”を皆さんとご一緒に楽しみたいと思います。
 今年も皆さんにとって素晴らしい年でありますよう,お祈り申し上げます。(^ ^)(^I^)
  
     -------------☆★☆-----------
  昨日は「年末スペシャルキャンプ」の三日目,最終日でした。一昨日練習した「軸」についてさらに磨きを掛けることにしました。
  「落下エネルギー」を「スキーのターンエネルギー」に換える...という意識を持っていただくために,ターン前半から中盤にかけて,縦の直滑降意識を持ってもらいながら滑っていただきました。ターン前半は“コアライン”を意識し,地球の引力に引かれる意識を持ちます。そしてそのコアラインがその前のターンの迎え角方向にそのまま移動し直滑降に入る感覚です。この意識を持つことでターン前半を,角付けにあんまり頼らない,だけれど雪面コンタクトはある...という滑りにすることができます。そしてターン中盤から後半にかけて,12/31の教師日記でお話した“
J・I・K・U(軸)”を意識するのです。ターン中盤まではエッジを強く使いませんからスキーが走っています。エッジは強くはありませんが,全く無いというわけではなくわずかに立っています。このエッジがターン中盤過ぎに大きな落下エネルギーをJ・I・K・U”で受けるわけですからスキーのトップがギュゥーンと内側に入って来ます。この反発エネルギーは落下速度が大きければ大きいほど強烈になります。午前中は新たにOpenになった北尾根を巡りながらこのトレーニングを行いました。(^ ^)
 午後は午前に行なった「縦直滑降意識のターン」にさらに磨きをかけるため,センサー軸をいろいろ換えてトレーニングを行ないました。参加メンバーの皆さんの滑りが本当に変わって来ました。「雪の抵抗を受け止めてターンする」ということに慣れて来ている皆さんの滑りを拝見し,【Letスキー】の意味をご理解いただけた...と嬉しく思った【TOK】でした。(^ ^)
 最後の1時間半は,キャンプのおさらいでした。この総復習をすると,初日,二日目の練習が何の意味を持っていたのか?ということがよくご理解いただけます。いつのキャンプでも思うのですが,その時にはあまりよくできなかったことも,この総復習ではしっかりおできになるのです。教師が三日間の成果をいちばん強く感じる時でもあります。そしてご参加いただいた皆さんも,ご自分の上達ぶりを身を持って感じている...ということが分かります。(^I^)
 今回のキャンプでも,みなさん確実にそのレベルを上げられました。その技術をいろいろなシチュエーションで生かされ,“スキー”を楽しんで欲しいと思います。
 また,ご一緒に滑りましょう!!! (^I^)



                      このページのトップへ