【TOK】のスキー教師日記  July 2005

July 2005

スキー教師【TOK】の個人的な日記です。興味のある人はどうぞご覧ください。(^I^)
ただ,このホームページは, 【TOK】の主観的な意見や感想を書き綴ったものですので
ページ内の記事及びデータなどを,みなさんが参考にされることは構いませんが
そのことによって派生した事象についての責任は負えませんのでご了承ください。

  Ski Top    【TOK】への Mail…

What's Today ?

07/31 “お習字ターン”
           書くゥー
07/29 “お習字ターン”
           払うゥー
07/28 
“お習字ターン”
        筆のしなり
07/27 
“お習字ターン”
       円弧の大きさ
07/26 
“お習字ターン”
       イメージ概略
07/25 
(^J^)<^!^>(*^^)(^.^)
07/24 斜めの直滑降No.2
07/23 斜めの直滑降とは...
07/22 スキーを味わう“鍵”
07/21 自分の素晴らしさを
          褒める
07/20 細胞に愛情を注ぐ
07/19 身体のエネルギー
07/18 【TOK】流ストレッチ
07/17 感度の良い身体
07/16 細胞を俯瞰で...
07/15 オーラで観る自分
07/14 俯瞰で観る
07/12 映像
CDから学ぶ...
07/11 
“スキー”は面白い!!!
07/10 
ウィール...一列と二列
07/09 
横二列ウィール
      のインラインは?
07/08 
【TOK】の
       シニアレッスン
07/07 スキーのあるべき姿
07/06 低速“フィーリング
      スキー”の意味...
07/05 Before と After
07/04 “癒し型”の滑り...
07/03 曲がった板...は?
07/02 ビデオ解説について...
07/01 リニューアルへの想い


*** これまでの日記***


* 2005年6月
* 2005年5月
* 2005年4月 No.2
* 2005年4月 No.1
* 2005年3月
* 2005年2月
* 2005年1月

* 2004年12月
* 2004年11月
* 2004年10月
* 2004年9月
* 2004年8月
* 2004年7月 No.2
* 2004年7月 No.1
* 2004年6月
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* 2004年3月
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* 2001年9月
* 2001年8月No.2
* 2001年8月No.1
* 2001年7月
2001年6月


*  以下 2001年

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教師日記 4月
教師日記 3月
教師日記 2月
教師日記 1月

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教師日記 11月
教師日記 10月
教師日記 9月 #2
教師日記 9月 #1
教師日記 8月 #2
教師日記 8月 #1
教師日記 7月
教師日記 6月
教師日記 5月 


 * 以下 1998-2000

2000年4月 
2000年3月
2000年2月
2000年1月
1999年12月
1999年秋
1999年4月
1999年3月
1999年2月
1999年1月
1998年12月




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★ July.31 2005  Sunday  晴れ (白馬)
 今朝は本当に気持ち良い風が部屋を通り過ぎています。天気も良く気温も23℃...と暑過ぎず,快適な「白馬」の夏です。(^_^)
  さて,天気予報が外れて,昨日今日と行楽日和ですが,皆さんはどのような休日をお過ごしですか?身体だけは,少し動かしましょうネ!ストレッチだけでもOKですから...(^.^)
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  今日は“お習字ターンイメージ”の五回目です。今回のテーマは「角付けの切り替え時の筆イメージ・その3・“書くゥー”」です。
  さて,この教師日記をお読みの方から,『“お習字ターン”よりも“筆ペンターン”の方がピッタシ来るかもしれませんネ?...』というお便りをいただきました。筆先のしなり具合とか戻る感じ...のことを考えると,そのご意見も尤も,と思いますが,とりあえずこのまま“お習字ターン”でいきたいと思います。(^_^)v
  ところで,先ず右のPhoto(200KB)をクリックしてみてください。筆の“払うゥー”と,それに続く“書くゥー”のイメージが沸くと思いますがどうですか?具体的なイメージを沸かせるには,筆先の位置を先ずは,足の親指付近にある...と仮定して滑ってみることです。慣れてくれば,「
円弧の大きさ」で述べたような位置に“穂首”を意識できるようになりますが,初めは大回りの時でも足からそう遠くない場所に“穂首”を意識された方がいいでしょう。
  ポイントは,♪♪♪はらうゥー...かくぅー...はらうゥー...かくぅー...♪♪♪というリズミカルな言葉に合わせて,「筆先が移動していく様」を思い浮かべることです。“はらうゥー”の“ゥー”迄は今まで書いてきた筆だけを意識します。そして,“はらうゥー”の“ゥー”が終わったら,間をおかずに直ぐに“かくゥー”の“か”に入ることです。“払うゥー”をイメージしている時は,今までの筆...この映像の例では“右足の筆”を意識しますが,それが終わったら,すかさず左足の筆で“書くゥー”に入るわけです。「...すると“お習字ターン”は交互操作意識ですか?」というご質問がありそうですネ?そうです !!!...全くの「交互操作意識」なのです !!! でもご心配には及びません。人間の身体とは良くしたもので,内足は自然に外足の動きや意識に同調してくれるようにできています。「交互操作・同調運動」です。このところ,内足主導とか内足ターンとか言われていますが,コレなどはある定まった条件下だけで通用する滑りで,その汎用性は全くありません。“スキー”における「外足,外向,外傾」の普遍性は揺るぐことはありません。
  さて,この映像をご覧になって,“穂首”が「しなったり...戻ったり...」また「しなったり...戻ったり...」という風に使われているイメージが沸きましたか?何度も繰り返し見ていると,その感じがつかめてきます。この映像に合わせ,ご自分の足の裏に“穂首”があるようなつもりになって,その感覚を探ろうとしてみてください。ご自分が映像の中のスキーヤーになった感覚が沸いてきて,そのイメージが分かるようになりますヨ !!!(^^)!
  モチロン,この時,フォームや形,動きに気をとられてはいけません。形を意識したり,真似たりすることは,雪面のコンタクト状態を探ることにつながらないからです。そうではなく,心のイメージを大事にするべきです。すると,そのスキーヤー一人一人の個人的な特質が生きて,個性ある滑りが現われてきます。「形」を真似ることは避けなければなりません。内なるイメージ,「筆の様子」にこそ集中すべきです。


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★ July.30 2005  Saturday  晴れ (白馬)
 
 今朝のHakuba...天気予報をくつがえし,良い天気になりました !!! (^_^)v
  この週末...皆さんはいかがお過ごしですか? 海かな?それとも山? もしかして,家でゴロ寝?いずれにしても夏バテしないように...。(^.^)

  今日30日の教師日記...急用のためオヤスミとさせていただきます。申し訳ありません...(=_=;)


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★ July.29 2005  Friday  晴れ (白馬)
今朝は曇り空でしたが,少し青空が覗いて来ました。気温は23℃と,しのぎやすい気温です。今週末は,残念ながら雨模様...との予報が出ていますが...。
 ビデオ解説...順調に編集と書き込みが進んでいます。皆さんのご参考になっているでしょうか?私自身,生徒さんの上達の様子をじっくり見れ,この作業...非常に楽しみです !!! 
 “お習字ターン”の連載...こちらはいかがでしょうか?(^.^)

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  今日は“お習字ターンイメージ”の四回目で,テーマは「角付けの切り替え時の筆イメージ・その2」です。
  前回の解説で「“穂首のしなり具合”のイメージ」をご理解いただいたと思いますので,今回はその続きです。先ず,右図をクリックしていただくと,映像(87KB)が見れます(脚注)ので,これをご覧ください。この映像では“払うゥー”と“書くゥー”を両方載せてありますが,今回は“払うゥー”の方を注目してください。
  この映像はスキーでいうと,左ターンから右ターンに入る時のイメージを,“お習字ターン”でイメージしたものです。このシリーズの2回目と3回目でお話した様に,スキー板のどこかにイメージした筆の先“穂首”で雪面上をなぞりながら移動して行きます。すると前回お話した様に“穂首”はしなりながら円弧を描いて来ます。そして次のターンに入ろうとする時,つまり角付けの切り替えを行おうとする時,この映像の様に,向こう側から(スキーヤー側)見ると,右から左方向に向かって筆先が“振り子”の様な感じで移動し,紙の面(雪面)を離れて行きます。この時のこの“穂首の動きのイメージ”を“払う”と表現しています。厳密には,“本式の習字”では,穂首は“筆ペン”の様に勢い良くは払われないようですが,イメージとしてこの様なイメージを持つ...ということです。
 このイメージで大切なことは,身体の右側に在って,しかも「しなっていた状態の“穂首”」が,自分の腰の下を右から左に通過して行きながら開放され,「元のしなりの無い状態に戻って行く...」というイメージを持つことです。“クロッシング”意識と同様,このことをイメージしたターンを行うと,腰の下をスキーが通過する時に「抜重」をする意識が全く無いことに気がつきます。“キャスター・ターン”で言えばキィーキャスターからAキャスター...を意識する時に相当しますが,ここの部分で圧を抜かず,そのままの圧をキープした状態で腰の下をスキーが通過して行く様子がイメージされるのです。むしろ“お習字ターン”の“払い”では,筆の軸(筆官)が立って来ますから,その圧が逆に強く感じられる様になって来ます。これをイメージした実際の滑りでは,下からの圧が強くなった時に,脚が重心方向にたたみ込まれて,「走るベンディングターン」になるか,重心が幾分上方に上がって「弱いストレッチターン」になるかします。それは「穂首のしなり具合をどうイメージするか?」ということに関わっています。“しなり”の強さを緩めないで行えばベンディングになりますし,これを緩めながら行えばストレッチ的になります。ベンディング的に穂首を使ったとしても,腰の下から穂首が“振り子”の様に離れて行きますから,いずれは雪面から穂首は離れてしまうのですが...。
 
(脚注)画像をご覧になるには「Windows Media Player のダウンロード」から“Media Player”がダウンロードできますので,これを利用してご覧ください。




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★ July.28 2005  Thursday  快晴 (白馬)
 今朝は,まるで「秋晴れ」を思わせる天気の白馬です。気温が20℃,湿度はほとんど感じられず“爽やか”一杯の白馬です。“夏”...という感じがしないのですが,天気予報だとこれから気温もあがり,29℃くらいになるということですが...。
 でも【TOK】は長袖のシャツを羽織って,打ち込んでいます...(^J^)
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  今日は“お習字ターンイメージ”の三回目です。今日のテーマは「角付けの切り替え時の筆イメージ・その1」です。
  私のレッスンや教師日記では,この「角付けの切り替え時の筆の使い方」を“筆を払う”という言葉で説明して来ました。この“筆の払い”のイメージがすんなり沸く人は,角付けの切り替えが滑らかに“クロッシング”的に行われ,角付けの切り替えがなんの違和感も無くスムーズに行われます。そして,「これまでエッジの切り替えに苦労していたのが夢のようだ !!!」と話される方も少なくありません。(^ ^) ところが,この“筆の払い”のイメージがなかなか沸かない人は,大変苦労されることになります。(=_=;)
  習字の経験が浅く,この“筆の払い”の意味がお分かりにならない方もたまに居られますが,ほとんどの方はその意味は知っておられます。ただ,筆先のイメージとして“払い”がイメージできない...という人が多いのです。その理由を考えてみると,“払う”というイメージの前に,“穂首のしなり”...ということに思いが行っていない様なのです。習字で文字を書くときは,少なくとも下の写真のように“穂首”はしなっています。実はこの“穂首のしなり”をイメージできるかどうか?が“お習字ターン”で大きな意味を持つことになります。今回のテーマ...角付けの切り替え時の“払い”もそうですし,また,スキーヤーの身体を支える支点と,雪の抵抗を受けている“センサーポイントSP”を別のポイントとして認識できるかどうか?ということとも大きく関わって来るからです。後者については後日説明いたしますが,いずれにしても,「筆の先がしなっているイメージを沸かす」ということが“筆の払い”をイメージする前段階として重要なのです。
  右下の写真を良くご覧ください。鉛筆の“芯”や,万年筆の“ペン先”と違って,筆の穂首は「バネのようなしなやかさで紙と接している」のです。「平安かな」のような細い文字を“命毛”付近の毛を使って書くときもあれば,“のど”や“腹”まで使って,勢いのある太い文字を書くこともあります。いずれにしても習字では,“穂首がバネのように“しなっている”のがイメージできると思います。この“穂首のしなり具合”のイメージトレーニングをするには,写真の矢印のように,「上下に筆の軸が動き,それに連れて“穂首”がギュン...ギュン...と,柔らかいバネのようにしなる様」を想像してみることです。目をつぶって,瞼の裏にこの様なイメージを沸かすことができますか?この様なイメージが沸くようになれば,「角付けの切り替え」が無理なく行えるようになるのは,もう直ぐです。(^ー^)
 【注】 : 「穂首のしなり」についてですが,「筆ペン」のような筆のときと,「本式の習字」用の筆では,その穂首のしなり方,戻り方に大きな違いがあります。ここで解説している“お習字ターン”のイメージでは,「筆ペン」のイメージ...と思っていただいた方ががよいと思いますので,そのようにご理解をお願いいたします。


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★ July.27 2005  Wednesday  晴れ (白馬)
 今日は台風一過...で,白馬の山に上には青空が広がって来ました。(^.^)
 今度の台風,関東地方では電車の遅れや,運休など影響が出たようですが,皆さんの所は大丈夫でしたか? 白馬はおかげさまで,大事ありませんでした。この台風これから東北,北海道に向かっているようですが,その地域の方は十分お気をつけください。 

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  今日は“お習字ターンイメージ”の二回目です。今日のテーマは「円弧の大きさ」について...。
  「ターン円弧の大きさ」によってどう「筆」のイメージを変えるか?ということですが,右のイメージ図をご覧ください。この写真は「大回り」のターン前半のものですが,「筆をどのようにイメージするか?」ということについて,一番分かりやすく説明できるのでこれを使用してお話ししたいと思います。実際の滑り,例えば「小回り」ではこのような形が現われることは,まずありませんが,「筆のイメージ」ということでご理解ください。
  結論から言うと,ブルーの筆イメージが“大回り”のイメージで,イエローが“中回り”,レッドが“小回り”です。各ターンによって「筆先の場所」が図のように,スキーのトップ(大回り)から⇒足の母子きゅう(小回り)...という風に変わります。また握りの位置も,「大回り」では“鎖骨の少し下”に意識しますし,「中回り」では“ウエスト脇付近”に,また「小回り」では“大腿”や“ひざ”付近に意識することになります。もちろん,「筆先」も「握り位置」も,「ここしか無い !!!」...という風に,その場所がいつも決まっているわけではなく,ターン円弧の大きさの違いや,斜面,雪質条件の違いなどによっていろいろと変わってくるのは当然です。おおよそのイメージとしてこういう様なイメージを持って滑る...ということです。しかし,一回のターンの,舵取りを継続している最中について言えば,一旦この「筆イメージ」を意識したら,できるだけこのイメージを維持し続けるようにします。一回のターンの中で,この「筆先の場所」や「握りの位置」が変わってしまうと,円弧そのものがギクシャクしたものになって,滑らかな滑りにならないからです。
  また,人によってはこの「筆」そのものをイメージし続けることが困難な人も居ります。そういう方は先ず最初に「筆先の位置」を意識し,その後で「握り」の位置を意識します。この時,初めにイメージした「筆先の位置」のことは忘れてしまって結構です。...というのは,初めにイメージした「そのこと」は,その後で「別のこと」を意識しても,“残像的”に身体に記憶され,残っているからです。急激に忘れ去られることは無く,徐々に意識が薄れていくのですが,一回のターンをしている最中は“残像的”に残ってくれるのです。“お習字ターン”でこの様にイメージするクセをつけると,いつの間にか「筆そのもの」をイメージできるようになりますから,初めからこれができない...といって悲観することはありません。先ず「穂首」...そして「握り位置」...の順序で意識することが大事です。
  さて,今回は“お習字ターン”の「“舵取り期”の筆イメージ」についてお話しました。次回は「角付けの切り替え時」の筆イメージについてお話します。(^.^)


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★ July.26 2005  Tuesday  雨 (白馬)
 
 今日は関東地方...台風7号が直撃のようですが,みなさん大丈夫ですか? 十分お気をつけくださいネ!
 ここ白馬もその影響を受け,今日は雨です。明日の昼ころまで続くようなので,今日は室内でExerciseですネ...。

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 今日から今シーズン大きなレッスンテーマとなった“お習字ターン”についての解説をしていきたいと思います。多分,この“お習字ターン”...“オレンジ・ターン”,“キャスター・ターン”に続く“Feeling Ski”の三つ目のテーマになると思います。後で,“フィーリングスキー”に転記できるように意識しながら書き込みを進めたいと思います。なお,今後数日間は,このテーマに絞ってUPしたいと思いますので,よろしくお願いいたします。(^I^)
  さて,今日はその一回目です。先ず,“お習字ターン”という「イメージの概略」からお話したいと思います。
  右の上の写真は「スキーヤー」と「筆」の合成写真です。これは中回りと大回りの中間くらいの滑りのときのものですが,この時,スキーヤーがどういうイメージを描いているか?...「筆」をイメージした様子を表したものです。左胸で筆の軸を握り,“スキー板”のトップとセンターの中間くらいに“筆先(穂首)”をイメージして滑っています。
  “お習字ターン”では,自分の身体のどこかに「筆を握る位置」をイメージして滑ります。“センサー軸”でこれを考えると,RP(レシーブポイント)ということになります。そして,“スキー板”のどこかに「筆の先」をイメージします。“センサー軸”ではSP(センサーポイント)になります。文字を書くときは,筆で書くにしろ鉛筆で書くにしろ,どこを握るか?ということが大事になります。特に,文字の大きさに影響を与えます。そういう意味で「握りの位置」をどこに?というのは大事なのです。
  ところで,習字で紙に文字を書くときには,普通は筆を持って,手前に引くようにして書きます。ですが,“お習字ターン”では,「筆を握って向こう側に押して書いて行くイメージ」になります。ここが実際の「お習字」と「お習字ターン」と違うところですので,注意が必要です。
  ...ということで,第一回目は「“お習字ターン”のイメージ概略」についてお話しました。
  次回は,「円弧の大きさ」についてお話します。(*^^)v




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★ July.25 2005  Monday  曇り (白馬)
 今朝は少し重めの雲が山にかかっています。でも,今朝早くは,山の谷間から下界に向かって少し明るい光が差し込んでいましたから,きっと山の上は雲海がきれいだったのでしょう!。(^_^)
 でも,今年の夏...いつもより気温が低いと思います。ちなみに今朝は22℃です。
 台風7号も近づいていて,明日は中部地方に上陸するようです...。みなさん,お気をつけて...。

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 (^J^) みなさん! お元気ですか? 今日は先ず,ニコニコマークでご挨拶です。^/^
 どうしたんだ!?一体...?と思われた方が多いと思いますが,これには理由があるのです。!(^^)!
 この冬,あるキャンプが終わって,参加いただいた方々のレッスンについてのコメントを,いつものように教師日記に書き込みました。そしたら,その日記を読まれた方から,『“TOK”先生,先生の日記のニコニコマーク...ワンパターンしすぎません?...』という e-mail をいただきました。そういえば(^ ^)と(^I^)くらいしか使っていないなぁー...と思って,いつか機会があったらたくさんのニコニコマークを仕入れよう...と思っていたのでした。
 そうこうしていて,一昨日,土曜日のことでした...教師日記をUPして, e-mail を確認していたら,突然パソコンがフリーズしてしまったのです。なんとか応急処置ができ,再開できたのですが,このパソコン...使い始めてから約2年が経過していて,だいぶパソコン自体にストレスが掛かっていたようなので,思い切ってOSからインストールし直すことにしました。息子 “itte2” の助けを得てこれを行いました。データの移し変えや,これまで使用していたいろいろソフト類のインストール...等,大変でしたが,それが完了したら,抜群に反応速度が速くなり,思わず >^_^< なのでした。ですが,大変!!!。私がこれまで2年間掛けて作って来た“個人のユーザー辞書”...これを保存しておくのを忘れたために,使えなくなってしまったのです...。(-_-;) まさに,大失敗...でした。とホホ......(;_;)。
 ...ところが,話はそれだけで終わりませんでした!!!。新しくインストールしたのがきっかけで「文字入力と辞書機能」...これが,私が以前思っていた以上の“機能”があることが分かったのです。これまで私が打ち込んだ文章から,しょっちゅう使われる単語を抜き出し,それを私個人のユーザー辞書に追加してくれる機能があったり,ニコニコと打ち込んで変換を押すと,いろいろないろいろなニコニコマークが出てきたり...。というわけで,ひょんなことから多くのニコニコマークに出会えました!!!。そして,今日はそのイロイロなニコニコマークから,私が気に入ったものを最初にUPしたのでした。(^v^) ちなみに私が好きなニコニコは... (^v^) >^_^< !(^^)! ^/^ (^J^) <^!^> ^m^ "^_^" (^^ゞ \(^o^)/ (*^^)v (^'^) (^.^) (^_^)v (^ー^) (^I^) (^ ^) デシタ...。オツカレ様!!!
 ...と,ここで終わってしまったのでは,「教師日記」の意味がありません。さて【TOK】は,このことから何を学んだか?...ということなのです。(^^ゞ 私の学びは二つありました!!!。ひとつは,「“失敗”を失敗として悲観するのではなく,“失敗”は次の飛躍のための“プレゼント”として喜ぶこと...」ということでした。「失敗したら,そのことをバネに新しいことを学びなさい...という天の神の啓示だ...」という風に思えば,「“失敗”は逆に,ありがたいことなのだ!!!」と思えます。失敗をこそ喜ぶのです。(^J^) 
 そして,もうひとつは,「知らないことは一杯ある。それは決して恥ずかしいことではない。むしろ,知らないからこそ,新しいことを知る喜びがあり,知ったときの感動がある。素直に知ることを喜ぼうとする,そういう“感性”を失わないことが大事!!!」...ということでした。そして,話し転じて...私たちが“スキー”を学ぶとき,その時もこの様な“知る喜び”を感じようという姿勢があれば,その人はキット本当の“スキー”の楽しさに出会えるだろうなぁー...。そんなことを思った【TOK】でした。!(^^)!
 それにしても,あまりニコニコマーク使い過ぎるのも考え物だなぁー...。ハハハ...(^ー^)



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★ July.24 2005  Sunday  晴れ (白馬)
 今日の日曜日...少し雲があるものの,穏やかに晴れています。しかし,今日も気温はそんなに高くありません。部屋の中で24℃で湿度もそれほど感じません。
 ところで,約2年間使ってきたノートパソコンがいきなり,フリーズしてしまいました。なんとか騙しだましすれば使えそうでしたが思い切ってOSを再インストールしました。そのおかげで,調子よく使えています。(^.^) ...でも個人辞書をコピーし忘れて,大変...デス。ハイ...。(-_-;) 
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 昨日掲示板でのご質問にお答えいたしましたが,もう一度ご質問がありましたのでお答えしたいとおもいます。

『 [277] TOK先生ありがとうございました Name:みなと祭 Date: 2005/07/23(Sat) 15:51
 全体の流れはよくわかりましたが、一つだけわからないことがあります。それは、斜めの直滑降への入り口Aで左側板の角が残り、出口のCで右側板の角が少しある、というところです。雑誌の受け売りで恐縮ですが、両板の角付け角がそろうのがパラレルとすれば、左右エッジ角の違いのある部分はどのように理解したらよろしいのでしょうか。圧の増減の違いの感覚があると理解すればよいのでしょうか。
 それと、先生のレッスン(プライベートでも集団の内の1人としても)を受講させて頂くにはどのような手続きをしたらよいのかお教え願いませんでしょうか。いろいろ注文をつけて申し訳ありません。今冬は八方に行きたいです。』


 “みなと祭り”さん,こんにちは! お分かりにならない時,まだしっくりこない時はご遠慮なくご質問ください。(^I^) また「こんなこと聞いたらおかしいかな?」とか,「レベルの低い話で尋ねるのがどうも...」というご心配も無用です。「聞くは一時の恥,聞かぬは一生の恥...」ということもありますし,また私の立場からすれば,「生徒さんはどのようなことが理解できないでいるのかな?」ということが分かって勉強になるのです。(^I^)
 さて,昨日のご質問の続きです。“パラレル”の定義...というほど大げさなものではありませんが,私が承知している“パラレル”というのことの意味は,「シュテムターンやプルークボーゲンのように,交互に角付けが切り替わらず,同時に切り替わるもの...」だと承知しています。両板の角付け角がそろう...という表現はそれと同じことを仰っているのだと思います。でポイントは,左右エッジ角の違いのある部分...というところなのですが,図の「A」の部分では右スキーの左側が,少しだけ角が立っている意識なのです。この時,私の意識ではまだ左スキーに意識はいっておらず,「B」を過ぎてようやく左スキーに意識がいきます。私は徹底的な「外足でターンするスキーヤー」ですし,その方が理にかなっていると信じており,レッスンでもこのことを強調させていただいております。(^I^) で,スキー一本だけの「斜めの直滑降」をイメージすれば,「A」から「C」までが“右スキー”の直滑降意識...ということになる...ということなのです。右スキーと左スキーのエッジ角の違い...という意味で使ったわけではないのですが,誤解をお与えしてしまったかもしれません。申し訳ありません。昨日の説明の『「A」では左側の角付けがほんのわずか残っていますし,「C」では右側の角付けがわずかにある』...という所を,『「A」では右スキーでの左側の角付けがほんのわずか残っていますし,「C」では右スキーでの右側の角付けがわずかにある...』と書けば誤解をお与えせずに済んだのですが...。
 「じゃあ,右スキーは“斜めの直滑降”でイイかもしれないけれど,次のターンの左のほうの意識はどうなるの?まったく交互にガタンガタンという風な調子で急激に切り替わるんですか?」というご質問がきそうですネ?。
“みなと祭り”さんが,圧の増減の違いの感覚...と仰っている部分です。前段の部分でもお話したように,「B」を過ぎてようやく左スキーに意識がいくのです。この斜めの直滑降の「B」から「C」にかけては,“オレンジ・ターン”や“キャスター・ターン”の「エネルギーのバトンタッチ」をイメージしながら,捕らえの意識を左スキーに集中させていくわけです。ここが人間の身体の面白いところですが,この様な「外足から外足へ...」という意識で滑っても,しっかり内足も外足の動きに連動して動いてくれるのです。「ハイ,ここまでが右足,ここからは左足...」という風にはなりません。これを「外足主導・内足同調」と言っています。ご理解いただけたでしょうか?
 さて,私...“Tok”のレッスンを受けるにはどうしたらよいか?...というご質問ですが,シーズンはじめに,このホームページで私のレッスンスケジュールを発表させていただきます。それをご覧いただいて,ご希望のレッスンやキャンプにお申し込みいただければ,レッスンが受けられます。今年は9月末か10月初めには2006シーズンのレッスン予定を発表するつもりでおりますので,よろしくお願いいたします。(^I^)



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★ July.23 2005  Saturday  曇り (白馬)
今朝は雲がすこし重めに垂れ込めている白馬です。明け方に降っていた雨は上がりましたが...。気温は21℃でTシャツ姿では少し寒い感じがします。天気予報ではこれから昼にかけて陽が射す...ということですが...。
 ところで,学校は夏休みになったと思うのですが,少し静かな白馬の夏です。みんな,愛・地球博...に出掛けたかな?(^ー^)
     -------------☆★☆-----------
 今日は掲示板でのご質問にお答えします。掲示板「技術編」でお受けしたものです。

 『  [271] 斜めの直滑降 Name:みなと祭り Date: 2005/07/21(Thu) 11:26
 TOK先生こんにちは。初めてお便りします。先生の日記を読ませていただいて、「斜めの直滑降」というフレーズがすごく気に入りました。私はスキーを始めてまだ間もないので、素人の質問ですが、斜めの直滑降の間は、板は雪面にフラットで進むのでしょうか、それともエッジを既に入れ替えエッジが立った状態で進むのでしょうか、あるいは斜めの直滑降に入るときはフラットだが、徐々にエッジが立っていくのでしょうか。直滑降という言葉から板はフラットという印象を受けるのですが、フラットではそのまま斜めにまっすぐ行ってしまう感じもします。なにとぞご指導をお願いします。』

 
 “みなと祭り”さん,こんにちは! ご質問拝見しました。“じいじ”さん,アシストありがとうございます。(^I^)
 「斜めの直滑降」についてのご質問です。このことについてはOLSSの「スキーQ&A」,“斜めの直滑降とは?”に書いてありますが,今日は少し詳しく説明いたしましょう。
 これは「角付けの切り替えを楽に行なうためのイメージ」をあらわしたものです。「スキーQ&A」のこの部分には,「外向を保ちながら斜面にフラットに立つ意識」という風に書いていますが,必ずしも立つ意識は必要無い,と今は思っております。あれを書いた当時は斜面に立つ意識があった方が楽かな?という思いがあったのですが,今は立たなくても,ベンディング的に圧を懐に入れ込むような意識で行なってもイイと考えています。(^I^) 
 さて,直滑降なんだからフォールライン方向に行くのが当然...という風に思う人が居ると思いますが,あえてフォールライン方向ではなく,ターン後半から次のターンの前半に至る道筋で,「直滑降的感覚」を入れてみよう...ということです。右の図のグリーンのライン...「A」から「C」までを指します。“みなと祭り”さんが仰るように,「直滑降」という言葉からは「フラット」...というイメージが浮かびますが,「A」では左側の角付けがほんのわずか残っていますし,「C」では右側の角付けがわずかにあるかな?...という感じです。角付けの切り替えの局面ですから,一時的なフラットは「B」のところで,当然出てきます。特に大回りではその時間も移動距離も長くなります。小回りでは時間は短く瞬間的なものになりますが,横から横へではなく,時間は短くてもスキーのトップ方向への移動を心掛けることが大事です。
 どうしてこのような「斜めの直滑降意識」を持つか?ということですが,二つの理由があります。
 ひとつは,「角付けの切り替えを楽に行なうため」です。黒のラインがスキーの軌跡で,赤のラインが重心の軌跡ですが,普通はこの角付けの切り替えの時に,重心を次のターン内側に運んだり,あるいはスキーを右から左に移動させようとしたりします。しかしこの二つの方法は,バランスを乱さない滑りやハイスピードのターンには適していません。ところが「斜めの直滑降」意識を持つと,スキーの板が「A」から「C」のように移動するようになり,重心の下をスキーが滑らかに通り過ぎてくれます。重心の移動軌跡も急激にならず,安定した角付けの切り替えが行なえるのです。
 二つ目は「次のターンの誘導を楽に行なうため」です。ターンから直ぐ次のターンという意識を持たず,フラットなまま腰の下をスキーが通過するイメージを持つことで,ターン後半にできていた上半身と下半身のネジレが戻り,次のターンの誘導が楽に行えるのです。角から角への切り替えを急いで行うと,せっかくターン後半に貯まった「ネジレのエネルギーの解放」がうまくいきません。これは大回り,小回りに関係なく重要なことですが,特に小回りで大切になります。
 以上「斜めの直滑降」についてお話いたしました。ご理解いただけましたでしょうか?



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★ July.22 2005  Friday  晴れ (白馬)
 今日も白馬はすっかり“夏”です。でも,今日も気温が26℃です。もう時刻は11時半になるところなのですが...。
 私は人一倍暑がりで,暑さに弱いのですが,今日も涼しい風が部屋を通り抜け,私の肌を撫でて行ってくれています。(^ー^)
 皆さんの所はどうですか?夏ばてしないようにしてくださいネ!(^ー^)
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 ここ一週間くらい“身体の内面に思いを馳せる...”ということをお話してきました。今日はその「まとめ」です。
 そのキッカケとなったのは,7/14の教師日記「俯瞰で見る」でした。自分自身を第三者的に見れるかどうか?は,自分の持っている肉体の素晴らしさや能力の高さに気付くことになる...と私は思っています。人は誰でも,それぞれ大きな素晴らしい能力を持っているのですが,その能力をどう引き出し,発揮したらよいのか?ということが分からないでいる人が多いように思います。幸い,私はこれまで数多くのスキーヤーにスキー指導をさせて頂きました。そして思うことは,「誰一人として“落ちこぼれ”という人は居ない!!!」ということです。自分の内なる能力を信じ,その能力に任せることで,誰でもかなりのレベルまで上達することができるのです。
 もちろん,その上達の早さに違いはあります。それは,各々の持つ「“感性”の違い」に依るものだと思っています。その感性を磨くには,各細胞をしなやかにするための前向きな意識を持ち,自分の身体の素晴らしさを褒め称えることだと思います。美しい景色や花を見て「美しい!!!」と感じ,食べ物をいただいて,美味しいものを「美味しい!!!」と感じれる“素直な心”,あるいは“素直な感性”を持とうとすることなのです。もし自分が,落ちこぼれとか,運動音痴...という風に思っている人は,自分で自分自身をそういう風に思い込んでいるから...美しいものを美しいとみる感性が弱いから...なのです。
 もちろん“能力”には「差」があります。でもその「能力差」は“能力”が「有る・無い」,「高い・低い」ということではありません。各人の“能力”には「タイプの差」あるいは,「特質の差」がある...ということです。ですから,皆がみな同じパワーで滑れたり,同じ運動ができたり,同じ身体の使い方ができる...ということにはなりません。ここに“個性”が生れ出る理由があるのです。具体的に言えば,同じように滑ろうとしても,腰がうんと回る人も居るし,ほとんど回らない人も居る...。小回りが得意な人も居れば,大回りが得意な人も居る...。アイスバーンに強い人も居れば,悪雪に強い人も居る...。人は皆,異なっているのです。人それぞれの滑り方には,こういった違いが多かれ少なかれあるのです。でも,あれもダメ,これもダメ...なにもかも全くダメ...というひとはまず居ません。少なくとも私はそういう人を見たことがありません。誰でも,ご自分の能力にあった“個性”ある滑りをされるようになります!!!。コレは本当です!!!。
 ですから“自分は自分”なのです。「他人の滑りのコピー」をしようとしないことです。私に言わせれば,「フォームを真似たり,コピーしたりする滑り」...これこそ自分なりの能力,個性を無視した滑り方に他なりません。このような「コピー滑り」にいくら時間を掛けて練習しても,さほどうまくはなりません。それは他人の個性を真似するだけで,自分なりの能力を花開かせ,個性を磨こうとする気持ちが無いからです。こういう方は必ず「伸び悩み」の時期が訪れ,“スキー”そのものが楽しくなくなってしまいます。何度も言いますが,「自分自身の能力を信じ,自分なりの滑りに自信を持てば,内面から溢れ出る“美しい滑り”が可能になる!!!」...のです。
 自分の身体を信じること,自分の身体の各細胞の秘めた能力を信じること...つまり,“身体の内面”に思いを馳せ,自分の特質をしっかり見つめ,褒め称えること...これこそが“スキーの楽しさ”を味わい堪能する“鍵”なのです。



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★ July.21 2005  Thursday  晴れ (白馬)
 久しぶりに北アルプスの山々が全部見えます。7月に入って雨が続きましたが,それでも,今年は残雪がいつもの年より多いようです。...と思って昨年のファイルを見たら,やはり幾分多いです。(^ ^) 04-05シーズンはやはり降雪量が多かったのですネ!?
 もうじき8月...この残雪いつごろまで見えるでしょうか?暑い時期の残雪...一服の清涼剤ではあります。(^ー^)
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 ここのところ,「感度の良い身体...」とか,「身体の能力...」みたいなことを,“細胞レベルで思いを馳せてみる...”という観点に立って,私の思うところを述べさせてもらっています。実はこういうことを考えるきっかけになった要因のひとつに,「みなさんの上達の仕方にある共通性というか,うまくなっていく生徒さんにはある共通した思考のスタイルがある...」ということに気付いたからです。
 それは,「教師がうまくさせているのではなく,ものごとを前向き,肯定的にとらえられる方々ご自身が,ご自身を上達させている...」ということです。滑りの質が変わったり,上達がご自分で確認できた時,生徒さんは「先生のおかげです。先生にうまくしてもらいました!!!」と仰る方が多いのですが,私はそうは思っていません。私は教師として,滑りのイメージとか意識とか,上達するためのキッカケとなるアイデアはお話しするのですが,結局それを実際にイメージし,実行しているのは生徒さんご自身なのです。いくら私が素晴らしいキッカケとなる言葉をシャワーのように注いでも,それを受け入れ,実践していただかないとなんの役にも立ちません。実は,身体の素晴らしい才能,能力を開花させているのは,教師の言葉に耳を傾け,それを実践しようとする生徒さんご自身の“素直なやる気”なのです。
 ここ数日お話しているように,人間は素晴らしい身体を持っています。その素晴らしい身体の能力を引き出せるかどうか?が問題なだけです。もしあなたが,「自分の身体は素晴らしい!!! 身体の各細胞は凄い能力を持っている!!!」...という前向きな思考を持ち,自分の身体は素晴らしいのだ!!!...と自分自身を信じれば,本当にその能力は開花するのです。でも,もしあなたがご自分の身体の能力に懐疑的な考えを抱いていたとしたら,もう肉体はあなたの希望に沿うような動きはしてくれません。「あなた自身がどれだけご自分の身体の素晴らしさに気付いているか?が上達の分かれ目です!!!」...と言ったら,多分あなたは「ウソ!!!」と仰るかもしれません。でも30数年スキー教師をして来て,今,このことは本当だと思っています。レッスンをしていて,私が「滑りが変わりましたネ!!!,いい感じになりました!!!(^ ^)...」と話した時に,「いやー今のはたまたま斜面が良かったから...」とか,「先生の教え方が良かったから...」という風に,素直に自分の身体の素晴らしさを称えずに,他の理由を挙げる人は,また元の滑りに戻ってしまうことが多いのです。ご本人は謙遜のつもりで仰っているのかも知れませんが,これはいけません。私はレッスンで,良かったことをメインにお話しするようにしています。それは,悪い点を指摘するより,良かったところを認めてあげることのほうが,はるかに生徒さんの滑りがうまくなることを,経験的に知っているからです。そして“根クラ”な方より“根アカ”の方のほうが,はるかに上達されることも...。コレは本当のことです。(^ー^)
 「自分の身体は素晴らしい!!!」...ということに気付くことです。そして,ご自身を褒めてあげることです。そのためにはご自身を“俯瞰的に観る”...というクセをつけられるとイイと思います。有頂天になってのぼせ上がるのはいかがか...と思いますが,素直にご自身の身体の素晴らしさに気付いて欲しいと思います。そうすれば,以前「期待が現実に!!!」でも書いたように,「生徒さんの思っていることが如実に滑りに現れる!!!」...ということが実現すると思います。(^ー^)
 みなさん,もっともっと,ご自分の身体の素晴らしさを褒めてあげましょう。そうすれば“スキー”だけでなく,生活そのものにもより潤いが出て,素晴らしい人生が送れると思いますヨ!!! (^ー^) 
 今日は“根アカ”な【TOK】でした。ハッハハハハ……(^ー^)(^I^)(^ ^)




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★ July.20 2005  Wednesday  晴れ (白馬)
今日の白馬...ちょっと肌寒い?感じです。10時半現在の気温が21℃です。梅雨が明けると普通は猛暑!というところなのですが,今年の白馬は冷夏なのでしょうか?
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 ここ数日,“筋肉”,“筋細胞”などに思いを馳せ,感度のイイ身体を創りましょう...というようなことをお話して来ました。で,今シーズンはキャンプにご参加いただいた方々にその時撮影したビデオ映像をCDRに焼いてお送りしております。それを受け取られた数人の方々から,「どういう風に観たらオフシーズンのイメージトレーニングとして有効に使えるのでしょう?」というご質問をいただいております。そこで今日は,私なりの“
CDを使ってイメージトレーニングをする方法”をお話したいと思います。(^ ^)
 以前,June/24/2003でも「ビデオ映像からどう学ぶか?」ということを書かせてもらいましたので,その繰り返しになるかもしれませんが,もう一度要点をまとめてみたいと思います。
@自分の滑りをじっくり観てその時のイメージや滑りの感覚を思い出す
 
これは,その時の自分の意識を思い出し,どのようなイメージで滑り,その時のフィーリングはどうだったか?ということを思い出し,滑りを客観的に見直すものです。映像を観ながら,その時の自分に帰り,気持ち良かったこと,ちょっと失敗したことなどを思い出して,その時の感覚に立ち戻るのです。その時の自分の身体のフィーリングを思い出します。
A
自分が「ああいう風な滑りがしたい!」という人のビデオを見る
 
@の後で今度は自分が理想とするスキーヤーの,あるいはうまい人のビデオを観ます。そして,自分がそのうまいスキーヤーになったつもりで,その映像の滑りの中でどういうフィーリングで滑っているのか?に思いを馳せてみます。例えばある映像にキャスターイメージを当てはめてみると,「ああ,今はキーキャスターを使っているナ...今度はA-Casterにイメージが変わって来た......次の外足のキーキャスターに乗り込んだ...」という風に,そのうまいスキーヤーがまるで“キャスター・ターン”をしているものとして,そのフィーリングを感じ取るのです。これをキャスターイメージ以外の“お習字ターン”など,いろいろなイメージで試してみます。うまいスキーヤーの滑走フィーリングを,キャスターや筆を通して疑似体験するわけです。
Bスキーヤーの全体の動きではなく,身体の一部に焦点を絞って観る
 
@,Aで,その時の「足裏の感覚はどうなってるんだろう?」とか,「すねの感覚は?」,「太ももの筋肉の張り具合は?」…という風に自分の身体のある特定の部位に意識を集中し,その部分がどのようなフィーリングか?を探ってみます。例えばこの時“お習字ターン”をイメージするとすれば,筆の“穂首”のしなり具合は?ということを足裏にイメージしますし,筆の握りの位置は?ということを身体のレシーブポイントRPにイメージするわけです。これを自分とうまいスキーヤーの両方で行ないます。
Cスキーヤーの感覚はどうなっているんだろう?という意識で観る

  うまいスキーヤーのフィーリングをじっくり探るように観続けると,その
感覚は自分の感覚とは違う感覚なんだ...ということが,自分の身体の“筋肉”や“筋細胞”を通して知覚できるようになります。「自分の身体の感じ方と,うまいスキーヤーの感じ方には違いがあり,その違いはこういうフィーリングの差なんだ!!!」ということが分かるようになって来ます。うまいスキーヤーの滑走フィーリングがご自分のモノになったということです。(^ ^) ここまで来れば,あとはそのうまいスキーヤーのフィーリングを忘れないようにするだけです。(^ー^)
Dスロー再生しながら実際に動きを真似てみる
 
以上のことを,通常の速さではなく,スローにして試みてみます。スローの方が,より身体の部位の感覚の違い,フィーリングの違いを感じ分けられると思います。
 そして,うまいスキーヤーのスロー映像を観ながら,その動きに合わせて,自分自身で動きを真似てみるのも効果があります。実際に滑っているわけでは無いので,全く同じ筋肉のフィーリングが体験できる...という訳にはいきませんが,その筋肉の緊張状態やリラックス状態などのあらましは分かると思います。
 今日は,“【TOK】流のビデオ映像でのイメージトレーニング”についてお話しさせていただきました。その効果のほどは確約できませんが,ただなんとなくビデオや映像を見ているよりは効果があると思っています。皆さんもぜひお試し下さい。
 
ビデオ映像を観ながらイメージを豊かにすることは,“筋肉”,“筋細胞”などに思いを馳せ,「感度のイイ身体」を創ることにもつながると,私は思っています。言葉を変えて言えば,「あなたがご自分の身体の“細胞”に思いを馳せること」は,「親が子に愛情を注ぐようなもの」だと思います。オフシーズンの間に,じっくり細胞に愛情を注いでください。(^ー^)



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★ July.19 2005  Tuesday  晴れ (白馬)
 今日は梅雨明けの感じが伝わって来る白馬です。昨日このコメントを書いていた頃に丁度梅雨明け宣言がされていたんですネ?!。天気はいかにも“夏”...といった感じですが,涼しい風が窓から入って来ています。湿度も無く,気温も今(9:05)現在22℃と,しのぎやすい気温です。(^ ^)  
 さて,昨日までの連休も終わり,これからひと頑張りですネ!。さあ,今日も元気で参りましょう!!! (^ー^) 
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 連休が終わり,皆さんも十分に鋭気を養われたことと思います。(^ー^) 今日はその“鋭気”とちょっと関係のあるテーマで“エネルギー”についてです。
 この連休の中日,17日に今シーズン一緒に滑った“Fuji”さん“Mika”さん“Yana”さんが唐松岳に登られ,その夜,私の店「メルツェン」に来てくれました。スキーの映像をみたり,レッスンの思い出話などに花が咲きました。キャンプであったことなど,思い出すのは本当に楽しいものです。
 さて,話が進むに連れて私のあることが頭に浮かんで来ました。それは...三人の中のおひとり,“Yana”さんのことについてです。“Yana”さんとは昨シーズンもご一緒に滑らせて頂きました。その時は結構素直な滑りをされ,【Letスキー】的なスキーに目覚められた...という印象を受けました。ところが,今シーズンはどうも昨年ほどの勢いが無いのです。そしてレッスン後の e-mail では,「チョットイメージが沸かなくて困った...」というような内容のお手紙を頂きました。そのことについては,6/2の教師日記「イメージが沸かない時」で返事をさせていただきましたが,その後も彼のことが頭に残り,どうしたらイメージを沸かせてあげられるかなァー...?ということを考えていました。ちょうど今回お越しいただいたので,その事を伺おうと思ったのです。
 そしたら...原因がありました!!! その原因に付いては個人的なことなのでここでお話しするわけにはいきませんが,とにかく彼の意欲を無くすような個人的事件があったらしいです。ご一緒にいらした友人の“Mika”さんのお話ですと,「ああいうことがあったら,誰も“スキー”に熱中することなんてできないよ...」ということでした。つまり,ある事情があり,“Yana”さんのモチベーションがかなり下がっていた...ということなのです。つまり,彼の“意欲”...私に言わせれば“身体のエネルギー”(活動力,活力,行動力,精力)が下がっていて,イメージを沸かすことができなかったのだと思います。この“身体のエネルギー”のことについては,5/23の教師日記「エネルギーを感じる」に,「滑りの美しさとエネルギー」というテーマで書かせていただきましたが,内なる身体のエネルギーが低い時は,身体が思い通り動いてくれないし,その結果として滑りにも美しさが見えない...ということだと思います。
 これは全くの私の個人的考えなのですが,この「身体のエネルギー」というのは,筋肉的な強弱のことではなく,昨日の日記とも関連がありますが,「しなやかなパワー」...ということです。人間の身体を構成する細胞一つひとつが持っている“活き活き度”...これが集合的に働いた時のパワーです。膨大な数の細胞...その一つひとつがどれ位“活き活き”していて,高い活動力,活力,行動力,精力などのポテンシャルを持てているか?ということと関係があると,私は思っています。なにか辛い思いをしたとき,事件や事故に巻き込まれたとき,パニックに陥ったときなどは,この細胞レベルの“活き活き度”が確実に下がっているのです。そこでそういう時は,昨日お話ししたような“【TOK】流ストレッチ”をすることによって,少しでも“細胞の活き活き度”を高め「身体のエネルギー」を上げるようにすることが大事だと思います。深呼吸は酸素を送り込んで細胞を活性化させるだけでなく,自律神経の副交感神経を刺激して,身体をリラックスさせる効果もある...とのことですから,気持が塞いだ時には結構効果があると思います。(^ー^)
 “Yana”さん...できるだけ早くその辛い思いから解放され,来シーズンはハツラツとした“スキー”を見せて欲しいと思います。その前に...辛い思いを卒業するために“ストレッチ”...やりますか!!! (^I^)(^ ^)



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★ July.18 2005  Monday  晴れ (白馬)
 今日はイイ天気です。まるで梅雨があけた様な...。九州北部は梅雨あけが宣言されたようですが...。
 白馬は「夏本番」を思わせるような景色が広がっています。今日も楽しくExerciseができそうです。でも,いきなり梅雨空が夏空に変わると,熱中症になりやすいようです。水分補給は万全にしないと...ネ!?(^I^) 
 
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 今日は昨日予告した“【TOK】流ストレッチ”の紹介です。昨日お話ししたように,このストレッチは「感度の良い身体を創る」...ということを意識しながら,“しなやかな身体”を創ることを目指しています。このストレッチの原型は「2003年春のオフトレ」にあります。この時,「バイオメカニクス」の勉強をしていた客員講師の“S.S”さんから,呼吸法を利用しながら行なう「ダイレクト刺激」による筋トレの方法の手ほどきを受けました。これをヒントに自分なりのストレッチを行うようになりました。
 さて,その方法ですが...
@身体のある部分を伸ばす時に,伸びている筋肉あるいは筋細胞に意識を集中させながら,ゆっくり“息を吐き切り”ます。 
Aこの時の筋の張り(テンション)を心地良いものとして感じ取るようにします。 
Bテンションを十分に感じ取ったら,今度はゆっくり“息を吸い”ながら,伸びた筋を元に戻すようにします。 
Cこの時,なんとなく筋を緩めるのではなく,テンションが掛かって緊張していた筋に,少しづつ酸素が行き渡ってリラックスして行く様子をイメージしながら緩めます。筋細胞の一つひとつにジワーッと酸素が送り込まれていく感覚が“快感”として感じられますからこれを十分に楽しみます。 
 例えば立った姿勢からの前屈をするとします。ゆっくりと息を吐きながら,かかとを上げないように,また,ひざを曲げないようにして上半身を前に倒していきます。するとももの後ろの筋肉“大腿二頭筋”やふくらはぎの“ひ腹筋”が伸びて,筋肉の張り(テンション)を感じるようになります。さらに深く曲げ,息を吐き切るようになると,“大腿二頭筋”や“ひ腹筋”がより強いテンションを感じるようになりますが,このテンションに焦点を当てるようにします。息を吐き切り,筋肉もこれ以上曲げられない...というところまで曲げたら,そのまま5秒くらい待ちます。5秒くらいホールドしたら,少しずつ息を吸いながらその筋を元に戻し,テンションを緩め始めます。この戻す時が大事なのですが,急激に戻さず,息をゆっくり吸いながら,緊張していた筋肉がゆっくり解きほぐされ,その筋細胞一つひとつに,吸っている空気が滲み込んで行くようなイメージをもってこれを行ないます。このテンションを緩める時に,素晴らしい快感が感じられます。本当に気持ちイイのです。(^ ^)(^−^) この戻す時の快感がある...という思いがあると,その前段の強いテンションにも十分耐えられます。...というより,伸ばし切った時のテンションが強ければ強いほど,この快感は深いものになります。と言っても,筋組成を壊してしまうほどの深いテンションは掛け過ぎないことが大事です。
 この要領で,肩や腰を左右に捻ったり,お腹や背なか,あるいは脚や足の筋肉を伸ばしたり,曲げたりしながらこのストレッチを行ないます。
 雨が降って,外でのExerciseができない時など,これを屋内で20〜30分行なうだけで汗が出てきます。適度な疲労感が感じられますが,身体が活きいきしているのが分かります。(^I^) また,外出時などチョットした電車の待ち時間などに,他人に気づかれないようにこのストレッチを行うと,その部分の血行も良くなり,気分も爽やかになると思います。
 “呼吸”,“ストレッチ”,“戻りの快感”...これが意識できれば,「感度の良い身体」を創る“【TOK】流ストレッチ”は成功していると思って結構です。呼吸を意識したストレッチで,しなやかな身体を創りましょう!!! (^ ^)



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★ July.17 2005  Sunday  晴れ (白馬)
 今日は三連休の中日...。白馬は晴れて来ました!!! 行楽には最高の一日と言えるでしょう。(^ ^)
 八方尾根...ところどころ雲がありますが,その合間から北アルプスの山肌が見えますから,ハイキングの人達にとっては,暑過ぎず,かえってイイのかもしれません。
 そう言えば,【TOK】の生徒さん...“Fuji”さん“Mika”さん“Yana”さんが唐松岳に登ると言っていましたが,イイ天候で良かったですネ!(^ー^) 
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 ここ三日間“俯瞰で見る”...ということをお話してきました。そして昨日は“細胞を俯瞰で...”ということで,細胞レベルの組成に思いを馳せながら身体を動かすことをお話しましたところ,早速この日記を読まれた“M.K”さんから次のような e-mail を頂きました。(^ ^)

 
『 TOK先生、こんにちは。“M.K”です。今日の日,,,楽しく読ませてもらいました。実はスキーのトレーニングという意味ではじめたわけではありませんが、健康を意識してヨガに似たエクササイズのピラティスをやりはじめました。昨日の日記の「筋繊維や細胞一つひとつに語りかけ,その反応を伺いながら,その筋繊維や細胞一つひとつが活きいきする姿を思い浮かべながら身体を動かす...」ということがこのエクササイズをしている時の、わたしの気持ととっても似ていたので、うれしくなりました。先生もこのようなことを感じているのですね。今度教えてもらう時には習字がうまく書けるようになるといいです...』

 “M.K”さん,早速の e-mail ありがとうございます。(^ ^) そうですか?“ピラティス”をやってるんですネ!?? わたしも雑誌でこの言葉を何度か見,ちょっと興味があったので読んだことがありますが,呼吸法を併用しながら,筋繊維に意識を集中させ,ストレッチ的な動きで行なうエクササイズでした。そしてバリバリの筋肉を創る...というのでは無く,身体の奥の筋肉を活性化させ,身体を芯から引き締める...というヨガに似た緩やかなエクササイズのようでしたが...当たってますか? 
 筋繊維や細胞一つひとつが活きいきする姿を思い浮かべながら身体を動かす...⇒これは最近私が,本当に気をつけていることなのです。私は“ストレッチ”も立派な筋トレだと思っていますので,“ピラティス”も良いトレーニングになると思いますヨ。(^ ^) ヨガの本などを読むと,「ヨガは自律神経の交感神経と副交感神経を交互に刺激して,身体の内部を鍛えるものです。身体のどの部分が緊張したり緩んだりしているか?...に意識を集中するのがポイントです。そして,この時“呼吸”をどのようなタイミングでどの位の深さで行なうか?ということも大事です...」というように書かれています。
 “ピラティス”にしろ“ヨガ”にしろ,ゆっくりした動作,筋細胞への意識集中,そして呼吸法...が大事なポイントだと語っています。わたしはどちらも実際には習ったことはありませんが,Bikeやジョギングの前後には“【TOK】流ストレッチ”をしていますので,その感覚は良く分かります。(^ ^) “【TOK】流ストレッチ”では「
感度の良い身体を創る」...ということを意識しながら,“しなやかな身体”を創ることを目指しています。筋肉モリモリの身体を創るのではなく,バネのあるしなやかな身体を創るには,どちらかというとこのような“静的”な身体の動かし方...呼吸と意識を兼ね備えた“ストレッチ”がイイのかもしれませんネ?! しかもストレッチなら,場所もそれほど気を使わないで,チョットした空き時間にできるわけですから...。明日の教師日記で“【TOK】流ストレッチ”を紹介しますので,皆さんもぜひこの方法を試してみて下さい。
 “M.K”さんも「筋肉に語り掛け」ながら“ピラティス”を続けることで,より“感じる筋肉”が強化され,「感度の良い身体」になると思います。来シーズンは“お習字ターン”...きっと会得できると思いますヨ!!! (^ー^) ぜひ楽しみながらお続け下さい。(^ ^)


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★ July.16 2005  Saturday  曇り (白馬)
今朝は「曇り空」の白馬です。今日から三連休ですが,天気はまずまずのようです。(^ ^)
  18日は“海の日”ですが,この時期は“梅雨明け”には少し早く,もう少し遅くてもイイのでは...ナンテいうことを思っています。
 でも三連休で,少しだけ人の往来が多い白馬でした。(^ ^)
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 ここ二日...“俯瞰で見る”ということでお話していますが,今日はその三回目,“自分の身体の組成を俯瞰で見る”です。
 オフシーズンになって,軽いトレーニングやExerciseをするようにしています。で,ここ二年ばかり,器具を使った「筋トレ」はしなくなりました。実はこれには二つの理由があるのです。
 ひとつは「一般の方に“スキー”をお教えするのに,普通の人ができないようなハードトレーニングをした教師が,その創り上げた身体を使って“滑りの見本”を見せることって,意味があるのかな?」と思ったことです。つまり,「ハードなトレーニングをし,身体をしっかり創っていないとできない滑りを,そういう身体を創っていない一般の人に見せても,あまり参考にならないのではないか...?」と思ったのです。「できるだけ身体の状態を一般の健康な人の体系に近いものにしておき,その体系でできる滑り方をお見せするのが,レッスンを受けられる方には向いているんじゃないか?」と思ったのです。
 もうひとつは,「強い筋繊維は感度が鈍くなるのではないか?」...と思ったからです。これは全く学術的な意味や科学的な根拠はありません。【TOK】の勝手な想像というか,思い込みなのですが,これまで“フィーリングスキー”をお教えして来て思ったことがあります。それは,「体育会系のハードトレーニングを積んだ来られた方の滑りは【Doスキー】になりやすく,逆に文科系の方や,年配の方,女性の方が【Letスキー】をする傾向にある...」ということです。筋肉モリモリの方は“感じる筋”を使うよりも,“行なう筋”を使いたがるのです。...で,よくよく考えてみました。そして,パワートレーニングをし,筋繊維を太くし,強い力が出るように訓練すると,逆に“筋肉の感性”みたいなモノが失われるのではないか?と思ったのです。モチロン中にはそうで無い方もおられますので一概には決められませんが,そういう傾向にあることだけは確かなようです。
 で,このところ,自分のトレーニングスタイルを変えたのです。どう変えたかと言うと...ジョギングやBike,そしてインラインをしている時に,「筋繊維や細胞一つひとつに語りかけ,その反応を伺いながら,その筋繊維や細胞一つひとつが活きいきする姿を思い浮かべながら身体を動かす...」というようにしたのです。つまり,身体の細胞一つひとつが活き活きしている“様”をイメージしながら...そして,それぞれの細胞があたかも自分の子供たちでもあるような気持で,“気”を配りながら行なうようにしたのです。すると,「身体のあちこちの細胞が活きいきと活性化してくるのが分かるようになった!!!」...そんな気がして来たのです。(^ー^)(^ ^) 実は,この時の気持が“自分の身体の組成を俯瞰で見る”...という感覚なのです。これまでダンベルなどで筋トレをしていた時も,各細胞に同じような“気”を配ってはいたのですが,大きな負荷に耐えること,筋を創ること...が先走ってしまい,筋細胞一つひとつに「やさしく“気”を配る...」ということができませんでした。“俯瞰的な見方”はやりたくてもできなかったのです。ところが,ゆっくりしたストレッチ的な,あるいは太極拳的な大きな負荷を背負わないで行なうExerciseは,各細胞を“俯瞰で観る”余裕が生まれ,“語り掛け”ができるのです。そして,このようにして「第三者的に俯瞰的に話し掛けて育った“各細胞”は,一個づつのパワーこそ小さいものの,モノの状況を効率よく伝え合う能力に長けている...と思えるのです。このことは,【TOK】の全くの仮説ですが,スプリング(バネ)でも強ければ強いほど良い...というものではなく,弱くも強くも無く,中庸で“しなやかさ”のあるスプリングの方が良い働きをする...ということと似ていると思うのです。
 そういうことで,ここのところ“ハードトレーニング”というより,各細胞を俯瞰的に見た“ソフトExercise”を心掛けている【TOK】でした。(^ ^)


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★ July.15 2005  Friday  晴れ (白馬)
 今朝はご覧のように少し青空が見えているのですが,これから「小雨」予報が出ています。ホントかな?...という気がしますが,今日は早めのExerciseが良さそうですネ!(^ ^)
 ところで,昨日は森林浴をしながらBikeとジョギングの二本立てで,木々からの“気”を楽しみました。皆さん...“気”感じられますか? 【TOK】はただいまトレーニング中です。(^I^) どなたか“気”に詳しい方,手ほどき...お願いします...。(^I^)
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 昨日は“俯瞰で観る”ということでお話しましたが,今日はその続きで“俯瞰で観る”の二回目です。
 生徒さんの滑りの真似をする時に,“俯瞰イメージ”を持って...というのが昨日の骨子でしたが,今日は“お習字ターン”での“俯瞰感覚”です。
 特に “お習字ターン”では,「自分の身体が本当に習字の筆のように見えているだろうか?」ということに気を使って滑る時がありました。例えば筆の先“命毛”を使っているイメージでの滑り...ですが,これを生徒さんにやってもらうと,その感じは「非常に軽いタッチでの滑り」になります。同じイメージを持って自分がこれを生徒さんの前でやってみるわけですが,生徒さんと同じように「軽いタッチになっているかな?」という思いが浮かび,その時は明らかに“俯瞰で自分を観ている【TOK】”が居るのです。(^I^) また逆に“腹”の付近を使って滑っているイメージの時は,少し重い感じのエッジがしっかり食い込んだ,ドッシリした滑りになるのですが,果たしてそう見えているだろうか?という思いがあって,その時も私の“分身”みたいなものが上空から第三者的に【TOK】を見ているのです。自分の身体の“さばかれ方”に思いが行く...とでも言った方がいいでしょうか? この感覚は“キャスター・ターン”では「“斜面移動”を俯瞰位置からみている分身」...というイメージで感じますし,“オレンジターン”では「“スプリング”の効いた身体の動きをみている分身」...という感じになります。でも,“お習字ターン”をしている時の第三者的感覚に比べれば,その思いははるかに少ないのです。
 英語では“俯瞰”のことを“a bird's-eye view”(鳥瞰)と言うのだそうですが,あたかも自分が自分でなく,自分の“霊的な分身”,オーラみたいなものが,鳥になって上から見下ろしている気持です。習字の筆になり切っている【TOK】が,斜面に文字を書きつづっている様子を,自分のオーラが見ているのです。(^ ^) 滑っている時にこのような気分になるのは,余分な力が抜け,結構気持がイイものです。ひょっとすると,検定などで上がってしまって実力を出せない人などは,この「“オーラで観る自分”...俯瞰イメージでの滑り」,...効果があるかもしれませんネ!?。あなたも試してみてはいかがでしょうか?(^I^)(^ ^)



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★ July.14 2005  Thursday  曇り (白馬)
 今朝の白馬...山腹から上は雲がありますが,今日これから昼に掛けて晴れてくるようです。でも...天気予報では今日一日曇り空ですが...。
 今日はExercise...できるでしょうか?昨日は超ハードスケジュールでトレーニングできませんでしたから...(=_=;)
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 6月初めからここまで,この「教師日記」では主に今シーズン皆さんから頂いた e-mail の紹介を行なって参りました。今日からはまた趣向を変えて,「コラム的なお話し」を,お届けしたいと思います。...とは言っても【TOK】の能力の範囲内でのことですから,たいした事は話せませんが...。
 さて,今日のテーマは“俯瞰で観る”です。
 今シーズンは,“キャスター”から始まって“軸”...“お習字ターン”といろいろレッスンでお話させて頂きました。皆さんにそのようなイメージを持っていただくことで,それぞれの方々の身体がどう動き始め,雪との会話を始めるのだろうか?...ということに,教師としての興味がありました。何度もこの日記で話していることですが,各人の身体の作られ方はそれぞれ異なっているので,誰一人として同じ動作,形,フォームは表れず,それぞれ微妙に違っていて面白いのです。その違いを拝見するのが教師としての楽しみでもありました。
 そして,私は時々生徒さんに,「あなたはこういう滑り方になっています...」とその特徴的なスキー運動をお見せし,結果として表れるその動作,形,フォーム姿がどうなっているかを見ていただきました。生徒さんに解説し持っていただいたイメージと,その結果の運動がどう因果関係として表れて来ているか?...を生徒さんの滑りを実際に真似てお見せしたのです。実は,その時,大事がコツがあります。それは生徒さんの滑りを真似る時,「高さ10数メートルの上空から,自分自身を“第三者的”に見ている感覚で滑る...」ということなのです。生徒さんの滑りのイメージを意識し,それが他の人から見て本当に同じように演技されているか?を第三者的立場になり,“俯瞰的位置”から見下ろして滑る...ということです。このレッスンは生徒さんにもさることながら,教師の自分自身にとって大変役に立ちました。生徒さんの演技を真似て滑るときには,その滑りを第三者として上空から見ようとしますから,その時の生徒さんの気持,あるいは具体的なイメージが自分に沸かないと,その真似がうまくできないのです。つまり,その生徒さんの“気持”を汲み取れないと,同じ演技ができない...ということです。もうお分りだと思いますが,「俯瞰から見るように滑る...」ということは「生徒さんの気持やイメージが分からないとできない...」ということになり,教師が生徒さんの心の内を観るトレーニングになる...のです。「相手の気持を察し,演技者としての能力を高めることができる...」ということです。
 数ある生徒さんの特徴的な滑りを,上空から俯瞰的に見ているつもりで滑る...これは「教師自身を鍛えていた」のですネ! でも,このこと...“俯瞰で観る”ということは,実は“スキー”だけに限らず,私たちの実生活でも応用できる素晴らしいコトなのです!。“自分自身を俯瞰で観る”クセをつけると,自分の行動を第三者からの視点として捕らえた映像...として認知できるようになるからです。自分自身の行動様式,考え方,価値観などを,“私”の立場から無く,“普遍的”な観点から観ることができる...ということです。コレって凄いことですよネ!?!。“スキー”を通して「俯瞰で観るクセ」を学び,それを実生活に応用する...。“スキー”がもたらす,大きな果実のひとつですネ!(^ ^)(^I^)
 ホント...“スキー”って面白い!!!

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★ July.13 2005  Wednesday  雨 (白馬)
  今朝の白馬...山腹から上は雲がありますが,少し上の方が明るくなってきました...。(^ ^) これから昼に掛けて晴れてくるようです。
 でも...今日は急用が入り,「教師日記」を書く時間も取れません...。申し訳ありませんが,今日は日記... オ・ヤ・ス・ミ です...。(=_=;)
 モチロン,Exerciseの時間も取れそうもありませんが...。マ,時にはこの様な超忙しい日があってもイイか?!ハッハハハハ……(^ ^) では...。仕事仕事......!!! 


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★ July.12 2005  Tuesday  雨 (白馬)
 今朝の白馬地方は「大雨,洪水警報!」が出ています。8時現在継続中ですが,雨足は少し弱まって来ました。午後には雲も薄くなるようですが...。皆さんの地域は梅雨前線の影響...大丈夫ですか?十分お気をつけ下さい...。
 昨日は昼ころは雨もなく,Bikeで青木湖まで行って来ました。約一時間の身体活き活きタイムでした!!!(^ー^) さて,今日は...?
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  今日は“Koba”さんからいただいた e-mail を紹介します。“Koba”さんはこの7月から行なっている“【TOK】のビデオ解説”のモデルとして,“File0003”と“File0004”に登場してくれました。ここにご登場いただく前に,いただいていた e-mail です。


  『 こんにちは!!! カナダのスキーキャンプのCDが届きました。お礼を申し上げたいと思っていたのですが遅くなってしまい、申し訳ありません。早速、中身を見させて頂いて、あの時のWhitler & B.Cの山を思い出しているところです。会社に持っていって自慢しちゃいました。
 今回の映像を観て、自分の中に1つ疑問(?)が出てきました。それは「自分の滑り」の特徴って?と言う点です。集団で滑っているシーンの中から自分を見つけ出すことは容易なのですが、中々当てはまりそうな特徴が判らないのが現状です。まあ、単純に表現の問題だけかもしれませんが。そうは言っても、映像を観ると滑っていた時に「何を思って(感じて)いたのか」という点については今でもはっきり憶えているので、「○○の感じをイメージしたら△△な滑りになった」ということは理解しているつもりです。御一緒して頂いた皆さんの滑りをみると、強い意志(イメージ)が伝わってきますので、どんな斜面のシーンでも“楽しんでいる”ように感じます。5日間のスキーで大きく滑りが変わった“Uni”君、“Umi”さん、“Shim”君、足裏で雪を感じ続ける意識が滑りに現れている“Kid”さん、“Suz”さん、Letスキーへの変化が出てきた“Yoshi”さん、何故かカメラが回っている時は雪から力を受け続けられる“Ook”さん...。
 「バナナが足りない!!!」とか「たわけモノ」の他にキーワードになる表現があればイイですね。ま、自分の滑りについては来シーズンへの宿題という感じでしょうか(笑)。先日の教師日記に「免許皆伝」のお話がありましたが、恐らく実際に投票を行っても、“Kid”さん、“Suz”さんの2人に票が集まったと思います(^_^)。
 ニュージーランドは無理ですが、来年のカナダ(上司を騙してでも参加します)や白馬へ行ったときはご一緒させてくださいね。tok先生だけでなく、集まってくる人達も面白いので。それでは。』


 “Koba”さんこんにちは!「ビデオ解説」ではお世話になってます。(^ー^)
 
「自分の滑り」の特徴って?...と仰ってますが,ビデオ解説を観るとご自分の滑りの特徴...お分りになったでしょう? 小回り,中回りでは「抜重的な滑り...」でしたし,大回りでは「内倒的な滑り...」でした。私もCanadaではそこまで注意深く見てアドバイスはできませんでしたが,結果としてあの映像のように,“確実に変わっていた!!!”のです!。じっくり映像を比べてみてみるとあの様な違いがあったことに気がつくのですネ!?。(^ー^) Canadaでの映像で以前公開したもの...でも,前から三人目のスキーヤーが“Koba”さんですが,この時の小回りでも,少しチェック的動作が入っているのがわかります。あれはあれで良い滑りなのですが,もう少し“バナナシェープ”が出て,圧変化を急激に行なわない方が,よりベターだ!ということです。(^ ^) モチロンこの様な抜重,あるいはチェック動作があって悪い...ということではありませんが,より安定した滑りをするには,そうで無い滑りもある...ということを,「ビデオ解説」の“File0003”で紹介させて頂きました。
 “File0004”(本日公開中)の大回りでも,両者を比べてみると分かるのですが,初めは結構内倒でしたでしょう?...で,“バナナシェープ”と“お習字ターン”であれだけ変わって,良いところに“重心”が移動していてスキーも走るようになった。ご自分で「“限界スピード”が速くなった...」と仰るほどですから,相当な上達だと,私は思いますヨ!!!。上達...というより“気付き”と言うべきかな?それだけのポテンシャルは持っていたのに,それに気付かなかっただけ...かもネ!?(^ー^) いずれにしても,初めの大回りは「ただチョコンと乗っかっているだけ...」という気がしますし,後者の大回りは「積極的に自分で仕掛けて行っている!!!」という雰囲気がありますよネ?!
 多分,お送りしたCDRをじっくりご覧になれば,初日と終わり頃で変わっていることが他にもあったんだ!!!...と気がつかれることと思います。これを探してみるのもオフシーズンの楽しみですネ!(^ー^) 同行した他の人の滑りをこれだけしっかり解説できるのですから,ご自分の滑りを解説するのも可能なはずですヨ!!!。「滑りの映像CDから学ぶ...」ですネ!
 わたしも今度のニュージーランドで,「バナナ」と「たわけモノ」以外の“アドバイス用語”を見つけて来ます!!! ハッハハハハ……(^ ^)
 では良いオフシーズンを!!!  また来シーズン...Canada行きましょうネ!!! 楽しみにしてます!!!



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★ July.11 2005  Monday  晴れ (白馬)
 今朝は天気予報では「曇り」なのですが,白馬は少し陽が射していて,天空の1/10以上の青空がありますので,天気は「晴れ」です。(^ ^) 
 ニュースによると,「九州に激しい雨...」ということで,大変らしいですが,お見舞い申し上げます...。(-_-;) 災害が大きくならないことを祈っております。
 ところで昨日も,幸い白馬は薄日が漏れる天候で,Bikeが楽しめました。身体が活き活きしているのを感じることができました。感謝...です。(^I^) 
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 今日は,“Matsu”さんからいただいた e-mail の紹介です。

  『 おはようございます.
“Matsu”です. 昨日はお疲れ様でした&いろいろありがとうございました.実家に帰る途中の車の中で、朝からの出来事や会話やスキーや、撮ったビデオの内容などを思い出し、ひとり気持ち悪くニヤニヤしている自分がいました.
 昨日の新井は、時期的にも、天候も、メンバーも、場所の選択も、考えられるベストの条件でした.お付き合いいただいて本当にありがとうございました.ひたすら感謝感謝です! GWに強風で途中クローズした八方のリベンジと、そして何よりも【TOK】さんと滑れなかったという今シーズンの「心残り」をすべて解決することができました.
 それにしても、本当に若々しく楽しく、疲れ知らずのスキーをされますね! (それに、あれほど「荒地」好きとは!)...なかなか見られない光景を拝見し、ひとつ「得をした」気分になりました. Bobもさすがメルツェンの従業員! その滑りからSkiの楽しさや自由精神が伝わってきました. あんなに若くして【TOK】さんに近くにいていつでもアドバイスを受けられるという環境に恵まれて、うらやましい限りです. 昨日あれほど頑張ったのだから、今朝は相当の筋肉痛を覚悟していたのですが、なぜかぜんぜんありませんし疲れも残っていません.以前は春スキーといえば体をフルに使ってDoスキーをしていたと思うのですが、Letスキーとキャスターターンを覚えてからは、雪の力で滑らせていただく、という感覚が少しづつ身についてきたのでしょうか? コブや急斜面もまだまだ入れたかもしれません. 少しでも上手に滑れるようになったと人から思われるのであれば、それは間違いなく先生のおかげです! 昨日は「TOK's world」を見させていただき、本当に楽しく貴重な時間を過ごさせていただきました.Bobや“Haru”さんという新しいスキー仲間も出来ました.寿司もうまかったです.  jpSKI.com のitte2さんには、来年は「TOKさんitte2さんと楽しく滑って食べて飲む春スキーツアー with 新井ビール+キトキト寿司」を提案させていただきました.「TOK's world」を他のJPSKIメンバーにも見ていただきたいと思いまして. またご一緒に滑りましょう! Bobにもよろしくお伝えください. それではまた.』


 
今日の e-mail は「個人通信」的な意味合いが強く,ここで皆さんに紹介するのは控えるべきかもしれない...とも思いました。ですが,“スキーを楽しむ”...というのはこういうことを言うのだなァー...とつくづく思った一日で,その時の感動が皆様にも伝わり,大勢の人の“スキーライフ”がより充実することを願ってUPすることにしました。(^I^)
 “Matsu”さんとは,これまで少なくともシーズンに一回はご一緒しているのですが,今シーズンは一緒に滑る機会が無く,「どうしてもシーズンが終わる前に一度でいいから一緒に滑りたい...」というお申し出がありました。そこで,五月の連休が終わってから,天気の良い日...「新井スキー場」にご一緒に行って来ました。その時の模様は,「ARAIスキー場を楽しむ」...にUPしてありますが,私も楽しい一日を過ごすことができました。(^I^)(^ ^)
 
あれほど「荒地」好きとは!...ということですが,ああいった悪条件...と人が呼ぶ所ほど面白いんです!!!。 面白い...というのは“Exciting”=刺激的な,興奮させる,スリルのある,胸を躍らせる,ワクワクさせる,心躍る...という意味です。“スキー”の面白さというのは,こういう言葉で語られるものだと思うのです。そのために必要なことは先ず第一に気持が“根アカで前向き”だということです。刺激的,スリル...と言っても他人がビックリする様な刺激ではなく,それぞれ各人の持つ範囲での刺激的...ということです。自分自身のレベルでの刺激やスリルが大事なのであって,人との比較でのモノではありません。自分の心の中にある“冒険心”を奮い立たせ,胸を躍らせるコトに挑む...。コレがいつまでも気持を若く保つ秘訣でもあると思います。(^ー^)
 
Letスキーとキャスターターンを覚えてからは、雪の力で滑らせていただく...コレも大事なことですネ!(^ ^) 何度も言っていますが,“感じる滑り”は,そこがどんな雪でも,ザクザクでも,ゴツゴツしていても,サラサラでも...それぞれの「雪の主張」みたいなモノが感じられて面白いのです。“フィーリングスキー”ならではの感覚なのだと思います。“雪からスキーヤーへの語り掛け”...この感覚が分かって来ると,“スキー”の楽しみが,確実に二倍は広がります。コレまで悪雪とか粗踏みとか言って敬遠していた斜面でも,行って体験して見よう!!!...という気持ちになるのです。“感じるスキー”に「ドラッグ的効果」があるのかもしれません。(^ー^)
 
春スキー...with 新井ビール...寿司...コレも“スキー”をより楽しむということでは意味のあることだと思います。あまり深酒,食べ過ぎはいけませんが,スキーシーンを思い出しながら,適度に飲み,食べ,かつ語る...。心が豊かになり,明日への活力が沸いて来ます。生きていることの悦び,生れてきたことへの感謝...を感じることもできます。 e-mail に出てきた「メルツェン」の“Bob”も,そのために日夜励んでおります。(^ー^)
 楽しい春の一日...こちらこそありがとうございました!!! また一緒に滑りましょうネ!(^I^)(^o^)(^ ^)



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★ July.10 2005  Sunday  小雨 (白馬)
 今朝は朝早くは,結構な降りでしたが,9時頃になって少し小降りになりました。昼過ぎにはこの雨も止んで,曇り空になる...との予報が出ています。今日もExercise...外でできるかな?
 さて,昨日は八方尾根の北側の谷...“南股”の林道をBikeで行って来ました。砂利道で結構な登りでしたが,木々の“気”を感じながらの楽しいひと時でした。(^ ^)
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 昨日「インライン」の件で  UP date いたしましたが,早速“タマキング”さんから,ご質問を掲示板にいただきましたので,今日はそのお答えをさせていただきます。(^ ^) 掲示板の書き込みは...

 
『  [260] ウイール Name:タマキング Date: 2005/07/09(Sat) 18:36
 先生、こんにちは。2年ぶりにカキコさせていただきます。(日記は毎日欠かさず読ませていただいています) 今日の日記、すごく興味深く読ませていただきました。ただ一つ疑問に思ったことがあります。それは、靴の両サイドについたウイールの商品より、靴の真ん中にウイールのあるインラインの方がスキーの感覚に近いというこについてです。
 ターンインサイドに1番、2番キャスターがあるという意味では、新商品の方がキャスター感覚に近い感じになると思うのですが。先生は以前の日記で、キャスターターンを経験するには、インラインよりも、4輪がついたローラースケートがよいと書かれていた記憶があります。スキー滑走時も、1番、2番に乗っているのだけれど、レシーブポイントの基点は、板の真ん中に意識したがよいということなのでしょか。この辺のところ、詳しく教えて頂けたらなと思っています。』


 “タマキング”さん,こんにちは! 掲示板書き込み拝見いたしました。
 仰るように,
ターンインサイドに1番、2番キャスターがあるという意味では,四つのキャスターを意識したようなフィーリングがある...とお思いかもしれませんが,“ウィールの高さ”のあることが,フィーリング的にスキーの場合とは違って感じられるのです。一般の「縦一列型」の方が,足裏のフィーリング的には,ちゃんと内エッジ,外エッジを使っている感覚なのです。モチロン,このフィーリングは私の感じですから,皆さん全員が私と同じ感覚になる...とは申しませんが...。
 以前の日記で、キャスターターンを経験するには、インラインよりも、4輪がついたローラースケートがよいと書かれていた...ということですが,私の記憶ではその様な書き込みをした記憶が無いのです。...で,1時間ほど掛けて古い日記を探してみましたが見つかりません。(=_=;) 雪上でスキーをする時に,イメージとして“キャスター”をイメージする時には,「4輪のローラースケートを...」と書いたかもしれませんが,インラインのトレーニングで“スキー”のフィーリングを得るのに四輪の方が...と書いた記憶はありません...。もし,どこかでその様な書き込みをしていたのであれば,ぜひお教え下さい。よろしくお願い致します。(-_-;) 今現在の私の感じでは,4輪よりも普通のインラインの方が,こと“スキー”の滑走感覚を磨くのであれば適している...と思っています。...が,もしその様な書き込みをしたのであれば,その時はそう思っていたのだと思います...。(=_=;)
 
レシーブポイントの基点は...ということですが,「基点」という意味が分かりません...。わたしがお話している“レシーブポイントRP”はスキー板やインライン上にあるのではなく,身体のどこかにあって,そこでセンサーポイントSPからの情報を受け止める部位...ということで説明させていただいております。申し訳ありませんが,この「基点」についてお教えいただけませんか? ひょっとして,この日記で以前お話した“サポート軸”のスキー板上のポイント“Fulcrum Point FP(支点)”の意味でしょうか? そうだとすれば,その支点位置は「インエッジとアウトエッジの真ん中」...分かりやすく言えば“A-Caster”に置くのではなく,あくまでインサイドの“キーキャスター”になります。昨日の「図」を見ていただければ分かると思いますが,一列インラインではウィールの高さがあるので,実際は“B1”で接地しているのですが,足裏のフィーリングは足のインサイド,“キーキャスター”で捕らえているように感じられるのです。二列ウィールの場合は,それが「高下駄」のようで,幅の広いスキーに乗っている感覚になってしまうのです。
 以上,お分りいただけたでしょうか? (^ ^)



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★ July.09 2005  Saturday  曇り (白馬)
 今朝も曇り空の白馬です。今日も昨日と同様,これから雲が取れ,昼ころには陽が射すようです。
 昨日は結局 Bike にしました!!!。陽射しは強くなく,気温も20℃位で,トレーニングには最適でした。若い頃のように「トレーニングだ!...身体をいじめなきゃ!」...といった気持ちは無く,身体の細胞一つひとつが活き活きしている様をイメージしながらのExerciseでした。身体の生き生きしている所に“気”を配りながらのひと時...楽しかったです。(^ ^) 
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 今日は“Ue”さんからいただいた e-mail の紹介です。インラインのことについてのお便りです。


  『 TOK先生、ご無沙汰しています。今年1月6日からのキャンプに参加させていただいた“Ue”です。
 ところで、オフシーズンにインラインをやろうと思うのですが(移動していくスキーに遅れずについていけるように!というのが最大の目的です)、いろいろインターネットで検索しているうちにインラインに似た“ある商品”
(実際の商品名が書かれていましたが,営業妨害になるといけませんので,“ある商品”とさせていただきました...【TOK】注)があることを知りました。スキーブーツで乗れること、スキー板と同じ、インエッジ・アウトエッジの感覚がより明確に体感できること、等でよりスキーに近い練習ができるというものです。普通のインラインとこの“ある商品”ではどちらの方がスキーの練習としては有効なのか、もし先生のご意見があれば教えていただけるとうれしいです。よろしくお願いします。』

 “Ue”さん,こんにちは!お元気でしたか?
 さて,今日は「インライン」に付いてのご質問です。普通のインラインとこの“ある商品”ではどちらの方がスキーの練習としては有効なのか?...というご質問ですが,実は,わたしも“ある商品”そのものではありませんが,この構造に似た製品に乗ったことがあります。“ある商品”とは図の左のようにウィールが一般のインラインと異なり,左右に二列にウィールが並んでいるものです。
 その時のフィーリングを率直に申し上げますと,スキーのフィーリングとはちょっと違和感がありました。スキーでの感覚は右図の右の足裏感覚に近いものです。ところが“ある商品”では,ウィールが横に二列に並んでいるため実際に地面と接している部分が左の図の「
R1」の位置になってしまい,例えばくるぶしの内側と結んだ線と地面の成す角度が“α”になってしまいます。これは,「ウィールの高さ」に依るもので,フィーリング的には「高下駄」を履いてスキーをしている感覚と似てしまうのです。ところが,一般のウィールが一列に並んでいるインラインは,右の図のようになってその角度が“β”になります。この時の感覚は「雪駄」を履いているフィーリングで,実際のスキーの滑走感覚に似ています。この図では便宜上,軸のレシーブポイントRP(R2とB2)を“内くるぶし”にしましたが,実際は“内ひざ”が適当だと思います。
 “ある商品”のご商売の邪魔をするわけではありませんが,実際の滑走感覚はそうだった...ということです。そういうことで,私なら,普通のインラインをお勧めします。
 私も,時々インラインでスキーの滑走感覚を思い出しております。坂道の下りを使えば,結構“スキー”のトレーニングになると思いますので,楽しみながらぜひお続け下さい。(^ ^)
 では,また新しいシーズンになりましたらよろしくお願い致します。
 


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★ July.08 2005    Friday  曇り (白馬)
 今朝は曇り空の白馬です。これから雲が取れ,昼ころには陽が射すようです。
 昨日は雨が予報より早く来ましたから,トレーニングすることができませんでした。...でも,今日はやります!!! BikeHi!!!かジョギングHi!!!...どちらにしましょうか?(^I^)(^ ^)

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 今日は“Uti”さんからいただいた e-mail の紹介です。シニアレッスンのことについてのお便りです。

  『  TOK先生、岐阜県の“Uti”と申します。昨年2回と今年1回八方スクールのシニアスペシャルに参加して、あらためてスキーを続けたいと思っている者です。
 先生のページは今年2月にアルピーヌの丸山さん(同期生と毎年2月にお世話になっています)からリンクしてある旨教えていただき、それから毎日楽しみに読ませていただいております。すごいページにびっくりしながら、TOK先生の懇切な指導ぶりや、お人柄にひきこまれていっております。もっとも年齢相応に腰痛やその他もろもろ具合が悪くなってきておりますが、なんとかスキーをもう少しうまくなりたいと思っています。2005シーズン当初、八方スクールの予定表に「TOKシニア・・・・」の日程がありましたが、内容がわからずそのまま、一般のシニアコースにてお願いをしておりました。技術的には中の中くらいの模様です。今年3月の初めに、圧雪斜面であれば急斜面に入っていくことの怖さがなくなり、自分なりに大回り、中回りが楽しくなってきました。小回りにはまだ時間がかかりそうですが、何とか2級に挑戦することを当面の目標にしようかと思っています。
 今回思い切ってメールさせていただきましたのは、TOK先生のページに参加されている皆さんの技術が相当に高いレベルにあるようで、私レベルではスクールに申し込んでもかえってご迷惑になるのかと思い、今からお尋ねしておこうと思った次第です。
 お忙しい中とんだメールで恐縮ですが、ヒマなときにシニアスクールの内容など教えていただければ幸いです。』


 “Uti”さん,初めまして! 八方尾根スキースクールの「シニアスペシャル」にご参加いただき,ありがとうございます。レッスンは参考になりましたでしょうか?(^ ^) 八方のゲレンデをお楽しみいただけたようで,私も嬉しいです。
 私の“【TOK】シニアスペシャル”ですが,基本的にはスキースクールの一般スペシャルと変わりはありません。ただ,スキーだけに限らず,人から何かを習う,あるいはお教えする...という時には,生徒さんと教師の間の信頼関係といいますか,相性みたいなものが大事だと思っています。八方尾根スキースクールには100名を超える教師が所属しております。その中から“シニア”の方にお教えするのにふさわしい教師が担当することになっています。その教師の皆さんも,それぞれ教え方のスタイルを持っており,それぞれファンもおります。私もその中の一人で,今シーズンは予めスキーシーズンが始まる前に,「私こと【TOK】は“シニアレッスン”では, On Line Ski School の教師日記に書かれているようなことをメインにしたレッスンを行ないます...」ということをアピールした方法を取らせて頂きました。実は他のシニアレッスンを担当する教師は,そのキャンプ直前になってからその担当が決まる...というシステムになっております。私はこの方法は改めた方が良いと思っていますが,スクールの方針なのでなんとも仕方がありません。教師の顔がキャンプ前から分かり,その方法なども積極的に生徒さんに提示して,意志の疎通を図ってからレッスンができたら最高の効果が得られると思っています。そういうわけで,私の場合は事前にスクールのパンフレットにも“【TOK】のシニアスペシャル”...という風に紹介してもらいました。一般のシニアレッスンは,だれが担当するのか?という告知ができなかった...ということです。説明が長くなって申しわけありませんが,何が“一般シニアレッスン”と違うのか?ということを理解して頂けましたでしょうか?
 さて,「では【TOK】はどんなシニアレッスンをするのか?」ということですが,その基本的な指導姿勢は「今シーズンのレッスンポリシーについて」に書かせてもらいました。そしてその内容ですが“フィーリングスキー”をメインに行なっています。そのあらましはホームページ“フィーリングスキー”に書いてありますが,簡単に言えば,“滑走感覚を大事にしたレッスン”ということになります。で,“Uti”さんのご質問,「参加する生徒さんのレベルは?」...ということですが,初級から中級まで,あるいは中級から上級まで...という様に,レベルが混在していてもOK!です。例えば「シュテムターンができてパラレルがまだ...」という方から,「2級は持っていて,これ1級に挑戦したい...」という方まで居られても大丈夫です。その理由は,私の方法はが“フォーム”や“形”あるいは“身体の使い方”をお教えする方法では無く,“滑走フィーリング”や“イメージ”,あるいは“意識”をお伝えする方法だからです。イメージや意識は,中級の方でも,上級,エキスパートの方でも共通...ということが多いので,それさえお伝えすれば,皆さんはそのイメージを守りながら,それぞれ各自のレベルに応じた滑り方で滑って来られます。そして上達されていきます。(^I^) 実際に私のキャンプにご参加いただいた方から,「【TOK】さんの方法は,スキーレベルに関係ないネ...」と良く言われます。(^ ^) ですから,
申し込んでもかえってご迷惑になる...」というようなことは決してありませんので,ご心配なくご参加下さい。(^I^)(^ ^)
 来シーズン...機会がありましたらぜひご一緒しましょう!!! (^ー^)




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★ July.07 2005    Thursday  曇り (白馬)
  今朝は少し青空が見えていましたが,9時近くになったらその青空も少しづつ雲に覆われそうです。(=_=;)
 天気予報では,昼過ぎ,3時ころには雨が来そう...ということなので,その前にExerciseをしようと思います。
 昨日は夕方...約40分のBikeでした。ランニングハイ...という,走っていて“恍惚感”を感じる現象がありますが,Bikeでもそれに似た感じがありました。身体が少しづつ暖まって,汗が噴き始めたころ,気持が爽やかで晴れやかになった【TOK】でした。(^ ^)
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  今日は“Naka”さんからいただいた e-mail の紹介です。


 
『 こんにちわ先生(^^)HP楽しく読ませてもらっています。先日は私のメールにお答えいただきありがとうございました。今シーズンは本当に本当にうまくなりましたよ。5月の連休までずっと滑って楽しんでました。先生に教えてもらってからはいろんな雪質、斜面、スキー場を滑るのが楽しくて、楽しくって感じでした。雪によって体が受ける感じ、感触、動かされ方、全部違うから、今日はどんなんかなあってわくわくしながら滑ってました。それからゆっくり滑るのがこんなに楽しいとは、知りませんでした。テイスティングって先生いってましたよね。今シーズンは子供の頃のスキーにかえったような、とても心豊かにしてもらったスキーイングでした。先生と出会えたおかげですね。ありがとうございました。 』 

 “Naka”さん,こんにちは! お元気ですか?前回は「技術的なこと」と「イメージ要領」についてのご質問にお答えさせて頂きました。今日はそれとはちょっと違って,意識を変えると,こんなに“スキー”って楽しんだヨ!!!...ということが溢れている e-mail でしたので,みなさんに紹介させていただきたいと思います。(^ ^)

 
今シーズンは本当に本当にうまくなりましたよ...⇒この様なお言葉を聞けるのが教師としてイチバン嬉しいことです!!!。良かったですネ!!!!! (^I^)(^ ^) ご自分自身で,上達されたことを「“自覚”された」ことが,素晴らしいです!
 
5月の連休までずっと滑って楽しんで...⇒これまでは5月まで滑られなかったのでしょうか?もし,そうだとすれば,スキーシーズンを短くされていたわけで,それが長くなったのも良かったですネ!それもただ「滑って...」だけでなく,「楽しんで...」というお言葉が続いているのがイイです!(^ ^) 
 
雪によって体が受ける感じ、感触、動かされ方、全部違うから、今日はどんなんかなあってわくわくしながら...⇒ここまで来ればもう“フィーリングスキー”の「免許皆伝」になられているのだと思います。(^I^) “Naka”さんはキット感性が鋭い方なんでしょうネ?あるいは“スキー”で感性が目覚めた...カナ?。いずれにしても,そういう方はこれからどんどん雪や自然の“味わい”が深くなり,雨の日でも滑るのが楽しくなりますヨ!!!。まさに「ワクワク」です!。“新しいスキーの世界”が開けたようで,ホントに良かったですネ!。
 
ゆっくり滑るのがこんなに楽しい...⇒これも本当にそうなんです!!!。道路を車でドライブしている時の景色と,ジョギングしている時の景色,そしてウォーキングしている時の景色が,それぞれ趣が異なり,同じ場所なのに「景色の感じが違って見える...」ということがありますが,“スキー”でも同じことが言えるのです。ゆっくり滑るからこそ,伝わって来る感じが違って,さらに深い趣を味わうことができるんですネ...。まさに,のんびりとした生活を楽しむという,「スローライフ」を地で行っているようなものです。(^ ^)(^I^)
 テイスティング...⇒まさにワインやお酒などの味を比較する,“テイスティング”に似ていますので,そう言ったほうが良いのかもしれません。
 子供の頃のスキーにかえったような、とても心豊かにしてもらったスキーイング...⇒“子供”って,遊んでいる時の顔の表情がホントに活き活きしていますよネ!?。そして無邪気で,素直に楽しいことを楽しいと感じられる,“豊かな心”を持っています。“Naka”さんもそのような“遊び”の心を“スキー”の中に感じ取られたようで,私も正直,本当に嬉しいです。(^I^)(^o^)(^I^) 大人になると,“遊び”を遊びとして感じられなくなってしまう人が多いのですが...“スキー”がそのような,昔感じたような“感動”を思い起こさせてくれるのなら,ナント素晴らしいことでしょう!!!。
 “Naka”さんが今シーズン感じられたような“スキーイング”...,これこそが本来の“スキーのあるべき姿”だと, e-mail を読ませていただきながら,改めてそう思いました。ありがとうございました!!!。





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★ July.06 2005    Wednesday  曇り (白馬)
  昨夜からの“雨”があがり,空も少し明るくなってきました。(^ ^) でも,今日また夕方から雨になるようです。
 昨日は昼ころ,少し陽が射すほどの天気になり,久しぶりのジョギングを楽しんで来ました。白馬から糸魚川まで流れている“姫川”という川があるのですが,この両岸にちょうどジョギングに適した小道があるのです。身体の細胞単位で活き活きしているイメージを持ちながら,約40分のジョギングでした。アア,気持良かった!!!(^ ^)(^I^) 
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 今日は“Nishi”さんからの e-mail を紹介させて頂きます。


 
『 【TOK】先生、“Nishi”です。春キャンは、大変お世話様になりました。そして、その折に撮影して頂いた映像のCDを一日千秋の思いで待っておりましたが、昨日届きました。早速繰り返し、拝見しております。有難うございました。
 今シーズンは、12月初旬の浅間キャンから、今回の春キャンとの、ビーフォ、アフターを比較し、滑りに変化があったのか。そして、師匠他、参加者皆さんとの楽しい団欒がその目的でした。結果的に、4月23日と24日のビーフォ-、アフターとなってしまったようです。全くもって23日の滑りは、オーバーエッジング。よくこれで、プライズを取得したなあーと。一転して24日は、自分としては、オーバーエッジは、かなり解消し満足な滑りでした。こんなに1日で変化するものだなーと関心してしまいました。ビデオを観ると、バナナシープが少し足りない感じでしたが、でも、滑走スピードが大してあったわけでなく、実際は、圧を適度に受けとめていましたので、問題ないと考えていますが。。。
 プライズの合格は、一言でいえば、キャスターとお習字のコラボレーションでした。常に雪からのプレゼント(圧)を板のSPを足裏で感じ、下半身を伝わって、重心辺りを経由、最後にRPで受け止めるラインが一つ。直接SPからRPのエネルギーラインが一つ。この2つの見えないラインが安定した滑りのバランス形として、受け止める圧によって結果的にバナナシェープの形は、大きくなったり小さくなったりと、常に変化しバランスを一定に保っている感覚。又、ハンドリングは、8つの仮想キャスターの転がされる意識で、向かう方向を意識するだけで自然と必要なキャスターが必要な回転数、方向がなされる。特に谷回りは、体の落下移動距離よりも、板の移動距離が長いため、その時に板を走らされる(筆先の払いの感覚は結果的にキャスターの回転数を増やす)ということを体で覚えた結果だと確信しました。
 生意気言いましたが、でもこれは、自分自身のフィーリングとして、持ち続けるつもりです。できることなら、他の方にもこの感覚を別の形でもいいから、覚えて頂ければどんなシチュエーションでも楽しい生涯スキーになるものと考えます。
 今は、仕事に振りまわされていますが、足裏の感覚は、いつも感じながら、来シーズンを想い、先生に再びご指導頂ける喜びをもちながら、改めて先生へのお礼に換えさせていただきます。有難うございました。』


 “Nishi”さん...何よりも先ず,今シーズンの「テクニカル合格」おめでとうございます!(^I^) これはひとえに“Nishi”さんのご精進の賜だと思います。これから管理職としてのお仕事の方が忙しくなられる...という事を伺っておりましたので,その前にひつの「区切り」ができたようで,ホントに良かったですネ!(^ ^)。私としては,もしお時間があるのであれば,これから「スキー指導者」としてもご活躍いただきたいナァー...という思いがありましたので,“Nishi”さんが少しスキーから遠ざかることは,誠に残念ですが...。 
 さて,“Nishi”さんの今シーズンの滑りを,今ビデオで再確認させて頂きましたが,低速滑走がホントうまくなりましたネ!(^ ^)。 ある程度うまくなると,高速滑走...つまりガンガン飛ばして,雪からの圧が来ることを利用して滑る人が多くなります。この方が実は低速で確実に滑ることよりも楽なのです。低速で滑ると雪からの圧が少ないために,圧が来るのを待てずに自ら押してしまう人が多いのです。こういうタイプのスキーヤーは,「急斜面の方が緩斜面より滑りやすい...」とか,「低速技術は難しい...」というようなことを仰います。でも,低速でいかに安定した,しかも無理のないスムーズなターンができるか?が大事で,これができるようになってから再度高速ターンに戻ると,高速技術がさらに素晴らしい「別モノ」になるのです。(^ ^) 高速ではエッジングの量を変えるだけで,ターンコントロールができてしまうのですが,低速では圧が少ないためにスローだけれど移動し続ける!!!...ということが求められ,「抵抗量と角付け」のコントロール感覚がしっかり身に付いてくるからです。こういう意味で,低速で“フィーリングスキー”を磨くことは,「実力1級」を,テククラの「プライズテスト合格のレベル」に押し上げる“技術的な関門”と言って良いかもしれません。「検定」とか「テスト」という言葉そのものはあまり好きではありませんが,技術のレベル...ということで話させてもらえば,こういうことになる...ということです。今シーズンのレッスンでは,そういう意味で,「なぜこんなゆっくりターンをするんだろう?」と思われた方が多いと思いますが,実はこういうことでした!!! (^ ^)(^I^)
 また“Nishi”さんは,私の解説を彼なりのイメージに置き換える作業も良くできておられます。
キャスターとお習字のコラボレーション...ということもそうですし,雪からの圧を板のSP→足裏で感じ→下半身を伝わって→重心辺りを経由→最後にRPで受け止めるライン...というのもそうです。筆先の払いの感覚は結果的にキャスターの回転数を増やす感覚...などは,私がこれからのレッスンで使わせてもらいたいくらいです。(^I^) このように,「教師のイメージが自分独特のイメージとして意識できた時」...確実にそのレベルは一段上がり,そしてその滑りはしっかりと身体に滲みこんでいるものです。自分自身のフィーリングにどれだけ発展できるか?ということがスキー上達の「ひとつ“鍵”」になる訳です。
 ところで,過日行なわれた「東京オフ会」の席上で,来年のスキーシーズンの終わりに,「“自分のイメージ”を語るシンポジューム」を開催したらどうか?というご提案が“Ika”さんからありました。今日の“Nishi”さんのように,「自分の言葉を見つける作業」はスキー上達に大いに役立ちます。この“シンポジューム”...非常に面白いし,皆さんの為にもなることですので,アイデアを練った上で,ぜひ開催したいと思います。(^ ^) 詳細が決まりましたら,このホームページ上でご案内したいと思いますので,ご期待下さい。(^ ^)(^I^)
 “Nishi”さん...仰るとおり,オフシーズンでも「足裏感覚」は磨けます。私も負けないように磨きますヨ!!!...身体の感性を!!! 今シーズンはいろいろとありがとうございました。(^ ^)(^I^) 




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★ July.05 2005    Tuesday  曇り (白馬)
 今朝は,気温が18℃,少しこの時期にしては肌寒いかな?という感じの白馬です。
 昨日は,雨がシトシトと降り続き,少しでも雨が止んだらジョギングでも...と思っていたら,またたく間に時間が過ぎて,結局何もせず...。ちょっと身体の細胞が熱を欲しがっています。(^ ^)
 今日は昼ころに一時晴れ間が出そうなので,その期を逃さず,ジョギング...行くぞォー!!! (^ ^)(^I^)
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 今日は“Koba”さんからいただいた e-mail の紹介です。


 
『 CD届きました。ありがとうございました。今シーズンは、1月と4月、2回に渡りお世話になりました。1月のキャスターターンそして4月の悪雪の中でのお習字ターン、大変勉強になりました。ホームページで見て自分なりに試したりしていましたが、やはり実際に雪上で先生の演技を見て説明してもらい、あ〜こう言うことだったのかと理解を深めることができました。また、踵で踏めるようになったことで、悪雪も気にせずいろいろなターン弧が描けるようになり、気になっていたX脚も消えてしまいました。CDを見て今シーズンの自分の成果を感じました。このイメージを大切にして、このオフはツリス(インラインスキー)でいろいろ試して見ようと思います!(^^)!ありがとございました。
 PS;今回のCDですが、一緒に受講したみんなの滑りも見れて他の人はこの場面でどんな滑りをしてたんだろうとか、自分と比較することができいろいろイメージをすることができて自分だけのものより良かったとおもいました!』


 “Koba”さんこんにちは!梅雨に入りましたが,お元気でお過ごしですか?
 今日改めて,“Koba”さんの滑りをデータから引っ張り出してパソコンで拝見しました。やはりうまくなってますねェー!!! 1月と4月の映像を比べてみると歴然!!!...ですネ!(^ ^)(^I^) 小回りでは特に“クロッシング”の感じが良くなって,ターン後半の詰まった状態がなくなっています!。だからスキーがターン後半でもしっかり走って,いかにも気持ち良さそうに見えますネ!。大回りも初めはどことなく,ソロリソロリ...という力強さの少ない,「なんとなくうまいターン...」だったものが4月の終わりには,落下による「圧のタメ」がしっかりできるようになって,「活き活きしたスパイスの効いた滑り」になってますネ!。これほど「違ったナァー!!!」という滑りを拝見すると,教師の私も嬉しいです。(^ ^)
 “キャスター・ターン”は斜面移動のトレーニングになりますし,“お習字ターン”は雪面コンタクトをどう調整するか?というトレーニングになります。両方やってみると,それぞれの特質がお解かりになると思います。特に“お習字ターン”では「圧」は貯えるものの,そのことによって「スキーの走りが阻害され,遅くなる...」ということが無いのが特徴です。“Koba”さんの滑りでもそのことがハッキリ確認できますネ!

 
踵で踏めるようになったことで、悪雪も気にせずいろいろなターン弧が描けるようになり、気になっていたX脚も消えて...⇒「かかと支点」で“テコ”の原理を使ったイメージの滑りをすると,このようになるのです。前につんのめることが無くなり,センサーポイントSPをいろいろな場所に設定することで,ターン円弧の大きさもコントロールできる...。ひざが前に入り過ぎないからテールが横に流れることも無くなってX脚も消える...。“フィーリングスキー”の面白さが少しづつ解って頂けたようで嬉しいです。
 
インライン...⇒これは結構“スキー”のトレーニングになります。ただし「平地」はいけません。「母子きゅう支点」になりがちなのです。スキー滑走感覚を磨くのでしたら,できるだけ「緩い斜面」を滑り降りるようにした方がいいでしょう。もちろん登る時はスケーティングですから,母子きゅうで踏むことになりますが...。(^ ^)
 CDR...お独りだけのバージョンより,キャンプ全員の滑りのほうが参考になった...ということですが,他の方々からも同じような感想をいただいています。私もこの方が編集が楽なので,来シーズンはこのスタイルに変えようかと思っています。(^ ^)(^I^)
 オフシーズンですが,“Koba”さんもインラインやジョギングなど,少しづつ身体を活性化させながら来シーズンを迎えてほしいと思います。また,機会がありましたらご一緒しましょう!!! (^I^)
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 さて,7月に入り,ニュージーランドではいよいよスキーシーズンの最盛期を迎えつつあるようです。今年も行くのですが,できればスノーコンディションが良いことを願っています。(^I^)
 で,旅行会社から連絡が入りました。
「 jpSKI.com 様のニュージーランドツアー …… 出発便に関して、大分席が混んで来ております。航空券を確実に確保するには、そろそろ正式なお申込が必要となります。」ということです。このホームページをご覧の方で,ニュージーランドキャンプご参加の希望がある方は,できるだけ早くご連絡下さい。よろしくお願い致します。




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★ July.04 2005    Monday  小雨 (白馬)
 今日はいかにも“梅雨”といった感じの振りが続いている白馬です。このようなぐずついた天気は木曜日まで続くようです。
 雨が続くとトレーニングに支障がでるのですが...さて,今日はどうやって身体を動かしましょうか?(^ ^)
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 今日は“Ku”さんからいただいた e-mail の紹介です。


 
『 こんにちは。“Ku”です。今シーズンはTOKキャンプに始まりTOKキャンプにて締めくくりという私にとっては非常に有意義なシーズンでした。実際、私が先生のレッスンを受けることになれるとは夢にも思っていませんでした。HPは2シーズンくらい前から拝見させて頂いていたのですが、いつもプライベートレッスンが詰まっていて、私にとっては雲の上の存在、でした。キャンプはこんな私にも先生のレッスンを受けるチャンスを与えてくれた非常にありがたいものでした。といっても、最初は非常に不安でした。「みなさん、HPは読んでおられるし、きっと上手なんだろうなぁ。。。わたしなんかがついていけるかなぁ。。。」と。しかし、最初はとまどったものの、日を追う毎に感覚がつかめて、動きがスムーズになっていく自分に驚きました。「TOKマジックおそるべし。。。どうか魔法よ、溶けないで!!」と思ってしまいました。
 しかし、フリーで滑るとイマイチ上手く滑れているのかわからない、シーズン中盤は“教師が居ないと滑れない症候群”に陥ってしまっていたように感じていました。「あ〜、やっぱり、あれは魔法だったんだ。。。」と。しかし、先日送って頂いたCDを見たところ、自分の変化に驚きました。シーズン始めのキャンプの一本目では、本人は一生懸命雪面とコンタクトを取っているつもりなんでしょうが、雪にけんかを売っているようにみえました。それが、サヨナラキャンプでは、脚の動きが随分スムーズになっていたのです。雪煙の出方も全然違っていて。。。本当のところ、2級にも落っこちたこともあって、楽しく滑れてるけど、実は自己満足なだけで、滑り自体は変わってないのではないか、私はもう上手くなれないのでは、と落ち込んでいた部分もあったのです。ですので、CDも「変わってるはず!」と期待を込めて、というよりは「変わってないかも。。。」という不安を持って見てみたのですが、本当に変わっている自分に驚きました。
 これからも、雪との対話を楽しみながら、色々な斜面を滑れるようになりたいと思います。それがスキーの魅力なんですから。昨シーズンまでの私は検定に受かろうと躍起になって、非常に視野が狭くなっていたように思います。体も硬直していたし。整地しか滑らなかったし。。。楽しくなかったんです。それが今年は、滑ることがホントに楽しいと感じることができました。その感覚はウソではなかったんだと確認することができました。 本当に「映像の力」は偉大ですね。
 これからもキャンプを続けて頂きたいと切望いたします。私が感じたキャンプの一番の利点は「一日で終わらない」です。一日のレッスンでは、「かゆいところに手が届きそうで届かない」という感じで終わってしまうことが多いんです。技術の向上(右上がり)と体力の低下(右下がり)がクロスしてしまうと、できそうなのにできない、という状態になってしまいます。しかし、一晩寝ることで体力が回復すると、前の日の最後にできなかったことが簡単にできてしまうことがあるんですね。そこからまたレッスンが始まれば、2倍どころか2乗の効果が出て来ると思うんです。もちろん、夜のミーティングでその日の滑りを見直せる、というのも大きいです。あと、懇親会も。。。ついつい飲み過ぎてしまって。。。「スキー仲間」って本当に素敵ですね。みなさんのスキーへの想いがまた刺激になります。
 長々と書いてしまいました。まだまだ、言いたいことはた〜くさんあるのですが、この辺で。。。』


 
“Ku”さん,こんにちは!お元気ですか? シーズン初めのレッスンと終わりのレッスンを受けられ,その違いがCDRでご確認できたようで,本当に良かったですネ!(^ ^)(^I^)
 
フリーで滑るとイマイチ上手く滑れているのかわからない...ということですが,多くの方がご自分の滑りを直接見ることができず,実際はうまく滑れているのにも関わらず,このように感じてしまうことがあるようです。その点,自分の滑りをCDRなどで確認できる...ということは“Ku”さんの仰るように大変良いことだと思います。(^ ^) 決して魔法などではありません。人間の身体ってホントに不思議で,前向きに明るく“根アカ”的にものごとを考えると,いつかその様になってしまうものなんです!!! これは実に不思議なことです。「できないかもしれない...」と思っていると本当にできなくて終わってしまう...ということがよくあります。反対に「できるぞ!!! できるはずだ!!!」と前向きに思っていると,できちゃうんですネ!コレが...。(^ ^) 5/115/27の教師日記に「アファーメーション(肯定的宣言)」...について書きましたが,この手法は「心理療法的手法」として,いろいろな分野で使われていることなのです。それでも,「...でも先生,ホントにうまくなったかどうかは,いくら“根アカ”で期待して滑っていても確認できないンですゥー...」と仰る方がおられます。そういう方々にはBeforeとAfterの映像を見せるに越したことはないのです。本当に変わっている自分に驚きました...と仰るように“Ku”さんも,うまくなっていることがCDRで確認できたのですネ?。ホントに良かったです!(^ ^)(^I^)
 
キャンプの一番の利点は「一日で終わらないということ」...ということもそのとおりですネ!このことについては,5/10〜5/20の教師日記「キャンプ形式総括」でも話させていただきましたが,プライベートレッスンではできない,いろいろなメリットがあります。連続して3日,あるいは5日練習することが,滑りを大きく変える事につながる場合が多い,と私も思います。
 いずれにしても“Ku”さんの“スキー”...検定主体の「ストレス型」から,いろいろなシチュエーションを楽しく滑る「癒し型」に変わられたこと...これが私のもっとも嬉しいことです。(^I^)(^o^)(^I^)
 また来シーズン...機会がありましたらご一緒しましょう!!!




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★ July.03 2005    Sunday  曇り (白馬)
 今朝は白馬の山々の稜線が見えています。朝早くは「晴れ」でしたが,9時頃には雲が出てきて天気的には「曇り」となってしまいました。 夕方からは雨になりそうです。
 さて,昨日は長野市まで行く用事があり,そのついでに「千曲川」沿いをBikeで走って来ました。1時間くらいで出発点の「長野市恐竜公園」まで帰って来るつもりだったのですが,走り始めたらやめられなくなり,結局「戸倉・上山田温泉」まで往復40キロのBikeとなってしまいました。(^ ^) でも,サイクリングロードが千曲川沿いに整備されていて気持ちよく走れました。帰りの迎え風が強かったことを除けは最高のトレーニングでした!!! (^ ^)(^I^)
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 今日は“Tana”さんからいただいていた e-mail への返事です。


 『 tok先生コンニチハ。5月9日付教師日記でテクニカル合格の祝福のお言葉、有難う御座いました。4月以降不整地小回を徹底的に練習(急斜面不整地を1日20本で7日程度)。ところが今年購入したサロモンのデモ10(165cm)、最初は両スキーを重ね合わせた時に、トップが2mmぐらい開く程度でしたが、先週末の滑り納め時には5〜7mm開いてしまいました。春の雪でもあり、スキートップがコブに突き刺さるようなミスが何度かあったので、それが原因なのでしょうか。メーカーに照会したところ修理可能かどうかは現物を見ないと判らないとの回答でした。今年は、2シーズン履いたヘッドのiSL(165cm)からデモ10に乗り換えてとても調子が良かっただけに残念です。
 お忙しい中、恐縮ですが、下記ポイントについてアドバイスを頂けたら幸いです。
 @スキー板が曲がってしまうことはよくある事なのでしょうか。
 Aメーカー、機種、サイズ等によって曲がり易さに差はあるのでしょうか。
 Bスキーを曲げてしまうのには滑り方にも問題があるのでしょうか。
 Cとても気にいっていた板だけに修理可能であれば、修理して来シーズンも履きたいのですが、一度曲がった板を修理して使うのに不安もあります。このあたりはどのように考えたらよいのでしょうか。
 D来シーズン、新しい板を買うとすれば、同じシリーズのデモ102V(来シーズンモデルは162か170cmの設定なので170cm)を考えております。クラウン検定を視野に入れておりますが、 一台で全種目をこなしたいと考えております。』


 “
Tana”さん,こんにちは! 返事が遅れてごめんなさい。
 さて,コブの斜面を数多く滑りますとどうしても,「スキーのトップが曲がってしまう...」ということはあります。スキー板もひとつの形のある「製品」ですので,乗り方が激しいと,そうなってしまうのは止むを得ないのだと思います。が...。
トップがコブに突き刺さるようなミスが何度かあった...ということですから,多分そうでしょう...。(=_=;) 修理するといっても,素材を取り替えるわけではなく,「反りを元に戻す」だけですから,購入時と同じ性能に戻ることは無いと思います。残念ですが...。考えてみると,アレだけの「スキー板」が曲がってしまうようなスキーをしているのに,身体はナントカ持っている...というのも不思議といえば不思議ですよネ!? 人間に身体って,丈夫なんですネ?ハッハハハハ……(^I^) で私の回答ですが...
 @残念ですが,コブを滑る機会があればあるほど,良くあることです。
 Aメーカーや機種...というより,素材と構造の問題だと思います。
 B滑り方というより,それだけ急激なショックを受けてしまわざるを得ない滑りを多くされている...ということだと思います。もし,曲げたくなかったら,当たり前のことですが,コブにはあまり行かないことです...。
 C修理するといっても,圧を掛けて「反りを元に戻す」ようにするだけですから,性能は元には戻りません。これを解って修理に出すのならイイですが...。
 Dモデルが同じでも,年度が変わると性能も少し違うのが普通です。またこの頃は,同じモデルでも板の長さでその性能に大きな差があります。短いものほどトーションが強めになっているようです。今年の Ski Journal のスキーテストで感じたのは,長めの方が一台でいろいろな種目をこなすのに適している...ということでした。わたしも今年は160センチ後半から170センチ代の長さの板を使用しようと考えています。
 以上,わたしの考えを述べさせて頂きました。参考になったでしょうか?
 ではまた...。




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★ July.02 2005    Saturday  曇り (白馬)
 昨日は雨が続き,夜半には「大雨警報」が出たほどでしたが,今朝は雲間から山の稜線が見えるほどに回復しました。梅雨前線が南の方に下がったようです。薄日は射していますが,青空は見えません。
 今日土曜日はこれから青空が広がり,明日昼ころまで晴れの天気が続くようです。 (^ ^)
 今日はどこでExerciseしようかな?!(^ ^)
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 今日は,ホームページの一部リニューアルに続いて新しく企画した「【TOK】のビデオ解説」についてお話させていただきます。
 今シーズン(*脚注)のシーズン中に撮影した皆様のビデオをがたくさんあります。これは貴重なデータで,皆さんがどのような過程を経て,どのように変わってきたか?を如実に示す資料となります。冬の雪があるときだけでなく,雪の無くなったこのオフシーズンに,それらを再編集し,その中に潜んでいる諸々な情報を,いま一度掘り起こして見てみることは,大変有意義なことだと思います。
 そこで,皆さんの“スキーライフ”に役に立ちそうな映像を選択し,ご紹介していきたいと思います。もちろん技術的な解説をはじめ,“スキー”がしたくなるような楽しいビデオもできるだけ紹介させていただきたいと思います。ぜひお楽しみにして欲しいと思います。ただ編集作業に時間がかかることが予想されますので,毎日新しいものを!!!...というわけにはいきません。週に2回か3回程度を目標に,【TOK】の視点で編集し紹介させていただこうと思っています。 (^ ^)(^I^)
 尚, “On Line Ski School ” を閲覧いただいている一般の皆様にもこの「【TOK】のビデオ解説」はご覧頂けますが,プロバイダーとの契約ファイル容量の関係で,長期間に渡ってOLSSのホームページ上に保存しておくわけには参りません。UPしてから2日〜3日,もしくは次の新しい「ビデオ解説」がUPされるまでの期間だけの閲覧となります。それ以降は消去せざるを得ませんのでよろしくお願い致します。(=_=;) 皆様には誠にご不便をおかけいたしますが,大容量確保のためには,プロバイダー契約の費用が掛かりますので,このことをご理解いただき,ご了承をお願い致したいと思います。
 尚,jpSKI.com 会員の方には,会費の一部を容量確保のための費用に捻出させていただいております。従って,会員様用のファイル容量に余裕があるためそちらにUPさせていただきますので,引き続き“過去のビデオFile”もご覧いただけます。
 さて,昨日...第一号のFilm編集を行ないました。オフシーズンも本番に入った感がありますが,“スキー映像”を観ているだけでウズウズしてきます。この私の感動がそのまま皆様に伝わることを願って編集に精を出したいと思います。
 なにとぞよろしくお願い致します。(^ ^)(^I^)

 (*注) このホームページでは,9月からをスキーシーズンの切り替え...と考えていますので,8月一杯は2004-2005シーズンが“今シーズン”となります。



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★ July.01 2005    Friday  雨 (白馬)
 おはようございます!!!
 今日から7月...新しい月が始まりました。なにごとも「ものの始まり」...は新鮮な気がして良いものです。今朝の皆さんの目覚めはいかがでしたか?新鮮でしたか?(^I^)
 さて,今日からこのホームページもちょっとだけイメージを変えてみました。皆さんに少しでも“新鮮”を感じ取って頂ければ幸いです。
 今月もよろしくお願い致します。(^ ^)
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 今日から On Line Ski School のホームページ...一部リニューアルいたしました。
 これまで,1998年の12月から「教師日記」を書き始め,その後数回のリニューアルを繰り返しながら, On Line Ski School ということで,みな様に【TOK】流の,「“スキー”に対する思い」を披瀝させていただいて参りました。その後6年の歳月が過ぎました。そして,わたしのこのホームページの特徴として,“フィーリングスキー”そして“生涯スキー”という二つのキーワードが見えて参りました。
 また,この数年...“スキー”の持つ魅力は何だろうか?...なぜ“スキー”はこれほどに私たちの心を惹きつけるのだろうか?...“スキー”を継続して行なって行くことが私たちの生き方にどんな果実をもたらすのだろうか?...というようなことをいろいろ考えて参りました。
 そして,2005年の今,“私の進むべき道”が見えて来たような気がします。それは, 『 “スキー”を通して大自然の素晴らしさを感じることのできる身体の“感性”を養い磨くこと。そしていろいろな人との出会いを通して,その“感性”をベースとした互いの交流が深められ,“心”と“心”の豊かな交換が行なわれて,お互いの人生がさらに生きがいのあるものになって行くように務めること。』......なのだ,という思いを強くしております。
 そういう意味を込めて,本日,トップページを少し変えてみました。“New Feeling Ski” という副題を掲げさせてもらいました。この“feel”という言葉には...…をさわる,…をさわって調べる,手探りで行く,探る,偵察する,感じる,…の影響を受ける…の作用を受ける,…に感動する,…を意識する,察知する,に気づく,…と考える,のように思える,という気がする...と,いろいろな意味がありますが,“感性”あるいは“感受性”を豊かにする...ということに通じるところがあると思っています。
 また,トップページには「雪の自然をじっくり味わっているスキーヤー」の写真を使ってみました。少しでもこの「ホームページに対する私の想い」 が皆様にご理解いただければ嬉しく思います。
 今後ともよろしくお願い致します。(^ ^)(^I^)     
 月の初めに...  【TOK】