【TOK】のスキー教師日記  Jan. 2006


Jan. 2006

スキー教師【TOK】の個人的な日記です。興味のある人はどうぞご覧ください。(^I^)
ただ,このホームページは, 【TOK】の主観的な意見や感想を書き綴ったものですので
ページ内の記事及びデータなどを,みなさんが参考にされることは構いませんが
そのことによって派生した事象についての責任は負えませんのでご了承ください。

  Ski Top    【TOK】への Mail…

 What's Today ?

01/31 イメージの大切さ痛感
01/30 “Rookie Academy”
      の卒業生に乾杯 !!!
01/29 教師としての幅
01/28 スキー指導...
    自分の素晴らしさ発見
01/27 うまくなりたい病...
01/26 栂池での“SMT”
01/25 “Sound of Music Turn”
          の脅威 !!!
01/24 キャスターの小回り
01/23
楽しかった !!!
        大屋キャンプ
01/21 より焦点がハッキリ !!!

01/20 準指導員検定
          低速種目
01/19 楽しかったァ !!!

01/18 夫々のフィーリング
01/17 “Sound of Music Turn”

01/16 釈然としないレッスン

01/15 1級合格はズレで !!!

01/14 思い込みを捨てる...
01/13 “オーラ”のある滑り

01/12 オレンジの威力
01/11 “感じる”面白さ

01/10 「意識下の運動」を
    「無意識下の運動」に
01/09 雪と友達に...

01/08 キャスターで安全スキー
01/07 初・中級でも
   “フィーリングスキー”
01/06 活き活き !!!...粗踏み

01/05 笑顔が...

01/04 “フィーリングスキー”
          の基本
01/03 夢中になって遊ぶ

01/02 元旦を祝う
    素晴らしいスキー
01/01 穏やか“スキー”

*** これまでの日記***

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* 2005年11月
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* New Zealand05 通信
* 2005年8月
* 2005年7月
* 2005年6月
* 2005年5月
* 2005年4月 No.2
* 2005年4月 No.1
* 2005年3月
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* 2004年12月
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* 2004年7月 No.2
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* 2001年9月
* 2001年8月No.2
* 2001年8月No.1
* 2001年7月
2001年6月

*  以下 2001年

教師日記 5月

教師日記 4月
教師日記 3月
教師日記 2月
教師日記 1月

*  以下 2000年

教師日記 12月
教師日記 11月
教師日記 10月
教師日記 9月 #2
教師日記 9月 #1
教師日記 8月 #2
教師日記 8月 #1
教師日記 7月
教師日記 6月
教師日記 5月 
2000年4月 
2000年3月
2000年2月
2000年1月

*  以下 1999年

1999年12月
1999年秋
1999年4月
1999年3月
1999年2月
1999年1月

*  以下 1998年

1998年12月

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★ Jan31 2006  Tuesday  曇り (白馬)
 今日も曇り空の白馬です。昨日は久しぶりに気温が10度近くまで上がり,雪が緩みました。そして夕方から夜にかけて少しだけ雨が...。でも今朝はその雨も上がって少しだけ小雪が舞い始めました。
 今日で一月も終わり...。明日からは二月です。スキーヤーにとっては日の過ぎ行くのが早く感じられるようになります。悔いの無いように...スキー...楽しみましょう !!!。
 では今日も  Have a nice day !!! 

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 昨日から開始予定だった,「No.19:白馬47 シニア・女性スペシャル3日間 No.3」...は参加者が少なく,開催中止となりました。(=_=;) でも,これは「天なる神?」が,「【TOK】...少し休みなさい...」というお計らいで,休日をくれたのだと思います。(^ー^)
 そういうことで,昨日は長野市に買い物に行って来ました。ニセコやカナダのツアーに持っていく荷物...本当なら「宅急便」などで送れればいいのですが,事前に送っている余裕も無いので,いきおい自分で持ち運ぶことになります。それに適したバッグを探してきました。キャスター付きのいいのが見つかりました。(^ ^) また,レッスンで撮影に使用していたビデオカメラ...この調子も悪くなったので,修理に出してきました。一日のんびり買い物やスポーツショップを見て周り,鋭気を養った【TOK】でした。今日は撮り溜めたビデオ編集と,これまでのレッスンの整理...デスクワークです。(^ー^)
 さて,昨日夕方,のんびりとビールをいただきながら「大屋キャンプ」でのビデオ映像を眺めていました。そしてあることに気付きました。それは「自分自らを解放しているスキーヤーが居る !!!」...ということでした。特にターン後半の処理の仕方にそれが顕著に顕れている...と感じました。ほとんどの方のスキー操作に丸みが出てきた...というか,無理のない雪とのコミュニケーションができるようになって来ました。大回りはもちろん,小回りでも,身体の使われ方が,スローモーションを見ているような動き方になって来たのです。これは「圧コントロールが緩やかにできるようになった」...ということなのですが,雪への働きかけが少なくなり,“身体・用具・自然”の三つが適度にマッチし,ハーモニーが取れて来た...ということの証拠だと言えます。滑っていて精神的にも余裕があるように見えます。焦ってターンしている感じが少なく,小回りではまるでオリンピックのスラローマーがSLの旗門の中を滑っているかのようにさえ見えます。これはスキーの動きに淀みが無く,常に移動し続けて,雪からの抵抗を受け続けているからこそ生まれる,見事な滑りだと言えます。
 実際のレッスンが終わって数日経ってから,その時の滑りの様子を振り返って見てみると,その時の滑りの変化にビックリすることがあります。その時は,そのことに集中していて,俯瞰的に見る余裕がなかったからでしょうか...あまり感じられなかったみなさんの滑りの変化...今,見直してみるとその変わり様に少し驚いています。
 この時のテーマは“Sound of Music Turn”でした。このイメージの滑りの効果...私の想像以上かもしれません。人間の持っている潜在的能力を引き出すためのイメージ...大事ですネェー !!!



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★ Jan30 2006  Monday  曇り (白馬)
今日は曇り空の白馬です。昨日は本当に素晴らしい「スキー日和」でした !!!。
 全国的に良かったみたいですから,キットみなさんも“スキー”を充分楽しまれたと思います。(^ー^)
 【TOK】は今日から3連休です。少し身体を休めなさい...という「天の神」のお計らいだと思って,休日を楽しみます !!! (^ー^)  では今日も  Have a nice day !!! 

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 昨日は「No.18:スキー指導をどうおこなうか?...を考えるキャンプ」...“Rookie Academy”第二回の最終日でした。
 昨日のテーマは,「上級者への指導」...でした。上級,中級とスキーヤーのレベルを区分けするのはあまり好きではありませんが,「スキー指導」...といことを考える時は,レベルの違いにより,その解説方法や指導テーマが異なってきますので,便宜上「上級」...ということで,その指導について考えることにしました。
 スキーの運動は,歩く,走る,飛ぶ...などの楽しみ方もありますから,別に「ターンする」ということだけが技術的な注目ポイントではありませんが,雪の斜面を降りる時には,スピードをコントロールしたり,障害物を避けたり...という意味で,その方向を変える必要...「ターンする」ということが必要になってきます。そして,上級者は自然の深雪や,コブ斜面など「バランスを崩す要因の多い斜面」を滑る機会が多くなります。もちろん,レースなどで整地を高速で滑るなどの機会もあります。このレースの場合でも「バランスを崩さないように...」ということが,おおきな課題となります。つまり,上級者になるにつれて,「どうバランスを崩す要因を少なくしてスキーをするか?」ということが大きなテーマになってくるわけです。このことは私の尊敬するスキー教師...今は亡くなった“マルティン・グガニック”も,「“スキー”はバランス...」と,常に話していたことでした。
 できるだけバランスを崩さない滑り方...この意味を考えていくと,舵取りの段階では,「重心の移動軌跡と,スキー板の移動軌跡をできるだけ離さないこと」...の大切さが見えてきます。また角付けの切り替え時には,「圧変化を急激に行なわない」...ということも...。“スキー”のターンは大きく見ると,この「舵取り」と「角付けの切り替え」なわけですから,この二つのことに的を絞って「上級者の技術」を考えることにしました。
 この内,重心とスキーの移動軌跡を離さないようにするには,「エッジに頼りすぎるスキーを避ける...」ということが大事になります。エッジを使えば使うほど重心とスキー板は離れてしまうからです。この意味からも,スキッディングの延長線上にある,「スキーのたわみ」を使った走るターン,切れるターンの優位性が見えてきます。すると結果として,技術的には「かかと支点」で,スキーのトップ部分で雪面の抵抗を受けてターンする...という滑り方が推奨されます。「“フィーリングスキー”の基本的考え方となっている滑り方」...そのものです。
 また,圧変化を急激に行なわない...ということのためには,ターン後半,圧を貯め込み過ぎないことが大切です。そのためにも,交互操作意識を持ち,圧を吸収するように滑ることが重要になってきます。これは交互運動で行なう...ということとは違い,交互操作同調運動...ということです。外スキーの意識,つまり外脚のイメージや意識に集中して滑れば,内脚は自然に外脚がものごとを行ないやすいように「同調」した動きを見せてくれます。これは人間のもつ優れた潜在能力のひとつだと私は思っています。ですから,角付けの切り替え時に,それまでターンをリードしていた外スキーの圧を,どう次のターンにつなげて行くか?...ということが大事になってきます。この時,重心の軌跡が滑らかに行なわれることもバランスを維持する上で重要になりますから,クロスオーバー的な角付けの切り替えではなく,“クロッシング”的な要素も重要になります。この両方を兼ね備えた滑り方のイメージが“キャスター・ターン”の♪♪♪キィーキャスター...Aキャスター...♪♪♪や“Sound of Music Turn”の“音のエコーを聞く”...ということになります。
 昼...ランチをいただきながら,「スキー指導」の意味を話し合いました。ちょうど“Hakuba 47”の「シニアクラブ」のメンバーの方が居られ,美味しいお酒のおつまみの差し入れをいただきましたので,三日間のキャンプを振り返りながら,ビールで乾杯をしたのでした。(^ー^)
 午後は,午前中学んだことを生かしながら,いろいろな斜面を滑りました。悪雪,急斜面,凹凸斜面等々...。天気も最高で,ホントに楽しい“Rookie Academy”キャンプの総まとめができました。
 これから以降...“Rookie Academy”の第一回目,第二回の卒業生14名が,実際の指導現場で活躍していくことになります。これからは各自が“フィーリングスキー”を自分のモノとして育てて行くことが大切になります。“Rookie Academy”卒業生全員が,大きく羽ばたかれることを祈ってレッスンを終えた【TOK】でした。(^ー^)
 みなさん,ありがとうございました !!! (^ ^)(^I^)



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★ Jan29 2006  Sunday  快晴 (白馬)
 今日は最高のスキー日和になりそうです !!!。白馬は快晴です !!!。
 この週末は本当に良い条件にめぐまれています。豊富や雪,最高の天気...そして嬉しい週末 !!!。スキーシーズンの中でも,めったに無い条件だと思います。この機会に巡り合った方...おめでとうございます !!! (^ー^)  では今日も  Have a nice day !!! 

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 昨日は「No.18:スキー指導をどうおこなうか?...を考えるキャンプ」...“Rookie Academy”第二回の二日目でした。この“Rookie Academy”...単にスキー教師の育成を目指しているわけではなく,「スキー指導とは,どういうことなんだろうか?」ということを考える良い機会でもあると,私は思っております。こういうことを,参加されている皆さんも感じ取っていただけたら,大変嬉しいことです。
 さて,昨日の二日目は「中級から上級にかけての指導...」ということを考えてみました。中級までは斜面条件の比較的優しい所を中心に滑り,ともかく「滑ることが楽しい !!!」...と思ってもらえることが第一です。
 “Rookie Academy”では,そのベースを「感じる...」ということに置いています。そうすることで,初級レベルの段階から,スキーは落下運動であり,“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”の条件をうまくマッチさせることなんだ...ということが,自然に身に付くようになります。昨日の午前中は,これを目的に,少し斜度のあるところで,中級レベルの“Sound of Music Turn”の実践法を学びました。幸い10センチほどの新雪が降りましたので,それらの場所に飛び込みながら,プルークでも充分新雪を楽しめることを学びました。(^ー^)
 午後は次の段階...「中級から上級への過程で必要なこと」を学びました。生徒さんは,中級での滑走経験を積むに連れて,深雪を滑りたい,コブを滑りたい,もっと急斜面に行きたい...など,いろいろな自然条件の異なるところに挑戦したい,という希望を持ち始めます。また大回りをもっとハイスピードで滑りたいとか,小回りがしたい...など種目的な要求も出てきます。つまり,各スキーヤーは,それぞれの「志向」を持ってくるようになります。このような段階になってくると,次第に「スキー技術」を正面から考える必要がでてきます。
 そこで,昨日の午後はその技術的なテーマのひとつ...「小回り」を考えることにしました。この「小回り」という種目は“外向傾”という,ある意味で「スキー特有な身体の使い方」を学ぶのに適した種目なのです。そのポイントは「上半身と下半身のネジレ現象をどう作り,それをどう開放するか?」...ということです。ややもすると今回ご参加の皆さんの中にもこの「外向傾」を作るのが苦手な人が居るほどです。その原因の第一は「自分でネジレをつろう !!!」という“Do Ski”的な意識があり過ぎる人です。その第二は「瞬間的な圧変化」でターンしてしまう人です。そこで,約2時間...雪からの力で下半身が捻られ,それを開放する方向を誤らなければ,楽な気持ちで「小回り」ができることを学びました。
 夕方5時からは,“Rookie Academy”の講座のひとつ,「Inter Net 実習」...ビデオ映像を見て,モデルスキーヤーの滑りの特徴を見極めるトレーニング...についての解説を行ないました。人の滑りを見て,それを指導員の目でどう評価するか?滑り手の良い面と,直したらもっと良くなる面,そしてこの人が将来スキーライフを楽しむにはどういうアドバイスが有効だろうか?という視点で滑りを見るクセをつけることが,教師としては大事なのですが,そのことについて学びました。
 夕食後,八方尾根スキーパトロールの隊長“Tom”さんを講師にお願いし,約1時間「救急法」について学びました。スキー教師として知っておくべきことがいろいろありました。大変勉強になりました。“Tom”さん,ありがとうございました !!!。
 さて,今日はキャンプ最終日です。天候も最高です !!!。自分で思いっきり滑りたい欲求はありますが,今日一日「スキー指導」...について学びたいと思います。(^ ^)
 では行って参ります !!!



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★ Jan28 2006  Saturday  晴れ (白馬)
 朝方は少し雲がありましたが,次第に晴れてきて,青空が広がって来ました !!!。今日明日と,この週末は良い天気に恵まれそうです !!!。雪も最高だし,大いに“スキー”楽しみましょう !!! (^ー^)
 では今日も  Have a nice day !!! 

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 昨日から「No.18:スキー指導をどうおこなうか?...を考えるキャンプ」...“Rookie Academy”第二回のキャンプが始まりました。今回はお一人が急な用事でキャンセルされ,6名の方とご一緒に「スキー指導」...というテーマで研修することになりました。みなさん,これまでジュニアクラブやスキークラブでの指導経験のある方が多いのですが,初心に返って「スキー指導」のなんたるか?...について考えることにしました。
 先ず昨日は場所を“Hakuba 47”から“五竜とおみ”に移し,スキー初心者への対応の仕方から学ぶことにしました。スキーを始める時のモチベーションをどう持続させ,“スキー”の面白さをどう感じ取っていただくか?そして,末永く雪の大自然と付き合っていただくにはナニが必要か?...ということを一緒に考えました。モチロン技術的にうまくなっていろいろな斜面を滑りまわることも大切なことですが,その技術々々のレベルで楽しめることをしっかり味わい楽しむことも大事であることを話させていただきました。指導者の根底に「“スキー”は自然との触れ合いである...」ということがいつもあれば,ある意味でスキー技術そのものを大事にし過ぎて,楽しむことを忘れる...といようなことは無くなります。この姿勢が有るか無いか?...が「スキー指導者」として大切な資質なのだと思います。午前中は,この様なことを考えながら,初心者⇒初級者のスキー指導を考えました。
 午後は場所を“Hakuba 47”に戻し,“感じるスキー”について学びました。形やフォーム,運動を重視し過ぎて,コピー人間を作るのではなく,それぞれの個性や潜在能力を生かした,その人なりのスキーを引き出すためにはどうしたら良いか?...ということを考えました。イメージや意識をいろいろと持ってもらうことで,スキーヤーはその人特有の運動を行なうようになります。その人が生まれながらにして持っている能力が開花してくるのです。他から技術というモノを持ってきてくっつけるわけではありません。同じものを作るのではなく,それぞれの違いを見出して,自分なりの素晴らしさを発見していく...本来スキー指導とはその手段のひとつなのだと思います。“フィーリングスキー”...感じるスキー,はそういう面で意味のあることだと思っています。具体的には“オレンジ・ターン”,そして“Sound of Music Turn”を試してみました。(^ー^)
 夕方5時からは,「指導法」の理論研修,夕食をはさんで7時半からは「スキー技術」の研修でした。
 今日は,初級から中級,上級にかけての指導上のポイントを研修する予定です。幸い天候も良くなって来ました !!!。一緒に楽しみながら「スキー指導」を考えてみたいと思います。
 では行って来まァーーーす !!! (^ー^)



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★ Jan27 2006  Friday  曇り (白馬)
 薄い雲が広がっていて,青空こそ見えませんが,結構明るい空です。これから雲が取れ,良い天気になるとの予報がでています。(^ ^)
 昨日...サンアルピナ佐野坂,青木湖,鹿島槍に行って来ましたが,それぞれに特徴があり,楽しませてもらいました !!!。八方や“Hakuba 47”は風が強くリフトも止まったようですが,サンアルピナは風もなく最高でした !!!。 では今日も  Have a nice day !!! 

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 昨日は「No.17:シニア及び女性スペシャル3日間 No.2」の三日目,最終日でした。“Kimu”さんの了解を得て,彼女のスキー友達“Kid”さんがキャンプに特別参加されました。(^ー^)
 さて,昨日は場所をサンアルピナ佐野坂,青木湖,鹿島槍に設定して,レッスンを行ないました。三日目ですので,二日間で学んだことがどう実際の斜面で生かせるか?...が課題でした。初日,二日目の二日間で,“Kimu”さんはかなり“Sound of Music Turn”に慣れられ,滑りそのものが安定してきました。ご本人も仰っておられましたが,「腰の位置がビシッと座った感じ...」になり,粗踏みなど,相当の悪雪でも果敢に入ることができるようになりました。(^I^) また滑走スピードが想像以上に速くなりました。速ければ良い...ということではありませんが,それだけ高速でも滑りが安定した...ということの証拠ではあります。(^ー^) お歳のことを言うのはなんですが,私より少しだけ多く年輪を重ねた女性の方が,あれだけ安定した滑りがおできになるのは,ある意味で「凄いこと !!!」だと思います。(*^^)v
 お友達の“Kid”さんも仰っておられましたが,一昨年のニュージーランドでの滑りから,昨日の彼女の滑りは想像できません。シニア女性の方でも,あれだけ「雪との会話ができ,楽しむことができるようになれるんだヨ !!!」...という,良い見本だと感じました。
 ただ...彼女がポロッと仰っていました...「わたし...左ターンの時の右足が流れているようで,言うことを聞いてくれないの...。何とかしなくちゃ !!!」...。でも,コレ...気をつけないといけません...。いままでできなかったことができるようになった方,スキーが上手になった方が良く仰るのです。できるようになると,次々に課題を作り,それをこなすこと自体が楽しくなってしまい,「うまくなりたい病」...に掛かってしまう危険があるからです。どんどん何かに挑戦し,成功し続けることを求め始めてしまうのです。すると,いつの間にか,課題をクリアすることに重点が行き,“スキー”を楽しむことを忘れてしまうのです。すると“スキー”はいつの間にか苦痛になってしまいます。そうならないよう...気をつけましょうネ !!! (^ー^)
 でも,三日間...本当に楽しく“スキー”ができました。本当にありがとうございました。
 またご一緒しましょうネ !!! (^ー^)



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★ Jan26 2006  Thursday  小雪 (白馬)
 空はそんなに暗くはないのですが,小雪が舞っている白馬です。
 昨日は本当に素晴らしい天気でした !!!。空気も一日中キリッと引き締まっていて,雪質も最高でした。(^ー^) 栂池高原...八方や“Hakuba 47”と違ったスキー場のエネルギーが感じられ,楽しかったです !!! (^ー^)  では今日も  Have a nice day !!! 

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 昨日は「No.17:シニア及び女性スペシャル3日間 No.2」の二日目でした。場所を「栂池高原」に移し,“Sound of Music Turn”に磨きをかけました。(^ー^)
 今回は“Kimu”さんお一人だけの特別キャンプとなり,その分滑走量が増えて,彼女には少し負担かな?...と思いましたが,どうしてどうして結構バッチリ滑り切りました。栂池の名物コース?“馬の背”を3本,栂の森も3本,ハンの木コースを6本,チャンピオンを5本,白樺ゲレンデを4本,鐘の鳴る丘を1本,親の原ゲレンデを4本...かなり滑りました !!!。
 テーマは“Sound of Music Turn”で,大回りあり中回りあり,もちろん小回り有り...。その時々の“音源の位置”(センサーポイントSP)と“音を聞き収める場所”(レシーブポイントRP)をいろいろ変え,それがどう滑走感覚とリンクしているか?を探りながらの滑走でした。これまで幾分腰が直角に折れ気味だった彼女のフォームが“バナナシェープ”になってきました。これはある意味で,「かかと支点で,スキー板のトップ部分で雪の抵抗を受け始めた...」ということの証拠でもあります。長いコースをあるテーマを持って滑ることは,良いドリル練習になり,次第にその要領がわかってきます。“馬の背”の急斜面...「もう一度 !!!」というお言葉には私が(*_*)でした。(^ー^)
 午後には,“∞ターン”や高速ロングターンにも挑戦しました。人が少なかったので,思い切って大きい円弧のターンが描けます。私もつい,これまでやったことのないような大半径のロングターンをやってみました。ターン前半が信じられないくらい長いターンですが,“Kimu”さんもしっかりおできになりました !!! (^ー^) “Sound of Music Turn”で音を聞こうとすると,ターン外側に出て行くことが苦痛でなくなります。これはわたし自身ビックリすることでもありました。凹凸の斜面,粗踏みの斜面でもモチロン有効です。二人でその様な斜面を探し回っては“スキー”の楽しさを味わったのでした !!!。そして最後の締めくくりは,チャンピオンゲレンデにセットされていたスラロームへの挑戦でした。彼女にとっては初めてのポール挑戦でしたが,これが初めてのトライとは思えない果敢さで,最高の滑りでした。(^ ^)
 最高の天候の中,栂池高原でのスキー...ホント,楽しかったです !!!。(^ー^)
 さて,今日は最終日...どこへ行こうかなァー?



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★ Jan25 2006  Wednesday  快晴 (白馬)
 今日は「快晴 !!!」の白馬です。(^ ^) 気持ちの良い朝です !!! 今朝は放射冷却のせいでしょうか...室内でもマイナス5度でした。その分,キリッとした空気が流れています。今日も“スキー”...しっかり楽しめそうです。(^ー^)  【TOK】は今日は栂池スキー場に行って来ます。
 では今日も  Have a nice day !!! 

     -------------☆★☆-----------
 昨日から「No.17:シニア及び女性スペシャル3日間 No.2」が始まりました。
 今回は開催直前に数名のキャンセルが入り,急遽“Kimu”さんお一人だけの特別キャンプとなりました。(^I^) 三日間“Kimu”さんと,プライベートレッスン並の“スキー”が楽しめますので,いろいろなスキー場に行ったりしながら,“スキー”の楽しみを探求したいと思います。“Kimu”さんとは一昨年のニュージーランドツアーで初めてご一緒してから,数回,レッスンさせてもらっていますが,その上達振りには目を見張るものがあります。今回はどんな飛躍があるでしょうか?
 さて,昨日は“五竜とおみ”スキー場でレッスンをさせていただきました。そのテーマは“Sound of Music Turn”でした。ここのところ“Sound of Music Turn”の出番が多いのですが,そのイメージ効果が大きい...ということでもあります。わたし自身少し驚いているのですが,滑走中の音に意識を集中することが,これほど身体の緊張を解きほぐし,雪とのコンタクトを適度なものにしてくれるとは思ってもみませんでした。ですが,実際コレをやってみると,ほとんどの方のスキーが変わってくるのです。人間の身体の不思議を思わずには居られません...。(*_*)
 昨日もこの「音を聞きながら滑る」...ということを一日楽しみました。(^ー^) 先ずともかく滑りながら,どんな“sound”がしているか?に集中してみます。するとホントにいろいろな音があることがわかります。雪質,斜度,滑走スピード,ターン局面...など,それぞれ“sound”が違っているのです。この「音を聞きながら滑ること」...これ自体が面白いのですが,ターン前半に外スキーのトップ部分で“音を探る意識”を持つと,ターン前半の捉えが適度に行なえるようになり,この部分での余裕が生まれます。そして中盤から後半にかけて,“音を聞き分ける意識”を持つことで,オーバーコンタクトが無くなり,懐に圧を吸収する動きが出て来まず。スキートップ部分の音を聞き取ろうとすることで,この部分の圧の吸収が“かかとを支点”としたテコのような感じで起こるのです。もちろん斜面移動も積極的に行なうようになります。“Kimu”さんも持ち前の“集中力”のおかげで,どんどんその滑りが変わって来ました。“sound”の出る位置...“音源”(センサーポイントSP)の位置をいろいろ変えるイメージを持つことで,中回り,小回り,大回り...と,いろいろなターンが自在にできるようになりました。(^ー^)
 さて,今日はキャンプ二日目...天気も最高です。栂池高原に出掛けて,“Sound of Music Turn”に一層の磨きをかけてこようと思います。
 では,行って参りまァーーーす !!! (^ー^)



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★ Jan24 2006  Tuesday  雪 (白馬)
 今日は「雪」の白馬です。【TOK】の自宅からスキー場が見えません。でもそれほど激しい降りではないので,“スキー”は楽しめそうです。(^ー^)
 一月もそろそろ終わりに近づきましたが,みなさんも...“スキー”楽しんでますか?
 では今日も  Have a nice day !!! 

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 昨日は“Kata”さんと,そのスキー仲間のみなさんのプライベートレッスンでした。キャスターターン小回りについて,そのイメージが沸かない...ということで,これを中心としたレッスンをさせていただきました。
 “キャスター・ターン”は「斜面移動することにより,雪からの抵抗でターンする」...ということを狙っているものです。「小回り」でも極力自分の力で回したり,雪に圧を加えたり...ということをしません。スキー板の性能を引き出せる位置に乗り,斜面移動して行くことでスキーがその向きを変え,上半身との間のネジレが強くなってきます。この時大事なのは,上半身をしっかりフォールライン方向にキープし続けることですが,ほとんどの方はこの「キープし続ける」ということが苦手です。小回り独特の身体にエネルギーを貯める...という,ターン後半のこのネジレがうまくできるようになると,小回りは飛躍的にうまくなります。
 昨日のレッスンでは,先ずキャスターイメージで斜面移動することから始め,♪♪♪二輪ぃーん...四輪ぃーん...二輪ぃーん...四輪ぃーん...♪♪♪,そして♪♪♪キィーキャスター...Aキャスター...キィーキャスター...Aキャスター...♪♪♪と進めました。
 昼食をはさんで,いよいよ小回りの練習です。だいぶ雪の抵抗を受け止めることができるようになりましたが,どこをセンサーキャスター(“センサーポイントSP”)として抵抗を受け止めたらイイか?をハッキリさせるため,“Sound of Music Turn”をワンポイントレッスンとして,学ぶことにしました。親指の付け根付近からの“音”を聞く...というイメージを持つことで,ほとんどの方が上体をフォールラインにキープできるようになりました。(^ー^)
 最後は,“クロッシング”の練習でした。この「教師日記」では「斜めの直滑降」とか,「スキーのトップ方向にAキャスターを転がして行く」...とかいう表現でも説明していますが,角付けの切り替えの時に一気に圧を抜かず,キィーキャスターからAキャスターにアナログ的に支点が移って行くイメージを持ちます。するとスキーは走り始めて,腰の下を通り過ぎて行き,重心とスキーの入れ替えがスムーズに行なえるのです。
 一日だけのレッスンでしたので,ドリル練習に時間を割くことができず,どことなく不完全燃焼的なレッスンになってしまいましたが,ビデオにレッスンの模様が撮れていますので,これを見ながら,さらにイメージを深めて行って欲しいと思います。
 強風で寒い中,大変でしたが,みなさんの熱意あるまなざしのおかげで,楽しく“スキー”ができました。ありがとうございました。また機会がありましたらご一緒しましょう !!! (^ー^)



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★ Jan23 2006  Monday  吹雪 (白馬)
 今朝は吹雪の白馬です。冬型の気圧配置が強まり,大雪注意報が出ています。
 昨夜遅く白馬に戻って来ましたが,白馬から北...小谷方面はJRが不通となっていました。この冬型...明日まで強そうですが...。 では今日も  Have a nice day !!! 

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 大屋スキー場からは通信環境がイマイチなのと,スケジュールが過密でしたので Up date できませんでした。(=_=;)
 さて,無事「大屋スキーキャンプ」が終了しました !!!。成功だったかどうか?...は後日,ご参加いただいた皆様のご意見を待って明らかになると思いますが,この度は「jpSKI.com 関西支部長“KEI”さん」に大変お世話になりました。ありがとうございました。スキー場関係者やリフト券,宿の手配...清算まで,すべてやっていただきました。おかげさまで私はレッスンに集中することができました。この様な出張キャンプは,現地の世話をしていただく方のご協力無くしては成り立ちません。その点,“KEI”さんはじめ,現地に詳しい方々のみなさんのご協力が大変役に立ちました。本当にありがとうございました。改めて御礼申し上げます。
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 大屋キャンプ...今年で2シーズン目です。昨年初めて出張キャンプとして行なったのですが,普通のキャンプの50%増しの定員...12人を定員とさせていただきました。今年も同様12名を定員としてキャンプを開催しました。お一人当たりのレッスン時間が少なくなりますが,より多くの方に“フィーリングスキー”の片鱗に触れていただくことができます。レッスンの濃さは少し犠牲になりましたが,一人でも多くの方に“フィーリングスキー”をご経験いただく上では良かったと思います。(^ー^)
 さて,今回のキャンプのメインテーマは,今シーズン初登場の“Sound of Music Turn”でした。二日間のキャンプでは,アレもコレも...といったレッスンはできません。今回ご参加いただいた12名の方の内9名の方は昨年もご参加いただいた方でした。昨年は“オレンジ・ターン”がメインテーマでしたので,今回は新しいフィーリング...“Sound of Music Turn”を披露させていただくことにしました。(^ ^)
 「???...音を聞く...??? 何じゃいそれは...???」...という雰囲気でレッスンは始まりました。ところが,半日もしない内に,その効果が現れ始めました。皆さんの雪面抵抗の捉え方が違って来たのです。ターン後半のオーバーコンタクトが少なくなり,スキーが走るようになりました。また「音を聞く...」という身体の使い方から,身体の硬直も少なくなりました。五感...特に視覚を除いたほかの感覚を使って,何かものごとを感じ取る...という作業は身体の適度なリラックスをもたらすようです。今回のキャンプでもこのことを強く感じた【TOK】でした。
 キャンプ初日の午前中は,ターン中の音を聞く...ということに集中するトレーニングで終わりました。
 午後は,トレーニングの負荷を強めて,小回りターンでの音を聞く...に焦点をあてた練習でした。この練習ではターン始動期の♪♪♪サァウンド...♪♪♪のつぶやきの時点から“音”をイメージすること...これが効果的でした。また,斜面に沿った斜め方向からの音を聞くのではなく,地球のコア方向からの音を聞く...というイメージも効きました。
 初日の夜は,昨年同様,夕食と懇親会,そしてミーティングを兼ねたミニパーティーでした。美味しい「鴨鍋」とお酒,そして仲間との会話が,夜の更けるのを忘れさせるほどでした。(^ー^)
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 二日目,1/22は朝9時からレッスンが始まりました。前日の復習の後,「音の強さの変化を聞き分ける...」という練習から始めました。音を“強い !!!”...と感じたときの雪面コンタクト感と,“弱い”...と感じた時のコンタクト感では,その違いが明らかですが,それがどう音の違いとして感じられるか?が課題でした。いろいろな雪質や斜面変化のある場所を滑ることで,これらの“音の違い”に習熟してもらいました。
 その後,コブ斜面に挑戦しました。コブの小回りでは,「上体がフォールラインをキープし続ける...」ということと,ズレを「ハッキリ意識する...」ということが大事ですが,この練習を整地で行なってから,コブ斜面で実践...というパターンを数回繰り返しました。コブは慣れ...という言葉どおり,3回目にはほとんどの方が結構コブをうまく滑り降りるまでになりました。(^ー^)
 昼食後は,うねりのある斜面,悪雪...など,「大屋スキー場のエネルギーを感じさせてくれる斜面」を選んで滑りました。どんなスキー場にも,それなりのエネルギーがあります。それを探して滑ることは本当に楽しいものです。みなさんもキット,“Sound of Music Turn”をイメージした,リトルアドベンチャーに満足いただけたと思います。(^ー^)
 二日間の短い日程でしたが,天候に恵まれ楽しくレッスンができました。これもご参加いただいた皆さんのおかげだと思います。心から感謝申し上げます。また機会を見てご一緒しましょう !!!
 みなさん !!! 本当にありがとうございました !!! (^ ^)(^I^)




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★ Jan21 2006  Saturday  曇り (大屋・兵庫)

 
今朝は姫路から Up date です。無事UPできましたでしょうか?(^ー^) 昨夜は jpSKI.com 関西支部長“KEI”さんのお宅にお世話になりました。ご馳走様でした !!! (^ー^)
 これから「大屋スキー」場で二日間のキャンプが始まります。ここはここで,違ったエネルギーが感じられ,滑るのが楽しみです !!!。もちろん多くのスキー仲間と会うのも !!! (^ー^)
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 昨日は一昨日に引き続き“Naka”さんの半日プライベートレッスンでした。このシーズン受験される準指導員受験に向け,万全を期したい...とのことで,寸暇を惜しんでの受講となりました。
 一昨日,低速種目の,「プルークボーゲン」,「シュテムターン」,それに「プルークターン」をメインにレッスンさせていただきましたが,昨日はそれをより研ぎ澄ますためのレッスンとなりました。「なぜこの種目が課題として与えられているのか?」という理由を理解してからのトレーニングは,本当に効果があり,一回毎にうまくなります。“Naka”さんもそのご多分に漏れず,どんどん滑りが変わって来ました。(^ー^) ただ,お若いだけにオレンジの踏み込みや緩め方が急激過ぎるきらいがあります。低速種目は,「ゆっくりした動き」が,その滑りを優雅に見せてくれ,自分から雪に働きかけなくても斜面移動でスキーは回ってくれるよ...という運動のスムーズさを感じさせてくれます。そして,これが指導者としての演技の幅の深さんきつながるのです。ほとんどの種目が,合格圏内にあると思いますが,より高いポイントでの合格を目指されるのであれば,つぶやきのトレーニングと,圧の急激な変化を避ける練習をして欲しいと思います。
 さて,その他の種目では,一昨日も練習した「小回り」が鬼門でした。これまでスキッディングターンよりもカービングターンをメインにやって来たせいだと思うのですが,上半身がしっかりフォールラインをキープし続けられないのです。自らスキー板を動かそうという意識が強い時にも同じような特徴が現れます。まず位置エネルギーを使って斜面移動していくことで,雪から圧をもらい,その力でターンさせてもらう...というイメージをしっかり身に付けることが大事です。また“センサーポイントSP”を土踏まずからよりかかとに近いところに設定し,“レシーブポイントRP”も腰から下のひざ付近にイメージすることが大切です。“Naka”さんもこの“レシーブポイントRP”をひざに意識することで,かなり小回りのリズムが刻めるようになりました。(^ ^)
 3月初めの検定日まであと1ヶ月半あます...。ぜひ,今回お話したポイントを集中的にトレーニングされ,栄えある合格を,高ポイントで勝ち得て欲しいと思います。そして合格後は一人でも多くの人に“スキー”の素晴らしさを伝えて行って欲しいと思います。



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★ Jan20 2006  Friday  曇り (白馬)
 今日の白馬...雲の切れ目から晴れているのが見えるのですが...。天気予報では,これから晴れに向かうそうです !!!。今日も良いスキー日和になりそうですネ!。
 さて,明日からの「大屋キャンプ」に出席のため,今日午後白馬を出て,兵庫県の「大屋スキー場」に向かいます。そういう訳で明日の Up date ...???です。ご了承ください。
 では今日も  Have a nice day !!! 
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 昨日は“Naka”さんのプライベートレッスンでした。“Naka”さんとは昨シーズン,雨の中でしたが一日ご一緒させていただき,“フィーリングスキー”のひと通りを学んでいただきました。今年は準指導員を受験される...ということで,俗に低速種目といわれる,テールコントロールの「プルークボーゲン」と「シュテムターン」,それにトップ&テールコントロールの「プルークターン」をメインにレッスンさせていただきました。
 高速種目...といわれる種目は,その要領がわかっても,それを自分のモノにするにはそれなりの時間が必要ですが,低速種目はコツさえつかめれば,結構早く合格圏内の演技ができるようになります。そして,そのポイントは,「なぜこの種目が課題として与えられているのか?」という理由をハッキリ理解することです。そうすれば求められている演技を具体的に表現することができます。この理由があやふやでは何を演技し,見せていいのか迷うことになり,結局フォームや形だけを真似ることになってしまいます。残念なことですが,養成講習会の担当指導員もこのことをしっかり理解している人が少ないのが実情です。そして,形だけの上意下達で済ませていることが多いのです。今回は,私の指導員生活の中で,私なりの経験から学んだ各種目の狙いを先ずお話し,それを理解していただくことから始めました。
 プルークボーゲン...これは,スキー板の前後差を利用した回転モーメントを利用したターンです。スキッディングターンの原型となるもので,プルーク状に雪面に置かれた左右の板の,圧バランスをどう変えて行くか?...ということがポイントになります。スキー板を動かさず,圧を受けながら,左右の圧を変えてターンすることを覚えれば,その演技要領はまことに簡単なことです。
 シュテムターン...これはプルークボーゲンの延長線上にある種目です。斜面が急になったり,スピードが出たりして,外スキーに圧が集中するようになると,内スキーは外スキーに揃うようになります。そして次のターンに入ろうとする時,「私はたしかにプルークボーゲンの片方で忠実に外向傾を保ちながらターンしてきたよ...」という証拠を見せるつもりで,一旦ニュートラルポジションと言われる,プルーク姿勢を確認するわけです。その後はプルークボーゲンと同じで,次のターンの外スキーの圧を強めながら斜面移動して行けばいい訳です。
 さて,問題は「プルークターン」です。いろいろな解釈はありますが,私はこれは「プルークボーゲンの“クロッシング”」だと思っています。それまでターンして来たスキー板の圧を急激に緩めてしまわず,じっくりエッジを返すようにするのです。するとそれまでターンをリードして来たスキーは,圧を保ちながら角が外れて行きますから走り始め,腰の下に入り込みながらスキー板の向いている方向に滑って行きます。この時次の外スキーは,圧はほとんど掛かっていませんが,角付けは強くなっていまので,雪面からの抵抗を少しでも受けると,角付けされている方向にターンし始めるのです。それまでターンをリードしていたスキーは,ベンディング的に腰の下を通り過ぎ,一旦後傾になったかな?と思われるのですが,外スキーが返って来てくれるのです。この繰り返しを行なえば
,プルークターンも恐れる必要はありません。
 低速種目を学んだ後は,少し小回りを練習しました。テールコントロールの小回り...これは「上体と下肢の,ネジレと戻り」が命なのですが,これがイマイチでした。そこで,ヒジでストックを突く要領をとおし,上半身がフォールラインをしっかり維持し続けるためのトレーニングを行ないました。(^ー^)

 さて,今日は大屋スキーキャンプに向けて出発の日ですが,その前に二時間ばかり,“Naka”さんのプライベートレッスンをすることになりましたので,これから出かけて来ます。
 では行って参ります !!!。

 明日はもし書き込みができれば,「姫路」か「大屋」から Up date です。では... (^ー^)



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★ Jan19 2006  Thursday  晴れ (白馬)
今日の白馬...ゲレンデはハッキリ見えませんが,青空が天空の1/10以上を占めていますので「晴れ」です。 天気予報では午前中は小雪で,午後から曇り...となっていますが,青空が少しでも見えていて,今日も楽しく“スキー”ができそうです。(^ー^) みなさんも良いスキーライフ...送ってますか?
 では今日も  Have a nice day !!! 
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 今日の「教師日記」はお詫びから...。
 昨日「
シニア・女性スペシャル」のことについて書きました。“Sato”さんから大事なご指摘をいただきました。ありがとうございます !!! (^I^) 私もウッカリしていました。“and”と“or”を使い間違えました。「」を単純に日本語の「そして,及び...」と解釈してしまいましたが,文法的には全く逆で,“and”だと「...そしてなおかつ...」という意味になってしまって,私の意図する「シニアの方,ならびに女性の方」...という意味とは違った意味になってしまいます。文法的には“or”が正しいのでした...。この歳になってもいろいろな学びがあり,ためになります。“Sato”さんありがとうございました。(^ ^)
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 さて,昨日は「No.15:白馬47 シニア・女性スペシャル3日間」の三日目...最終日でした。
 風邪気味で一昨日はオヤスミした“Masa”さんも復帰され,6人全員で“スキー”を楽しみました。
 レッスンのテーマは“Sound of Music Turn”でした。(^ー^) このスキー板のトップからの音を聞きながら滑る...私の想像以上に効果がありそうです。というのは,滑走中の“sound”...よく気をつけて聞いてみると,本当にいろいろな“音”がしています。雪の質によっても,斜度や凹凸によっても,いろいろと微妙に音の響きが異なっています。角付けの切り替え時の音もまた風情があります。そしてこれらの“音”が右から左...左から右へと,まるで“音のエコー”のように移動して行くのです。(^ー^)
 今回ご参加の皆さんは,40年前に大ブレークしたミュージカル映画,“Sound of Music”という映画をご存知の方々ばかりです。私もモチロン大好きな映画で,その映画の影響で白馬に移り住むことにもなりました。その名前にちなんで本来は“Sound of Snow Turn”が良いのかもしれませんが,あえて“Sound of Music Turn”と命名することにしました。(^ー^) “music”には,「快い響き
妙音...」という意味もあるそうですので,この方が“フィーリングスキー”には合っていると思います。
 さて,その“Sound of Music Turn”を“Hakuba 47”と“五竜とおみ”スキー場でいろいろ試してみました。ターン前半で♪♪♪sound...♪♪♪と角付けの切り替え直後の音を聞き取るようにすると,脚が自然に伸び,雪面抵抗を適度に受け止めることができます。その後,♪♪♪...of...♪♪♪でターン中盤に入り,そこから♪♪♪...mus...i...c...♪♪♪と静かに音を聴こうとすると,オーバーコンタクトにならずにターン後半が仕上げられるのです。また,角付けの切り替え時は,♪♪♪...mus...i...c...♪♪♪の時の音が,その音調を柔らかく変えながら腰の下を通り過ぎて行き,反対側の“センサーポイントSP”にエコーのように伝わっていく感じなのです。身体がリラックスしたままのターン...という,誠に不思議な感じの滑り方になります。
 さて,今回ご参加の6名のみなさん...Afterの滑り,ビデオにどう収まったでしょうか? 楽しみですネ !!!。
 “Ishi”さん...“フィーリングスキー”二回目のご参加ですが,本当に変わられました。自然と一体となった巧みな滑り...これからもスキーライフ...大いにお楽しみください。
 “Shino”さん...二日目までのスキーがどこかに行ってしまいました !!!。これでますます“Hakuba 47”シニアクラブの特権が生かせますネ!(^ ^)
 “Uchi”さん...本当にのびのびとした,巧みなスキーさばきができるようになられました !!!。“Sound of Music Turn”...良かったですネ !!! (^I^) NK細胞...良い様に働きますように !!!
 “Suzu”さん...雪とのコミュニケーションの仕方に卓越され,これまでのスキーがさらに大きく開花されました。ぜひ“フィーリングスキー”の伝道者としての活躍...期待しております !!!(^ー^)
 “Masa”さん...二日目は残念でしたが,三日目の,“Sound of Music Turn”...がお役に立ったのでしょうか? 女性独特の“しなやかさ溢れる滑り”が拝見できました。ありがとうございました !!!
 “Katsu”さん...三日目,スポイラーが効いたのでしょうか? かかと支点で,よりスキーが走るようになりました。モチロン雪とのコンタクトの仕方も滑らかに !!!。

 今回の,「No.15:白馬47 シニア・女性スペシャル3日間」...【TOK】も本当に楽しかったです !!!。お歳が似た方々...ということもあったでしょうか,“スキー”に対する取り組み方が似ていたことがイチバンだと思います。
 みなさん !!! 本当に楽しい三日間ありがとうございました。またご一緒に滑りましょう !!! (^ ^)(^I^)





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★ Jan18 2006  Wednesday  晴れ (白馬)
 今朝は曇の合間から少し青空が顔を出しています。昨日は時々青空も出ましたが,“Hakuba 47”スキー場の中間点付近は雲の中でした。
 天気予報...これから雲が多くなって,夕方には雪が降り始める...との予報が出ています。でも,今日もまずまずの天候で,“スキー”...楽しめそうです !!! では, Have a nice day !!! 
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 一昨日から
「No.15:白馬47 シニア・女性スペシャル3日間」が始まりましたが,ある方から「シニア・女性スペシャル...」は,「シニアの女性...っていう意味じゃないのですか? シニア
女性...というのならシニアの私も参加したかった...」というご指摘がありました。(=_=;) 書き方が悪くて申し訳ありません。シニア女性...という意味です。つまり,若くて体力バリバリでなくても楽しめるスキーキャンプ...という意味でしたが...。ス・ミ・マ・セ・ン...(=_=;) シニア・女性スペシャル...これからまだ二回ありますので,よろしくお願いいたします。
 さて,昨日は“Masa”さんが風邪気味でレッスンを一日休まれましたが,その他の5人は元気にレッスンを受講されました。昨日のテーマは“キャスター・ターン”でした。全員“キャスター・ターン”は始めての体験でした。一昨日,すでにかかと支点で滑る...という練習をしていましたので,今回は♪♪♪キィーキャスター...Aキャスター...キィーキャスター...Aキャスター...♪♪♪の練習から始めました。キャスター意識で滑ることで,身体とスキーが一体となった斜面移動感覚が出てくるので,緩斜面でも減速することが少なく,∞ターンさえできてしまいます。みなさん初めからこの∞的な不思議感覚ターンを楽しまれておりました。そして,どうしてイメージを豊かにするだけでこんなターンができてしまうのか?ビックリされておりました。(^ー^)
 午前の,後半は小回りでした。この小回りのトレーニングは,スキー独特の“Load training”で,この要領が判ると,身体の特徴を生かすことができるようになります。チョッとハードでしたが,「身体のねじれ-戻り」を「R-7」コースで行いました。(^ー^)
 みなさん結構進歩が早いので,午後は“スプリングキャスター”に挑戦してみました。ところが心配には及ばず,この“スプリングキャスター”が効きました !!!。普通は“キャスター・ターン”を数日練習して,キャスターの転がりがしっかりイメージできてから“スプリングキャスター”に入るのですが,皆さんの感性が良いということでしょう...この練習で皆さんの滑りが一層滑らかになりました。(^ー^) 特に,この二日間フィーリングがつかめず少し悩みモードだった“Sino”さんの滑りが変わりました !!!。ターン後半の円弧が丸くなり始め,ターン前半の捉えもスムーズになりました。皆さんそれぞれ理解しやすいイメージがあります。一昨日は“Uti”さんが“Sound of Music Turn”で開眼されましたし,小回り特訓では“Ishi”さんの滑りが変わりました。“センサーポイントSP”と“レシーブポイントRP”をいろいろ変え,その時々の滑走フィーリングがどう違ってくるか?を試すトレーニングでは“Suzu”さんのひざの使い方に(*_*)でした !!!

 さて,今日は三日目...キャンプ最終日です。今日はどなたが変身ィーーーン...されるでしょうか?楽しみ楽しみ !!! 
 では行って来まァーーーす !!!


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★ Jan17 2006  Tuesday  快晴 (白馬)

 今朝は曇りですが,少し空が明るくなり始め,ウッスラと青空が...。天気予報は曇りの一日ですが,ひょっとすると晴れ間も出るかな?(^ー^) きょうもまずまずの天候の中,“スキー”...楽しめそうです !!!
 では,今日も  Have a nice day !!! 

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 昨日から「No.15:白馬47 シニア・女性スペシャル3日間」が始まりました。月曜から三日間の,ウィークデイ開催ですが,総勢6名の方が参加してくれました。(^ー^)

 みなさん,私のホームページをご覧の方々で,私の最も標榜するテーマでもある「生涯スポーツとしての“スキー”」を考えておられる方々ばかりです。一昨日までの,「受験を目指すスキー」とは違って,「どういう意識で滑ったら楽しく滑れるか?」ということが主目的ですので,「〜ねばならない病」とはBye,Bye...です。(^ー^)
 さて,午前のレッスンは,「自分の感性をどう磨き,雪の大自然をどう感じ取るか?」ということから始めました。その手段はとりあえず“オレンジ・ターン”でした。オレンジのつぶれ具合をイメージして滑ることは,結局雪の状況を探りながらスキーをしているのだ...ということを実感していただきました。またジュース浴びターンでは,位置エネルギーを使った,斜面移動によるターン...つまり雪からの抵抗で回してもらう...という感覚を磨きました。また角付けの切り替え時は“クロッシング”意識を持つと,楽に行えることも学びました。
 午後からは少し急斜面に行き,この“オレンジ・ターン”の威力を試すことにしました。斜面が結構硬く,アイスバーン状態の所が多かったので,ここではスキーのズレを止めないで,どんどん横ズレで落ちていく感覚を学びました。その一つのイメージとして,“センサーポイントSP”から聞こえて来る“音”を聞きながらずれて行く...ということを試したのですが,これが効きました !!!。音を聞くことも結局は“聴力”という「感覚」を使うのですが,適度な身体のリラックスを生まれ,センサー筋が使われるようになったのです。さらに(*_*)ビックリしたのは,角付けの切り替え時でした !!!。角付けの切り替え時に,この“センサーポイントSPの音”をバトンタッチするように次のスキーに渡し,そのバトンタッチされた音が,ターン前半の雪の壁に当たって,エコーのように返って来る...というイメージを持つことにしたのです。すると,「ターン前半のスキートップ付近での雪の探り方」が抜群に良くなったではありませんか !!!(*_*)(*_*)。新しい“フィーリングスキー”のイメージの誕生です !!!。このイメージ...とりあえず“Sound of Music Turn”と命名することにしました。(^ー^) 多分これ以降,この日記に数多くでてくるキーワードの一つになると思います。
 今日も思ったより天候が良いようです。じっくりと“Sound of Music Turn”...楽しんで来ようと思います。(^ ^)(^I^)
 では,行って来まァーーーーす !!!



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★ Jan16 2006  Monday  快晴 (白馬)

 今朝は快晴の白馬です !!!。
ご覧のように,「モルゲンロートに輝く稜線に,満月沈もうとしている写真」が撮れました。(^ー^)
 この様な写真は年に一度...撮れれば最高 !!!です。
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昨日は,「No.14:本当の1級合格に求められるモノ...を考えるキャンプ」の三日目,最終日でした。一昨日の雨の後のグルーミングだったために,斜面には5センチほどの小さな雪の玉がたくさん転がっており,滑りづらい状態の中でのレッスンとなりました。(=_=;)
 午前中は,先ずこのような悪雪では尚更「コア方向に引かれるイメージ」を持つことが,バランス維持のために大切であることを学びました。次は“スプリングキャスター”でした。リズムを♪♪♪スプリィーング...キィーエイ...センサー(キャスター)...スプリィーング...♪♪♪と取りながら,この言葉に従って意識を集中し換えて行くイメージの練習をしました。中には“スプリィーング”のイメージがしっかり湧く人も居て,ターン後半に圧の集中が起こらず,素晴らしいターンをする人も...。全員がこの“スプリィーング”のイメージが直ぐに実感できたわけではありませんが,少しづつこのイメージを持ってトレーニングして欲しいと思います。このターン後半に圧を貯め込み過ぎない滑り方は,1級受験で合格点を超えた,プラスのポイントを獲得するためにはもってこいの滑り方...と言うこともできます。ぜひ皆さんも“スプリングキャスター”のイメージをモノにして欲しいと思います。(^ー^)
 午前の後半は「迫力のある滑り」...ということで,上体の構えの作り方...について考えてみました。私はフォームは自然に顕れて来るのが最高だと思っています。ですから形を作るのは嫌いなのですが,1級受験とかテクニカル受験...といった,滑りを得点に換算し,そのポイントで合否を決める滑りでは,楽に滑ってきた人よりも,いかにも迫力がある様に見せてきた人に,どうしても高いポイントがついてしまうのです。人間が点数をつける以上,これはどうあがいても,しょうがない事実なのです。私はだいッ嫌いなのですが...。(=_=;) それには上体の懐を必要以上に深くし,いかにもハイスピードで,ガンガンと斜面移動して来たよ !!!...という印象を与えることです。...やりたくなくても,こうした方が良い点数が出るからです...。(=_=;) カナシイことですが...。
 午後は,不整地の小回りから行いました。結果は...斜面がアイスバーン状態で,急斜面のこともありましたが,散々な結果でした...(=_=;)。あのような厳しい条件での1級検定は無いとは思いますが,それにしても基本技術がまだまだ追いついていない...そう思わざるを得ない滑りでした。(=_=;) 気持ちが萎えてしまって,ズレの斜面移動ができないのです。そこで,コブ斜面を斜め前への横滑りで降りる練習を行いながら,“Hakuba 47”の難コース「ルート3」を下まで降りたのでした...。
 その後,総合滑降を行い,今回のキャンプのまとめをしました。
 この三日間,1級合格に求められるモノ...を考えて来ました。皆さんには,「相当厳しい...」という印象が残ったかもしれませんが,現実は現実です。ただこの現実...実は“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”を生かす...という基本的なことをコツコツやってきた人には,それほど高いハードルではありません。昨日の日記でも話したように,「ズレを大事に...」,「ズレの延長線に切れるターンがある...」ということをしっかりやっていれば,無駄な身体の動きは消え,雪の自然が斜面とマッチングした身体の振る舞いをもたらしてくれるのです...。日々の基本的トレーニングが大事...そう思います。
 それにしても...ウーmm...1級合格を目標としてのスキーレッスン...レッスン後の気持ちが釈然としません。スキー教師として,なにかしてはいけないことをしてしまった...そんな気持ちが残っています...。(=_=;) 1級を取るためのスキーをお教えする......疑問を感じます。



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★ Jan15 2006  Sunday  曇り (白馬)
 今朝は曇り空の白馬です。天気予報では今日午後から日が射す...との予報がでています。
 空は次第に晴れてきて,少し朝日がウッスラとピンク色に雲を照らしています。この分だと10時頃には青空が顔を出してくれるかもしれません。昨日は雨でしたから,早く晴れて欲しいものです。
 皆さんも,楽しいスキー...してますか?
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昨日は,「No.14:本当の1級合格に求められるモノ...を考えるキャンプ」二日目でした。雨の中でしたが,みなさん気を張って熱心に受講していただきました。(^ー^)
 さて,1級受験で最も点数の出ない種目が「小回り」です。最近のスキーヤーは,「スピードコントロールがしっかりできた小回り」ができないのです。いろいろな理由があるとは思いますが,その最も大きな理由は,ハッキリ言って「“カービング技術”の間違ったとらえ方」...にある,と私は思っています。角付けだけを重視し,内倒内傾,トップで切り込んで行く意識のスキーからは,ズレの意識や外向外傾の滑りは生まれません。これでは小回りがうまくできる筈がありません。昨日の午前中のテーマはこの「小回りをどうやるか?」になりました。
 小回りの最低必須条件...それは「上半身のフォールラインキープ」です。これができなければ,ターン前半の始動が難しくなり,小回りにはなりません。これを修得するには,「ありがとうターン」や「ゲロゲロターン」,そして「バナナシェープ」などいろいろありますが,ターン後半にこれができていても,ストックを突く時に上半身のネジレが戻ってしまうことが,小回りを難しくている大きな原因でした。そこで両手を大きく開いて,フォールラインをキープしながら,ストックの地付きをターン外側のスキーブーツの後方に付くことを,徹底的に練習しました。約1時間のこの練習で,身体の「ネジレ−戻り」ができるようになりました。
 午後からは,中回りの練習をしました。斜面が雨ですこしぬかるみ始め,ザクザクしてうねりの斜面では,角付けに頼リ過ぎた滑り...「線での滑り」は通用しません。エッジを立て過ぎず「地球のコアに引っ張られるようなイメージのターン=面での滑り」が必要です。そうすれば,万一斜面の凹凸に当たった時でも,スキー板は縦方向(スキー板のフレックス方向)にブレるだけで,左右に首を振ることが少なくなります。バランス維持が楽になり,安定した滑りが可能になるのです。
 二日間,このキャンプでのポイントは,「“エッジング”に頼り過ぎない」,「斜面を“迎え角”を意識しながらズレのイメージで落下する」,「雪面から“抵抗を受け取る意識”を大事にする」,「角付けの切り替えは“クロッシング”で...」ということでした。要は無駄な力を使わないで,楽に滑る...ということなのですが,これまでの「エッジに頼リ過ぎたスキーをして来たこと」が,これを矯正するのに時間が掛かる大きな理由だと,つくづく感じました。「ズレを大事に...」,「ズレの延長線に切れるターンがある...」ということを,私たちはしっかり肝に銘じ,
本当の1級合格に求められるモノ...を考え直す必要がある...と思った【TOK】でした。



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★ Jan14 2006  Saturday  曇り (白馬)
 今日の土曜日...せっかくの週末ですが,白馬エリア...日中は雨になりそうです。(=_=;) 
 朝7:30時点では,ウッスラと第一ケルン付近まで見えていますが...。でも,雨の中のスキーも,それなりに面白いと【TOK】は思います。要は,豊かな感性で感じ,味わえられるかどうか?だと思います。(^ ^)(^I^)  では Have a nice week end !!! 

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 昨日から「No.14:本当の1級合格に求められるモノ...を考えるキャンプ」が始まりました。「1級合格特訓 !!!」と銘打ってもよかったのですが,1級に合格することだけがスキーの目的になってしまっては,本来の“スキー”の楽しみが偏ってしまうことになると思い,この様なネーミングになりました。(^ー^)
 「1級のバッジテスト」...スキーの技術レベルを判定するものですから,どれくらい滑れるか?が問われます。要するに合格するには,あるレベルに達していないといけないわけです。では,そのレベルとはどれ位のもので,なぜその技術が1級なのか?...ということを理解していないと,ただやみ雲にわけもわからず挑戦する...という無謀なことになりかねません。そこで,今回のこのキャンプでは,「1級合格に求められるモノ...」を,表面上の形だけでなく,内なる意味から考えることにしたわけです。
 1級の検定種目...「大回りパラレル」,「中回りパラレル」,「小回りパラレル」...以上整地,そして「小回りパラレル」不整地...の4種目です。昨日はまずこの内の,「大回りパラレル」,「小回りパラレル」(整地)を学ぶことにしました。皆さんの滑りを拝見すると,ほとんどの方が内傾オーバーで,エッジの使い過ぎでした。これではリスクが多く,スキー板の性能だけに頼ったターンになってしまいます。1級受験程度のスピードでは,あえて内スキーに乗る必要は無く,まずしっかり外足でターンすることを覚えるべきです。そこで,「大回りパラレル」...外側の手の位置を意識して滑る,“マジックハンドターン”から練習を開始しました。これまで,斜面と同化して滑る意識の少なかった皆さんも,斜面を読み,それとマッチングして滑るには,外向傾が大事なことを学んでいただきました。「切れるスキー」から「走るスキーへ」...皆さんの滑りが変わって来ました。(^ー^)
 次は,小回りでの“斜面移動”と“クロッシング”でした。小回りになると多くの皆さんはエッジを立てて,ズレを防ごうとするのですが,これでは「斜面移動によるスキーの“たわみ”」を生むことはできませんし,また身体が山側に残り過ぎて,次のターンに入ることも難しくなります。先ずはズレズレで構わないので「地球のコアに引かれるイメージで斜面を移動すること」...を意識することです。これにより,外向傾が顕れます。そして,土ふまず付近で雪の抵抗をレシーブする意識を持つことで,かかとが支点となり,スキートップがターン内側に入り込む...というテールで切る小回りが可能になります。すると脚も身体の下から横に外れにくくなりますし,身体が山側に傾き過ぎないので,次のターンに入るための“角付けの切り替え”もやりやすくなるのです。これまで,「小回りはエッジを立てるものだ !!!」...と思って来られた方にはカルチャーショックだったかもしれませんが,この練習で数人の方の滑りがガラッと変わられました。発想の転換,思い込みの切り捨て...このことの大切さを感じた【TOK】でした。(^ー^)
 さて,今日は二日目...天候はあまり良くなさそうですが,気を張って「1級合格への道」...探って来たいと思います。(^ ^)
 では行って来まァーーーす !!!



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★ Jan13 2006  Friday  晴れ (白馬)
 今日は晴れの白馬です。これからくだり坂に向かい,今日夜には雨になるとの予報が出ています。この週末は少し暖かになるようです。雪崩に注意しましょう !!!
 皆さんはこの週末どちらでお過ごしですか? どちらに居られても良い週末を !!!

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 昨日はスキーレッスン...オ・ヤ・ス・ミ…でした。
 10日ぶりに,一日スキーから離れ,レッスン無しの時間を過ごしました。それでもレッスンのCDを焼いたり,それを郵送したり...“スキー”から完全に離れることはできませんが,それもまた楽しく感じられました。(^ー^)
 久々にランチを食べてから昼寝をしたのですが,うとうとしながら「“スキー”...ってやっぱり“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”をどう生かすか?...ということに尽きるナァー」と思いました。いまさらこんなことを言うのもなんですが,「人間の身体っていうのは,いろいろな条件にピタッと合うように反応してくれるものだなぁー...」と思います。雪の条件,使用しているスキー用具,滑走スピード,そしてスキーヤーとしての自分が何を考えているか?...ということに見事に反応し,コレしかない !!!...という答えを出してくれるのです。もし気持ちの中に“恐れ”があれば恐れがあるように...,用具に対する信頼があり,自分自身の能力を信じて滑れば...そのように...。身体から滲み出て来る所作動作は,全くそれら“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”を反映した結果としての動きになるのだと,つくづく思います。言葉を換えて言えば,「自らが望んだように...」なるのです。用具の選択から始まって,斜面に入る時の気持ちのありよう...これらがトータルとしてそのスキーヤーの独特な“スキーイング”を生み出すのです。“Do Ski”的にスキーを直接動かそうとすれば,激しく硬い身体のモーションが起きますし,“Let Ski”的に雪の力でスキーをしようとすれば穏やかでスムーズなモーションが生まれます。これら身体の動きの違いは,よく観ると誰にでも判ることです。そしてある滑りには“オーラ”のような輝きが観えることもあります。激しいから観えるのではなく,“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”がマッチして,独特のハーモニーをかもし出しているから...観えるのです。
 さて,今日から「No.14:本当の1級合格に求められるモノ...を考えるキャンプ」が始まります。“オーラ”のある滑り...結局はこのことを考えることになりそうです...。(^ー^)



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★ Jan12 2006  Thursday  うす曇 (白馬)
 今日は少し小雪が舞っている白馬です。午後から陽射しがでて,明日朝まで晴れるようです。その後14日,15日と,みぞれと雨予報が...。寒さが久しぶりに緩むようです。雪崩に注意が必要です。皆さんも新雪滑走...お気をつけて !!!。
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 昨日は一昨日ナイターレッスンをさせていただいた“Oku”さんと,そのお友達の“Chi”さんのプライベートレッスンでした。
お二人とも結構スキー経験は長いのですが,“Do Ski”的な要素が多く“Let Ski”を学びたい...ということでのレッスン受講でした。
 そこで,“フィーリングスキー”の基本ともいえる,“オレンジ・ターン”を学ぶことで,位置エネルギーをターンエネルギーに換える...ということを学ぶことにしました。足裏のオレンジ意識⇒ジュースを浴びるということ⇒オレンジのバトンタッチ意識⇒“センサーポイントSP”と“レシーブポイントRP”...と一日レッスンを進めました。
 自分で雪に仕掛ける動作をしていた人は,このオレンジ感覚を学ぶことで,いろいろな斜面に入っても楽にスキーができることを体験できます。これまでの疲れるスキーって何だったんだろう?...という気持ちになります。昨日のお二人も,オレンジジュースを浴びるイメージを持つことで,だいぶ楽にスキーができるようになりました。雪からのメッセージを受け取る楽しみも増えたようです。(^ー^) 新しい感覚や意識は,一日だけでは完全に身に付きませんが,今後もイメージを豊かに持ちながらスキーをすることで,少しづつ「“スキー”の本当の楽しさ」が解るようになります。ぜひ昨日の“オレンジジュース浴び感覚”を忘れないようにして,これからのスキーを楽しんで欲しいと思います。
 “Hakuba 47”スキー場はインカレ大会のため,コースが一部閉鎖されていましたが,“五竜とおみ”にまで足を伸ばし,一日スキーを楽しみました。オレンジの威力を実感されたお二人でした !!!。
 また機会を見てご一緒に滑りましょう !!! (^ー^) ありがとうございました。



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★ Jan11 2006  Wednesday  曇り (白馬)
 昨夜から降り始めていた雪も少し止み始めました。そして,空が次第に明るくなって来ています。天気予報では「曇り」ですが,この分だと,間もなく空が切れて,「青空」が拝めそうです。(^ー^)
 この週末...金曜からのキャンプ...本当の1級合格に求められるモノ...お一人の空きが出ました !!! 参加希望の方はお早めに !!!  e-mail  で...

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 昨日は一日【TOK】のオ・ヤ・ス・ミ…の日のつもりでしたが,急遽ナイターでのプライベートレッスンが入りました。“Oku”さんと“Syou”さんで,お二人とも八方の某ホテルで働いておられるのですが,休日が取れず,ナイターならOK !!!...ということで,一昨日の夜にレッスンの申込みがありました。(^ ^)
 お二人とも女性の方で,「山」や「自然」に興味があり,大自然の中をスキーで滑ってみたい...というご希望をお持ちです。私も整備されたゲレンデだけでなく,自然の中を滑るのが大好きです。全くの手前味噌で恐縮ですが,それには“フィーリングスキー”は最適だと自負しております。(^ー^) グッキーはかねがね,「“スキー”はバランス...」と言っていました。全くその通りで,特に大自然の中を滑る時にはどうバランスを崩さないように,しかも雪の中の状況を探りながら滑るか?が大切なポイントになります。それには雪の状況をどう読めるか?が大きな鍵になります。それには“Do Ski”より“Let Ski”が適しているのです。(^ー^)
 さて,そのようなご希望をお持ちのお二人...まず「斜面移動しながら,スキー板が最も安定する位置」を探すことから始めました。その場所は...やはり「土踏まず」でした。特に低速で滑る時には,この位置に乗ることがスキーヤーの身体を一番安定させてくれます。初めはスキー板の動きがバラバラだった“Oku”さんの滑りが,この位置にオレンジを意識して滑るだけで見違えるようになりました !!!。これには私も友達の“Syou”さんも(*_*)でした。
 初めはこのオレンジからジュースが外側に出て行くイメージのターンを練習しました。そして,「オレンジがつぶれたり戻ったり...」というイメージが湧くようになり,安定したターンができるようになって,今度はジュースが身体に染みてくる,あるいは掛かって来る...というイメージの練習をしました。すると,途端にお二人の滑りが軽やか,そしてスムーズになりました !!!。特に女性の方や,体力にそれほど恵まれていないスキーヤーにとっては,この「ジュース浴びターン」が効きますが,お二人には効果てきめんでした。(^ー^)
 二時間だけのレッスンでしたが,“フィーリングスキー”の入門編...“感じる”ことの面白さ,を体験されたお二人でした。これをキッカケに,雪と友達になり,仲良く滑るスキーをして行って欲しいと思います。
 お疲れ様でした !!! そしてありがとうございました !!! では,また... (^ ^)(^I^)



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★ Jan10 2006  Tuesday  晴れ (白馬)
 今日も少し青空が残っています。晴れです。でもこの晴れ間も午後には崩れ雪が降り始めるようです。今朝は放射冷却で,普段は凍らない水道管まで凍ってしまいました...(=_=;) 破裂しないことを祈ります...。
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 昨日は“Ara”さんと,友人の“Tana”さんのプライベートレッスンでした。“Ara”さんとは以前レッスンをさせていただきました。“Tana”さんは初めてご一緒しましたが,私の「教師日記」を良くご覧いただいているようです。お二人とも“フィーリングスキー”に興味があり,理解したい...ということでの受講となりました。
 お二人ともかなり経験が豊富で,結構ポテンシャルも高い方々でしたが,圧のやりとりと,角付けの切り替えに少し難が見られました。一連の“フィーリングスキー”の基本的なことをお伝えすることで,より滑らかな安定感のある滑りになられると思い,キャンプでお話していることを中心にレッスンをさせていただきました。
 先ず午前の前半は“オレンジ・ターン”でした。これで“感じる”ことの意味,圧には方向性があること,斜面移動は地球の引力に引かれることで起こること...を学びました。午前の後半は,“キャスター・ターン”でした。♪♪♪二輪ぃーん...四輪ぃーん...二輪ぃーん...四輪ぃーん...♪♪♪とつぶやきながら滑ることで,より積極的に斜面移動が行われること,角付けの切り替え時にスキーが走り,腰の下をスキーが通過することで“クロッシング”的な身体とスキーの入れ替えが起こること...を学びました。午後の前半は“スプリングキャスター”で,脚のストロークの自然な伸縮がどう起こるか?を学びました。午後の後半は,リフト線下の粗踏み,凹凸斜面などいろいろな斜面を滑って“フィーリングスキー”が実践でどう生かせるか?を試しました。(^ー^)
 一日のレッスンで,通常は三日のプログラムで行うことをお伝えしましたので,ドリル練習はほとんどできませんでした。後日お送りするCDを参考にして,ご自分でじっくりドリル練習を行って欲しいと思います。要点は全てお伝えしましたが,私の説明を聞き,その滑りの特徴をつかまれても,「意識下の運動」を「無意識下の運動」にするための実践の練習が必要です。そのためには植物に水や栄養を与えると同じように,ある程度時間を掛けて集中トレーニングを行うことが必要です。そうすれば一回毎に着実に“フィーリングスキー”の要領が身に付かれるはずです。
 天気も最高でした。そして,お二人には新しい滑走フィーリングを試していただきました。これを機会にぜひ新しい“スキーの世界”を開拓して行って欲しいと思います。ありがとうございました !!!。また機会がありましたらご一緒に滑りましょう !!! (^ー^)



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★ Jan09 2006  Monday  快晴 (白馬)
 今日は元旦以来の「快晴」の白馬です。(*^^)v 朝焼けがきれいでした !!!。この天気...今日一杯持ちそうですが,明日はまた一時曇り,そして明後日はまた晴れ間が出そうです。皆さんも“スキー”...楽しんでますか? 今日も...Have a nice day !!! 
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昨日は「No.12:初・中級者スペシャルキャンプ」の三日目,最終日でした。初・中級...ということでしたが,“スプリングキャスター”をお話し実践していただきました。(^ー^)
 “フィーリングスキー”の感覚は,意識やイメージですので,その要領はスキーレベルに関係なく誰でも試せます。今回ご参加の皆さんにもこの三日間で“オレンジ・ターン”,“キャスター・ターン”...“スプリングキャスター”と試していただきました。これらの感覚は集中力をどれだけ持てるか?...ということによってその違いが判るようになります。注意力が散漫で目からの情報を受けてしまう人は,なかなかこの“感性の世界”に入ることができません。初日の“オレンジ・ターン”で「エッ?なにナニ何???」...と疑問を持ち,二日目で「アレレ?こんな感覚があるの?」...となり,三日目で「これは効くかもしれない !!!」...となるのが普通です。言葉では【TOK】の言うことが理解できるのですが,身体の受け入れ態勢ができていないので,三日くらいかかってようやく“フィーリングスキー”の感じを身体が受け入れてくれるのです。

 今回も三日目の昨日...ほとんどの方が活き活きとした“スキー”を楽しまれるようになりました。(^ー^) そのつぶやきの言葉は♪♪♪スプリィーング...キィータァーーーッチ...センサー...スプリィーング...キィータァーーーッチ...センサー...♪♪♪でした。特に午後からのストックでの“振り子イメージ”に合わせたつぶやきの言葉...♪♪♪タァーーーッチ...スプリィーング...タァーーーッチ...スプリィーング♪♪♪は効果絶大で,これで皆さんの滑りがガラッと変わりました。(^ー^) 皆さんの下半身が本当に時計の振り子のように,滑らかな動きになりました。整地だけでなく,凹凸のうねりの斜面や,急斜面も楽しみました。重要なポイントは,「キャスターに乗り続け,斜面移動して雪の抵抗をもらい続ける...」ということにある...というのを皆さんが実感されました。そうすれば,人間の身体は素直にその抵抗に反応し,その人の最も適したフォームや身体の運動が自然に表れることも...。
 三日間...“フィーリングスキー”で,「雪と友達になることの素晴らしさ」を実感していただきました。とても寒い三日間でしたが,皆さんの情熱で楽しく滑ることができました !!!
 また機会がありましたらご一緒に滑りましょう !!! ありがとうございました !!! (^ ^)(^I^)



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★ Jan08 2006  Sunday  曇り (白馬)
  今日は雪も収まり,曇り空の白馬です。天気予報では,今日一杯量はそれほどではないものの,雪マークです。でも,明日の成人の日は「晴天」予報が !!!。(^ー^) でも,ホント...ここの所寒い日が続いています。耳が凍傷になりかけています。(=_=;) 気を付けないと... (=_=;)
 ところで皆さんはどちらで“スキー”...楽しんでますか? 今日も...Have a nice day !!!

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昨日は「No.12:初・中級者スペシャルキャンプ」の二日目でした。急な用事で参加が遅れていた“Oki”さんご家族も昨日からキャンプに合流です。
 さて,昨日のテーマは“キャスター・ターン”でした。“オレンジ・ターン”で“圧感覚”が解り始めたら,次はその圧を斜面移動で作り出す...という意識を持つことが大事になります。それには“キャスター・ターン”が適しているのです。踵の内側...くるぶしの下にキャスターを意識し,それが斜面上を移動していく...というイメージします。何度もお話していますが,これをやると“Do”的な身体の運動が規制され,身体とスキーが一体となって素直に斜面を移動するようになります。そして角付けの切り替えの時は,このキャスターをバトンタッチするイメージを持ちます。これで“キャスター・ターン”の基本的な練習が可能になります。午前中は“Hakuba 47”の「ルート5」や「ルート8」を使ってこのドリル練習をしました。
 午後は,スキー板のトップ部分に,小さなセンサーキャスターを意識し,そこで雪の情報を探って行く...という練習をしました。この練習を行うことで,かかとを支点とし,トップで抵抗を受ける...という「“テコ”イメージのターン」ができるようになります。皆さんの滑りが,「かかとがターン外側に出て行かなくなって,いつも腰の下に足があり,スキーのトップがターンをリードして行く...という誠に安定したスキーになりました。また自らスキー板を動かそうという意識が無くなり,その結果身体が動かなくなって,上半身が安定して来ました。(^ー^) 「“スキー”は位置エネルギーを使ってするスポーツ...」ということを,皆さんが証明してくれました。(^ ^)(^I^)
 さて,今日はキャンプ三日目...“スプリングキャスター”をトレーニングしたいと思います。
 では行って来まァーーーす !!!



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★ Jan07 2006  Saturday  小雪 (白馬)
 今日は小雪が降っています。
 ここ二,三日雪に悩まされないで済む天候が続きましたが,また寒波が来ているようです。(=_=;)
 大雪,雪崩,低温注意報が出ている,白馬地域です。できるだけ,この寒波...穏やかに過ぎて行ってほしいものです...。
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 昨日から「No.12:初・中級者スペシャルキャンプ」が始まりました。参加予定の“Oki”さんご家族3人が,急用のため一日参加が遅れましたが,他の5人の方でレッスンを行いました。
 “フィーリングスキー”はスキーレベルがどうあれ,「感じて滑る」...ということが基本ですので,その要領は皆同じです。レベルレベルで,その応用の仕方...というか,「表面上顕れてくる形」が異なっているだけです。よく,「私はまだプルークボーゲンしかできないから...」と仰られ,一刻も早く上達したい...と願う方が居られますが,その向上心は素晴らしいものの,ご本人の身体にはあまり良いことだとは思いません。...というのは,その状況が,例えて言えば「充分に根が張って,栄養をしっかり吸収していないのに,一日もはやく木を成長させ,花を咲かせて実を実らせようとしている状況」と似ているからです。“スキー”でいうと,この「栄養」とは“意識”,“イメージ”,そして“ドリル”です。ですから,初・中級のレベルの時に,しっかりと“栄養”を摂り,イメージを豊かにすることで,そのスキーヤーは結果として大輪を咲かせることができるのだと思います。果実を実らせることを急いては,成長途中を楽しみ,味わうという貴重な経験さえも跳ばしてしまうことになります。そういうことで,今回の「初・中級者スペシャルキャンプ」は,結果を急ぎ過ぎず,基本的なイメージをじっくり行うことにしました。
 午前中は“オレンジ・ターン”でした。これまで「スキー板を動かし,雪に働きかけるのが“スキー”だ !!!」...と思われていた方には,全く逆の意識を経験していただくことになります。天候も良かったので,緩斜面をメインに,五竜の「アルプス平」から“Hakuba 47”の「ルート8」を使って,充分にオレンジシュースを浴びていただきました。(^ー^)
 今回ご参加のみなさん...とても初・中級の方とは思われない人が多く,結局午後は,スキーのたわみを利用したカービングターンを練習するまでになりました。(^ ^) でも,あまり性急にカービングを行うよりも,先ずじっくりスキッディングの要領を覚え身体に染み込ませることが大事です。結局,オレンジを土踏まずから,少しだけスキー板のトップ方向に移してイメージし,そこからジュースを浴びて行くのだ...といいう,スキッディングとカービングの中庸的な練習をしました。
 今日は二日目...すこし
今小雪が降っていますが,キャスターイメージのターンで楽しんでみたいと思います。(^ー^)
 では,行って来まァーーーす !!!



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★ Jan06 2006  Friday  晴れ (白馬)
 今日は天空1/10以上の青い空が見えます。天気的には「晴れ」です。(^ー^)
 昨日もちらちら雪が舞いましたが,時々雲も切れ,まずまずのスキー日和でした。少し寒かったですが...。(=_=;) 天気予報によると,今日午後には陽も射すとの予報が出ています。降雪も少し小康状態になりひと安心です。(^ ^)

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 昨日は,「No.11:年始スペシャルキャンプ」...三日目,最終日でした。“フィーリングスキー”
の目指すところに触れ,ご自分のスキーを見つめなおしたい...,そしていろいろなシチュエーションで滑りたい...という方々にご参加いただいた今回のキャンプでした。初日は“オレンジ・ターン”,二日目は“キャスター・ターン”を学びました。さて,この二日間の成果がどう生かせるか?...というのが最終日のテーマでした。幸いピステは前日までの降雪がたっぷり有り,人の滑っていない斜面こそありませんでしたが,粗踏み状態の所を滑ることができました。
 午前中は五竜とおみ...アルプス平の大きな斜面に挑戦です。これまでこの様な粗踏みに手を出すことが少なかった方も数人居られましたが,中には嬉々として滑られた方も !!!(^ー^) この様な斜面の滑り方もいろいろありますが,第一に大切なことは,できるだけバランスを崩す要因を無くした滑りをする...ということです。それには上半身をできるだけ静かに保つことができることが大事です。“フィーリングスキー”で斜面移動を常に心がけ,雪からの圧を感じて滑ること...そして,角付けの切り替えは“クロッシング”意識をもつこと...これができれば,新雪や粗踏み雪はそんなに難しくありません。8人の参加者全員が,実に活き活きと粗踏みを堪能しました。(^ー^) 楽しかったネェー !!!

 午後は,“スプリングキャスター”の“バネ”の強度,大きさ,力の伝わって来る様子...など,いろいろなイメージをスプリングに持たせ,その時々の滑りがどう変わるか?試してみました。本当に不思議なことですが,どうしてイメージを変えるだけで,あのようにいろいろなフィーリングが楽しめのでしょう? 参加いただいた皆さんも,「人間の持つ身体の神秘」を感じさせられたと思います。
 レッスンの最後はキャンプの復習でした。初日...“オレンジ・ターン”に戸惑っておられた方も,すっかりオレンジの美味しさを味わって居られました。(^ー^) キャスターの転がりもますます性能よくなりました。“フィーリングスキー”の基本に触れられた皆さん...きっとこれから皆さん自身で,新しいフィーリングを感じ取って行かれることと思います。(^ ^)
 寒い中でしたが,本当にお疲れ様でした。また,機会がありましたらご一緒に滑りましょう !!! 
 ではいいスキーシーズンを !!! Schi Heil
!!!



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★ Jan05 2006  Thursday  小雪 (白馬)
 今日は小雪が舞っています。今日一日は降雪も少なく小康状態が続くようです。
 このところの大雪で,雪崩があちこちで発生しています。くれぐれも新雪滑走...お気をつけて !!!
 では今日も... Have a nice day !!! 

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 昨日は
.「No.11:年始スペシャルキャンプ」...二日目で,そのテーマは“キャスター・ターン”でした。
 初日の“オレンジ・ターン”で,雪からの情報を感じることとは?...ということをやりましたので,二日目はこれをさらに押し進め,斜面移動に焦点を当てた練習でした。
 午前中は“キャスター・ターン”の基本を,“キィーキャスター”の動きのイメージと関連付けてレッスンしました。キャスターの転がりに乗って行くイメージをもつことで,身体の不必要な動きを封じ込め,雪からの圧でスキーがターンすることの感覚を学びました。これまで自分から仕掛けるターンをすることが多かった方も次第に,落下に身を任せられるようになりました。(^ー^)
 午後は,皆さんの進展が早かったせいもあり,“スプリングキャスター”をすることにしました。“キャスター・ターン”+スプリング...のイメージだけなのですが,身体は微妙な違いを見せ始めます。スプリングの動きがイメージできるからでしょうか...ターン後半の圧の集中度が少なくなるのです。その結果「オーバーコンタクト」が少なくなり,スキーが走るようになります。下からスキーのトップが身体の方向に近づいて来るようになり,構えも次第に深くなってきます。つまり懐が自然に深くなるのです。自らスキーを動かそうとしませんから,上半身は常に静かです。そして下半身が雪とのコンタクトを微妙に取りながら,滑らかに伸縮するようになります。その結果躍動感も生まれて来ます。
 ご参加の皆さん...“フィーリングスキー”二日目で,ようやくその意味をご理解いただけ始めたようです。笑顔も見られるようになりました... (^ー^)
 さて,今日は三日目...昨日までの“フィーリングスキー”の基本を生かして,いろいろな斜面に挑戦してみたいと思います。
 では行って参りまァーーーす !!! (^ ^)(^I^)



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★ Jan04 2006  Wednesday  曇り (白馬)
 今日は曇り空の白馬です。昨日は吹雪と降雪...寒い一日で,スキーレッスンにはあまり適さない一日でした。(=_=;) 今日は少し降雪量も少なくなるみたいです。昨日の分も取り返して,元気な“スキー”...楽しみたいと思います。 みなさんも, Have a nice day !!! 
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 昨日から2006年初のキャンプ...「No.11:年始スペシャルキャンプ」が始まりました。降雪と風で結構大変な条件の中でしたが,“フィーリングスキー”に触れ,ご自分のスキーを変えたい...という希望を持った8人の皆さんが参加してくれました。
 寒さと視界が悪い中でしたが,初日は“オレンジ・ターン”を学びました。この“オレンジ・ターン”はやはり“フィーリングスキー”の基本となるもので,これを経験していただくことが,これ以降の学びには欠かせません。オレンジを意識することは,結局「スキーのたわみ」...つまりフレックスを感じ別けることになります。スキーが雪との間にどれくらいの圧でコンタクトしているのか?その場所は?どの方向に?...といったことが,“オレンジ”をイメージすることで可能になるのです。たかがオレンジなのですが,それはターンに必要な力...ベクトルを意識することになり,バランス維持に大きな意味を持つことになります。
 昨日初めてこの“オレンジ・ターン”を経験した人も少しづつ,その意味と要領を学ばれました。誰でもそうですが,私の説明を聞いて,直ぐご自分の潜在的な能力が引き出されるわけではありません。初めは少しづつ,少しづつわかって来ます。そしてある程度“感じる”ことに慣れてくると,そこから加速度的に感性が引き出され,たいていの人は急に滑りが変わり始めます。昨日の午前は土踏まずにオレンジをイメージした,“オレンジ・ターン”の基本を学びました。そして午後は,スキーがたわみ始めることで,そのオレンジをスキーのトップ方向に移してもよいこと,そしてそこからオレンジジュースが身体に掛かって来るイメージの練習をしました。この“オレンジ・ターン”は機会がある毎に意識して滑ることが“フィーリングスキー”修得の鍵になります。(^ー^)
 さて,今日はキャンプ二日目...昨日に比べれば恵まれた条件でのスキーができそうです。精一杯楽しみながら“フィーリングスキー”...味わって来たいと思います !!!
 では行って来まァーーーす !!!



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★ Jan03 2006  Tuesday  雪 (白馬)
 今日は雪です !!! また大雪になりそうな気配です。(=_=;) 大雪注意報が出ています。
 今日から「年始スペシャルキャンプ」が始まります。また新しい出会いがあります。今回はどんな人と,どんな“スキー”をし,どうご一緒に楽しめるのでしょうか?楽しみ楽しみ !!! (^ ^)
 今日も Have a nice day !!!  
     -------------☆★☆-----------
 昨日は最初予定されていたプライベートレッスンが,急に生徒さんのご都合で中止となり,一日自由な時間をとることができました。久々のオ・ヤ・ス・ミ…で,ゆっくり過ごすはずでしたが,これまでのキャンプで撮った映像を編集し,CDに焼いて皆さんにお送りする作業が待っており,それに一日費やしました。これまでキャンプご参加の皆さん !!!,まもなくお手元にCDが届きますので,楽しみにお待ちくださいネ!(^ー^)
 さて,そのような一日でしたが,少しの合間をみて少しだけ本を読むことができました。その本の中に次の様な記述がありました。私たちが“スキー”を楽しむ上でも参考になることだと思いますので,紹介したいと思います。
 『...遊んでいる子供達のうれしそうで自然な様子を見るのは,とても楽しいものです。私たちの多くは,生活の素朴な喜びを楽しみ,おもしろがる術を忘れています。成功とか失敗とか,自分は他人にどんな印象を与えているのだろうとか,将来のことなどを,あまりにも心配しすぎています。私たちは遊び方や楽しみ方を忘れています。そして子供達はそれを私達に思い出させてくれます。喜び,楽しみ,今に生きること,信頼,そして良い人間関係の価値など,この世で最も価値のあること,人生で本当に大切なことを,子供は私達に思い出させてくれるのです...』

 子供達は雪の中で,本当に感心するくらい,夢中になって“遊ぶ”ことができます。人のためにではなく,自分自身のために楽しんでいるのです。大人の私達は,このような子供の心をどこかに忘れている...そんなことを思います。
 私の今シーズンの“スキー”...約1ヶ月が過ぎました。その間いろいろな方々とご一緒に滑ることができました。(^ ^) そして,「スキーはこうでなくてはならない !!!」とか「スキーはこうあるべきだ !!!」...という考えを捨て,「スキーはコウでもいいし,アアでも良い...自分なりの感性を前面に出して楽しむのが最高 !!!」ということを,強く感じています。“スキー”は人間と雪の自然とのコンタクト...接触”であり“触れ合い”です。そのコンタクトをどう味わい楽しむか?ということが“スキー”の醍醐味なのです。上の文にあるように...成功とか失敗とか,自分は他人にどんな印象を与えているのだろう...ということを捨て去ることができれば,私達の“スキー”の楽しみ方は,もっともっと奥深いものになる...そう思います。「自分の感性で夢中になって遊ぶ...」このことの意味を思います。
 休みの一日...出会った本の中の一文節から,“スキー”の本質を考える良いヒントをいただいた【TOK】でした。(^ー^)



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★ Jan02 2006  Monday  雪 (白馬)
 昨日は本当に素晴らしい晴天の元旦でした !!!。
 今朝は打って変わって雪が降っています。これからしばらくこの天気が続くようです。あまり大雪にならないよう...そんな気持ちです。 皆さんはどちらで,どのような正月...お過ごしですか?
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 昨日は“Doi”さんご夫妻のプライベートレッスンでした。ご夫妻とは例年,この時期にプライベートでレッスンをさせていただいております。年に一回...スキー仲間としてのお付き合い...みたいな打ち解けあった雰囲気でのレッスンです。(^ー^)
 昨日の午前は奥様の“Sumi”さんのレベルアップを...ということで,今シーズンの目玉...“スプリングキャスター”を学ぶことにしました。これまで何度もレッスンさせていただいておりますので,“キャスター・ターン”はもうお馴染みです。そこで先ずどのようなイメージで滑るのか?を説明させていただき,その後実践で試しながらのレッスンとなりました。「足裏とキャスターの間にいろいろな“スプリング”をイメージし,雪からのサインがそのスプリングを経由して足裏に伝わって来る...」...たったこれだけのイメージなのに,不思議なほど身体の動きが違って来ます。本当にビックリするくらい,ターン後半の滑り方が,まるで違う人が滑っているかのような変化が出ます。中にはその変化をご自分では感じられない方も居られますが,回りで見ているとその違いがよく分かります。“Doi”さんご夫妻もその滑りの不思議な感触を楽しまれていました。(^ー^)
 午後は“Doi”さんが来シーズン受験予定の準指導員に向けて...ということで,低速種目をメインにしたレッスンを行いました。これまで数年カービングスキーメインの滑り方をされて来たので,どちらかと言うと低速種目での“外向傾”を意識するのが苦手なようです。そこでプルークファーレン⇒プルークボーゲン⇒シュテムターン⇒基礎大回りパラレル⇒基礎小回り...とスキッディングターンの一連のつながりについて学びました。なぜプルークなのか?...ということが分かれば,それから後の種目の意味が明確になり,“外向傾”の理解も深まります。以前何度か,このことをやったのですが,もうだいぶ前のことなのでお忘れのようでした。しかし,このことを少しづつ理解され“迎え角”の意味を思い出されてから,彼のスキーさばきが違って来ました。斜面移動...ということと,どの方向から抵抗を受けるのか?ということが明確に意識できるようになって,走るターン,弾みのあるスキーが顔を出し始めたのです。彼はテクニカルを持っているのですが,それを当面の目標としてきたために,少し角付けに頼ったターンになり始めていました。それが,昨日午後のプルークからの一連の練習で「面での滑り」に気付かれることになりました。リスクの大きい「線で滑るターン」から,安定性と安全性に富んだ「面で滑るターン」への意識の変化が起こったのです。(^ー^) カービングターン一辺倒の人がプルークの意味を理解することの大事さを,“Doi”さんが身をもって実証してくれた...そんな感じでした。
 天気も“快晴”...で最高でしたが,お二人の滑りもそれに負けない“最高” !!!でした。
 2006年の元旦...楽しいスキーをありがとうございました !!!。



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★ Jan01 2006  Sunday  晴れ (白馬)
 明けましておめでとうございます !!!
 2006年が始まります。今年もよろしくお願いいたします。
 ウッスラですが白馬三山も見えています。今日も良い一日でありますよう !!! さぁ,思いっ切り“スキー”...楽しみましょうネ!

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 昨日は「No.10:年末スペシャルキャンプ」の三日目でした。
 ビデオ撮影を行ないながら,“スプリングキャスター”を学びました。二日目の“キャスター・ターン”を一歩進めた形の“フィーリングスキー”です。
キャスターをイメージすることで斜面移動が楽に行なわれ,さらに雪から抵抗や雪の凹凸の情報がスプリングを通して身体に伝わって来るイメージを持つことで,圧の吸収がほど良く行なわれます。身体の硬さが取れ,素直に雪の抵抗に反応するようになります。ターン後半の圧が集中してくる局面では,その圧を受け過ぎないように,重心方向に圧を吸収するような身体の反応が表れます。これがオーバーエッジユースを軽減し,スキーの走りをもたらしてくれるのです。
 センサーキャスターを意識することで,皆さんのターン前半の捉えが本当に良くなりました。(^ー^) これまでターン前半に抜重動作が起きたり,時間的に余裕が持てなかった人も,じっくり滑ることができるようになりました。
 今回参加された方,全員が“フィーリングスキー”の真髄に触れられた...とは思いませんが大部分の方は「静かで穏やかな“スキー”」の面白さ...に気付かれたことと思います。
 2006年もこのように“心”穏やかなスキーができ,身体の素晴らしさに感動できるよう,最善を尽くしてレッスンをさせていただこうと思っております。
 みなさん...今年もよろしくお願いいたします。(^ ^)(^I^)


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