スキー教師日記 Jan.2000 by 【TOK】

スキー教師の【TOK】が 日記替わりに日々の雑感を綴るコーナーです。
100% 個人的な日記です。
興味のある人は見てください。 (^I^)

Ski Top へ   【TOK】へのMail


1/31 (月)雪 新人教師研修会講師
 今シーズン新しく採用された新人教師の研修会。
 研修会の前に、明日から開かれる技術選の甲信越予選会場となる兎平の規制コースのコース整備を約1時間。その後、モーグルコースのコース整備を1時間…。疲れたぁーーー。
 30分休憩して研修開始。彼らの日ごろのすべりを見ていて、気がついたことを中心に研修。特に、カービングスキーを使用している若手スキーヤーが陥りやすい欠点を指摘。スキーの性能だけに頼った滑りでなく、それをより高度に使いこなすにはどうしたらイイか?。スキーを動かす意識でなく、雪の抵抗を求める滑りをするにはどうしたらイイか?。与える圧と受けとめる圧との違い、そのやり取りのフィーリングはどう感じたらイイのか?…がテ−マとなった。
 また、ワンパターンだけの滑りでなく、いろいろなシチュエーションに応じて、その滑りを変えられるような、幅広い演技能力も必要であることを指摘。
 研修の最後の頃、スキースクール事務所から連絡が入る。「研修後、兎のモーグルバーンの規制ネットを撤去せよ」…。これも役目役目…。ああ疲れたぁー!
 夕方から今日の研修内容を肴に、汗を流してくれた彼らとビールで乾杯! 少々飲み過ぎました。(^I^)

 明日から2月…。来月もイイスキーができます様に! (^I^)


1/30 (日)曇 Oスキークラブ プライベートレッスン
 今日も、毎年ご指名を頂いている東京Oスキークラブの方々のプライベートレッスン。本日のクラブの方々も有資格者を含む6名の方々。
 今日のテーマは「直滑降」と「枯れたスキー」。
 直滑降、は”スキーは直滑降に始まり直滑降に終わる”…という意識でのスキー滑走。
 枯れたスキー、は無駄の無い合理的スキーということで、それを楽しむには何を意識しどう滑ったらイイか?ということ。
 午前中は先ず「マジックハンドターン」の練習から…。マジックハンドターンとは、ターン外側の手と手首に気配りして滑る、というもの。手を置いておく位置、その形がどれくらいターンに影響するものなのかを実感してもらう。手の位置が腰より上がっていると、まるでその姿は「糸の切れた奴ダコ」状態になって、内足に乗り安く、荷重が分散されて、スキーのたわみが生かせず、切れが悪くなってしまう。その位置をヒザくらいにまで下げると、外傾ポジションが取れ外スキーをたわませる事ができるようになる。また手首をオートバイのアクセルをふかす様に内側にしぼると、ヒザがそれに連動してターン内側に絞り込まれる。たんにヒザを内側に倒すのとは違って、手首の絞り具合で、ヒザの動きに粘りのある絞り込みを生み出してくれる。まるでエネルギーを持ったヒザの絞り込み、と言ったほうが当を得ている。このひヒザの絞り込みが、生き生きとした次のターンの原動力になる。
 午後はマジックハンドターンの復習と、ドライビングターンの練習。このふたつを組み合わせてターンを行なうと、特に急斜面でにターンに威力を発揮する。ターン前半の雪面ホールドが良くなり、信じられないくらい谷回りに余裕が出て楽になるのだ。圧力変化が左右徐々に行われる為、コブでも、悪雪でも威力を発揮する。
 一人だけ参加された女性の方は、まるで人が違った様にターン前半を仕上げられるようになり、後半も楽になったようだ。(^I^)
 こういうお顔を拝見するのは教師冥利に尽きる! 良かったぁー! (^I^)

 

1/29 (土)快晴 Wスキークラブ プライベートレッスン
 今日は毎年ご指名をいただいている、静岡県のWスキークラブの皆様のプライベートレッスン。有資格者の方々3名が正指受験種目を中心に研修する形で…。
 午前中は「質の高い滑りとは?」がテーマ。特に、どういうターンがカービングスキーの特性を生かす上で合理的な滑りなのか?を研修した。その要点は角付けの切り替え後、どれだけ早くカービングターンに入れるか?ということ。その為にはひざを有効に使った、ターン後半の圧の吸収とニュートラル状態への移行、そして次のターンに必要な角付けを速く行う為のポジショニングが課題であること、を説明申し上げた。できれば、ニュートラルから脚を伸ばしたり、ひねり操作を加えたりせずに、カービングに移行できればイイのだが、これは至難の技。これを演技もしくは表現できる人は全日本でもごく一部のスキーヤーに限られると思う。そこで、次に質の高い滑りとはどういう滑りなのだろうか?を考えることに…。それは、ニュートラル状態から縦方向に働きかけをすることで雪の抵抗を求め、スキーをたわませることでターンを開始する、というモノ。動作的には脚の縦方向への伸びが見られ、幾分ベンディング的なものになる。以上のことを念頭に午前中の研修を終える。
 午後はプルークボーゲン三態と、それの発展形の研修。それぞれのターン要素がそれに続く応用技術にどうつながるのか?そのためにはどういうプルークボーゲンが演じられたらイイのか?セーフティーのそれは横への働きかけがキッカケとなり横方向へのズレ、コンフォートは脚のひねり(私はひねられだと思うのだが…)と迎え角の変化、そしてカービングはエッジングとたわみ、がそれぞれのポイントであることを研修した。
 滑り方それぞれが持つ運動特性をどう捕らえ、どう演技することが指導者に求められるのか?今日は私にとっても、技術的課題を見つめなおす意味で役にたった一日でした。
 Wスキークラブの皆様、ありがとうございました!  あのあとのビールも最高でした!(^I^)


 1/28 (金)快晴  Kamiさんプライベートレッスン
 
今日は快晴の素晴らしいスキー日和の中、Kamiさんのプライベートレッスン。
 Kamiさんの目的は、今年中に2級合格すること…ということなので、さっそくその種目の共通課題から…。
 2級受験での最大のテーマは、スキッディング。迎え角意識が重要となる。そこでスキーの前後差を使ったターンの仕組み、迎え角の話、抵抗を受けることの重要性を「オレンジターン」をメインに解説。Kamiさんはこれまでターン後半に圧を瞬間的に強め、その反動でターンすることをメインに行なってきていたので、小回りは2級合格の実力はある。しかし、大回りでターン前半が急激に方向変換してしまう欠点がある。そこで圧を急激にではなく、徐々に軽くすることを、つぶれたオレンジが元に戻るイメージを描くことで練習。また雪の抵抗を受ける意識が無く、雪に働きかける運動でターンしているので、ターン外側から雪の抵抗を受けてターンする意識を持ってもらう。
 これまで、かなりの長い間、自己流の滑りに徹してきていた為、それを修正するのは意識的にもなかなか大変だった。ターン外側から圧を受けること、その圧をゆっくり解放して次のターンにつなげること、が主な課題だったが、終わりころにはオレンジの意識にもだいぶ馴れ、雪の圧を受けるとはどういう事かも理解できて、イイ動きになった。
 この分だとかなりの早い時期に2級合格が期待できそう。(^I^) Kamiさん、頑張って!


1/27 (木)曇  Su、Doさんプライベートレッスン2日目
 
明日に引き続き Su、Doさんのプライベートレッスン。今日は二日目でカービングターンの仕上げと、いろんな斜面でのトライアルがテーマ。
 午前中はお二人の「外向グセ」を修正する為に「ドライビングターン」を練習する。
 ドライビングターン、というのは左右両足に自動車の四輪をイメージして滑るというもの…。左足には親指が右前輪、小指が左前輪、かかと内側が右後輪、かかと外側が左後輪としてイメージし、右にターンする時、左足の自動車のハンドルを右に切りつつ、アクセルをふかす要領で前に進むイメージを持つ。左ターンはこれとは逆に、右足の親指が左前輪、小指が右前輪、かかと内側が左後輪、かかと外側が右後輪としてイメージし、同じ要領でハンドルを切りながら前に進むイメージを持つ。右ターンから左ターンへの切り換えでは、一度右足の車のハンドルをニュートラルまで戻し、その後右足の足裏の自動車のハンドルを左に切りながら前に進むイメージを持つ。この時、車の運転と同じように、ハンドルを切ったからといって後輪(かかと)は決して外へ出さないようにする事が大切。またハンドルを切っただけでは車は方向を変えず、アクセルを徐々にふかして、前に進むことで方向が変わるイメージを持つことも重要。急ハンドル、急発進、急ブレーキは車の運転と同様、決して行なってはいけない!。これが【TOK】言うところの【ドライビングターン】なのだ!(^I^)。
 これで、上体はスキーのトップ方向を向くこと、うけあい! またスキーのTOPが自然にゆっくりとターン方向へ向いてくれるので、外側へスキーが出て行くことも無い。このターンでお二人の滑りがまた一変する! (^I^) 良かった良かった!
 午後は丁度バッジテストが行われていたので、それを見学しながら、人の滑りを評価する勉強。ナニがどう良くて評価するのか?を考えることは、自分の滑りの為の練習にもなる。初めは評価に違いが見られたが、後半は結構イイ判断ができてきた。
 その後長いコースを滑りながら、総合的な練習。いろいろな滑りの感覚をどういう場面でどう使ったら有効か?考えながら滑ってもらった。
 お世辞でなく、お二人の滑りは初日のそれとは比べ物にならないほど上達されました!。スキーの性能を生かし、どう操作するのが合理的なのか?を考えるイイ機会になったと思います。これからも、楽しく、無駄の無い、美しいスキーをされることを祈りながら、お別れしました。お疲れ様! (^I^)


1/26 (水)曇  SuさんDoさんプライベートレッスン1日目

 今日、明日と SuさんDoさんお二人のプライベートレッスン。
 お二人とも結構お上手で、1、2級の実力がある方。
 楽しく、いろいろな状況で使える技術を総括的に習いたい…ということなので、スキー技術を総体的にお話することに…。
 まず初日の午前中はスキッディングのお話から…。スキーの前後差を使ったターンの仕組み、迎え角の話、抵抗を受けることの重要性を「オレンジターン」をメインに練習。おふたりともオレンジの効果に驚かれた様子。(^I^)
 午後はカービングターンとはナニか?を解説。スキッディングとの違いをメインに…。抵抗を受ける方向が真正面からだということ、直滑降が基本であること、サイドカーブを使うには低い姿勢が有利なこと、を解説。ターン前半はGiveの要領で雪面を押しながら、ターン後半はTake感覚で雪面からのエネルギーを吸収する意識で…。この時荷重点(支点)が ♪アウト〜フラァーット〜イーン…♪ という風に移る事も…。
 お二人にとっては初めての感覚での滑走であったらしく、砂に水が染み込むごとくに知識を吸収されたようでした。(^I^)

 レッスン後、夕方自称「年寄教師研修会」。検定部長を中心に、副検定部長、岡崎、丸山秀治、宮本教師があつまり、日ごろ指摘されることが少ない教師同志の研修会。互いに技術に関する意見を交換しながら、その奥に潜むテクニックを学ぼうというもので、特に今日は小回りの感覚が【TOK】にとっては有益なものとなりました。詳細はまた後刻…。



1/25(火) 名木山常設 上級クラス担当

 今日は冬型の気圧配置で寒かったァー!
 レッスンは準指導員資格所有者2名を含めた上級クラス。
 今日のテーマはスキッディングとカービングで、サブタイトルは「圧のやり取りとその方向」。
 午前中はその二通りの滑りの特徴を説明し、実際体験してもらった。スキッディングでは迎え角がややターン外側なのに対して、カービングでは正面になること。スキッディングでは高い姿勢でも良いが、カービングでは低い姿勢が有利なこと。どちらのターンにも共通していることはターンからターンのつなぎ目を「斜めの直滑降」あるいは「ニュートラル」意識で行うこと。自分から圧を加えているのか雪から圧を受けているのか、その違いを見極めること。……がメインの練習になった。
 午後からは、ターン後半の圧の調整にし方について。ターン後半貯えられたエネルギーを急激に離してしまうのではなくて、徐々に体に引き込みながらニュートラルにして行く方法の練習だ。引く引くターン、オレンジターン、ターン外側の手首の位置とその返し……が練習課題。
 午前の最初に滑っていただいた時の滑走フィーリングとはまったく異質の滑り方を修得されたように、私には思えます。滑り方にはいろいろありますが、どういう滑りがどういう時に効果的で、合理的なのか、それを考えながら、いろんな滑り方ができることが望ましいと思います。
 新しいターン体験をされた皆様、お疲れ様でした! (^I^)



1/24(月)曇り  Day Off
 今日は少々風邪気味でお休み……。(=_=;)



1/23(日)雪  バッジテスト 検定員
 今日はバッジテストの検定員。

 1級検定で気の付いたこと。
1.S字ターンでなく、C字ターンになっている。
 これは、ターン後半のエネルギーを次のターンに伝えられていない、ということ。抵抗の受け止め方とその離しかたに習熟していない為、ターンが停止してしまい流れが途切れてしまっている。主な現象は後半の力を、上方に開放してしまうため推進力にもならず、次のターンも始まらない滑りになってしまっている。
2.外足荷重、外足での捕らえの不足。
 内足に荷重し過ぎているため、外スキーのたわみが少なく、ただカービングスキーの性能だけで滑ってしまっている。カービングスキーの絞りと、スキーのたわみによるカービングターンができないと、1級のレベルとは言えない。雪の抵抗や圧のやり取りに習熟すべきだ。
3.間の取り方ができていない。
 これは圧のやり取りにも関連することだが、ターンにリズムが無く運動が途切れてしまっている。もう少し滑らかな運動ができるよう練習すべきだ。この主な原因はスキーのターンを自分の力で行おうとすることにある。スキーは落下運動であることを学び、もう少し雪からの抵抗を利用することに習熟してほしい。
 
 2級検定で気付いたこと
1.切れの意識し過ぎ。
 カービングターンをしようとする意識が強い為、エッジだけ立ててターンしている人が多い。2級レベルでは、先ず斜め前からの雪の抵抗を受けとめる練習をしすべきだ。つまりもう少しスキッド要素の滑りに馴れて欲しい。それができた上でカービングに移行するのは結構だが、ズレができないのにカービングターンをしようとする受験生が多い。ターンの基本は先ずスキーの前後差を利用したターンであり、その為にはプルーク姿勢が大事であることを認識すべきだ。
2.リズム取りができていない。
 一連のターンにぎこちなさが目立つ。雪に働きかける局面と、雪からの抵抗を受けとめる局面を、しっかり区別してターンするよう心がけるべきだ。心の中でつぶやきながらターンするのも良い練習になるだろう。


1/22(土)晴  Maさん プライベートレッスン
 
今日は今年正指受験をされるMaさんのレッスン。 以前Maさんの所属するスキークラブでご指名を受け、それ以来のお付き合い。
 正指の検定方式も今年から新しくなり、基礎種目(プルークボーゲン三態)、応用技術(シュテムターン、小回り、中回り)、発展技術(大回り、小回り)の計8種目となった。しかも得点が80点平均、合計で640点を獲得すれば合格。だから得意種目がある人には有利に……。
 まず注目のカービング要素の中回りから…。初めは、雪の抵抗を真正面から受ける意識が足りず、しかも両足加重的に乗っているのでたわみが少なく、スキーが思ったように切れてくれず、また雪からのエネルギーも有効に作ることができなかった。先ず外足だけに乗る意識を持つこと、上体を含め身体全体を小さくすることを練習した。Maさんは”同時運動”ということが頭にあったらしく、内足にも乗ってしまっていたが、切り換え時の意識は”交互操作”で行っても脚の動きは”同時運動”になることを説明、それ以降積極的に外足に乗れるようになった。またスキーの前半部の押さえが強すぎたので、かかと気味に乗って、雪の抵抗でスキーのトップが押し上げられ、結果的にスネの部分に圧がかかってくる様な滑りをするよう提言した。これにより午後には見違えるようなカービングの中回りができるようになった! (^I^)
 また基礎技術や応用技術に付いては、演技の仕方、パフォーマンスの仕方が大事であることを説明した。セーフティ、コンフォート、チャレンジというSAJの基本的技術の組み立てが理解できていれば、その求めている演技もおのずと決まってくるわけで、それをどう見せるか?だけの問題になる。ずらすものはズラし、切るものは切る。それをリズミカルに解りやすく演技することが大切。
 今日のレッスンで思ったことは、やはり理屈を理解することが先ず大切で、それさえ解れば演技は以外と簡単だと言うこと……。
 Maさんも自信を持って演技できるようになられ、大変嬉しい一日でした! (^I^)


1/21(金)雪
 
今日は久々の休日。
 長野市へ買いものに……。長野も小雪が舞い、北風が冷たく吹いていました。
 でも気分は、のんびりゆっくり、お寿司を食べて来ました! (^I^)
 

1/20(木) 近畿日本ツーリスト SALOMONカービング体験 レッスン 3日目
  今日は SALOMONカービング体験 レッスン 3日目。
 今日のテーマは「Feel the energy from snow !」。かけ言葉は「♪♪フィールスノォ〜ウ♪♪⇒前へリリース♪♪フィールスノォーウ♪♪……」。新雪が約20センチ積った、やや粗踏みの中をこのかけ言葉を言いながら滑走する。呼吸法を使っているのでターン後半無駄な力が入らず捕らえがスムーズに……。これを引く意識で斜めの直滑降に放してやると圧が次のターンの外スキーに移り、スキーは自然にターンを開始……。まるで新雪の中を泳いでいる感覚にとらわれた、御年配の生徒さん達は、初めての経験に目を輝かす! この時の目はまるで子供の驚きの目に似て輝いている! 教師冥利の瞬間だ!(^I^)
 その後、リーゼンコースを降り、また兎平に戻ってパノラマコースへ。
 三日間のレッスンで、また、新しい白い世界の魅力、を再確認していただいた皆さんとも昼でお別れ。
 3回にわかれて行われた「
SALOMONカービング体験レッスン」……実年・老年パワーに驚き、そのひたむきさに感動し、ちょっとセンチになった【TOK】デシタ。(^I^)
 みなさん! また会いましょう! お元気で! Schi Heil !



1/19(水) 近畿日本ツーリスト SALOMONカービング体験 レッスン 2日目

 今日は快晴の中のレッスン。雲一つない青空。さっそく最上部の第1ケルンまで……。
 ちょっと技術的に?カナと思われる人も居られたが、この天気に一回行かない手はない。なんとか景色を楽しんで、無事黒菱まで帰還。その後オレンジターン、引く引くターン、呼吸法などを学びながらスカイライン⇒北尾根第三……と遠征。お昼は兎平まで戻って食事。ちょっとハードなスケジュールだったがみんな良くついてきてくれました。(^I^)
 午後はパノラマで練習。大回りから小回りへ。中にカービングスキーと言うと「二本のレールをつけて滑るんでしょう?」と生徒さんから御質問。「カービングスキーにもいろいろあって、私達が滑るのはイージーかピュア。必ずしもレールをつけて滑るのだけがカービングではありません。体力目的によって使い分けをしなくてはいけません。なによりもカービングターンが格別良いターンだ!という神話は信じないようにしましょう」とお諭し申し上げたのでした。
 一般の方は「カービング神話」なるものに踊らされている傾向があるのかな?と思った【TOK】デシタ。



1/18(火) 近畿日本ツーリスト SALOMONカービング体験 レッスン 3日目
                                                                             及び 1日目
 今日は SALOMONカービング体験 レッスン 3日目 及び午後からは第3陣の1日目。
 午前中は咲花で初級コースの仕上げ。特にターン前半から雪面の捕らえがある程度できるように指導。これはターン前半で脚を伸ばしながらオレンジを雪面に埋め込む意識で……。これができると、ある程度の中級斜面でも滑れるようになる。約2.5時間のレッスンでした。ゲレンデ上部はガスで何も見えなく、広い八方の一部だけしか御案内できなく、それが心残り……。でも、生徒さんには喜んでいただけたようで、スクールへの帰り道、昼食にお蕎麦を御馳走になってしまいました。(^I^) 御馳走様でした! 土田さん、吉野さん、そして佐川さん!
 午後は第3陣のレッスン開始。 2時からパノラマゲレンデでクラス分けと基本練習。
 今回は中級を担当。10名の女性ばかりのクラスです。(^I^) 荷重点意識をしっかり持つため、オレンジターンの練習。やっぱり荷重点がしっかりするとスキーが安定し、ターンも楽に行われる。オレンジターン……止められません! (^I^)
 明日からも楽しいレッスンになりそう!


1/17(月) 近畿日本ツーリスト SALOMONカービング体験 レッスン 2日目

 
今日は咲花で基本練習。お二人追加参加で合計3名が今日の生徒さん。
 先ず昨日に引き続き「荷重点」をオレンジターンで……。続いて横方向からの抵抗を受けとめる為の「ありがとうターン」。そして、リズミカルに滑るための「引く引くターン」。
 オレンジ意識を足裏に持つことで3人ともスキーが安定。そして斜め前及び前方に進むことで雪からのエネルギーを受けることが可能になり、回転がスムースに……。
 午後には引く引くターンで脚の運動が滑らかになりリズムを変えた滑りもOK!
 欲張って、エネルギーの来る方向を意識した、より積極的なターンをしてもらおうとしたが…これはちょっとやり過ぎだった様……。
 内足が自然に引き寄せられパラレル状のターンができるまでになりました。(^I^)


1/16(日)
 近畿日本ツーリスト SALOMONカービング体験 レッスン 1日目
 今日から、また近畿日本ツーリスト SALOMONカービング体験レッスン。今回はその第2弾。
 今回は初級者を担当。プルークボーゲンがやっとできる程度のクラスで、今日はお一人だけ。
 荷重点の大切さを覚えてもらうため「オレンジターン」をお教えする。足裏にオレンジがあってそれがつぶれたり戻ったり…という感覚が解るとシメタもの!(^I^)。 今日の課題はそれだけ。でも後半は圧のやり取りができるようになり、はずみやリズムが出てきた。
 イージーカーブの板を履いているので、荷重点さえしっかり踏めれば、スキーは自然に回ってくれる。レースカーブやエクストリームで無い限り、カービングスキーは初級者にとって福音となるかもしれない……と感じた【TOK】デシタ。(^I^)


1/15 (土) 兎平教室 主任
 久々の兎平。
 ここはゲレンデ下部と違って雪の心配は皆無。(^I^) 今更ながら天然雪のありがたさをしみじみ感じる。朝方はけっこうイイ天気になるかと思われたのだが10時ころから雪が降り始め、昼頃には「コリャヒョットすると大雪かも……」と期待されたが、3時ころには止んでしまった。(=_=;)
 受け付け場所の整理やら、教師の休憩所の片付けで一日が過ぎてしまう。
 今日は兎から名木山まで帰るときだけのスキーイング。
 体を休めるイイ一日となりました。(^I^)


1/14 (金) 近畿日本ツーリスト SALOMONカービング体験 レッスン 3日目
 カービング体験3日目。
 今日は風が強く上部はリフトが運休……。そのため咲花ゲレンデで最後の仕上げ。
 みなさんお年を召している方が多いものの、その目は鋭く、私の一元一句を見逃すまい、という姿勢がありあり。
 こういうレッスンは、していて気持ちがイイ。お教えするほうも熱が入る。昨日の「ヒクヒクターン」で斜めの直滑降を復習。これができるひとは、体の動きが本当にスムーズになりリズミカルになる。スキーの性能を生かしきったターンができるからだ。
 特に、体力にモノを言わせてガツガツ滑っているスキーヤーにお見せしたいものだ。
 雪の抵抗を感じ取ろうとする意識も向上した。(^I^) 最終的には「雪とスキーヤーの圧のやり取り」がポイントになる。どの方向に、足裏のどの部分で、どのくらいの強さの圧を感じているか、である。
 参加頂いた皆さんには失礼な言い方かもしれないが、お年のわりに本当に熱心に受講していただいた。お教えする指導員が逆に教えられることさえあった。それがナニか?と言うと「うまくなろうという真摯な態度」がそれである。
 3日間、久しぶりに充実した日々であった! みなさんありがとう!
 ……これだからスキーは辞められない! (^I^)



1/13 (木) 近畿日本ツーリスト SALOMONカービング体験 レッスン 2日目
 カービング体験2日目。
 お年を召した方が多いので、カービングと言っても脚力を使ったハイスピードの経験はできない。ターン後半、雪の抵抗を受ける方向を、外側から正面に移す意識を持つことで、スキーのサイドカーブを生かした切れのあるカービングターンを味わってもらうことが大切。
 でも中には結構脚力のある方も居られて、カービングスキーの性能をしっかり引き出して滑って来る人も……。中には71才ながらオフシーズンもジムに通っている人も居て、やはり日常のトレーニングが大切だと実感。また、かえって若い人よりも私のアドバイスを真摯に受け止め、それを実践してくれるので効果が出ることも多く、人間の素直さも大事だなぁーと痛感した次第……。
 スキッド要素を学ぶための小回りターンの練習では「ありがとうターン」が、また斜めの直滑降の練習では「ヒクヒクターン」が皆さんの滑りに役立ちました。体の使い方を説明するより、スキーの運動を日常生活の所作やイメージに置き換えてお話しし、実践していただくことが、このクラスの人達に受け入れられやすいことも実感しました。
 そして、なにより嬉しかったのは、ひとつの課題がクリアできた時の「感動のお顔」を拝見できたことでした。
 あと半日、明日はどんなお顔が見られるでしょうか? (^I^)



1/12 (水) 近畿日本ツーリスト SALOMONカービング体験 レッスン 1日目
 今日から3日間、実年、40歳以上の方を対象とした、近畿日本ツーリスト主催 「SALOMONカービング体験 レッスン」が始まり、その主任を仰せつかりました。
 近畿日本が計画し、SALOMONが後援してのプログラムで、第1回目の今回は32名の方が参加し4班に分けての講習となりました。参加者の平均ご年齢は60才くらいで、これから第3回目まで続くプログラムです。
 結構滑れる方が多く、1班担当の私も押され気味のエネルギーを感じました。(^I^) 皆さん熱心に「カービングスキー、カービングターン」とは何ぞや?と興味を持って参加しておられるので、お教えするこちらも熱が入ります。
 1日目の今日は、今までの滑走感覚を思い出していただくため、長いコースをフリートレインで滑ることに主眼を置きました。ときどき、緩斜面でカービングスキーの説明をし、ちょっとづつその確信に触れて行く様にしました。結構飲みこみが早く、ターン後半はキィーン……と切って来る人も居てこちらも驚き!(^I^) スキーに年齢は関係無いかな?と思った【TOK】でした。
 夜は「カービングスキー」についてのミーティング。約1時間お泊まりのホテルの一室でお話をさせて頂きました。お疲れで、さぞ眠いだろうと思いきや、皆さん熱心にお聞き頂いて、質問もどんどん出るほどの熱気がありました。
 若者も負けてられないぞ!  明日からのレッスンも楽しみに感じた【TOK】デシタ。(^I^)


1/11(火)曇 咲花教室主任
 久しぶりに咲花教室の主任。八方の一番北にある初級者向けのゲレンデで、ここはファミリー向けといった感じのするスキー&ボードエリア。
 三連休が終わったばかりでゲレンデは空いている。それでもスクールに入校してくれる人は居て、向上心旺盛な人って居るもんだなぁー、と感心。欧米のスクールでのレッスン形態は日本のそれと違って、コース案内的なところがある。職人気質と言うか、我々日本人は少しでも上達しよう、人より巧くなろう……という気質があるようだ。そして上達すること、そのことを楽しんでしまう……。かつてアメリカの友人が言っていた「あんなに巧く滑れたらもう自分でいろんな所を滑ればイイのに…。バッジテストなんて! 信じられない?!」という言葉が思い浮かぶが、巧くなること自体を楽しめる日本人は、楽しみの幅が広いのかもしれない……?(^I^)と思った【TOK】デシタ。


1/10 (月) Diスキークラブ プライベートレッスン 3日目
 今日の課題はこれまでのテーマを駆使した総合的な滑走。
 雪がやや重い為か、みんなの滑りがやや消極的。ほとんどがターンとターンのつなぎめでひと呼吸入れるC型のターンをしている。
 C型のターンとS字型のターンの違いを説明し、できるだけS型ターンをしてもらうよう要請する。(=_=;)
 どことなく、ナントナク滑っていて、ここを変えようとか、意識して滑ろうとかいう気概が伝わってこない。これではハッキリ言ってレッスンを受ける意味が無い。きつい言い方をさせてもらえば、自分の滑りを変え、より合理的な無駄の無い滑りをする気があるのなら、徹底的に変えようとしてみることだと思う。古い例え話にもある。「水のみ場に馬を連れて行くことはできる。しかし飲むのは馬だ。連れて行った人間が飲むわけではない。」
 午前中で帰る人の都合もあり、午前は3時間のレッスン。最後は白樺ゲレンデで最も難しい湿雪の重い状況でのターン。抵抗を受ける方向の意識、圧の受け止め方いかんでうまく滑る事もできる。最後に基本に忠実に滑る事の重要性を学んで8名の人とお別れ……。
 残った4人の方と、午後はカービングターン前半の捕らえ方の特訓レッスン。ターン前半でニュートラルから思いっきりスキーを外に押し出し、抵抗の壁をしっかり意識して滑る練習。押せば帰ってくる…ということを実感してもらった。(^I^)
 Diスキークラブの恒例のレッスンも今日で終了。どことない満足感と心地良い疲労感にひたった【TOK】デシタ。(^I^)
 みなさん! お疲れ様!


1/9 (日) Diスキークラブ プライベートレッスン 2日目
 今日のテーマは、雪とスキーヤーとの間の「圧のやり取り」。「雪からの圧と自分が加えた圧の違いを感じる」ということでした。
直滑降からターン外スキーの角付けを強めたり、脚のひねり操作で迎え角を作ることで……つまりスキーヤーの働きかけで雪に圧が加わりターンが始動されていきます。しかしあるところまで行くと、その圧はいつの間にかスキーヤーが圧を加えているのではなくて、進行方向からの雪がスキーヤーに圧を返してくれる様になります。ということは、最初のキッカケは確かにスキーヤーが作るのですが、ターンが始まるとそのターン維持に必要な力は、雪が作ってくれる、ということなのです。ここで「雪からの圧と自分が加えた圧の違い」を感じ分ける能力が必要になってきます。スキーヤーがこの力の違いを感じることができれば、スキーを楽しむ上で、これは最高の武器になります。今日の第1のテーマはこれを感じることでした。
 第2のテーマはその圧の調整を、荷重点に「⇒印(矢じるし)」をイメージすることでクリアしよう、ということでした。どういうことかというと、働きかけの時は働きかけている方向に外向きの⇒印をイメージする。働きかけの強弱はその⇒印の長さでイメージする。その後雪から来る圧は、圧の来る方向からスキーヤーの荷重点、つまり内側に向けて⇒印をイメージし、その強弱もその長さでイメージする、というものです。これを意識することで常に自分がどういう方向に雪とのコンタクトをしているか?その強さはどれくらいなのか?を意識することができます。
 少し、難しいことの様ですが、これをテーマにレッスンをしてみました。アイスバーン状のゲレンデが多かったので、抵抗をじっくり感じるところができなかった人もいましたが、後半、雪が緩んできたゲレンデではほとんどの人がこの意識を持ってターンをするようになりました。(^I^)


1/8 (土) Diスキークラブ プライベートレッスン 1日目
 今日から3日間、Diスキークラブのレッスン。毎年成人の日を挟んでの3日間、私を指名してくれるので楽しみにしているレッスンだ。(^I^)。正指や準指の資格をお持ちの方もおられ、毎年のことなので、レッスンのテーマや内容も昨年と何か違った、役に立つ事をお話するようにしている。楽しみの中にも緊張するレッスンでもある。今年は12名の方が参加。
 今回は検定システム変更に伴う「スキッドとカービング」をそのテーマとすることにした。
 午前中は初滑りの人もおられるのでスカイラインコース、リーゼンコ−スを使っての予備レッスン。午後から「スキッドとカービング」の違いについて。
 迎え角を意識して滑る「スキッドターン」は、ここ数年やってきたので皆さんもうまく滑られている。スキーに対してターン外側から来る抵抗を、高い姿勢でキッチリと受けとめ、スキーの前後差が生み出す回転モーメントをうまく使ってターンしている。
 これに対して、雪の抵抗を正面から受け止め、スキーのサイドカーブ、しなりを利用してすべるカービングは、それほど経験していない。スキッドと違う点は、エッジ角を立てれば立てるほどサイドカーブの性質を使いやすくなるということ。その為には姿勢は低い方が有利だし、上体も迎え角方向でなく正対の方がイイ。この感覚に慣れるため緩斜面で練習。低い姿勢のため疲れた人も多かった。
 カービングは走るし切れもイイのでスピード感があって楽しいのだが、非常に疲れる滑りでもある。
 ターン前半スキッドを入れて横にズレ、後半切って滑る「スキッド&カーブ」を最後の滑りにして本日のレッスン終了! (^I^)
 明日は「雪からの圧をどう調整するか?」 をメインテーマに行う予定。



 1/7 (金)  名木山主任
 今日は名木山の主任。
 明日から正月以上に混雑が予想される3連休。その前の少し静かな八方でした。
 午後から総務部長と白馬峰方スキー場へ。今年から峰方スキースクールは八方尾根スキースクール、峰方教室として運営されることになり、今後の利用方法や効果的な利用ができないか、その下見に行って来たのでした。
 降雪がイマイチで、少し雪が少なかったものの、特別な目的を持ったクラスが、滑走量をこなしながらスキーレッスンをするには適しているのでは?と感じました。また八方が強風などの時に利用するのもいいし、アルペンスキーだけでなく、クロスカントリースキーで自然の中を歩くのもイイことかな、と思った【TOK】デシタ。


1/6 (木)  バッジテスト 検定主任
 今シーズン4回目のバッジテスト。今日はその検定員。
 午前中は実践講習テストの見まわり。一応各検定員の評価が適切に行われているかどうかを確認する目的で三名の検定員が現場を見て回る。
 午後は規定種目テストを白樺ゲレンデで行った。
 今回は1級が29名、2級が28名受験。当初、減少が想像された2級の受験者は意外と多い。
 1級大回りは、前半スキッド、後半カービングのターンだが、前半のスキッドの見せ方と言うか、滑りがうまくできない受験者が多い。カービングスキーを使っても横方向の抵抗をしっかり受けとめられるような技能を身につけて欲しい。また中回りから小回りは、前半のスピードをコントロールできず小回りまで持ちこんでしまう受験者が居る。これは大変危険なことでぜひコントロールできる技術を磨いて欲しい。
 2級大回りは全体にスキッドターンでいいのだが、リズムが途切れてしまう受験者が多かった。小回りから中回りの種目では、体の動きだけに頼り、雪の抵抗をしっかり受けとめてターンする基本的な滑りができない人が多く目についた。
 結果的に1級は4人、2級は3人の合格でした。
 1.2級どちらも、スキーの基本の「雪の抵抗を受ける方向と圧の調節」をもう少し勉強すると、安定した、見ていて安心できるスキーヤーになるのになぁー、と思った【TOK】でした。



1/5 (水)晴  研修会

 
今年改定された新受験システムのうち、正指・準指の資格テスト試験についての研修会が太谷陽一校長を講師にして行われました。
 正指・準指を受験する人を担当した時、そのレッスンが適正に行われる様、A急検定員の資格を有する教師14名が研修を受けました。
 やはりその骨子は「セーフティ」「コンフォート」「チャレンジ」それぞれの求めるSkidとCarveの滑りの特質を見極める、ということでした。
 久しぶりに、ベテラン教師集団が一同に会して、八方のゲレンデを滑りましたが、なかなか楽しい一日でした。大いに楽しんだ【TOK】デシタ!(^I^)


1/4 (火)晴  バッジ常設 1級受験クラス担当
 
今日は1級受験クラスのバッジ常設で、午前5名、午後4名の生徒さんを担当。
 今回でこのクラスを担当するのは3回目になるが、皆さんにお話する内容はだいたい決まってきた感じがする。
   先ず「カービングターン」と「スキッドターン」のターンメカニズムを理解し、演技分けられること。
   第2にどちらのターンも「雪の抵抗を受けることでターンするのだ」ということ。
 この二つのことがレッスンの主軸になっている。もちろん外足に乗ることやターンからターンへの切り換えは角から角でなく、直滑降を経由して行うことなども必要なことではあるが……。
 で、「カービングターン」と「スキッドターン」の主な違いはナニかと言うと、カービングは外向姿勢が必要無く、重心が低いほどやりやすいこと。逆にスキッドは外向姿勢が必要で高い姿勢が有利なこと、である。
 このことを理解できないと、カービングスキーの性能を生かすことはできないし、合理的なスキー操作もできない。
 頭での明確な理解が大切だと思った【TOK】でした。(^I^)


1/3 (月)小雨 お休み
 名木山は少し雨模様の雪。
 天候に影響され、生徒さんの数も少ないので、今日は久々のDayOff。
 ゆっくり自宅でお正月でした。(^I^)


 
1/2 (日)快晴  Kimさんの プライベートレッスン
 
今日は韓国からのお客様、Kimさんの単独プライベートレッスン。
 26才の女性の方でなかなか素敵な方でした。(^I^) 日本語がわからないので英語でレッスンして欲しいと言うことで、ブロークンEnglishバリバリの私にお鉢が廻って来たのでした。
 技術はプルークボーゲンが出来る程度。まず荷重点のお話から…。相手が誰だろうと「オレンジターン」からはじめた【TOK】でした(^I^)。モチロン「荷重」→「かじゅう」→「果汁」のギャグは通用しませんでしたが、言わんとする事はすぐ理解してくれました。これでヒョットすると”Orange Turn”も世界に広がるかも!?。ストレッチ→ベンディング、で体の使い方を説明し、自分の力でなく雪の力で回ることもお教えしました。英国に2ヶ月ほど行っていたとかで、ナカナカ聡明な方で、私のいう事をすぐ実践し、解らないことはすぐ質問してくれたので、終いにはパラレルターンの初歩と小回りの初歩が出来るようになりました。実践と質問…、これはわれわれ日本人が学ぶべき事だと痛感。
 私自身にとっては英語の勉強にもなり、本当に楽しく過ごせたニューミレニアム二日目のレッスンでした。これもスキー教師をしているおかげ…と感謝した【TOK】デシタ! (^I^)


1/1 (土)曇り  バッジ常設 1級受験クラス担当
 
みなさん! 明けましておめでとうございます! (^I^)
 ようやく2000年がスタートしました。この1000年、どういう千年になるのでしょうか?楽しみでもあり、怖くもあります…。
 さて、元旦もスキーレッスンは「バッジ常設 1級受験クラス担当」から…。
 今日は1級2級各お一人づつの受験希望の方を担当。
 内容は昨日と変わらないものでしたが、特に2級受験希望のSiさんは、外足荷重を重点に、また1級希望のSuさんはターン後半のカービングターンの切れについてお話をしました。
 カービングスキーを使うようになって、内足荷重でもターンできるため、安易に内足に乗りがちですが、それでは本当に安全で合理的なスキーイングにはなりません。やはり「スキーターンの基本は外足荷重」です。
 また、本当に合理的なスキーを目指すなら「直滑降を大切にすることと、位置エネルギーを回転運動に変える意識を持つ」ということに尽きるような気がします。
 さぁて、2000年代のスキー! どのような意味を私達の人生にもたらすのでしょうか? (^I^)