“47 Feeling Ski School”

【TOK】のスキー教師日記  December− 2007

 
December 2007

What's Today ?



12/31 一年締めのキャンプ
12/30 想像以上の好条件
12/29 “遊び”を思い出す
12/28 実り多いキャンプ
12/27 大ブレークの皆さん !!!
12/26 “心・技・体”の心
12/25 磨いて貰った【TOK】
12/24 水上飛行機イメージ
12/23 S字的プルークボーゲン
12/22 イメージ力の偉大さ !!!
12/21 ハイリーホさんからの書簡
12/20 じょうごハート
12/19 天の恵み !!!
12/18 オーラが !!!
12/17 自信を持って指導を !!!
12/16 ボトル
12/15 Level Image その2
12/14 特別プレゼント
     究極の“Level Image”
12/13 “Naka”さんから御礼
        面で受けてズレる
12/12 【TOK】のコメント
          FSの位置づけ
12/11 “Kaorin”さんのコメント
    パンパンッがギュゥーンに!!!
12/10 用具・身体・自然
12/09 “Level Image”
12/08 基本はプルークボーゲン
12/07 “Shim”さんのコメント
      歯切れの良い小回り
12/06 “Matsu”さんのコメント
       瞬間的な圧解放
12/05 “Mack”さんのコメント
             柳に風

12/05 “しろくま”君のコメント
        課題提起の滑り
12/04 “オッキー”君のコメント
        圧を吸収する...
12/04 注目を浴びる日 !!!
12/03 Rookieに乾杯 !!!
12/02 feel in がキーワード
12/01 “Rookie Academy”
 


*** これまでの日記***

* 20
07年11月 No.2
* 20
07年11月 No.1
* 20
07年10月
* 2007年
09
* 2007年08月

* 2007年07月
* 2007年06月
* 2007年05月
* 2007年04月
* 2007年03月
* 2007年02月
* 2007年01月

* 2006年12月
* 2006年11月
* 2006年10月
* 2006年9月
* New Zealand06 通信
* 2006年08月
* 2006年07月
* 2006年06月
* 2006年05月
* 2006年04月
   (Canada Tour)
* 2006年03月
* 2006年02月
* 2006年01月

* 2005年12月
* 2005年11月
* 2005年10月
* 2005年09月
* New Zealand05 通信
* 2005年8月
* 2005年7月
* 2005年6月
* 2005年5月
* 2005年4月 No.2
* 2005年4月 No.1
* 2005年3月
* 2005年2月
* 2005年1月

* 2004年12月
* 2004年11月
* 2004年10月
* 2004年9月
New Zealand04通信
* 2004年8月
* 2004年7月 No.2
* 2004年7月 No.1
* 2004年6月
* 2004年5月
* 2004年4月
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* 2002年12月
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* 2001年12月
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* 2001年9月
* 2001年8月No.2
* 2001年8月No.1
* 2001年7月
2001年6月

*  以下 2001年

教師日記 5月

教師日記 4月
教師日記 3月
教師日記 2月
教師日記 1月

*  以下 2000年

教師日記 12月
教師日記 11月
教師日記 10月
教師日記 9月 #2
教師日記 9月 #1
教師日記 8月 #2
教師日記 8月 #1
教師日記 7月
教師日記 6月
教師日記 5月
2000年4月 
2000年3月
2000年2月
2000年1月

*  以下 1999年

1999年12月
1999年秋
1999年4月
1999年3月
1999年2月
1999年1月

*  以下 1998年

1998年12月

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☆ Dec.01  2007 Saturday 晴れ (ASAMA2000)
  今日は“ASAMA2000”からUploadです。
  “Rookie Academy”キャンプ...皆さんの熱意を感じながら「スキー指導」について考えています。(^ ^)(^I^)
  皆さんはどちらで週末をお過ごしですか?
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
   昨日から“ASAMA2000”で“Rookie Academy”キャンプが始まりました。このキャンプ...“フィーリングスキー”流のスキー指導を考えている方々の特別キャンプです。世の中に,多くのスキースクールやスキー学校がありますが,これとは少し視点を変え,スキー指導を通して生きる喜びを一緒に考えよう...というのが最終的な目的で,次のことを考えたキャンプです。
  『“フィーリングスキー”をベースとした“夢・冒険・感動”を与えられるスキーinstructorを育成すること。生徒さんの“夢”が広がり,“冒険”に挑戦しようという前向きな精神が養われ,自身の持つ身体や心の不思議な能力を開花させてあげることのできる“スキー指導者”を育成すること。また,“Feeling Ski School”のinstructorとしての活動を目指す人たちの基本技能を養うこと...』

  初日の昨日は先ず,基本的な考え“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”を以下にマッチングさせるか?...ということをプルークボーゲンを通して考えることから始めました。
  プルークボーゲンはスキッディングの基本を考える意味で非常に大事な滑り方です。もちろんこれがシュテムターンになり,基本パラレルターンへとつながり,最終的には基本カービングターンにまで発展していくことになります。
  先ずスキーの持つ性能を活かす...という意味でスキーの前後差を生かしたターンが需要です。そこで,研修は次の様に進めました。
 ①直滑降からプルークファーレンへ...
 ②プルークファーレンからプルークボーゲンへ...
   ②-1:外スキーに圧を加える「押す意識のプルークボーゲン」
   ②-2:内スキーの圧を減じる「引く意識のプルークボーゲン」
   ②-1:内スキーのエッジング量を減らすことによるプルークボーゲン
 ③プルークボーゲンからシュテムターンへの発展
 ④基本的パラレルターンへの発展

  “フィーリングスキー”的に大事なことは,地球の引力に引かれる...という意識と,雪からやって来る情報を“ feel in ”する...という意識を持つことです。雪の抵抗に対抗するような気持ちになったり,スキーそのものを動かそう...とする気持ちを極力持たず,流れに任せる意識...これを大事にします。これこそが“Let Ski”の基本的な考え方です。「足裏を経由して感じた情報を素直に自分の身体に受け容れ,それにどう自分の身体が反応するか?」...ということです。
  雪上の研修は,第一日目...そういうことで,「基本中の基本」の滑りを“プルークボーゲン”を通して学びました。

  午後4時間から5時半までは,講義で「スキー技術」とは何か?...ということを考えました。
  “スキー技術”についていろいろなことをお話させていただきましたが,その最も大事なことは...「技術は何か役立ってこそ技術であり,技術のための技術は無い !!!」...ということでした。

  夕食後,7時半から9時半まで,撮影したビデオを観て,プルークボーゲンの大切さを再確認しました。
  つづいて,「指導理論」の講義でした。その骨子は...『形を真似たコピー人間を作るのではなく,イメージ指導を通して,その形や運動が顕れてくる指導こそ大事。何かをくっつけて差し上げるのではなく,人間の持っている能力に気づいてもらい,その潜在能力を開花する手伝いをするのが指導の意味...』ということを話させていただきました。

  9:30...夜の講義が終了し,ビールで乾杯 !!!...をしました。
  今回も同じ“スキー”を趣味とする人たちとの出逢いがありました。いろいろ語りながらその楽しさを満喫しました !!! (^ ^)(^I^)

  さて,今日は“Rookie Academy”の二日目...。スキッディングターンからカービングへの移行...これを考えながら“スキー”の面白さを実感したいと思います。

  では行って参りまァーす !!! シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.02  2007 Sunday 晴れ (ASAMA2000)
  今日は“ASAMA2000”...“Rookie Academy”の最終日です。
  おかげさまでイイ天気に恵まれました !!!。
  ここから巣立つ新人の“Feeling Ski School”のinstructor...。必ずや皆様のお役に立てる...そう思っています !!!
  皆さんもイイ週末...お過ごしですか?
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
  今日も“ASAMA2000”からのUploadです。
  “Rookie Academy”...順調に二日目が終わりました。今年は新人予定の方々...女性一人を含め四名の方が集まってくれました。今のところ,レッスンが十分にはありませんが,少しづつ,この“フィーリングスキー”を伝えて行って欲しい,と思っています。

  さて,昨日はプルークボーゲンからの展開...その二日目でした。長い教師生活の中から,私は「スキーの原点」はまずここにある...そう思っています。そして,このプルークボーゲンの意味をじっくり考えて行けば,それは“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”をマッチングさせた“スキー”を実現させてくれる...そう思っています。
  ...ということで,昨日は先ずOpenしていた,緩斜面でプルークボーゲンの基本⇒基本シュテムターン⇒基本パラレル大回り⇒基本パラレル小回り...をもう一度おさらいしました。この中で,身体の特徴やスキー用具の特性を生かすことの意味について考えました。みなさん,緩斜面は難しい...と言っていましたが,このような緩斜面での滑りを難しくしている思考...これが今まで頭の中にあったからではないか?...という様なことを思いました。でも,滑る度に皆の滑りが活き活きし始めるのを見ると,素直に用具や身体の特性を生かそうとすれば,おのずと姿は見えてくるものだナァー...」ということも感じました。(*^^)v “Gravity Works”を利用した素直なスキー...これこそが“フィーリングスキー”の最も強調すべきポイントではないか?...という様なことも思いました。
  午後は中,急斜面に場所を変えて,雪からの圧をどう吸収し,処理するか?...という“フィーリングスキー”の次のテーマの研修をしました。先の“Gravity Works”が一番だとすれば,二番目的なポイントになります。斜面が急になれば,どうしても雪面からの抵抗が増えてきます。この時どのように対処するのか?...ということが課題になるのです。それにはいつまでもその抵抗に抗っているのではなく,それを受け容れ吸収したり,お返ししたりすることが大事になると思います。あたかも地球と人間が呼吸のやり取りをするかのごとくに...です。...ということで,“ feel in ”をキーワードとして研修を行ないました。

  夕方は室内の講義で,「指導法の実際」と「スキービデオの撮影法」でした。 Feeling Ski ではビデオ撮影を基本としていますので,その役割と,効果的な撮影方法について学びました。
  夕食後は,「救急法」の講義で,どうレッスン中の危険を回避するか?もし事故が起きたときはどう対処するか?...ということを学びました。

  午後9時過ぎ,一日のスケジュールが終わり,懇親会を兼ねた談笑となりました。また楽しいひと時でもあります。今回は新人以外のFSS instructorもたくさん集まってくれました。皆さんから本当に貴重なご意見を聞くことができました。ありがとうございました !!!。

  ...ということで今日は最終日。“Rookie Academy”の締めくくりレッスンを楽しんでまいります。では行って来まァーす !!! (^ ^)(^I^)

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☆ Dec.03  2007 Monday 小雨 (白馬)
  今日の白馬の里はあいにく,「小雨」です。天気予報によると,今日一杯は「雨模様」...そして明日は結構な量の「積雪」が予想されています。(^ ^)(^I^)
  例年に比べて,雪の出だしは良いようです。この分で行って欲しいものですネ !!!。
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!   
     -------------☆★☆-----------
    昨日は“Rookie Academy”...最終日でした。他のエリアでもスキー滑走が可能になったせいでしょう...例年に比べれば,だいぶお客様の数も少なく,スムーズに研修を進めることができました。(*^^)v

  さて,最終日は先ず,『スキーヤーの滑りを観て,その中から,そのスキーヤーが何を感じて,そして何をイメージして?滑っているだろうか?...それを推し量ってみよう...』というトレーニングを行ないました。スキーレッスンでは,受講される生徒さんが何を求めているか?どういうスキーをしたいと思っているだろうか?...という気持ちを読みとることが大事です。それができれば,レッスンの半分は終わった...と言っていいかもしれません。...するといろいろなことが,スキーヤーの滑りの背後に在るのが観えて来ます。不思議なものでこれは「しっかり観よう !!!」...という気持ちが,instructor側に無いと観えて来ないものです。そして,その背後にあるものが観えて来れば,あとはその原因となっている元の意識やイメージを代えていく作業があるだけです。
  昨日は皆さん,いろいろなことを観てくれました。そしてその中のひとつに,「あのスキーヤーは怖がっている...」ということがありました。良い教材が見つかりました。この「恐怖」...これをどう克服して行ったらいいのだろうか?...ということを考えることにしました。ニュージーランドではこの様なダイレクトな質問を受けることが結構ありました。日本では,「先生...あそこを安全に滑るにはどうしたらいいんでしょう?」...という風に聞かれますが,ニュージーランドでは,「あそこの斜面は怖いんです !!! 滑れる方法ありますか?」...と言ったようにダイレクトに「怖い...だから滑れない」...という言い方してたずねてきます。その時の私の答えは,“just concentrate now”...今に集中する...でした。昨日もこのことを皆さんにお話し,実際に試してもらいました。すると皆さんの滑りが本当に素直に観えて来ました。そのときの皆さんの気持ちは,「高ぶらず,素直に雪からの情報に反応している。ゆったりし気負いが無い...」という様子でした。難しい斜面ほど,「今,この瞬間に集中 !!!」...これが生きる !!!...ということを実感してもらえました。
  生徒さんの滑りの背後にあるもの...これを探り出し,そのことに集中するためのイメージや意識をお伝えする。これがスキー指導の大事なポイントであることを理解してもらえたと思います。何に集中するか?集中のテーマは何か?...これでその顕れる形は違ってくる...ということを,身を持って体験していただけたと思います。(^ ^)(^I^)

  午後は,スキーブーツに“フロントスポイラー”装着してもらいました。そして「感じ別ける」...というトレーニングを行ないました。生徒さんの滑りのレベルが変わって行く...という,その裏には「前とは違う...これはこれまで味わったことの無い感覚だ...何か違う...」といった,「違ったフィーリングを感じ分け,受け容れること」が大事になってきます...。何か違うものがある...という感覚,これを大事にすることの意味を学びました。
  研修の最後は,「参加いただいた皆さんの独自イメージで滑る...」ということでした。それぞれが提案したイメージを全員で試し,その感想を述べ合いました。これまで【TOK】が表現したことのないイメージ...これを皆さんに発表してもらって,試してみました。「氷のツラライメージ」,「かかと油イメージ」,「高野豆腐と出し汁イメージ」,「ピアノの鍵盤イメージ」...。実際に皆さんのイメージで滑ってもらい,そのイメージに対する皆さんの感想を聞きながら,イメージの面白さを探りました。皆さん...“Rookie Academy”参加の皆さんのイメージ...使えそうですか?(^ ^)(^I^)

  ...ということで,三日間...全ての研修が終了しました。私が言うのも変ですが,良い研修会だったと思います。私が想像もしなかった言葉が勝手に口を突いて出てくることが多かった研修会でした。これを土台に素晴らしいスキーinstructorに育って行って欲しい...そう思います。

  みなさん !!! 楽しいひと時...ほんとうにありがとうございました !!!。また雪の上で,そして指導の現場で,お会いしましょう !!!
  “Rookie”に乾杯 !!!  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.04  2007 Tuesday 小雪 (白馬)
  今日は北風が少し強めで,雪が降っています。それほど大量の降雪ではありませんが,スキー場の下の方はだいぶ白くなって来ました !!!。(^ ^)(^I^)
  この降雪。断続的にこれから明日一杯降るようですので,状況によっては下まで滑れる...ということになるかもしれません。(^ ^)(^I^)
  いずれにしても,例年に比べて,雪の出だしは良いようで,良かったですネ !!!。
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
  昨日は,“Taru”さんのプライベートレッスンでした。事前に“Taru”さんから,次のような内容の e-mail をいただいておりました。『...学生時代からずっと基礎スキーをやっておられ,社会人になってからも続けられていて,テクニカルを取得し,クラウンを目指したり技術選にも挑戦しておられること。しかしここ数年伸び悩みが続いていたこと。友人に聞いても要領を得ず,悩んでおられたところたまたまこのホームページをご覧になり,理論にはとても感じる入るところがあったこと。これまでずっとDo的なスキーをしていて、Let的なスキーはしていなかったと気付かれたこと。そこで,TOKの講習を受けてみたいと思っているが,最終的にはクラウンより上を目指す...というようなスキーヤーでも、【TOK】のレッスンが受けられるのか?』...という内容でした。
  私からは...『...某スキースクールで35年間,スキー教師をやらせてもらいました。 その間,いろいろ勉強させていただきましたが,S○Jの検定や,スキー指導方針に対して疑問が出てまいりまして,そこから離れ,3年前から独自のレッスンをさせていただいております。その中の,“Let Ski”に興味をいただいた...とのことですが,いみじくも仰っておられます様に,“フィーリングスキー”は検定目的のためには,そぐわない滑り方かもしれません。ですが,“スキー”という大きな世界を考えると,非常に素晴らしい考えだと自信を持っております。“フィーリングスキー”を体験されてそれが,直ぐ今のS○Jのクラウン検定や,技術選での評価につながるとは思いませんが,多分“Taru”さんのスキー技術に対する考え方を変えるものと自負いたします。それでも宜しければレッスンは可能です...』...という返事を差し上げました。
  なぜ今回この様に,生徒さんのご質問の骨子と私の返事を紹介させてもらったかと言うと,「検定や技術選で要求されている技術」と,私が提唱している「フィーリングスキー」的考え方の技術はどういう関係にあるのか?...ということを,この「教師日記」をお読みの方にも理解してもらいたかったからです。
  ...という返事に対して,“Taru”さんから,「レッスンを受講したい...」というご希望の返事をいただき,昨日のレッスン...という事になったのでした。(^ ^)(^I^)

  さて,レッスンは,雨雪交じりの“五竜とおみ”で行ないました。
  先ずグランプリコースでBefore映像を撮影しながら,“Taru”さんの滑りを見させて頂きました。整地されておらず,少し小さいコブがあり,その上に思い湿雪が10センチほど積もった状態でした。大回り系はいい滑りをされておりましたが,ターン前半でやや雪面とのコンタクトが弱くなる傾向がありました。また中回りでは,ストレッチ的な動きがあり,重心の上下動が少し気になりました。小回りはターン後半での圧の吸収がほとんど無く,チェック的な要素が見られました。もちろん滑りそのものは素晴らしいのですが,雪面コンタクトの「“力の方向”が常に外向き」なので,バランスが崩れやすく,重心の動きも安定性に欠けるものとなっていました。
  彼の滑り...これを拝見して,直ぐ変わる !!!...と思いました。初めに上の e-mail を頂いた時から感じ,想像していたとおり,そのキーワードは「圧を飲み込む」ということでした。“Let Ski”に気付かれない方が,技術的伸び悩みを感じられるポイントの多くは,ここにあることが多いのです。つまり「角付けに頼り過ぎた力任せのスキー」...です。
  そこで,レッスンは先ず「プルークボーゲンを味わう」ことから始めました。このプルークボーゲンはスキー用具の特性を活かし,身体の特徴も生かす...という意味で本当に大切な技術です。この意味が分かれば...⇒シュテムターン(プルークボーゲンの発展系)⇒スキッディング要素の基礎パラレル(Gravity Works利用の基本的滑り)⇒カービング要素の基礎パラレル(スキーのたわみを生かした基礎的滑り)⇒悪雪やコブ(かかと支点と圧の吸収)...という風に一連の滑りが同じ考えから派生する形で,できる様になります。昨日もこの様にレッスンを進めました。
  あいにく,水分の多い湿雪のため,ビデオが結露したり,視界が悪かったり...レッスンには良い条件とは言えない状態でしたが,“Taru”さんの熱意が,彼の滑りを少しづつ変えて行ってくれました。一番のポイントは,「雪の力を利用すること」,そして次に「その雪からのプレゼントを拒否せずに受け容れること」,そして三番目に「引かれているのは地球の真ん中からであってフォールライン方向からではない」...ということでした。
  レッスンの終わり頃には,Beforeで見られた,欠けていた要素が補充され,見ていて美しい滑りに変わり始めました。時間も限られた3時間...ということで,「このレッスンの最中に劇的に変化 !!!」...とまではいきませんでしたが,ドリル練習を重ねることによって,まるで違う滑りに変身されると確信しています。この“Let Ski”的要素が,彼の滑りに幅を持たせてくれ,質的な変革を実現してくれるのは確実です。今この時期にS○Jの評価は受けないかもしれませんが,近い将来,キット“Taru”さんの滑りが注目を浴びる日が来る !!!...そう思います。!(^^)!

  雨雪で寒く,大変な条件でしたがお疲れ様でした。そしてありがとうございました !!!。また機会をみつけてご一緒しましょう !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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  今日は“Online Lesson '08-No,5”は連載の続きをUploadいたします。途中,レッスンやキャンプが入り,集中できないかもしれませんが,お許しいただきたいと思います。
  今日は“オッキー”instructorからのコメントです。(*^^)v 

“Online Lesson”... '08  No.5-8
* “Naka”さん小回り Before映像
* “Naka”さん小回り After 映像

  No.5-8 “オッキー”instructorのコメント   ...(11/20 23:30 受信)

  オッキーです。“Naka”さんから応募したからね。と聞いていたのですが最後のおおとりを飾るとは…。 おおとりにふさわしい超難題ですね!!! しかも、本人からレストハウスに連れ込む等の反則技は禁止されたので今回のコメントはとても難しいです。
  私は昨シーズン、nakaさんにレッスンを受けていただいたのですがそのときに、まずビフォアとして滑ってくださいといったらこの滑りが出てきて レッスン代金をその場において逃げ出そうかと思ったのを思い出しました。しかも、その後にTOK先生のレッスンで不明なところを教えてください!とのことでした。TOK先生が伝え切れなかったところを私が伝える!?はっきり言って頭がフリーズして思考停止しました。
  

  “オッキー”君, e-mail ありがとう !!! 
  instructorとして,ひと様に何か役立つことをお伝えしようとする時,いちばん大事なこと...それは,自分の滑りがうまいか下手か?ではなく,有効なアドバイスができるかどうか?...です。それには常に感性を鋭くし,いろいろなことを吸収して人間を大きくすること,そして,人に“愛”されることです。そういう意味で“オッキー”君は素晴らしいinstructorになれる要素を持っていると思います。(*^^)v      【TOK】 
 

“オッキー”君のコメント

“オッキー”君のコメントに対する
【TOK】の感想


 今回のコメントです。
 まず、この滑りで全然問題ないと思います。板も走っているしとてもお上手です。ただ、この滑りのままでは不整地などで少し苦労されるのかと思います。なので、この滑り方以外にバリエーションがないと想定しての感想です。

 この滑り方で不整地(特に深く掘れたコブ斜面等)を滑ろうとすると、整地のように雪面状況が良くないのでターン中盤から後半にかけてもらう圧が不安定になります。映像の滑りではこの圧を上手にもらって、それを利用し上手く次のターンにつなげているのですが、この圧が不安定になったときにはどうなるのかが問題になってくると思います。




 その点をクリアにするためにはターン中盤から徐々に
引く意識を強くすると良いのかと思います。またそのときに引く意識だけでなく雪面からの圧を受け入れることに対応できる上体も大切だと思います。
 これらの点を意識してもらえればこのビフォアの滑りとは違った感覚の滑りが出来るようになると思います。

 でも、やっぱりnakaさんもレストハウスにお連れしたいですね(笑)






 昨シーズンにnakaさんにはオッキーのレッスンを受講していただきました。ですが今回はこのときのことは忘れて書いたつもりです。書き終わってみると結局は昨シーズンのレッスン内容と同じ様なコメントなりました。

 これって…私が進化してない!?(汗)
 まだまだ新米教師なので今後も努力を続けます。









 確かに素晴らしい滑りですネ !!!。これで問題が無い...といえばありませんが,レッスンを受けられるからには,“Naka”さんのどこかに不満足...というフィーリングがあるのだと思います。それを見抜き,有効なアドバイスをする...これがinstructorの仕事です。

 「
この滑り方」...というのは「ターン後半にやや圧が集中する」...と言うことですネ?
 整地であれば,かなり冒険的な滑りをしてもバランスを乱して致命傷...という事にはなりにくいのですが,斜面が荒れてくればそうはいかないでしょう。
 “オッキー”君が言うように,整地以外の悪雪やアイスバーンなどでも応用できる滑りができるとイイと思います。それもおできになるのにそういう滑りをしなかった?...ということもあったかな?(=_=;)


 今日の日記,前半...“Taru”さんのレッスンの中にも書きましたが,「“圧”には方向があり,押すだけじゃなく引く圧を利用した滑り...これができると素晴らしい !!!」ということです!!!。
 引く圧に思いが行き,これができる様になれば,上体は格段意識しなくても,自然にイイ形になると思います。

 ...ということで,
Afte映像...これをもう一度ご覧下さい。頭の位置がBeforeよりさらに上下しなくなりました。...ということは「圧を引く」ことができる様になった証拠です。
 またターン前半の雪面コンタクトが改善され,後半だけしか滑っていない...という印象を与えたBeforeとはまるで違ったターンになっています。ターン円弧も丸くなってます !!!。

 “オッキー”君が,「ターン後半の圧の吸収」を,どの様なイメージで,あるいは意識で滑ることをお勧めしたか?...解りませんが,その基本的視点は合格 !!!...ということですネ !!!。(^ ^)(^I^)

 大事なポイントは何度でも,何回でも繰り返し,ドリル練習することが大切ですから,進化していない...ということは無いと思います。

 でも,あまり「レストハウス」に入り浸らないように !!! 適度に...適度に !!!...ですゾ !!!
 ハッハハハ...(^ー^)


 シーハイル !!! Schi heil !!!

 

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☆ Dec.05  2007 Wednesday 小雪 (白馬)
 
 今日は「曇り」で,時々小雪がチラついています。
  昨日から昨夜にかけての降雪...里では期待したほどではありませんでしたが...多分スキー場の上部はかなり降ったと思われます。(^ ^)(^I^)
  この雪で,スキー場上部はもう根雪となり,シーズン終わりまで消えることは無いでしょう。
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  今日は“Online Lesson '08-No,5”は連載の続きで,その9回目。今日は先ず“しろくま”instructorのコメントです。(*^^)v 

“Online Lesson”... '08  No.5-9
* “Naka”さん小回り Before映像
* “Naka”さん小回り After 映像

  No.5-9 “しろくま”instructorのコメント   ...(11/21 00:29 受信)

  しろくまです。
  この小回りだけでNakaさんのスキーヤーとしての背景まで思いが行くかどうか、何とも言えませんが思ったことを書き記してみますね。

  “しろくま”君, コメントありがとう !!! 早速拝見しましょう...。    【TOK】 
 

“しろくま”君のコメント

“しろくま”君のコメントに対する
【TOK】の感想


 長いスキー経験があり、おそらくノーマルスキー時代からの技術を理解されている方ではないかとお見受けしました。なぜそう思ったかといえば、後半(山回り)での強めの瞬間的角付けにあります。今の板では、ここまでのチェック動作は必要ではないと思うのですが、ちょっと前のノーマル板はしっかり強烈な圧を貯えて一気に解放するウェーデルン的な技術が格好良い滑りとされていたからです。瞬発力で雪と闘うような感覚が良いとされていた時代があったと思うのです。しかしこれが悪いとは思いません。これはこれで一つの方法で間違いではないのです。


 我々フィーリングスキーに限ったことではありませんが、今の板の性能では山回りではソフトタッチで地球の引力(コア)方向に素直になるだけで回ってくれちゃうはずなのですね。なのに強い角付けをすると余分なリアクションが起きて処理するのが大変だと思うのです。引力に対して素直にシンプルになるだけで経験者の方は充分なのですが、何かDO的についつい滑りたくなるという感じではないかと思います。


 ビフォーの滑りの傾向として、頑張ってしまうということもあると思うのです。撮影とかレッスンスタートでの気負いなんて事もあるかもしれませんよね。まあ違いがわかるという意味でもそんな比較を検証できるのですから、
ビフォーで問題提起をして頂くこともレッスンという場において有り難いことですよね。






 アフター映像、早く見たいです!












 チェック動作」...これをノーマルスキー時代からの特徴...と見られたようですネ? こういう見方もあると思いますが,私がカービングが台頭してから以降の小回りを数多く見てきた感じでは,あながちそうとも言えないのではないか?と思っています。
 ...と言うのは,カービングスキーが出現する前の滑りをほとんど知らない世代...この世代の若いスキーヤーの中にもこのような圧変動の多い小回りをする人が多いからです。緩斜面ではそれほど多くはありませんが,急斜面に行くととたんに多くなります。
 もちろん,この様な「チェック的滑り」が悪い...と言うことではありません。

 「
何かDO的についつい滑りたくなる」...このことは,本当にそう感じます。でも,この様に滑ることで,「アア おれはやったぜ !!! ガンガン攻めた !!! 汗もかいたし身体も心地良く疲れた !!! 最高々々 !!!」...という方もかなり居られるのです。もちろん,これもこれで楽しいことですからOK !!!...です。一般的に「スポーツ」というと,身体を動かす⇒汗をかく⇒身体の筋肉が疲れる...といった図式を頭に描く人が多いですから,無理からぬことではあります。

 “Naka”さんのBefore映像を「
問題提起」のための資料...という風に考えたこと。これも面白い見方ですネ !!!。問題...というと問題ですから,「課題」...としましょうかネ? (^ー^)
 すると,そういう意味では“Naka”さんの滑り..これだけ
イイ滑りなのに,どこをどう観,どうやったら,さらにどういう意味で素晴らしい滑りになるのだろうか?...という発展的な観方で“スキー技術”を考えることができます。何事も,現状で満足することなく,さらにその上が無いだろうか?...という積極的観方で技術を考えることが大事...ということでしょうか?

 ...ということで,「チェック動作」が無くなる...ということはどういうことか?そのためにどういうイメージや意識が大切になるだろうか?...ということを踏み込んで考え,それを生徒さんにお伝えするのがinstructorの役目です...。
 【TOK】が実際のレッスンでどのようなことを行なったか?...これは後日の楽しみとして,
After映像...ご覧いただいて,どうでしょうか?「チェック動作」...無くなってますか?After映像のご感想を伺えると嬉しいですが...。(^ ^)(^I^)
 

 シーハイル !!! Schi heil !!!



   
今日の第二弾です。“Mack”さんからいただいたコメントです。(*^^)v 

“Online Lesson”... '08  No.5-10
* “Naka”さん小回り Before映像
* “Naka”さん小回り After 映像

  No.5-10 “Mack”さんからのコメント   ...(11/21 16:45 受信)

  TOKさん、初めまして。私、47歳、スキー歴44年(全く我流スキーヤー)のMackと申します。一昨年より、Feeling Ski見てました。非常に感心することが多くて、非常にこのサイトが好きになってます。NZでのスキー教師体験レポートも非常に素晴らしかったです。
  online ski schoolの会員ではないですが(いいんでしたっけ?)コメントです。

 
 “Mack”さん,こんにちは!  e-mail ありがとうございます。「教師日記」...ご覧いただき,ありがとうございます !!!(^I^) ニュージーランド体験...わたし自身感動しています。良い経験をさせていただきました。人生...幾つになっても,挑戦すればなんとかなるものですネ。まさに“Thoughts become things !!!”でした !!! もちろん jpSKI.com 会員でなくてもご投稿はOK !!!です。(^ ^)(^I^)      【TOK】 
 

“Mack”さんのコメント

“Mack”さんのコメントに対する
【TOK】の感想


 Nakaさん、非常に上手いです。自分もこう滑りたいと思います。あんまり上手いんで、コメントすると、なんかあら探ししてる見たいに感じます。



 おっと、「どこが上手いと感ずるか?」から始めたほうが、自然ですかね?




 小回りですが、ゆったり見えます。体軸が自然に傾きます。ターン弧も丸く優しく刻まれます。条件が厳しくても対応できる技術の持ち主だと思います。



 さらにしつこく見てみると、左右のターンに若干の違いがあることに気が付きました。右ターン(左足外足)の方が、左ターンよりも上手いようです。比べてみると、右ターンの方が、雪面を捕らえるのが早い、ターンの切り上げ時に体軸と正確にクロスする、結果として上下動が少ない(必要ない)、、、というふうに見えます。ただ、右ターンと左ターンがそれほど同じに出来るわけではないと思うので、許容範囲だとも思います。
 まとめると、非常に上手い、私もこういう風に滑りたいというところに落ち着きます。


 あと、私ごとになりますが、最近年を感じていて、どうやったら、不快な疲労に襲われずに楽しくスキーを終われるのか?という点でスキー技術を考えています(この点、FSSには学ぶところ大です)。そういう観点からみると、Nakaさんの滑りはちょっとピョンピョンしすぎているかもしれません。もっと、さらさら”
柳に風ふう”な滑りでないと私はダメかもしれません。

 どうでしょうか?
 
            






 みなさん,同じ様なことを仰ってます。正直な感想をお伝えすることは,あら探しでもなんでもなく,“Naka”さんにとって本当に勉強になることだと思います。キット“Naka”さんも,皆さんのご意見を聞くことができて喜んで居られると思います。(*^^)v

 “Mack”さん,なかなか他人の評価をされる時のコツを掴んでらっしゃいますが,指導員の資格をお持ちかな?評価の際,「良いところをひとつ,そして注意すべきをひとつ...」これがポイントですネ !!!。(^ ^)(^I^)
 
 小回り...なのにセカセカ急いでいない,というのは伺えますネ !!!。ターン円弧も稲妻形...という様な感じは受けません。
 ...ただ,まだまだターン前半から丸くしようと思えばできるだろう...ゆったりもできるだろう...という感じもします。欲張りですかネ?

 「
右ターンの方が...上下動が少ない」...ということですが,Beforeの映像を見ると確かに,頭の位置が上下する割合が,右ターンの方が少ないようです。その分うまく上半身と下半身の入れ替えが行なわれている...ということですネ !!!。
 “Mack”さんが仰るように,人間の身体は左右非対称にできていますから,同じ運動は出にくいのです。これを,無理して同じ動きを出そうとヒッチャキになり,調子を落としてしまう人も居るくらいです。もともと左右の身体のつくりが違うのだから,動きも違って当然...という気持ちが大事になることがあります。(^ー^)

 「
どうやったら、不快な疲労に襲われずに楽しくスキーを?...という点でスキー技術を考えています...そういう観点からみると、Nakaさんの滑りはちょっとピョンピョンしすぎているかも...」。仰る通りだと思います。もちろんこれはこれで素晴らしい滑りですが,「まだまだ...可能」...があるのですネ !!!。
 “Naka”さんにとっての「まだまだ...可能」は,ひと言で言ってしまえば「圧の吸収」です。何度も言う様に,「向こう向きの圧」と「手前向きの圧」...これがあることに気付き,「手前向きの圧を飲み込むコツ」...これを修得することができれば,「“スキー”の世界」は確実に変わります。
 仰るとおり,「
柳に風」の滑りが可能になります。「押さば引け,引かば押せ...」,あるいは「風にそよぐ暖簾のごとく...」といった滑りです。(^ ^)(^I^) 「不快な疲労」では無く,心地良い雪からの刺激...これを感じ取ることができ,雪の大自然の中に居ることの幸せも味わうことができます。

 さて,
After映像...ご覧いただいて,どうでしょうか?“Naka”さんのAfterから「柳に風」...感じられますでしょうか?
 右ターンだけでなく,左ターンも頭の上下は格段に少なくなり,“クロッシング”も滑らかに,そして何よりも,ターン前半から丸い円弧が出始めました !!!。
 まさに,下から来る風(雪の抵抗)にそよぐように,柳(下半身)が動いている感じがします。

 シーハイル !!! Schi heil !!!

      

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☆ Dec.06  2007 Thursday 晴れ (白馬)
  今日は久しぶりの「晴れ !!!」という気がします。12月3日から天候がぐづついていましたから,青空が眩しく感じます。(^ ^)(^I^)
  その間,スキー場上部にはまあまあの雪が降りましたから,イイ条件で滑れるはずです。
  私は明日からのレッスンに備え,今日は事務仕事です。イイ天気なのだけれど...(=_=;)
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  “Online Lesson '08-No,5”は連載の続きで,その11回目。“Matsu”さんからいただいたコメントです。(*^^)v 

“Online Lesson”... '08  No.5-11
* “Naka”さん小回り Before映像
* “Naka”さん小回り After 映像

  No.5-11 Matsu”さんからのコメント   ...(11/22 01:01 受信)

  いつも考えているうちにタイムアウト。今回、やっと間に合いました。難しさを痛感してます。

 
 “Matsu”さん,こんにちは! e-mail ありがとうございます。
  考えている内にタイムアウト...でしたか? 私も,考えてばかりいると,作業が進みません。なので,先ず手を動かし,その動きの中からインスピレーションみたいなものを感じ取って文にしている...というのが本当のところです。意外とこの方法...効き目がありまして,直観力...と言われるような能力がつくんじゃないか?...などということを思っています。ハッハハハ...... 【TOK】 
 

Matsu”さんのコメント

Matsu”さんのコメントに対する
【TOK】の感想


 
映像から受ける印象を列記してみると
 1、軸が頭を中心に振り子のように動いている。


 2、リズミカルで運動の途切れがない。


 3、ターン後半に圧が集中、前半の捉えが甘い感じ


 4、切り替えはエッジングの反発力によりストレッチ的に行っている。




 5、ただエッジングは瞬間的で正確、スキーもよく走っている。



 非常にうまい方だと思います。が、「少しスキーがあばれている」との印象を持ちました。こういうすべりが悪いということではなく、私も樋状のコースでこういう滑り方をすることもあります(上下動は使いませんが)。


 <after>のためにあえて申せば、4、の切り替えのときに
圧を一瞬に開放せずに飲み込むようにする(ひく〜)と上体がスキーついて動くようになる(スキーが前にスッポ抜けないで)から2軸的な上体の安定した滑り方に変わってくると思いました。   


















 スキーの回転運動は「円運動」ですから,“振り子”のように下半身が動くのは当然なのですが,この下半身があまりに左右に振れ過ぎると,違和感を感じる様になりますネ !!!。

 小回りのひとつの条件は「リズム」ですが,その点では“Naka”さんはGood !!!です。(*^^)v

 たしかに“Matsu”さんが仰るように,「
後半に圧が集中、前半の捉えが甘い」...という感じは否めません...ネ。(=_=;)

 「ターン後半のエネルギー」...これを有効に使うのは大事なことですが,問題はその圧をどう利用するか?...ということだと思います。急激に捉え,急激に圧を放すと,ストレッチ的になってしまうのです...。(=_=;)

 「
エッジングは瞬間的で正確、スキーもよく走っている」...本当にその通りです。ですから,この様な整地斜面では何も言うことは無い位です。!(^^)!

 圧の作り方が急激なために,その結果「
スキーがあばれている」...という印象を与える滑りになってしまったのだと思います。
 もちろん,「
こういうすべりが悪い」...と言うことではありません。ただ,もっともっと良くなる...という気がします。

 「
切り替えのときに圧を一瞬に開放せずに飲み込むようにする」...と言うのは「当たり !!!」です。その原因は...実はその前の圧の貯め方にあったのですネ。スキーがフォールラインを過ぎてから,雪からの圧が強まり始める時点で,向こう向きの圧を意識するのではなく,手前向きの圧に想いが行けば,圧をこれほど凝縮する形で貯め込むことは無かったはずです。凝縮した分,それが一気に爆発してしまったのです
 もちろんここで“Matsu”さんが仰っている「2軸」...これはフォールラインを二本イメージする...と言う意味で,S○Jがいっているモノとは違うことだと思います。

 
After映像...からは,この様な「瞬間的に爆発するような圧の開放」...コレが無くなり,「ギュゥーーンというような弾み感のある,バネの様な圧の解放」が見られるようになりました !!! (^ ^)(^I^)


 シーハイル !!! Schi heil !!!

      

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☆ Dec.07  2007 Friday 小雪 (白馬)
  今日は「小雪」がチラついています。
  天気予報では...昼頃まで小雪が降り,その後曇り...そして,明日も日中は「時々雪」の天気が続くようです。
  さすがに,まだ下までは滑り降りられませんが,スキー場上部はバッチシ !!!状態になって来ました !!!
  今日から白馬エリアでレッスンです !!!。  シーハイル !!! Schi heil !!!
  みなさんも素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  “Online Lesson '08-No,5”は連載の続きで...今日はその12回目。“Shim”さんからいただいたコメントです。(*^^)v 

“Online Lesson”... '08  No.5-12
* “Naka”さん小回り Before映像
* “Naka”さん小回り After 映像

  No.5-12 “Shim”さんからのコメント   ...(11/22 23:31 受信)

  こんばんは、“Shim”です。
  今回は視点がないということなので、感じたことを自由に書いてみます。でも、反対に「何でも・・」となると、いろいろと考えてしまい難しいものですね。
  好き勝手なことを書きました。的外れなことを言っているかもしれませんが、よろしくお願いします。(今回はコメントが難しかったです。)

 
 “Shim”さん,こんにちは! e-mail ありがとうございます。
  どこを観るか?...これがひと様にもの事をお伝えする時に大事になるポイントなのですネ !!!。
  滑りを見て,「上体が遅れてます」,「内足に乗り過ぎです...」というような見た感じを言うことは簡単ですが,その中身に触れた内容を考えることは簡単ではない...ということですネ。(^ ^)(^I^)   【TOK】 
 

“Shim”さんのコメント

“Shim”さんのコメントに対する
【TOK】の感想


 さて、本題に入ります。
 第一印象:
 とても
歯切れのよい小回りだなと思いました。私にとっては、うらやましい滑りです。

 これがbefore映像?と思ったくらいお上手だなあ思いました。

 この時のNakaさんは、斜度がどのくらいの斜面なのか、映像ではわかりにくいのですが、急な斜面になっていくと、スピードが出てきてしまう(ご自分の意思とは逆に・・)ことに、課題を感じられていたのかなあと思いました。
 

 アドバイス:
 アドバイスと言うほど、えらそうなことは言えませんが、ターン後半の圧をもっともらうことで、スキー板のトップが体の下を通って、より自分の体の後ろ側に出て行くのではないかなあと思います。そのことで、上半身の安定がよりまし、谷回りからの雪面コンタクトがより正確に行えるようになり、一定のスピードで滑り終えることができるようになるのではないでしょうか。











 「歯切れのよい小回り」...確かにそう見えます。特に動きがパッパッと変わっているので,歯切れ感がありますネ !!!。なので,こういう小回りが好き !!!...という方も居られるのです。

 「
これがbefore映像?」...と仰る方は多いですネ。でも,まだまだ先があった...。(^ ^)(^I^)

 斜度は,映像でご覧いただいてお分りかと思いますが,急斜面とまではいかない,中急斜面です。
 急斜面に行くと,ターン後半にブレーキが掛かる滑りになるか,もしくはスピードオーバーになってしまう危険性はあるかもしれません...。

 「
ターン後半の圧をもっともらう」...ということを“Shim”さんはポイントとして挙げておられます。その「もらい方」に秘密と言うかシークレットがあるのですネ !!!。
 「
もっともらう」...と言ってしまうと,より大きな圧をもらう...という風に考えてしまうかもしれませんので,そうではなく,「優しくもらい」,むしろ「もらい過ぎない」...ということが大事です。ステンマルクの言う「圧を飲み込む」...ですし,私の言う「“愛”のターン」や「水面上下」イメージです。
 ターン後半の圧の集中がBefore映像の「
動きがパッパッと変わって行く」...という特徴的な小回りをもたらしているのですが,それが逆に急斜面や悪条件の場所ではシックリ来ない原因になる...ということです。

  そういう意味で,今回の“Naka”さんの小回りは良い見本を示していただきました。ありがとうございます !!! (^I^)
 After映像...から,圧の作り方,もらい方,解放の仕方...これに違いが出てきているのがお判りいただけると思います。(^ ^)(^I^)

 シーハイル !!! Schi heil !!!

 

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☆ Dec.08  2007 Saturday 霧 (白馬)
  今日は「霧」が濃く,まだ取れていません。(=_=;)
  天気予報では今日一杯曇り,明日も一日断続的に「雪」...という予報に変わりました。明日は晴れる予定だったのですが...。低気圧の移動速度が遅いようです。
  でも,雨でなく「雪」の予報でよかった !!! (^ ^)(^I^)
  みなさんも素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  昨日から「シーズンインに当って,今シーズンの課題を探ります…」という目的のキャンプ「No.3 初滑りキャンプ」が始まりました。
 本来なら“ASAMA2000”で行なうはずだったのですが,白馬エリアに雪が来たこともあり,場所を変えての催行となりました。今回参加予定だった方々3名が,直前になって急用が入り,参加できないとの連絡が...。...という訳で今回はお一人だけ,“Matsu”さんお一人だけのキャンプになりました。
  今日のレッスン場所は“五竜とおみ”でした。午前中は湿気の多い雪と,時おり濃いガスが視界をさえぎり,条件的には良くありませんでしたが,なんと言っても「新雪」です !!! 柔らかい新雪の感触を味わいながらのレッスンとなりました。
  先ず今日のテーマは“プルークボーゲン”でした。このプルークボーゲン...あまり行なう人が居りませんが,大事な技術です。特にスキッディングターンを学ぶには...そしてパラレルターンの基本を学ぶ上では...。スキーがなぜあのようにデザインされているか?...ということの答えがこの“プルークボーゲン”に隠されているからです。シーズン初めでもあり,先ずこのことをしっかり頭に入れておこう...ということで,午前は「押すプルークボーゲン」を,午後は「引くプルークボーゲン」を主に練習しました。
  “Matsu”さんはすでに昨シーズン,“フィーリングスキー”のレッスンを数度受けられているだけあって,すんなり「雪の抵抗を受ける...」ということに溶け込むことができました。特にプルークボーゲンでは,迎え角を意識できるかどうか?が大きなポイントになりまが,大丈夫でした !!!。緩斜面で数度基本的な滑りを体験した後は,中急斜面に場所を移して,新雪や粗踏み状態の中でプルークボーゲン意識のターンを体験しました。もちろん迎え角方向から雪の抵抗を受けるのですが,その元の考えは「地球のコアに引かれて斜面移動した結果...」ということを意識してもらってのことでした。(^ ^)(^I^)

  夜は夕食から始まり,10時近くまで宿舎でミーティングでした。幸い同じ宿...ミーティアに滞在していた Coronet Peak のスーパーバイザーDanielや,“Feeling Ski School”野麦校の主任“オッキー”も参加し,賑やかなミーティングになりました。(*^^)v

  さて,きょうはキャンプ二日目...どんな展開が待ってるでしょうか? レッスン楽しんで来ます !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.09  2007 Sunday 曇り (白馬)
  今日は「曇り」の白馬です。昨夜も5〜10センチほど降りました。
  天気予報では,今日一杯降ったり止んだりの天気が続くとのことです。こうやって,少しづつ,少しづつ...下まで雪が来て,「全面滑走」...ということになってくれるのでしょう。(^ ^)(^I^)
  今日は「栂池」でレッスンをして来ようと思います。皆さんはどちらで楽しんでますか?
  みなさんも素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!    
-------------☆★☆-----------
  昨日は「No.3 初滑りキャンプ」の二日目でした。
  シーズン初めに基本を見直す...この大切さを思いながらのレッスンでした。(*^^)v

  
幸い10時頃には霧も晴れ,最高の天気に恵まれ,北アルプスの美しい景色を楽しみながらのレッスンになりました。
  レッスンは先ず,スキーの「たわみ」を意識して滑ることから始めました。プルークボーゲンをイメージして滑る⇒地球の引力に引かれて斜面移動する⇒スキー板が雪から抵抗を受け,手前側に押し上げられる圧を受ける⇒足の土踏まず付近がが支点になりスキーがたわむ⇒そのままたわみをキープして斜面移動していると,トップの迎え角がテールの迎え角より大きくなる⇒かかとが支点になり,スキーのトップがターンインサイドに入り込んでくる...という図式の練習です。これがスキッディングターンがカービングターンに変わって行くプロセスです。
 かかとが支点となった滑りを体感するために,舵取りをしながらターン外足の小指をゆっくり持ち上げ,身体の重心に近づけるイメージを持って滑ってもらいました。滑るに従って,だいぶ「かかと支点での滑り」...スキー板のトップが内側に入り込んでくる感覚に慣れられました。これまでは,あまり「かかと」を支点として滑ることが無かったと思いますが,これでも滑れる,むしろこの方が安定する !!!...ということが判ると,どんどん斜面移動ができる様になります。“Matsu”さんの滑りも次第にテールでの切れが見られる様になりました。(^ ^)(^I^)
 次は,「小回り」の練習でした。この小回りで,スキー回り込んでくると自然に外向傾が作られることを理解してもらいました。初めはネジレの程度が少なかったのですが,地球の引力に引かれて素直にかかと支点で斜面移動して行けば,スキートップがターン内側に入り込んで来て,楽にネジレが出来上がることを理解してもらいました。ネジレを作らなければ...といった気持ちがあり過ぎるとこれがうまくできず,むしろリラックスしてなるがままに任せる...という気持ちの方が大切...という事にも気付いてもらいました。

  午後は,“水面フラット意識”のイメージでした。(^ ^)(^I^)
  このイメージ...効きました !!!。やはり,“Matsu”さんも,これまでエッジを使い過ぎないように...ということを注意して居られていたのですが,それでもやはり心のどこかで「エッジング」のことを思っていたようです。
  ペットボトルを両手に持ち,その水面を見ながら,先ずは右図の③の所でその水面にフラットに立つことを意識します。それができる様になったら,今度は①...そして②...という風に,イメージする時間が増やしていきます。たいていの人は,この「ペットボトルホールド療法」で,“水面フラット意識”がイメージできる様になります。“Matsu”さんも,期待に違わずこの療法で滑りがどんどん変わり始め,「線」ではなく,「面」で滑れるようになりました。
  基本的な“水面フラット意識”のトレーニングの後は,凹状や凸状の場所,悪雪など,いろいろな場所でこの水面効果=level(レベル)効果を試してみました。もちろんGood !!!でした。この効果に“Matsu”さんも(*_*)ビックリ !!!。「水面の効果は凄ッごォーい !!!」というお言葉を頂きました。でもこの“水面”...どこかの理論で使われている言葉と似ていて釈然としません。ですので,今日からこの“水面フラット意識”...これを“
Level Imageレベルイメージ”としたいと思います。(^ ^)(^I^)

  さて,今日はキャンプ三日目...最終日です。栂池に足を伸ばして楽しみたいと思います。
  では,行って来まァーす !!!

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☆ Dec.10  2007 Monday 曇り (白馬)
  今日は1/10は青空が出ていますので「晴れ」の白馬です。(^ ^)(^I^)
  ここ数日,そんなに大雪...ではありませんでしたが,少しづつ降った雪がゲレンデを白く染めています。遠くから見ると,もう下まで滑れそうですが...まだダメです。(=_=;)
  気圧配置によると,典型的な冬型ではありませんが,曇りの日が二三日続くようです。雪も少しは降ってくれるでしょうか?(^ー^)
  みなさんも素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
  昨日は「No.3 初滑りキャンプ」の三日目...最終日でした。場所を「栂池高原」に移してのレッスンを試みました。いろいろなスキー場に伺うことで,そのスキー場毎の“エネルギーの違い”みたいなものを感じ取る楽しみがあります。(^ ^)(^I^)
  幸い天候もまずまずで,前夜降った雪が30センチほど積もっていました。私たちが「栂の森ゲレンデ」に着いた頃にはだいぶ斜面が荒らされていましたが,それでもフカフカ雪の感触を味わうことができました。(*^^)v
  今回の「初滑りキャンプ」の目的は,シーズンインに当たって,基本的な滑りを思い出し, '08 シーズンが良いシーズンになる様に !!!...ということです。なので,あまりチャレンジ的なスキーイングはしませんでしたが,それでも“スキー”の楽しさを味わうことができました。そのキーワードは“ feel in ”だと昨日もつくづく思いました。幸いこの時期にしては恵まれた条件でしたので,昨日も先ずその“ feel in ”を意識しての滑りを楽しみました。そして,ものごとの持つエネルギーや情報を身体に感じ入れるイロイロ...つまり感じる場所,エネルギーの来る方向,その量など...コレにどれだけ意識が行くか?...ということで,その楽しみの質が変わってくることを実感しました。
  レストランの混雑が予想されたので,少し早めのランチを済ませた後は,ストックワークの練習をしました。...と言うのは,これまで“Matsu”さんは全ての滑りでノンストックでトレーニングをされて来たのです。これは私が特別アドバイスしたことではありませんが,以前他の“フィーリングスキーinstructor”に教わった時に言われたのかもしれません。でも結果として,このノンストックトレーニングが彼の“フィーリングスキー”...“Let Ski”的な滑りを洗練させることにつながって来たのでした。初めの内は逆にこのストックワークを意識することが彼の滑りのバランスを崩す結果になってしまいましたが,次第にそのコツをつかまれ,最後には良い感じでストックを突いてタイミングを計る事ができるようになりました。(^ ^)(^I^)
  レッスンのお仕舞いは,この三日間の復習でした。“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”...これをマッチングさせること,これが今回のキャンプの最大のテーマでした。たったお一人での三日間キャンプになり,滑走量も多く大変だったかもしれませんが,それだけ味の濃いレッスンができました !!!。そして,モチロン“Matsu”さんの滑りも基本的なところで大きく変わられました。!(^^)!
  また機会がありましたらご一緒しましょう !!! 

  シーハイル !!! Schi heil !!!


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☆ Dec.11  2007 Tuesday 曇り (白馬)
   今日は「曇り空」の白馬です。
  スキー場上部は,小雪が舞っているような...そんな天気です。
  天気予報では,明日明後日とも「曇り,時々雨か雪」...という予報が出ています。
これが雪であってくれるとイイのですが...(*^^)v
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!
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  さて...今日は“Online Lesson '08-No,5”は連載の最終回です。
  そして,2007年の Online Lesson ...最後のUploadになります。まだモデルとしてご登場を希望しておられる方が居られますが,ご容赦お願いいたします。
  今年の最終回のコメントは“Kaorin”さんです。

“Online Lesson”... '08  No.5-13
* “Naka”さん小回り Before映像
* “Naka”さん小回り After 映像

  No.5-13 “Kaorin”さんからのコメント   ...(11/23 01:09 受信)

  【TOK】先生こんばんは。Nakaさんの小回り。コメントに挑戦です。
  
 
 “Kaorin”さん,こんにちは! e-mail ありがとうございます。
  今年の最後のご登場となりました。記念すべきお出ましです !!! (^ ^)(^I^)  【TOK】 
 

Kaorin”さんのコメント

Kaorin”さんのコメントに対する
【TOK】の感想


 ぱっと見た感じはうまいなぁ、というものです。





 ただ、Do的要素が非常に大きいように見受けられます。
パンッパンッパンッパンッという音が聞こえてくるようです。






山回りの部分でのブレーキングが強く、その反動で切り替えをしているように思えます。そのため、最後の方ではスピードが上がってきていて、制御不能になってしまっています。あと10ターンもすれば破綻してしまうのでは?という感じです。



 板はしなっているんですが、重力方向ではなく斜面に平行な方向に力のベクトルが向いているために、板の戻りも斜面に平行方向になってしまっています。


 それではどうすればよくなるか、ということですが、水面意識をもつだけで、ずいぶん変わると思います。















 重力方向にベクトルが向き、板の返りも体の重心方向となるので、たまったエネルギーを無駄にすることなく「もらって」そのまま「おかえしぃ」で、次のターンへと繋いでいけるでしょう。そうすることで雪面とのコンタクトを失わず、暴走せずに同じリズムで小回りができるようになれるでしょう。























 「ぱっと見た感じはうまい」...そうですネ !!!。これでどこをどうすると言うんだろう?っていう感じになります。でも,何回も言いますが,ご本人は「まだ何か足りない...」そう思っておられるんでしょう...ネ。

 「Do的要素が大きい」...良いところを観られましたネ !!!。「パンッパンッパンッパンッという音が聞こえてくるよう」...この様な感性で“Naka”さんの滑りを観られたことも素晴らしいことです。擬音や,他のイメージと重ね合わせて観れる...ということは,その人の「感受性の豊かさを表している」ということだと,私は思います。素晴らしい観方です。(*^^)v

 確かにスタートから切り替えのテンポが次第に上がり,だんだんスピードも増している様に見えます。この様な整地の中急斜面だから,この滑りでも持ちこたえられている...という風にも見えますネ。
 つまり,うまいんだけど...どことなく破綻を予想させるような運動を内在している滑りだ...ということでしょう。

 「板はしなっているんですが、重力方向ではなく斜面に平行な方向」...これも「当たり !!!」ですネ !!!。縦ではなく横にたわんでいるので,俗に言う「腰の下からスキーが離れてしまう」...という滑りになってしまうのです。

 対応策は...「水面意識をもつだけ」...。これも「当ッタリ !!!」です。
 うまい人に共通した滑り方...とも言っていいと思うのですが,エッジングは雪の斜面に対して行なうもの...という気持ちが有り過ぎる人が多いのです。ですから,どのような滑りでもとにかく「角付け,エッジング !!!」...といった「角付け神話」とでも言えるような滑りをされる方が多いのです。これは明らかにS○Jのいう「カービング神話」の悪影響というか,最大の欠点だと言い切れます。確かにエッジングはターンには欠かせない要素ですが,それも程度問題です。素直に重力に引かれていれば,その時々の斜面に合った自然な角付けができているのです。そして遠心力が増せば,その分水面も寝て来ますから,その寝て来た水面に立って居ればいいのです。それだけです。“”

 「重力方向にベクトルが向き、板の返りも体の重心方向となる」...“Kaorin”さんの仰るとおり,縦方向,つまり地球のコアとスキーヤーの重心を結ぶ“軸”が出来上がり,腰の下から足が左右に振れる量が少なくなります。結果として,圧のやり取りが左右ではなく上下になりますから,コア方向からのショックを脚で吸収するのも容易になり,圧変化量の少ない雪面コンタクトが可能になります。ですから,スピードコントロールがしっかりできるわけです。“Kaorin”さんの仰る通りです。(^ ^)(^I^)

 After映像...最後にもう一度じっくり観てみましょう。パンッパンッパンッパンッという音」が消え,「ギュゥーンギュゥーンギュゥーン」...という音に変わったのが判りますネ !!!。

 今回のコメンテーターの“Kaorin”さん...実は,今シーズンから“Feeling Ski School Instructor”として,ご活躍いただくことになりました。(*^^)v
 今回のコメントのように,的確な目で滑りを観察し,イメージ豊かな指導をされると思います。そして,素晴らしいinstructorになられることと思います。これからの活躍を期待しております !!!。

 シーハイル !!! Schi heil !!!

  ...ということで...2007年の Online Lesson ...終了です。少し寂しい感じがしますが,また来年よろしくお願いいたします。今回モデルとしてのご登場をご希望いただきながら,お申し込み時間が「10月10日20時29分」以降の方には,残念ですが登場いただけませんでした。来年は,もう少し趣向を変え,より多くの方にご登場いただける様にしたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。
  最後に,これまでご登場いただいた方々,コメントをお寄せいただいた方々に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。(^ ^)(^I^)

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☆ Dec.12  2007 Wednesday 曇り (白馬)
  今日も「曇り」の白馬です。
  昨日は一時「みぞれ」模様の時もありましたが,雨の白馬でした。そのため,標高900mから下の方は雪が少し溶けたようです。(=_=;)
  今日,明日と曇りが続き,その後14日には「雪模様」...との予報が出ています。(^ ^)(^I^)
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 

     -------------☆★☆-----------
   今日は“Online Lesson '08-No,5”...“Naka”さんの小回りに対する,【TOK】のまとめのコメントです。明日,“Naka”さんから頂いた「御礼 e-mail 」をご紹介します。(^ ^)(^I^)

“Online Lesson”... '08  No.5-14
* “Naka”さん小回り Before映像
* “Naka”さん小回り After 映像

  No.5-14 【TOK】のコメント...
  先ず,今回のモデルに応募いただいた“Naka”さんに心から御礼申し上げます。ありがとうございました。そして貴重なコメントをお送りくださった皆様にも感謝 !!!です。(^ ^)(^I^)

  さて,皆さんが異口同音のように「Beforeのように滑れてどこをどう直そうと言うの?」...というコメントを送ってくださいました。多分After映像をご覧にならなかったら,「アレはあれでもう充分,Parfect !!!」...ということで終わっていたかもしれません。でも何回も申し上げたように“Naka”さんのお気持ちの中には「どうもシックリしないぁー...」といった感情があったのだと思います。確かにホンポンポン...といった感じで軽快にリズムを刻んで居られます。もちろんこの様な滑りもあるわけで,これがまずい...と言うのではありませんが,もう少しイロイロな斜面に応用の効く,汎用性のある滑り方もある...ということなのです。

  Beforeは2007年1月12日の「“フィーリングスキー”スペシャル三日間」でのもの,Afterは同じ年の2/17,「“野麦峠”での土日スペシャル」の初日のものです。ですから“フィーリングスキー”のレッスンは1/12〜14の三日間経験されただけです。このキャンプで,“Naka”さんはじめ皆さんに,私が何をお伝えしたか?...それはその時の「教師日記」をお読みいただければ詳しく出ていますが,「水面に対する角付け意識を持つ...」,「引力に引かれてターンする...」,「キャスター・ターンをイメージする...」,「たわみ続けることの意味を考える...」,「エネルギーの“伝播速度”をイメージする...」...といった内容でした。つまり,「引力に引かれる意識を持ち,過度なエッジングをしないこと。そして,エネルギーのやり取りをイメージすること」でした。そのレッスンの後,約一ヶ月...多分ドリル練習をされたとは思うのですが,その次のキャンプ初日には,もうAfterの様になられていたのでした。!(^^)!
  滑りがどのように変わったか?...と言えば,先ず
「頭の位置の動き方」が違います。つまり上半身が上下に動き過ぎないから,無駄なエネルギーを使わないで滑れていることになります。また目線の位置が一定にキープできますから状況判断もしっかりできます。ですが,これは結果としてこうなった...ということで,「頭を上下させないで滑る」...ということを目指したわけではありません。頭が上下しない方がイイ...と言うと,その形だけを作ろうとする人が居ますが,大事なのはその大元であって,結果としての形ではありませんので,注意が必要です。
  次に言えることは,「脚の滑らかでスムーズな動き」です。これは雪との圧のやり取りがうまくいっている事の証明です。喧嘩するような感じの圧のやり取りを行なってしまうと,一瞬止まってしまったり,急激に伸びたり...といった脚の運動が顕れるのです。BeforeとAfterを比べてご覧になればハッキリ判ります。Beforeの滑り...膝が痛くなりそう...(=_=;),という気持ち...しませんか?実は,エッジングを使おうとし過ぎると,膝が左右に寝て,膝関節が自由に使えなくなり,脚のゆっくりした伸縮ができなくなるのです。ですから勢いパッパッパツ...とした運動になってしまいます(=_=;)
  そして,このことが「ゆったりとした躍動感」につながっているのです。Beforeはいかにも小回りを焦ってやっている...という気がしませんか?それに対してAfterは余裕を持って小回りを楽しんでいる感じさえします。(*^^)v 地球の引力に引かれて斜面移動していますから,斜面移動した量に比例する形で圧の蓄積が可能になり,ターン後半のじっくりと待つような運動が顕れて来たのです。(^ ^)(^I^)
  また,エッジを使おうとすると,膝をターンインサイドに寝かせようとするのが普通です。すると,外腰は開いてしまいますから,雪面グリップが緩くなるのです。角付けをして抵抗を捉えようとしたのに,その逆効果が現れてしまう...なんと矛盾した結果になってしまうのでしょうか?ところが,角を立てる意識を無くして素直に引力に引かれて行くと,下から圧がやって来て,かかとを支点としてスキーのトップがターンインサイドに入り込んで来てくれますから,足の位置は左右に離れ過ぎず,腰は開かないで,むしろ正対気味になります。これが雪からの圧をしっかり身体が受け止めることに結びつくのです。それじゃ次のターンに必要だと言われる「上半身と下半身の間のネジレはどこにできるの?」...と仰るかもしれませんが,それは腰ではなく,ウエスト部分にできるのです。こうなれば縦のエネルギーが腰と膝を中心として,また,ネジレのエネルギーがウエスト部分を中心として蓄積されます。ですから身体に負担をかけること無く,まるでバネの様な活き活きしたエネルギーを身体に貯め込むことができるのです。結果として「骨盤が立つ」...といったフォームに近くなります。
  ターン後半の腰の向きが正対気味になり始めると,それが解放された時,実は次の外腰がローテーションしながら次のターン内側に向いて行く様になります。つまり,外腰が外スキーの上にキープされ続ける様なような運動が顕れて来ます。ターン前半でも腰からの外向傾ではなくウエストでの外向傾が観られるようになるのです。“Naka”さんも,まだ充分とは言えませんが,After映像にこれが観られるようになりました。ターン前半の外腰の作られ方が違っていて,その傾向が確実に顕れて来ています。
  

Before After

  写真はVTR映像の中から切り取ったものですが,BeforeとAfter...違うのがお判りいただけると思います。かかと支点の有無=ひざの寝方,重心の高さの違い=目線の位置の違い,外腰の開き具合=稲妻形の背と丸い背,雪煙の上がり方=横と後方,余裕の有無,エネルギーの蓄積のされ方(柔軟度,しなやかさ)の違い...などが観て取れます。
  さて,この様にBeforeとは違って来たAfterですが,まだまだ変われると思います。それは「圧の吸収とお返しの“しなやかさ”」です。Beforeに比べれば格段に変わっていますが,まだ「圧を飲み込む」ことができし,ターン前半での捉えもまだ可能だと思います。それにはエネルギーのやり取りをイメージする時に,エネルギーが行ったり来たりする,その“伝播速度”にまで思いを至らせることです。そうすれば,さらにしなやかで躍動感ある小回りができると思います。このAfterでも
,まだストックの突きが強いし,ストックを突くタイミングも微妙に早いのですが,これも無くなるでしょう。(^ ^)(^I^)

  そして,“Naka”さんに期待するのは,この技術でイロイロな所を滑って欲しい !!!...ということです。すると,整地では感じれなかった“フィーリングスキー”の面白さに気付かれると思います。
  今回は本当にレベルの高い方の Online Lesson ということで,そういう方に
“フィーリングスキー”がどういう位置づけを持っているか?...ということを考える良い機会を与えてもらいました。そして,その有効性を確認することができました !!!。(*^^)v 私から逆に御礼申し上げます。
  また,機会を見つけてご一緒に滑れるのを楽しみにしております !!! (*^^)v
  ありがとうございました !!!。(^ ^)(^I^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!


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☆ Dec.13  2007 Thursday 小雨 (白馬)
 
  今日は冷たい「小雨」が降っている白馬です。
  これが雪に変わってくれるのでしょうか?
  明日14日は朝から一日「雪」...という予報ですが !!!
  この週末...みなさんどちらでスキーのご計画ですか? シーハイル !!! Schi heil !!!
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
   今日はOnline Lesson '08-No,5”...のモデルになっていただいた“Naka”さんからいただいた e-mail の紹介です。
  文中の文字色が“黒”の箇所は【TOK】のコメントです。
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  TOK先生、コメントいただいた皆様へ
  こんにちは、nakaです。迷った末に思い切って応募したオンラインレッスンモデルでしたが、たくさんの方々からコメント、有意義なアドバイスをいただくことができ、感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。
  皆さんの鋭い分析や表現に感心したり、うなづかされたり、自分でも漠然としていた意識を言葉にされてアッと思ったり、本当に一つ一つ、何度も読み返すことばかりでした。自分でも分析、文章にしようとは考えたのですが、特に運動経歴もなく、FS初心者の私にとっては、動きを言葉にまとめること自体が難しいことでしたので、シーズン直前の整理の意味でもとても良い勉強になりました。
  Noboさん、Araさん、KEIさん、KAZさん、六花風月さん、MASAさん、takaさん、オッキー先生、しろくま先生、Mackさん、Matsuさん、Shimさん、Kaorinさん、ありがとうございます!!
  お一人ごとにお返事をさせていただきたいと思いましたが、このところの天の恵みの降雪でいよいよシーズン本番!、ということでTOK先生日記の紙面もお忙しくなるようですので、あまり長くならないように、また、失礼かとは思いますが、コメントくださった皆様ご自身へのフィードバックの意味で一部はお役に立つかもしれませんので、言葉足らずですが自分なりのBefore/Afterの際の感覚や今シーズンの課題と思っていることを簡単にご報告して、皆様とオンラインレッスンへのお礼とさせていただきたいと思います。

  Before映像は、昨シーズン1月に初めてTOK先生のFSレッスンキャンプに参加したときのものです。この頃は急斜面や不整地、あるいは雪質がちょっと悪くなると、とたんに難しいことになる、という応用の利かないレベルでした。撮影のときはスタートして少し斜度を感じたせいもあって、ともかく板をしっかり動かしていこうとしていたと思います。(Doそのものですね。) エッジングを強く、との意識はあまりなかったのですが、結果的に急激な圧変化で飛び跳ねるような稲妻型の小回りもどきになった、と思います。というか、この時は良い雪面条件にもかかわらず、あまり余裕の無い、一生懸命のコントロール状態だったのが正直なところで、もっと距離があれば続かなかったかもしれません。
  FSSに入校したのも、こうした幅の狭い技術ではなく、色々な斜面をもっと自由に楽に滑れるようになりたいと思ったからなのですが、肝心の“感性”が鈍いのでしょうか、、、、実はこのキャンプ期間だけでしっかりとFSインナー感覚を掴めた訳ではありませんでした。その後、自習したり、キャンプで教わったことを自分なりに友人に伝えながら滑ったりして、ようやく板が雪面からの圧で楽に動かされるのを意識できるようになって、もう一度と思い、2月後半の野麦キャンプに参加したときの初日の滑りがAfter映像になります。この頃はそれまでと比べて、一日中滑っても筋肉的な疲労はあまり感じないようになっていて、滑り方が変わったという自覚もあったのですが、外観的には我ながらBefore/Afterの差は微妙ですね。(ちょっとがっかりするくらいです。) 

 
 「応用の利かないレベル」,そして,「色々な斜面をもっと自由に楽に滑れるようになりたいと思った」...と仰ってられます様に,やはり“Naka”さんのお気持ちの中に,シックリ来てない部分があったのですネ? 
  「キャンプ期間だけでしっかりとFSインナー感覚を掴めた訳ではありません」...ということですが,三日間で掴みきるのは難しいと思います。でもその後の一ヶ月の精進で,こんなに変わられたんですネ !!!。
  「それまでと比べて、一日中滑っても筋肉的な疲労はあまり感じないようになっていて」...と述べておられますが,これが“フィーリングスキー”効果だとしたら嬉しいことです。(^ ^)(^I^)
  「Before/Afterの差は微妙」...と書かれていますが,そんなことは無いと思います。もちろんまだまだ洗練される可能性は残っていますが,基本的な考え方が変わり,滑りの要素も変わった...そう思います。あとは昨日の「教師日記」にも書いたように,「圧の吸収とお返しの“しなやかさ”」が出てくれば言うこと無しでしょう。

  でも、インナー感覚は全然違っていて、まず自分から板を動かすつもりはなく、エッジを立てないで面で受けながらズレ回りに乗っていくこと、かかとで支えながら落下していくことが主な感覚でした。ただ、ターン前半で板だけが体から離れて出て行くような、しっかりと圧をやり取りできないままに、単に山回りに落ちていくような感じも思い出しますので、やはり、圧を受け続けることや受け入れること、その返し方などはまだまだで、この辺が今シーズンの課題かと考えています。(まだ悩んでいます!!)

 
 「インナー感覚は全然違っていて」...ということですが,「エッジを立てないで面で受けながらズレ回りに乗っていくこと、かかとで支えながら落下していくこと」...というその結果がAfter映像だったということが凄いことですネ !!!。ほとんどのS○Jスキーヤーはコレと逆のことをやろうとしているんではないでしょうか?(=_=;) “Naka”さんのコメントだけに真実味があります。私は何度も言っていて,皆さんの耳にタコですから... ハッハハハ......。
  「ただ、ターン前半で板だけが体から離れて出て行くような、しっかりと圧をやり取りできないままに、単に山回りに落ちていくような感じも」...これはキット,まだドリル練習が充分でなかったせい,だと思います。いくら早くても,毎日滑っているわけでもないのに,一ヶ月そこそこでターン前半まで完璧になったとしたら,それはもう狂人みたいなものです。(^ー^) 圧の吸収速度,お返し速度のコツが解ってくれば,次第に変わって来るはずです。
  尚,No.3の“Abe”さんのところでも書きましたが,これ以上さらにパワフルなスキーを目指されるのであれば,「引く筋力」を鍛えられるともう少し,ターン後半での圧の吸収に余裕が出てくるはずです。するとターン全体がより安定するでしょう。

  待ちに待ったシーズンがようやくやってきましたが、今シーズンは皆さんからいただいたアドバイスを振り返りつつ、色々な斜面でもっと余裕を持った流れのある滑りを身につけるよう努力したいと思います。でも、そこは“MUST!“ではなく、まずは目の前の斜面をあるがままに感じとって、楽しむ気持ちを常に持って滑りたいとも思っています。
  ぜひ皆さんと雪上でお会いできることを願っています。 本当にありがとうございました!!
  (PS; ひみつ(?)の私の年齢は、、、、昨シーズン前に白馬47シニアスキークラブの入会資格年齢になりました。今年は勿論、それに+1です。(^_^;))


  「
色々な斜面でもっと余裕を持った流れのある滑り」...このことを念頭に置いていれば,どんな条件下でもスキーを味わい,楽しむことができると思います。(^ ^)(^I^)
  “Naka”さんも良いシーズンを !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!
  

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☆ Dec.14  2007 Friday 小雪 (白馬)
  今日は「小雪」の白馬です。
  天気予報では,この小雪模様...断続的に,日曜日まで続くとのことです。イマイチ勢いがありませんが,次の週末までにはもう少しプレゼントが欲しいところですネ !!!。(^ ^)(^I^)
  この週末...みなさんはどちらに?  シーハイル !!! Schi heil !!!
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!
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今日は,昨シーズンからレッスンでお話している“水面フラット意識”について,核心に迫るお話をしたいと思います。
  ...と言いますのは,この“水面フラット意識”...昨シーズンの日本でのレッスンではもちろん,ニュージーランドでも多くの方に語る機会がありました。それだけでなく,自分でいろいろな斜面を滑る時も,この感覚,あるいはイメージで滑ると本当に安定した滑りが可能になり,どんな斜面でも恐怖が消えて行く...という思いをしたのです。
  実はこの“水面フラット意識”の元となる記事は,新・コアイメージということで2006年の6月の「教師日記」に書かせていただきました。この時はまださほどこのイメージが“フィーリングスキー”の上で大きな位置を占めるとは思ってもいませんでした。ですが,2007シーズンやニュージーランドでの出来事を振り返ると,このイメージはこれからの“フィーリングスキー”をリードする考え方になる...そういう気がしています。(^ ^)(^I^)
   '08 シーズンがこれから本格的に始まるこの時期に,みなさんにぜひこの“水面フラット意識”をお話しておきたい...という気持ちに駆られました。そして,“フィーリングスキー”のページにもしっかりとした形で載せておきたい気持ちになりました。多分,“オレンジ・ターン”に次ぐ“フィーリングスキー”の核心に迫る考え方だと自分では思っております。

  さて,新・コアイメージでは,下の左の図,①と③の部分,「角付けの切り替え時」でのイメージの解説をさせていただきました。ぜひ,もう一度お読みいただきたいと思います。
  この角付けの切り替えの局面で,最も安定した位置,バランスが取れた状態に居るためには,この局面で「水面にフラットに立つ」という意識が重要になります。右の図の黄色のライン=“Level”に立つということです。



「①&③」

  この説明はほとんど全員が納得し,“Level Image”をやられます。ところが,②の部分,ここで“水面フラット意識”をイメージすることは至難の技なのです。どうしてか?...というと,ほとんど100%に近い方々が,スキーがフォールラインを向いた時は斜面に垂直に立つのが当たり前 !!!...という指導を受けて来られたからです。つまり下図の右,「②−B」の様に...です。ヒョットすると...「アレレ?違うの?」と仰る方が居られるかもしれません。でも...違うのです。「②−A」が正解 !!!...なのです。

  「これじゃ...度後傾ジャン !!!」...と仰るかもしれません。でも,「②−B」だと大きな矛盾が起こるのです。それは...

 a :「②−B」で滑っていて,もし前方にコブやブッシュがあったら,どうなりますか?
  多分,上半身(重心)がそれらのコブやブッシュに当たったショックで前方に放り出されてしまうでしょう。MTBではこの様な現象を「ジャックナイフ現象」と呼んでいます。自転車で前の車輪のブレーキを強く掛けた時の現象と似たような現象が起こります。非常に危険です。

 b :最上段の図,「①&③」の時は,地球の引力“Gravity”に引かれる位置に重心があり,「地球のコア⇔かかと⇔重心」が一本のライン上にあったのに,フォールラインの場所に移ったら,右の図のように,一本のラインで結べなくなる...ということになってしまいます。ということは,①⇒②⇒③という風に移って行くと,「斜面に垂直でなく水面に垂直」⇒「水面に垂直でなく斜面に垂直」⇒「斜面に垂直でなく水面に垂直」...といった具合になりますから,身体がいちいち,後ろ⇒前⇒後ろ...という風に動かないといけない...ということになります。重心がその度に前後に移動するわけですから,これではバランスが取れるはずがありません !!!。
  ...という「」,「」二つの理由から判るように,「②の位置で斜面に垂直」...これには相当の無理があるのです。

  レッスンでは,こういう理由をお話して,スキーがフォールラインを向いた時でも“水面フラット意識”...というイメージを持ってもらうようにします。始めは恐る恐るトライされます。でも,その様なイメージで滑っても,足だけが斜面下に行っちゃって,上半身が遅れバランスを崩してしまう...ということは100%ありません !!!。「これまで意識してた斜面に垂直でなきゃ...という金科玉条的に信じて来たことは何だったんだろう?」...とみなさん仰います。(^ ^)(^I^)
  ここにもありましたネ? スキー常識のウソが...。

  ...ということで,今日はシーズンインの特別プレゼント...「水面イメージで安心スキー !!!」でした !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.15  2007 Saturday 小雪 (白馬)
   今日も「小雪」が降っています。気温は平地でマイナス1℃...の白馬です。
  天気予報では,今日これから,明日一杯,この小雪模様...断続的に続くようです。今週末はまだ下まで滑ることはできませんが,来週中にはその可能性が出て来ました !!!(^ ^)(^I^)
  さてこの週末...みなさんはどちらに?
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
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今日は,“水面フラットイメージ”について,その導入...入り口について「基本的な考え方」のお話です。
  スキーを始めて,何年か経つと,多くの方は「スキーの角付け」を意識される様になります。大昔,単版の板でスチールエッジが付いていない頃の“スキー”を経験したことのある人は例外ですが,スチールエッジがスキー板に付けられる様になってからは,この“エッジング”がスキーヤーの大きな関心事になって来ました。スチールエッジが付いていなかった時は,板を横にすると,ズルズルずれてしまいますから,できるだけ身体の下に板を置いておこうとします。ですが,スチールエッジがあると,多少スキーを横にやっても,雪がスキーをグリップしてくれますから,腰の下から板を離してもバランスを維持することができますので,角付けにさえ頼って居れば良いわけです。...という理由もあって,とかく“エッジング”が中心のスキーが,幅を利かせるようになったのです。
  そうしている内に多くのスキーヤーは,エッジングを意識するあまり,斜面に,フォールライン方向に移動しているのだから,その「雪の斜面」に対して角付けをしよう...という気持ちが多くなって来たのです。こういう考えが強くなると,いきおい身体は横に寝せた方が,そして,ひざはターン内側に入れれば入れるほどエッジが使える !!!...ということが判ってきます。そこで斜面に対してどんどんエッジを立てるために身体を寝かせ,ひざをさらに内側に入れる傾向が強くなってきました。つまり下図,右の様に「横に引かれるイメージ」が強くなってしまったのです。こうこうなると“Gravity Works”に身を任せる...という感覚は薄くなり,「斜面に対するエッジングこそが命 !!!」...という意識が強くなってしまいます。

  でも,考えてみてください。もともと斜面移動する力は「地球の引力」が作ってくれたものです。で,その結果人間の身体は地球や雪に潜り込めないから,斜面上を横に移動してしまった...ということなのです。こういうイメージがあれば,重心がスキー板と一緒に移動しますから足元も安定しています。ところが,元々の地球の引力に引かれる...という意識が薄くなった状態で横に引かれる意識だけが強くなると,重心が置いて行かれてしまうので,足元がズルッと滑ってしまうのです。ですからあくまで“Gravity”に身を任せる...という意識こそが大事なのです。

  さらに,この「エッジング神話」に拍車を掛けることになったのが,「カービングスキー」の台頭です。このスキー...売り出された10数年前のキャッチフレーズは,「角を立てればスキーは回る !!!」...でした。ですから,いきおい「“エッジング”こそが命」という風潮を一層助長する結果となってしまいました。上の右の図...「横に引かれるイメージ」のスキーが幅を利かせ始めたのです。たしかに斜面がしっかりグルーミングされて,鏡のように硬くて綺麗な斜面だったらそれでもOK !!!です。しっかり雪がエッジをホールドしてくれますから...。ところが整地以外のコブやうねり,新雪や粗踏みなど,その他多くの斜面では...残念ながら,この滑りは破綻をきたしやすいのです。

  スキーヤーが斜面を横に移動するその原動力は,あくまで“Gravity Works”だ !!!...ということに思いを馳せ,そのことを思い出して“スキー”を考え直してみるといろいろ面白い現象が観えて来るのです。もちろん,滑走スピードが増せば,遠心力分だけその軸が寝てくるのは当然ですが,それ以上のエッジングは必要無い...ということです。
  ...ということで,「スキーヤーは斜面フォールライン方向に引かれているのではありませんヨ !!! あなたは地球のコア方向に引かれているのですヨ !!!」...というお話でした。(^ ^)(^I^) 

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.16  2007 Sunday 雪 (白馬)
  今日は「雪」です !!!
  昨日日中から,予想以上の降雪があり,平地でも30センチくらいの積雪がありました。これで,北アルプス地方のスキー場...ほとんどがOpen !!!でしょう。先ずは,ひと安心ですネ !!!。(^ ^)(^I^) 
  天気予報では,この雪...今日昼過ぎまで続き,夕方には陽射しが出るようですが,また明日日中は「雪」に戻るとのことです。一応「大雪注意報」が出ています。
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
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   おはようございます!!! 「雪」が来ました !!! Topページにも書きましたが,北アルプス地方のスキー場...ほとんどがOpenで,先ずは,ひと安心...といったところです。“宇宙なる神”に感謝 !!!ですネ !!!。(^ ^)(^I^)
  さて,一昨日の“Level Image”...“MASA”さんが,お試しになったようで,そのレポートが簡単ですが,「つれづれ日記 Dec 15, 2007」でされております。効果があったようで,私も嬉しいです !!! “MASA”さん,良かったですネ !!!。(^ ^)(^I^)

  昨日は“Suz”さんご夫妻のプライベートレッスンでした。
  ご夫妻とはこれまで,何度かご一緒に滑ったことがあります。今回はシーズン初め...ということで,今シーズンの調子を整えるためのレッスン受講...となりました。“Suz”さんの旦那さん“Syu”さんは,レッスンを受けられるまでも無く,指導者としての資格をお持ちなのですが,奥様の“Mas”さんとご一緒に,【TOK】がどんなレッスンをするんだろう?...といった興味もあっての受講となりました。
  で,今日は先ず,許可を得ておりますので。昨日のお二人の映像...Before(820KB)をご紹介させてもらおうと思います。なぜお二人の映像を紹介したいか?...と言いますと,お二人の滑りに,私が常々お話している「生涯スポーツ」としての“スキー”...が伺えるからです。映像をご覧になっていかがでしょうか?視界が良くなく,斜面もあまり良くない状況...ですが,安全にゆっくり,雪と会話を楽しむように,地球のエネルギーを感じ取るような感じで,滑って来られました。もちろん後方から見守るように滑られた“Syu”さんの温かいフォローするような滑りがあってのこと...と言えばそれまでですが,私はお二人の滑りを拝見していて,「これなんだヨ !!!...こういう滑りの中に“生涯スキー”があるんだ !!!」...と思わず話し掛けていました。

  ...というBefore映像の撮影が終わって...さて,レッスンになりました。あいにく降雪が激しく,ビデオカメラも結露するなど,良い条件ではありませんでしたが,これも今日,お二人と【TOK】に天が与えてくれた試練...と思って,最善を尽くさせていただきました。(*^^)v

  これまで何回もご一緒させていただいていますので,“フィーリングスキー”の骨子はもうご理解されておられます。そこで,最近の日記で紹介している“Level Image”の練習をすることにしました。先ず午前中はターン後半...③の“Level Image”です。急斜面に限らず,緩斜面でも,このイメージがあると,停止してしまうことが少なくなります。昨日も降雪が激しくどんどん積もっていく中,この“Level Image”で,緩斜面でも止まることの無いスキーイングを見せてくれました !!!。(^ ^)(^I^)

  午後は,いよいよ①と②の“Level Image”の練習でした。
  特に昨日は,「②から③の局面で,①から②の地球のコアへのエネルギーのお返しをイメージして地球からエネルギーを頂く...」という練習をしました。これが効きました !!!。①から②でエネルギーをお返しすることを予想しながら,②〜③でエネルギーをいただく...というイメージを持つと,その蓄積のされ方が本当に,「ゆっくり,そして丁寧」になるのです。しかも,強い抵抗を求めようとしなくなり,脚の疲労度も少なくなったのでした !!!。
  そこで,そのイメージをハッキリさせるため,自分の身体の重心付近に「ハート型のエネルギー貯蔵(Save)ボトル」をイメージし,このボトルに地球の“愛”とも言うべき“エネルギー”が貯まったり出て行ったり...というイメージを持ってもらいました。すると昨年皆さんにもお話した,「エネルギーの“伝播速度”」をイメージする...ということと同じ効果が出ることが判ったのです !!!。
  この「ハートのセーブボトルイメージ」が効き,“Mas”さんの滑りが,また一段と滑らかに,そして優雅になりました !!!。ご本人も粗踏み斜面を滑り降りると,思わず「気持ちイイーッ !!!」と叫ばれるほどでした。(^ ^)(^I^) ...でも,このシーン...ビデオカメラ結露のため,撮ることができなかったのでした...(=_=;)
  しかし,ビデオには収録できなかったものの,その分お二人の胸の中にしっかり記録されたことと思います。良かったですネ !!!。

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.17  2007 Monday 曇り (白馬)
  今日は「曇り」の白馬です。
  この週末の降雪で,“Hakuba 47”,“五竜とおみ”,“栂池高原” 等のスキー場が下まで滑れるようになりました!!!。
  昨年より,幾分早めの下までのOpenで,良かったですネ !!!。
  天気予報では19日まで,断続的に雪が降ったり止んだり...の天気だそうで,条件は良くなることはあっても悪くなることは無さそうです !!! (^ ^)(^I^)
  今日からシニアキャンプが始まります !!!
  みなさんも素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!
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  昨日は“Ika”さんのプライベートレッスンでした。“Ika”さんはすでに“Feeling Ski School”のinstructorでもあるのですが,ご自分の滑りに納得がいかないところがある...という事での受講でした。私の目からすれば,すでに他人様に“フィーリングスキー”の手ほどきをされるのに支障があるとは思いませんが,ご自身が納得がいかない...これではレッスンを受けられる方に自信を持って“フィーリングスキー”をお伝えできない...ということのようでした。
  同じ“Feeling Ski School”のinstructor仲間なんだから,研修...という形で一緒に滑るんじゃないの?...と仰る方が居られるかもしれませんが,“Feeling Ski School”はどのような形であれ,他人から何か役に立つ情報を得られるのだとしたら,それに充当する対価を支払う...ということにしています。少なくともお教えする側は,時間も手間も,何よりも貴重な情報を開示するわけですから,その情報やデータに見合うだけの対価を支払うシステムは当然だと思っています。

  さて,“Ika”さんのシックリ来ない部分は,「ターン後半の圧」についてでした。この圧の貯め方と解放の仕方がイマイチ解らない...ということでした。彼の滑りは何度も見ているのですが,昨年夏,ニュージーランド以降,スキー板を「K2ストライーカー174cm」に変えてからの滑りはそれ以前とは,大きく変わりました。それまでの,少しスキーを振り回す要因が見られた滑りから,雪からの圧を利用した滑りに変わり,これまでどちらかというと苦手にしていた「大回り」さえも良い感じで滑られるようになっていました。ただ,これまでの様な大きな圧がターン後半で感じられなくなり,そのことに対するシックリ感が無くなっていたのだと思います。
  ギンギンのカービングタイプの板を使って,圧雪斜面を滑るのであれば,結構大きな圧がやって来ますが,それ以外では,ターン後半の圧は本当に少なく,微妙なものなのです。ですから,この少ない圧を感じ取れる感性を養うことが大事です。
  さて,レッスンは“水面フラット意識”,“Level Image”の話になりました。そして,いろいろな話の中で,“センサーポイントSP”の話になりました。かかとを支点とした時は,「テコの作用」的イメージが大事になります。そのためには支点とは別に雪の力を受けるポイント...“センサーポイントSP”イメージが大事になるのです。このイメージでの滑り以降“Ika”さんの滑りが一層滑らかになりました。そして,それと同時に,一昨日“Suz”さんご夫妻にお話した“ハートボトル”イメージをプラスしたところ,さらに滑りが活き活きして来ました。粗踏み斜面,コブやうねりのある斜面でも,全く破綻を感じさせません !!!。昨年に比べると本当に別人の様になった !!!...そう思います。

  これでもうOK !!!です。自信を持って“Feeling Ski School Instructor”としてご活躍下さい。楽しみにしています !!! (^ ^)(^I^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.18  2007 Tuesday 雪 (白馬)
  今朝は平地でも本格的に「雪」が降っています。
  この降雪...今日一杯は続きそうですので,この分で降れば,結構な積雪になると思います。これで,北アルプス地域...ひとまず安心...と言ったところでしょうか?(^ ^)(^I^) 良かった良かった !!!  
  みなさんも素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!
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  昨日から,「キャンプ '08 シーズンインシニア in “Hakuba 47”」が始まりました。今回は4名のご参加得ての開催です。
  風が少しあったものの,先週末の降雪のおかげで,ゲレンデは良い状況でした。この中,レッスンのテーマは「シニア及び女性のためのシーズンイン」...ということで,「この冬のひとシーズンどういう考えでスキーをしたら,楽しく過ごせるか?」ということを考えながらレッスンが始まりました。
  先ず例によってBefore映像の撮影から...。そして,その滑りを参考にレッスン開始となりました。(^ ^)(^I^) 今回4名のご参加の内,お一人だけ“フィーリングスキー”は初めて...という方,女性の“Suga”さんが居られます。遠く「高知県」からお越しの方で,“フィーリングスキー”を勧めていただき,今回同行された“Ishi”さんお友達です。...ということで,シーズン初めのこともあり,先ず“フィーリングスキー”の基本的考え方...“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”を生かすには?...ということを考えることから始めることにしました。レッスンの経過は...。
  ①“オレンジイメージ”でスキーの前後差を生かした,プルークでのスキッディングターン。
  ②雪の力をいただくプルークボーゲン
  ③地球の引力に身を任せるプルークボーゲン
  ④プルークボーゲンからシュテムターンへの自然な移行
  ⑤シュテムターンから基礎パラレルターンへの移行
  以上のことを♪♪♪オレェーーンジ...Rain drop...Stream...オレェーーンジ...Rain drop...Stream...♪♪♪というつぶやきの言葉で行ないました。
  Rain drop...というのは「雨粒」が天から降ってきて地球の引力に引かれ地上(雪上)にたっつぃするイメージです。このイメージで自分の重心が地球のコア方向に引かれるイメージを豊かにすることができます。
  次の,Stream...は,この雨が地上に達し,そこから水の流れ=Streamが始まり,地上(雪上)を流れ始め,小さな“細流”になる...というイメージです。
  このつぶやきの言葉を実際に言いながら,そして言っている事に集中しながらレッスンを進めました。みなさん次第に素晴らしい基礎パラレルをされるようになり,「オーラ」が観えはじめた人も !!! (^ ^)(^I^)

  夜は,宿舎の「リゾートイン静観」で美味しい食事をいただきながら懇親を深め,その後10時半までミーティングでした。(^ ^)(^I^)
  さて,今日は二日目...大雪が降っていますが,どんなレッスンが展開されるでしょうか?今日は飯森ゲレンデから“五竜とおみ”をメインに滑ろうと思います。
  では,行って参りまァーーーす !!!

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☆ Dec.19  2007 Wednesday 小雪 (白馬)
  今朝も「小雪」が降っています。昨日も期待し想像した以上の「雪」が降ってくれました。これで,この年末年始は雪の心配なしに“スキー”が楽しめそうです !!! (*^^)v 自然の神に感謝です。(^ ^)(^I^)
  天気予報では,今日日中は晴れ間が出,明日はまた一日雪...との予報が出ています。...でも,今am8時だけれど,小雪が降ってて,雲もあるナァー...? ハッハハハ...(^ー^)
  みなさんも素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
  昨日は,「'08 シーズンインシニア in “Hakuba 47”」の二日目でした。予想しなかった大雪の一日でした !!!。
  こう言うと,【TOK】は最近神がかった...と言われそうですが,でも,私はこのごろ本当に“天の恵み”...ということを感じているのです。どういうことか?というと,「毎日々々その日起こることが,天から最善の状況を与えられている...そんな風に思われる」...ということなのです。
  昨日の天候条件...。前も見えないほどの大雪。斜面もグルーミングした後とはいえ,50センチはあろうかという,湿り気のある雪。体力ある若者でさえ苦労して滑っています。(=_=;) これで,どういうレッスンをシニアの皆さんにしろ...と言うのだろう?...と普通なら考えてしまうところかもしれません。でも,実はこの条件が皆さんに幸いしました !!!。「“スキー”は“力”では無い !!!」...ということを皆さん,身をもって知ることができたのです !!!。まさに“宇宙なる神”にシーハイル !!!でなくてなんでしょう?(^ ^)(^I^)
  ...ということで,この「大雪」...今回のシニアキャンプ最大のプレゼント !!!だったという気がしています。シニアの方ですからそんなに体力に恵まれているわけではありません。新雪体験は初めて...あるいは一,二回目という方がほとんどです。でも結果的に,難儀している若者を尻目に,昨日のあの思い新雪を,楽しみながらある種の感動を覚えながら滑ることができたのです。(^ ^)(^I^)

  そのポイントはやはり...「地球のコアに引かれる」...でした。そして,「母なる地球とのエネルギーのやり取り」でした。
  今年の白馬エリア最初のレッスンで使い始めたイメージ「ハートボトル」イメージが効きました !!!。この12月15日のレッスンにも少し書きましたが,自分の身体の重心付近に「ハート型のエネルギー貯蔵(Save)ボトル」をイメージし,このボトルに地球の“愛”とも言うべき“エネルギー”が貯まったり出て行ったり...というイメージを持ってもらう...というものです。このハートボトル...穴がハートの下に開いていて,そこからエネルギーが出入りします。そして,そのエネルギーは②の部分から③にかけて徐々にボトルの下から入り始め,③の所で一番貯まります。そして①から②にかけて,その貯まったエネルギーがボトルの下から地球のコア方向に向かって出始め,②の部分で最も空になる...というイメージなのです。みなさん,もうお解かりだと思いますが,つまり「S字ターン」なのです !!!
  みなさんもこのイメージでいろいろな所を滑ってご覧になれば判ると思いますが,効果がありますヨ !!!。(*^^)v シニアキャンプ参加の皆さん,結局このイメージで,昨日一日“飯森”と“五竜とおみ”のゲレンデを楽しむことができました。そして,皆さんに感動していただけました !!! 素ッ晴らしい !!!
  さて,今日は最終日...何が待っているのでしょうか?楽しみたのしみ !!! (^ ^)(^I^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.20  2007 Thursday 雪 (白馬)
  今日は「雪」の白馬です。
  昨日...太陽の陽こそ浴びれませんでしたが,雪は止み,まずまず見通しの良いゲレンデでスキーが楽しめました !!!。...^^
  今日のこの雪...結構な勢いで降っていますので,もう年末は大丈夫 !!!と言っていいでしょう。去年より恵まれたことは確かです !!!。良かった良かった !!! (^ ^)(^I^)
  みなさんも素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 

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  昨日は,「'08 シーズンインシニア in “Hakuba 47”」の三日目...最終日でした。
  一昨日の大雪が止み,ゲレンデ状態は最高のコンディションでした。先ず前日イメージした“ハートボトル”の復習からです。女性の“Suga”さん...実は,昨日の滑りを拝見して,どうもスキーのパワーが彼女のパワーに比べて弱い...そう感じたので,昨日は別に用意してあった「K2:バーニーイン 167cm」を履いてもらいました。その板で,“ハートボトル”イメージを持って滑ってもらったらどうなるだろうか?...という気持ちで滑りを拝見すると...?!?!?!。やはり...そうでした !!! お顔が(^ ^)(^I^)ニコニコ...。滑りが一段と変わり別人のように活き活きし始めました !!!。良かったですネ !!!。ある程度“フィーリングスキー”が身に付き,そのイメージを沸かすことができる様になっても滑りがおかしい...という時は,用具を考えてみることが大事ですネ !!!。

  さて昨日は,「ターンの前半後半」...の意味を考えながら,「水面上下イメージをどう持ったらいいか?」ということを学ぶことにしました。前日の“ハートボトル”の中のエネルギー水面が上下するというイメージを持つと,②〜③がエネルギーが貯まる局面で「ターン前半」,①〜②がそのエネルギーが地球に帰って行く局面で「ターン後半」になります。つまり,俗に言う「S字ターン」になるのですが,この時自然に脚の伸縮が起こるものの,それをより確実にイメージ化するにはどうしたら良いだろうか?...ということです。さいわい良いイメージを思い付きました。それは「じょうご」を“ハートボトル”に付け加える...というものです。
  その“じょうごハート”...とは?。右下の様なイメージのハートです。このハート部分が重心の位置に,ハートの口先が“センサーポイントSP”に...というイメージを持つのです。そして,②〜③のところではこの口から地球のエネルギーがハート内部に入り込んで行きます。そして③のところで最大の量のエネルギーが蓄積され,①〜②のところではこのエネルギーがハートの口先から出て行くイメージを持つのです。こうイメージすることで,“センサー軸”ができるだけでなく,「貯まる...出ていく...」というイメージが加わり,脚のより一層滑らかな伸縮が起こる様になりました !!!。重心にエネルギーが蓄積されるイメージはっきりしただけでなく,そのエネルギーの通り道がしっかりイメージできたこと,さらにはこの“長い筒”を通ってエネルギーが行き来しているイメージを沸かすことができたからです。
  昨日の“ハートボトル”に“じょうご”が加わり,皆さんの滑りは本当に滑らかになり,②〜③の山回り部分だけでなく,①〜②の谷回りにも余裕が現れ始めたのでした !!!。本当に素ッ晴らしい !!!...のひと言でした。
  午後からは“五竜とおみ”に遠征し,雲海の上の大斜面で,柔らかい新雪を心行くまで楽しみました !!! 最高 !!!でした !!!。
  今回のシニアキャンプでも,皆さんの若いエネルギーを頂きました。ありがとうございました !!!
  また,ご一緒に滑れるのを楽しみにしております !!! (*^^)v

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.21  2007 Friday 曇り (白馬)
  今朝は「曇り」の白馬ですが,これから雲が取れ晴れ間が出そうな雰囲気です。
  天気予報では,今日明日と曇り空が続くとの予報です。
  さて,本格的な雪が来てから初めての連休が始まります。皆さんはどちらでお過ごしの予定ですか?
  みなさんも素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 

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  昨日はプライベートレッスンの予定が入っていたのですが,急遽生徒さんが体調を崩され,キャンセルとなりました。そのため一日デスクワークに精を出しました。(^ ^)(^I^)
  さて,14日の「教師日記」...“究極のLevel Image”で“水面フラット意識”についてお話しました。これをお読みになり,雪上で実践された“ハイリホー”さんから,次のような e-mail をいただきました。皆さんにもキットお役に立つと思いますので,ご紹介させていただきます。


  “ハイリホー”さんから...
  14日の特別プレゼント 究極の“Level Image”を読ませていただき、早速遣 ってみて、これは凄いことだと実感し、少し興奮して、今日は思い切ってメール させていただきました。よろしくお願いいたします。
  東京生まれ東京育ちの私も、スキーを高校3年の時に初めて履いてから、40 年経ちましたが、いまだに面白く続けています。6年前にはS○Jスキー指導員 資格もやっと頂きました。決して巧くはありませんが、スキーでは大きな怪我も せずに楽しんでやってきました。
  しかし、不勉強でTOK先生のこと、フィーリングスキーのこと、全く知りま せんでした。35年来お世話になっているヒュッテ・ニ○ポのHPからアルティメ イトグリップ、TakaさんのBlogを知り、先生のHPを知りました。
  TOK先生のニュージーランドでの体験談は、大変面白く非常に参考になりま した。そしてシーズンに入ったら、ぜひオレンジターンを自分で試してみようと 楽しみにしていました。そして11月末の連休に湯の丸へ行き、オレンジターン を通じて“Let Ski”と“Do Ski”の違いが良く分かりました。
  従来から、私もプルークボーゲンはスキーの基本であり、これをマスターして スピードを上げて行けばパラレルターンに結びつくと考えていましたが、実際に 指導してみると、プルークボーゲンからスタンスを変化させることが出来きた記 憶はありません。“Do Ski”だけで教えてきたからであることに気づきました。指導プログラムとしてプルークボーゲン→プルークターン→パラレルターンへ 導くためには“Let Ski”と“Do Ski”の違いを理解していないと、これが出来な いということが、良く分かりました。足裏にあるオレンジを踏み潰すイメージ、 元に戻すイメージだけで、自分の力を使わずに滑れる、ターンが出来るというこ とに改めて驚きました。オレンジターンは、素晴らしいイメージです。
  フィーリングスキーのプログラムでは、いろいろなイメージが、語られていま す。イメージを表現された言葉なので、正直、私には良く分からないものだらけ なのですが、オレンジターンの次に知りたかったのが“水面フラット意識”でし た。私もスキーは、斜面に対して垂直に立つのが基本だと信じて疑っていませんで したから、①と③の所謂ニュートラルポジションでも、斜面に垂直に立とうとし てきました。どうも自分が意識してきたことと全然違うことが書いてある。水面 に垂直に立てとはどういうことなのか?14日の特別プレゼント「究極の“Level Image”の図解で良く分かりました。 「②−A」と「②−B」の図の違いは、スキー指導論を書き換えてしまうことに なる指摘であると云うことが、私には直感的に分かりました。
  土曜日に車山高原で早速試してみました。でも、「②−A」のフォームで滑れ るかは、半信半疑でしたが、遣ってみて先生のおっしゃることが正しいことは、 自分の滑走感覚から分かりました。「地球のコアに引かれて、斜面から来る力を 受けて、返してあげる」という滑走感覚として分かりました。雪からくる力を受 けて、返すということも読んだだけでは、自分ではイメージできなかったことだ ったのですが、遣ってみて良く分かりました。今年配られたS○Jのオフィシャルブックに付属していたDVDの中で滑って いるデモたちも常に踵加重滑っているな〜と漠然と見ていたのですが、改めて② の部分を意識してみると、。「②−A」になっていることに気付きました。これは、興奮せずにはいられません。
  今シーズンは、『New Feeling Ski』読んで、スキーの性能を生かした“Let Ski”を楽しみたいと思っています。こんな凄い、素晴らしいプログラムを無料で惜しげもなく提供してくださるT OK先生にいつか直接ご指導していただくことを楽しみにしています。
  これからもよろしくお願いいたします。』


  “ハイリホー”さん... e-mail ありがとうございます !!! (^I^)
  「指導員」という資格をお持ちで,これまでいろいろ指導体験を踏まれ,経験が豊富な方のご発言だけに,重みを感じると共に,この様なご意見が頂戴できて,「これまで“フィーリングスキー”を提唱してきた意味があったナァー...」と思い,嬉しい気持ちで一杯です。(^ ^)(^I^)
  “オレンジ・ターン”...ご存知のように,ニュージーランドでも効果がありました !!!  New Zealand からの「教師日記」でご紹介したとおりです。(^ー^) なぜか...この“オレンジ・ターン”でみなさんのスキーが安定し始めます。スキーの特徴のひとつを,しっかり使い切っているからだと私は思っています。
  仰るように,“Do Ski”だと指導プログラムとしてプルークボーゲン→プルークターン→パラレルターン...という展開は無理なのです。でも“Let Ski”だとできます。よくシュテムターンからパラレルの誘導は無理だ...と言われて来ました。それは圧を加えて滑る意識があるからです。ところが圧をもらって滑れば,これが同じ技術体系でつながり,プルークから基本パラレルまで一本の線でつながるのです。
 “水面フラット意識”...
究極のLevel Image...実践していただいて,その効果をお感じになられたようで,私も本当に嬉しいです。良かったですネ !!!。これまで,多くの指導現場で「身体は斜面に垂直に...」という指導がされて来ました。でも,良くよく考えると,それは少し違う...ということなのです。もちろん,その様な考えでも“スキー”はできますし楽しめますが,生涯スポーツとして考えると,また広く一般の人が健康スポーツとして“スキー”を楽しむことを考えると,少し無理がある,ということです。
  非常にありがたい「試行」をしていただき,その結果をお知らせいただきました。このことをひとりでも多くの方に知らせてあげることができて,私も嬉しく思います。
  本当にありがとうございました。!(^^)!(*^^)v

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.22  2007 Saturday 曇り (白馬)
  今日は“冬至”...そのせいでしょうか,写真,少し暗いですネ。いつも大体朝7時頃に撮るようにしているのですが,確実にその季節ごとの明るさが違っています。
  さて,今日から年末のクリスマス休暇...ですネ !!!。皆さんはどちらで“スキー”...お楽しみですか?良い休日を !!!  シーハイル !!! Schi heil !!! 
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  昨日も一昨日と同じ方のプライベートレッスン予定でしたので,オ・ヤ・ス・ミ…。
  時間がとれましたので,“Feeling Ski School”白馬乗鞍の“吉田”主任,Hakuba 47の“fuku”主任の三人で,白馬乗鞍スキー場でお世話になる“lodge Be”さんに挨拶に行ってきました。昨年までは“Hakuba 47”が【TOK】のレッスン...メイン会場だったのですが,レッスンのことを考えると,白馬乗鞍が良い環境なので,これからは私のレッスンは主にこちらに移行することになりそうです。(^ ^)(^I^)

  さて,今日は“Level Image”のシリーズで,“水面の上下移動意識”について...。
  “水面フラット意識”を持つことで,いろいろなターンの局面で安定することが解りました。ですが,実はもうひとつ大事なことがあるのです。それは①〜②では斜面が急に,そして②〜③では斜面が次第に緩やかになる部分なので,雪から来る抵抗にも違いが生じる...ということです。同じ様に,水面上に立つようにスキー板に乗って行くと,①〜②は「圧が減っていく」局面で,②〜③は逆に「圧が増してくる」局面のため,その圧の“増減方向”に思いが行かないと,うまくコントロールできません。
  そこで,昨年は「水面上下イメージ」...ということで,「自分が乗っている水面そのものが重心方向に対して上下するイメージを持つ」...ということをお話しました。①〜②は「水面が下がっていく」...②〜③では「水面が近づいて来る」...というものです。これでイメージが沸く人も居ましたが,今シーズンになって,“じょうごハート”イメージを思い付きました。「窮すれば通ず」...の格言どおり,どうやってこの水面が上下するイメージをお伝えしようか?...と,昨年から思っていたのですが,12/16のレッスン及び12/20のレッスンでお話したように,この“じょうごハート”イメージを思いつきました !!!。そして効き目があることが確認できました !!!!(^^)!
  本当に人間の身体というのは不思議なもので,“イメージ”が身体の動きをコントロールしている節があるのです。“潜在能力”...とでも言うのでしょうか,あるイメージをすると,身体が活き活き動き始めるのです。10/09の「教師日記」で紹介した,「体操競技の新しい技が実現するその裏にもイメージの偉大さがある...」ということを,私も実感しています。このことが実は“フィーリングスキー”にはまり込むキッカケともなったのですが...。(^ ^)(^I^)

  ...ということで,今日は圧の吸収,そしてその解放には“じょうごハート”イメージが効果がある...ということをお伝えしました。皆さんもぜひお試し下さい。
  ではクリスマス連休...充分に“スキー”...お楽しみ下さい !!!(^ ^)(^I^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.23  2007 Sunday 曇り (白馬)
   今朝も「曇り空」の白馬です。
  これから雲が取れ,午後には晴れ間が出るとの予報が出ています。
  昨日から Feeling Ski のNo.7キャンプが始まりましたが,昨日はゲレンデも空いていて,快適に“スキー”が楽しめました !!!。  みなさんはどちらで過ごしてますか?
  昨日は「冬至のカボチャ」...食べられましたか? (^ ^)(^I^)
  今日も素敵な一日を !!!   I am sure you have a nice day !!!
      -------------☆★☆-----------

  昨日から「No.7 “Feeling Ski”in北アルプス」が始まりました。このキャンプのテーマは,「ニュージーランドでの【TOK】の学びを加味し,“フィーリングスキー”の極意に迫ります」...ということで,“スキー”を心から楽しむための Feeling Ski 的考え方を学ぼう...というものです。今回は定員の8名様の参加を得て行なうことができました。
  レッスンは先ず,Before映像の撮影の後,“フィーリングスキー”の基本的な考え方...“ feel in ”ということの意味を考えました。「感じる」...ということをメインにスキーをすると身体がなぜか活き活きしてくること...そして,結局そのことがスキーの性能を生かすことにもなること...などの概要から話させていただきました。
  この様な“ feel in ”を目指した滑りをして行くと,“フィーリングスキー”の原点とも言えるイメージ...“オレンジ・ターン”であっても,またプルークボーゲンといった基本的な滑り方であっても,“Gravity Works”を抜きにしては考えられなくなります。昨日の午前は結局「S字ターン的プルークボーゲン」...ということを体験することになりました。多分,私のスキー指導の経験の中でも,この様なS字ターン的意味を込めてプルークボーゲンをした...というのは初めてのことのように思います。皆さんのプルークボーゲン...まさに流れるようなスムーズな滑り方で,オーラを感じさせてくれました。(^ ^)(^I^)
  午後は,今年の新イメージ...“ハートボトル”イメージ,“じょうごハート”イメージを試していただきました。まことに不思議なもので,この二つのイメージを持つと,脚の伸縮が本当に自然に滑らかに行なわれる様になります。“じょうごハート”のじょうごの先は地球のコア方向を向いていますから“水面フラット意識”も自然に顕れます。それだけではなく重心と支点が一緒に移動しますから,上半身と下半身のバランスがしっかり取れた状態で斜面移動する様になります。私がよく言う“オーラ”が観える...というこの“オーラ”という言葉...この様に「上半身と下半身が一体となって滑るように斜面移動している姿から観えるのかもしれませんネ...」という様なことを,昨日のレッスンのアシスタントを務めてくれた“Kaorin”とも話したのでした。

  夜は6時からミニ懇親会を兼ねながら夕食を楽しみました。今回のキャンプ...お仕事の都合で長い間会えず,しばらくぶりに合えた“Yana”さん,昨年“フィーリングスキー”で大ブレークした“Tsutsu”さんご夫妻と“Fuji”さん,そして毎年感性豊かな滑りを披露してくれる“Ooze”さん,活き活きした滑りを披露してくれる“Yoshi”さん,今回私のレッスンは初めてですが素晴らしい感性を見せてくれる“Mori”さんと“Kasa”さん...という素敵なメンバーとご一緒できました。本当に出会いの素晴らしさを思っています。(^ ^)(^I^)

  さて,今日はキャンプ二日目...どんなストーリーが待っているでしょうか?楽しみたのしみ !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.24  2007 Monday 小雪 (白馬)
  今朝は「小雪」が降っています。
  昨夜は小雨模様で,少し心配しましたが,今朝雪に変わりました。(^ ^)(^I^)
  天気予報では今日午前中は雪...その後午後からは曇り空になるようです。そして,明日のクリスマスディは「晴れ」...という予報が出ています。
  皆さんは素敵なクリスマスを !!!
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
   昨日は「No.7 “Feeling Ski”in北アルプス」二日目でした。昨日はスキッディングからカービングへ...ということで,かかと支点の滑りを体験することにしました。
  これまでも,本人が自覚するしない,に関わらずカービング要素とスキッディング要素が混じったスキーを皆さんはされているのですが,それがカービング要素とスキッディング要素,そのどちらが強い滑りになっているのか?...ということの確認,ということです。実際に滑っている時は,どちらでもいいのですが,滑りの要素としてどちらがまさっているか?...ということを確認する作業...これはこれからのスキー技術を考える上で大切な作業だと思います。
  昨日は③の場所で“水面フラット意識”をイメージすることから始めました。この水面に勢いよくドンと入るのではなく「軟着陸」をして欲しい...ということで,新しいイメージ...「水上飛行機」の離発着を心に描いていただきました。③で水面に着陸するイメージを持つと,ソフトなタッチでのランディングが可能になります。また①〜②にかけては,水上飛行機が飛び立っていくイメージです。これで水面からスムーズに離れ,軌道を緩やかに描きながら右旋回や左旋回をしているイメージが生まれ,急激な方向変換をしなくなります。特に“Mari”さんはこの離陸イメージで素晴らしい滑りになりました !!!。ご本人も「ホントに気持ちイイ感じで谷回りができました !!!」...と感動しておられました。
  午後は,この「水上飛行機離発着イメージ」をより洗練させ,大きなターンから小さなターンまでいろいろ試すことから始め,その後“じょうごハート”イメージも混ぜながら,いろいろなフィーリング感覚をしてみました。各スキーヤーによって,その感じ方は微妙に違いますので,それを大事にすることが必要です。ある人には効果があっても違う人にはそれほどでもない...ということもあるからです。(^ ^)(^I^) 
  夜のミーティングでは,ビデオ確認の後,皆さんに「感じる」...ということをテーマにそれぞれが思っていることを語っていただくことにしました。このお話から...皆さんが本当にいろいろなことを経験され感じられていることが伺えました。そして,貴重な各自の“フィーリング”から,多くのことを学ばせていただいた【TOK】でした !!! ありがとうございました !!! (^ ^)(^I^)
  さて,今日は名残惜しいのですが,キャンプ最終日...どんなスキーイングが待っているのでしょうか?楽しみたのしみ !!! (*^^)v!(^^)!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.25  2007 Tuesday 晴れ (白馬)
  今朝は青空が天空の1/10以上ありますから,かろうじて「晴れ」ですネ !!!。(^ー^)
  さて,メリークリスマス !!!です。良いクリスマスが,迎えられましたか?
  さて,昨日は【TOK】キャンプ...白馬乗鞍で滑りました。なかなか良かったです !!!。その模様は「教師日記」で !!! (^ ^)(^I^)
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!
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  昨日は「No.7 “Feeling Ski”in北アルプス」三日目,最終日でしたので,この二日間で学んだことを試す意味もあって白馬乗鞍に出掛けました。
  白馬の里は時々晴れ間が出るような天気だったらしいのですが,白馬乗鞍は雪や吹雪の状態でした。でも,それだけある意味で過酷な条件下で“フィーリングスキー”が試せた...ということでもあります。(^ ^)(^I^) 連休にもかかわらず,お客様の数は数えるほど...。でも,だからこそ人を気にしないで思いっきり滑れますし,新雪斜面や粗踏み斜面が残っている...ということにもなります。
  そして,今回参加の皆さん,それぞれに進展がありました...。
  “Yoshi”さん : 参加される度に滑りが滑らかになりますが,今回ブーツを新調され,すこし痛かったようですが,それでも伸びのび,活きいきした滑りを披露してくれました。精神的な心構えがスキーの動きにも出てきた...そんなことも感じました !!!。spiritualスキーキャンプ...楽しみですネ !!!。(^ ^)(^I^)
  “Ooze”さん : 「雪との会話はこうするんだよ !!!」...といった見本とも言える滑りを見せてくれました。ホントに無理のない滑りで,整地はもちろん粗踏みの中でも良いデモンストレーションをしていただきました。!(^^)!
  “Yana”さん : 二年ぶりのご一緒でしたが,滑りに磨きが掛かってました !!!。前回の彼の滑りのイメージより格段に身体の動きが自然と一体になってました。この二年間の彼の生活環境が大きな影響を与えたのかな?...と心から思ったほどです。素ッ晴らしい !!!(*^^)v
  “Fuji”さん : シニアの方で女性...しかもスキーを始められたのが58歳になってから...今年で5シーズン目...という方ですが,年齢を感じさせない若さで,シニアのスキーはこうやって楽しむんだよ !!!...という見本を見せていただきました。ありがとうございました !!! (^ ^)(^I^)
  “Mori”さん : 私と滑るのは今シーズン初めてですが,日に日に滑りが変わって来ました。自然と一体の滑り,自然との会話を楽しむ滑り...その様な滑りが身に付きはじめました。身体の大きさがより一層大きく見える...そんなスキーを披露してくれました !!! ありがとうございました。
  “Tsutsu”さん : シニアの方ですが,優しさだけでなく,積極性が見られるようになり,安定性もグゥーンと増しました。心からスキーを楽しまれる様になった !!!...そんなことを感じました。見ていて気持ちの良いスキーで,オーラが感じられました !!! (^ ^)(^I^)
  “Kiyo”さん : “Tsutsu”さんの奥様でシニアの方ですが,ターン前半の滑り方が変わりました !!!。まだ心の中では余裕を感じる...というところまでは行ってないかもしれませんが,見ていてぜんぜん違う滑りに !!!。これで粗踏みのOK !!!です。(*^^)v
  “Kasa”さん : 今回私と滑るのは初めての方で,一番の若手の方でした。ブーツの前傾角を直し,フロントスポイラーを入れてから,支点がしっかりし始め,滑る度に滑りが変わって来ました。初めての“フィーリングスキー”体験で,まだ????...というお気持ちがあるかもしれませんが,私の目には素晴らしい変化をされた“Kasa”さんでした !!! (^ ^)(^I^)

  ...ということで,キャンプ終了しました。今回も皆さんからいろいろなエネルギーをいただき,私が磨いてもらいました !!! (^ ^)(^I^) ありがとうございました !!!。 またご一緒に滑れるのを楽しみにしております !!! (*^^)v

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.26  2007 Wednesday 晴れ (白馬)
 
 今日も「晴れ」の白馬です。放射冷却で,気温はマイナス5℃...。結構冷えてます。(^ー^)
  昨日も日中はあまり気温が上がらず,しまった雪でのスキー滑走が楽しめました。 
  天気予報では,今日明日と晴天が続き天,年末に掛けて雪が降りそうです。今年の年末年始のスキー...大いに楽しめそうですネ !!!。(^ ^)(^I^)
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
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  昨日から「No.8 クリスマスin北アルプス」が始まりました。このキャンプのテーマは...「クリスマスを楽しみながら,“フィーリングスキー”の極意に触れましょう !!!」ということで,「【TOK】がニュージーランドで思った“フィーリングスキー”の“心・技・体”を考える...」ということが副テーマです。(^ ^)(^I^) 
  ニュージーランドからの日記にも書きましたが,『“スキーは苦しむためにするのではなく,「幸せを感じることのできる心」...これを手に入れるために行なうもの...。自然の中に居ることの幸せを思い,地球と一体となって斜面を滑り降りる快感を味わい,この世に生まれてきたことの幸せをさえ感じる...そのための手段として行なうべきもの...』ということを実体験するのがこのキャンプの意味です。(^ ^)(^I^)
  初日は空いているゲレンデで基本的なことを...という目的で,白馬乗鞍スキー場が会場となりました。想像通り,乱暴スノーボーダーを気遣う必要も無く,伸びのびとレッスンができました。(*^^)v
  今回ご参加の四名の皆さんは,私の「教師日記」をよくご覧の方々ばかりですので,最初から「かかとを支点としたカービング要素の滑りから...」ということで,先ず“Sound of Music Turn”から始めました。時は“Christmas”...「聖なる奏で」を雪から聞き取ろう...ということです。この“Sound of Music Turn”はニュージーランドでも使わせてもらいましたが,かかとを支点としてスキーのトップがターン内側に入り込んでくる...という感覚を得るのに適しています。大事なことはどこから音が発しているか?どの方向に音がやって来ているか?その音の音色や強さはどのくらいか?...という三つの要素に気を配ることです。そうすると,自然に身体がその音に反応した動きを見せてくれます。もうひとつ注意すること...それは雑音を聞こうとするのではなく,妙なる音...musicを聞こうとすることです。この気持ちがあれば基本的なカービングターンができる様になります。
  ランチタイムは,クリスマスを祝ってビールで乾杯でした。(^ ^)(^I^)
  その後,午後は今シーズン初登場の「水上飛行機離発着イメージ」を試すことにしました。これが効きました !!!。今回ご参加の“Yoshi”さん,“Sato”さん,そして“Wata”さん...これまでの“Do Ski”的要素がすっかり陰を潜め,“Let Ski”的な運動が顕れ始めました !!!。素ッ晴らしい !!!。
  初日なので,ご本人たちにはこの滑りの感覚がどういう風に素晴らしいか...?まだ実感として感じ取られてないかもしれませんが,今日二日目,場所をHakuba47,“五竜とおみ”に移してさらに磨きをかけたいと思います。キット素晴らしい滑りが拝見できると思います。楽しみたのしみ !!!(^ ^)(^I^)
  では行って参りまァーーーす !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.27  2007 Thursday 快晴 (白馬)
  今日はご覧のように「快晴 !!!」の白馬です。12月末のこの時期,いつも月が左上部に現れます。今年も綺麗に見えています。雪があって,その白い山の上に月が入って行く...年の瀬を感じる景色のひとつです。
  この様な素晴らしい環境の下で“スキー”ができることの幸せを感じます。(^ ^)(^I^)
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 
 昨日は「No.8 クリスマスin北アルプス」の二日目で,場所を“Hakuba 47”,“五竜とおみ”に移してのレッスンでした。
  二日目の昨日は,「圧の吸収と解放」がテーマでした。初日に「水上飛行機離発着イメージ」の練習で,水面に立つ感じを学んでいただきましたので,その続きの練習です。昨年は“水面上下イメージ”という言葉で説明をさせていただきましたが,今シーズンはそのイメージを具体的に“じょうごハート”イメージでお話するようにしています。皆さんには,この方がより具体的にエネルギーの吸収と解放が分かるようです。
  先ず,“オレンジ・ターン”で土踏まずにオレンジをイメージし,それが雪の圧でつぶれてジュースが出,じょうごの口から入ってきて,重心にあるハートに貯まっていくイメージを,②〜③で持ってもらいます。すると,脚が自然に縮んで来ます。そしてその後,そのハートに貯まったジュースが①から②にかけて地球のコア方向に帰って行くイメージを持ちます。すると今度は脚が少しづつ伸び始めます。これを繰り返しイメージすることで,脚の滑らかで自然な伸縮が起こるようになります。“イメージ力”とでもいう不思議を感じる瞬間です。ご本人は脚の伸縮を意識しているわけではないのに,斜面条件に合った自然な脚の運動が顕れてしまうのです。(^ ^)(^I^)
  次はターン円弧の大小をどう行なうか?...ということを“じょうごハート”イメージで行うことにしました。実は,これもある意味で簡単にできます。ハートの大きさを「小さいハート」という風にイメージするのです。すると「ハートに蓄積されるのに必要な時間が短い...」というイメージが沸き,身体がそれに反応するように動いてくれるのです。これまで小回りが苦手だった“Sato”さん...信じられないような小回りを見せてくれる様になりました !!!。!(^^)!
  午後は,この“じょうごハート”そのものをいろいろ変化させ,そのイメージがどの様な滑りの意識をもたらすか?そして結果としてどの様なターンになるのか?...ということを試してみました。エネルギーとしての“液体の粘性”,“じょうごの材質”などをいろいろ変えてイメージする度に,面白い滑走感覚が実現します。この様に,イメージで滑りが変わることの不思議と面白さを楽しみ,味わった皆さんでした。(*^^)v
  特に,今回参加していただいた“KEI”さん,Online Lesson '08-No,2”に登場していただいた方ですが,見違えるような滑りを披露してくれています。「“Feeling Ski School”用のモデル滑走...デモ演技として使わせてもらいたい !!!」...と思うほどの素晴らしい滑りです。「のどに引っかかっていた骨が取れた」...というような滑りになりました。素ッ晴らしい !!!
  ...ということで,今日も“Hakuba 47”,“五竜とおみ”で楽しんで来ます。天気も最高 !!!。今日は皆さん...どんな大ブレークが見られるでしょうか?楽しみたのしみ !!!
  では行って参りまァーーーす !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.28  2007 Friday 曇り (白馬)
  今日は「曇り空」の白馬です。
  天気予報ではこれから雲が濃くなり,山の稜線も見えなくなって,雪になるとの予報がでています。ただ...明日は雨模様になりそうだということですが...。でもその後,明後日から正月に掛けて降雪予報,となっています。どうも天候的には,荒れ気味の年末年始になりそうですが...。
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  
昨日は「No.8 クリスマスin北アルプス」の三日目,最終日でした。天気は快晴 !!!...前日と同じく,“Hakuba 47”,“五竜とおみ”で楽しみました。(^ ^)(^I^)
  最終日はできるだけいろいろな斜面を滑ることにしました。いつもお話しているように,“技術”は応用が利き,いろいろな場面で使えないと意味がありません。...ということで,ここ二日学んで来た,“Sound of Music Turn”や“水上飛行機離発着イメージ”,“じょうごハートイメージ”がどのように粗踏みや凹凸斜面で効き目があるか?...ドリル練習を兼ねてのレッスンとなりました。
  凹状斜面でも,悪雪でも,粗踏みでも...みなさん本当に安定した滑りをされる様になりました。(^ ^)(^I^)
  “KEI”さん :  Online Lesson にご登場いただいた方ですが,滑りが本当に滑らかになりました !!!。演技に幅が出た...というか,雪とのコミュニケーションの仕方のコツがつかめ,“Do Ski”的な滑りと“Let Ski”の滑りの違いが判った !!!...ということでしょうか。今度,ぜひフィーリングレッスンのデモ映像として,彼の滑りを使わせてもらいたい...そう思っています。(^ ^)(^I^)
  “Yoshi”さん : フィーリングレッスンは初めての体験でしたが,「教師日記」をよくご覧いただいていましたので,日を追う毎に滑りが変わって来ました。“Do Ski”的な要素が消えて行き,最終日には“Let Ski”の要領を身に付けられました。粗踏み,急斜面も身体に無理の掛からない滑りをされるようになり,安定感ある滑りになりました !!!。(*^^)v
  “Sato”さん : 彼女が一番変わったかもしれません。長身のスラッとした体型が生きた,そして滑らかな滑りをされるようになりました。圧巻は“小回り”の飛躍でした。これまで小回り...あまり経験されて来なかったようですが,この三日間で無理のない小回りができるようになられました。そのイメージは...“じょうごハート”でした。良かったですネ !!!。(^ ^)(^I^)
  “Wata”さん : 彼もフィーリングレッスンは初めての体験でしたが,大きく変わりました !!!。Before映像と比べたら比較にならないほど,合理的な,そして疲れの少ない滑りをされる様になりました。これまで思われてきた“Do Ski”的な要素...これが払拭され,“Let Ski”の要素の滑りが判り始めたのだと思います。この三日間で学んだことに,さらに磨きをかけていただければ,全く違った滑りを会得されることと思います。ブーツのスポイラーも効きましたネ !!!。ハッハハハ...(^ー^)

  ...ということで,今回のキャンプも実り多いものとなりました。また機会がありましたらご一緒しましょう !!! (*^^)v

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.29  2007 Saturday 小雨 (白馬)
  今日は「雨」の白馬です。(=_=;)
  でも,今夜半から大晦日,元旦に掛けて雪マークが連続しています。なので,年末のスキーイングには支障ないでしょう。...ということで,今日は「雨の白馬乗鞍」を楽しんで来ます !!! (^ ^)(^I^)  では行って参りまァーーーす !!!(*^^)v
  みなさんも素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  昨日から「No.9 年末スペシャル“フィーリングスキー”」が始まりました。2007年の最後のキャンプで,今年一年を振り返りながら,“スキー”の楽しさ共有しよう...というものです。ここ数年,毎年参加いただいている方々5人を含め,定員の8名でのキャンプとなりました。(^ ^)(^I^)
  みなさん“フィーリングスキー”に興味を持っている方々ばかりで,しかも技術的ポテンシャルが高く,2007年に私がいろいろ学んだことを思い出しながら,そしてまとめながらお伝えする意味で,本当に良い機会になります。ニュージーランドでの教師体験で学んだこと...「“スキー”を通して私たちは何を得ているんだろうか?」...という様なこと考えてみたいと思っています。
  さて,初日の昨日は...「“オレンジ・ターン”の見直し」⇒「地球の引力に引かれる事の意味」⇒「オレンジジュースのOutとInイメージ(圧の方向の確認)」⇒「水上飛行機着陸,離陸イメージ(Level Image)」⇒「ジェット(ローラー)コースター」...といろいろなイメージで滑ってみました。これら一連の滑りで,“フィーリングスキー”が何を目指し,どのような心の持ち様で“スキー”を楽しむのか?...という姿が見えて来ます。ひと言で言えば,それは「
遊びの心を思い出す !!!」...ということだと思います。
  ♪♪♪Orange...Core...Hand......Orange...Core...Hand...♪♪♪,とか♪♪♪Orange...Core...Receive...Release......Orange...Core...Receive...Release...♪♪♪,♪♪♪Roller Coaster...Up,Up,Up......Roller Coaster...Up,Up,Up...♪♪♪etc.等,ニュージーランドで実際にレッスンで使った“Sing a Song”=つぶやきの言葉を歌いながらの一日でした !!! (^ー^) これまで“フィーリングスキー”を経験されてきた方も,また初めての方も,すんなり溶け込んでいただけました。
  夜は夕食をご一緒しながら親交を深め,7時からはビデオを見ながらミーティング,そしてミニ懇親会を楽しみました。(^ ^)(^I^)
  今日は二日目...雨模様ですが,白馬乗鞍で楽しんで来ます !!! 今日はどんなドラマが待っているんでしょうか? 楽しみたのしみ !!!
  では行って参りまァーーーす !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.30  2007 Sunday 雪 (白馬)
 
 今日は「雪」になった白馬です。(*^^)v
  昨日は雨予報がはずれ,結構晴れ間のある天気でした。(^ ^)(^I^)
  昨夜半から降雪予報だったのですが,それが遅れ,今朝6時頃から降り始めました。この降雪...正月二日まで続きそうです。少し少な目になっていた雪ですので,これでスキー場も安心ですネ !!!。 皆さんはどちらで正月を過ごす予定でしょうか?
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!
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  昨日は「No.9 年末スペシャル“フィーリングスキー”」二日目...会場を白馬乗鞍に移してのレッスンでした。
  天気予報...初めは「雨」だったのですが,運良くこの雨が上がり,9時過ぎには薄日が射すイイ天気になりました !!!。(^ ^)(^I^) 天気予報おおはずれ !!!...のなか,快調にレッスンが進みました。
  まず初めは「かかと支点」の滑りを体験するため,ターン外足の小指を持ち上げる意識で滑る...という「アイーンターン」の練習でした。この練習でかかとを支点として滑る...ということの滑走感覚を覚えてもらえば,スキーのトップが重心方向にやって来る...という“てこ”イメージの滑りの意味が判るようになります。
  次は“じょうごハート”の練習で,“ハート”の大小や“じょうごの筒”の径の大小,液体の粘度の強弱,材質の違い...etc.などをいろいろイメージして滑ってもらいました。不思議なことに,このイメージを変えることで皆さんのスキー操作が全く違ったものになって来ます。「イメージ力の不思議」を感じる時間です。私だけでなく,ご参加いただいた皆さんが不思議を感じておられました。(^ ^)(^I^)

  ランチタイムの後は,先ず抵抗吸収の感性を研ぎ澄ます練習でした。視,聴,嗅,味,触の五感をスキー操作のイメージどう結びつくか?...いろいろ試してみました。視覚は目で見る...で誰もがやっていることです。でもこれに頼りすぎると身体が硬直しがちです。聴覚...これは“Sound of Music Turn”で行ないました。触覚...これは“オレンジ・ターン”で代表されます。味覚...これは,「スキー板を舌にイメージし,その舌で雪を舐める」というで試してみました。この「舌で舐める感覚」も皆さんには新鮮な感覚として映ったようでした。(^ ^)(^I^)

  午後の後半は②の位置での“水面フラット意識”の特訓となりました。①と③では“水面フラット意識”が容易にできますが,②でこれをイメージするのは実は大変です。これまでスキーが“スキー”がフォールラインを向いた時は斜面に垂直に立つもの...というイメージが出来上がっているからです。でも,この②の局面でも水面に立つイメージを持つことがターン全体の安定性に貢献する!!!...ということが判ると,皆さんの滑りが変わります。今回ご参加の皆さんの滑りも次第に変わり始めました!!!。
  初めは「雨」の中でのレッスンを覚悟していたのですが,
想像以上の好コンディションに恵まれた二日目でした!!!。
  さて,今日は三日目...最終日です。今日はどんなドラマが?!?!?!
  では行って参りまァーーーす !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ Dec.31  2007 Monday 雪 (白馬)
  
今日の大晦日...「大雪」の白馬です。(*^^)v
  昨日から降雪が続き,大雪になりました!!!。私たちスキーヤーにとっては本当に嬉しいことです。でも...大雪警報が出ています。雪崩には注意しましょう。
  今年一年...どんな年でしたか?いろいろ...全てに感謝して新しい年を迎えましょう!!! 
  今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 
 昨日は「No.9 年末スペシャル“フィーリングスキー”」三日目,最終日でした。
  朝6時ころから降り始めた雪...結局大雪になりましたが,その中,二日間の成果を試しながらの滑走となりました。この様な「新雪」という環境も“宇宙なる神”が与えてくれたシチュエーション...という風に思えます。視界は悪い上に粗踏み状態の斜面です。雪からの情報をしっかり足裏で捕らえ,“feel in”する気持ちが大切です。午前中は“Hakuba47”をメインに,午後は“五竜とおみ”を中心に滑りました。(^ ^)(^I^)
  さて,今回参加いただいた方々の滑りは...
  “Kid”さん...:昨年よりもそのスキーイングにいっそう磨きがかかり,滑りが大きく滑らかになりました。年齢を感じさせないスキーです。そして何よりも彼の語りが,そして存在が今回のキャンプをより楽しいものにしてくれました!!!。ありがとうございます !!! (^I^)
  “Suzu”さん...:今シーズンの初滑り...ということで,初日こそ少し戸惑いがあったようですが,二日目からは生き生きした滑りになりました!!!。そしてシニアの滑りはこうするんだよ!!!...という「見本とも言うべき滑り」を披露してくれました。
  “Ishi”さん...:これまでもいい滑りを見せてくれていましたが,今回はその滑りに“深い味わい”が出てきました。「しっとりした滑り」...とでも言えるような,体の動きとスキーの動きがマッチした滑りを見せてくれました。素ッ晴らしい !!!(^ ^)(^I^)
  “Shou”さん...:例年いつも,いかにも女性らしいやさしく繊細な滑りを披露してくれていますが,今年はそれに“運動の滑らかさ”が加わりました。「地球との“愛”のやりとりを楽しんでいる」...とでも言える雰囲気が感じられるスキーになりました。(*^^)v
  “Kimu”さん...:ここ数年大ブレークしている“Kimu”さんですが,今回は急斜面,粗踏み新雪でも,シニアの女性とは思えない滑りを見せてくれました。心を純にし,地球の引力に素直に引かれることを意識すれば,彼女のような滑りができるのだと,“フィーリングスキー”の素晴らしさを再確認することができました。(^ ^)(^I^)
  “Tomu”さん...:若く元気一杯の青年ですが,感性が鋭く“フィーリングスキー”の“Let Ski”感覚を,滑る度に吸収して行きました。この様に変わって行く方を見ますと,私も一回いっかいのレッスンに新鮮なイメージを吹き込もうと一生懸命になります。そういう意味で私自身が磨かれました。ありがとうございます !!! (^I^)
  “Uda”さん...:今回初めて“フィーリングスキー”に挑戦されましたが,お歳が若いにもかかわらず“フィーリングスキー”の意味するところを素直に感じ取ってくれました。はじめは“Do Ski”的な要素が多かったのですが,最終日には“Let Ski”の滑りを粗踏み新雪の中で見事に披露してくれました。
  “Aoki”さん...:バイオリンの先生をされている方だけあって,感性が鋭く,私の言うイメージをご自分なりに咀嚼吸収され,身体に無理のない滑りを披露してくれました。リフトの上では,彼の感じているイメージなどもお聞きすることができ,私も大変勉強になりました。ありがとうございました !!! (^I^)

  ...ということで,
No.9 年末スペシャル“フィーリングスキー”」...最終日は大雪の中でしたが“フィーリングスキー”の真髄を感じながら,楽しく過ごすことができました。これも参加いただいた皆さんのおかげです。
  2007年...いろいろあった年の最後のキャンプでしたが,
思い出に残る一年締めのキャンプになりました。みなさん...ありがとうございました!!! (*^^)v
  また機会を見つけてご一緒に滑りましょう !!!  シーハイル !!! Schi heil !!!

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【注】:この「教師日記」の中には,いろいろな“フィーリングスキー”に関する用語が出て来ます。これについては,検索で「エネルギーライン」,「愛のターン」...等と入れていただきますと,その用語に関する記事がたくさん出てまいりますので,そちらを参考にしてください。



スキー教師【TOK】の個人的な日記です。
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ページ内の記事及びデータなどを,みなさんが参考にされることは構いませんが
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