“47 Feeling Ski School”

【TOK】のスキー教師日記  June  2007

 
June 2007

What's Today ?

       
06/30 New Zealand Day18
     
障害を生かした指導
06/29 New Zealand Day17
       
初指名...ゲット !!!
06/28 New Zealand Day16
     
商品として売れるモノ
06/27 New Zealand Day15
     
国境を越えて有効 !!!
06/26 New Zealand Day14
       
初心者レッスン !!!
06/25 New Zealand Day13
      
マンデリンターン !!!
06/24 New Zealand Day12
    
K2の良さを再確認 !!!
06/23 New Zealand Day11
       
本当に楽しい !!!
06/22 New Zealand Day10
        
CPは大雪 !!!
06/21 New Zealand Day 9
       
図書館で勉強?
06/20 New Zealand Day 8
     
電話での会話は???
06/19 New Zealand Day 7
     
郷に入れば郷に従う
06/18 New Zealand Day 6
       
サービスの基本
06/17 New Zealand Day 5
        
CP初映像 !!!!
06/16 New Zealand Day 4
   
サインアップ無地終了 !!!
06/15 New Zealand Day 3
   
    NZでもプルボ?
06/14 New Zealand Day 2
   
    果実を持ち帰る
06/13 New Zealand Day 1
     無事Queenstown着

06/12 行って気増ァーす !!!
06/11 お勧めは“Let Ski”
06/10 目指すものの違い
06/09 自然に起こる姿勢 !!!
06/08 Nice フレーズ !!!
06/07 講演②と“FSオフトレ”
06/06 Tokのミニ講演①
06/05 “Kara”,“やなやな”
      さん“まっさん”の発表
06/04 “Kaorin”さんと
    “オッキー”さんの発表
06/03 無事終了 !!!
06/02 イメージが導く運動
06/01 何を感じて滑ってるの?


*** これまでの日記***

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* 2006年11月
* 2006年10月
* 2006年9月
* New Zealand06 通信
* 2006年08月
* 2006年07月
* 2006年06月
* 2006年05月
* 2006年04月
   (Canada Tour)
* 2006年03月
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* 2005年12月
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* 2005年10月
* 2005年09月
* New Zealand05 通信
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* 2005年7月
* 2005年6月
* 2005年5月
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* 2004年12月
* 2004年11月
* 2004年10月
* 2004年9月
New Zealand04通信
* 2004年8月
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1998年12月

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★ June 1  2007  Friday  晴れ (白馬)
 今日から六月です。
 さて,今日の白馬...朝早くは雲が多かったのですが,8時ころからその雲も取れ始め,イイ天気になってきました。雲間から“北アルプス”の残雪が顔を出しています。(^ ^)(^I^)
 私的なことですが今月...ニュージーランドに出掛けます。私の人生での大きなエポックメーキングな出来事になりそうです !!!。(^ ^)(^I^)
 みなさんも...素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
  今日から六月です。今月も皆さんにとって,素晴らしい月でありますように !!! (^ ^)(^I^)

 5/30の日記で“遊び心”について書きましたが,そのことに関連して“Mika”さんから e-mail を頂きました。

 
『...【TOK】先生こんばんは!今日の教師日記、“遊び心”について、自分なりに共感出
来ることがありましたのでメールしました。今シーズン、丁度ニセコグルメツアーに行く前、仕事の関係で、"遊びのプロ”として、子どもたちの現場にかかわる方の講演を聞く機会がありましたが、まさに、【TOK】先生が常々、おっしゃっていることそのままでした。
 その方が述べていたことで特に印象に残ったことは下記の2つです。
 ○遊びとは=(子どもが)とにかくやってみたいという情動からうまれてくるもの
 ⇒子どもは、「やってみたい」、「楽しそう」、「いやだな」という人間が本来持っている普遍的なもの(=情動)を行動基準にしている。
 ○遊びとは=自らやってみたいという主体性が内包されている
 ⇒とにかく、やりたいから、やってみたいからが、その原動力である。
 これって、自分が、スキーをしていて何でこんなに楽しいの?って...ふと思うと、そんなことなのかなーなんて思います。特に、今回初めて滑ったニセコでは、そんな”遊び心”をくすぐられる、「滑ってみたい」、「行ってみたい」、「楽しそう」というところだらけでした。
 また、その方が、講演で述べていたことのひとつに・・・
 ○いわゆる、大人という存在は、予測がつかないものについては対処できないことが多い
 スキー=遊びであるというのは極論だと思いますが、基本的には、大自然という予測不能の存在を舞台に楽しむスポーツであると思います。それが、予測可能な、変な意味での”大人”のスポーツになっているのではないか・・・と偉そうですが思います。
 ニセコでは、先生には申し訳なかったのですが、フィーリングスキーも忘れる位、「あるがままよー」なんて、楽しく滑らせてもらいました。でも、勿論、その土台にはフィーリングスキーという基礎があったからこそですが・・・
 偉そうですが、そんなことを今日の日記を拝見して感じました。
 ↓講師の方は、下記の理事をしていますので、ご参考までに・・・
  http://www.ipa-japan.org/asobiba/modules/asobiba0/index.php?id=1 ...』


 “Mika”さん,ありがとうございます !!! (^I^)。
 「遊びは“情動=emotion”から生まれる」
...ということは,本当にその通りだと思います。つまり,自然にもたらされる楽しい,嬉しい,ワクワクする...といった「喜怒哀楽」的な感情を,素朴なエネルギーとして身体に感じ容れることなのですネ !!!。だから,自分の“個”としての主体性が先であって,それを他人にどうこう言われる筋合いのものではない...ということです。だから,人の真似をして滑りを同じようにしようとしたり,サーカス的なことを求めすぎたりして,人との比較...ということを考える必要は無いのです。自分自身の感情の高まりをこそ楽しみ味わうことなんですネ !!!。
 ニセコでは“Mika”さん...仰るように,その滑りは脇で見てて気持ち良い位に「天真爛漫」...でしたよ !!! 本当に楽しそうだった !!! ハッハハハ...(^ー^)
 
 私は“フィーリングスキー”こそ,自然から発信されるエネルギーを受け容れ,それを身体のセンサー...五感で感じ取り,人間の素直な感情として喜ぶために適している考え方だ...そう思っています。何を思って滑っているのか?何を考えて滑っているのか?...ではなく,
何を感じて滑っているの?ということなのです。
 多分,明日開かれる「第二回“フィーリングスキー”シンポジウム」では,このようなことが話題になるのではないでしょうか? 楽しみ楽しみ !!! (^ ^)(^I^)

 シーハイル !!! Schi heil !!!
 

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★ June 2  2007  Saturday  晴れ (白馬)
 今日の週末,土曜日...穏やかな「晴れ」の白馬です。
 絶好の「シンポジウム日和」...と言ったらいいのでしょうか? ハッハハハ...(^ー^)
 2007シーズン...“フィーリングスキー”を通して皆さんが感じられたこと,思われたこと,得られこと...etc.など,たくさん伺えることでしょう。楽しみです !!!
 明日は,今夜遅くまで懇親会がありますので Up date ...遅れる可能性大です。ご容赦を...。(=_=;)
 みなさんも...素敵な週末を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 今日からは,皆さんから頂いた質問やご意見 e-mail に対するコメントをさせていただこうと思います。何か特別な思い入れのある事項が生じたた時は,急遽変更もあり得ますが...。(^ー^)

 さて,トップバターは“Oki”さんからのご質問です。
 『...【TOK】先生、ご無沙汰しております。今シーズンもお世話になりました。娘の高校受験も無事終わり春のバタバタが落ち着きましたので今シーズンの感じた事をメールします。
 今シーズンは「外足ですべること」に気をつけて滑りました。かなり意識して滑りましたので少しは変わってきたと感じています。
 今年のレッスンで、「コアにひかれる」、「水平面意識」がキ-ポイントだと思いました。そこで...
 ①:コアにひかれることを意識すると立ちやすい外足(谷足)意識と考えて滑っていますがいかがですか。
 ②:水平面を意識し滑走面をフラットにする時外足スキー、外足かかと、丹田を水平面に対して直角に一直線にする意識を持とうと感じています。そこでその時の具体的な身体的な動きですがおへその位置をずらしてやるのですか?実際におへそ(おしり)をかがとのうえに動かして滑ったりしたのですが何が良いのか分かりません。ただ水平面を意識するとスキーのすべりが格段に良くなる事はよくわかりました。
 以上2点についてアドバイスがいただけたらと思います。
 今シーズンは回数を含め満足にすべる事はできませんでしたが、そういう条件の中で“M”君をはじめ友人たちと楽しくスキーができ、【TOK】先生にレッスンを受けいろんなお話ができたことは
ことしも最高のシーズンでした。
 来シーズンはたくさん雪が降ることを願いながら、また先生に会えるのを楽しみに待っています。
本当にお世話になりました。
 最後に、【TOK】先生は十分な休みも取れないまま大忙しですね、心も、身体も休養が必要です。余計なお世話ですが、本当にお体気をつけてがんばってください。』


  “Oki”さん, e-mail ありがとうございます。(^ ^)(^I^)
  今年はお忙しかったようで1月に一度だけのレッスンでしたが,その後充実した“スキー”が楽しめたでしょうか?
  さてご質問への回答ですが...
 ①:コアにひかれることを意識すると立ちやすい外足(谷足)意識に... ⇒ 結果としてそうなるかもしれません。なぜかと言うと,人間の身体はバランスをとる時に内足で取るより外足で取る方がやりやすい構造になっているからです。
 ②:具体的な身体的な動きですがおへその位置をずらしてやるのですか?...⇒ 「具体的な身体の動き」...ということですが,人それぞれ違います。“Oki”さんがやられたように,自分で“動き”を先にやってしまうと,自分の身体の持っている身体的特徴が活かされた自然な運動が顕れて来なくなるのです。その人の持っている骨格や筋肉,それまでの運動履歴,そしてDNAなどが複雑に絡み,本来は誰一人として同じ動きや運動にはならないのです。でも,似たような動きは顕れます。でも,この“動き”を「結果ありき...」として,求めてしまうと,まことにぎこちない運動になってしまうのです。あくまで,“水面フラット意識”をイメージとしてもつこと...これが大事です。自分からへその位置をずらす...ということはしない方がイイでしょう。あくまでもイメージを大事にし,その結果顕れて来るフォームや身体の動きを最上のものとして受け入れる...ということです。
  “水面フラットイメージ”を持って滑った時に,おへそがかかとの上に動くこともあるかもしれませんし,あるいは盲腸の位置がかかとの上に来ることがあるかもしれません。大事なことは,「どこがかかとの上に来るか?」...ではなく,その時の「“身体”や“スキー”の動きが活き活きしているか?」...ということです。
 「水平面を意識するとスキーのすべりが格段に良くなる事はよくわかりました...」と仰るように,滑りが格段に良くなったと思われたときの身体の動き...これこそが“Oki”さんにとって最高のモノだ !!!...ということです。できたら,そのようなフィーリングが得られたときのビデオをご覧になり,その時どういう動きが現れているか?を見られたら良いかもしれません。
 
「イメージが導く運動」をこそ,大事にすべきだと思います。(^ ^)(^I^)

 以上,ご質問の答えになっているでしょうか? 

 シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 3  2007  Sunday  晴れ (白馬)
 今日も穏やかな「晴れ」の白馬です。
 「“フィーリングスキー”シンポジウム」に参加してくれた大勢の方々も,その白馬を楽しんでいただきました。
 でも,少々飲み過ぎで,昼ころようやくシャキッとした【TOK】でした !!! (*^^)v
 みなさんも...素敵な週末を過ごしてますか?  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 今日は Up date が遅れました...。そうです,昨夜行なわれたシンポジウム後の懇親会で楽しく過ごさせていただき,今朝はUPする余裕がありませんでした...。(=_=;)

 昼少し前に,全ての予定を終え,無事解散...となりました。幹事の“Kaorin”さん...本当にご苦労様でした。そしてありがとうございました !!!。
 ようやく,夕方になって皆さんにお知らせできます !!! (^ ^)(^I^)

 さて,昨日からのこの会...次の様なスケジュールで行なわれました。
 6月2日(土)
 13:30 : 集合
 14:00 : 07シーズン..「.“フィーリングスキー”的な発展がどのようにあったか?」の報告会
   “Kaorin”,“オッキー”,“Kara”,“やなやな”,“まっさん”...の5人が発表してくれました。
   それぞれ,“フィーリングスキー”に対する思いや,今シーズンどのように“フィーリングスキー”がそれぞれのスキーに生かされたか?...などを語っていただきました。それぞれの方の内容の要約は,明日ご紹介したいと思います。
 16:00 : 【TOK】の“フィーリングスキー”への思い...(基調講演)
   これも後日(多分6/4)ご紹介いたします。
 18:00 : 夕食..&..親睦会(キャンプで撮影したビデオなどを見ながら...)

 6月3日(日)
. 9:30 オフシーズンのオフトレーニング講習会
   この内容も明日お知らせいたします。 
 12:00 解散

 ......ということで,楽しく会を閉じることができました。
 ご参加いただいた33名の方には心から御礼申し上げます。
 ありがとうございました !!!

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★ June 4  2007  Monday  晴れ (白馬)
 今日も本当に穏やかな「晴れ」になった白馬です。
 この時期の白馬...本当にエネルギーに満ちています。(^ ^)(^I^)
 木々や,花々の息吹が聞こえるようです。
 この様な雰囲気の中で「“フィーリングスキー”シンポジウム」...無事終了しました。幹事の“Kaorin”さん,そしてご参加頂いた方々,本当に楽しい時間をありがとうございました !!!。
 みなさんも...今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------

 今日は,昨日の約束どおり,シンポジウムの報告会の模様をお伝えします。
 6月2日(土)14:00から,「八方尾根文化会館」の会議室を借り,皆さんの発表が行なわれました。発表のテーマは,『07シーズン..「.“フィーリングスキー”的な発展がどのようにあったか?」』発表の順番は「ジャンケン」で,“Kaorin”,“オッキー”,“Kara”,“やなやな”,“まっさん”...の様に決まりました。

 トップバッターの“Kaorin”さん... : “フィーリングスキー”との出会いから3年...どのように花開いたか?をご自分のご経験を元に話していただきました。
 特に大きなインパクトとして,ニセコでの出来事,そしてカナダでの経験...ということを挙げておられました。そしてそのポイントは...「フロントスポイラー」をしっかり装着したこと,そして「かかと支点」の意味が解ったこと...という様に語っておられました。
 私の興味を引いたことは,「打楽器のバチさばき」のフィーリングとスキーの圧コントロールの感じが似ている...ということででした。ご自分の生活の中からいくらでも“フィーリングスキー”に共通するイメージを探すことができるし,そのことがご自分の毎日の生活にメリハリをつけ,活き活きと毎日をおくることにもつながる...そんなことを思いました。(*^^)v
 ニセコでもカナダでも,彼女とズーッとご一緒させていただき,その飛躍の様子を見させていただきました。ご自分ではそれほど気付かれていないかもしれませんが,来シーズンの初め,キットその飛躍振りを確認することになると思います。(^ ^)(^I^)
 大変な役,今回の幹事さんを含め,本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした !!!

 二番バッターは“オッキー”さんでした... : 彼は今シーズン “Feeling Ski School”の教師として主に「野麦」を中心に活躍していただきましたが,その経験を通して感じられたことを中心に,お話しいただきました。そのキーワードは三つで,「スキー仲間との出会い」,「教えること...の意味深さ」,「ビデオ撮影の効果」でした。
 「スキー仲間との出会い」...今までは同じ野麦峠スキー場で滑っていても,どことなく独りで滑る...ということが多く「引きこもり」的なスキーをしていたが,教える,人に伝える...という作業と通して多くの人と知り合えた。そのことが自分の“スキー”の楽しみ方の質を変えてくれた...というお話でした。
 「教えること...の意味深さ」...他人に何かを伝えようとする時は何をどう伝えるか?...が大事になり,自分の考えをしっかり持つ必要が出てくる。このことが“自分の学び”に結びついた。また,“フィーリングスキー”をまだご存じなかった方...その方がソレを知った時の感動の模様が忘れられない。いかに「競う」より「楽しむ」ということが大切で素晴らしいことかを思った...という風に発表されました。(^ ^)(^I^)
 「ビデオ撮影の効果」...生徒さんがどのように変わって行ったか?...これを知るのはビデオで記録を残し,それを見て実感するのがイチバン !!! そして,その映像の裏に流れているイメージの言葉...これがレッスンを受講されなかった方にも新しいスキーワールド,“フィーリングスキー”との出会いを促進することに...。また,オフシーズンの楽しみとしての価値も大きい...ということをお話しいただきました。
 “オッキー”さんにとってはいつものシーズン以上に,重みのあった年であったことが伺えました !!!

 さて,長くなりました。この続きはまた明日...ということにしましょう。

 シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 5  2007  Tuesday  晴れ (白馬)
 今日は昨日より少しどんよりとはしていますが「晴れ」の白馬です。(^ー^)
 昨日は調子に乗って,MTBで青木湖,中綱湖⇒大町の運動公園...と,約2時間乗り回りました。新緑と残雪に映える北アルプスを見ながらの,バイククルージング...素晴らしかったです !!!。
 ニュージーランドに負けず劣らずの「景観」がそこにはありました !!!
 みなさんも...今日も素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 今日はシンポジウムの発表の続きです。

 三番目の発表者は“Kara”さんで,パワーポイントを使っての発表でした。
 ご発表の要旨は...『...今シーズン...技術的にうまくなったと他人に言われたけれど,自分ではうまくなった気がしていない。ただこれまで行かなかった斜面に入って楽しんでいる自分が居たのは確か...。このイチバンの要因は“まっさん”や【TOK】と一緒に滑った“フィーリングスキー”にあるかもしれない...。これまで,“フィーリングスキー”に出会うまでは「整地斜面」で滑るのがほとんどだった。しかし,“フィーリングスキー”に出会い,野麦やカナダに行って滑った後は,なぜかオフピステやコブ,急斜面を楽しみながら活き活き滑っている自分が居た。
 今までのスキーに比べて何に驚き強い印象を受けたか?というと,斜面に垂直に立つ必要は無い...いつも水面に立つように...ということ。これまで「形」を真似をするレッスンしか受けたことが無かった自分には驚きであり新鮮だった。また,かかと支点ということ,コブを滑る時にコブに合わせず自分のリズムに忠実に..,ズレると切れる....ということもにもビックリした。
 また,ああやれ !!!こうやれ !!!...という形や運動をメインにするレッスンの方が言われていることをすればいいので楽だが,フィーリングレッスンではイメージを重要視し,こうやりなさい,ああやりなさい...ということが少ないだけに,自分の感性が問われ,楽では無かった。しかし,そういうイメージや意識が功を奏したことは確からしい...。いろいろな斜面を滑ることが“楽しく”なったのだから !!!...
 カナダの緩斜面の大斜面を滑った時...プルークボーゲンで雪の圧を感じられるようになったのも嬉しいことだった...。また転倒を怖がらずに滑っていたのも自分としては嬉しかった。来シーズンはぜひとも“ヘルメット”を着用してスキーをしたいと思います。...』
 
 四番手は“やなやな”こと“柳”先生でした。
 彼のスピーチはいたって簡単...。「どうやって“スキー”を楽しむか?」...という設問をしたのみ...。
 これで終了...そして「質問は受け付けません」......でした。

 五番目に登場されたのは,“まっさん”先生でした。
 彼のご発言は...『...今年のシンポジウムのイメージは...緩斜面を想定していたのにいきなり急斜面を滑りなさい...と言われている心境です。昨年はビールなどを頂きながら,雑談的に話をしたのですが,今年は演台まで設け,本当のシンポジウム並みになって...(=_=;)
 ところで,今年は
新人教師として,23名の方にレッスンさせていただきました。何人かのリピータの方が来てくれたことが嬉しかったです。(*^^)v レッスンとしては,【TOK】が今あまりやらなくなった“フィーリングスキー”の基本的なこと,“オレンジ・ターン”などをベースとした,予備校的なレッスンを心掛けました。結果として,スキー指導に悩んだ時は,その原点...“オレンジ・ターン”に返っている自分が居ました。
 またレッスンをしていて,感じたこと...それは...
“集中”が“フィーリングスキー”の大事な要素になっている...といういことでした。
 教師冥利に尽きたこともありましたが,それはレッスンの最中にどんどん変わって行く姿を見た時でした。これまで生徒さんがイメージされていた感覚に無いことを,教師としての自分のアドバイス...新しいイメージを持つことで変わって行くのを拝見するのは感動モノでした !!!
 スキーヤーとして,スキーの本当の面白さは整地よりも自然そのものの中...これを実感したシーズンでもありました... 』

     -------------
 
 以上,五人の方々に発表していただきました。
 それぞれの方が,それぞれの07シーズンを振り返って,その思いを真摯に語っていただきました。人前で,自分の思いを吐露するのは気がひけることではありますが,自分の思いを語ることで,自分が何に驚き,何に感動し,何に悲しみを覚えたか...?という「自分見直し」,「自分探し」ができたと思います。
 語っていただく前の緊張感とは裏腹に,2007シーズンがより鮮明にご自分の脳裏に焼きついたことと思います。
 来年は,より多くの方のご参加とご発表を期待したいと思います。
 どうもみなさん,ありがとうございました。(^ ^)(^I^)

 シーハイル !!! Schi heil !!!
 

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★ June 6  2007  Wednesday  晴れ (白馬)
 今日も「晴れ」の白馬です。
 梅雨入りが約一週間後...というようなニュースがありましたが,その前...本当に自然のエネルギーを感じる時期です。
 梅雨に入ると,緑が一気に濃くなって,淡い新緑の影が消えてしまいます。その前にできるだけ「緑」を味わいたい...そう思っている【TOK】です。(^ ^)(^I^)
 では,みなさんも...素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 今日は第二回“フィーリングスキー”シンポジウムで話させていただいた,「【TOK】の“フィーリングスキー”に対する基本的な思い」...これを書かせていただきます。

 最近,皆さんにレッスンをさせていただく時でも,またこのようなミニ講演を頼まれた時でも,キッチリと話す内容を決めることはしなくなりました。最初の切り口はある程度考えますが...。というのは,対象となる方の反応や,自分自身の中に自然に口をついて沸いて来るその言葉...それをそのままお話しするのがイチバン...ということを思うようになったからです。(*^^)v
 ですから,次に述べるようなことになるとは,最初は自分でも分からなかったのです...(=_=;)
 では...
 
 『 実はこの12日からニュージーランドに行くことになりました。スキー教師をするのですがそのきっかけとなったことは“Daniel”という Coronet Peak の教師との出会いでした。彼とは去年 Queenstown で初めて会ったのですが,その時同じスキー教師として話す機会がありました。そして“emotion”がスキーレッスンや“スキー”そのものを感じることが大事...というようなことを話しました。彼もその意見に共鳴してくれ,「視,聴,嗅,味,触の五感というか“情感”に根ざした,人間開放的なところまで“スキー”を味わないと,本当にスキーを楽しんだ...ということにならない」というような話をしました。
 その彼が,今シーズン日本でレッスンする機会があり,私の実際のレッスンスタイル...無線を使ったり,ビデオを使ったりする姿を見る機会がありました。そして,お茶飲み話の最中に「ニュージーランドでスキー教師やる?...」というような話になったのです...』
 ...という話の始まりから私のスピーチが始まりました。これ以降の話は書くと非常に長くなりますので実際の映像でご覧下さい。すこし容量が大きいのですが申し訳ありません...。長いので二つに別け,後半は明日 Up date したいと思います。
 
 “フィーリングスキー”【TOK】のミニ講演 前半 (4.8MB)

 少しはお楽しみいただけましたか? シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 7  2007  Thursday  晴れ (白馬)
 今日も「晴れ」ました !!!。
 クッキリとした晴れではありませんが,梅雨入り前のひと時をのどかに過ごすには,最高の気候かもしれません。
 ところで,少し油断していて,「風邪」をひいてしまいました。ニュージーランド行きの前に治さないと...(=_=;)
 では,みなさんも...素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 今日は昨日の続きです。
 “フィーリングスキー”【TOK】のミニ講演 後半 (3.8MB) をご覧下さい。
 音声だけの方が容量が小さくなるかと思い,編集して音声だけ取り出してみたのですが,結局それほど変わらず,返って音質が悪くなりましたので,少々容量が大きいですがこちらの方を Up date いたしました。ご了承下さい。

 ...というわけで,今回のシンポジウムでは,「雪とのやり取りの感覚を“気”という,目に見えないエネルギーとして捉える...」という観点でお話させていただきました。皆さんはどうお感じになったでしょうか?ご意見を頂戴できれば幸いです。(^ ^)(^I^)

          *****          

 さて,このお話をさせていただいた次の日...「オフトレ」をどうしたらいいのだろうか?ということで,2時間近く皆さんとご一緒しました。実はこの時のイチバンのテーマもこのミニ講演と無関係ではありませんでした。
  私が今思っている“生涯スポーツ”として“スキー”を考える時,「身体の持っている潜在能力の素晴らしさ !!!」...これに気付き,味わうことが大事だと思っています。そのためには「自分の身体の組成分子」に想いを馳せる...ということが大切だと思うのです。“身体の構成分子”...ということについては昨年5/31の日記「地球との一体感」にも書いていますが,私たちの身体を構成している筋肉や,できれば分子レベル,素粒子レベルの構成要素に対しても「想いを馳せる」...ということを実行してみると,面白い結果が出そうだと思っているのです。実際に“素粒子”などというものを,私たち人間がイメージはできても,それに直接働きかけたりすることができるかどうか?は疑問ですが,そのような気持ちを持って,まるで自分の子供に話し掛けるつもりで,自分の心の内を吐露してみるのです。
  歩く時でも,足の裏から感じられる凸凹の情報を素直に感じ取ることに集中します。ストレッチで筋を伸ばしたら,伸びている筋に「活き活きと伸びてネ !!!」と話し掛ける様にします。階段を上る時,「階段上るの...嫌だなぁー」と思って上るのではなく,「俺の脚の後ろに筋肉が伸びている...筋細胞がイイ感じで緊張していて気持ちがイイナ !!!」...という想いで上る方が,どれほど精神的にも肉体的にも気持ちがいいことでしょう !!!。降りる時も同じです。タンタンタン...と無意識に降りてしまうのではなく,自分の“重心”が滑らかに下りている様子をイメージしながら階段を下りてみます。そうすれば,脚のゆっくりした縮みが起こり,それは“スキー”で大事な,ターン後半に必要な筋肉を活性化させていることになるのです !!!。
 また仰向けになって寝転び,足を上にあげたら,足裏に太陽からのエネルギーが入り込み,「丹田」に貯まって行く様子をイメージしてみます。そして丹田に貯まったエネルギーを今度は,起き上がって頭のてっぺん“百会”から太陽に戻すイメージを持ってみます。あるいはこれを逆にやってみます。“気功”とまではいかないにしても,この様なイメージを持つことで,どことなく身体が活き活きするとは思いませんか?
 ...このような,一見オフトレーニングとは何の関係も無いような動作ですが,私はこの様に,「身体の組成に想いを馳せることが,身体を活き活きさせ,感性を鋭くしていくことに結びついている」...という気がするのです。そして,この様な感性が豊かになると,雪の上のスポーツ“スキー”が,また違った楽しみとして感じられるようになると思っています。
 まさにこれこそが毎日の生活でできる
“フィーリングスキーのオフトレ”なのです !!!。
 
 ...ということで,今日はミニ講演の後半と「“フィーリングスキーFS”のオフトレ」...ということについて書かせていただきました。

 シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 8  2007  Friday  晴れ (白馬)
 
今日も「晴れ」ですネ !!!。(^ ^)(^I^)
 数えてみたら,先月26日から連続14日,二週間...晴れでした !!! もちろん朝の内だけ晴れで,夕方には曇ったり小雨になったり...ということはありますが,朝の時点では「晴れ」だった...ということです。凄い !!!凄い !!!
 ところで,ニュージーランド Coronet Peak も少し降雪があったようです !!! (^ ^)(^I^)
 では,みなさんも...素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
 昨日までは「シンポジウム」関連のことを Up date いたしました。今日からは,皆さんから頂いた質問やご意見 e-mail に対するコメントに戻りたいと思います。(^ー^)

 さて,今日ご登場いただくのは“Nishi”さんです。
 『 TOK先生 オフピステ特訓キャンプでお世話になった、Nishiです。今回は本当にお世話になりました。自分のことで恐縮ですが、聞いてください。
  私は、スキー歴は15年くらいなのですが、はじめは、本とビデオを1つずつ買って、全くの我流でやっていました。急斜面やコブ、荒れ地を滑り降りるのが大好きで、とても楽しんでいました。どこでも滑りおりれてはいました。コブをなめる様に滑り降りるのにもあこがれ、雪面とのコンタクトを楽しんでいたのも覚えています。もともと、デモみたいな格好いい滑りがしたい、という思いは以前からありました。 でも最近は地方の技術選に出たり、テクニカルを取りたい、等の思考も出てきたため、 カービングを教わるようになり、技術論を学び始め、色んなバリエーション練習をやり、 しまいには、いわゆる「点の出る滑り」を追いかけるようになってしまいました。 目的と手段が逆転したような感じです。 それと共にそういう思考の仲間も増えてきて、 しまいには、スキーが息苦しくなってました。 「滑りはこうでなきゃいけない」などと周りに言われ続けているうちに、 形を追いかけ、感じることがどんどん苦手になり、上達に行き詰まりを感じ、 以前から楽しくHPを読まさせてもいただいていたTOK先生のキャンプを受けようと、 今回、思い切った次第です。 
  結果から申し上げると、キャンプに参加して本当に良かったです。 「まだ自分でも何か感じることが出来るんだ」と気づかされました。 本当にありがとうございました。 特に、荒踏みの斜面での中回りなど、全然出来なかった自分が、 乗鞍のてっぺんの斜面で、何本か中回りで気持ちの良い滑りが出来たので、 全く違う滑りが出来ていたんだと思います。 本当にうれしかったです。 
  しかし、キャンプ最後のフリーで、失敗がありました。 今回のキャンプで得たものを、今までの滑りに加えてみよう、と、 1本スピードを出してみたところ、「feel〜in〜」で行ったつもりが、 やはり暴走カービングになってしまいました。 気のせいか、斜面下でTOK先生に見られていたような・・? 苦笑いされていませんでしたか? そのあと、かかと荷重に気をつけて、もう1本行ってみたら、 今度は、まあまあコントロールできた気がしました。 しかしハイスピードになると、ついエッジを長く効かせて山回りしてしまい、 突っ張った滑りになってしまい、まだ、圧の飲み込みをする余裕がなかったです。 
  ここで一つ質問なのですが、これが「自分の限界を超えた滑り」ということなのでしょうか? 自分のスピードの次元を上げていけば、もっと速いスピードの中でも、 フィーリングスキーが出来るのかな、と思ったりしています。 でも今までは、いつもゲレンデが空く瞬間を狙って、この滑りをしてしまっていた気がします。 好きな滑りは、本当に偶然ですが、宮下征樹さんとグッギーで、 斜面をいたわるように滑る征樹さんの滑り、グッギーのクラシックなシルエットが好きです。 人に安心感を与える、かつきれいなスキーが出来るようになれたらなあ、と思っています。
  TOK先生の滑りが、征樹さんに影響を与えたのでしょうか? どことなく似ていますね。 でも、一番印象に残ってるのは、無線の声と、舌を出したイタズラっぽい時の笑顔です(笑) キャンプ、本当に楽しかったです。 TOK先生と滑っていると、どんどん気分がハイになっていきますね。 でも、失礼があってはいけないと思い、つい緊張してしまいました。 ちなみに、自分に響いたイメージは、 ・feel〜in〜♪ ・面〜面〜面〜♪ ・Tree〜水面〜♪ ・今〜今〜今〜♪ でした。 ノリの悪い、変化の少ない、教えにくい生徒だったかも知れませんが、 そのあたりは、どうかご容赦して下さい。 
  また、大変ご多忙なので恐縮なのですが、 お手すきの際に、今回の質問にお答えいただけると幸いです。 以上、とりとめのない内容になってしまいましたが、 お話できなかったことをお伝えしたくて、大変な長文になってしまいました。 お忙しいときに、申し訳ありません。 では、どうかお身体に気をつけて、これからも元気でレッスンしてください。 またいつか、レッスンを受けに行きたいと思っています。今日も「晴れ」ました !!!。』


  “Nishi”さん, e-mail ありがとうございました。でも本当に返答遅くなってしまいました。大変お待たせいたしました !!! (^ ^)(^I^)
  「...技術選やテクニカルなど...点の出るをめざし 目的と手段が逆転...スキーに行き詰まりを...」ということですが,そのタイプのスキーヤーが本当に多くなってしまいました。技術選を目指すのが悪いわけではありませんが,ソレが最終的な目的...みたいになってしまうと,“スキー”そのものが楽しめなくなってしまいがちなのです...。S○Jさん !!!...しっかりして !!!と言いたいところです。(=_=;)
  「feel〜in〜」で行ったつもりが、 やはり暴走カービングに...自分のスピードの次元を上げていけば、もっと速いスピードの中でも、 フィーリングスキーが出来るのか?...ということですが,ターン後半での圧の吸収がうまくいかないとスキーがターンインサイドに回り込んで来てくれませんから,暴走になりやすいのです。特にハイスピードになると,ターン後半身体方向に掛かってくる圧力はかなり強くなりますから「引く筋パワー」が必要になります。高速カービングターンを“ feel in ”感覚で行なうには,この「引く筋パワー」を鍛えることが必要になります。例えば重量挙げなどではどれくらい思いバーベルを押し上げられるか?という意味で,「押し上げる筋パワー」が求められるのですが,“スキー”ではターン後半,どれくらい強い圧を重心方向にじっくり“引き込む”ことができるか?...という「引き込む筋パワー」が強いか弱いか?が限界スピードを決めてしまう...という意味で大事になるのです。ですから,もし高速カービング状態で“ feel in ”感覚の滑りをしようとすれば,レッグエクステンションなどの日常生活だけでは鍛えられない特別なトレーニングをすることが必要になります。モチロン,脚を伸ばす時に息を吐くのではなく,縮める時に脚の筋肉に思いを馳せて息を吐くことが大事です。ターン後半,大きな圧をじっくりゆっくり飲み込むためには,それだ大きな筋パワーが必要になる...ということです。でも,この段階になればもう“生涯スポーツ”としてのスキーの範疇を越える...ということになるかもしれませんネ...。でも,レースに出て勝ちたい...とか技術選で上位に...ということを目的とするなら,この様なトレーニングは必須です !!!。伸ばす筋パワーではなく,引く筋パワーを鍛えることが...。(*^^)v
  【TOK】と滑っていると、どんどん気分がハイに...そう仰っていただくと本当に嬉しいです。(^ ^)(^I^) 気持ちの持ちようが“スキー”の面白さを左右しますから,ハイになれるということは素晴らしいことです。私自身がハイで居られるよういつも心掛けていることがありますそれは..①Must病にならない,②結果よりもプロセス,③完璧を求めない,④今その瞬間を味わう,⑤“学び”の過程だとおもう...ということです。スキーをお教えしている時もこの様に,プラスイメージが沸くように極力努めています。つまり,自分をいつも可愛がる...ということなのでしょうか? ハッハハハ...(^ー^)
  
今日も「晴れ」ました !!!...
 Nice フレーズ !!! ですネ !!!。(^ ^)(^I^)
  “Nishi”さん,また来シーズン...ヨ・ロ・シ・ク・...(^ ^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 9  2007  Saturday  曇り (白馬)
 今日は久しぶりに「曇り」の白馬です !!!
 でも,白馬三山はしっかり見えています。(*^^)v
 今朝は久しぶりにこの山を,好きなCoffeeをいただきながら,じっくり観て味わいました。
 この夏... New Zealand で過ごすこともあって,毎日のように見ていたこの「北アルプスの山々」を目にすることができません。
 そんな想いもあって,眺めた「白馬三山」...やっぱりイイですネ !!!。 (^ ^)(^I^)
 では,みなさんも...素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 
今日は“Ima”さんから頂いた e-mail への回答です。“Ima”さん...大変長らくお待たせいたしました...。返事が遅くなってス・ミ・マ・セ・ン...(=_=;)
  ところで,“Ima”さんのご質問...大きく三つに分かれています。それぞれに対する回答が少々長くなりますので,三回に別けて回答させていただきますので,よろしくお願いいたします。今日はその一回目です。

  『 tok先生 はじめまして、“Ima”と申します。インターネットで、偶然先生のページにたどりつきまして、約3ヶ月、日々その滑りに挑戦しております。実際すべりを見ていただくことができないため、いいのか悪いのかわかりません。スケジュールが合わないため、実際に指導を受けたいのですが、難しい状況です。 よって、お時間がありましたら、以下について教えていただきたいのですが、よろしいでしょうか?
  以下の点は、検定の事前講習で指摘された事項です。普段はほとんど一人で滑っていますので、自己流が強くなっているかもしれません。
  指摘内容
 1.ポジションが後ろ気味である。
 2.切り替えで、重心移動が横方向である。もっとフォールラインとスキーのトップのほうへ重心を落としていくように。
 3.ターン外側の腕が上がったままターン後半まで滑っている。
  以上主な指摘です。
  1については、自分でも鏡を見たりして矯正しています。かかと支点での滑りを心がけてなるべく腕を前に出すようにしています。が、なかなかポジションがつかめません。どうしたらよいでしょうか??
   ・・・(中略)・・・
  以上長くなり恐縮ですが、フィーリングスキーで改善できるアドバイスなどいただけたら幸いです。どうか、よろしくお願いします。フィーリングスキーの奥深さを紙面からだけですが、日々感じております。
 最後に私のデータです。29歳,男,身長180cm,体重75kg,スキー暦4年,SAJ1級程度...以上です。』


  “Ima”さん, e-mail 拝見いたしました。ありがとうございました。(^ ^)(^I^)
  では,今日は先ず「1.ポジションが後ろ気味...」ということについてお話させていただきます。  「かかと支点を意識され,手を前に出している...」ということですが,実は「手を出す」ということがまずいことなのです...。(=_=;) 手を前に出すとかえって腰が引け,お尻が後方に突き出るようなフォームになってしまいます。...結果として「ポジションが後ろ」...という指摘を受けることになります。良くこういう指導をスキー教師がしているのを見かけますが,私に言わせれば「常識のウソ」です...。
  どうしてか?...と言うと,重心とかかとを結ぶ線を考え,これが“バランス”を取る軸だとします。で,体の一部が前に出ると,それとバランスを取るために,体の他の部分が反対側に出て行かなければなりません。そうしないと片方に重さが片寄り,倒れてしまうのです。手を出さず,逆に手を腰の真横くらいの所まで引いてあげると,お尻や腰は逆に前に出て行きます。実際に床に立ってやってご覧になればすぐ判ることです。(^ ^)(^I^)

  では,どうしてスキースクールでは,「手を前に出して...」と指導するか? それは「スキーが前方へ進んだ時,その前方から雪の抵抗がやって来るので,その抵抗に対処できるようにするため...」なのです。一般的にはスピードが出れば出るほど「懐の深い姿勢」が求められます。でも,それはスピードとの相関で決まるもので,一概に「これだけ深くする」というように,予め決められるものではありません。雪からの抵抗とバランスを取るために
自然に起こる姿勢,フォームとして自然に表れて来る姿勢なのです。
  ですから,先ず大切なことは,フォームを予め作ろうとせず,雪から来る圧に意識を集中し,その圧とバランスが取れるように,素直に自分の身体に任せることです。するとあなたの身体は自然に,本当に自然に,最もあなたの身体の特性が活きる様なフォームを作り出してくれるのです。
  私はこれまで,多くの初心者の方にもお教えしてきましたが,手を前に出すとか,こういう姿勢を作れとか言わずに,雪を感じ,雪と会話をしながらバランスを取るように...とお教えするのがイチバン !!!...だと実感しております。姿勢やフォームを作ろうとすると,そのために必要でもない身体の筋肉が使われ始め,硬直が起こって,リラックスできない状況が生まれてしまうのです。最も大事なことは「すること」ではなくて,「されること」に集中することなのです。すると,ホントに信じられないほど自由で個性あるあなたの美しいフォームが顕れ,ポジションが出来上がるのです。手が身体の前方に突き出るような姿勢には絶対ならないはずです。

  ポジション...良く使われる言葉で,日本では「姿勢
,身構え」という意味で使われることが多いようです。どちらかというと,自分自身で勝手に作るもの...というイメージがありますが,私はこの“ポジション”...ある対象があって,その対象との相関で出来上がる姿勢...という風に思っています。ただ立っている時でさえ,地球の引力との相関があって“立つ”という姿勢が出来上がるわけですから...。自分から作ろうとすると,自然でない,そして素直でないポジションになってしまうと思います。

  「形を作らず,顕れる形を楽しむ...」という“フィーリングスキー”の原点に関連した話題になりました。(^ー^)
  そうなんです...「身体活き活き」こそが“スキー”の醍醐味なんですネ !!!。 

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 10  2007  Sunday  小雨 (白馬)
 今日は「小雨」の白馬です。
 梅雨のはしり...みたいな気もしますが...。...と思って天気図を見たら,まだ前線は太平洋側に...。単なる低気圧,しかも寒気を後ろに引き連れた低気圧が来ていただけでした。
 今年の梅雨...経験することが無い...という思いから,その雰囲気を味わおう...という【TOK】の勝手な願望が入ってました...。(=_=;) ハッハハハ......
 では,みなさんも...素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
 今日は“Ima”さんから頂いた e-mail への回答...その二回目です。昨日の続きからご紹介します。

  『... 指摘内容 : 2.切り替えで、重心移動が横方向である。もっとフォールラインとスキーのトップのほうへ重心を落としていくように。
  この、2については、キャスターターンをイメージしてやっています。しかし、2輪から4輪になるところが、なかなかできません。また、4輪になったときに、内足に力がはいってしまい、不安定になってしまいます。うまくいったかなと思ったときには、外腰が下がった外傾、外向でターン指導していたりしているようです。切り替えは自分の中で昔から苦手なところです。とくに急斜面とかにいくとあせってしまいすぐにスキーを押し出して、重心をその場においているようです。
  どうしたらよいでしょうか??あと、水面角付けとはどのようなものなのでしょうか?文中の説明をみたのですが、なかなかイメージがわきませんでした。すみません。』


  今日は「角付けの切り替え時」がテーマですネ !!!。
  “スキー”の局面は大きく別けて,昨日お話しした「舵取り」と「切り替え」の二つです。「舵取り」では,来る圧のことを考え,それに意識を集中することだと,お話しました。...で,今日はもうひとつの「ターンの切り替え」ですが,これについては「何を最も大切なことと受け止めるか?」ということで,その考え方がまるで違ってきます。

  今S○Jの検定で求め,その考え方に従って行なう角付けの切り替えと,私が生涯スポーツとしての“スキー”で考える角付けの切り替えとは,その考え方を異にしています。...残念ですが,そうなのです。(=_=;) S○Jの検定で一般に行なわれているカービングターンを主体とした「切り替え」は,とにかく「角から角...」がメインですから,重心の軌跡とスキーの軌跡をできるだけ素早く瞬時に切り替え,エッジングからエッジングへ !!!...ということが良いとされています。そうであれば,“Ima”さんが検定の事前講習で指摘されたように,重心の位置とスキーの位置をできるだけ入れ替えるしかありません。ですから,「フォールラインとスキーのトップのほうへ重心を落としていくように...」ということになるのです。でもこの方法は,検定では点数の出る滑りなのですが,どういう合理性があるのか? どんな状況で,どのように応用が利くのか? シニアや女性に優しい滑りか? スキーファンを増やす要素を持っているか?...といった,“スキー”の楽しみ,といった面から考えると,まったく意味の無い切り替え方...と言っていいものです。

  一方,“フィーリングスキー”で考える角付けの切り替えは,重心の軌跡とスキーの軌跡をできるだけ滑らかに行い,その二つの軌跡が離れすぎないこと,を目指しています。SAJ検定とは,その考え方がまるで違うのです。“キャスター・ターン”は,このことを学ぶためのイメージですから,もし“Ima”さんが「検定」を目指し,何が何でも合格を !!!...というのであれば,“キャスター・ターン”を身につけられ,それを検定の現場で演技すればするほど点数は出ない...ということになってしまいます。
  ですが,私の40年近いスキー教師としてのキャリアから,率直に“スキー”とはなにか?...を語らせていただくと,今まだ「S○Jが行なっているような考え方に根ざした角付けの切り替え方」...これを身につけることは,あまり意味のあることだ...とは思えない,としか言いようがありません。
  “キャスター・ターン”の2輪から4輪への移行は,切り替えを滑らかに行なうイメージですから,それを「フォールラインとスキーのトップのほうへ重心を落としていくイメージ」を持って行なうと,まるで違った“キャスター・ターン”をしてしまうことになります。(=_=;) “キャスター・ターン”では,適度な外向外傾姿勢が表れるの当然で,それこそが“フィーリングスキー”としての“キャスター・ターン”が求めるものなのです。
  ですから,このご質問の答えとして申し上げるならば,もしS○J検定合格を目指すなら“フィーリングスキー”はあまり効果は無いから,お止めになった方がイイ...ということになります。残念ですが...。(=_=;) でも,急斜面や悪雪コブ斜面では威力を発揮します。検定に合格するための技術を身に付けたら,不整地急斜面...深雪,コブ斜面...滑れますか?ヘリスキー楽しめますか?

  今シーズン,レッスンでメインにお話させていただいた“水面フラット意識”...これも“現今”の「S○J検定合格」には縁のない滑り方だと思います。いくら水面イメージを膨らませても,残念ながら合格点の出るような滑り方にはなりません。むしろやればやるほど点数は低くなることでしょう。ですから,“角付けの急激な切り替え”と“水面フラット意識”をリンクさせようとしても,うまくいかないのは当然なのです。

  今日の回答...辛らつな言い方をさせてもらえば,現在のS○Jが考える検定...これに合格するために“フィーリングスキー”を身に付けることは意味の無いこと...です。ただし,“今”...検定合格はできないけれど,いずれ将来,素晴らしい“スキーワールド”との出逢いが実現する !!!...ということは明言できます !!! 
  検定の滑りと“フィーリングスキー”の滑りは
目指すものが違っているのです。
  あとは,“Ima”さんが,どちらを選択されるか?...ということです。(^ ^)(^I^)

  そうそう,...S○J本部がどう言おうと,それを否定し,“スキーの基本”を大事にした検定を行なっている一部のスキースクールがあるようです。もし,受験されるならその様なスクールで受験されてはいかがでしょうか? “フィーリングスキー”的な考えに根ざした滑り方が評価を受けるかもしれません。一部その様なスクールがあることを,そのスクールの名誉のために書き込みさせていただきます。(^ ^)(^I^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 11  2007  Monday  晴れ (白馬)
 今日の白馬は「曇り」です。昨日の雨で「緑」が一層深く,しっとりと綺麗に見えます。
 ...でしたが...8時半頃から晴れに !!! (*^^)v
 この「綺麗」...という字,あまり使わないのですが,今朝の白馬の雰囲気にピッタシ !!! そんな気がします。たんに「きれい」と書くよりは「綺麗」...この方が情緒があっていいですネ !!!。
 さて,明日はいよいよ New Zealand 出発です。こころワクワクしています !!! その Coronet Peak スキー場...今日Open !!!のニュースが !!!(^ ^)(^I^)
 では,みなさんも...素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
  OLSSのトップページでもご案内しておりますが,この度,知人のお計らいで,08シーズン用のスキー板「K2の五機種」について,皆さんにお得価格でお譲りできることになりました。(*^^)v
  過日,この五機種についての「試乗レポート」を「教師日記」上
...3/20及び3/21でご紹介させていただきました。購入をお考えの方はご検討いただき,【TOK】宛ご連絡 e-mail をいただきたいと思います。
     -------------☆★☆-----------
  さて,今日は“Ima”さんから頂いた e-mail への回答...その三回目で最終回です。
  『指摘内容 : 3.ターン外側の腕が上がったままターン後半まで滑っている。
   この3については、自分の感覚としては、ある程度傾きの軸を作って外スキーの圧を調整するようにしています。しかし、外腕があがり、ターン外側のわき腹が開いてしまっているようです。よって、外スキーにプレッシャーがかかっていない感じということです。また、それに加えて、外足だけを外に押し出しているフォームみたいです。よってバランスが悪い滑りであるという指摘もありました。最近は、足裏感覚を大切にして、常にキャスターを転がし続けるように意識して滑るようにしています。


  今日は「舵取りの最中ストレート内傾的になってしまう...」ということのご相談ですネ !!!。
  結論からお話しすると,「ターンの最中外側の腕が上がってしまう」...というのは,「腕が上がるような滑りをしているから...」ということなのです。こう言うと,「当たり前 !!!じゃん...そんなの回答にならないヨ !!!」...と仰るかもしれませんが,実はここのところに大きな秘密が隠されているのです !!!。(^ ^)(^I^)
  思わせぶりでもなんでもありません。“Let Ski”的にスキーをしているか?,それとも“Do Ski”的か?...という大きな違いが,この二つの滑走意識の違いから生まれてきてしまうのです。“Do Ski”的に自分自らの力を雪に対して加えることがメインの滑りでは,重心から外向きに圧を加え,その加えた圧で運動を起こしターンしようとします。その運動は,“作用”とも,あるいは“アクション”とも言われますが,そのような運動は必ずそれを補い,バランスを取るための“反作用”あるいは“リアクション”を伴ってしまうのです。この“反作用”あるいは“リアクション”のひとつとして,「腕が上がり脇が甘くなる...」というフォームが現れてきているのです。
  一方,“Let Ski”的に,「雪の圧をもらってターンする意識の滑り」ではただ斜面を移動して行き,雪から来る圧に対して身体はバランスを維持しようとするだけですから,“反作用”や“リアクション”と言われる運動が起こらないのです。なぜか?...というと外向きの力を加えていないからです。引力に引かれ,斜面を落ちていく運動では,外向きに自分で“力”を加えてないので“作用”や“アクション”が起こりようが無いのです。

  外腕があがり、ターン外側のわき腹が開いてしまう...というのは,ご自分で意識されていないかもしれませんが,圧を外向きに加えているからです。
  外スキーにプレッシャーがかかっていない...ということですが,実は「外スキーにプレッシャーがかかっていない状態」の起こるその前に,ターンしようとして,「“Do Ski”的に圧を加えてしまった瞬間があった」から...なのです。そのために,重心とスキー板の間に必要以上の圧が加わって,その“反作用”で腕が上がり,重心も内側に入り込んで,圧が逃げ始め,軽くなってしまっているのです。こうなると外スキーでの捉えが少なくなり,内スキーでの捉えが起こりやすくなって,身体も内倒になってしまうのです。結局,ターンをキープするのに必要な圧が無くなって,外スキーにプレッシャーがかかっていない...と感じることになります。
  外足だけを外に押し出しているフォーム...つまり,重心の軌跡とスキーの軌跡が離れたまま近づいて来ない...という現象が現れるのは,以上説明させてもらったとおりで,圧をご自分で作ってしまうことに原因があるのです。ですから,バランスが悪くなるのも当然です。“Do Ski”的なアクションが原因になっているのです。(=_=;)

  この解決策は,“Ima”さんが仰るように,足裏感覚を大切にして常にキャスターを転がし続けるように意識して滑ること...です。つまり,地球の引力に引かれる力だけで斜面を移動し,スキーの性能が活きて自然にターンする...というフィーリングに慣れ,その感覚を大事にすることなのです。“キャスター・ターン”などのイメージ練習をとおして,
“Let Ski”感覚の“フィーリングスキー”に慣れ親しむことです。
  “Do Ski”と“Let Ski”...これまでの永年の教師経験を基に
お勧めするのは“Let Ski”です。もし,生涯スポーツとしてのスキーをお考えなら尚のことです。(^ ^)(^I^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 12  2007  Tuesday  晴れ (白馬)
 今日もイイ天気です !!! 「晴れ」の白馬です。
 三ヶ月程,白馬を留守にするのですが,その前に,綺麗な「白馬三山」を見ることができました。幸せを感じます。(^ ^)(^I^)
 明日中には New Zealand のクィーンズタウンに着きますが,ホームページの Up date は通信環境が「?」なので確約できません。ご了承下さい。
 では,次は Queenstown から !!! (*^^)v
 みなさんも...素敵な日々を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
  ここ三日間,“Ima”さんから頂いた e-mail への回答をさせていただきましたが,その“Ima”さんからお礼の e-mail をいただきました。ご紹介させていただきます。(^ ^)(^I^)

  『 tok先生 こんばんは、“Ima”です。ご無沙汰しております。教師日記での丁寧な回答ありがとうございました。
  生涯スポーツとしてのスキーと検定でのスキーの違いを明確に指摘いただきましてとても理解が深まりました。3月のレッスンを受けてからの滑りは、「とおざかーる、ちかづーく」と「水面とおざかーる」、「水面ちかづーく」を繰り返しています。自分で一番意識していることは、圧を自分からかけないということです。その結果、3番目の質問の、外腕があがるポジションや外足だけを押し出しているポジションがなくなり、スタンスが一定に近くなりつつある滑りに変わってきたように思います。ビデオでもみてみました。あと、膝などの痛みがなくなりました。また、スピードコントロールに余裕が生まれるようになったと思います。これは、まさしくLet的な滑りの効果だと確信しております。ありがとうございます。 
 まだまだお聞きしたいことがたくさんあります。忙しい中恐縮ですが、どうしてもという質問を以下に記しますので、時間があるときに回答していただければ幸いです...』


  e-mail ありがとうございました !!!。...ということで,次のご質問もいただきましたが,それはニュージーランドから回答させていただきたいと思います。(^ー^)
  レッスン後,いろいろな面で“フィーリングスキー”の「気付き」があったようで良かったですネ !!!。なによりも「膝などの痛みがなくなった...」ということが嬉しいです !!! (*^^)v “スキー”をすることで身体を壊しては,何にもなりませんから...ネ !!!。
  また,ニュージーランドからレッスンの模様なども Up date しますので,ご期待下さい。よろしくお願いいたします。(^ ^)(^I^)

          *****

  さて,...というわけで,ニュージーランドに行く日になりました。
  今,白馬三山が綺麗に見える自宅の居間から Up date してますが,この景色とも三ヶ月以上お別れです。でも, Queenstown の素敵な景色に逢えるのもまた大きな楽しみです。
  私事で恐縮ですが,今回ニュージーランドに行くことになって,自分自身を少し褒めてやりたい心境です。この歳になって Coronet Peak でスキー教師をやるとは実は,思っても居ませんでした。...なのに行くことを決めた...その自分を褒めてあげたいのです。(^ー^)
  なにかの“力”なのでしょうか?...運命というのか宿命というのか分かりませんが,どこからか「ニュージーランドに行きなさい...そして,いろいろ経験しなさい...」という声が聞こえてきた...そんな気がしています。レッスンの最中にも,「この様なイメージで説明して差し上げたら...」という声が聞こえ,それを皆さんにお伝えしている...という気がしているのですが,それと似た感覚なのです。なにかに導いていただいている...そんな気持ちです。それに素直に従って,これから始まる「旅」を楽しみ,味わいたいと思います。(^ ^)(^I^)

  感性の全てを鋭敏にし,あるがままを受け入れ,そして身体全身で「気」を感じて来ようと思っています。 そうなんです !!!...今回は「“気”を感じ,増して来よう...」という旅です。

  では,
行って気増ァーす !!!...行って来ます !!!です。ハッハハハ...(^ー^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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What's Today ?

06/30 New Zealand Day18
     
障害を生かした指導
06/29 New Zealand Day17
       
初指名...ゲット !!!
06/28 New Zealand Day16
     
商品として売れるモノ
06/27 New Zealand Day15
     
国境を越えて有効 !!!
06/26 New Zealand Day14
       
初心者レッスン !!!
06/25 New Zealand Day13
      
マンデリンターン !!!
06/24 New Zealand Day12
    
K2の良さを再確認 !!!
06/23 New Zealand Day11
       
本当に楽しい !!!
06/22 New Zealand Day10
        
CPは大雪 !!!
06/21 New Zealand Day 9
       
図書館で勉強?
06/20 New Zealand Day 8
     
電話での会話は???
06/19 New Zealand Day 7
     
郷に入れば郷に従う
06/18 New Zealand Day 6
       
サービスの基本
06/17 New Zealand Day 5
        
CP初映像 !!!!
06/16 New Zealand Day 4
   
サインアップ無地終了 !!!
06/15 New Zealand Day 3
   
    NZでもプルボ?
06/14 New Zealand Day 2
   
    果実を持ち帰る
06/13 New Zealand Day 1
     無事Queenstown着

06/12 行って気増ァーす !!!
06/11 お勧めは“Let Ski”
06/10 目指すものの違い
06/09 自然に起こる姿勢 !!!
06/08 Nice フレーズ !!!
06/07 講演②と“FSオフトレ”
06/06 Tokのミニ講演①
06/05 “Kara”,“やなやな”
      さん“まっさん”の発表
06/04 “Kaorin”さんと
    “オッキー”さんの発表
06/03 無事終了 !!!
06/02 イメージが導く運動
06/01 何を感じて滑ってるの?


*** これまでの日記***

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★ June 13  2007  Wednesday  曇り ( Queenstown Day 1)
 KIA ORA ようこそ !!!  New Zealand へ !!!
 みなさん !!! こんにちは! もうニュージーランドは夜に入りましたので今晩は...ですネ !!!。
 無事着きました !!! いま当座の滞在先から Up date してます。道中の模様は「教師日記」で !!!
 右の写真は Queenstown からみた Coronet Peak スキー場...今日の午後の写真です。
 でも,“Speight's”ビール...美味しいです !!!(^ ^)(^I^)
 みなさんも...素敵な日々を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
  昨日,白馬を8時30分に出て,長野駅前に着いたのが9:30。そして長野駅前から10:50発で成田直行の高速バスを使い,成田の第二ターミナルに着いたのが予定時刻の午後3時。料金は白馬から成田までトータルで6200円と超格安。うーん,こりゃなかなかイイ !!!。
  さて重い荷物を持って空港内をうろうろするのも嫌だしすぐチェックイン...。預け荷物が20キロジャスト,スキーケースに入れた板とその他諸々が丁度10キロ,機内持ち込みの荷物も10キロ...。総量40キロの荷物を,エキストラチャージが掛からないギリギリの荷造りをしたおかげで,スンナリチェックインができました !!!。何しろオーバーすると信じられない超過料金が取られますから...。
  無事チェックインも済んで,チョッと名残の“生ビール”を楽しみながら出発時間まで自由時間を過ごしました。そういえば約二ヶ月前 Canada ツアーを終えて帰ってきたんだ...などということを思い出しながら...。
  飛行機は修学旅行の中学生...約100人が居たけれど,そんなに混んでなくて,好きな席が取れました。機内でもビールとワインをいただき,そのままグッスリ...。快適な空の睡眠でした !!!
  8時半,無事クライストチャーチに到着。すぐに Queenstown に向かう国内線カウンターへ...。ここは成田より荷物チェックが厳しいかな?...と思っていたら,私の笑顔が相当良かったのでしょう,ここもスンナリ通過 !!! おかげさまで,超過料金一切無しで飛行に乗れました !!!
  クライストチャーチからクィーンズタウンまでは,国内線で丁度一時間くらい。天気もまずまずで,マウントハットやドブソン,トレブルコーン,カードローナのスキー場も見えましたが,ほとんど雪はありませんでした...(=_=;) でも Coronet Peak だけは,数本のコースが真っ白 !!! 人工降雪気の威力がしのばれました。(写真)

  空港で荷物を受け取り,今夜からステイ先が決まるまで滞在するモーテルへ...。そして,チェックイン後はクィーンズタウンの街中を歩きながら,ミーティングの集合場所や, Inter Net 環境を調べて回りました。
  今,調べ上げた Inter Net カフェから Up date しています !!!。ここはプリペイカードで30分3ドルで,無線LANが使えます。ここしばらくはこのカードを使って Up date することになりそうです。

  ...ということで,ニュージーランド...“Day 1”の報告でした !!!。

  そうそう...「K2スキーの見積もり依頼」...多くの方からいただいております。まもなく皆様に e-mail でご連絡できますので,少しお待ち下さい...。
  では,また明日 !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 14  2007  Thursday  快晴 ( Queenstown Day 2)
 今日のクィーンズタウン...写真のように「快晴 !!!」です。(^ ^)(^I^)
  Queenstown の“ワカティフ湖”...綺麗な湖なのですが,今日は対岸の山のピークに雪があり,いっそう綺麗でした !!!
 今回は物見遊山の旅ではないので,その旅情にばかり浸っては居られませんが...。でも綺麗です !!! (^ ^)(^I^)

 みなさんも...素敵な日々を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
  今日は,天気が良く,もしこの旅が「観光」だったら一日のんびり...という次第でしたが,そうもいきませんでした。(=_=;)
  明後日,16日にスキー場経営者とスキー教師としての最終契約があるのですが,それまでに現地で揃えておかなければならない書類の整備や,銀行口座の開設など,いろいろあります。これまで外国でワークビザを取得して働く...という経験はありませんでしたので,どれもこれも新鮮で楽しいことばかりです !!!。(*^^)v
  日本では銀行口座開設...以前より厳しくなったとはいえ結構楽なのですが,ここニュージーランドでの開設はチョッと大変です。モチロン言葉の壁もありますが,ここのところニュージーランドの経済状態が良く,日本円に対してもかなり高くなっていて,投資目的で口座を開設する人も増えたらしく,審査というか手続きが結構面倒なのです。【TOK】が初めてニュージーランドに来た時,確か...1ニュージーランドドルは60円くらいでした。それが去年は80円を超え,今年は95円くらいにまで上昇しました !!!。当時1万円預けていたら,利子が無くても1万6千円くらいになる...ということです。逆に言えば,以前は千円で買えたがものが今は千六百円必要だ...ということです。それだけ日本人にとっては生活しにくくなった...といことです。でも,もし私がレッスンがあり,お金をたくさんもらえれば,昔の60アップの稼ぎができる...ということでもあります。ハッハハハ...(^ー^)
  ...というような「取らぬ狸の皮算用」は冗談として,今年 Coronet Peak の教師が足りない...という話が聞こえて来ました。(*_*) これが本当なら,「どうして?...日本と状況がまったく違う印象を受けるけど...その理由は?」...ということを思いました。日本ではスキー場が苦境に追い込まれ,閉鎖を止む無くされたところが多いというのに,イタリア製の超高性能の人工降雪機を導入したり,教師が200人以上も居るのにまだ足りない...といった,この様な状況が生まれている背景には何があるのだろうか? そんなことを思った【TOK】でした。
  そして,この様な「スキー産業」の現状をしっかり,こと細かに学ばさせていただき,少しでも日本での現状打破に結びつくヒントが得られれば,スキー教師としてその経験を増やすためにここニュージーランド来た目的...その目的以上の大きな
果実を持ち帰ることができるかもしれない...。そんなことを思いました。

  みなさん !!! 【TOK】は“Speight's”ビールだけを楽しみに来たわけじゃ...あッりませんヨ !!! ハッハハハ...(^ー^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 15  2007  Friday  快晴 ( Queenstown Day 3)
  今日もイイ天気の一日でした。
  今日は,サインアップに必要だという「メディカルチェック」...スキー教師と働くのに身体の作りは大丈夫か?教師としての体力や必要最小限度の運動能力はあるのか?...といった診察を受けるつもりで居たのですが,間近になって,今年は「メディカルチェック」を受ける必要はありません...という連絡が入り,一日休日的に空きが出ました。
  せっかくの好天気なのでクィーンズタウンの街を散歩を兼ねて,ウォーキングすることにしました。トップページの写真は,その時に取った写真です。(^ ^)(^I^)
  一日一回は大声で笑ったり,美しい景色を見たり,今日は幸せだナァー !!!...と思うようなことを経験すると,確実に「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」が増えるというレポートがあるくらいです。そういう意味で,今日の私...というより,ここ数日の【TOK】は,確実にNK細胞が増えています !!!。(^ ^)(^I^)

  さて,今日は少し時間ができましたので,この冬皆さんからいただいていた e-mail のご紹介をさせていただきます。ニュージーランドに関係する e-mail ...ということで,今日は一昨年,ニュージーランドでヘリスキーを一緒に楽しまれた“MASA”さんから三月下旬に頂いていた e-mail です。

  『 TOKさん こんにちは MASA です。今日は昨日の嬉しい体験のご報告と御礼です。 
昨日はちょっとコース横のオフピステっぽい所にパウダーを期待して入って行きました。でも実際は表面が固くなった苦手なクラスト状況で後の祭り。木にぶつかりそうになりましたが、ここでTOKさんに教えて頂いたプルーク意識での滑りを実践、そうしたらクラストなんて何のその、軽々と木々をクリアー、誰も居ない林間で笑いながら滑り降りて来ました。
  プルークって馬鹿にならない技術なんだと再認識しました。ニュージーのヘリスキーの時にこれを知ってたら、もっと楽しめたのになんて思い出してます。 以上 ご報告と御礼です。』


  3月に頂いていたメールへの返事...大変遅くなりました。(=_=;) 
  でも,本当に大切なことを書かれていますので,ぜひ折を見てご紹介したいと思っていたのです。丁度話題が「ニュージーランドでのヘリスキー」のことに及んでいますので,今日がイイ日なのだと思い,紹介させていただきます。(^ ^)(^I^)
  みなさん,本当に「プルークボーゲン」をしなくなりました。...というより,「プルークボーゲンは過去の技術」と発言される,「スキー界の重鎮」...と呼ばれる人さえ居るくらいなのです。でも,プルークボーゲンの中に本当に大切な技術要素が詰まっているのです,本当は...。“MASA”さんは,このことを「クラスト状況」という難しい局面で経験されたわけです。そして,その有効性を実際に体験された !!!。これは素晴らしいことです。
  一昨年の,あの過酷なヘリスキー体験の時でさえ,もしプルークボーゲンの技術要素を生かすことができれば,さらに楽しめたのではないか?...そう思います。

  さてさて,ここニュージーランドのスキーレッスン...ここでも現地の人たちに「プルークボーゲンの大切さ !!!」...これを皆さんにお伝えすることができるでしょうか?楽しみ楽しみ !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 16  2007  Saturday  快晴 ( Queenstown Day 4)
 今日も「快晴 !!!」のクィーンズタウン !!!
 ところで,この写真を撮った時間...何時だと思いますか?
 朝6時,朝7時...それとも朝8時...???
 7:45に Coronet Peak 行きのスタッフバスが出発しますので,この時刻にはバスに乗って居ないと !!! (=_=;) ハッハハハ...... 正解は,am8:00です !!!。(*_*)(^ ^)(^I^)

 みなさんも...素敵な日々を !!!  I am sure you have a nice day !!!
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  今日も快晴の一日でした。
  午後3時から,サインアップ...契約が行なわれました。契約書類...いろいろなものがあって,それをいちいち読んで,どんなことが書いてあるか?...それを確認して書き込むのは,日本人としては大変な作業...デシタ !!!。結局,契約は午後7時近くまで掛かりました。
  でも,周りの人の助けをいただきながら,無事終了できました !!! 契約が無事済んで,晴れて Coronet Peak のスキー教師誕生 !!!...です。
  明日は,日曜日で私たち新人教師はオ・ヤ・ス・ミ…。でもスタッフのIDカードができましたので,滑れます !!!
  ...ということで,明日は朝一番... Coronet Peak で滑って来ます !!!。その模様は帰って来てから,映像付きでお知らせします !!! 
  乞う,ご期待 !!!...ですぞ !!! ハッハハハ...(^ー^) 今日はこれにて閉廷...。先ずは乾杯の生ビールだ !!! これまで,控えていたんだ !!!...実は... (^ ^)(^I^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 17  2007  Sunday  快晴 ( Coronet Peak Day 5)
 今日も良く晴れた Queenstown です。でも,あまり好天気が続くと,つまり「雪が降らない...」ということなので,スキーヤーはうらめし顔...です。(=_=;)
 さて今日は,日曜日でしたが,私たち新人教師は予定が無くオ・ヤ・ス・ミ…。
 でも昨日スタッフパスをもらっていたので, Coronet Peak で一日滑って来ました !!!。その模様は「教師日記」で !!!(^ ^)(^I^)
 みなさんも...素敵な日々を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
  今日は「快晴 !!!」の天気の中, Coronet Peak を滑って来ました !!!。その模様...ご覧下さい !!! (^ ^)(^I^)  jpSKI.com 会員の方はこちら(1.7MB)でどうぞ !!!。
  まだ天然雪でスキーを楽しむには少し早いのですが, Coronet Peak はイタリア製のスーパー人工降雪機が稼動しているので,オフピステになる斜面以外はほとんどのコースが滑れます。端的に言えば,“ASAMA2000”のような降雪がスキー場全てのコースでOK !!!...といことです。(^ ^)(^I^) 長さ数百メートル...というスケールではなく,コース幅10メートル以上のコースが,総延長にして数キロ滑れる...ということなのです。こうなると,もう人工雪のチョッとだけ滑れるスキー場...というよりは,シーズン真っ最中のスキー場...と言ってもおかしくありません。リフトはTバーリフト以外のリフト...ダブル,クワッド,6人乗りのリフトが全て稼動しています。そのリフトに少し列ができるくらいの混み具合でした。
  今日の映像は,スキー場の状況をお知らせするのがその目的ですので,あまりドキドキするような映像では無かったかもしれませんが,【TOK】は本当に楽しく“スキー”をさせてもらいました。バーンはアイスバーン状態ですが, Coronet Peak が別名...「コンクリートピーク」と言われるほどの状態ではありませんでした。これも「スーパー人工降雪機」のおかげでしょうか? この状態だと,もし天然雪が降らなくても“スキー”が楽しめる状態は続きそうです。
  ではまた...

  シーハイル !!! Schi heil !!!

  
【注*】:jpSKI.com 会員の方は,会費の一部を容量確保のための費用に捻出させていただいておりますので,もう少し解りやすい映像をそちらにUPさせていただきました。尚 jpSKI.com 会員の方は,キャンプなどのレッスン料やスキー購入の割引制度もあります。未入会の方,これを機会に jpSKI.com 入会をお勧めいたします。

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★ June 18  2007  Monday  快晴 ( Queenstown Day 6)
 今日も「晴れ」の Queenstown でした。
 今夜半から天気が崩れるとの予報がありますが...あまり当てにはなりません...(=_=;)。天気が崩れてくれないと「天然雪」も来ませんので,ここは心から「天気が崩れて欲しい !!!」...といったところです。
 右の写真は,コロネットピークとリマーカブルズのクィーンズタウン受付officeです。そこのの美人3人組です !!! (^ ^)(^I^) QTの街の中でリフト券も買え,レッスンの予約もOK !!!です。もちろん,プライベートレッスンの申し込みも !!!
 みなさんも...素敵な日々を !!!
  I am sure you have a nice day !!! 
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  今日は,クィーンズタウンの街で,室内レクチャーでした。
   Coronet Peak と Remarkables 合わせて210人のスキーとスノーボードの教師が居ます。その内,新人が65名...ということで,スキー場経営会社の,その新人に対する教育も半端では無いのです...。当然と言えば当然のことですが...。

  今日のプログラムは,①教師としての遵守事項(2時間),②レッスン内容とその手続き(1時間),③ニュージーランドスキーレッスンシステム(1時間),④バランストレーニング(ヨガ1時間),⑤接客サービス(1時間),⑥今後のスケジュール(1時間)...と続きました。
  全てのプログラムの中でしつこいくらいに言われたこと,中心となる考え方は「お客様のためのサービス !!!」...ということでした。これも当然と言えば当然のことですが,とかく忘れがちになります。スキー指導の意味を,今一度気を引き締めて思った【TOK】でした。

  ところで...数年前インドに派遣させてもらった時もそうでしたが,ようやく「脳ミソ」が英語バージョンになって来ました !!!。これまでは何を聞いても,何を話すにしても,一度日本語に訳してから英語...という,「日本語経由」のルートをたどる気がしていたのですが,ようやく英語に慣れ始め,そのままストレートに“English brain”に入って行ける様になりました...。まだまだ,意思の疎通がパーフェクト !!!...というわけにはいきませんが,少しづつニュージーランドの生活を楽しめる雰囲気にはなって来ました !!!。

  そうそう,ここ Coronet Peak の新人教師...その2/3はヨーロッパ各地から来たスキー教師です。日本やアジアからは私一人だけ...。興味があるらしくいろいろなことを聞かれます。新人でスキー教師暦37年...というのも【TOK】だけです。これからどんな展開が待っているのでしょうか? 楽しみではあります !!! ハッハハハ...(^ー^)

  さて,明日はいよいよ Coronet Peak での「雪上研修」です。どんな一日になるでしょうか?朝まだ暗い6時には起きて,準備です。
  ではオ・ヤ・ス・ミ…なさい...。 そして シーハイル !!! Schi heil !!! (^ ^)(^I^)

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★ June 19  2007  Tuesday  霧⇒晴れ (  Coronet Peak  Day 7)
 今日の Coronet Peak は,午前中が深い霧の中...そして午後からはその霧が取れて,イイ天気に !!!
 結構気候変動が激しいらしいです...。(^ー^)
 でも,午後から晴れてしまったので,期待した「天然雪」のプレゼントはありませんでした。(=_=;) でも,気持ちよく滑れました !!! (^ ^)(^I^)
  左の写真は新人教師研修会の模様です。
 みなさんも...素敵な日々を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
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 今日は Coronet Peak で,実際のレッスンシュミレーションでした。
 朝7:45...スタッフバスの乗り場を出発して, Coronet Peak スキー場 に着いたのが8:20頃。9:00まで全ての新人教師スタッフが揃うのを待っても,ユニフォームあわせと,フリースの貸与が始まりました。事前に,「ニュージーランド人は体が大きいから,小さいサイズのユニフォームは元々少ない。だから,早く行って合うサイズを選ばないとシーズン中ブカブカのユニフォームを着ることになるよ !!!」...という情報を得ていたので,とにかくロッカーはそっちのけで,ユニフォームセレクションに直行 !!!。その甲斐あって【TOK】にピッタシのユニフォームがGetで来ました !!! ハッハハハ...(^ー^) その着用の姿はまた後で... (^ー^)

  その後は Coronet Peak のスキー場にある,いろいろな設備巡りのショートツアーでした。レンタルの場所,レストランの場所,スクール申し込み場所...etc.など設備全部を案内してもらいました。

  そして,10時半過ぎ...ようやくレッスンの生徒さんの受付体制の説明になりました。どこで生徒さんをキャッチし,どの様な方法でゲレンデに連れて行き,どのようなレッスンから始めるか...といったようなことを細かく説明してもらいました。組織が違えばその方法もいろいろ異なります。それをそれとして,受け入れることが必要なのです。

  その後は,実際のレッスンをどうするか?...ということを,初心者,初級者,中級...というレベルごとに,ニュージーランドスキー連盟の...というか Coronet Peak 流の教え方では,こうこうこうする...といった内容で,技術主任から説明がありました。私に言わせれば,“Do Ski”的な要素の多いもので,身体をどのように使ったらイイか?...というようなレッスンスタイルが大勢を占めている...そう感じました。そこで,テクニカルディレクターの“Robyn”にリフトの上で,やんわりと“Let Ski”的なことのさわりを話したところ,大いに興味がある...といった反応が帰ってきました。そして,この件についてはまた後日時間を見つけて,話をしましょう...ということになったのでした。(^ ^)(^I^)

  午後3時... Coronet Peak における全ての雪上研修を終え,解散...となりました。私は...と言えば,自分の考えは少し脇に置いておいて,純に新人教師になったつもりで,一からニュージーランドスタイルを学ばせてもらおうと思っています。ですが,日本とは違って,こちらのやり方は,自分の意見を臆せずに発表することが大事なのです。そういう意味では自分の意見を自信を持って発表することも大事...。なのに,どこか日本人的な考えが頭をもたげている今日の【TOK】でした...。

  明日と明後日は,新人教師は個人トレーニング,もしくは休日です。【TOK】はまだニュージーランドの“IRD”という,納税者番号を取得していないので,その手続きに終わりそうです。
  でも,“スキー”...本当に楽しいですネ !!!。(^ ^)(^I^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 20  2007  Wednesday  晴れ (  Queenstown 8 )
 今日は水曜日...私の休日なのですが,それとは関係なく,新人教師は全員オ・ヤ・ス・ミ…の日でした。明日もそうです...。
 今日も Queenstown はイイ天気です !!!。でも気温は,-7度〜+5度位の気温で,寒いです...。(=_=;)
 みなさんも...素敵な日々を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
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  今日はオ・ヤ・ス・ミ…でしたので,洗濯をしたり,整備書類の足りないものの最終チェックを行ないました。
  私の休日は,週二回とるのが原則として決められているので,水曜と木曜にしました。忙しくて教師が足りない時は,休日返上でレッスンをすることにはなるらしいですが...。でも,ハッキリ,週二回休日...が決められているのは素晴らしい !!!  (^ ^)(^I^)

  ところで,ニュージーランド国内で働き,賃金を得た人は,“IRD”という,「納税者番号」を取得しなければなりません。その申請を日本からしていたのですが,まだ Coronet Peak の事務所に届いていないとのことで,それをニュージーランドの国税庁みたいなところに連絡して聞き出すことが必要でした。
  この6月は,ニュージーランドの年度末みたいらしく,いろいろアクセスが多いようで,教えられた電話になかなかスンナリつながりません。ようやくつながったと思ったら,その人との電話での会話があんまり分からない...。私が「S・A・S・A・K・I...」と言っているつもりが,向こうの人には「S・I・S・I・K・I」と聞こえたらしく,「そういう名前での申請はありませんので,もう一度申請しなおしてください...」ということになってしまいました...。これじゃ,また元の木阿弥...とガッカリ...(=_=;)
  ...で最後の最後に,ニュージーランドに長く住んでいる友人に助けを求め,事情を話してもらい,もう一度名前は「S・A・S・A・K・I...」だと伝えてもらったところ...「そういう名前ならあります !!!。IRD番号は○○△△□□」です...ということに...。「ヤレヤレ !!!」...とヤット安心...胸をなでおろした【TOK】でした。

  以上お伝えしましたように,電話での会話はまだまだ通じない【TOK】です。特に“a”と“i”の発音の違いは難しい...。どちらもニュージーランド人は「アイ」と発音しているように聞こえてしまう...。だから「S・A・S・A・K・I...」の発音は“エス・アイ・エス・アイ・ケイ・アイ”...という風になってしまって,正確にスペルが伝わらなかったのでした...。(=_=;)

  ...というわけで,今日はとんだトラブルdayでした !!!。
  明日はどんなトラブルがあるんでしょうか?楽しみ !!! ...ハッハハハ...(^ー^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 21  2007  Thursday  雪 (  Queenstown 9 )
 今日は「雪」の Queenstown です !!!
 ニュージーランドは冬ですから,雪が降るのは当然と言えば当然なのですが, Queenstown の街中が白くなるほど積もるのはそんなに多くなく,一度も無い年もあるくらい...だということです。あっても年に一〜二回...ということは今日の降雪は珍しい部類に入るわけです !!! 
 山は結構な積雪でしょう !!! (^ ^)(^I^)
 みなさんも...素敵な日々を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
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  今日は木曜日で【TOK】の休日...。この休日に想像していなかった「降雪」がありました !!! スキーヤー待望の雪 !!!...といってイイプレゼントです。(^ ^)(^I^)
  この分だと, Coronet Peak や Remarkables は結構な積雪があったことと思います。明日は Remarkables で新人教師の研修ですので非常に楽しみです !!!。ヒョットして,深雪滑走ができたりして... ハッハハハ...(^ー^)

  さて,今日は友人に教えてもらった“ Queenstown Library”に行って来ました。...というのは,今滞在しているアコモデーション...部屋には机が無く,居間にあるのですが,そこは寒くて大変なのです。ところがアコモデーションから5分位の所にある図書館は暖かく快適で,パソコン作業をするのに最適なのです。(*^^)v 上の写真はその図書館の玄関先から撮ったものです。
 
  実は,一昨日の「雪上オリエンテーション」の際に,初心者や初級者にどのように教えるか?...というディスカッションをしながらの研修会になったのです。でその時,私から少しだけ“フィーリングスキー”的な教え方...自分で回さず雪に回してもらう方法...についての意見を出してみたのです。「バランスキープ...という視点からは,引く意識のプルークボーゲンが良い...」というようなことを...。ところが, Coronet Peak のテクニカルアドバイザーも,他のコーチも,それに新人の教師の皆さんも“フィーリングスキー”的な“Let Ski”での指導をされておりませんから,皆さん...?????なのです。全員が全員,「身体をどう動かし,どう使ってスキー板を回すのか?」...という指導スタイルですからチンプンカンプンも当たり前です。「プルークファーレン」から下肢を捻らなかったり,荷重を掛けないでどうやってターンにつなげることができるの?...というような顔をされておりました。

  その席では,コレコレこうだから...と説明する時間もありませんので,また後日...ということになったのです。特にテクニカルアドバイザーとスキー部門のチーフコーチが興味を持ったらしく,「後で詳しく聞かせて欲しい...」ということになりました。

  そのお二人の前で“フィーリングスキー”についての話をするには,準備が必要です。日本語であれば,以前作ったパワーポイントの「ミーティング用データ」を使って話ができるのですが,英語ではそうはいきません。なので,時間の空きを見つけては,この日本語版のデータを,英語に書き換えているのです。
  でも,この作業...結局【TOK】自身の勉強になります。(^ ^)(^I^) 日本語を英語に訳しながら,実際のレッスンで“フィーリングスキー”を生徒さんにお伝えする時の“expression=表現”を考えることができるからです。

  ということで,今日は「降りしきる雪」を窓越しに見ながら, Queenstown Library でパソコンに向かっていた【TOK】でした。
  それにしても, Queenstown の白い世界もまた素晴らしい !!! (^ ^)(^I^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 22  2007  Friday  雪 (  Queenstown 10 )
 今日も「雪」の Queenstown でした !!!
 一日中降り続け...というわけではありませんが,断続的に降ったり止んだり...が続き,交通渋滞や雪による事故がいたるところで起こっています。まるで雪国の生活をしたことが無い人たちが住んでいる場所...という感じです。
  Queenstown の街中に雪が降ることはあっても積もることが少ないことが,このことでも証明されます。 (^ ^)(^I^)
 みなさんも...素敵な日々を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
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 今日は本来なら Remarkables で新人教師研修だったのですが,「雪」のため急遽取りやめ !!!...になりました。
   Queenstown から車で約45分の所にある“ Remarkables ”というスキー場も,そしてクライストチャーチの近くにあるスキー場の Mt. Hutt も , Coronet Peak と同様,“Southern Alpine Recreation Ltd.=SARL”という会社の経営なのです。 Coronet Peak と Remarkables は近い場所にあるので,生徒さんの変動によっては,教師の行ったり来たり...が生じることがあるため,どちらのスキー場の様子も知っておくことが必要があり,今日はそのための研修が予定されていました。
  ところが, Remarkables は Coronet Peak に比べると道路事情が悪く,大雪が降ると大変危険らしいのです。 Inter Net カフェで,昨日この「教師日記」を Up date しながら, e-mail を確認したところ,その知らせが届いていたのでした !!!

  ...というわけで,今日も大雪のため Day off ...。もし晴れたら Coronet Peak で新雪滑走を楽しもうと計画を立てていたのですが,朝早くは少し風もあり,まだ晴れそうも無かったので午後から様子を見て上ろうと決め込みました。
  すると9時過ぎ,晴れ間が出始めて直ぐ,友人から「こんな日に上らない手はないよ !!!」電話がありました。急いで支度をして,バス乗り場へ...。丁度11時発のバスがあって,スタッフも乗れる余裕があったので勇んで乗り込みました。ところがバスが出発する間際頃から急に空模様が怪しくなってきました。そして,出発して5分もしないうちに空が真っ暗になり,尋常ではない雪が降り始めました。バスも,後輪だけに掛けていたチェーンを前輪にも掛けなければ進まない状態に...。そして, Coronet Peak スキー場の入り口まで行ったら...「大雪のためClose」の看板が...。約50人のお客さんと一緒にまた Queenstown の街に引返したのでありました...(=_=;)。

   Queenstown ...例年ならこのようなことは無いのだそうですが,今年は異常なのでしょうか?でも,雪が降らない方に異常ではなく,降る方に異常なら,スキーヤーとしては大歓迎です !!!
  ということで,今日はバスの旅を楽しみ,日本の皆さんに「今年の Coronet Peak は大雪だよ !!!」...というニュースをお知らせできた【TOK】でした !!! (^ ^)(^I^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 23  2007  Saturday  曇り (  Coronet Peak 11 )
 今日は朝方は雲が多かったのですが,昼近くになって「晴れ間」が出た Coronet Peak でした。(^ ^)(^I^)
 写真は降雪があった Coronet Peak スキー場の模様です。詳しくは「教師日記」でどうぞ !!!

 みなさんも...素敵な日々を !!!  I am sure you have a nice day !!!  
     -------------☆★☆-----------
 今日は,新雪滑走を求めて Coronet Peak に行って来ました。(^ ^)(^I^)
  朝起きた時は,まだ小雪がちらついていて,風も少しあったので,果たしてスキー場がOpenするのだろうか?という疑問を持ちながら,スタッフバスの発着場に向かいました。7:40...すでに40人くらいのスタッフが待っていたので,Closeではないことを知り,ひと安心...。でも,バスは少し遅れ8時過ぎに出発しました。しかも,そのバス...チェーンを掛けてのドライブですから,スピードも遅く,せいぜい時速30キロくらいの速さ...。いつもなら20分くらいで着くところを40分ほど掛け,9時少し前にスキー場に着きました。

  下の街 Queenstown でも10センチ以上の積雪がありましたから,スキー場はもっとあるかな?!?!?!...と期待していたのですが,強風のため粉雪がほとんど吹き飛ばされ,岩や柴の間に吹き溜まっている状態でした。でも,吹き溜まりの所が少しはあったので,新雪気分を味わうことができました。調子に乗り,小柴の間に幅2メートルくらい,長さ30メートルほどの吹き溜まりがあったので,ここぞ !!!...と思って飛び込んだらウインドクラスト...。しかも小柴にスキーの板を取られニュージーランドでの初転び!...を体験してしまいました !!! (*^^)v

  朝9時半前から11時半まで2時間ほどノンストップで Coronet Peak の強風の中を滑り回りました。そして,リフトの上ではできるだけ“How's goin?”といった調子で同じリフトに乗り合わせた人間に話しかけ英会話の練習に励みました。インドでもそうだったのですが,できるだけ現地の人の発音に多く触れ,少しづつその解読力を増していかないといけません。実際,今度の月曜からはレッスンが始まりますから,その前に少しでも慣れておかないといけないのです。まるで「泥縄」そのものですが,これも【TOK】の天から与えられた使命...そう思って気楽に考え,積極的に話し掛けたのでした。

  約30分...下から持っていったフランスパンとインスタントラーメンの,質素な昼食を取り,12時から12時45分まで,少し風が収まった中を,“∞ターン”をメインテーマに滑りました。
  その最中,たまたまリフトで隣に乗った中級レベルの人が「カービングターンがうまくできない...」というので,教師であることを名乗り,先ず“Sound of Music Turn”的にスキーをスキッドさせることを試した方が良い...ということを話しました。「そうするとスキーがたわむ様になって,自然なカービングターンが顕れて来るよ...」というような無料アドバイスも...。これを【TOK】流の英語で言って通じるかどうか?...試してみたのです。通じるようです !!!。リフトを降りてから200メートルばかり一緒に滑りましたが,“I could listen beautiful sound”...みたいな事を言ってました。
  名刺があれば,これを渡して「レッスンをどうぞ !!!」...というようなアピールができたのですが...。そうなんです !!!。こちらでは自分のレッスンを,どんどんお客様に売り込むことが必要なのだと,オリエンテーションで言ってました。なので,早速ビジネスカードを19日に印刷所に頼んだのですが,出来上がるのが29日だそうです。名刺作るのに10日も掛かる...。これもニュージーランド流...かな? ハッハハハ...(^ー^)

  この様にスキー場で過ごすのは
本当に楽しい !!!。そう思いました。何から何まで「学び」がビッシリ詰まっている...そんな感じがしています。この歳になって,このような感動というか,心ときめく体験ができていることに“感謝”です。

  明日の日曜日も行くぞ !!!  Coronet Peak へ...。(^ ^)(^I^)
  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 24  2007  Sunday  晴れ (  Coronet Peak  12 )
    今日は朝からイイ天気でした...が,風が強く, Coronet Peak スキー場はときどきリフトが減速運転するくらいでした。
 コース以外の雪があれば新雪を楽しめるフィールドは,強風が吹いたため,昨日以上に雪が飛ばされて,ウインドクラスト状になってしまいました。誰かが,「これではMt.Hutt並みだ !!!」...と話していました。(^ー^)
 でも,コースは最高で日曜日のせいもあり,10分ほどのリフト待ちが出るほどでした。(^ ^)(^I^)

 みなさんも...素敵な日々を !!!
  I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
  私は明日,月曜日から出勤...ということなので,今日も Day off 。

  朝6時半起きで, Coronet Peak に滑りに出掛けました。滑ることが楽しいこともありますが,スキー場を隅々までチェックし,どのような場所にお連れしたら生徒さんに“スキー”の楽しみを感じてもらえるか?...その最適な場所を探すのも目的のひとつです。
  モチロンそれ以外...例えばキィウィEnglishに慣れる...というのも大切ですが...。今日はその中でも Coronet Peak のスタッフの方々数名と話し,顔見知りになることができました。
  “Bridgitta”という店舗関係の係りの子と“Ben”というスノーボード教師です。二人とも気さくに話し掛けてきてくれました。日本に興味がある人は,すぐ“Hi !!! Enjoying?”...と声を掛けてくれます。こちらも“Yah,I'm enjoying...”などと応えるのですが,その後何を話題にして話を続けたらいいのか,戸惑う時もあります。ですが,“What's your section?”...とか,どこから来たのか?とか,ありきたりの質問をしている内に,互いの共通点が見えてきて,話題を掘り下げていくことができることに気付きました。“Bridgitta”とは,彼女が富良野のスキー場で働きたいと申し込んだのだけれどうまくいかなかったこと,“Ben”とはプライベートレッスンが取れない教師は,教師として少し考える必要があるかもしれない...とか,プライベートレッスンで無線を使うことは素晴らしいことだ !!!...といったことが話題になりました。この様な少しづつの積み重ねが,確実に私の生活スタイルを変えてくれる予感がします。三ヵ月後...日本に帰る頃,どうなっているか?...楽しみです。(^ ^)(^I^)

  さて,今日は Queenstown にある某スポーツショップが「Volklスキーの試乗会」をしていましたので,二台ばかり借りて乗ってみました。スキー場の雪は硬いパック,あるいはアイスバーン,それに所々吹き溜まりがあるので,最高のテストバーンと言えます。...ですが,両方ともどうもシックリ来ませんでした...(=_=;)。これまでも“Volkl”スキー...何度か乗ったことがあり,好きなスキーなのですが,今履いている“K2”のStrykerに比べると,スキー板の前後バランスが悪いのです。モチロン,今回乗った二種類のモデルだけがそうだったのかもしれませんが,それに比べると
“K2”スキーのバランスの良さが際立つのです。“Volkl”の二台に試乗した後,“K2”に乗ってみたのですが,その安心感の違いをモロに感じてしまいました。そして,日本での2008シーズンは絶対「“K2”のStryker」で行こう !!!...と心に決めたのでした。(^ ^)(^I^)

  さて,明日からいよいよ Coronet Peak でのレッスンが始まります。まだシーズンイン間もないニュージーランドなので,新人教師の【TOK】に回ってくるだけ生徒さんが居るかどうか?...ワカリマセンが,担当することになったら,とにかく最善を尽くして勤めたいと思います。

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 25  2007  Monday  曇り (  Coronet Peak  13 )
 今日は曇り空...というよりも霧が濃い状況でした。結局一日 Coronet Peak の頂上を拝むことはできず,霧がある中での初レッスン...となりました。(*^^)v レッスンの模様は「教師日記」でどうぞ !!!。
  月曜日なのですが,オーストラリアは冬休みが始まったところもあるらしく,生徒さんのほとんどがオーストラリア人です。でも,陽が射さず,寒い中なのですが皆元気で“スキー”を楽しんでいます。(^ー^)

 みなさんも...素敵な日々を !!!  I am sure you have a nice day !!! 

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昨日の日記の終わりに,「いよいよ明日から Coronet Peak でのレッスンが始まります。まだシーズンイン間もないニュージーランドなので,新人教師の【TOK】に回ってくるだけ生徒さんが居るかどうか?...ワカリマセン」,と書きましたが,レッスン...ありました。(*^^)v

  ニュージーランドに来ることの「橋渡し役」となってくれた人物...“ダニエル”と“ダギー”が, Coronet Peak スキー場のスーパーバイザーとして働いていて,私のことを気にかけてくれたのだと思います。(^ ^)(^I^) 私を「グループレッスン:大人クラス...レベル2b」の担当にしてくれたのです。他の新人はpoolと言って,担当の決まらないクラス待機組,だったのですが...。彼らの思いやりと言うか親切心に感謝です。

  「レベル2b」...というのは,プルークボーゲンができるかできないか?...の分かれ目から,プルークボーゲンはまあまあできるけど,まだスムーズさが足りず,リフトを自由に乗りこなすまでは行かない人たちのレベルです。
  グループレッスンは午前中が,10:30〜12:20までです。こちらでは一日コース...というのが無く,午前のクラス,午後のクラス...と分かれています。私が初めて担当することになったクラスは,総勢15名の申し込みがありました。これを一人で担当するのは無理なので二組に分け,私が10人を担当することに...。

  午前のレッスンは“Sound of Music Turn”を試みることにしました。直前に思いついたのですが,丁度持っていたガムテープに「♪」の絵を描き,それを生徒さんのスキー板に張り込みました。みんな,キョトン???...としていましたが,これはマジック音楽が聞こえてくる場所 !!!...というような説明をし,その場所から聞こえてくる音に集中して !!!...と話してレッスンを始めました。これが効きました !!!。初めは本当に何をするの?この先生は?...というような顔をしていたのですが,音を両耳で聞こうとすると,なぜか?スキーがうまく回ってしまうのです !!!。ノイズではなく美しいサウンド...というのが効果の分かれ目でした。ノイズは,雪からの抵抗とスキーのエッジング量が適度でない時に起きるからです。美しい音は,ソフトタッチでレシーブする...という気持ちを導いてくれるのです。このおかげで,普通はチェアリフト一本体験してもらうのが「レベル2b」クラスの普通のスケジュールらしいのですが,二本も体験してもらえました !!!  ...というわけで,午前中のレッスン,無事終了しました !!!。ヤッタァー !!! !!!

  午後も,同じレベル...「レベル2b」の担当でした。午後は人数がガクッと減って,3人だけ...。
  なので,今度は“オレンジ・ターン”を試みることに...。丁度友人にもらった「みかん」があったので,それを生徒さんに見せて“What's this?”...と聞いたのです。そしたら期待の“オレンジ”ではなく,“マンデリン”...という答えが...。でもまあいいや,“オレンジ・ターン”を
“マンデリン・ターン”に置き換えてレッスンをしました。
  これも効果がありました !!!。♪♪♪outside マンデリン...two マンデリン...outside マンデリン...two マンデリン...♪♪♪の掛け声で,皆さんの滑りは,perfect !!!。三人ともレッスンの終わり頃にはシュテムターンを通り越して,パラレルターンみたいに !!!  午後3:45...楽しいレッスンが終わりました。三人から握手を求められ,私も少々戸惑い気味 !!!。(^ ^)(^I^)

  ニュージーランド... Coronet Peak スキースクールでの最初のレッスンでしたが,思ったよりうまくできました。(*^^)v
  あと問題は,4歳から6歳くらいの子供のレッスンです。Kidレッスンは言葉の障害があるとなかなかうまくいかないので,それだけがチョッと心配です。
  でも,レッスン初日...思ったよりもスンナリ“フィーリングスキー”的試みが受け入れられて良かったと思っています。明日はどんなレッスンが待っているでしょうか?楽しみ楽しみ !!! (^ ^)(^I^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 26  2007  Tuesday  快晴 ( Coronet Peak 14 )
 今日は素晴らしい快晴でした !!!
 昨日まで吹いていた風も収まり, Remarkables のスキー場も,ご覧のように少し横に雲が掛かっていましたがきれいに見えました !!!。(*^^)v 画像をクリックすると大きいサイズで見れます !!!
 この様な天候の中,今日は初心者クラスを担当しました。その模様は「教師日記」で !!!。(^ ^)(^I^)

 みなさんも...素敵な日々を !!!  I am sure you have a nice day !!!
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  今日は快晴の下,初心者クラスを担当させてもらいました。レッスンは10時からだったので,その前にフリー滑走をしたのですが,その時右のような日輪...が見えました。実はこの傘の外にもう一輪あったのです !!!。ダブルの日輪は,私の人生でも初めてのことです !!!。その様子皆さんにもお見せしたいと思ってデジカメで撮ったのですが,二輪目は大き過ぎて,撮影できませんでした...(=_=;)

  さて,今日は初心者クラスの担当でした。ビックリしたのは,ナント !!!60人以上の初心者が居たのです。それを4人の教師で担当する...ということで,一人の教師が結局15人以上の初心者を受け持つことに...。でも,何よりもビックリなのは,その初心者が滑れるスペースがまことに狭い !!!隣のクラスと直ぐ隣に鉢合わせ...という状態なのでした。...で最初の一時間は歩く練習とか,プルークファーレンの練習で,プルークファーレンではマンデリンを両足の土踏まずに意識してもらうことでした。

  午後の練習はプルークボーゲンのターン練習です。先ず,両足の下にイメージしてもらったマンデリンの片方が,オレンジに成長した...というイメージを持ってもらいました。そうすることで,片方の雪面ホールドの感覚が変わって来ます。つまり,雪面抵抗のバランスが崩れ,マンデリンからオレンジにイメージが変わったほうのスキーがターンをリードし始めます。そして,その後,また両足にマンデリンをイメージすることでニュートラルポジションに戻ります。これでターンは終了します。その後は,またマンデリンがオレンジに変化するイメージです。これで,簡単なプルークボーゲンができるようになりました。

  18人の生徒さん...それぞれに進歩の違いがあります。 Coronet Peak のスキースクールの良いところというか,優れているところは,もし進歩が早ければ,どんどん自分の能力に合った斜面に自ら挑戦することを許していることです。基本的なイメージを理解できたら,その後は自分でイメージを膨らませ,自分で自分の責任でいろいろな斜面に挑戦してOK !!!...ということなのです。...ということで,午後の最後は一人だけ,どうしてもスキッディングができない人が居られ,その人に掛かりっきり...になりました。でもその他の皆さんはそれぞれ“オレンジ・ターン”を楽しまれました。(^ ^)(^I^)

   ...でも,18人 !!!久しぶりにこの様な大人数のクラスを担当しました !!!。 そして,そういえばこの様な混雑の日が日本でもあったナァー !!!...という感慨に久しぶりに浸ったのでした。
  多くの生徒さんはそれぞれの体験を積み,3時半に集合場所に集まりました。そして。それぞれの成長を祝いました。
  最初は18人でスタートした初心者クラス...最後は一人になりましたが,それぞれの成長を味わい,“スキー”を楽しんでくれました。(^ ^)(^I^)

  初心者のクラス...これも日本のやり方とは大違い...そう感じた一日でした !!!。でも,それぞれに楽しみをenjoyしてくれたようで良かったです !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 27  2007  Wednesday  快晴 ( Coronet Peak 15 )
今日も素晴らしい快晴でした !!!
 ニュージーランドの朝は8時過ぎでもまだ暗く,8時半...朝早く山の上に着いても写真のような綺麗な朝焼けを見ることができます。(*^^)v
 このクリアな,澄んでいる美しさはどこから来るのでしょうか?空気が澄んでいるから?それとも地理的なこと?...いずれにしても白馬と比べても,澄んでいる美しさはナントも言えません。(^ ^)(^I^) 
 みなさんも...素敵な日々を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
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 今日は本当なら Day off なのですが,昨日急遽スパーバイザーに,「少し忙しいので休日だけれど出勤してほしい...」という要請を受け,できるだけ多くの経験をしたいと思っているので,OK !!!......快諾してレッスンをさせてもらいました。

  9時から一時間半は,“school group”というオーストラリアから来た中学生のグループの指導でした。クラスは三つに分かれましたが,私に上級クラスの担当が回って来て,早朝の Coronet Peak を思いっきり楽しみながら滑ることができました。テーマは“オレンジ・ターン”でした。足裏にいつもオレンジを意識し,そのつぶれ具合を意識して滑る...というものです。1時間半のレッスンですから,ワンポイントの注意事項を話し,後はもっぱらトレインです。アッと言う間にこの楽しい時間は過ぎてしまいました !!! (^ ^)(^I^)

  10時半からの半日はクラス“2A”でした。一日だけ初心者クラスを経験した人が多いクラスで,またプルークボーゲンがスムーズに行なえない人たちのクラスです。
  今日は“オレンジ・ターン”で上達してもらうことにしました。不思議なもので,このオレンジを足裏に意識し,それを交互に踏んで行って,その感触を感じ取るイメージを持つことで,ターンが楽に行なえるのです !!!。12人居た生徒さんが,このレッスンでどんどん楽に回ることができるようになりました。ニュージーランド人やオーストラリア人はこの様なイメージを吸収する能力が高いようです。たった二日半お教しえしただけですが“フィーリングスキー”がスンナリ彼らの身体に入り込んで行くのが判ります。(^ ^)(^I^)

  午後は同じく“2A”クラスの担当でした。午前の人たちはもうこのクラスを卒業していますので,皆新しいメンバーです。
  午後は“オレンジ・ターン”に替わって“Sound of Music Turn”でレッスンを行ないました。クラスの中に,バランス感覚がアジア人と同じであまり良くない...と言われている“Irish”も数人含まれていたのですが,この
“Sound of Music Turn”は国境を越えて効果がありました !!!。音...特に「美しい音=sound」を聞こうとすると,雪面を強い力で押そうとしなくなります。なぜなら,強く押すとノイズになってしまうからです。そしてさらに良いことは,スキーの斜面移動がスムーズになります。斜面移動が無くなると音が聞こえなくなるからです。モチロン“Irish”も活き活きとスキーを楽しんで居られました !!!。(^ ^)(^I^)
  ...というわけで,午後も皆さんに気に入っていただけたレッスンができた...そう思います。当然のことですが,1時間50分のレッスンなのに,1時間くらいで散り散りになってしまったのは昨日と同じなのですが...。

  ...というわけで, Coronet Peak での教師生活を楽しんでいる【TOK】です !!!(^ ^)(^I^)
  明日は Day off です !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 28  2007  Thursday  快晴 ( Queenstown 16 )
 今日もイイ天気でしたが,私は Day off 休日でした。こちらのスキースクール...いくら忙しくても最低週一日の休日は取るみたいです。昨日の様に特別に頼まれれば別ですが...。
 ...というわけで,今日は写真に映っている建物... Queenstown 図書館で,ノートパソコンを使っての事務仕事をしたり,宿で少し溜まっていた洗濯物を片付けたりしながら過ごしました。 Remarkables の山並みをバックにした図書館もなかなか良いでしょう?(*^^)v
 みなさんも...素敵な日々を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
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  今日は,トップページにも書いたように,オ・ヤ・ス・ミ…でした。(^ ^)(^I^)

  これまで,月曜日から水曜日まで,初心者から上級の下のクラスまで担当させていただきました。その中でまず感じたことは,スキーやボードのレッスンを受講する人数の多さです !!!。日記にも書きましたが,昔の隆盛期の日本のスキー場を彷彿させるシーンが展開しています。日本では初心者がこの剣幕でレッスンを希望することは本当に少なくなりました。その原因はどこにあるのでしょうか?今日はこのことを少し考えてみたいと思います。

  先ず,スキー場のリフト券売り場に行って見ました。
  すると,もちろんリフト券単独で買うこともできますが,その他レッスン付き,レンタル付き...などの“商品”が売られているのです。なぜここで敢えて「商品」と書いたかというと,このスキー場の考え方は,スキースポーツの楽しみ方のスタイルそのものを,いろいろな「売り物」...とみているのです。つまり,パンやビールや家を買うのと同じく,「商品」としての価値を売っているのです。ですから,「商品」としてお客様にとって魅力の無いモノは売れない...ということです。日本のどこかのスキー場のように「来たかったらおいで...。滑らせてあげるから...」という姿勢は根本から無いのです。

  次は,プライベートレッスン料金の高価さ !!!です。一日コース...レッスン時間は午前午後それぞれ普通の日本のケースより30分づつ長い2時間半なのですが,その価格が生徒さん一人の場合で,NZ$440-(日本円で約4万2千円)です。2人から4人だと,NZ$610-(日本円で約5万8千円)です。ニュージーランド$がいくら高くなったとはいえ,日本のレッスン料金の2倍の価格なのです。それでも指名でプライベートレッスンを申し込む人が結構居る...というのですから,「良い商品には金を出しても惜しくない...」という考え方があるのでしょう。

  この二週間ほどのニュージーランド滞在から観えてきたことがひとつあります。こちらの人は「“価値”あるものに対する“出費”は惜しまない...」という感覚に長けている...ということです。良い商品としてモノを売るのがスキー場の役目...。そう考えているからこそ,売れるものを作り出そうとします。良い商品とは必ずしも安い商品...とは限りません。お客さんも,質の良さを見抜く目を養い,価格と商品とのバランスが取れているか...いつも見抜こうとしています。ですから,スキー教師もその“質”の良し悪しが問われるのです。スキー教師も立派な「商品」なのです !!!。

  ...ということで,【TOK】...ニュージーランドの Coronet Peak に起こしになる皆さんから,どのような品質の良し悪しの評価を受けることになるのでしょうか? 
商品として売れるモノになれるでしょうか?
  恐ろしくもあり,楽しみでもあります !!! (^ ^)(^I^) あすはレッスンです !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 29  2007  Friday  小雨 ( Coronet Peak 17 )
 今日は残念ながら「小雨」の Coronet Peak でした。(=_=;)
 でもスキーのレッスンは普段どおり...。雨だから生徒さんがレッスンをしない...ということはあまり無いようです。与えられた情況を与えられたモノとして楽しむ習性があるからかもしれません。
 そういえば雨が降っているからといってラグビーやゴルフの試合が延期にはなりませんから...ネ !!!。(^ ^)(^I^)
 みなさんも...素敵な日々を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
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  今日の Coronet Peak ...「小雨」が降る状況でしたが,レッスンはありました !!!。

  そして,ナント !!! 【TOK】の初指名のプライベートレッスンが入っていたのです !!!。朝集合時間に,今日のレッスンスケジュールを確認したら...私の名前の後に,ナント“PTreq”の文字が !!!...。これは「プライベート:リクエスト(指名)」という意味なのです。(^ ^)(^I^) 昼の時間1時間だけですが,新人が,たった三日間のレッスンを経ただけなのにリクエストプライベートを受けるのはそんなに例のあることでは無い様で,スーパーバイザーの皆さんに祝いの言葉を頂きました !!!。(^ ^)(^I^)

  さて先ず,午前は10時半から“2b”クラス,5名を担当させていただきました。プルークボーゲンがおぼつかない人たちのクラスですが,今日は“オレンジ・ターン”でのレッスンを試みました。
  これ...効きます !!!。冗談でなく,申し訳ないのですが日本の方々よりイメージ力が豊かなのでしょうか?...オレンジをイメージし,そのつぶれている様子をイメージするだけで,そしてジュースが自分の身体の方向に滲んで来るイメージを持つだけで,バランス良くプルークボーゲンができるようになり,早い人はシュテムターンができる程に !!!...。いつもならレッスンの終わりに一本だけチェアリフト体験...で終わるのですが,“オレンジ・ターン”が聞いたので,二回も乗れました !!!。そして,皆さんに,「雨の中なのに楽しかった !!!」と喜んでいただけました。良かった良かった !!!。(*^^)v

  そして,午前のレッスンが終わって10分後,今度はリクエストのプライベートレッスンです。
  どんな人がリクエストしてくれたのかナァー?と思っていたら,水曜日...午前のレッスンをさせていただいた“Bob”さんが指名してくれていました。「妻の“Jonne”にもぜひ“オレンジ・ターン”を伝えて欲しい...」ということで,お二人での受講となりました。“Bob”さん自身,一昨日は“2a”クラスでしたので,チェアリフトは使えませんでしたが,今日はいきなりチュアリフトを使ってのレッスンになりました。ご本人の言葉を借りますと,「あの後,オレンジを意識して滑ったらターンが大変楽になり,もうマジックカーペットは卒業 !!!」...ということでした。(^ ^)(^I^)
  今日は,“オレンジ・ターン”の中でも,ジュースがどちらの方向に滲むか?ということをメインにお話しました。ジュースが雪面方向に滲んで行くイメージは“Do Ski”に,身体の方向に“spread in”するイメージは“Let Ski”になるのです。ターンの初めはオレンジを意識し,その後中間からは
“spread in”するイメージを持ってもらって滑ってもらったところ,ナント !!!...お二人ともシュテムターンまでできるようになったのです。(^ ^)(^I^)
  たった一時間の,しかも雨の中のレッスンでしたが,最後には握手を求められ,写真もご一緒に撮ってもらうほど,楽しんでいただきました。(*^^)v

  1時半にプライベートレッスンが終わり,急いで20分で昼食を摂って,2時から午後のレッスンが始まりました。
  午後はレベル“4”でした。日本で言えば,中級の下のクラス...ということになると思いますが,今日は5人の生徒さんでした。シュテムターンができるかできないか?...といった人達のクラスです。
  ここでも“オレンジ・ターン”を試みました。プライベートレッスンと同様,オレンジを足裏にイメージしてもらい,ジュースがどちらの方向に滲むか?ということをメインにイメージしてもらうよう話したのです。初めはキョトン?としていましたが,不思議なほどここでもオレンジ効果がありました !!!。 Coronet Peak のコースの中で一番急な斜面“Donkey Serenade”もOK !!!。レッスンの終わり頃には,もう両方のスキーがスムーズに揃い,∞ターンーもでき,さらには“ジュエットコースターターン”ができるほどになったのです !!!。これにはお教えした私がビックリ(*_*)したほどでした !!!。

  どうも,たった4日間の“フィーリングスキー”レッスンなのですが,このような人間の感性に訴える指導法...思ったよりも効果がありそうです。“フィーリングスキー”...これまで日本でいろいろ皆さんにお伝えしてきましたが,日本の方以上の好反応と言うか好反響を感じます。これがどんな結果に結びついて行くのでしょうか?驚きを感じ,そして楽しみでもあります。(^ ^)(^I^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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★ June 30  2007  Saturday  晴れ ( Queenstown 18 )
 今日は天気は良かったのですが Coronet Peak はCloseでした !!!。
 その理由は...昨夜 Coronet Peak に大雨が降ったからでした。この雨のため雪がグサグサ状態...,もしこの条件で大勢のスキーヤーやボーダーが滑ると,土が出てしまう危険性があります。今日一日クローズにして,今夜の冷え込みを待ち,コースがガチィーンと凍るのを待っているのです。今日一日犠牲にしても,明日以降の数日で取り返す...ということです。本当に,商売としてのスキー場経営を考えている...そう思います。(*_*)
 みなさんも...素敵な日々を !!!  I am sure you have a nice day !!! 
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 今日は天気は良かったのですが,昨夜の大雨で Coronet Peak スキー場はクローズ。今日も“フィーリングスキー”の威力を試そうと,勇んでスタッフバスの発着場に行ったのですが...,「今日はクローズ。明日会いましょう !!!」というスキー場ディレクターのスタッフへの案内でした。
  ということで,今日は皆さんからたくさん頂いていた e-mail への返信,そして事務仕事をこなして一日を過ごしました。ハッハハハ......。

  さて,今日は私のレッスン模様をお知らせしたいと思います。キット皆さんもどんな調子でレッスンしてるんだろう?...とお思いでしょうから...。ハッハハハ......

  原則的には日本でのレッスンと変わることはありません。語る言葉が“日本語”か?それとも“Broken English”か?...の違いだけです。あい変わらず,「地球の引力に引かれて楽しむのが“スキー”だ...」ということも,「身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件をマッチングさせることが大事だ...」ということも,そして「“Do Ski”よりは“Let Ski”の方が楽しいスキーができる...」ということも...。
  でも,実は大きな違いがあります。それは,生徒さんの“集中力”です !!!。(^ ^)(^I^) “Tok”( Coronet Peak では私のネームカード表示はこの“Tok”なのです...)の語る言葉が本当に注意して聞こうとしないと,何を言っているのか分からない...という気持ちが生徒さんにあるのです。「一体この教師...何を伝えたいんだろう?...」という気持ちがあるので,英語を流暢に話す先生に比べて,生徒さんの払う集中力に大きな違いがあるのだと思います。(*^^)v 私が見ていても,皆さんがいかに真剣な表情で,そして聞き耳を立てて,私の言葉を聞き漏らすまいとしているか...それが分かるのです。
  しかも,身体をこうしろとか,ひざをどうしろ...とか言うわけではなく,「オレンジ」だとか「音を聞け」だとか,ナニか訳の分からんことを言っている。でも,「その様なイメージを持って滑ってみると,確かに身体に無理が無く,気持ちよく滑れている。まるでマジックにでも掛かっている感じだ...」ということを仰った生徒さんが居られましたが,これが全てなのです。

  本来なら,外国に来てスキー教師をしているわけですから,その国の言葉で正しくイメージをお伝えすることが必要なのだと思いますが,それを逆手に取ったレッスンになっている...というのが実情です。(=_=;) でも一旦そのイメージを重視したレッスンで上達することを経験すると,そのマジックから離れられない...ということなのでしょうか?

  ...というわけで,
言葉の障害があることを逆に生かしたレッスンが展開されている...ということです。
  今のところはそうですが,見ててください,3ヵ月後は流暢な英語で,「Zen mind (禅の心)」を伝えられるくらい,東洋の教師としての地位を確立したいと思います。
  ...という“夢”を見ている【TOK】でした !!! ハッハハハ...(^ー^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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【注】:この「教師日記」の中には,いろいろな“フィーリングスキー”に関する用語が出て来ます。これについては,検索で「エネルギーライン」,「愛のターン」...等と入れていただきますと,その用語に関する記事がたくさん出てまいりますので,そちらを参考にしてください。



スキー教師【TOK】の個人的な日記です。
 【TOK】の主観的な意見や感想を書き綴ったものですので
ページ内の記事及びデータなどを,みなさんが参考にされることは構いませんが
そのことによって派生した結果についての責任は負いかねますのでご了承ください。
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