“47 Feeling Ski School”

【TOK】のスキー教師日記  March.2007

 
March. 2007

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★ March.1  2007  Thursday  晴れ (白馬)

 今日は「晴れ」の白馬です。
 今日から三月...まだまだ“スキー”...OK !!!です。
 今年は黄砂の来方も遅いようで,雪は真っ白です。スキーシーズンはこれから !!! みなさん,心置きなく楽しみましょうネ !!!。(^ ^)(^I^)
 では,皆さんもイイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
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 昨日は「野麦峠シニア&女性キャンプ」の最終日,三日目でした。
 予想していなかった「雪」が降りました !!!。しかも午後は晴れ間が広がり,最高のゲレンデ状況になりました !!!。...もうこう書くだけで,昨日の一日がどんな状況だったか?...お判りいただけると思います。(*^^)v(^ ^)(^I^) そう !!! 最高の新雪滑走が楽しめました !!! この模様の映像は「野麦最終キャンプ」で... (*^^)v

 午前は私は“B班”の担当でした。一昨日の続き...“水面フラット意識”の小回り練習でした。幸い,積雪量はそれほどではなかったものの,10センチほどの新雪が積もり,その中を“水面フラットイメージ”で滑りました。2/28の日記にも書きましたが,いきなり角付けの切り替えで次のターンに入って行くより,ターン前半の捉えがより確実に行なえるようになり,小回りそのものの安定性が増します。丸い円弧を描く...という,とひと味違った小回りが体験できます。“水面の水位上昇イメージ”要領が分かり始めると,“クロッシング”的な角付けの切り替え時も楽に行なえます。“B班”の皆さんも,次第にこの「水面意識の小回り」に慣れられ,新雪斜面を楽しみました !!!。(^ ^)(^I^)

 午後は“A班”と“B班”が一緒の合同練習で,そのテーマは“ Feel in Ski ”でした。「感じて容れる」...ということで,雪面からの情報...言葉を代えて言えば「地球からのエネルギー」を,身体で感じ,身体に受け容れて滑る...ということです。
 私はこの“ Feel in Ski ”こそ,生涯スポーツとしての“スキー”を考えるときのキーワードだと思っています。 “Feeling Ski School” の“Feeling”という文字はまさにこの“ Feel in ”を意味している言葉だと思っています。
 この三日間行なってきたレッスンの総まとめのイメージ,つぶやきの言葉として,最も適した言葉だと思います。

  さて,昨日で「野麦スキー場」での“フィーリングスキー”のレッスンは終了しました。
 私たちの思っている生涯スポーツとしての“スキー”を考えるとき,このスキーの持っているエネルギーみたいなものを感じます。
 今回参加いただいた皆さんも,キットこのことをお思いになられたことと思います。また来シーズン...お世話になりたいと思います。ヨ・ロ・シ・ク・...(^ ^)

 みなさん,どうもお疲れ様でした。そして,楽しい時間をありがとうございました !!!
 またご一緒に滑りましょう !!! シーハイル !!! (*^^)v(^ ^)(^I^)

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★ March.2  2007  Friday  晴れ (白馬)

 今日も「晴れ」のイイ天気です。
 昨日,久しぶり...という感じで“Hakuba 47 スキー場”を滑りましたが,イイ感じで雪が残っています。平年よりは幾分少ないですが,今年は雪不足なの?...という感じがするほどです。まだまだ“スキー”...OK !!!の“Hakuba 47”です。(^ー^)
  では,皆さんもイイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!!
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 昨日は“Hakuba 47シニアスキークラブ”の皆さんの「“フィーリングスキー”体験レッスン」でした。
 常日頃,「47シニアスキークラブ」の皆さんにはいろいろお世話になっています。「【TOK】はいろいろ面白そうなレッスンしているけれど,実際はどうなんだろう?」...という方も居られます。そこで,昨日と今日の二日間...“フィーリングスキー”体験をしていただくことにしたのでした。

 いつも皆さんの滑りを拝見していると,多くの方が“Do Ski”的要素でのスキーをされています。生涯スポーツとして“スキー”を楽しむのであれば,“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”をマッチさせ,“Let Ski”的感覚で滑ることを覚えられたらどうでしょう?...ということで,先ず「地球の引力に引かれるプルークボーゲン」から始めました。
 プルークボーゲンは,スキー用具の特徴の内,スキーのトップがテールより長い...という構造上の特徴を利用します。その時,斜面に引かれている意識よりも,地球のコアに引かれているイメージを持つことが,滑走性の良いプルークボーゲンを引き出し,スキー用具を活かした滑りを実現させてくれます。シニアクラブの皆さんはお上手な方が多いので,いまさらプルークボーゲン...という考えがあるかもしれませんが,実はこのプルークボーゲンに“フィーリングスキー”の大きな秘密...自分でスキーを動かしてターンするのではなく,地球の引力でターンする...という秘密が隠されているのです。
 ...ということで,午前中は「プルークボーゲンを中心としたスキッディングターン」のトレーニングを行なったのでした。(^ー^)

 午後は,「スキーのたわみ」から発生する,テールで切るカービングターンの練習に入りました。滑走スピードが増してスキーがたわみ始めると,一本のスキー板の中に「迎え角の違い」が生じ,トップ部分が大きな雪面抵抗を受けるようになります。テールは直進し,トップがターン内側に入り込むようになります。...というようなことをお話し,小指上げかかと支点トレーニング⇒“Sound of Music Turn”...と進めました。
 つぶやきのリズムは,♪♪♪ミュージック...サァウゥンド...ミュージック...サァウゥンド...♪♪♪,そして,♪♪♪音を聞いてェー...開放オォー...音を聞いてェー...開放オォー...♪♪♪でした。
 皆さんのほとんど...“フィーリングスキー”初体験でしたので,初めは戸惑いがあったようですが,次第に私の冗談や駄洒落にも慣れ,“フィーリングスキー”の面白さに気付かれ始めました。(*^^)v
 今日は二日目...“水面フラットイメージ”をお話しながら,いろいろな斜面も滑ってみたいと思います。
 サテサテ...どんなレッスンになりますやら... 楽しみ楽しみ !!!
 
 では行って来まァーす !!! (*^^)v

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★ March.3  2007  Saturday  晴れ (白馬)

 今日も「晴れ」ました !!!
 この週末,土〜日...とイイ天気が続くようです !!!
 この時期にスキー休暇を白馬で過ごされる方にとっては最高のプレゼントになりました !!!
 皆さんの日ごろの行ないが報われたのでしょうか?(*^^)v 仙台から白馬入りしたという jpSKI.com 会員の“MASA”さん !!! そして他の多くの皆さん方も,良かったですネ !!!。
 心置きなくお楽しみください !!!
  では,楽しい週末を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
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 昨日は“Hakuba 47シニアスキークラブ”の皆さんの「“フィーリングスキー”体験レッスン」の二日目でした。一昨日は15名,昨日はさらに増えて25名の方とご一緒に滑らさせていただきました。(*^^)v
 
 昨日のテーマは,今シーズン,私がレッスンで多用している“水面フラットイメージ”でした。(^ー^) 右の図の①〜③でスキー板を水面にフラットに置く感覚で滑る...というものです。その練習のつぶやきの言葉は,♪♪♪①スイメェーン...②スイメェーン...③スイメェーン..①スイメェーン...②スイメェーン...③スイメェーン..♪♪♪でした。
 このイメージでの滑りは「かかと支点での滑り」をもたらし,さらに「スキーの滑走軌跡と重心の移動軌跡が近いところを通り,角付けの量が少なくなる」...という結果を生みます。
 この技術が全て...ではありませんが,このイメージをもつことで,「バランスを乱す要因をできるだけ少なくする」...ということが可能になるのです。
 その次は,①〜②の水位低下イメージ,そして②〜③での水位高上イメージを持っての滑走でした。このイメージで,重心を中心とした脚の自然な伸縮が顕れ,③から①への角付けの切り替えも楽に行えるようになりました。

 午後は午前中に習得したテクニックを使って,いろいろな斜面を滑ることにしました。
 先ず「R-2」の急斜面でした。ここで多くの方は③でエッジを立て過ぎるきらいがあったのですが,“水面フラットイメージ”が効いたのでしょうか,素直に落下することのできる方が多くなりました。その結果,スキーの性能が生き,ターン後半でのオーバーコンタクトが少なくなりました。(*^^)v
 次は悪雪の急斜面でした。「R-2」からゴンドラ下り場前に向かって滑るコースですが,47シニアクラブのメンバーの方でもあまり滑らない場所です。あえてこの場所を選び,“水面フラットイメージ”効果を試していただきました。
 そのポイントは①から②に向かう時に,③の場所へ“水面フラットイメージ”を持ちながら滑り降りて行こうとすることです。「③に行けば安全で安心 !!!」...という気持ちが喚起されることで,気持ちが落ち着き,身体の硬直も解けるのです。これまでトライしたことの無かったシニアのみなさん...無事滑り降りられました !!! (^ ^)(^I^)

 さて,この二日間,“Hakuba 47シニアスキークラブ”の皆さんとご一緒させていただき,「“フィーリングスキー”のさわり」...を経験していただきました。“フィーリングスキー”的“Let Ski”だけが“スキー”ではありませんが,この滑りができ,“Do Ski”もできることが,スキーヤーとしての「滑りの引き出しの数」を増やすことになります。
 生涯スポーツとしてのスキー...これを楽しんでいただくためにも,なにかヒントが得られたとしたら,これ以上の幸せはありません。
 皆さん !!!...ご参加いただき,本当にありがとうございました !!! また機会をみて一緒に滑りましょう !!!

 シーハイル !!! (*^^)v

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★ March.4  2007  Sunday  晴れ (白馬)

 今日も「晴れ」でぇーす !!!
 今年は雪が少ない...というわりに,雪不足を感じない“Hakuba 47 スキー場”です。
 その理由は,黄砂が少ない,ザラメ状の雪でない,周り全体に雪がある...ということなのでしょうか?
 新潟県や北信濃では雪が少なく,Closeしたスキー場もあると聞きますが,白馬はおかげさまで,まだ大丈夫です !!! (^ ^)(^I^)
  では,楽しい日曜を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
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 昨日と今日は,「No.20:小回り特訓 2日間スペシャル」です。今回は“六花童子”教師とのコラボレーションレッスンです。
 今回のこのキャンプ...募集と同時に直ぐに定員に達してしまいました...(-_-;) 土,日の二日間キャンプのせいかな?とも思うのですが,他の二日間に比べ,なぜかこの「小回り」...が要望が多いのです。それだけ皆さんが「小回り」について悩んでおられる...ということでしょうか?

 さて,Before映像を撮影した後,早速レッスンに入りました。
 「小回り」...その滑り方はいろいろありますが,それには次のような視点での考え方もあります。ターンするということを考えてみると,「足裏のどこが支点になり,スキーのどの部分が作用点として働いているのか?」...ということです。
 支点をどこにするか?...の先ず一つ目は「母子きゅう」付近です。この滑りではテールがターン外側に出て行く滑りになり,整地,低速では使えるものの,悪雪や抵抗の多い雪では有効ではありません。スキー板がワイパー的に横移動する小回りです。
 二つ目は,支点を「土踏まず」付近にすることです。これだと「スキーの前後差」が活かされ,スキッディング要素的な小回りができるようになります。「母子きゅう」付近に比べれば横方向からの抵抗を受けることが少なくなりますが,バランス維持の上から言えばリスクがあります。
 三つ目は,「かかと支点」の滑りです。スキーの「たわみ」を意識し,かかとを中心としてスキートップがターン内側に回りこんでくるターンを心がけることです。「小回り」ということですので,作用点,“センサーポイントSP”はつま先付近なのですが,これを意識することで,その滑り方はまるで違ったものになってきます。

 昨日午前中は,支点を「土踏まず」付近にしての小回りを練習しました。この小回りのポイントは,「自分でスキー板を操作することではなく,地球の引力に引かれる意識に徹すること」...でした。「地球の引力に引かれる」...この意味が解ってくると,小回りも楽になってきます。

 午後は「かかと支点の小回り」練習でした。
 先ず,小指を持ち上げるようにして,強制的に「かかと支点の滑り」を体験していただきました。でも,常にこれを意識してターンしていると大腿四頭筋が疲れます。そこでいつもは“Sound of Music Turn”や“愛のターン”を行なうのですが,昨日はイメージとして,バカ殿様(志村けん)の「アイーン」をイメージしてもらいました。ターン後半のスキー板が手前側,自分の身体に近づいてくることをイメージするのに,この「アイーン」は想像以上に効果がありました !!!(*^^)v

 この「アイーン」イメージのおかげで,皆さんの「かかと支点」の滑りは,回を重ねるたびに良くなって行きました。ここでも「イメージ力」の不思議を感じた【TOK】でした !!!(^ ^)(^I^)

 夜は7時過ぎから,“六花童子”班と一緒に合同ミーティングでした。その席上“六花童子”さんのアイデアで,全員がテクニカル検定の検定員になったつもりで小回りをどう評価するか?...というゲームを行ないました。なかなか良いアイデアで,「小回り」をどう評価するか?...という皆さんの眼力を養うのに最適なゲームでした !!!(^ー^) 総勢17人で楽しく過ごさせていただきました。ありがとうございました !!!。

 さて,今日は二日目,最終日です。【TOK】班は“水面フラットイメージ”をテーマに「小回り特訓」に精を出したいと思います。(*^^)v

 では行って参りまァーす !!! (*^^)v

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★ March.5  2007  Monday  小雨 (白馬)

 今日は「小雨」が降り始めた白馬です。
 ここ四日ばかり,良い天気が続きましたので,そろそろ低気圧が...と思っていました。
 でも,土日空けの月曜日で,多くのスキーヤーは週末をじっくり楽しめたことと思います。
 この雨,今日中には上がり,明日午後には「雪」になるとの予報が出ています。多くは期待しませんが,スキーヤーにとっては嬉しいことです。
 では,今日もイイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
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 昨日は,「No.20:小回り特訓 2日間スペシャル」の二日目で,そのテーマは“水面フラットイメージ”の小回りでした。

 小回り...というと,「ターン後半に角付けを強め,その反動でスキー板を左右に振ってターンする」...という意識を持つ人が多いのですが,これだとどうしても上半身のバランス維持に難が出てきます。重心の移動軌跡をできるだけ滑らかに行いながらバランスの取りやすい,疲れの少ない小回りを行なうには,重心の下をスキーが滑らかに左右に移動してくれることが求められます。
 “水面フラットイメージ”意識と“水面の水位上昇イメージ”要領がつかめれば,かかと支点が現れはじめ,しかもターン後半にスキートップがインサイドに入り込んで来てくれますので,ターンの切り替えも楽に行なえるようになります。
 皆さんの滑り...ドリル練習を重ねるたびにその要領をつかまれ,次第に変わってきました。一昨日の「アイーン小回り」も良かったのですが,それに比べて“水面フラットイメージ”の方が,角付けの捉えがソフトになり,滑りに柔らかさが顕れてきます。午前中は皆さんにその違いを体験していただきました。

 午後からはこれまで学んだイメージを使っていろいろな斜面を滑ることにしました。
 先ず「R-3」の急斜面コブ小回り...に挑戦しました。ここでは♪♪♪③水面ぇーーん...①ワァーーン...③水面ぇーーん...①ワァーーン...♪♪♪のリズムの大切さを学びました。どうしてもターン後半の「水位上昇イメージ」を充分に行なわず,一刻も早く次のターンに入ろう...とする傾向があるのですが,それでは上半身と下半身の間の「ネジレ」が充分できません。安定したコブ小回りをしようとするなら,コブ斜面でも「③水面ぇーーん」の「
ぇーーん」を充分に行なうことが大事です。
 この「ぇーーん」をすることで,皆さんのコブの滑りが安定し始めました。(*^^)v

 その後,“五竜とおみ”の「アルプス平」から「ダイナミックコース」へと移動しながら,“水面フラットイメージ”で,「水」の代わりに「油」をイメージしたり,「水」よりもサラサラした「液体」をイメージすることで滑りがどう変わるかを体験してもらいました。「油」をイメージすると,滑りそのものが抵抗をしっかり捉えた,重みのある滑りになります。また,サラサラした「液体」をイメージすると,軽いタッチの小回りになります。単に「液体の粘度イメージ」を変えるだけで,滑りの感じが大きく変わることの不思議を体験した皆さんでした。

 さて,「小回り特訓二日間」...特訓という名前だけあって,レッスン中には大声が飛び交いましたが,皆さんの小回り...本当に変わった !!!...そう思います。小回りにはいろいろな滑り方がありますが,その中でも応用の効く,質の高い小回りを習得していただけました。(^ ^)(^I^)
 これをひとつのキッカケとして,いろいろな場面で
「かかと支点」の小回りを試して欲しいと思います。

 本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした !!!
 また,機会がありましたらご一緒に滑りましょう !!! シーハイル !!!

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★ March.6  2007  Tuesday  晴れ (白馬)

 今日は「晴れ」の白馬です。でも少し風が強そうです...(-_-;)
 昨日は全国的に強風で被害が出たようですが,白馬は静かでした...。
 白馬は今日午後から明日一杯「雪予報」が出ています。この時期,雨でなく雪...我々スキーヤーにとっては嬉しいニュースです !!! (*^^)v
 では,今日もイイ一日を!!! 
(*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
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 昨日から「白馬ペンション・ログホテル ミーティア」主催の“シニアキャンプ”が開催予定でしたが,参加申し込みが少なく中止になりましたので,事務仕事に精を出しました。(^ー^)

 個人的にはスキーレッスンをしている方が生活の波がキープできて,リズムが取りやすいのですが,キット天なる神が「少しは休みなさい...」ということで,休暇をくれたのだと思います。(^ー^)

 ...で,事務仕事をしながらいろいろなことを思いました。その中で昨日は「イメージで潜在能力が開花することの不思議」...を強く思いました。
 “フィーリングスキー”では,いろいろなイメージを皆さんにお話します。そしてそれらのイメージがどのような身体的アクションを引き起こすか...ということを大事にします。今年レッスンで多用している例で言えば,“水面フラットイメージ”や“水面の水位上昇・下降イメージ”です。すると,水面の上に立っているイメージですから,無理押しや急激な圧変化をして水面に波紋を出したり,水の中に沈んだり...ということを避けようとする意識が働きます。そして結果的に,脚のスムーズな伸縮を伴った自然な雪面の捉えが表れて来るのです。

 火事場の馬鹿力...ということわざがあります。通常持っていないだろう...と思われるような信じられないことを,ある極限状況になると人間はやってしまう !!!...ということです。...ということは,本来私たち人間は素晴らしい能力があるのに,それに気付いていないし,開花しようとしていない...ということなのかもしれません。
 “フィーリングスキー”のレッスンをさせていただいていて感じる不思議は,「あるイメージを喚起し,それに集中すれば,自分にはできない...と思っていたことが,いつの間にかできていた !!!」...ということに,皆さんが気付かれることです。
 私はこのごろ,皆さんが,「これまでできなかったことができるようになった !!!」...というよりも,「生まれながらにして元々持っていたことを思い出しただけ !!!」...という気がしています。それはシニアの方や女性の方の滑りが,体力豊かな青年よりも,どんどんイメージを沸かすことで変わって行くからです。もし,トレーニングで新しい能力が身に付くのだ...としたら,体力があり若い新鮮な筋肉に恵まれている若者の方がうまくなって当然なのに,そうはならず,逆に青年が伸び悩む例が多いのです。シニアの方は体力がありませんから,イメージに集中します。するとその時々の状況に最もマッチした身体の動きが顕れ,スムーズな滑りがおできになるのです。もちろんタイムを競ったり,スピード競争したり...というようなパワー的な能力は青年の方が優っていますが,滑りの質やスムーズさを比べるとシニアの方が凄い !!!...ということです。

 ...さて,この続きがあるのですが,長くなってしまいます。
 今日はこの辺で...。続きは明日 !!!

 では,イイ一日を !!!

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★ March.7  2007  Wednesday  小雪 (白馬)

 今日は「小雪」が舞っている白馬です。
 昨日からの「降雪」...平地に積もるほどの量ではありませんでした。(-_-;) 時期が時期ですから,当然...といえば当然のことですが...。
 3月ももう中盤に入ろうとしています。この時期,ゲレンデに雪の無いときもあったのを覚えています。三月初旬なのにゲレンデ下部には土...といった状態の時が...。それに比べればまだ今年は良い方かもしれません。(*^^)v
 では,今日もイイ一日を!!! 
(*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
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 今日は昨日の続きの話です。

 
レッスンでお話しするイメージで,「『とてもあのような身体の使い方はできないだろう...』と思っていたような身体運動を顕現してしまう能力」...それはどこにあったのだろうか?...ということについてです。
 レッスンで,「ひざをこのように使うのです...」と説明してもできない方が大勢居られます。ですがあるイメージ...例えば,「“センサーポイントSP”を土踏まずに,“レシーブポイントRP”をひざの裏側に...」とお話して,そのイメージで滑っていただくと,ちゃぁーんと「ひざを使った自然な滑り」が表れるのです。ひざの使い方をああだこうだと説明し,長時間トレーニングしなくても,できてしまうのです !!!。(*_*)
 このことが示していることは,「元々人間は“素晴らしい能力”を持って生まれてきているのではないか?学習やトレーニングで“後天的”に身に付けられるものではなく,あるイメージやインパルス(刺激)で,あらかじめ持っていたその様な能力が思い出されるように開花するだけ...」ということなのではないでしょうか?
 
  人間は元々生まれながらにして「完成形」で生まれてきている。そして,それをいろいろな場面々々で思い出しているだけ...。言ってみれば「百科事典」のように,いろいろな知識や情報,身体能力が「完成した形」で納められて生まれてきている。ただ生まれた後に生じた出来事がバージョンアップされる形で追加されて行くだけ...。
 例を「スキー」にとれば,“スキー”ができるだけの身体的能力はすでに「完成形」として身に付いている。その能力を思い出し,スキー用に必要な“少しの新しい情報”を付け加えるだけ...。何も無い状態,ゼロからスタートし,トレーニングによって身体的能力を高めるのではなく,バージョンアップするだけ...ということです。

 実はこのことがスキーを楽しむための三要素...“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”の内の,“身体の特徴”を活かす...ということと密接につながっていると思うのです。新しいモノを創り出すのではなく,元々備わっている素晴らしい身体能力をベースにほんの少しの新しい資質を付け加えるだけ...。だから最も大事なことは,人間が二足歩行で立って歩くようになってから過ごして来た数百万年間...この間に身に付けた「完成形的な身体能力」を基本とした“スキー”を考えることが大事だということです。
 それが,地球の引力に無理に逆らわない“スキー”...むしろ,この引力を楽しむような“スキー”...身体の素晴らしさを引き出してくれるような“スキー”...これを実現してくれるのだと思います。(*^^)v

 人間の身体...これがどれくらい素晴らしい能力を潜在的に持っているのか?これに気付き,味わうことが“スキー”をする大きな楽しみでもあります。それを引き出すのが,あるイメージやインパルスに集中することだと思います。すると潜在的能力が開花され,自分の持っていた能力に驚くことになるのです。
 これまで,“オレンジ・ターン”,“キャスター・ターン”,“お習字ターン”,“愛のターン”,“水面フラットイメージターン”...他にもいろいろなイメージを使って皆さんの潜在的能力の一端を開花させていただきました。今後,どのようなイメージや刺激がスキーレッスンで使われることになるのでしょうか? そして,
どのような素晴らしい身体を持った自分に逢えるのでしょうか?

 楽しみです !!! (^ ^)(^I^)

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★ March.8  2007  Thursday  小雪 (白馬)

 今日も「小雪」が舞っている白馬です。
 そして !!!...積もりました !!! 白馬の平地で約15センチの積雪です。...ということは,山の上ではもう少し多量の雪が積もったはずです。
 この週末も,これで心おきなく楽しめますネ !!!。 良かった,良かった !!! (^ ^)(^I^)
 では,今日もイイ一日を!!! 
(*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
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 昨日も【TOK】は休養日でした !!! 今日もオ・ヤ・ス・ミ…ですから,これで完全休養連続四日間...になります。でも,そのおかげで,ビデオ編集をはじめ,いろいろな仕事がこなせています。これも,天なる神の思し召し...という風に受け止めて楽しんでいます。(*^^)v

 さて,そのビデオ編集しながら,昔私の師匠だった「大谷多喜男」さんが仰っていた言葉を思い出していました。「水の流れに逆らわないスキー」ということで,このことは2002/9/13の「教師日記」にも書かせていただきましたので,お読みいただきたいのですが,最近“水面フラットイメージ”を皆さんにお伝えしながら,この意味を噛み締めています。


 先ず,“Kid”さんと“Suz”さんの映像をご覧いただきたいのですが,シニアの方です。右の図の①〜③①〜③をイメージして滑ってもらっています。斜面は「野麦峠スキー場」の“立て水の板”で斜度28度の急斜面です。
 この映像を編集していて思ったことは,急斜面にもかかわらず,身体に力が入っていないこと,必要以上の角付けがされていないこと,脚の伸縮が無理なく行われていて雪とのコンタクトがスムーズなこと,円弧が丸くバランスの乱れが少ないこと...です。結果として他人に安心感を与える滑りになっています。ドッシリとした安定感があり,これだとなかなか転倒しないだろうなぁー...ということです。(*^^)v

 まるで「水の流れに身を任せている木の葉」の様にも見えます。ただ地球の引力に引かれ,その流れの方向に引かれて行っているからでしょうか? そして,下方から波がやって来ればそれに素直に脚が反応して縮まり,波が引けば脚が伸びる...。あくまでも自分は水に浮かぶ木の葉で波の動きに同調しているだけ...といった感じがします。どことなく,お二人...地球の引力に身を任せ,母なる大地,地球の懐に抱かれて安心し切っている胎児の様にも見えます。...^^

 スキーが円弧を描いているのは,「高いところから低いところに水が流れる...」という,“流れの一環”に身を任せることから生じる結果であって,自分から動いているのではない...というのが分かる様な気がする滑りです。28度の急斜面でこの様な落ち着いた滑りをしている姿を拝見すると,私はどことなく“オーラ”を感じるのです。

 休日のひととき...映像編集しながら“
身を任せる美しさ”...を感じ,どことなく幸せを思った【TOK】でした !!!。“Kid”さん,“Suz”さん,ありがとう!!! (^ ^)(^I^)(*^^)v

 心に安らぎをもたらしてくれる“スキー”って凄いナァー !!!...と思います。

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★ March.9  2007  Friday  晴れ (白馬)

 今日は「晴れ!!!」のイイ天気になりました !!!
 ここ二日ばかり,雪が舞って,青空が見えない状態でしたから,青空が新鮮に見えます !!!。
 里にも雪が積もり,一面が真っ白で冬真っ最中 !!!...といった感じの白馬です。
 今日から,「オフピステキャンプ」の始まりです。楽しんで来ます !!! (^ ^)(^I^)
 では,皆さんもイイ一日を!!! 
(*^^)v   I am sure you have a nice day !!!
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 昨日まで4日間,雪上のスキーから離れて過ごしました。シーズン中に四日間,スキーに乗らなかったことはこれまであまり無いことでした。
 ...でもおかげさまで,その分よく休めました。昨日の日記にも書いたように,「自分の生活の“流れ”...これに身を任せる」ということを実践している自分が居るような気がしていました。(*^^)v

 この“流れ”...人それぞれにそれぞれの“流れ”があると思います。人生にも,そして“スキー”にも...。
 皆さんのスキーの滑り方,うまくなって行く様子を拝見していると,それぞれそのプロセスというか,その過程が違っているのです。似ている人も居ますが,どこか微妙に違っています。これは個々がもっている“個性”の違いによるものだと思いますが,その違いを拝見しながらレッスンをさせていただく...これも面白い,そう思っています。

 違う個と個...これがこの世に同時に存在していて,私のレッスンを受けていてくださる。私の話すイメージをそれぞれの“個”がそれぞれの感性で感じ取り,それぞれの身体で表現される...。それぞれが持っている個性がイメージと溶け合い,独特の身体的表現として顕れ出て来る...。
 それぞれがそれぞれの“流れ”の中を生きている...。

 同じ形を作ろうとするスキーレッスンとは全く異なったレッスンスタイルが,そこにはある...。そんなことを思った休日の【TOK】でした...。(^ ^)(^I^)

 さて,今日から休日明けのスキーが始まります。
 どんな出逢いが,そしてどんな経験が待っているでしょうか?どんな“流れ”の中で過ごすことになるでしょうか? 楽しみです !!!

 では行って来まァーす !!! (*^^)v

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★ March.10  2007  Saturday  晴れ (白馬)

 今日も「晴れ」のイイ天気です !!!
 一昨日まで降ってくれた雪の白さが青空に映えています。スキーヤーにとっては素晴らしい週末になりました !!!
 昨日は最高のフカフカ雪でした !!!。三月にこの様な状態で滑れることが信じられません。雪不足...どこの話かな?と思ってしまうほどです (^ ^)(^I^)
 では,皆さんもイイ週末を!!! 
(*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 

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 昨日から「オフピステ特訓キャンプ」が始まりました。
 このキャンプに合わせてくれたように,前日まで30セントほどの新雪が積もりました。黄砂は無く真っ白で,まるで一月か二月の感じのスキー場でした。最高のキャンプ初日となりました。(^ ^)

 先ず皆さんのBefore映像の撮影から始めました。まっさら...とはいきませんが,幸いにまだまだ滑れる新雪部分が残っていましたので,“Hakuba 47”はじめ“五竜とおみ”にも足を伸ばし,ワンポイントアドバイスを交えながら,滑れるだけの林間や粗踏み斜面を滑りました。前日までの降雪で,思ったより林間が滑れ,【TOK】も少々ビックリ !!!...なのでした。(*^^)v

 一時間ほど滑り回って,皆さんの滑りをじっくり拝見しましたが,みなさん相当ポテンシャルが高い方ばかりでした。あれだけ滑れれば,どのような斜面でもOK !!!...なのですが,さらに難しい斜面に行った時...の事を考え,私が思っていることをお話させていただくことにしました。

 オフピステ...といっても特別な技術があるわけではありません。むしろ
「基本中の“基本”」が大事 !!!...ということを思い出すことになります。つまり,「最もバランスを崩さない滑り,安定した滑り,身体に優しい滑り」...これを実現させる滑り,になります。

 結局,“水面フラットイメージ”...これを滑りの中でイメージすることだと,最近思っています。これまでお話してきたいろいろなイメージ...これらが最終的に行き着く先が,「地球のコアとのエネルギーのやり取り」という“水面フラットイメージ”のように思います。舵取りの部分,角付けの切り替えの部分...どの局面でもこのイメージを持つと,安定性が増します。

 昨日の基本練習もこの滑り中心となりました。レッスンの進め方は「教師日記」で紹介している通りなので,ここでまた詳しく話すことはしませんが,「水面上に乗っかっているイメージを大事にする...」ということを,実践していただきました。
 Before映像を撮った場所で,一日締めくくりの映像を再度撮ったのですが,明らかにその違いが出ていました。皆さんのターン前半の入り方が変わり,重心の移動軌跡とスキーの滑走軌跡が離れなくなりました。つまり角付け依存の滑りから,面を使った滑り方に変わって来ました。抜重的な動きも少なくなり,圧変化を極力抑えた滑りになりました。(*^^)v

 さて,今日は二日目...。前回の「オフピステキャンプ」で味をしめた“白馬乗鞍”に出かけようと思います。
 どんな体験が待っているでしょうか? 楽しみ楽しみ !!!
 では行って来まァーす !!! (*^^)v

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★ March.11  2007  Sunday  吹雪 (白馬)

 今日は「雪」が降っている白馬です。
 この雪...13日まで断続的に続くようです。思わぬ春のプレゼント...です。天なる神に感謝しながら“スキー”楽しみたいと思います。
 皆さんも楽しんでますか?(^ ^)

 では,皆さんも
イイ週末を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
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 昨日は「オフピステ特訓キャンプ」の二日目...。
 場所を「白馬乗鞍」に換えて行なったのですが,結構ハードなオフピステ体験となりました。(*^^)v
 三月ですから,本来は黄砂が交じった春の雪の中を滑る...というのがこの時期の特色となるはずでしたが,天なる神はその予想をくつがえす大きな試練を与えてくれました。(^-^) 一昨日のシーズン真っ最中のようなフカフカした雪の条件が逆転したようなシチュエーションで,前日降った雪が少し溶け,それが寒気で固まった状態でした。前回のオフピステキャンプの時とは大違いの状態でした。でも,これもこの様な難しい条件の中で「基本の基本を身に付けなさい...」という,学びの場を与えられたと思って果敢に難しい状況に挑戦したのでした。

 午前中は,先ず中級コースで足慣らしをした後,斜度 27-39度,コース延長 620mの「稗田山コース 3」に挑戦です。一昨日まで降った雪がもう少し柔らかいだろうと想像していたのですが,それが大違い...。北東から吹く寒気で新雪が粗踏み状態で固まった状態...。そして斜度は 27-39度...。本当にタフな状態でした。でも,みなさん前日学んだ“水面フラットイメージ”の成果を充分試すことができたのでした。(^ー^)  
 次は場所を南向き斜面の「わらび平」側に変えてみました。南向き斜面なのでもう土の出ている場所もありましたが,雪の質は柔らかめで,いかにも春の雪...的な雪質の斜面を滑ることができました。特に「稗田山コース 3」のハードなバーンを滑った後だけに,この斜面の「快適度」は最高 !!!でした。(*^^)v

 昼食の後は,二本ほど「わらび平」側でノンビリスキーを楽しみ,再度難関コースに挑戦です。
 今度は「白馬乗鞍スキー場」の中でも最も斜度のある「稗田山コース 2」でした。このコースは  斜度が 36-42度,コース延長が 700mあります。

 午後になって少し天気が回復したのですが,バーン状況は,午前中とさほど変わりません。今年のいろいろなキャンプの中で使った斜面の中で,最もタフな斜面となりました。でも,この様なハードな斜面を一度経験しておくと,他のタフな斜面に行っても,このときの事を思い出せば,最も安全な策を取ることができます。そういう意味では皆さんの良い経験になったと思います。(*^^)v

 この様なハードな斜面で最も大切なこと...それは,「ターン後半の最もエネルギーが貯まった時,③の場所で,最も安定した“水面フラット”状態に入り,そのことをしっかり確認すること !!!」なのです。

 昨日はそういうことで本当にハード体験の一日でした。でも,イイ経験になったと思います。(^ ^)(^I^)

 さて,今日はまたまた新雪が平地で10センチほど積もりました。スキー場はどんな状態でしょうか? 楽しみ楽しみ !!!

 では行って来まァーす !!! (*^^)v

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★ March.12  2007  Monday  小雪 (白馬)

 今日も「小雪」が舞っている白馬です。
 土曜夜の降雪が効き,昨日...日曜日のスキー場はシーズン最盛期を思わせる状態でした。(*_*)
 今日一日,この断続的な降雪が続くようです。スキー場にとっては本当に「恵みの雪」となります。(^ ^)(^I^)
 では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 昨日は「オフピステ特訓キャンプ」の三日目でした。そして,キャンプのテーマピッタシの状況を「天なる神」が与えてくれました !!!.。ありがとう!!!

 平地では約10センチほどの積雪だったのですが,“Hakuba 47”スキー場上部は30センチほど...。最高の新雪・深雪日和となりました。(^ ^)(^I^)
 一昨日がかなりのハードシチュエーションだっただけに,昨日の新雪はまさに「天国」を思わせる状態でした !!!。先ずは昨日の映像を !!! (*^^)v

 一昨日の,「白馬乗鞍」でのハードさがあっただけに,昨日は尚更「天国感」が感じられたのでしょう。オフピステ滑走...時にはタフなときも,そして信じられないほどの至福感を感じるときもあります。この様な「イロイロ」があり,それぞれを味わうのがオフピステの魅力はなのかもしれませんネ !!!。“苦”があるから“悦び”があり,楽しさがよりいっそう深く感じられる...ということです。

 昨日は午前中はできる限り,新雪を求めて,“Hakuba 47 スキー場”の中を滑り回りました。思いがけないところに思いがけない状況の「新雪エリア」が残っているものです。【TOK】の“感”を頼りにいろいろな場所に挑戦しました !!!。林間も急斜面深雪も...本当に盛りだくさんなコースを滑りました。(*^^)v

 午後は風が強くなり,スキー場上部のリフトは運休に...。
 そこで,基本練習に返り,“水面フラットイメージ”の復習をしながら林間滑走を楽しみました。斜度の少ない新雪斜面では,“Do Ski”的なスキーのたわませ方ではスキーが止まってしまいます。あくまでも「地球の引力に引かれることで,スキーがたわみ“続ける”意識」...これが大事になります。
 新雪斜面を滑りながら,「スキーの基本の基本」を学んだ皆さんでした !!!。

 それにしても,新雪あり,深雪あり,アイスバーンあり,緩斜面あり,急斜面ありのキャンプで,
「オフピステ特訓キャンプ」のテーマのために,「天なる神」が最高のシチュエーションを創ってくれた...そう思わずには居られない気がします。。本当にありがたいことです。(*^^)v

 ...というわけで,オフピステの面白さを身体ごと味わった皆さんでした !!!
 参加いただいた皆さん !!! 本当にお疲れ様でした。そして楽しかったですネ !!!。
 また機会をみてご一緒に滑りましょう !!!
 シーハイル !!!
 (^ ^)(^I^)

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★ March.13  2007  Tuesday  雪 (白馬)

 今日も「雪」が降っています。降雪の勢いはそれほどではありませんが,まるで一月か二月のシーズン真っ最中...といった感じです。(*^^)v
 ここへ来てこの“寒波”...どういう天のご意思,そして巡り会わせでしょうか? でも,ありがたいことです。恵みの雪に“感謝”です。(^ ^)(^I^)
 では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
 昨日は私の古くからの友人“Aok”さんと一緒に滑りました。彼とはもう30年以上も前に知り合い,一時仕事の都合で“スキー”をやめておられたのですが,数年前にまた復帰されました。
 昨日は“生涯スポーツ”という観点から,イロイロなことをお話しながら,シーズン最盛期の“雪”を楽しみました。(*^^)v

 彼の滑り...拝見すると,いかにもカービングスキーの滑り方を習われた...という感じで,身体の軸を倒し,エッジを頼りに滑るスキー...でした。モチロンこの滑りが悪いということではありませんが,リスクが多いことは確かです。そのリスクとは...
 ①硬い整地斜面以外での応用が効かない。
 ②雪質の変化,凹凸に対する許容度が狭く,足元が掬われての転倒が起こりやすい。
 ③角付けの切り替えができにくい。
 ④スキー板が左右にブレやすく,足元の安定性に欠ける。
 ⑤面での捉えではなく,エッジで滑る感覚になり“走り”が悪い。
 ⑥身体の使われ方が自然でなく,局所に負担が掛かり,疲れやすい。
...といったことです。
 このようなリスクを犯してまでトップで切って滑るS○J的スキーは,「生涯スポーツ」としての“スキー”とは大きくかけ離れたものだと,私は思っています。いったいナニを目指しているのでしょうか?
 
 この日記に何度も書いていますが,「汎用性があって,身体に優しく,安定性のあるスキー」...これを考えると,その基本的考えは「地球の引力に素直に引かれる」ということに尽きます。30数年間に及ぶスキー教師生活を経て今思っていること,私が今行き着いた考えは,このことです。

 ...というわけで,昨日の“Aok”さんにも,“水面フラットイメージ”の考えをお話しました。約2時間半の滑走でしたが,無理のない頑張らない滑り,素直な滑りになられました。(^ ^)(^I^)
 今日も一日,彼と“水面フラットイメージ”を楽しんで来ます !!!。

 では行って参りまァーす !!! (*^^)v

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★ March.14  2007  Wednesday  晴れ (白馬)

 今日は「晴れ」の白馬です。
 ここのところ数日,雪の日が多く,青空と太陽の日をじっくり浴びることができませんでしたので,どことなく明るい気持ちがします。(^-^)
 でも,その分多量の「降雪」があり,各スキー場はひと息つける状態になりました。
 良かった,良かった !!! (^ ^)(^I^)
 では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 昨日も,私の友人“Aok”さんとご一緒に滑りました。
 あいにく風が強くなり,午前中だけのスキー滑走になってしまいましたが,昨日の“水面フラットイメージ”の続きを試してみました。

 特に,「ターン前半の水位下降意識」と,「ターン後半の水位上昇意識」が,雪面のとらえをより一層スムーズなものにしてくれました。このイメージ...本当に自然な脚の伸縮を実現させてくれます。昨年の“Sound of Music Turn”や“愛のターン”よりも,このイメージの方がやりやすい...という方が多いようです。(*^^)v

 そして,ターン後半の圧の吸収の要領...ステンマルクの言う「圧を飲み込む」要領...これが判ると,多くの方の滑りが一変します。圧の急激な開放が少なくなるので次のターンの誘導も楽に行なえるのです。

 この要領をつかむのに適している練習が「∞ターン」です。
 ターン中盤から後半にかけて,いかに水面が上昇し,自分の重心方向に近づいてくるか?...というイメージが持てるかどうかで,「∞ターン」の成否が決まります。右図の,「近づくぅー」のところで,スキーのトップが身体の中に入り込むイメージがしっかりできれば,スキー板は雪面に対してもフラット気味になり,減速要素の少ない山回りが可能になります。そして,上半身に対して下半身が回り込み,適度な外向傾も自然に生まれるのです。それに対して,ターン後半,角付けが強くなっていまうと,減速の山回りになり,エネルギーが消滅してしまいます。
 この「近づくぅー」ができれば,あとは次の谷回りで下降していく水面に乗り続けていくだけです。「近づくぅー」でできた適度な外向傾のエネルギーが開放され,水位が「遠ざかるぅー」とイメージすることで,谷回りが自然に行なわれてしまうのです。
 “Aok”さんもこの「∞ターン」の練習で,より一層滑りがスムーズになりました。(^ ^)(^I^)

 午後から,この滑りにさらに磨きをかけ,新雪やハイスピードターンを...と思っていたのですが...風が強くなり“Hakuba 47”のゴンドラやリフトが全て止まってしまいました...(-_-;)。
 残念ながら,ご一緒に滑るのを断念せざるを得なくなりました...。

 少ない時間でしたが,“水面フラットイメージ”をイメージすることで,「生涯スポーツ」としての“スキー”を考えていただくことができたと思っております。これを機会に,「雪の自然を味わう楽しいスキー」を経験して行って欲しいと思います。

 楽しい時間をありがとうございました。また機会をみてご一緒に滑れるのを楽しみにしております !!! (*^^)v
 シーハイル !!! (^ ^)(^I^)

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★ March.15  2007  Thursday  晴れ (白馬)
 今日も「晴れ」の白馬です。
 昨日もやや風が強く,一部のリフトしか営業できなかったようです...。この冬のような寒気に伴う風ですが,なぜか今年は「黄砂」を運んで来ていません。ですから山は「白一色」です。いつものこの時期なら,黄色くなっているのですが...。
  では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
 昨日は“スキー”...オ・ヤ・ス・ミ…でした。
 ところで,皆さんからキャンプテーマに合った状況が自然に作り出されていて「神ががり的」なことを思う...といった内容の e-mail や掲示板への書き込みをいただいています。
 私も,本当にどことなく“不思議”というか,あまりにも「出来過ぎ」...といったことを時々思います。

 私は,以前も書きましたが,特別な宗教を信じては居ません。ですが,私をこの世に生まれさせてくれ,育んでくれている“偉大な力”みたいなものは感じるのです。これを“神”という人も居ますし,“宇宙”という人も居られるようです。このことを強く感じるのは「人間の身体の不思議」に気付いた時です。人間がいろいろなことを感じたり思ったり...怪我をしても自然治癒力で直ったり...イメージすることでいろいろな所作動作が実現したり......「身体の不思議」はいろいろな場所々々で直面します。
 私の身の回りで起こるイロイロなことも,単なる偶然で起こっているのではなく,あらかじめプログラムされていたことがその“流れ”に沿って起こっているだけだ...という気にさえなります。例えばスキーレッスンで浮かんでくるいろいろなイメージ...これも私が深く考え抜いた末に思いついたことではないのです。突如“閃き”的にアイデアが,私の頭にインスピレーションとして,浮かんでくる...ただそれだけのことなのです。まるで「神の“お告げ”」みたいな感じです。どことなく“偉大な力”が作用している...そう思うのです。だからといって私がオカルトを信じているわけではありませんヨ !!!。(^ー^) 
 レッスンのシチュエーションがあまりにも「キャンプテーマ」に適した形で与えられることや,レッスンで使うイメージがインスピレーションとして浮かんで来ることなどを多く経験していると,“偉大な力”の存在を思わないわけにはいかない...そう思うのです。

 私はこの“偉大な力”のことを,これから
“宇宙なる神”と呼ぼうと思います。(^ ^)(^I^) “宇宙”という言葉を辞書でひくと...『あらゆる存在物を包括する空間。天地世界。哲学的には,秩序ある統一体として考えられる存在の総体。物理学的には物質と輻射エネルギーが存在する限りの空間...』と書かれています。
 “スキー”をしていると,「スキーヤーと地球のエネルギーのやり取り」を感じます。これは狭義的には「物理的な宇宙」の輻射エネルギーをやり取りしている...と置き換えることができるかもしれません。
 またさらに,「哲学的な意味での宇宙」の,“秩序ある統一体として考えられる存在”によって,“スキー”を通じ,イロイロなことを経験させていただいている...という気持ちにもなります。“宇宙なる神”によって“生かされている”...という感じです。(*^^)v

 きょうは,“不思議な力”について,最近思っていることを書かせてもらいました。
 “宇宙なる神”に感謝しながら,今日も“スキー”...楽しんで来ます !!!

 では,行って来まァーす !!! (*^^)v

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★ March.16  2007  Friday  晴れ (白馬)
 今日も「晴れ」の白馬です。
 何度も言いますが,今年は「黄砂」が少なく,まるで二月か一月のスキー場のようです。昨日は雪質も最高で,本当にこれが三月の白馬?...という感じでした。
  では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
 昨日は“Sas”さんとご一緒に滑りました。
 彼は “47 Feeling Ski School” の教師登録をしているのですが,仕事の都合などでなかなか指導の現場に出ることができないで居たのです。昨日空き時間ができた...ということで,急遽研修会を兼ねて,日ごろ私が考えていることをお話ししたのでした。

 S○Jの準指導員の資格を持っているのですが,「テクニカル受験を視野に入れてトレーニングをするとしたら,何を意識して滑ったら言いのだろう?」...という彼の発案で,このことをメインに考えながら研修を行ないました。
 テクニカル受験......このことについて私はいつも思うのです...「何が合理的で役に立つか?」...ということを抜きにした技術評価はすべきではない,と...。今シーズンは一級受験やテククラ受験のためのキャンプやレッスンは企画しませんでしたが,このことを,今私が考えているスキー技術と照らし合わせて,その意味をもう一度考えてみることも意味のあることだと思ったのです。
 
 そこで次のように研修を進めました。
 ①“水面フラットイメージ”を持ち,「コアに引かれるイメージ」でありのままに滑る。
 ②スキーのたわみの出来方とその維持の仕方に考える。
 ③ブーツセッティングの重要性を考える=かかとを支点とした滑りができるように...
 ④ターン後半の圧の吸収を水位の上昇イメージで行なう。
 ⑤スキー運動中の脚の伸縮の顕れ方の意味を考える。

 以上のような内容を,整地,緩斜面〜急斜面,粗踏み,不整地で行ないました。
 結局,大事なことは“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”をマッチングする形で適合させる...ということになります。それぞれの持つ特性や特徴を「ありのままに生かす」...ということでもあります。
 テクニカルに合格する滑り方...何も特別な技術を駆使して行なう滑り方では無いと思います。もし,応用の効かない幅の狭い,サーカス的な滑りが求められるとしたら,合格することにそれほどの意味は無い...そう思います。
 昨日...彼と滑っていてそのことを強く思った【TOK】でした。(*^^)v

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★ March.17  2007  Saturday  晴れ (白馬)
 今日も「晴れ」の白馬です。
 天気予報では「曇り」ですが...。
 今日,明日と気温は低目なので,雪が溶ける心配は無さそうです。(^ ^)(^I^)
 この週末...そういうことで,シーズン最盛期並みの“スキー”が楽しめそうです。
 皆さんはどちらで?
  では,皆さんも
イイ週末を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 昨日は“Kara”さんのプライベートレッスンでした。“Kara”さんとはちょうど一ヶ月前に“フィーリングスキー”の初レッスンをさせていただきました。その後,感じられるところがあった...とのことで,野麦でのキャンプにもご参加いただき,また“47FSS”の他の教師のレッスンも受けていただきました。
 “フィーリングスキー”がどのような形であるにせよ,“Kara”さんに刺激を与えられ,“スキー”の楽しみの幅を広げてくれたとすれば,この上ない喜びです。(*^^)v

 さて,“Kara”さんの滑り,最初にお会いしたときに比べれば本当に変わられました。一ヶ月前...どことなく不安げに滑られていたのを思い出します。15〜20センチほどの新雪でしたが,“Do Ski”的に操作することの不安が如実に感じられる滑りでした。それがこれまでの数回のレッスンですっかり“Let Ski”的な“フィーリングスキー”に変わられ,安定感のある自信ある滑りになられました。(*^^)v 乾いた砂に水が染み込む...といった感じで滑りの質が変わってこられましたが,欲を言えば「“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”のマッチングに磨きをかける」,「ターン後半の圧の吸収の仕方に洗練する」,そして「感性をより鋭くし,微妙な圧変化にも対応できるようにする」...ということがこれからのテーマだと思います。

 そこで昨日は条件にも恵まれましたので,“Hakuba 47 スキー場”,“五竜とおみ”,“飯森スキー場”と足を伸ばし,整地〜不整地,緩斜面〜急斜面,ソフトな雪〜アイスバーンなどいろいろな斜面を滑りながら,数多くのドリル練習をしました。
 “Hakuba 47”のリフト券が使える各スキー場には,それぞれスキー場毎の特徴があり,いろいろな条件がそろっています,そういう意味で練習には適していると思います。...暴走ボーダーが居るのを除けば...(-_-;)
 
 さて,“Kara”さんの滑り...昨日一日でどう変わったのでしょうか?
 ①:地球の引力に引かれるイメージがより洗練され,適度な角付けで滑ることができるようになられました。
 ②:かかと支点での滑りに磨きがかかり,スキーのトップがターン内側に回りこんで来るようになりました。
 ③:ターン後半の圧の吸収要領が解りはじめ,スキーが走るようになりました。
 ④:ターン後半のエネルギーをターン前半につなげる滑り...「S字ターン」ができるようになりました。

 ...ということで,“フィーリングスキー”の要領をだいぶつかまれ,見ていて本当に安定感,安心感のある...そして時には「オーラを感じさせる滑り」になられました。(^ ^)(^I^)
 でも,あまり先を急ぎ過ぎず,少しづつドリル練習を重ねて行って,確実に各イメージ毎の滑走フィーリングが思い出せるようにして欲しい...そう思います。どんどん滑りが変わっていく人ほど,伸び悩みの時期が来た時に落ち込む人も居られますので...老婆心ながら...。(^ー^)

 楽しい“スキー”...ありがとうございました !!!。
 またご一緒に滑りましょうネ !!!。 シーハイル !!!

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★ March.18  2007  Sunday  晴れ (白馬)
 今日も「晴れ」の白馬です。(*^^)v
 昨日は午後から少し雲が出,気温も低めで雪質は三月とは思えない状態でした。
 シーズン真っ最中...という状態で“スキー”が楽しめます。
 “宇宙なる神”に感謝です !!!(^ ^)(^I^)
  では,皆さんも
イイ日曜日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
 昨日から,「大回り特訓キャンプ」が始まりました。このキャンプ...大回りに焦点を当てその面白さを探ろう,というものです。

 私は,個人的には小回りに比べて大回りの方が滑っていて気持ちがいいのですが,そのわけを考えてみると,「雪面フィーリングをじっくり感じ,味わうことができること」と,「スピード感」にあるように思います。斜面状況が整地でなくても,深雪や悪雪,コブ斜面でもそう思います。元々素早くこちょこちょした運動よりは,ゆっくりした大まかな動きが好きなせいもあるかもしれませんが...(-_-;)

 Before映像を撮りながら皆さんの滑りを拝見すると,「遠心力に対抗するための角付け重視の滑り」の方が多く見受けられました。これはこれでいいのですが,バランスを維持したり,身体に不必要なストレスを与えない...という視点から見るとリスクのある滑りと言わざるを得ません。
 ...ということで,今回のキャンプのテーマ...「“線”で滑る大回りではなく“面”で滑る大回り」...ということになりました。(*^^)v

 今回ご参加の皆さん,もうすでに私の「教師日記」をよく読んでおられ,そして“フィーリングスキー”のレッスンを受けられた経験のある方ばかりでしたので,先ず「“水面フラットイメージ”+“キャスター・ターン”」のイメージでの滑りから始めました。

 “キャスター・ターン”そのものは,“雪面”に対するキャスターのコンタクト...というイメージで捉えた感覚のものですが,今回はこの“雪面”を“水面”に置き換え,その水面上をキャスターが転がっているイメージを持ってもらいました。これで,先ず皆さんの雪面に対する角付けの量に変化が出てきました。(*^^)v

 次は水面の水位が上下するイメージを付け加えた練習です。これにより「脚の伸縮」が顕れてきます。「水面上に立っている」+「水位が上下する」+「水面上をキャスターが転がっている」...というイメージをターンの局面々々で思うことで,皆さんの滑りは身体の特性をうまく使った,おおらかな滑りになってきました。
 そして,レッスンの終わり頃には,どことなく“オーラ”が感じられる...そんな滑りになりました !!! (^ ^)(^I^)

 今日は二日目,どのような美しい大回りターンが,出現するでしょうか?楽しみです。(^ー^)

 では行って参りまァーす !!! (*^^)v

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★ March.19  2007  Monday  晴れ (白馬)
 今日も「晴れ」の白馬です。(*^^)v
 この週末...本当に最高のスキーが楽しめました !!!。とても三月中旬...とは思えない条件でした。
 本当に“宇宙なる神”に感謝です !!!(^ ^)(^I^)
  では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 昨日は,「大回り特訓キャンプ」...二日目,最終日でした。
 幸い雪と天候に恵まれ,楽しい“大回りスキー”ができました。(^ ^)(^I^)

 とかく「大回り」と銘打つと,「整地・高速カービングでの大回り」...というイメージを皆さんお持ちになりがちですが,私はそうは思いません。深雪や新雪,春のザラメ雪や粗踏み,不整地斜面や条件が許せば林間まで...どのような斜面でも,あるいは条件でも「大回り」は有り,そこではスキッディング要素の強いものから,カービング要素のものまで,イロイロある...と思っています。
 昨日は幸い,“五竜とおみ”のアルプス平近辺に,新雪っぽいところや,凹凸斜面,チョッとだけ林間っぽいところなど,楽しそうな斜面が広がっていましたので,先ずそこを皆さんと一緒に楽しみました。普段はあまりあのような斜面を「大回りターン」では滑らないと思うのですが,非常に楽しく滑ることができました。(^ ^)(^I^)

 この様な“イロイロ斜面”を滑るときのポイントは,何度もお話していますが,舵取りの局面では「バランスを崩すリスクの少ない滑りを心がけること」...角付けの切り替え時は「ターン後半の圧を吸収してあげることで“クロッシング”がやりやすい状況を作ること」...です。今回ご参加の皆さん...この様なイロイロ斜面でも,「面で滑ることの大事さ」,そして「圧吸収の大事さ」を理解されました。結局“水面フラットイメージ”と“水位上下イメージ”を沸かすことなのです !!! (^ー^)
 午前中の後半は,また基本練習に戻り,ゆっくりしたスピードの中で,いかにコントロールされた大回りターンができるか?...というドリル練習をしました。そして,“∞ターン”の練習の意味,あるいは効果を体験していただきました。
 
 午後はお客さんの数も少なくなりましたので,ハイスピードでの大回りを練習することにしました。ハイスピードになっても“水面フラットイメージ”と“水位上下イメージ”は同じです。ただ滑走スピードが速くなるので,その分遠心力が働きます。ですから地球の引力方向に引かれる力と,遠心力の合力方向への角付けになりますから,角付けの量は増えます。でもその角付けによるスキーのたわみが返ってくる方向は,身体の重心方向になります。単に「角付け」だけに頼ったカービングに比べると,テールでの捉えがしっかりした,走る大回りになります。そして,「走るから切れるターン」が実現するのです。もちろん角付け重視のカービングに比べれば,安定感も抜群ですし,身体にも優しいのです。

 午後は空いたゲレンデを使って,スピードある大回りが経験できました。“Hakuba 47”のメインゲレンデ「R-1」や「R-2」...雪質がこの時期の雪とは思えない硬いバーンになり,最高の大回りトレーニングができました。
 エッジだけに頼らない“水面フラット”をイメージした大回り...これがアイスバーンでも
ズレながら切れる...という不思議な感覚を生み出すことに気付かれた皆さんでした !!!。
 最後は皆さんの優雅でオーラが感じられるような「大回りトレーン」で締めくくりました !!!本当に素晴らしい演技でしたヨ !!! (^ ^)(^I^) 

 ...ということで,今回の大回り特訓キャンプも,条件に恵まれたキャンプになりました。
 そして,本当に楽しく滑ることができました。みなさん,ありがとうございました !!!

 また機会をみてご一緒に滑りましょう !!! (*^^)v
 シーハイル !!!

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★ March.20  2007  Tuesday  晴れ (白馬)
 今日も「晴れ」の白馬です。(*^^)v
 昨日ほどの青空は見えませんが,冷たい北風が吹いていて,雪が溶ける気がしません...。
 この分だと明日の「春分の日」も,ザラメ無しの春スキーが楽しめそうです !!! (^ ^)(^I^)
  では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
 昨日は“K2”スキーの試乗会に行って参りました。
 スキースクール教師関係,スキーパトロール関係の方のスキー試乗会で,乗鞍スキー場で開催されていました。たまたま知人から“K2”の板をテストして欲しい...という依頼を受け,ここ数日レッスンで使わせてもらったところ,結構いい感触でしたので,他の機種も試してみたくなり,出掛けました。その試乗フィーリングは明日 Up date しますが,今日は総合評価を先にしたいと思います。(^ー^)

 一口で“K2”の印象を伝えるとすれば,「全てのモデルで,トップとテールのバランスが最高 !!! レッスンで使いたい板にめぐり合った !!!」...ということでした。昨日はあいにく,「スクール教師とパトロール関係」...ということで,ポテンシャルの高い機種しか準備されていませんでしたが,その全てについて,特に「バランスのよさ」が目立ちました。

 私が試乗した斜面は,アイスバーンではありませんが,硬くパックされた斜面...それに約10センチほどの新雪がサンクラストした状態で固まった悪雪っぽい斜面...の二つの異なった雪質の斜面でした。硬くパックされた斜面では,スキー板のフレックスとトーションのバランスがよく判りますし,悪雪ではスキー板前後のレスポンスバランスとフレックス強度のバランスが試されます。
 これまで,イロイロな板のテストをさせていただきました(【脚注】*)が,全ての機種についてこの様なバランスが良い...というのも珍しいことです。昔ほどではありませんが,普通は,「硬いバーンでは良いものの,雪が柔らかくなると返ってこない...」とか,「悪雪では具合良く乗れるけど,硬いバーンでは捉えてくれない...」あるいは,「競技用としては使えるけど,柔らかい雪だと...チョッと...」という傾向にあるのです。ところが,昨日テストした5台について言えば,その懸念はほとんどありませんでした。極論を言えば,競技用GS系やSL系の板でも,悪雪で使って使えないことはない...というほどでした。(^ー^) “K2”の設計コンセプトがよほどしっかりしていること,そして製造技術が優れている...ということなのだと思います。

 それでは,明日5台のモデルについて,個々のコメント...【TOK】なりの試乗フィーリングを紹介したいと思います。
 乞うご期待 !!! (^ ^)(^I^)


【脚注】* : スキーテストについては,下記のページを参考にしてください。
        http://olss.jpski.com/Diary062000.html

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★ March.21  2007  Wednesday  晴れ (白馬)
 今日もイイ天気 !!!「晴れ」の白馬です !!!。(*^^)v
 春分の日なのですが,雪は真っ白 !!!
 この時期のこの色の雪は【TOK】も初めてです !!!
 今日もイイ条件で“スキー”ができます !!!
 では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
 今日は,昨日の予告どおり,“K2”スキーの試乗会フィーリングの紹介です。
 下記の5機種についてその評価をお伝えしたいと思います。(*^^)v

----------- A -----------
① モデル名 : Burnin
② 長さ,サイズ : 153cm  115-68-99  R13
③ 評価 : 

安 定 性 7  総合評価 : 
 シニア。女性にとっては最高の板だと思います。...あるいは体重の軽めのスキーヤー向きです。体重68キロの【TOK】でも,ハードパックの斜面でなければOK !!!...というほどでした。
 悪雪や,深雪もモチロンOK !!!です。
 男性の方,パワーがある方は長めの板,167cmくらいの方がいいでしょう。
走り・切れ 8
レスポンス 8
操 作 性 9
悪雪対応度 9
バランス 10


----------- B -----------
① モデル名 : Mission S
② 長さ,サイズ : 167cm  108-68-99  R14
③ 評価 : 

安 定 性 9  総合評価 : 
 スラロームを照準にしているせいで,やあトーションが効いているが,前後バランスは最高 !!!
 パワーあるスキーヤーが一般用として使用するのに違和感は無い。小回りだけでなく大回りもそして,浮力を期待し過ぎなければ,悪雪などもこなせる。
 小回り系が好きなスキーヤーにはお勧めの一台。
走り・切れ 9
レスポンス 7
操 作 性 8
悪雪対応度 8
バランス 10


----------- C -----------
① モデル名 : Mission G
② 長さ,サイズ : 186cm  99-64-91  R22
③ 評価 : 

安 定 性 9  総合評価 : 
 Rが22...というだけあって,小回りは少々手こずるがやってやれないことは無い。それだけフレックスとトーションのバランスが良く,ハイパフォーマンスな性能を持っている。大回り系はもちろんバッチリ !!!
 雪面グリップ感が強いので,パワーのある人にはGood !!!。
 悪雪も滑ってみたが,かなり小さな円弧で滑ることも可能...。
 

走り・切れ 9
レスポンス 7
操 作 性 8
悪雪対応度 8
バランス 10


----------- D -----------
① モデル名 : Cross Fire
② 長さ,サイズ : 167cm  117-70-101  R16
③ 評価 : 

安 定 性 9  総合評価 : 
 スキークルージングに最高の一台 !!!。カービングターンなどもOK !!!
 センター幅がやや広いので,レース用に比べるとややレスポンスがと操作性が劣る感じがするが,これは目的が異なるので仕方の無いこと...。
 パワーのあるスキーヤーが「オールラウンドタイプ」として使用するにはお勧めの機種。

走り・切れ 7
レスポンス 8
操 作 性 8
悪雪対応度 9
バランス 10


----------- E -----------
① モデル名 : Stryker
② 長さ,サイズ : 167cm  118-74-103  R17
③ 評価 : 

安 定 性 9  総合評価 : 
 【TOK】はこれを来シーズン,レッスンで使用することに決定 !!!
 レスポンスはレース用に比べればイマイチだが,適度な感性の良さがあり,安心して乗っていられる。感度の良い板...と言ってイイ。
 もちろんカービングターンから悪雪,深雪まで,オールラウンドタイプとして使える。
 “フィーリングスキー”的スキー操作を身に付ける上でも,適した一台。

走り・切れ 8
レスポンス 8
操 作 性 9
悪雪対応度 10
バランス 10



 スキー板のフィーリングは,スキーヤーそれぞれに異なりますから,上に上げた評価が全てではありません。ですが,テスタートしての資質にかなった人が履き,評価されたフィーリングはそれなりに意味がある...そう思います。
 テスターがテストして得たフィーリングが,自分には???で得られない...という時には,自分のスキー技術そのものを見直すことも必要だと思います。自分の殻にこもるのではなく,テスターが言っているフィーリングが同じように感じられるように,スキー技術の幅を広げて欲しい...そう思います。

 手前味噌で,あるいは生意気な発現で恐縮ですが,【TOK】はスキーテスタートして自信を持っています。テスタートしての【TOK】が居て,その結果“フィーリングスキー”がある...そう思っています。
 ぜひ上の試乗フィーリングを参考に,ご自分の感性を試して欲しい...そう思います。(^ ^)(^I^)

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★ March.22  2007  Thursday  晴れ (白馬)
 今日も白馬...少し山の稜線に雲がありますが
イイ天気...「晴れ」です !!!。(*^^)v
 この分だと三月一杯は白い雪で“スキー”が楽しめるでしょう !!!。
 天気予報では,今夜から明日朝にかけて雪が降る...との予報も出ています。(*^^)v
  では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 
昨日は“Ima”さんのAMだけのプライベートレッスンでした。
 “Ima”さん...私のホームページをよくご覧の方で,常日頃「教師日記」で書いてあることを,実際の斜面で体験し,これからのスキーライフに役立てたい...ということでの受講でした。お話を伺うと,テクニカルにも挑戦されておられるようです。

 Before映像を撮りながら滑りを拝見すると...「角付け過多,そして回したい病...結果として,ストレート内傾的に上半身でターンをリードする“Do Ski”的滑り...」でした。この様な滑りは1級やテクニカル受験を経験された方に多く見られる滑りなのですが,私に言わせればあまり“合理性”は無いと思います。もちろん,これがいけない...というのではなく,この様な滑りの延長線上にどのような滑りがあるのだろうか?...どこでどのようなシチュエーションに応用できるだろうか?...身体に優しいだろうか?...ということを考えてしまいます。
 よしんばこれと違った滑り方...手前味噌で恐縮ですが,「生涯スポーツとしてのスキー」に適していると自信を持ってお勧めする“フィーリングスキー”的滑りをして,それが1級やテクニカルの技術の趣旨と異なっている...という理由で合格しなかったとしても,それはそれで返って良かった !!!...“スキー”の本質を観る目の無い検定会場で落ちたことは,
逆に幸いだった !!!...と言えるようになって欲しいと思います。(*^^)v

 ...ということで,“フィーリングスキー”の基本,「雪に圧を加えるのではなく,地球の引力に引かれ,落下エネルギーで雪から圧を貰うことでターンする...」ということを,2時間ほどの短い時間でしたがお伝えしました。その内容は...
 ①かかと支点の滑り ⇒ ②ブーツセッティング調整 ⇒ ③アイィーンイメージターン ⇒ ④深回り∞ターン ⇒ ⑤コアに引かれるイメージ ⇒ ⑥“水面フラットイメージ” ⇒ ⑦“水位上下移動イメージ”...でした。

 半日のレッスンですので,ドリル練習はほとんどできませんでしたが,滑りが少しづつ変わって来ました !!! 何よりも大きく変わったのは,「押す圧と受ける圧」の違いに気付いてくれたことです。この違いに気付けば,自然に滑りが変わって来ます。スキーがその方向を変えるのに,自分でスキーを押したり,来る圧に耐え突っ張らなくても...むしろそうしない方がイイのだ !!!...ということが判れば確実にその人の滑りは変わって来ます。

 “Ima”さんの滑り...午前二時間だけのレッスンでしたが,スキーのトップがかかと中心にターン内側に入り込んでくる滑りに変わりました。また,“線”で滑るターンから“面”で滑るターンになってきました。モチロン,地球の引力に引かれてターンすることの“楽しさ”も体験されました。(^ ^)(^I^)

 あとはこの経験も元に,ドリル練習を重ね,「意識下の運動」を「
意識下の運動」にして行くことです。
 今後の精進を期待したいと思います。
 また機会がありましたらご一緒しましょう。 シーハイル !!!

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★ March.23  2007  Friday  晴れ (白馬)
 今日もイイ感じで「晴れ」た白馬です。(*^^)v
 ここのところ...「晴れ」の日が続いています。でも気温が低めで推移していますので,そして,夜半に雪が降るパターンが多いので,“スキー”には支障ありません !!!。
 想像以上にイイ条件で楽しめています !!! (^ ^)(^I^)
  では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 昨日はオ・ヤ・ス・ミ…でした。

 さて,3/20と3/21の「教師日記」をご覧頂いた方から e-mail を頂きました。
 “Naka”さんから...次のような e-mail を頂きました...

 『...日記に掲載のK2スキーの試乗コメントについて教えていただきたいことがありお便りしました。K2-CrossFireとStrykerについてなのですが、評価点の絶対値で見れば、Strykerの方が優れている(FSにより適している)と言うことのように受け取れますが、CrossFireとStrykerの直接比較では、どのようなFeeling差、適正といえますでしょうか。カタログ上では走りや操作性のポイントは逆のようなコンセプトにも受け取れますし、特に、CrossFireが「パワーのあるスキーヤーが「オールラウンドタイプ」として、、」とのコメントですが、私のような普通の体力のシニアSkier(47歳、167cm、66kg)ではパワー不足の懸念、というようなご試乗のFeelingでしょうか。実は、今年、FSを経験して以来、来シーズンに板を新調するとしたら、いわゆるDEMOモデルではなく、(ターンサイズでのオールラウンドではなくて)オールシチュエーションと言えるような少しルーズと言うか、許容範囲の広い性質の板を考えていました。実際に滑る割合からも適正としてはやや整地適正の比率が多くて、でも不整地やコブでも十二分に楽しめる、というような欲張りな性能イメージです。そんなことを思いつつ、昨年、今年のいくつかの雑誌のSkiテスト記事を自分なりにFSに向いた性質の観点でじっくりと読み返してみて、候補としてピックアップしたのが、K2-CrossFire、Stryker、NORDICA−HodRodでした。中でもCrossFireを本命に思っていたのですが、パワー要、とのことで、もう少しStrykerとの違いを詳しく知りたくなった次第です。FS向きかどうか観点での両モデルのもう少し詳細を教えていただければ大変ありがたいです...』

 “Naka”さんこんにちは!  e-mail ありがとうございました。(^ ^)
 Cross Fire と Stryker ...この比較は試乗レポートに書いたとおりです。

 ...で,どのようなFeeling差か?...ということですが,Cross Fire の方が素材として「メタル」を使用しているらしく,スキー板自体のパワーがStrykerに比べると強く感じました。多分,私の体重(68kg)を含めた体力(シニア?)との相関で,Strykerの方がよりマッチした感じを受けたのだと思います。もし,もう少し若く,体力バリバリであれば,Cross Fireの方が雪面グリップ感が良く感じられたかもしれません。(^ー^)
 
 “Naka”さんの身体的データ,そしてオールシチュエーションで使える板...ということでしたら,私はStrykerの方をお勧めします。長さは167cmか174cm...どちらかがイイでしょう。Cross Fire と Stryker...同じ167センチの板でもセンター幅が4mm違います。Strykerの方が広いのですが,さほどの広さを感じませんでした。
 コブや粗踏み,深雪...ということを考えれば,カタログでもパフォーマンス的に30%不整地,70%整地...とうたっているCross Fireよりは,Stryker(40%不整地,60%整地)の方が“Naka”さんのご希望に沿っていると思います。(^ー^)

 “フィーリングスキー”...で“Let Ski”をメインに“スキー”を楽しまれるのであれば,私はStrykerをお勧めします。“K2”の中から選ぶとすれば...ですが。

 尚,余談ですが,私の知人の方が“K2”の板の斡旋をしております。価格的なことなどいま詰めている状態ですが,もし皆さんの中で“K2”の板の購入を考えておられる方が居られましたら,【TOK】までご一報ください。少しお役に立てると思います。(*^^)v

 では...

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★ March.24  2007  Saturday  晴れ (白馬)
 今日はカラッとしてはいませんが「晴れ」の白馬です。(*^^)v
 昨日は久しぶりに3月の気候を感じました。昼過ぎにスキー場の下は結構雪が緩みました。でもまだザラメにはなっていません。まだまだイイ感じでスキー...楽しめます。
 宇宙なる神...に感謝です !!! (*^^)v
 皆さんはどちらで“スキー”...楽しんでますか?
  では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
 昨日は“Furu”さんと“Oosa”さんお二人のプライベートレッスンでした。
 お二人は「某スキースクール」で,スキー教師をされておられるのですが,ある方の,「白馬に面白いことを言ってレッスンしている人が居る...」というご紹介で,お二人へのレッスンが実現しました。私のレッスンを通して,レッスンスタイルやスキーに対する考え方を少しでも共有していただき,それが多くのスキーヤーのためになれれば嬉しい...と思いながらレッスンさせていただきました。
 私の「ありのままのレッスン」を見ていただくことがイチバン...と思いましたのでの,失礼ですがお二人を生徒さん...という風に想定させていただき通常のレッスンを行なわせていただきました。

  Before映像を撮影して感じたことは,お二人ともエッジを多用した“Do Ski”的な運動の多い滑り方でした。これはこれで良いのですが,私が日ごろ提唱している“フィーリングスキー”,“Let Ski”に触れていただくことで,お二人のスキー技術の幅が格段に広がる...そう思いましたので次のようにレッスンを進めさせていただきました。
 ①“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”をマッチさせることの意味
 ②用具の特性を生かす⇒スキーの前後差をつかったスキッディングターン
 ③地球の引力に引かれる意識のプルークボーゲン
 ④プルークボーゲンからシュテムターンへの展開
 ⑤スキッディングの基本パラレルターン
 ⑥スキーの「たわみ」を生かしたターン⇒スキッディングからカービングへ
 ⑦「かかと支点」の意味⇒ブーツセッティングによるホールド感の違い確認
 ⑧“水面フラット意識”の展開⇒過度なエッジング防止効果の確認
 ⑨“水位上下イメージ”による脚の伸縮運動の顕現
 ⑩ターン後半の圧吸収効果の確認⇒“スキーの走り”と“クロッシング”の顕現
 ⑪かかとを支点とした,テコ原理イメージのターン体験
......という内容でした。
 
 一日のスケジュールの中で,できるだけたくさんのことを体験していただきたいと思いましたので,少し駆け足的になりました。ですが,さすがスキーの指導をされている方々だけあって,砂に水が浸み込むように,滑る度にスキーが変わっていかれました。(^ ^)(^I^)
 身体の下からスキーが離れ過ぎないことからバランス維持が楽になられました。またターンの各局面で適度な雪面コンタクトができるようになり,スピードコントロールも一層楽になりました。何よりも「地球の引力に引かれた無理のないターン」がおできになられました。そして“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”をマッチさせた,素晴らしい滑りを見せてくれました。

 昨日の私のレッスンやそのスタイルが,お二人のご参考になり,一人でも多くの方に「“スキー”の面白さ」をお伝えいただければ,これ以上の幸せはありません。もし,実際の指導の現場で私のスタイルが使える...ということであれば,ご自由にお使いいただきたいと思います。(^ー^)

 どうもありがとうございました。(*^^)v

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★ March.25  2007  Sunday  雨 (白馬)
今日は「雨」...の白馬です。
 今シーズン...あまり雨の記憶がありません。多分,レッスンで雨にあたり「雨具」を使用したのは昨日が初めてだと思います。(^ー^)
 それだけ,結構イイ条件で“スキー”ができたのだと思います。(^ー^)
 ...でも,雨の中でのスキーも,また違った趣があってなかなか良いものです...。
  では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 昨日は,“Shim”さんのプライベートレッスンでした。“Shim”さんとはキャンプをはじめとして,何度かご一緒に滑らせていただいております。スキーシーズンも最終章近くなり,その前にイイ感触で締めくくりたい...ということでのレッスンとなりました。特にターン前半をもう少しいい形,いい気持ちで滑れるようになりたい...というご希望がありました。

 これまでのレッスンで,“Shim”さんにお話してきたことの繰り返しになるかもしれませんが,ターン後半をどう作っていくか?...がターン前半を決める大事な要因になります。“Shim”さんくらいになれば,“S字ターン”をイメージした滑りを心がけることが大事なのですが,ターン後半に強い雪面コンタクトを求めると,角付けの切り替え時に一旦流れが止まってしまい“C字ターン”になってしまうのです。
 この「ターン後半の圧の強すぎ」を防ぐ方法...これまで私がやって来た中では,「かかとを支点とし,スキーのトップが雪の圧を受けてインサイドに入り込む滑り」...これを心掛けることだと思います。

 そこで“Shim”さんには先ず「かかとを支点とした滑り」を徹底的に身に付けていただくことにしました。そのための方法として
 ①「アイィーンターン」(オフシーズンにこのイメージのターンについて詳しくお話いたします)
 ②ブーツセッティング⇒第3,第4バックル,そしてパワーベルトをしっかり閉める。
 ③∞ターン
 ④ターン前半の圧の開放方向の確認
...を行ないました。

 そして !!!...午前の最後に,かかと支点で落下すると自然にスキートップがターン内側に入り込んでくることをつかまれ始めました !!! 「かかと支点」だと斜面を落ちて行くことが怖くない !!!...ということを実感されたのです。ご本人が仰るには,「こんな感覚で滑ったのは初めて !!! ジェットコースターに乗っているような不思議な感動です !!!」ということでした。(^ ^)(^I^)

 昼前に「かかと支点で滑る」ことの面白さ,不思議さに気付いた“Shim”さんの滑りが,午後さらに開花して行ったのは言うまでもありません。雨が降り出し,条件的には悪くなってきましたが,それに反比例するように彼の滑りが変わって行きました !!! 私が見ていても信じられない変化です。
 特に“水面フラット意識”を持ち,「エッジで雪面抵抗を貰おうとするのではなく,滑走面で貰うイメージ」...これを意識するようになって,トップが走りながらインサイドに入り込む動作が自然にできるようになりました。当然,“クロッシング”が自然に行なわれますので,次のターンへターン後半のエネルギーを伝えることも楽にできます。
 “Shim”さんのターン前半...まるで「空母上からジェット機が,カタパルトが開放されて飛び出していく」...そんな滑りに変わりました。大回りはモチロン,中回り,小回りでも... !!! !!! これで“S字ターン”の要領はバッチリつかまれました。
 当然限界スピードも増し,これまでの「ターンしよう,ターンしよう」...というせせこましい滑りは姿を消し,地球の引力に安心して引かれた,「自然でドッシリと安定した滑り」に変わりました !!!。

 私もその変化にビックリ(*_*)だったのですが,私以上に“Shim”さんご自身が驚いておられました。(*^^)v 「
さなぎが蝶になった」様な,まさに驚異的な変化でした。私も数多くの方の滑りが変わって行くのを目にしていますが,彼ほど大きく変わった例は経験がありません。それほど大きな変化,そして“Shim”さんの潜在能力の開花...でした。
 
“Shim”さん...開花おめでとう !!! 良かったですネ !!!。(^ ^)(^I^)

 さて,彼に限らず,皆さん全員が同じような能力をお持ちです。それに気付き,開花させられるか?なのです。さあ,皆さんもご自分の能力を信じ,自分磨きに励みましょう !!!

 シーハイル !!!

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★ March.26  2007  Monday  曇り (白馬)
 天気予報では,今日は「晴れ」予報ですが,今8:00現在...「曇り」です。
 スキー場上部はどうも小雪が舞っていそう...そんな天気です。これから雲が取れ,晴れになるのかもしれません...。(*^^)v
 黄砂が少しだけ来ました。もう四月ですもんネ !!!。ハッハハハ...(^ー^)
 では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 昨日,せっかくの日曜...でしたが,午前中は「雨」でした。
 “Oka”さんの一日プライベートレッスンが入っていたのですが,「雨」...のため,午前中はオ・ヤ・ス・ミ…でした。そして,午後,雨が止んでレッスン開始...となりました。(^ー^)
 “Oka”さんとは以前,シニアキャンプでご一緒させていただいております。その時はテーマが「シニア」で,レベル的に差があり,“Oka”さんにとっては少し物足りない状態で終わってしまいました。今回は氏のレベルにあったレッスンを...ということでの受講となりました。(*^^)v

 “Oka”さんはスキー暦は結構長く,かなりハイレベルな滑りをされます。ですが,やや“Do Ski”的な滑りが多く,これから先,生涯スポーツとして楽しまれるには“フィーリングスキー”的な要素の滑りを見に付けられた方が良いと思います。
 そこで,これまでの「つま先荷重形の滑り」から,「かかと支点の滑り」への大変換をしていただくことにしました。(^ー^)

 例によって,アイィーンターン,ブーツセッティング,∞ターン...と続きました。このごろのレッスンの展開はいつもこの様な過程を通ることが多くなりました。...つまり,多くの皆さんに経験していただくことのルーティーン...みたいなものが出来上がりつつある...ということなのでしょう。あまり固定的なものになってはいけませんが,効果のあるレッスンプログラムの進め方...みたいなものが見えてきた...そんな気がします。

 私の,上記のようなルーティーン,あるいはイメージ説明で,いきなり皆さん全員が「ドカァーーンと滑りが一変 !!!」...というわけにはいきませんが,それぞれの個性が少しづつ,確実に表れて来ます。その開花のスピードは,その方がいかに「内在的エネルギー」を蓄積されて来たか?...ということと関係があるように思います。この「内在的エネルギー」というのは,滑走経験の多少,運動能力の有無,プラトー現象【脚注】経験の有無...などよりは,どちらかと言うと,「その人がこれまでの生活の中でいかに
豊かな感性を育んで来たか?」ということと,より大きな関係があるように思います。
 一昨日の“Shim”さんの驚くべき変わり様は,この「内在的エネルギー」が大きかった...ということだと思います。

 “Oka”さんも,この進め方で,滑る度にその質が変わって来ました。かなり氏の“感性”が高い...ということだと思います。(^ ^)(^I^)
 午後,約2時間でしたが,「かかと支点」の基本を味わっていただきました。(*^^)v

 今日は昨日の続き,午前2時間のレッスンがあります。この2時間で,どのようなご経験をされるでしょうか? 楽しみです !!! 

 では行って参ります !!!


【脚注】 : 高原現象, 練習の初期には進歩がみられ順当にうまくなって行くが,その途中で停滞すること。この停滞を打ち破ることで,さらなる飛躍がある。練習時間と上達度は単純比例関係ではなく波があり,上達と停滞を繰り返しながらレベルアップしていく...。

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★ March.27  2007  Tuesday  曇り (白馬)
 今日も「曇り」の白馬です。
 いつもなら,この時期...黄色い雪肌で,いかにも春...といった風情なのですが,今年は春...という気があまりしません...。まだ白い雪が残っているからでしょうか?
 まだまだ“スキー”...楽しめる白馬です !!!
  では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 昨日は,午前中のみ...前日の“Oka”さんのレッスンの続きでした。

 “Oka”さんの“感性”の高さがどんな風に開花されるか?...楽しみでありました。
 一昨日のレッスンで「かかと支点」の滑りを身に付けられましたので,あとは「圧のやり取り」がテーマになります。これまで“Do Ski”で滑って来られた方が,それを“Let Ski”意識に変えていく時に大きな障害となるのが,この「圧のやり取り」です。どうしても急激なエッジングで圧を貯め,それを急激な抜重で緩めて方向を変えて行こうとしてしまうのです。(=_=;)
 “Oka”さんもこの“Let Ski”感覚を身に付けるのに苦労されました。これまでのクセがどうしても顔を出し,「ゆっくりとした圧の蓄積」,「緩やかな圧の開放」の要領がつかめなかったのです。
 ところが,「地球のコアとのエネルギーのやり取り」...「
“気”のようなエネルギーが地球のコアと身体の重心の間を行ったり来たり...」という説明の中から,“気”のイメージをお話したところ...滑りが変わり始めました !!!。“Oka”さんにとっての「エネルギー」は「気」だったのです !!! まさに“気付き”があったのでした !!! 
 これ以降,中回りはもちろん,大回りや小回りでも,この“気”イメージで脚の滑らかな伸縮が表れ始めました !!! ターン円弧が円くなり,自ら雪に働きかける運動が影を潜め,自然な斜面移動による滑りが出現し始めたのです。

 これまでのガツガツした,どこと無く余裕の無い滑りが,精神的にも余裕のある滑りに変わられました !!! “Oka”さんのお顔にどことなく...「不思議な感覚の滑りだなァー...でも楽...」といった表情が伺えたのでした。(^ ^)(^I^) “Do Ski”とは感覚の異なった“Let Ski”を体験された方が皆さんが見せる表情です。(^ー^)

 今回の“Oka”さんの“イメージ”は「気功」の“気”でした。人によって沸きやすいイメージとそうでないイメージがある...このことを再確認した【TOK】でした。

 “Oka”さんには,このイメージのドリル練習を重ねていただき,さらなる“フィーリングスキー”の面白さを体験していただきたい...そう思います。
 機会がありましたらまたご一緒しましょう !!! ありがとうございました。
 
 シーハイル !!!

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★ March.28  2007  Wednesday  小雨 (白馬)
 今日は「小雨」が降っています。
 三月...も終わりに近づき,桜開花のニュースが聞こえてくる季節です。「雪」でなく「雨」これも仕方の無いことでしょう...。
 でも,“Hakuba 47 スキー場”には,まだまだ雪が一杯 !!! “スキー”...楽しめますよ !!!
 では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 昨日はスキーレッスン...オ・ヤ・ス・ミ…でした。
 Canada 行きの準備と,レッスンビデオの残りの編集をしました。まだお手元にレッスンビデオ...届いてない方,申し訳ありませんがもう二,三日お待ちください。間もなくお手元に着くように手配中です...(=_=;)

 で,そのビデオ編集をしながら,今更ながら皆さんの滑りが素晴らしいことに気付きました !!!。
 もちろんレッスンの最中もそのことを思ってはいたのですが,もう一度ビデオを見直して,このことを強く思いました。何がイチバンか?...というと「滑りの“安定感”」です。これまで30数年スキー教師をして来て,本当にいろいろな方々の滑りを拝見させていただきました。その中には本当にオーラを感じさせるほど「自然と一体になった滑り」を披露してくれる人も居ました。また「滑りは凄いのですが,どことなく見ていて不安...」という滑りをする人も...。

 この“安定感”ある滑り...よくよく見ると,「スキー板が
縦にたわんだり戻ったり...」という風に見えます。重心と地球のコアを結ぶ軸に対して,常に直角に板が置かれている...ということです。ですからコブや悪雪などで板がたわんでも,その板は重心方向に戻って行き,脚がそれに付随する形で自然な伸縮をしているのです。ポジション的に見れば,常にスキー板の上に身体があり,エッジを使い過ぎることが無い...という風に見えます。
 グッキーが言っていた絶対に転ばない方法...「板が30センチ横に移動したら,身体も30センチ移動する。前に1メートル行ったら,スキーヤーも1メートル行く。スキーが止まったら,あなたも止まる...」という滑りそのものなのです。これでは転ぶはずがありませんから,見ていて安心していられるわけです。

 このごろ,この“オーラ”の出る滑り...というお話をしますと,「本当?オーラなんてあるの?...」という人も居られます。でも,有ります !!!。「踊りの名手」が踊っているのを拝見すると,その仕草,一挙一動に目が釘付けになるような...そのような“身のこなし”が見えるときがあります。その空間に溶け込んでいて,周りの空気までその踊りに反応しているかのように見えるのです。
 これと似たような“身のこなし”が,スキーヤーの身体の動きに感じられるのです。大自然の雪とハーモニーを奏でるように戯れている...そんな感じがします。地球のエネルギーをもらって身体が活き活きしているようにも見えます。決してハイスピードだから,ではありません。身体的パワーがあるからでもありません。シニアの方でも女性でも...そこに存在する全てとマッチした状態で“存在”しているのです。まさに“存在感”あるスキーヤー...ということができます。

 このような印象を与えてくれるスキーヤーが,今シーズンも増えられました。ぜひ“フィーリングスキー”の
「免許皆伝」を差し上げたい !!!...と思うような方が多くなりました。
 今まで,この「免許皆伝」をもらうためにレッスンに入る...という風潮を無くしたい,ということで「免許皆伝」を差し上げるのを止めていましたが,システムを変えて,この様なスキーヤーを称えてあげたい !!!...という気持ちになっています。

 スキー教師をして来て,今...この様なスキーヤーが増えてきたことの素晴らしさを,素直に喜んでいます。
 みなさん !!!...ありがとうございます !!! (^I^)

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★ March.29  2007  Thursday  小雨 (白馬)
 今朝も「小雨」が降っている白馬です。(=_=;)
 25日以降...曇りと雨の日が続いています。この時期なら,晴れの日が一日くらいはあっていいはずなのですが...天候が不順なんですネ !!!。
 私たちスキーヤー...“自然”の懐でスポーツを楽しむ者として,自然環境を壊さない様にしよう...という姿勢を持ちたいものです。
 では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 昨日は“Taka”さんご夫妻とご一緒に滑らせて頂きました。午前中半日だけのプライベートレッスンでした。

 ご夫妻は私のホームページをご覧頂いている方で,常日頃「教師日記」に書かれていることを実際の雪上で試してみたい...ということでした。半日だけのレッスンでどれだけ“フィーリングスキー”をお話できるか?...誠に疑問なのですが,とにかくやってみるしかありません...。次の様にレッスンを進めさせていただきました。

 ①スキーの前後差を生かしたスキッディングターン⇒“オレンジ・ターン”
 ②地球の引力に引かれる意識の練習⇒“水面フラット意識”の導入
   ♪♪♪オレンジ...①水面...③水面ェーン...オレンジ...①水面...③水面ェーン...♪♪♪
 ③スキーのたわみを生かしたターン⇒アイィーン・ターン⇒かかと支点での滑り
 ④水位上下イメージのターン
   ♪♪♪①水面ェーン...③水面ェーン...①水面ェーン...③水面ェーン...♪♪♪

 以上,“フィーリングスキー”で最近私が話している基本的なことをお話させていただきました。この時間内では「ドリル練習」をする時間がほとんどありませんので,ひとつのイメージをある程度身に付ける前に次のイメージに進まざるを得ない...という状況になってしまいます。(=_=;)
 特に,「雪の圧を受けてターンする」...ということがイメージできないと,ターン円弧を大きくしたり小さくしたり...という“センサーポイントSP”を意識したターンまで進める訳にはいきません。受けることの意味がある程度わかれば,“かかと支点FP”と“センサーポイントSP”の関係がイメージできますのでターン円弧のコントロールまでできるのですが...。

 本来なら,2時間でのレッスンであれば,①スキーの前後差を生かしたスキッディングターンと,②地球の引力に引かれる意識の練習...くらいまででしょうか?。でも,お二人とも結構滑走経験が多いので,なんとか,③かかと支点での滑り,④水位上下移動イメージまで練習できました。そして,レッスンの終わりころにはお二人とも,「地球の引力でターンする」...ということの意味を理解されたようでした !!!。
 
 これまでの“Do Ski”的な滑りから“Let Ski”的滑りに変わられるのは少し時間が掛かりますが,この“フィーリングスキー”の意味がわかり始めると,スキーの世界は確実に変わります。昨日のレッスンの模様を収めたCDRを後日お送りしますので,これを参考にされ,今後のトレーニングに励んでいただきたいと思います。(^ ^)(^I^)

 お二人ともお疲れ様でした。そしてありがとうございました !!! 

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★ March.30  2007  Friday  小雨 (白馬)
 今朝も「小雨」の白馬です。(=_=;)
 明け方には,「雷」が走っていました...。
 あまり雨が降ると,せっかくの雪...溶けてしまいます...。適度にお願いしたいのですが...。(=_=;)
 では,皆さんも
イイ一日を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 昨日はレッスンがありませんでした。
 おかげさまで,昨日レッスンCDRの送付が完了しました。70名近くの方にそれぞれお送りするとなると,作業もスンナリ...とはいきませんが,それぞれのキャンプや,出会った人たちのお顔を想い出しながら,楽しく仕事ができました。(^ー^) Canada に出掛ける前に済ませておきたかったので,無事済んでよかったです !!! (*^^)v 地域によっては週明けになるかもしれませんが,楽しみにお待ちください。

 さて,その発送作業をしながら,「縁のおもしろさ...」を思いました。
 多くの方はたまたま私のホームページをご覧になり,「変なことを言ってるけど本当かな?本当に言ってるような“スキー”ができるのかな?」...ということで,レッスンのお申し込みを頂いております。そしてレッスンを受講された方が全員,「オモシロイ !!!」...と仰る訳ではありませんが,少なくとも50%以上の方々には,「コレまでのスキーって何だったんだろう?!?!」...というお気持ちになっていただけることは確かです。手前味噌で恐縮ですが,「スキーシーズンは二月までだと思っていたけど,雪が消えるまで楽しめますネ !!!」...と仰る方も増えました。「コレまで悪雪や深雪は私には無理だと思っていたけど...できたワ !!!」...という方も...。
 この様にして,毎年多くの方と“スキー”を介して,仲間としての友達付き合いが増えて行っております。本当に嬉しいことです。でも,この様な“スキー”を介した互いの結びつけ...これは,どういうことなんだろう?...という「縁」についてのイメージが膨らんだのでした。(^ ^)(^I^)

 私は最近,レッスンでよくアインシュタインの提唱した“E=mc²”という,言葉を使って話をします。この意味は,「エネルギー(E) = 質量(m)×光速度(c)の2乗」ということで,光速度が不変だとすると,質量によりエネルギー量が決まっているという意味です。つまり,質量そのものが「エネルギー」を持っている...とも言えます。
 話はまったく理論的でない,イメージの世界での話しですが,この“エネルギー”のことを次の様に考えると人生が楽しくなります。(^ー^) そう? ハッハハハ...(^ー^)

 私たちスキーヤーは体重という質量を持っていますから,私たちそのものの存在がエネルギーなのだと考えることができます。それが地球の大きなエネルギーと反応しあって(重さで言えば引力に引かれて...)互いにいろいろな現象を起こしている。そこに「雪」や「スキー用具」を介在させたのが“スキー”というスポーツなのだ...という風に思えなくもありません。地球と人間のエネルギーのやり取りを雪を介して行なっているのが“スキー”や“スノーボード”...ということです。
 実は「雪」そのものにも質量はありますから,人間と雪との間にもエネルギーのやり取りがある...と言うこともできます。雪との間のエネルギー...これを微妙に感じることができる人間は「感性がイイ...」ということになるのかもしれません。
 そういうことを言えば,人間同士もエネルギーのやり取りがあるはず...ですネ !!!。そう...ありますね。“運命の赤い糸”...というアレです。
 作業をしていた机の上にコーヒーカップがありましたが,これとの間にも,実はエネルギーのやり取りがあるはず...。互いの,そのエネルギーが合致し,互いに引き合った(惹き合った)ので,そのカップを選んだのでしょう。

 これらは全て...“縁(えにし)”という風に考えることもできるなぁー...とそんなことを思いながら,「“スキー”を介して知り合うことのできた皆さんのこと」に思いを馳せていた【TOK】でした !!!。
 そう言えば......縁=えん=en...=energy ということも言えるなぁー...?!?! お粗末... (=_=;)
 

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★ March.31  2007  Saturday  曇り (白馬)
 今朝は雨が上がり「曇り空」の白馬です。
 今日...午前中は晴れ間が出るようですが,夕方また天気が崩れるようです...。(=_=;)
 とうとう...三月も今日で終わりです。雪不足...と言われ続けてきましたが,“Hakuba 47”はその心配も無く“スキー”を楽しむことができました。“宇宙なる神”に感謝です。
  では,皆さんも
イイ週末を!!! (*^^)v   I am sure you have a nice day !!! 
     -------------☆★☆-----------
 昨日の日記で“縁”ということをお話しました。

 実は,昨年ニュージーランドに行った時,“T.N”さんの紹介で, Coronet Peak でスキー教師をされている“Mr.D”に Queenstown でお会いしました。彼は Coronet Peak のスーパーバイザーとして活躍しているのです。何かの“縁”でそこで出会うことになり,私の考えているスキー指導のことについてお話しました。なぜか,熱っぽく「スキー指導とは何か?」...というようなことを話し合いました。(*^^)v

 その彼...ニュージーランドが夏の時期,日本でスキーを指導しています。“Hakuba 47”でもレッスンしているのを見かけました。そして,何度か一緒にビールを楽しみました。(^ ^)(^I^)
 そして,この二月...ひょんなことから「TOK...ニュージーランドでスキー教師やる?」...という様な話になりました。私のレッスンスタイルを見て興味を持ったらしく,何度か,「...TOKがレッスン無かったら,私のお客さん教えてくれない?...」というような連絡はもらっていたのですが,まさか「ニュージーランドのスキースクールでスキー教師をする...」これは考えてもいませんでした。

 話は,何かの導きに引かれるように,トントン拍子に進み,この夏 Coronet Peak でスキー教師をすることが決まりました !!!。この歳になっていまさら...という風にも思いますが,これも「“フィーリングスキー”的スキーをグローバルに広めなさい...」という“宇宙なる神”のお考え...と思い,その“流れ”に従うことにしました。今年6月中旬から9月まで,ニュージーランドのコロネットピークスキー場でスキー教師として勤める...ということです。
 皆さん...ニュージーランドにスキーに来ることがありましたらぜひお立ち寄りください。お待ちしています !!! (^ ^)(^I^)

 私自身のことで恐縮ですが,いろいろな出来事がここ数年,私の身の回りに起きています。世間一般で言えば,この様なことが本当に起きていいのだろうか?...というような,「良いこと」も「悪いこと」も...。でも,この様ないろいろな“経験”...これは全て私自身が自らのエネルギーで引き寄せた“結果”だと思います。そして,何かの“縁”や“導き”を得て,素晴らしい人生経験をさせていただいている...そう思います。皆さんが【TOK】に与えて下さった素晴らしい“エネルギー”が深く関与している...という風に思います。皆さんのお力を得て,【TOK】の人生の“流れ”が出来上がっている。私はその“流れ”に乗っているだけ...。

 毎日々々のいろいろな出来事,これは全て多くのイロイロから頂いたエネルギー...“縁”によって出来上がっている...そんなことを思っている【TOK】です。

 明日から四月...新年度が始まり,私は Canada に出発します。
 また新しい未来が始まります。
 “縁”や“導き”を大切にして,感謝しながら歩んで行きたい...そう思います。
 
 シーハイル !!!  そして人生...万歳 !!! (^ ^)(^I^)(*^^)v(^ー^)

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【注】:この「教師日記」の中には,いろいろな“フィーリングスキー”に関する用語が出て来ます。これについては,検索で「エネルギーライン」,「愛のターン」...等と入れていただきますと,その用語に関する記事がたくさん出てまいりますので,そちらを参考にしてください。




スキー教師【TOK】の個人的な日記です。
 【TOK】の主観的な意見や感想を書き綴ったものですので
ページ内の記事及びデータなどを,みなさんが参考にされることは構いませんが
そのことによって派生した結果についての責任は負いかねますのでご了承ください。
  Ski Top    【TOK】への Mail…

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03/04 アイーン小回り
03/03 水面で変わった?
03/02 47Seniorと遊ぶ
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