【TOK】のスキー教師日記  August 2009

 
August 2009

What's Today ?

8/31 感激の涙
8/30 雨の中でも“感動”
8/29 “Orange Magic”
8/28 経験を“歓ぶ”
8/27 レポートの行方は?
8/26 Tok's lesson policy
8/25 不思議な“ナニか”
8/24 真意
8/23 自身で能力開花
8/22 感じるスキー
8/21 感じる瞬間
8/20 レッスンにクレーム
8/19 “cause”&“effect”
8/18 雪と仲良く...
8/17 人並み外れた能力
8/16 “スキー”を楽しむ心
8/15 滑る“プルーク”
8/14 “今”...この瞬間
8/13 お盆休みの“宿題”
8/12 FS...その威力
8/11 ずぶ濡れの“TOK”
8/10 “tasting”
8/09 お遊びのお相手
8/08 充実の6時間レッスン
8/07 FS研修会 in NZ
8/06 “出逢い”&“気付き”
8/05 困難辛苦に感謝!!!
8/04 “磨き砂”
8/03 “経験”は人を創る
8/02 思いが一変!!!
8/01 “Fire Works”登場


*** これまでの日記***

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2009年6月
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2009年5月 No1
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 ☆ August 01  2009  Saturday  晴れ後曇り  ( Coronet Peak )  

  今日から8月...。日本では「梅雨」が明けたとか,明けないとか...でまだ大変らしいですが...。
  早くカラッとするものはカラッと暑くなって欲しい気もする...のではないでしょうか?
  コチラは数週間前の「寒気」が通り過ぎたようで,少し暖かさを感じます。
  皆さんにとっても良い八月でありますように!!!  !(^^)!(*^^)v

  東洋系の人が依頼心が強い...という感じ。
ご自分ではやろうと努力されているのだと思いますが
それが空回りすると言うか,直接的な効果に結びつかない...

  今日から新しい週のレッスンが始まりました。(^ー^)
  今朝の“Early-Bird”...実は Supervisor にお願いして,オ・ヤ・ス・ミ…をいただきました。それには理由があってのことです。実は過日...「K2・Apache:MSL」のことについてお知らせしましたが,この板が女性のとってもOK !!!なのか知りたい...というご連絡を頂いていたのです。丁度今“Shino”さんがコチラにお越しですので,お帰りになる前にこの板の試乗テストをしていただこう...と思ったわけです。朝約一時間乗っていただきましたがその結果は...おおむね良好で,『大回り,中回りの安定性は抜群!!! 小回りの操作性はイマイチ...。高速安定性,切れは最高!!!』...ということでした。皆さんもご参考にしてください。尚,ご希望の方には“TOK”がこの板の斡旋をさせていただいております。詳しくはK2・Apacheをご覧下さい。
 

①:Private

 Joseph君
Time : 10:30-12:20 Level : 3b 人数 : 1 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  今日朝のレッスンは,“Joseph”という7歳の子供の2時間レッスンでした。 普通はこの時間のプライベートは取らないのですが,スクールホリディが終わって,忙しさがひと段落し,Instructorに空きが出ると,お客様の要望に応じてこの様なレッスンもお受けするのです。

 さて,この“Joseph”君...なかなかハッキリした子で,自分の意思を率直に私に言います。スピードが出過ぎて怖いから急な斜面は嫌だとか,でも新雪なら急斜面でもOK !!!...だとか...。
 言ってみれば,自分の気に入った所を滑りたい!!!...ということなのです。(^ー^) 子供はその子の興味あることをどんどんやらせてあげ,そこからいろいろ経験して,自分で気付いてもらうことが大事なので,彼の言うとおりに二時間お付き合いをしました。
 レベルは“3b”クラスなので,ブルーランなら何とか滑れます。これまで行ったことが無い...という“Walk About”やオフピステにも連れて行き,新しい体験をしてもらったのでした。

  ランチタイムレッスンは,日本からお越しの“Aoki”さんのリクエストプライベートでした。

②:Req Private

 Name : Mrs. Aoki
Time : 12:30-13:30 Level : 6 人数 : 1 .
レッスン内容.: “inspire”+“Fire Works”
解説及び感想.:  “Aoki”さんとは,昨年も Coronet Peak で,8/16にご一緒に滑らせて頂きました。今回は昨年より少し早くお越しで,今日と明日,そして明後日のレッスンをご予約いただいております。
 今日は New Zealand での初滑り...というでもありましたので,明日からのレッスンの予告編的なことをおさらいしました。
 彼女はもう何回も Coronet Peak にお越しでコチラのことは良くご存知です。そして私とのお付き合いも10年以上にわたります。気心が良く知れても居ますので,“TOK”の思うことを率直に話すこともできます。明日,明後日のレッスンのことに思いを馳せながら,“inspire”と谷回りでの“開放”がテーマになる気がします。
 “inspire”は以前もお話しましたが,谷回りでの
Fire Works”は“TOK”が今日初めて思い付いたイメージでもあり,言葉でもあります。その詳細はまた後日の日記で...。(^ー^) 乞うご期待!!!

  午後のグループレッスンは無し...。変わりに Supervisor がプライベートレッスンを担当させてくれました。

③:Private

 Name : Mr. Taesi
Time : 14:00-15:00 Level : 1 人数 : 1 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  “Taesi”さんと仰る方で,シドニーからお越しの中国系の初心者でした。
 お一人ですので,履きかたや緩斜面での止まり方は省き,いきなり“Magic Carpet①”にお連れしました。わずか一時間の間に,できるだけ多くのことを経験していただくにはここにお連れして,私が前から支えて滑走感覚に慣れていただくのが最善の方法だと思うからです。
 前回,7/28はこれで成功しましたので,今回もスンナリ...と思ったのですが,そうは問屋が卸しませんでした...。(-_-;)
 アングロサクソン系と東洋系の人種の違いと言ったら言いのでしょうか...私の助けを借りている内はどちらの方も同じ様にプルークファーレンができます。ところが,それを自立して自分自身でやってもらおうとすると,東洋系の人が依頼心が強い...という感じになります。ご自分ではやろうと努力されているのだと思いますが,それが空回りすると言うか,直接的な効果に結びつかないのです。ですから,Drill練習が大切になります。同じことを何度もなんども繰り返し経験することで,少しづつ身に付けていくやり方が必要なのです。
 ですから,同じプルークファーレンが一人でできるまでの時間がそれぞれ違います。モチロン,一概に人種的なことだけで解決することではありませんが...。人によってもその上達様式は異なるし,人種によっても異なる...ということです。

 ...ということで,なんとかプルークファーレンができるまでに導くことができましたが,プルークボーゲンには至らなかったレッスンでした。(-_-;)

  ...ということで,週の初めの一日が終了しました。
  やはり雪上でレッスンをしているのは楽しい!!!...そう思いました。 !(^^)!(*^^)v

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 ☆ August 02  2009  Sunday  雪⇒晴れ  ( Coronet Peak )  

  今日の写真は Coronet Peak スキー場の6箇所ある駐車場の内のひとつです。
 なぜこの写真をアップしたか?...というと,手前の道路に注目して欲しいのです。除雪し,道端に雪の塊があるのが分かると思いますが,これ位「天然雪」が降ったのです!!!。それも朝の8時半頃から2時間ほどの間に...。約25センチほどの降雪でした。Coronet Peak では珍しいことで,“TOK”も初めての経験でした!!!
 “新雪”を楽しめたのは言うまでもありません!!! イエェーーイ!!!

  左ターンの滑りがままならなかった方が,ジェットコースターターンの感動に浸り
その感激が収まり切らない内に,20センチほどの新雪も滑ってしまったのです!!!

  今日は,朝山に上った直後から,二時間ほど降雪が続き,30センチ近い天然雪が積もりました。普通は「風」が伴い,この様に降った雪も,降った直後に風で飛ばされてしまうことが多く,この様に山全体に積もることは珍しいのです。
  その中,今日は3時間のリクエストプライベートで“Aoki”さんとご一緒に滑ることができました!!!。 !(^^)!(*^^)v
 

①:Req Private

 Name : Mrs. Aoki
Time : 9:30-12:20 Level : 6 人数 : 1 .
レッスン内容.: “inspire”+“Fire Works”
解説及び感想.:  “Aoki”さんとは,今日と明日の午前三時間,ご一緒に滑ることになっています。
 
“Aoki”さんはスキーのご経験も長く,もう“TOK”がお伝えすることもありませんが,ここのところ感じている“スキーの幹”的なお話しをさせていただこうと思っています。
 昨日の予告版でお話ししたように,それは簡単に言えば“S字ターン”であり,「地球の“愛”を感じ,感謝して滑る...」ということになります。

 今日の午前中の素晴らしい降雪は,全くその目的のために降ってくれたような感じでした。
 視界は悪く,湿り気のある雪がどんどん積もって行きます。視界が悪いので“目”...つまり“視覚”に頼ってのスキーイングはできません。こうなるともう身体全体の感度を最大に上げ,前身を“sensor”にして,滑ることが最善の方法です。
 そこで“inspire”をキーワードにレッスンをさせていただきました。“inspire”...的な気持ちを持ち,雪面からの情報を拒否することなく,素直に受け容れて“感謝”する気持ちになると,不思議なほど身体の硬直が解け,雪と一体になることができます。“inspire”については3/24の「教師日記」にかいてありますので,そちらを参考にしてください。(^ー^)

 結局,レッスン途中にあまりに降りが激しく,ゴーグルが見えなくなったりしたので,小休止を取りながら,3時間ご一緒したのですが,“Aoki”さんの滑りには,昨年あまり感じられなかった“Aura”が出始めていました!!!。素ッ晴らしい !!!
 つまり,彼女自身の身体の特徴が生きた,自然と一体となった滑りが顕れ始めていたのです。昨年ご一緒した時は,ダイナミックさと言うか,“強いスキー”をされる...という印象でしたが,それが柔和になられ,見ている人に感動を与えるような滑りに変わられて来たのです。(^ ^)(^I^)

 明日は天候も回復し,よりいい条件でスキーが楽しめそうです。
 どのように
“Aoki”さんの滑りが変わられるか???...楽しみです。(*^^)v

  ランチタイムレッスンは,昨日ご一緒した“Joseph”君とそのお母さんのプライベートレッスンでした。リクエストではありませんでしたが, Supervisor が気を遣って“TOK”を担当にしてくれたのでした。(^ー^)

②:Private

 “Joseph”君と,お母さんの“Annie”さん
Time : 12:30-14:30 Level : 3b 人数 : 2 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  “Joseph”君には昨日“オレンジ・ターン”について話してありますが,お母さんの“Annie”さんはオレンジが初めて...。なのでその説明から始めました。滑りを拝見すると,右ターンはOK !!!なのですが,左ターンで“Do Ski”的要素があって,なかなかうまく行きません。そこで谷回りの♪♪♪Feel...Right Orange...♪♪♪の“Feel”を長く取るように話したところ,うまく行き始めました!!!。
 そこでお二人を“Walk About”にお連れし凹状斜面を滑ってもらうことにしました。
お母さんの“Annie”さんにとってはこの様な斜面は初体験だったらしく,そのジェットコースター的快感に感動されておりました。良かったよかった!!!。

 そして,6人乗りリフト“Greengate”で上に上る途中,眼下に広がる新雪斜面をみて“Annie”さんが,「ああいう所を滑れていいわねぇー」...と漏らされました。「OK !!!...じゃ私達も行きましょう!!! オレンジさえキープできれば行けますよ!!!」...と話し,早速ブラックランの“Walk About”斜面に挑戦しました。これがうまく行きました!!!。左ターンの滑りがままならなかった方が,ジェットコースターターンの感動に浸り,その感激が収まり切らない内に,20センチほどの新雪も滑ってしまったのです!!!。“スキー”に対する
思いが一変したに違いありません。ご本人も大喜びでした!!! やったネ !!!。イエェーーイ!!!

 一方,“Joseph”はというと...お母さんとご一緒だったせいか,昨日より良い所を見せようと大張り切り!!!。昨日よりも素直に“TOK”の言うことに従ってくれ,ターンコントロールを身に付けてくれました!!! 良かったよかった!!!  !(^^)!(*^^)v

 ...ということで,今日は「新雪三昧」の一日...と言っていい日でした。楽しかった!!! イエェーーイ!!!

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 ☆ August 03  2009  Monday  曇り⇒晴れ  ( Coronet Peak )  

  昨日は所用のため, Update できませんでした。(-_-;)
 なので,今日二日分まとめての Update です。
 写真は,8/3の朝焼けです。私が滞在している Lake Hayes Estate からのもので,今日も余りにも綺麗なので,シャッターを押してしまいました...。(^ ^)(^I^)

  「“経験”は人を創る」...ということを学ばせていただいた“TOK”

  今日は朝のうちは少し雲がありましたが,レッスンを進めるに連れてその雲も消え,イイ天気になりました。昨日降った新雪がまだ柔らかく残っていて,最高の粉雪が楽しめました。

①:Req Private

 Name : Mrs. Aoki
Time : 9:30-12:20 Level : 6 人数 : 1 .
レッスン内容.:

“inspire”+“開放” “水面フラットイメージ”

解説及び感想.:  “Aoki”さんとは,今日と明日の午前三時間,ご一緒に滑ることになっています。
 “Aoki”さんの今日の基本プログラムは,“Love of Mother Earth”で,地球の“愛”を感じながら滑る...ということでした。こう言うと,なにか大げさのように聞こえますが,何のことはありません。“inspire”で雪面からの“energy”を素直に身体に受け容れる感覚で滑る...ということです。そうすると「地球からの“愛”」で身体が満たされ,それが谷回りでのゆったりとした“開放”につながって行くのです。(^ー^) 
 この基本ターンの後は「オフピステ三昧」を経験していただけました。ここ Coronet Peak の特徴は,いろいろな凹凸斜面に恵まれている...ということです。山全体がそうなのです。日本のスキー場には無い,この様なエリアを滑るのは本当に楽しい経験になります。
 ここで大事になるのは“水面フラットイメージ”です。“Aoki”さんには以前も少しお話したかもしれませんが,今回は♪♪♪①flat...②flat...③flat...①flat...②flat...③flat...♪♪♪とつぶやきながら滑っていただきました。そして,時には“樹木”イメージも加えながら...。

 彼女の滑り...昨年は「横方向の身体の使い方」に長けている...という感じを受けましたが,今年は「縦方向の使い方」が良くなり,その滑りに一層の安定感が生まれて来ました。女性の方がこれだけ安定した滑りをされているのを拝見するのは,見ている側も心地良く,楽しくなります。

 
“Aoki”さん...素晴らしい滑りを見せていただき,ありがとうございました!!!。シーハイル !!! Schi Heil !!! 

  30分間のランチタイムの後は,レッスンは,“Joseph”君と,お母さんの“Annie”さんのリクエストプライベートでした。

②:Req Private

 “Joseph”君と,お母さんの“Annie”さん
Time : 13:00-15:00 Level : 4 人数 : 2 .
レッスン内容.: “Sound of Music Turn”
解説及び感想.:  昨日の“オフピステ”+“新雪滑走”の感動のおかげでしょうか...今日はリクエストをいただきました。(*^^)v 人間は“感動”に出会うと,本当に“生きている真の歓び”を感じます。その様な“感動”を“Annie”さんに感じていただけたことを嬉しく思います。 !(^^)!(*^^)v

 さて,今日は“オレンジ・ターン”を卒業し,“Sound of Music Turn”がテーマでした。かなり斜面移動が良くはなって来ていたのですが,まだ山回りで,エッジングを強めてスピードを抑えようとする感じがありました。
 この“Sound of Music Turn”はその様な方にも効果があります。♪♪♪Listen to the Music...Listen to the Music.....♪♪♪が斜面に響き渡り,斜面移動がさらにスムーズになって,“Annie”さんの苦手の左ターンが次第によくなってきました。(^ー^) 良かったよかった!!!。
 
 さて,一方の“Joseph”君...凹状の斜面が大好きになり,結構深い“Bowl”に挑戦することになりました。お母さんの“Annie”さんには少し荷が重いかな?...と思ったのですが,「これも経験!!!」...と腹をくくり,お連れすることにしました。
 結果的に,普通なら経験できないアイスバーン状や小さい凹凸など,彼女にとっては初めてだろうナァー...という経験をしていただくことができました。これを記念して,その“Bowl”を“Joseph's Point”と名付けました。(*^^)v
 それ以降さらに彼女の滑りに自信が湧き始めたのは言うまでもありません。またまた
“経験”は人を創る」...ということを学ばせていただいた“TOK”でした!!!。 !(^^)!(*^^)v 

 ...ということで,今日は5時間レッスン全てが“Request”で,“TOK”も初めての体験でした!!!。

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 ☆ August 04  2009  Tuesday  雪⇒晴れ⇒雪  ( Coronet Peak )  

  生徒さんが元々お持ちの“潜在的能力”が開花しただけなのです。
“TOK”はその“磨き砂”だっただけです。

  今日は,天候が「雪⇒晴れ⇒雪⇒晴れ...」とめまぐるしく変化した一日でした。
  ところで,昨日 Feeling Ski School の“Okky”が Queenstown に着きました。約一ヶ月間の滞在予定です。昨日 Update できなかった理由は,彼を空港まで迎えに行き,宿まで送り届け,いろいろ積もる話をしていたからなのですが...。(^ー^)
  で,朝の“Early-Bird”は Supervisor にお願いし,オ・ヤ・ス・ミ…をいただいて,Okkyと一緒に滑ろうと思いました。途中で彼を見つけたのですが,コミュニケーションがうまく行かず,一緒には滑れませんでした...。(-_-;) でも,これも「Okkyには,彼自身の経験をさせなさい...」という“Something Great”の思し召し...と思い,納得した“TOK”でした。(^ー^)

①:am Work Shop

 グループレッスン 2
Time : 10:30-12:20 Level : 2 人数 : 6 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  今日のグループレッスンは“2”で4名の方が生徒さんでした。途中から日本からお越しのお二人が加わり,6名に...。
 この6名の方々,結構レベルが高く,オレンジを足裏にイメージしてもらってプルークファーレンを行なってみると,良い感じでおできになりました。
 充分にプルークファーレンをやった後は,いよいよターンの開始です。これほど上手に“滑るプルーク”ができれば,本当にターンは楽です。期待に違わず,皆さん滑る度にプルークボーゲンが良い感じでできるようになりました。

 一時間ほどで場所を,より急な“Magic Carpet②”に移し,ここでプルークボーゲンを練習しました。ここでも滑る度に新しい感覚を皆さんが身に付けて行かれるのが良く分かりました。
 これだけスンナリ,素直に“オレンジ・ターン”をクリアしてくれると,本当に嬉しい限りです!!!。イエェーーイ!!!

  グループレッスンが終わり,昼からは,ご指名をいただいていた“Joseph”君と,お母さんの“Annie”さん...このお二人の二時間プライベートレッスンが始まりました。(^ ^)(^I^)

②:Req Private

 “Joseph”君と,お母さんの“Annie”さん
Time : 12:30-13:30 Level : 4 人数 : 2 .
レッスン内容.: “Sound of Music Turn”
解説及び感想.:  レッスンが始まり,少しすると天候が急変!!!。「この様な急激な天候の変化も珍しい!!!」...というほどの変わり様です。
 頂上までのリフト...“Express Chair”で上り切ったところで,ヒョウみたいな,あられ混じりの吹雪になりました。7歳の“Josepf”は,顔に当たるあられの痛さにこらえきれず,泣き出す始末...。仕方が無いので,“TOK”が首に巻いていた「バンダナ」を取り外し,それで彼の顔を覆うことに...。これで,なんとか彼も泣き止み,無事に下まで滑り降りることができました。
 しかし,風の強さと吹雪は収まらず,このままレッスンを続けても効果あるレッスンはできないと判断
...“Annie”に,「1時半からのプライベートは明日に回し,明日やるということでどうですか?」...と提案しました。彼女も状況が良く分かっており,納得してくれたのでした。

 それにしても「天候の急変」で経験できた「雪山の怖さ」...。ある意味でお二人には最高のプレゼントになったのでは無いか???...そう思います。

 明日また良い条件でご一緒しましょうネ !!!。(*^^)v

  30分ほどで天候も回復し,プライベートが無くなったので,2時からの指示を待っていると, Supervisor から午前と同じ“レベル2”を担当するように...と言われました。

③:pm Work Shop

 グループレッスン 2
Time : 14:00-16:0 Level : 2 人数 : 3 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  午後も“レベル2”の担当で全体で9名の方が申し込まれました。これを二班に別け,“TOK”はレベルの低いクラス...まだプルークファーレンがうまくできない班の3名を担当しました。

 この方々,これまで何度か別のInstructorのレッスンを受けられているのですが,“滑るプルーク”に難がある方々でした。“滑るプルーク”というのは...「雪面上をエッジを使い過ぎず,バターナイフでパンにバターを塗る感じで滑らせて行くこと」を云うのですが,これができないと,自分でスキーを振り回すターン...つまり“Do Ski”的なプルークボーゲンになってしまうのです。

 約一時間掛けてオレンジのイメージでプルークファーレンをすることを学んでいただきました。オレンジはジュースを出さず,その柔らかさだけを感じようとすることで,「ソフトタッチの雪面ホールド」が可能になるのです。
 皆さんのプルークファーレンも次第によくなり始め,ターンに移れるまでになりました。そこで♪♪♪Feel...Right Orange...Feel...Left Orange...♪♪♪の歌の登場です。三人ともこれまでのレッスン受講での過去の経験が頭をもたげ,時々“Do Ski”になってしまうのですが,根気良く歌をうたってもらうことで,その影響が少なくなって行きました。

 レッスンの終わり頃には三人とも何とかプルークボーゲンができるまでになられました!!! 三人の感動もひとしおで,「“TOK”...あなたは最高のInstructor だ!!!」...というお褒めの言葉をいただきましたが,正直に私は思っています。『これは私の功績ではありません。三人が元々お持ちの“潜在的能力”が開花しただけなのです。“TOK”はその
“磨き砂”だっただけです。 !(^^)!(*^^)v』

  ...ということで,天候急変で“TOK”もいろいろ多くを経験させていただきました。“Something Great”...本当にありがとうございました!!!。シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ August 05  2009  Wednesday  曇り⇒晴れ  ( Coronet Peak )  

 今日の写真は Queenstown の小学校の前から Coronet Peak 方面を撮ったものです。
 午後4時半頃の写真ですが,雪の量が結構多いのが判ります。今年は例年に比べ,湿雪の降雪量が多く,山に雪が残っています。いつもなら,乾雪なので,いくら降っても風で飛ばされ,山に積もる天然雪は少ないのです。...ということで,例年以上に「新雪滑走」が楽しめる Coronet Peak です。(^ ^)(^I^)  

  少々難しいことへの挑戦そして経験が,“潜在的に持っている力”
...これを開花させてくれる

  今日は朝イチの“Early-Bird”のレッスンが“TOK”まで回って来ませんでした。 New Zealand と Australia のスクールホリディーが終わったので,先週までの混雑がひと段落した感じがあります。
  さて,
今日は“pool”...つまり,レッスン担当予備軍で特定の担当クラスは決まっていませんでした。ですが, Supervisor は一時間のプライベートレッスンを担当させてくれました。(^ー^)

①: Private

 Name : Mrs. Jackie
Time : 10:30-11:30 Level : 1 人数 : 1 .
レッスン内容.:

“オレンジ・ターン”

解説及び感想.:  生徒さんは“Jackie”さんと仰る方で,40歳くらいの女性の方でした。ハネムーンで Queenstown にやって来られ,今日初めてレッスンを受けられる...とのことでした。過去に一度,スキーを履いたことはあるけれどほとんど滑れない状態...というお話でした。ですがお話しを伺うと,現在Australiaのブリスベンにお住まいで,“水上スキー”をなさっているそうです。
 7/12に担当させていただいた“Michel”さんも水上スキーをされていて,初心者なのに信じられない上達を見せてくれましたが,今日の“Jackie”さんも同じでした!!!。水上スキーはモーターボートに,スキーは重力に引かれる...という違いだけで,水や雪の力がターンさせてくれる...という点は同じ感覚だからだと思います。(*^^)v

 たった一時間でしたが,“Magic Carpet①”でプルークボーゲンができるまでになられました。
 「もしご希望ならもう一時間時間を延長してレッスンが可能ですヨ...」と話したところ,「それではお願いします」...ということで,レッスンは二時間となり,リクエストプライベートになりました!!! イエェーーイ!!!  !(^^)!(*^^)v 

 

①:Req Private

 Name : Mrs. Jackie
Time : 11:30-12:20 Level : 2a 人数 : 1 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  雪の力でターンする要領が分かり,自分から雪に働きかけることが無い方はどんどん上達されます。“Jackie”さんもそのとおりでしたから,いきなり二時間目は“Meadows Chair”のリフトで上までお連れし,グリーンランを経験していただくことにしました。
 もちろん支えが無いと,いきなり初心者の一時間レッスン受講者がグリーンランを滑れるわけがありませんが,“TOK”の言葉に素直に従って上から下まで安全に滑り降りられました。
 この経験があれば,もう“Magic Carpet②”は,「お茶の子さいさい」で,目をつぶっても滑れるくらいです。ハッハハハ...(^ー^) “Jackie”さんもそのとおりでした。

 レッスンの終わり...“Jackie”さんは,気持ちよく滑れるようになったことに大喜びで,いきなり“hug”して来られました!!!。この様な習慣に慣れていない“TOK”
...少々戸惑いながら,彼女の暖かい身体に触れさせていただきました。(^ ^)(^I^)
 そして,同じような性格を持つスポーツ経験があると,その進歩は実に早い!!!...ということを,またまた感じた“TOK”でした。

  30分間のランチタイムの後,午後のレッスンは,今日も“Joseph”君と,“Annie”さんのリクエストプライベートでした。(^ ^)(^I^)

②:Req Private

 “Joseph”君と,お母さんの“Annie”さん
Time : 13:00-15:00 Level : 4 人数 : 2 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”+“Sound of Music Turn”
解説及び感想.:  今日で“Joseph”君は五日目,“Annie”さんは四日目のレッスンでした。
 これまで“オレンジ・ターン”と“Sound of Music Turn”についてお話してきましたので,あとはこのイメージを実際の斜面でどう使っていくか?...ということが大事になります。
 ありがたいことに,昨夜も新雪が積もり, Coronet Peak のどこでも気遣い無く滑れますので,お二人にはいろいろな斜面を体験してもらえます。

 今日はまだ元気のある内に,思い切って「ブラックランの急斜面粗踏み斜面」...“Donkey Serenade”に挑戦していただきました。ここはハッキリ言ってかなりハードな斜面で,上級者でもかなり手こずる場所です。お二人とも転倒はされましたが,滑り切ってしまいました!!! 素ッ晴らしい !!! 四日前のお二人がこの様な斜面を滑れるなど...誰が予想できたでしょうか???!!!。
 本当に,この様なブラックランの滑走経験はそうそうできるものではありません。“TOK”自身,こういう場所を経験した頂くことが“冒険”なのか?...それとも“無謀”なのか?...少々迷ったほどです。でも,午前のプライベートと同じように,一度この様な能力ギリギリのハードな斜面を滑走経験されると,他の斜面は本当に簡単に思えてきます。自信がつくのです。

 その後のお二人の滑りがどのようなものであったか?...皆さんにも容易に想像がつくと思います。 !(^^)!(*^^)v
 粗踏み,急斜面,コブ斜面...ほとんどの場所で,スピードこそ出しませんが,安全に雪の斜面を味わいながら滑られるようになりました!!!。良かったよかった!!!。イエェーーイ!!!

 ...ということで,今日のレッスンでは,少々難しいことへの挑戦そして経験が,“潜在的に持っている力”...これを開花させてくれるということを学ばせていただきました。これは何も“スキー”に限らず,私達の日常生活に於いても同じことだと思います。困難や辛苦があるからこそそれが“磨き砂”になって人間を大きくしてくれるのです...ネ !!!。困難辛苦に遭ったら感謝しましょう!!! イエェーーイ!!!


 ☆ Thursday August 6, 2009       晴れ  ( Remakables )  

   昨日は Day Off で,今 Queenstown に来ている“Okky”と一緒に“Remakables”に行って来ました。
写真は朝10時ころの“Remakables”...“Alta Green”斜面の写真です。
 午前中は本当に「青空」が綺麗で,本当に“
真っ青”...という言葉がピッタシ!!!の感じでした。あのような“Blue”に出会ったのは,“TOK”の生涯で初めてかもしれません!!! (^ー^)

  コチラに来て,多くの方と出逢い,多くの経験をし,多くを学ばせてもらっていますが,
“素晴らしい本”との出会いも,それに劣らず素敵なこと...

  今日は Feeling Ski School 野麦校ディレクターの“Okky”と一緒に“Remakables”に行って来ました。
  “Okky”は今週初めに Queenstown に着き,約一ヶ月滞在していろいろな勉強をすることになっています。その一環...ということでもありませんが,今日は“Remakables”のスキー場に行って来ました。とにかく,多くのいろいろを“経験”し,それを基に彼の人生を築いて行って欲しい...そう願っています。(*^^)v
彼の New Zealand 報告は「OkkyのFSS成長日記」で...。

  たまたま,昨日まで Coronet Peak でレッスンさせていただいた“Annie”さんご家族三人も“Remakables”に行くというので,午前中は一緒に滑ることに約束していました。(^ ^)(^I^)
  am10時過ぎ,Base house の前で落ち合い,早速スキーの開始です。幸い天候が良く,これまで見たこともない!!!...という様な素晴らしい“青空”の下でスキーが楽しめました。レッスン...ということではないので,“Remakables”をガイドとしてご案内する...ということでしたが,楽しく二時間ほどご一緒できました。生徒さんとInstructor...という関係から,“スキー仲間”としての付き合いの輪が広がること...これも素敵なことですネ !!!。
  皆さん!!!...楽しい時間をありがとうございました!!!。 !(^^)!(*^^)v

  その後,“Okky”と一緒にビールとランチを過ごし,“TOK”は Day Off なので,
Base house のデッキで持参した“本”を読みながら午後のひと時をゆっくり過ごしました。
  コチラで今読んでいる本は,“キュブラー・ロス”の「人生は廻る輪のように」(角川文庫)という本なのですが,なかなか示唆に富んだ本で,興味を覚えながら読んでいます。自分自身の生き方,これからの過ごし方などにも良い影響を与えてくれる...という予感がしています。(^ ^)(^I^)
  New Zealand に来て,多くの方と出逢い,多くの経験をし,多くの生き方を学ばせてもらっていますが,“素晴らしい本”との出会いも,それに劣らず素敵なことだと思います。
  本当に人生って...“
出逢い”,そしてそれを基にした“気付き”なんですネ !!!。(^ ^)(^I^)


 ☆ Friday August 7, 2009       晴れ  ( Cardrona )  

  昨日も Day Off で,Cardrona に行って来ました。
  今年三度目のCardrona行きでしたが,今回初めてご覧のように晴れました!!! 写真はスキー場からwanaka方向を望んだもので,中央に小さくwanaka湖が見えます。

  谷回りでの開放がうまく行なわれると,山回りも良い感じで仕上げることができる...

  今日も Day Off でしたので,“Okky”をCardronaスキー場に連れて行くことにしました。
  丁度私の滞在先,flatオーナーで Coronet Peak のInstructorでもある“Tommy”も Day Off でしたので,彼女も誘って,三人での「
Feeling Ski 研修会」を兼ねてのCardrona行きとなりました。(^ ^)(^I^)
  実は,以前も話したことがあるかもしれませんが,“Tommy”も Feeling Ski に興味を持っていて,実際のレッスンでもこれを使って素晴らしいレッスンを Coronet Peak で展開されているのです。特に“オレンジ・ターン”では,多くのリクエストプライベートを受けるまでになられました。素ッ晴らしい !!! この様に,ここ New Zealand にも Feeling Ski を展開してくれているスキー教師がいるのですヨ!!!。(*^^)v
  ところで最近“TOK”が「教師日記」で話している Feeling Ski の新しいイメージについて,その意味を理解したい...という希望がありましたので,丁度良い機会でしたので“Okky”も含め,急遽“
FS研修会 in NZ”となったのでした。(^ー^)

  幸い天候が良く,研修会にはうってつけの条件でした。
  テーマは...「ターン谷回りでの“energy”の開放」でした。特に最近思っているのは,「谷回りでの開放がうまく行なわれると,山回りも良い感じで仕上げることができる」...ということなのです。コチラの方にはレッスンでは,“Relax”とか“Explosion”とか話していますが,この谷回り部分を楽に行なうことができれば,次の局面...エネルギーの蓄積もうまく行なえるのです。何ごともものごとの終わりがものごとの始まりを決める」...ということが言えそうです。(^ ^)(^I^)

  今日はその谷回りでの“energyの開放”...これを“Fire Works”でやることにしました。花火が天空で花開いていくイメージを谷回りで持つのです。
  “重心”がその花火の中心(玉)で,その花火の「玉」に,次の爆発のための“energy”が徐々に蓄えられて行きます(山回り)。その蓄えられた「花火のエネルギー」が“Explosion(爆発)”し,“四方八方”にドォーンと広がって行く(谷回り)...というイメージです。
  詳しくはまた後日お話ししますが,コレが意外なほど効果がありました。この“Fire Works”はこの8/1の“Aoki”さんのレッスンで閃いたイメージですが,その時も効果が期待できそう!!!...という思いがあったのですが,確かにそのとおりだったのです。

  二人の滑りが直ぐに変わり始め,一層素晴らしい滑りになってきました!!!。もちろん,粗踏み,悪雪,コブでも使えるイメージです。もう少しこの“Fire Works”イメージに磨きを掛けてから皆さんに詳細をお知らせしようと思います。その時まで楽しみにお待ちください。(^ ^)(^I^)


 ☆ Saturday August 8, 2009       晴れ  ( Coronet Peak )  

  今日の写真も素ッ晴らしい !!!...でしょう?朝7時40分...滞在先の近くから撮りました。
 日本では「お盆休み」が始まり,私のスキー仲間も New Zealand に向かわれています。
できれば,その方々にもこのような景色を実際にご覧いただけたら!!!...と思っています。
 皆さんもこの休暇中...本当に良い経験ができます様に!!! (^ ^)(^I^)

  今日のようなレッスンができ,生徒さんに感動してもらえるということは
本当に嬉しく,幸せなこと!!!

  今日から新しいスキー指導の週間が始まります。
  二日間の Day Off があると,結構エネルギーの回復,蓄積ができます。(^ ^) そして,今週も最善を尽くさせていただこう!!!...という気持ちになります。

①: Private

 Name : Aoki
Time : 9:20-10:20 Level : 6 人数 : 1 .
レッスン内容.: “Fire Works”
解説及び感想.:  今日の“Early-Bird”は,wanakaからお帰りの“Aoki”さんでした。
 過日(8/1-8/3)もレッスンをさせていただきましたが,ここ数日...wanakaでのトレーニング結果がどう出たか?...それを確認される意味でのレッスン受講でした。

 ハッキリ申し上げて,これだけ滑れれば言うことは無いと思います。技術選に出るとか,テククラを狙うとかであれば別ですが...。
 特に「身体の縦の動き」が良くなりました。昨年は「横の動き」...つまり角付けを主体とした滑り方が良くなっている印象を受けましたが,今年はそれに「縦の動き」が加わり,“Aoki”さん独自の滑りが完成され来た様に思います。
 “Fire Works”イメージで滑られている時は,谷回りがさらに安定し,オフピステも難なく滑られます。しかも安定しています。

 これまではレッスン受講が彼女の“スキー”の楽しみのひとつだった...と思いますが,これからは多くの方に「“スキー”の面白さ」を啓蒙していくのも良いことではないか...そう思います。(^ー^)

 “Aoki”さん, New Zealand でご一緒に滑れてホントに楽しかったです!!!。ありがとうございました!!!。シーハイル !!! Schi Heil !!!

 

②:am Work Shop

 グループレッスン Adult 5
Time : 10:20-12:20 Level : 5 人数 : 5 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”+“Drink Juice Turn”
解説及び感想.:  今日のグループレッスンは“レベル5”担当で5名の方が生徒さんでした。
 レッスンの初めに「“TOK”のレッスンスタイルは他のInstructorと少々違います...」と話してからのレッスン開始でした。そうすることで,「これまでとは違った特殊なことを学べるのかな?」...という期待を生徒さんに持ってもらうことができます。そして何よりもこのレベルのクラスの人に大事なことは,技術をお教えするというより,雪山の楽しみ方をお話しする...というスタイルが大事だと思っております。

 さて,今日のこのクラスの人たち...素直な人が多く,オレンジイメージでどんどんいろいろな斜面を滑られるようになりました。...というより,“Do Ski”的要素が多かった人がほとんどで,オフピステを滑ることまで思いが行かなかった...というのが本当のところでしょう。
 でもこのオレンジイメージで,スキーが安定しだし,“Drink Juice Turn”でスキーがどんどんターン内側に入り込んで来るし,また圧の吸収も行なわれて,オフピステ滑走もできるようになりました。

 レッスンが終わる頃には皆さんのお顔が(^ ^)(^I^)ニコニコでした。そして,このような意識での“スキー”があることに感動されておりました。
 自慢ではなく,これができて“TOK”が Coronet Peak に居る価値が有る!!!...と,自分の存在価値をみとめた“TOK”でした。イエェーーイ!!! 

   昼,レッスンから帰ってくると Supervisor の“Helen”が,「“TOK”...1時から3時間のプライベートレッスン...」ということでした。今日は約30分のランチタイムが取れました!!!。イエェーーイ!!!

③:Private

 Name : David 
Time : 13:00-16:00 Level : 3b 人数 : 1 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”+“Drink Juice Turn”+“水面フラットイメージ”
解説及び感想.:  お名前を“David”と仰る,Australiaからお越しの35歳くらいの男性でした。
 レッスンのご希望を聞くと,「先ず滑りを見てもらって,どの様な滑りを学んだ方がいいか判断してもらい,それにしたがってレッスンして欲しい...」ということでした。
 滑りを拝見すると,“Do Ski”と“Let Ski”の中間的な滑りで,「これは3時間あれば, Coronet Peak のほとんどのエリアが滑れるようになる!!!」...と直感しました。
 
 レッスンは先ずお決まりの“オレンジ・ターン”から始めましたが,“Let Ski”的な滑りに違和感をお持ちで無いので,オレンジの基本⇒“Drink Juice Turn”⇒“水面フラットイメージ”...とどんどん吸収されていきました。
 最初の一時間は整地,次は凹凸斜面,最後の一時間はオフピステ...と,まるで「絵に書いた様なレッスン」ができました。TバーエリアはFISレース開催準備のために,滑ることができませんでしたが,そのほかの斜面はほとんど滑りつくしました。
 “David”さんご自身も,これまで経験したことの無い斜面がどんどん滑れるようになるので驚きを隠せませんでした。滑る度に彼のお顔がニコニコされて行くのが判るほどです。三時間でこれだけ変わられたことに,本当に感動のご様子でした。
 ホント...良かったですネ !!!。“David”さん!!!  !(^^)!(*^^)v

 こういうレッスンができると,“TOK”も本当に嬉しくなります。(*^^)v 

  ...ということで,今日の一日も充実の6時間レッスンができました。
  今日のようなレッスンができ,生徒さんに感動してもらえるということは,本当に嬉しく,幸せなことです。“TOK”がわざわざ日本からニュージーランドに来て,レッスンさせていることの意味も感じることができます。本当にありがとうございました!!!。(^ ^)(^I^)


 ☆ Sunday August 9, 2009       晴れ  ( Coronet Peak )  

  今日は,“TOK”の好きなBar...“BRAZZ”でのくつろぎの写真です。
 今年は“TOK”の滞在先が Queenstown の街から車で15分くらいの所なので昨年ほど頻繁に来ることはありませんが,昨日の夕方は“Okky”と二人でビールを楽しみました。

  3歳くらいの子は“遊び”がメイン。ですからアレができるコレができる...ということには一切興味がありません。このことに興味があるのはご両親だけ...

  今日は日曜日...お客様の入れ替え日なので,いつもならそれほどスキーヤーやボーダーの数は多くないのですが,今日は多い方でした。(^ー^)

①: Private

 Name : Jane
Time : 9:20-10:20 Level : 3 人数 : 1 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  今日の“Early-Bird”は,“Jane”さんと仰る45歳くらいの女性の方でした。
 昨日ご家族とご一緒に Coronet Peak の頂上まで行き,そこから滑ったのだけれど,プルークボーゲンで足がパンパン...。何とかもっとスムーズに滑りたい...ということでの受講でした。

 滑りを拝見すると,やはり“Do Ski”的要素が「足パンパン」の原因でした。そこで例によってオレンジの出番でした。今回もこのオレンジで,スンナリ滑りが変化し始め,“Big Easy”⇒“Lower M1”と30分ほどで滑り切ってしまいました。一旦「雪の力でターンさせてもらう...」ということが分かれば,コトは簡単なのです。(^ー^)

 そこで,今日も頂上からの滑走に挑戦することにしました。最初は昨日のイメージが残っていたのでしょうか...少々慎重でしたが,次第に硬さが取れ,ナント!!!約4キロの距離を15分ほどで滑り切ってしまいました。 !(^^)!(*^^)v
 レッスンの終わりには,“TOK”のレッスンまた受けられますか?...と聞かれるほどに...。「モチロンOKですヨ !!!」...とお答えしてお別れしました。
 リクエスト...入るかな? ハッハハハ...(^ー^) 

 

②:am Work Shop

 グループレッスン Adult 2
Time : 10:20-12:20 Level : 2a 人数 : 8 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  今日のグループレッスンはレベル“2a”の担当で8名の方が生徒さんでした。まだスキーを始めて二日目くらい...プルークファーレンができる程度の生徒さんです。
 いつもは「できるだけ早くターンさせてあげたい!!!」...という気持ちが先走り,どんどん先を焦るレッスンをするのですが,今日は何かが閃き,「ゆっくりじっくりレッスンする」...という気持ちでした。“Something Great”の啓示だったかもしれません。(^ー^)

 でもその「じっくりゆっくり」が効きました!!!。一つひとつの過程をそれぞれ順を踏んで説明し,その後皆さんに滑っていただきました。いつもなら半分以上の生徒さんがOKだから,少し飛ばそうかな?...と先を急いだのですが,今日はそれが無く,ひとりの落ちこぼれも出さない気持ちでレッスンをしていました。

 その甲斐あって,8人全員がレッスンの終わりには“Magic Carpet②”を滑り切ることができました。もちろんテーマは“オレンジ・ターン”でした。イエェーーイ!!! 

   昼,教師に余裕があり,Supervisor が,「“TOK”...ゆっくりランチタイムとっていいヨ !!!」と言ってくれました。(^ ^)(^I^) ...ということは約1時間半の時間を掛けて昼休みをすることができます。これは今の“TOK”にとって,本当にありがたいことです。イエェーーイ!!!
  さて,午後は“レベル2”の申込は少なく,“TOK”はKidsのプライベートをするように言われました。

③:Private

 Name : Ethan 
Time : 13:00-16:00 Level : 1 人数 : 1 .
レッスン内容.: お遊びのお相手...(^ー^)
解説及び感想.:  名前を“Ethan”と言う,3歳の男の子...。
 初めてスキーをするとのことですが,なぜかスキースクールにレッスンの申込をされたのでした。普通,このくらいの小さい子でスキーが初めて...というKidsは“Crèche”という子供のプログラム専門のクラスで練習するのですが...。

 もちろん直滑降もできませんし,ターンをすることなどはずーーっと先の話...。でも役を引き受けたからには“Ethan”にスキー体験をさせてあげなければなりません。
 そこで,いきなりチェアリフト“Meadows Chair”で上に上がり,そこから“TOK”の身体の前に彼を抱きかかえての滑走をしました。ご本人はキャッキャッと大喜びですが,3歳でも結構体重が有り,“TOK”は汗をかきながらの滑走でした...。(-_-;)

 “Big Easy”から“Magic Carpet”に抜け,そこでできる限りの体験をしてもらいました。でも3歳くらいの子は“遊び”がメイン。ですからアレができるコレができる...ということには一切興味がありません。このことに興味があるのはご両親だけ...。

 無事1時間のレッスンというよりも,「お遊びのお相手」が終わりました。フーーーーッ。(-_-;)
 ご両親に,「明日レッスンを受けられるのならぜひ“Creche”へ...」とお話ししてお別れしました。(^ ^)(^I^)仰る,Australiaからお越しの35歳くらいの男性でした。

  ...ということで,今日のレッスンも無事終了。良かったよかった!!!。シーハイル !!! Schi Heil !!!
  


 ☆ Monday August 10, 2009       晴れ  ( Coronet Peak )  

 今日は, Queenstown 盆地から見た“Remakables”の山並みです。
 クリアな晴天ではありませんでしたが,群青色とも言える空に“白い山”が映えていました。手前の芝生も“緑”が濃くなって来ました。そういえば...スキー場も雪質が少しザラメ状に...。
  New Zealand も“春”が近づいています。(^ ^)(^I^)
日本から,“お盆”を利用して New Zealand の旅を楽しむためにお越しの方々が増えました。Queenstown の街の中に,昨年より多い日本の方々の姿が見えます。

  Coronet Peak の“energy”を感じ,それを“tasting”していただくのが今日のテーマ

  今日は,この正月の「年始スペシャル」にもご参加いただいた“Ao”さんご夫妻のリクエストプライベートでした。どうもありがとうございました。(^ ^)(^I^)

①: Private

 Name : “Ao”さんご夫妻
Time : 9:30-16:00 Level : 4 人数 : 2 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:   今日は“Ao”さんご夫妻のご指名をいただき,5時間のリクエストプライベート...となりました。ご指名いただき,本当にありがとうございます !!! (^I^)
  さて,“Ao”さんご夫妻とは以前も日本で滑らせて頂いておりますが,ここ Coronet Peak では,CPならではのご経験をしていただこう...という気持ちでレッスンをさせていただきました。
  レッスンテーマ,そしてその展開は...

第一フレーム(9:30-11:00):
  “オレンジ・ターン”+“水面フラットイメージ”で,つぶやきの言葉は♪♪♪Swan...on the water...Swan...on the water...♪♪♪。白鳥が静かに湖面に着水するイメージです。このイメージで,いきなり“The Hurdle”の◆を滑ってしまいました!!! イエェーーイ!!!
  この第一フレームの狙いは,「安定したスキー滑走」をするには...ということで,これが意識できればどの様な斜面にも挑戦できます。

第二フレーム(11:30-13:30):
    “Feel the Love of Mother Earth”がこのフレームのテーマ。“inspire”の変形で山回りでの圧の吸収を意識した滑りです。つぶやきの言葉は♪♪♪feel Love...feel Love...♪♪♪でした。日本語では♪♪♪“愛”を受け容れてェー...“愛”を受け容れてェー...♪♪♪でした。
  このフレームの狙いは,粗踏み斜面でいかにスムーズに滑るか?...ということです。山回りでの“energy”の蓄積と,谷回りでの開放がどれくらい楽にできるか?...が課題になります。その為には雪と喧嘩せず,その“energy”を素直に身体に受け容れることなのです。
  このイメージの滑りで
“Ao”さんの奥さんも Coronet Peak のオフピステを楽しまれました!!!。(*^^)v

 第三フレーム(14:30-16:00):
  “Enjoy Now”で,「今この瞬間に集中する」...がテーマでした。
  オフピステに行くと,どうしても目でターンの先を見てしまいます。でも結局この「先を見る」ということが,不安や恐怖の元になってしまうのです。先ず,今自分が立っているその斜面そのものをもう少し味わい,楽しむことが先です。そして次の場所に行ったらそこを味わうのです。その連続が結果的にひとつのターン円弧となって完成するのです。
  この「“今”に集中」はお二人に良い結果をもたらしました。もちろん時々はバランスを崩されることはありましたが,身体の動きがよりスムーズになり, Coronet Peak の斜面を味わっていただくことができました!!!。

  Coronet Peak の“energy”を感じ,それを“
tasting”していただくのが今日のテーマでした。その意味で,お二人にはいろいろな斜面を味わっていただけたと思います。
  まだ四日...スキー滑走の日があります。今日のイメージを思い出しながら, New Zealand のスキーを楽しんでいただきたいと思います。
  シーハイル !!! Schi Heil !!!

   ...ということで,今日は一日日本語で,日本に居る時の様な感覚でスキーレッスンができました。でも, Coronet Peak の“energy”を充分味わっていただけた...そう思っております。
  
“Ao”さん...本当にありがとうございました!!! 


 ☆ Tuesday August 11, 2009       雨⇒晴れ  ( Coronet Peak )  

 今日は,久しぶりに Coronet Peak スキー場の写真です。
 今朝は10時半頃まで「雨」で散々でしたが,その後回復し,ご覧のようなイイ天気に!!! でも,そのおかげで雪質は一気に春のような雪質に変わりました...。これも「季節変化」...いろいろな雪質が楽しめます!!!。シーハイル !!! Schi Heil !!!

  無性に“塩”が欲しくなり,flatに帰り着いてから日本茶に塩を入れて飲んだら
ナント...身体がスッキリし,シャンッ!!!...となりました!!!

  今日の天気予報... Inter Net で確認したら「高曇りか晴れ」という予報だったのに,朝10時半頃まで結構な「雨降り」でした。
  おかげで,“Early-Bird”のレッスンで“TOK”は
ずぶ濡れ...でした。(-_-;)

①:Rq Private

 Name : Mrs.Jane
Time : 9:20-10:20 Level : 4 人数 : 1 .
レッスン内容.: “Sound of Music Turn”
解説及び感想.:  今日の“Early-Bird”は一昨日ご一緒させていただいた“Jane”さんのリクエストプライベートでした。
 あいにくの降雨の中のレッスンとなりましたが,“Sound of Music Turn”で新しい境地を開いていただきました。“Jane”さんはなかなか感性の鋭い方で,“感じる”ということがお得意なようです。(^ー^)
 この“Sound of Music Turn”もスンナリ入って来られました。そして「雨」の中にもかかわらず,“Lower M1”を数回,♪♪♪Listen to the Music...Listen to the Music.....♪♪♪のつぶやきで滑っていただきました。
 もう「足パンパン」の滑りからは完全に卒業されました。イエェーーイ!!!

  10:30からは日本からお越しの“塩村”さんご夫妻の半日リクエストプライベートでした。(*^^)v
  通常は,10:30からの半日プライベートはお受けしていないのですが,スキー教師に余裕があったので特別に Supervisor が認めてくれたのでした。

②:Rq Private

 Name : “Shumi”さん,“Jin”さんご夫妻 
Time : 10:30-13:30 Level : 3b,5 人数 : 2 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”+“Drink Juice Turn”
解説及び感想.:  “Shumi”さんは昨日Cardronaで2時間のプライベートレッスンを受けられたとのことですが,「身体をリラックスしなさい...と言われたのだけれど,どうしたらリラックスできるのかが,解らなかった...」と仰っておられました。
 身体をリラックスさせる方法は“フィーリングスキー”の最も得意とするところで,先ずは“オレンジ・ターン”がその基本となります。
 「感じること」と「歌をうたうこと」...この二つで,ほとんどの方がリラックスされます。“Shumi”さんもそのとおりで,わずか10分ほどで素直なターンをされるようになられました!!!。イメージで潜在的能力が開花し,本当に“Shumi”さんご自身の身体の特徴を活かしたターンが顕現したのです。素ッ晴らしい !!!

 旦那さんの“Jin”さんはレベル的には“5”位なのですが,奥様のレッスンにお付き合いしながら“フィーリングスキー”の何たるか?をご経験いただく...ということになりました。(^ー^)

 第一フレーム...10:30-12:00では,“Big Easy”を数本滑り,“オレンジ・ターン”の基本が身に付いてから,“Lower M1”も二本ほど経験しました。
 “Lower M1”のグリーンランでは,斜度が少しあるので雪からの抵抗が強くなります。そこでオレンジが雪の圧でつぶされ,その出て来たジュースを口から飲み込み,胃に蓄えていくイメージ...“Drink Juice Image”を持っていただくことにしました。
 これで“圧の吸収”が行なわれるようになり,さらにターン山回りが楽にできるようになられました。 !(^^)!(*^^)v

 15分の休憩後,第二フレームの開始です。
 “Express Chair”リフトで Coronet Peak の頂上まで上がり,そこから“The M1”を滑ることにしました。
 “オレンジ・ターン”で土踏まずにオレンジをキープすることができれば,どの様な斜面でも安定して滑ることができます。“Shumi”さんも例外ではなく,“The M1”の急な所も無事クリアされました!!!。素ッ晴らしい !!! (*^^)v
 二本目は少し欲張り,“Pro Am”のブラックランにお連れしました。「ブラックランに行きます...」と初めからお話しすると,身体が硬直する可能性があるので内緒での挑戦です。(^ー^)
 もちろん,この急斜面もクリア!!!...です。ご本人は歌をうたうこと,オレンジに集中することで斜面が急であることに気付かれなかったかもしれませんが,しっかり滑り降りられました!!! ヤッタァー!!!
 
 お二人のレッスンは幸い,雨が上がってからのレッスンになり,天候そのものはかなり良い条件でのスキーイングになりました。でも雪質は少々グサグサで春の雪っぽくなりました。もし“Do Ski”で滑られていたらかなりお疲れになったはずです。でも,“フィーリングスキー”の“Let Ski”を身に付けていただきましたので疲労は少なかったのではないか?...と思います。(^ー^)

 Coronet Peak ...良いご経験をしていただけましたでしょうか?また機会がありましたら,日本でご一緒に滑れるのを楽しみにしております !!! (*^^)v

 今日は本当にありがとうございました!!! 

  ...ということで,午前からぶっ通しの4時間レッスンが終了しました。
  “Early-Bird”の雨の中のレッスンが堪えたのか,ご夫妻のレッスンが終わってひと休みしたら,身体が異常に疲れていました。なので, Supervisor にお願いして午後のレッスンはオ・ヤ・ス・ミ…に。
  flatに帰る途中,無性に“塩”が欲しくなり,flatに帰り着いてから日本茶に塩を入れて飲んだら,ナント...身体がスッキリし,シャンッ!!!...となりました!!!。塩が足りなかったようですネ !!!。ハッハハハ...(^ー^)


 ☆ Wednesday August 12, 2009       みぞれ⇒曇り ( Coronet Peak )  

 今日の Coronet Peak は,午前中重い湿雪が降り続きました。
 Coronet Peak とすれば珍しいことです。いつもは乾いた新雪で風に吹き飛ばされてしまうのですが...。でも,おかげさまで今年は「新雪滑走」が例年以上に楽しめます!!! イエェーーイ!!!
 写真は Queenstown 空港近くから撮った“Remakables”。雲が低く立ち込めていてどことなく幻想的でした。

  体重が少々オーバー気味でも,きゃしゃで弱々しくても...
Feeling Ski はその威力を発揮してくれました!!!

  今日は Queenstown の街は朝大雨...という感じでしたが, Coronet Peak まで上がるとそこは「雪」。...と言ってもさらさらの粉雪...という風にはいきませんが,重めの新雪が楽しめます。
  さて,今朝の“Early-Bird”も“Jane”さんが指名してくれました。ありがたいことです。8/10に他のInstructorの方にも習われたそうですが,“TOK”のフィーリングレッスンの方がピッタシのようです。(^ ^)(^I^)

①:Rq Private

 Name : Mrs. Jane
Time : 9:20-10:20 Level : 4 人数 : 1 .
レッスン内容.: “Sound of Music Turn”
解説及び感想.:  今日重めの雪の中のレッスンとなりました。昨日は「雨」,今日は「湿雪」...という悪条件の中ですが,毎朝元気にレッスンを受けていただいています。
 
 今日で今シーズンの Coronet Peak は最後...ということで,レッスンも最終日になります。これまで“オレンジ・ターン”,“Sound of Music Turn”と Feeling Ski の基本的な滑りをご一緒に勉強しましたので,今日はできるだけ,そのイメージを使っていろいろな斜面にご案内することにしました。
 先ずは湿雪新雪の“Big Easy”から始め,Mapでご覧の箇所を滑りました。わずか一時間足らずですので滑走距離はそれほどありませんでしたが,充分楽しんでいただけたと思います。

 また来年, Coronet Peak で...あるいはニセコでお会いすることを約束して今日のレッスンを終えました。
 “Jane”さん...本当にありがとうございました!!!。シーハイル !!! Schi Heil !!!

 

②:am Work Shop

 グループレッスン Adult 4
Time : 10:20-12:20 Level : 人数 :  .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”+“Drink Juice Turn”
解説及び感想.:  今日のグループレッスンは“レベル4”担当で男性3名,女性1名の方々が生徒さんでした。男性3人のうちお二人は少し太り気味で体重100キロはありそう...という感じでした。一方女性の方はお若くきゃしゃな方で前回“レベル3b”を受けられた...とのことでした。なんとも組み合わせが面白く,どんなレッスン展開になるのか???...興味深く感じながらのレッスン開始でした。(^ー^)

 レッスンテーマは例によって“オレンジ・ターン”です。
 皆さん共通して,最初はスキーを“Do Ski”的に動かそうとするため,ターンに落ち着きがありませんでしたが,オレンジを意識することで次第に安定して来ました。
 太り気味の方も自分からスキー板を動かさなくてもイイことに気付いてからは,すっかり安定したスキーになりました。ただレンタルで借りられた板の性能が初級者モデルのためトーションが弱く,少々落ち着きがありませんでした。そこで,昼...板を変えてもらうようお勧めしたのでした。

 きゃしゃな女性...どんどん滑りが変わり始めました!!!。“Do Ski”から脱却し,“Let Ski”の面白さに気付かれたのです。“Drink Juice Turn”ではそのイメージに大喜びでした。そして体力が無くても“スキー”が楽しめること,粗踏みもどんどん滑れること...に感動されていました。
 
 体重が少々オーバー気味でも,きゃしゃで弱々しくても... Feeling Ski は
その威力を発揮してくれました!!!。素ッ晴らしい !!! (*^^)v
 そして今回のこのクラスの皆さんも Feeling Ski の面白さに気付かれ,その世界を広げられました。良かったよかった!!! シーハイル !!! Schi Heil !!!

 

:pm Work Shop

 グループレッスン Adult 4
Time : 14:00-15:00 Level : 4 人数 : 1 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  午後も“レベル4”担当でしたが,生徒さんはわずか一名でした。
 その為レッスン時間は一時間...。このスキースクールの規則でそう決まっているのです。(-_-;) プライベートレッスン並だからレッスン時間が少なくなりますヨ...ということです。

 さて生徒さんは“Russel”さんと仰る45歳くらいの男性の方でした。以前20年位前にスキーをして,それからしばらくしていなかった...ということでした。
 ですから,滑りのご経験はあり,私が説明する“オレンジ・ターン”の意味もどんどん吸収されました。
 
 お一人ですので,レッスン展開が早く,わずか一時間で“Drink Juice Turn”まで行なうことができました。
 レッスン最後は,重い雪の中のオフピステまで挑戦したのでした。イエェーーイ!!!

  ...ということで,今週のレッスンも無事終了。なかなかレッスンし甲斐のあった一週間でした。
  明日から二日間...また“energy”を充電して次のレッスンに備えたいと思います。(^ ^)(^I^)



 ☆ Thursday August 13, 2009       快晴 ( Remarkables )  

 13日...“Ao”さん,“Okky”と“TOK”は Remarkables に行って来ました。
 標高800〜1100m位までは,写真でもお分かりの様に,厚い雲に覆われていました。でも, Remarkables スキー場は,その雲海の上。なので眩しい位の青空でした!!!。
 雪質はパウダー...最高の Day Off の一日を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

 ①:“水面フラットイメージ”の有効性
 ②:板に圧を与えてくれているイマジネーションの重要性
 ③:滑走の“量”よりも“質”の重要性

  今日は Day Off でしたので,今 New Zealand にお越しの“Ao”さんと“Okky”と一緒に Remarkables に行って来ました。
  幸いスキー場は雲海の上で,終日目の覚めるような“青空”に恵まれました。気温もそんなに上がらず,雪質は“粉雪”でした!!!。


  せっかくの Day Off ...スキー技術や指導のことなど忘れて“スキー”を楽しもうと思ったのですが,どうしても滑っていると,よりスムーズに,より質を高めた滑りを...ということに想いが行ってしまいます。職業病なのでしょうネ?? ハッハハハ...(^ー^)

  で,整地,急斜面,オフピステ...これらの斜面を滑っていて思ったことは,次の三点...。
①:“水面フラットイメージ”が本当に有効であることの再確認。
②:雪からの力がどの様にスキー板に圧を与えてくれているか???...というイマジネーションの重要性。
③:滑走の“量”よりも“質”が大事であることの再確認。


  以上のことの詳しい内容...これを皆さんにお知らせしたいのですが,今日は“TOK”の大切な Day Off ...。なので,皆さんご自身でお考え下さい。(^ー^) もし,皆さんから皆さんご自身の回答を,“TOK”宛いただけたら,これほど嬉しいことはありません!!!。お盆の最中でお忙しい方がほとんどだと思いますが,なかには時間を持て余している方も居られるかもしれません,
お盆休みの“宿題”...とお考え下さい。雪の斜面に思いを馳せながら,考えてみるのも一興でしょう。ハッハハハ...(^ー^)

  尚,私のこの「教師日記」のいろいろな場面で,これらのことをチョットづつですが解説はしております。毎日お読みいただいている方は容易に想像がつくことばかりです。ではまた...。See ya !!! 


 ☆ Friday August 14, 2009       晴れ ( Queenstown  )  

 14日,金曜日も“TOK”の Day Off ...。久しぶりに“スキー”をしない休日となりました。(^ー^)
 雪の上に立たないとどうも落ち着かない気持ちもしますが,こういう一日も大切です。
 先ず,懸案だった「車のテールランプ」の故障を直しました。テールランプが壊れたまま,約3週間乗り続けていたので少々ストレスが溜まっていたのです。それが綺麗に解け去りました!!!。便秘は早く直さないと...イケマセン...ネ !!!。ハッハハハ...(^ー^)
 写真は朝早く Lake Hayes の滞在先から「月」を見たものです...。

 斜面のどこをどの様に滑っていようとも,その瞬間々々に集中し
その時々のフィーリングを味わう

  今日も Day Off 。久しぶりに“スキー”から離れた休日。完全休養日でした。
  おかげさまで,すっかり体調が元に戻りました!!!。イエェーーイ!!! (^ ^)(^I^)

  ...とはいえ,「教師日記」はしっかり書こうと思っています。他の事はさておき,この日記だけは毎日の“energy”の基...みたいなものですから...。ハッハハハ...(^ー^)

  今日の話題は,「“今”を滑る」です。
  同じようなテーマで以前も書き込んだ気もしますが,またこのことについて書きたくなりました。(^ー^)

  「“今”を滑る」...どういうことか?...というと,斜面のどこをどの様に滑っていようとも,その瞬間々々に集中し,その時々のフィーリングを味わう...ということです。

  この様な気持ちで滑っていると,先ず“フラストレーション”が湧きません。
  ミスしてしまった!!!...とか,思ったより良い感触が味わえない(-_-;)...といった感情がほとんど湧いてこないのです。「“今”自分が在る,その場所,その瞬間を在るがままに味わう...」という気持ちが強くなりますから,そこのシチュエーションと同化できている...という感覚が強くなるのです。在るがままを,在るがままに受け容れられる...と云うこともできます。“心”が素直になって,自分が今居るこの環境に“感謝”する気持ちにさえなります。コチラのレッスンで時々使っている“ Thank you turn ”に通じる意識でもあります。

  次に感じることは,「新しい滑走フィーリング」に出合える...ということです。
  自分でも予想しなかった新しい感触...これに触れられるのです。もちろん似たようなフィーリングは過去に経験したことがあるにしても,「どこか少し違う経験」なのです。これは“気”を集中し,「何が顕れ出てくるかな???!!!」...といったある種の“期待感”を持つと,より一層鮮明になってきます。
  コチラの人は「ワイン」の好きな人が多いのですが,その大半は“tasting”...ワインの利き酒をすることが好きです。ワインの味...項目的には「色・香り・味」の三点の違いを,自分の感覚を頼りに味わい別けるのです。ですから人それぞれにその判断は微妙に違います。でもコレでいいのです。
  実は,これと似たような感じで「雪の斜面」を“tasting”する様に,“今”に集中して滑る訳です。「どんな“新しい”モノとの出合いがあるかな???!!!」...といった気持ちになれればなれるほど,集中力が増し,その微妙な違いが判る様になります。

  三点目...“今”に集中していますから,これから先に起こることに気を回し過ぎることが少なくなって,不安や恐れの感情を少なくすることができます。“今”その瞬間に集中するクセができると,目で滑走先を追い,アイスバーンだ...とか,コブがある...とか,粗踏みだ!!!...といった判断をすることが少なくなります。恐怖や不安,身体の不必要な緊張は,そのほとんどが先のことを目で見て,過去の経験に照らし合わせることで生じます。先を見ず,今に集中すればこれが無くなりますから,「怖さで身体がいうことが効かない」...といった現象が防げるのです。

  ...ということで,「
“今”...この瞬間を滑る」...ということの効用は大きい!!!...そう思っている“TOK”です。

  明日から,新しいレッスンの週が始まります。その毎日を“今”に集中して,味わい楽しみたいと思います。シーハイル !!! Schi Heil !!!


 ☆ Saturday August 15, 2009       曇り ( Coronet Peak )  

 ご覧の写真は15日早朝の Coronet Peak から「真南」方向を撮ったものです。
 天候は「曇り」でしたが,平野部分に雲がたなびき,どことなく幻想的でした。
  New Zealand では,晴れている日も素晴らしい景色に出逢えますが,曇りでもOK !!!です。毎日まいにち...ほんとうに「天界」に居る気分です。“Something Great”に“感謝”しないと...。
  ありがとうございます !!! Thank you !!!

 止めるプルーク,ブレーキ要素のプルークはできるだけ早く止めること

  今日から新しいレッスン週間が始まります。毎週「土曜日」が“TOK”のその日です。
   Day Off での充電を受け,今週も“最善”を尽くそう!!!...そう思います。(^ ^)(^I^)

①:am Work Shop

 グループレッスン “Starter Pack” 初心者
Time : 10:20-12:20 Level : 1 人数 : 13  .
レッスン内容.: “butter knife”
解説及び感想.:  今日のグループレッスンは,“Starter Pack” 初心者の担当でした。
 若い頃は初心者の指導が嫌でしたが,この頃は好きになりました。...というのは,皆さんの“感動”したお顔に出逢えるチャンスはこのクラスが一番多いからです。(^ー^)

 今日もおかげさまでその“感動”で遭えました。(*^^)v
 午前の生徒さんは13名。最近は「雪の上に立つことのできる意味」から,話をさせていただいています。自分達は“今”非日常的な「雪の上に居るんだ!!!」...という経験をしていることから話すのです。ただ単にスポーツとしての“スキー”をしているのではなく...。

 レッスンは,用具の説明⇒直滑降⇒プルークファーレン...と進めました。
 最近は“Starter Pack” 初心者でも,午前中にターン...つまりプルークボーゲンまでやることはしません。昼休みの約一時間の自由練習の時に,徹底的に“滑るプルーク”を練習して欲しいからです。

 今日も午前の目標...プルークファーレンまでで終わりでした。(^ー^)

  お昼は Supervisor に頼んでレッスン無しにしてもらいました。おかげでゆっくりランチが楽しめました!!! イエェーーイ!!! (*^^)v

②:pm Work Shop

 グループレッスン “Starter Pack” 初心者
Time : 14:00-15:00 Level : 1 人数 : 7 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  午後は7名の方が帰って来てくれました。残りの6名は午前だけのレッスン券しかもっていなかった方々です。

 さて,午後のレッスンはいよいよ“ターン”です。皆さん,ターンしたくてうずうずしています。
 昼の間の徹底したプルークファーレンがここで活きることになります。午前中の“butter knife”は忘れていただき,“オレンジ”を土踏まずにイメージしてもらうことから始めます。
 この時の説明は...図のようなことです。

 先ずは中央の“Newtral”イメージ...つまりプルークファーレンから始めます。これができたら,次は右か左のイメージです。
 これだけの説明で,ほとんどの方が簡単にターンできるようになります。中には少しの方だけ,オレンジの位置をその方がイメージされているより内側だったり,外側だったりすることはありますが...。

 きょうもこの説明でバッチリ!!!
 全員がプルークボーゲンがおできになり,(^ ^)(^I^)顔になられました!!!。素ッ晴らしい !!! シーハイル !!! Schi Heil !!!

 こうやってみると,“
滑るプルークファーレン”の大切さをつくづく思います。止めるプルーク,ブレーキ要素のプルークはできるだけ早く止めることです...ネ !!!。(^ー^)

  ...ということで,今日のレッスンも無事終了!!!。


 ☆ Sunday August 16, 2009       曇り ( Coronet Peak )  

 今日の Coronet Peak ...天候は曇りでしたが,夕方になって晴れ間が出ました。
 気温が少し高くなり,雪質は「春の雪」状態です。でも,9月末に新雪が降ったり...ということもありますので,まだまだどんな状況で滑れるのか???...予測はつきません。(^ー^)

 “Black Eagle”との再会も含め,今日も最高の一日となりました。
“Something Great”に感謝です

  今日は日曜日...。いつものことながら,一週間のうちで日曜日がいちばんスキー場が空いています。丁度1週間単位のツアーの入れ替え日に当たるかららしいです。ですからスキー場には“local”...地元ィーが多くなります。(^ー^)
  今日“Early-Bird”で,例の“Black Eagle”(昨年のレッスンの模様は25/Aug/08で...)がリクエストプライベートを申し込んでいてくれたのですが,都合でランチタイムに変更。なので,“Early-Bird”レッスンはパス...を Supervisor にお願いしました。(^ー^)

:am Work Shop

 グループレッスン Adult 4
Time : 10:20-12:20 Level :4 人数 : 4→2 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”+“Drink Juice Turn”
解説及び感想.:  今日のグループレッスンは“4”担当で最初は4名のご参加でした。ところがレッスンが始まる直前お二人が,「午後からのレッスンに変更したい...」ということで,結局“Andrew”さん親子2人だけのレッスンになってしまいしました。
 こちらのスキースクールの規則で,生徒さんが3名に満たない場合...レッスン時間は1時間になってしまうのですが,それでは可哀想なので,“TOK”の自己判断で30分延長してサービスレッスンをすることにしました。

 お2人のテーマは“オレンジ・ターン”でした。
 スキー板が落ち着いていない方が居られる場合は,先ずこの“オレンジ・ターン”から始めるのがいちばんです。お2人にもこれが効き,わずか一時間半の間に,ブラックランのオフピステまで滑られるまでになりました。
 良かったよかった!!! シーハイル !!! Schi Heil !!! 

  ランチタイム...“Black Eagle”と一年ぶりの再会です。“Black Eagle”こと“Amelia”(11歳の中学生)と,お父さんの“Tim”は,なぜか“TOK”のことを気に入ってくれていて,昨年末にはクリスマスカードとプレゼントまで贈られて来ていたのでした。その“Black Eagle”との再開です!!!。
  12:30...集合場所で感動の再会!!!。互いに駆け寄って“Hug”までしちゃいました!!! イエェーーイ!!! !(^^)!(*^^)v

③:Rq Private

 Name : “Black Eagle”
Time : 12:20-13:20 Level : 5 人数 : 1 .
レッスン内容.: “Sound of Music Turn”
解説及び感想.:  “Black Eagle”との再会が嬉しく,レッスンそのものはどこかに行きそうでしたが,お金を頂いている以上,そうはいきません。今日は“Sound of Music Turn”をテーマに滑ることにしました。
 
 この一年の間に,彼女の滑りは完全に変わっていました!!!。まだ12歳で,中学生になったばかりなのに,今日の春のグサグサ雪をどんどん付いて来ます。昨年の“オレンジ・ターン”,“Bird Turn”が効いたのでしょうか?(*^^)v

 お父さんから得た情報では,この7月のスクールホリディ中に,特別プログラムのクラスに入って,スキーを学んだらしいのですが,そこで「エッジをこう使いなさい。身体はこう...」という指導ばかりを受け,少々フラストレーション気味...ということでした。
 でも,今日の“Sound of Music Turn”ではそんなことを微塵も見せない,伸びのびした良い滑りでした。 !(^^)!(*^^)v

 技術はもちろん大切だけれど,「
“スキー”を楽しむ心」を忘れたら何にもなりません。
 今日はそういう意味でも“Black Eagle”に“スキー”の面白さをまた再確認してもらった一日でもありました!!!。良かったよかった!!! 素ッ晴らしい !!!

 1:30...レッスンを終えて集合場所に戻ると,お父さんがレッスンのお礼にとチップを渡してくれました。今年初めてのチップでした!!! イエェーーイ!!!

 また,機会をみて一緒に滑ることを約束してお別れしました。
 楽しかったァーーーー!!!  !(^^)!(*^^)v

  

④:pm Work Shop

 グループレッスン Adult 4
Time : 14:00-15:00 Level : 4 人数 : 3 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”+“Drink Juice Turn”
解説及び感想.:  午後も“4”の担当で,午前キャンセルされた方々の他にもう一人の女性が参加されてました。
 午後も午前同様“オレンジ・ターン”と“Drink Juice Turn”です。同じ内容のレッスンを繰り返していますが,効き目があるだけにこれを止めるわけにはいきません。

 レッスンの展開...午前より早く,どんどんブラックランを滑れるようになりました。ですので“Walk About”⇒“Pro Am”⇒“The Hurdle”⇒“Powder Run”とほとんどのコースを滑り切ったのでした。
 
 それにしても,ホント!!!...に,“オレンジ・ターン”...効果あるワ!!! (*_*)

  ...ということで,“Black Eagle”との再会も含め,今日も最高の一日となりました。“Something Great”に感謝です。ありがとうございました!!!。


 ☆ Monday August 17, 2009       晴れ ( Coronet Peak )  

 今日の Coronet Peak ...良い天気に恵まれました!!!。
 夏至の時は,ゲレンデに陽が射しませんでしたが,今日はご覧のとおり!!!。明るい陽射しがゲレンデ一杯に満ちています。(^ ^)(^I^)
 おかげで少し雪は緩み始め,ザラメ状になって来ました。これはこれで楽しいですが...。(^ー^)

 初心者の方で,わずか一時間で“Big Easy”を一緒に滑り切ったのは始めての体験

  今日の“Early-Bird”...生徒さんは“Steve”さん。初心者の方でしたが“TOK”のレッスン新記録達成です!!!。凄ッごい!!! (*_*)

①: Private

 Name : “Steve”さん
Time : 9:20-10:20 Level : 1 人数 : 1 .
レッスン内容.: “butter knife”+“オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  今日の“Early-Bird”で,「上達度新記録レコード」が更新されました。早くうまくなれば良い...ということではありませんが,このうまくなり方には“TOK”も(*_*)です。

 “スキー”は全く初めて経験されるのですが,“サーフィン”を少しやられるそうです。これが効いたのかもしれません。バランス感覚が人並み外れて素晴らしいのです。
 おひとりだけのプライベートでしたので,いきなり“Magic Carpet①”にお連れしました。そして“TOK”が“Steve”さんをストックで前から支える形で直滑降⇒プルークファーレン...と始めたのですが,そのバランス感覚の良さがストックを経由して伝わって来ます。
 わずか,30分の間に,“オレンジ・ターン”まで進めることができ,プルークボーゲンも“Magic Carpet①”は卒業です。
 ここまで来れば,もう“Meadows Chair”リフトで上までお連れしてもOK !!!...と判断したのでした。数回転倒はしましたが,無事“Big Easy”コースを滑りきることができました!!! 素ッ晴らしい !!!

 初心者の方で,わずか一時間で“Big Easy”を一緒に滑り切ったのは始めての体験でした!!!。
 世の中には,
人並み外れた能力をお持ちの方も居られるのだナァー...とつくづく思った“TOK”でした!!!。(^ー^)

 

②:am Work Shop

 グループレッスン “Starter Pack” 初心者
Time : 10:20-12:20 Level : 1 人数 : 11 .
レッスン内容.: “butter knife”
解説及び感想.:  今日のグループレッスンは“Starter Pack” 初心者担当で,11名の生徒さんでした。

 この“Starter Pack” 初心者クラス...多くの方の“感動”に出逢えますので楽しいレッスンのひとつです。生徒さんにとっての“新しい経験”が,滑る度にその潜在的に持っておられた能力を開花してくれるのが,判るからです。つくづく「人間の能力って素晴らしい!!!」...と思わないわけにはいきません。(^ ^)(^I^)

 今日もレッスンは“Starter Pack” 初心者お決まりのプロセス...用具の説明⇒直滑降⇒プルークファーレン...と進行しました。
 もちろん,昼休みの個人練習ではプルークファーレンだけをするように!!!...というアドバイスは忘れませんでした。(^ー^)

  今日のランチタイムレッスンは無し。おかげさまで約二時間...じっくりランチが楽しめました。そして休憩ができました。(^ ^)(^I^)

③:pm Work Shop

 グループレッスン “Starter Pack” 初心者
Time : 14:00-15:00 Level : 1 人数 : 9 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  午後の“Starter Pack” 初心者には9名の方が戻ってこられました。
 午後のテーマはもちろん“オレンジ・ターン”です。いつものことながら,これがホントに良い結果を生み出してくれます。
 結論的に言えば,9名全員が“Meadows Chair①”をプルークボーゲンで降りられる様になりました。9名...という人数ですから,中には運動能力の高い人も居られますし,そうでない人も...。これらの方々全員をプルークボーゲンができるようにすることは,結構大変なことなのです。
 特に“Do Ski”的な操作は,個人の運動能力の違いが大きな差となって顕れがちです。つまり上達度に差がでやすい...ということです。ところが“オレンジ・ターン”のような“Let Ski”では,運動能力の良し悪しの影響が少ないのです。しかも,今日のようなザラメ雪でも,その影響を受けにくく,疲れも少なくて澄みます。
 まさに,初心者の方が...いや初心者に限らず,多くの方が「雪の大自然」を楽しむにはもってこいの滑り方!!!...と云うこともできます。

  Feeling Ski を提唱している立場の“TOK”としては,自己自慢,自己宣伝になるので,自分自らそのことを強調することは,あまりしたくは無いのですが,結果としてそういうことなのです。
 その為に“Something Great”によって New Zealand に遣わされた...と思っています。

  ...ということで,今日もたくさんの(^ ^)(^I^) !(^^)!(*^^)v...^^(^ー^)(^ ^)(^I^) !(^^)!(*^^)v...^^(^ー^)(^ ^)(^I^) !(^^)!(*^^)v...^^(^ー^)に出逢えました。
  みなさん...ありがとうございました!!! シーハイル !!! Schi Heil !!!



 ☆ Tuesday August 18, 2009       晴れ ( Coronet Peak )  

 今日の Coronet Peak ...ニックネームどおりの“Concreat Peak”になりました!!!
 昨夜の雨が今朝凍り,朝のうちはまるでスキー場全面がアイスバーンの塊り状態でした。(^ー^)
 この様な状況でも,より安定して滑るにはやはり“オレンジ”と“水面フラット”が大切...。このことを痛感させられました...。良い経験でした!!!。ありがとうございます !!! (^I^)

 アイスバーンでもスキーの流れを止めない
流れに沿って在るがままに流れて行くことでスピードコントロールができる

  今日の“Early-Bird”...硬いアイスバーン状態の中でのプライベートでした。

①: Private

 Name : “Jo”さん
Time : 9:20-10:20 Level : 3 人数 : 1 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  今日の“Early-Bird”は“Jo”さんと仰る40台の女性の方...。
 初めに滑りを拝見すると,硬いバーンでスキーを動かしてターンしようとするのでバランスを崩して転倒してしまいました。“Do Ski”の欠点がモロに出た滑りです。“Let Ski”が一番...ということで“オレンジ・ターン”の出番でした。
 結果的にこの“フィーリングスキー”流の滑りで,アイスバーンでも落下を拒否することが少なくなり,雪からの抵抗でターンできるようになられました。

 どのような条件でも,「
雪と仲良く」...これが大事なことを,彼女のレッスンで再確認させてもらった“TOK”でした。

 

②:am Work Shop

 グループレッスン レベル“3”
Time : 10:20-12:20 Level : 3 人数 : 7 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  今日のグループレッスンは“レベル3”担当。7名の方全てが“女性”でした。(^ー^)
 さて,まだ斜面がアイスバーンで,硬い条件の中でのレッスンでしたが“オレンジ・ターン”で皆さんの滑りが安定して来ました。何よりも顕著な動きは,「山回り後半でスキーを止めようとしなくなること」と,「スキーと身体が一体となって斜面上を移動すること」...です。
 “Do Ski”ではスキーそのものを動かそうとしますから,身体からスキーが離れたり近づいたり...という運動が起こります。これではバランスを崩すのは当たり前です。しかも条件がアイスバーンなら尚更のことです。

 アイスバーンでもスキーの流れを止めない,逆に流れに沿って在るがままに流れて行くことでスキーは雪の抵抗を受け,ターンし始めることで山側に切り上がり,スピードコントロールができる...ということなのです。

 ほとんどの方が“アイスバーン”の条件下では,「いかにしてスキーの流れを止めるか?」...ということに汲々とするのですが,答えは全く逆で,「流れに逆らわず,落ちていきなさい...」ということなのです。(^ ^)(^I^)生徒さんでした。

  今日のランチタイムレッスンも Supervisor にお願いしてパス。リクエストの場合は別ですが,Instructorが大勢の時はゆっくりランチが楽しめるよう,お願いすることにしました。(^ ^)(^I^)

③:pm Work Shop

 グループレッスン レベル“3”
Time : 14:00-15:00 Level : 3 人数 : 7 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  午後も同じく“レベル3”の担当でした。雪は完全に緩み,午前とは全く違ったザクザク雪の環境になりました。でも Feeling Ski ならOK !!!です。(^ー^)
 このクラスの方々はまだ変なクセがついていない方々が多く,“オレンジ・ターン”というような,「形を優先するのではなく,フィーリングを優先するのが“スキー”だ...」という説明にもスンナリ付いて来られます。それだけレッスンがしやすい...ということができます。

 午後のクラスもその意味で,♪♪♪Feel...Right Orange...Feel...Left Orange...♪♪♪の歌をうたうこと,オレンジを感じること...この二つが大いにその効果上げたのでした。
 初めは皆さんが怪訝な顔をされます。でもこの二つの効果がスキーコントロールの上で効果があることを確認すると,もうこれにのめり込んでくれるのです。
 ほとんどの方が“Lower M1”でも,初歩のパラレルターンができるまでになられました。良かったよかった!!! シーハイル !!! Schi Heil !!!

  ...と,今日も充実のレッスンができました。イエェーーイ!!!



 ☆ Wednesday August 19, 2009       晴れ ( Coronet Peak )  

 19日の Coronet Peak ...今日も晴れの良い天気でした。
 雪質はザラメとアイスバーンが混在する難しい状況です。オフピステは最も難しい...。(^ー^)
 さて,写真は19日夕方の Lake Wakatipu です。  Walter Peak と夕焼けが綺麗でした!!!。映画のロケに使われて当然...という気もします...。

“cause”(原因)としてのオレンジイメージを大事にすることが
“effect”(結果)として顕現するアクションやフォームを決める

  今日の“Early-Bird”...は Supervisor の“Dougie”が気を利かせてくれ“Okky”と滑りなさい...ということでパスにしてくれました。(^ー^) ホント...ダギーって他人のことを気遣う心を持ったイイやつだ!!! (^ー^)

①:am Work Shop

 グループレッスン レベル“4”
Time : 10:20-12:20 Level : 4 人数 : 4 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”+“Drink Juice Turn”の変形バージョン
解説及び感想.:  今日のグループレッスンは“レベル4”担当。
 最初は8人の申込でしたが Supervisor がレッスン効率がよくなるように...と二班に別けてくれました。“TOK”はその内の上級班4名を担当することに...。

 “レベル4”の上の班ですから“レベル5”とほとんど変わりません。ブルーランは滑ることができますから,あとはブラックランやオフピステなど,いろいろなコースが滑れるように導くだけです。

 これにも“オレンジ・ターン”が有効なので,それから始めました。Topページにも書いたように,雪質はザラメとアイスバーンが混在する難しい状況です。そしてオフピステはさらに難しい状況でしたが,このオレンジが効いて,皆さん難なく滑られるようになりました。

 フォームを気にしないこと,運動を既定しないこと...の大切さもお話しし,皆さん各自の個性的スキーイングを楽しむ様に...というアドバイスも効いたように思います。
 “cause”(原因)としてのオレンジイメージを大事にすることが,“effect”(結果)として顕現するアクションやフォームを決めるのだ...ということもしつこくお話しましたが,これも良かったようです。

  今日のランチタイムレッスンもパス。ゆっくりランチが楽しめました。(^ ^)(^I^)

:pm Work Shop

 グループレッスン レベル“4”
Time : 14:00-15:00 Level : 4 人数 : 6 .
レッスン内容.: “Sound of Music Turn”
解説及び感想.:  午後も同じく“レベル4”の担当でしたが生徒さんは6名...と午前より大人数。その中に午前 Feeling Ski を経験され,午後も受けたい...という方が2名居られましたので,テーマは“Sound of Music Turn”にしました。(^ー^)
午前のレッスンの結果を受けて,グループレッスンのリピーターがあったことは本当に嬉しいことです。(*^^)v

 本来なら“オレンジ・ターン”をやってから“Sound of Music Turn”...というのが順序なのですが,4名の方にとってはオレンジなしのいきなりの“Sound of Music Turn”となりました。すこし不安があったのですが,それは危惧に終わりました。
 最初は戸惑って居られた方々も,次第に“sound”を聞く事に慣れられ,自然なカービングターンをされるようになりました。♪♪♪Listen to the Music...Listen to the Music...♪♪♪の歌をうたうことも相乗効果がありました。(^ー^)

 歌の歌詞を短くし♪♪♪Listen Music...Listen Music...♪♪♪とすることで小回りもできるようになりました。力を入れずに小回りができたので,皆さんも大喜び!!!。
 圧巻はブラックランのオフピステ...。今日は午後になっても急斜面の雪は緩まず,アイスバーン状の粗踏みは最高級難度...。でも,ここを滑った皆さんでした。凄ッごい!!!。

 “イメージ力”...この偉大さにビックリしている“TOK”です。午前のクラスにもお話したように,多くの方は結果...“effect”としての身体の運動やフォームを身に付けようとしますが,これは間違っています。
 運動やフォームはあくまで“effect”として顕れてくるもので,大切なことはその元々の原因となる“cause”に思いを馳せることなのです。

 午後のクラスも無事...そして,“感動”していただけるレッスンができた...そう思っております。(^ー^)

  ...ということで,今週も五日間が終了。終わってみれば早い気がします。でも毎日まいにち,緊張したやりがいのあるレッスンが続いていますので,充実感は最高です!!!。 !(^^)!(*^^)v



 ☆ Thursday August 20, 2009       晴れ ( Queenstown )  

 今日の写真は Remarkables へ登る道から,Kawarau River を撮ったものです。
 ちょうど川の上だけが気温の関係で雲が湧いていて,その雲が左右の川岸に流れ出し,本当にゆっくりですが,木々の幹を洗うように地上を這って流れていました。
 朝...早起きして行った甲斐がありました!!!。(^ ^)(^I^)

“TOK”の思っている Feeling Ski を,レポートにして読んでいただきなさい...」
という絶好のチャンスを与えられた!!!

  今日は Day Off ...じっくり過ごそうと思っていたのですが,そうも行かなくなりました。
  ...というのは,二日前“TOK”のレッスンについて
クレームがあったとのことで,急遽校長に呼ばれ,ことの真相を聞かれたのです。校長が言うには,「“TOK”が指導経験が深いのは知っている。オレンジを使ったり歌をうたったり,なかなか個性的なレッスンをしてくれているが,生徒の中には他の教師のように“フォーム”や“身体の使い方”を中心に教えてもらいたい...と思っている人も居る。特にプライベートレッスンでは,そういう希望の生徒さんも居るから,その要望に応える様に...」という内容でした。

  世の中にはいろいろな人が居ますから,校長の言うことも分からないではありません。しかし,真に生徒さんのことを思ったら,結果としての“フォーム”や“アクション”を直接教えるのではなく,昨日の日記の様に“effect”を考え,結果としての“フォーム”が現われ出る様な“cause”を教えるべきだと“TOK”は思います。しかもレッスンスタイルは各教師の個性に任せるべきだと思っています。画一的な教え方ではなく,いろいろな教師,いろいろな指導法があってこそお客様に喜んでいただけると...。

  そこで,校長の意見に逆らうわけではありませんが,“TOK”の思う所を「レポート」にして提出し,その真意を理解してもらうことにしました。その為,今日は一日flatに居て,レポート書きに専念したのでした。(^ー^)

  こちらのスキースクール教師だけでなく,校長の立場にある人でも,まだまだ“Do Ski”的な考え方をしている人が多いのが事実です。ほとんど99.999%がそうだと思います。オレンジを使ったり,歌をうたったり...“Let Ski”のその狙いについて,あるいは効果について,想いを馳せることができる人はほとんど居ません。
  これはキット“Something Great”からのプレゼントで,「“TOK”の思っている Feeling Ski を,レポートにして読んでいただきなさい...」という絶好のチャンスを与えられた...そう思うことにしました。(^ー^) クレームが出たのは丁度良い機会です。
  ところが,その内容を英語で書くのは...チト大変。でも,今日は原案ができましたので,明日それを清書して,明後日校長に提出しようと思います。(^ ^)(^I^)
  でも,昼過ぎ Supervisor から電話があり,「明日“TOK”の Day Off だけれど,朝2時間のリクエストプライベートが入った。対応できるか?」とのこと...。“TOK”のレッスンが気に入って,わざわざ指名してくれる人も居るのだから...と,レッスンをOK !!!したのでした。昼までにはレッスンが終わるので,帰って来てから最善を尽くしてレポートを仕上げます!!!。イエェーーイ!!!  !(^^)!(*^^)v


 ☆ Friday August 21, 2009       晴れ ( Queenstown )  

 今日の写真は Coronet Peak から flat への帰り道でのワンショットです。
 Coronet Peak と Remarkables の中間に位置する盆地を“クィーンズタウン盆地”と云うのですが,その盆地には,ご覧のような小さい池が無数にあります。そこに映る,雪を頂いた山並み,青空が素晴らしく綺麗なのです!!!。(^ ^)(^I^)

スキーレッスンの目的は技術高上だけではない。
雪の世界をどう楽しみ,生きている歓びをどう感じるか?...ということの方がより大事

  今日は Day Off ...校長への提言を含めた Feeling Ski のレポート作成に時間を費やしようと思っていたのですが,“Lindsay”さんと仰る方の,2時間リクエストレッスンが入ったので,急遽レッスンをさせていただきました。
  スキー場に着き,お話しを伺うと“Lindsay”さん...一昨年,私のレッスンを受けられたのだそうです。そして“オレンジ・ターン”と“Sound of Music Turn”が忘れられなくて,昨日スキースクールの受付に申込をされた...ということでした。ありがたいことですネ !!!。 !(^^)!(*^^)v こういう方のためなら Day Off 返上で山に上って行きます!!! ハッハハハ...(^ー^)

①: Private

 Name : “Lindsay”さん
Time : 9:20-11:20 Level : 2b 人数 : 1 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”+“Sound of Music Turn”+“Drink Juice Turn”
解説及び感想.:  昨年は滑る機会が無かったらしく,二年ぶりのスキー...ということでした。
 滑りを拝見すると,“Big Easy”コースをプルークボーゲンで何とか滑られる位でした。
 失礼ですが,お歳もそれほどお若くはありませんので,「雪とのコミュニケーションを楽しむ」...ということに主眼を置いたレッスンをすることにしました。

 何度もこの日記でお話ししていますが,スキーレッスンの目的は技術高上だけではありません。むしろ,雪の世界をどう楽しみ,生きている歓びをどう感じるか?...ということの方が大事だと思います。つまり“量”より“質”...的な考えで“スキー”をすることなのです。
 そのような視点に立てば,レッスンの展開が観えてきます。これこそが Feeling Ski が最も得意とする領域でもあります。(^ ^)(^I^)

 
“Lindsay”さんとリフトの上でお話ししていても,このような話に興味を持たれ,共感してくれます。雪の世界をどう楽しみ,生きている喜びをどう感じるか?...』という風に考えられる方は,ワンターン,ワンターンがその歓びを“感じ入れる”ための“瞬間”そのものになります。“感じる瞬間”が在るがままに楽しめるのです。ですから“集中”できるのです。

 さて,レッスンは“オレンジ・ターン”の復習から始め,“Sound of Music Turn”へと進めました。そのどちらもすでに一昨年お話してあるとのことで,細かい説明は必要ありませんでした。
 ただ,滑りを拝見していると,どうも雪面からの情報が的確に身体に伝わっていない様なのです。ブーツを拝見すると,リヤエントリーのブーツで少々大きめ...。早速彼をレンタルショップにお連れし,フロントバックルに換えてもらいました。そして,パワーベルトも含め,しっかり締めていただきました。
 「これは違いますネ !!!。フィーリングが全く違う!!!」...ということで,それ以降のスキーイングはどんどん変わって行きました。

 ただ,彼の場合,左ターンを焦りすぎ,身体が内側に入り過ぎて軸が寝てしまいます。なので“Drink Juice Turn”で,右側からのオレンジジュースをしっかり飲むイメージを持ってもらいました。これで次第に内倒グセも消えて行きました。

 そしてレッスンの最後には,“Lower M1”をシュテムターンで滑り降りられたのでした。良かったよかった!!!

 また来年の再会を約してお別れしたのでした。シーハイル !!! Schi Heil !!!

  ...ということで, Day Off の特別レッスンが終了しました。
  flatに戻ったのが,午後1時頃。それからランチを食べて昼寝して...とリラックスしていたら,いつの間にか午後5時...。それからレポート作成の続きに取り掛かったのですが...。とても今日中に完成!!!...というわけには行きませんでした。ハッハハハ...(^ー^) 気長に,気長にやりましょう!!!。


  さて,明日からは新しいレッスンの週が始まります。
  日本から“kaorin”も Queenstown に着きます。何がどう展開するのでしょうか?楽しみです。(*^^)v
  皆さんも素敵な週末を!!! 


 ☆ Saturday August 22, 2009       晴れ ( Coronet Peak )  

 今日の写真は Coronet Peak から Queenstown 方面のものです。
 朝,8:20頃ですが,夏至に近い頃に比べ,すっかり明るくなりました。あの頃のような朝焼けの美しさは見れませんが,ご覧のような“スカイブルー”がきれいでした。私の好きな色で,雪に穴を開けた時も,その中がグレーではなくこの様な色なので感激します。

嬉しいのは“考えるスキー”ではなく,“感じるスキー”を味わい楽しんでいただけたこと

  今日からまた新しい“TOK”のレッスン週間が始まります。
  いつもこの開始の土曜日は,「今週も素晴らしいレッスンができ,生徒さんに感動と感激を味わっていただくことができますように!!!」...と心の中に祈ります。
  さて,今週はどの様な展開になるのでしょうか? 楽しみたのしみ...(*^^)v

①: Private

 Name : Cliveさん
Time : 9:20-10:20 Level : 1 人数 : 1 .
レッスン内容.: “Sound of Music Turn”
解説及び感想.:  今日の“Early-Bird”は,“Clive”さんと仰る方で,40歳くらいの男性の初心者の方でした。

 初心者レッスンで,お一人の場合は前にも話しましたが,いきなり“Magic Carpet①”の上までお連れし,私が生徒さんの前からリードして,直滑降⇒プルークファーレン⇒プルークボーゲン...と導く方法をとることにしています。これが効果があるのです。
 “Clive”さんも例外でなく,たった30分でプルークファーレンが可能になり,45分経過した時点でプルークボーゲンができるまでになられました。
 その後場所を“Magic Carpet②”に移して2回ほど滑りました。ここまで来ればもうご自分でいろいろ体験を増やしていくことが可能です。そのポイントは,オレンジを足裏のいろいろな場所に少しづつ変えてイメージすることです。“Clive”さんにもこのことをお話しし,「これ以降は,ご自分で素晴らしい雪の世界とのコミュニケーションを楽しんでくださいネ !!!」とお話しして,レッスンを終えたのでした。

 “Clive”さん...新しい体験が楽しめてよかったですネ !!!。シーハイル !!! Schi Heil !!! (^ ^)

 

②:am Work Shop

 グループレッスン Adult 2b
Time : 10:20-12:20 Level :2b 人数 : 5 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  今日のグループレッスンは“2b”担当で5名の方がが生徒さんでした。
 スキーを始めて二日目...という方が一番多いクラスで,何とかスキーに慣れ,これから“Ski World”に大きく羽ばたこう...という方々のクラスです。(^ ^)
 なので,「“スキー”って面白いネ !!!」...ということを実感させてあげることが大事です。
 一日目...「なんとかプルークボーゲンの初歩までできるようになったのだが,どうも思う様に回ってくれない...」という鬱積された気持ちがスキーヤーの中にあります。これをどうやって解きほぐし,「“スキー”って雪と遊ぶことなんだ!!!。簡単なんだ!!!」...という気持ちまで持っていくか?...が大切なのです。
 またまた手前味噌で恐縮ですが,“オレンジ・ターン”が効くのです。
 スキー板を押したり引いたりしなくても,身体をああこう動かそうとしなくても,オレンジを土踏まずにイメージし,そのつぶれ具合を感じながら,♪♪♪Feel...Right Orange...Feel...Left Orange...♪♪♪と歌って来れば,ひとりでにスムーズなターンができてしまうのですから!!!
 
 このクラスの方々も,これにはビックリ(*_*)のご様子で,直ぐに(^ ^)(^I^)顔になられました。これを“Orange Magic”と言っているのですが,本当にマジックのようです。

 結局,“Magic Carpet②”を卒業し,“Meadows Chair”で“Big Easy”のグリーンランを二度も滑ってしまいました。やったネ !!!。イエェーーイ!!!

  今日もお昼は「ゆったりモード」...で,1時間半頂きました。(^ー^)

③:pm Work Shop

 グループレッスン Adult 2b
Time : 14:00-15:00 Level : 2b 人数 : 3 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  午後も“2b”担当でした。実はレッスンの開始時には4名だったのですが,その内のお一人のスキー板が短く,安定性もよくありません。レッスンを続けていても上達には結びつきにくいと判断した“TOK”は,レッスン券をお返しし,「スキー板を換えて,次回またレッスンを受けてください」...とお話ししたのでした。(^ー^)
 
 さて,午後の3人(女性だけ)も午前の皆さんに負けず劣らずのスキーイングを見せてくれました。斜面の条件としては,あきらかに悪くなっていたのですが,それをものともせず,“オレンジ・ターン”で楽しんでいただきました。(^ ^)(^I^)

 ザクザクのザラメ状の雪が不規則に斜面に貯まった状態で,本当に滑りづらい場所なのですが,オレンジをイメージすると,それに関係なく滑り降りることができてしまうのです。生徒さん達はこれが当然!!!...と思っておられるらしく,平然としていますが,レッスンしている“TOK”が感心するほどです。

 このクラスの方々も“Magic Carpet①”⇒“Magic Carpet②”⇒“Meadows Chair”...と午前と同じコースを進み,“Big Easy”を二度滑りました。
 おかげさまで,三人の方に,「歌をうたいながら滑るのって楽しいわネ !!!」...と本当に喜んで頂けました。
 良かったよかった!!! イエェーーイ!!!

  ...ということで,レッスン週の初めの一日...たくさんのオレンジにお世話になりましたが,「納得いくレッスン」ができました。何よりも,嬉しいのは“考えるスキー”ではなく,“感じるスキー”を味わい楽しんでいただけたこと...です。

 


 ☆ Sunday August 23  2009       晴れ ( Coronet Peak )  

 今日の写真は flat から西の空を望んだものです。
 それほどクリアな夕焼けではありませんでした。でも,夕焼けをバックにした「立ち木」の色の対比が面白くシャッターを押していました。どことなく「牧歌的」な雰囲気があって,New Zealand に居る事を実感させてくれます。(^ー^)
 さて,今日FSSの“kaorin”が Queenstown に到着しました。これから一週間滞在します。彼女にとって,そして“TOK”にとって...どんな体験が待っているでしょうか? 楽しみたのしみ!!! 

“基本イメージ”が理解でき,それを実践する意欲があれば
自分で自分の能力を開花していくことができる

  今日は日曜日...いつもなら少し空いているのですが,結構混んでいて,“TOK”も5時間レッスンでした。聞く所によるとAustraliaからの航空便...格安の“Jetstar”のおかげで,自国でスキーするより New Zealand に来た方が安く上がる...ということらしいです。おかげさまで Coronet Peak ...Australia人の来訪率が昨年の140%だそうです。凄ッごいですネ !!!。40%アップですヨ !!!
  そして,その効果のおかげでレッスン機会も昨年より増え,今日も5時間なのでした。

①: Private

 Name : Troyさん
Time : 9:20-10:20 Level : 4 人数 : 1 .
レッスン内容.: “Sound of Music Turn”+“Drink Juice Turn”
解説及び感想.:  今日の“Early-Bird”は,“Troy”さんと仰る方で,45歳くらいの男性の方でした。朝の内は結構なアイスバーンだったので,先ず“Meadows Chair”で上に上がり滑りを拝見しました。すると...非常に素直なスキーイングをされ,実力的には“レベル5”位...とお見受けしました。
 ご本人は気付かれていないかもしれませんが,“Do Ski”よりは“Let Ski”的な滑りをされます。「これまであまりオフピステなどに入る機会が無かったので,その為にも技術を磨きたい...」というご意向でした。なので Feeling Ski の基本である“オレンジ・ターン”から解説させていただきました。
 
 ①雪の力,“Gravity action”でターンしていることをしっかり把握する。
 ②山回りでは,圧を吸収“Absorption”するイメージを持ち,雪と喧嘩しないようにする
 ...この二点が理解でき,多くのシチュエーションで経験することを前向きに選択すれば,自分の力でどんどん技術を身に付けて行くことができます。
 “基本イメージ”が理解でき,それを実践する意欲があれば,他人に見てもらう必要は無く,
自分で自分の能力を開花していくことができる...ということなのです。ハッキリ言って,これこそが“フィーリングスキー”の大きな特徴なのかもしれません。

 そうすることで,他人のためにではなく,自分のために“スキー”を楽しむ...という姿勢が顕れてくるのです。

 “Troy”さんにはそのことを理解していただけたと思います。わずか一時間の間でしたが,“Big Easy”⇒“Lower M1”⇒“Pro Am”⇒“The Hurdle”⇒“Lunch Rocks”⇒“Airplane”...と滑り回りました。
 上記①と②がどのように各斜面で活きるか?...じっくり体験していただけたと信じています。
 ありがとうございました!!!。(^ ^)(^I^) 

 

②:am Work Shop

 グループレッスン Adult 4
Time : 10:20-12:20 Level :4 人数 : 4 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”+“Drink Juice Turn”
解説及び感想.:  今日のグループレッスンは“レベル4”で4名の方が生徒さんでした。最初は8人でしたが, Supervisor “Dougie”の,「他の教師にもレッスン機会を与えよう」...という配慮で,二班に別けたのでした。“Dougie”は心根が優しい...。

 さて,レッスンは“Early-Bird”と同じような展開になりました。同じレベル4クラスなので,生徒の皆さんに経験していただくことも似通ってくるのです。でもできるだけ同じことの繰り返しにならないよう,少しでも“新しいナニか”...これを付け加えるように尽くしています。(^ー^)
 午前のこのクラスは,“cause and effect”でした。
  結果としての「形」や「運動」を求めるのを止め,その原因となるイメージや意識に集中する...ということです。このことで,集中力が増すだけでなく,その人個人の身体の特徴を生かした滑りが体験できるようになるのです。
 特に,“レベル4”位のクラスからは,このことの重要性が一層増してきます。そしてこれ以降のスキーライフに大きな影響を与えることになるのです。

 そういう意味で,今日の午前のグループレッスンでは...「スキーヤー個人として“Snow World”が充分楽しむことができるスキー」...これをお伝えすることができました。
 良かったよかった!!! (^ー^) 

  今日もお昼は「ゆったりモード」...で,1時間半頂きました。(^ー^)

③:pm Work Shop

 グループレッスン Adult 4
Time : 14:00-15:00 Level : 4 人数 : 4 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”+“Drink Juice Turn”+“Water level”
解説及び感想.:  午後も“レベル4”担当でした。7人が生徒さんでしたが,午後もこれを二班に...。“TOK”はその内の4人を担当させていただきました。

 朝の“Early-Bird”から,午後のグループレッスンまで,今日は一日“レベル4”。なので,“TOK”にとっては,このクラスの人たちへの対応の仕方を学ぶ良い機会になりました。(^ー^)
 いつでも,どこでも“学ぶべき材料”は転がっているものですネ !!!。(^ー^)

 さて,午後のこのクラス,基本的展開は“Early-Bird”,それに午前のレッスンと同様ですが,“新しいナニか”は“水面フラットイメージ”...“Water level”でした。
 整地斜面ならブルーラン...どこでも滑れます。ただブラックランになったり,斜面が荒れたりしてくると,とたんに身体が硬直したり,“Do Ski”が顔を出したりし始めるのです。
 これの特効薬は,“Water level”を意識してもらうことです。エッジが立ち過ぎないこと...というよりエッジを立てようとせずに,素直に斜面移動をして行くことが大切です。“スキー”の禅問答...「止めようとすればズレ落ちる。ズレ落ちようとすれば止まる」...これが活きてくるのです。(^ー^)
 オフピステは午後になっても緩まず,固いままでした。その為非常にハードな体験となりましたが,4人のうち3人は果敢にブラックランのオフピステを走破したのでした。素ッ晴らしい !!! (^ ^)(^I^) 

  ...ということで,今日のレッスンも終了。

  FSSの教師仲間...“kaorin”が Queenstown に着いたので,一緒に夕食をしました。この7/19にお世話になった“moto”さんの所での食事です。 Supervisor “Dougie”と“Sebastian”...それに“Tommy”も加えて6名の夕食会でした。いろいろな話題に花が咲き,楽しいひと時でした。(^ ^)(^I^)


 ☆ Monday August 24  2009       晴れ ( Queenstown )  

 今日の写真は flat の自室から“東”の方向を望んだものです。
 窓越しに撮ったので,窓についているゴミもありますが...。ハッハハハ...(^ー^)
 八月も下旬になり,山肌の色が茶色から,ご覧のように少しづつ“緑”が増えてきました。空の色,雲の感じ,周りの空気の匂い...それらが全て「春」が近いことを知らせてくれます。

“スキー教師”としての真摯な心...これから発した“真意”が少しでも伝わってくれることを

  今日は月曜日...いつもなら山に上ってレッスン...なのですが,今日は Supervisor にお願いして一日臨時休暇をいただきました。
  ...というのは,20日の「教師日記」に書いたように,校長に提出する予定のレポートがまだ未完成で,これを仕上げたかったからです。
   Supervisor に月曜日のスクールの混雑度を聞くと,「“TOK”... Day Off とっていいよ。暇だから...」ということでの休暇でした。

  さて,このレポート...思ったよりも大変でした。書いているうちに次々に伝えたいことが出てきて,それを書いては消し,書いては消し...という作業の繰り返しになってしまったのでした。(-_-;)
  結局,「Coronet Peak のスキースクール教師としての立場」...これと関連のある事がらだけに絞るのが一番...ということに落ち着き,A4サイズ3枚のレポートになりました。

  この原案レポートを先ず Supervisor “Dougie”に見てもらい,添削してもらって,修正すべき箇所を訂正してから校長に提出する予定です。

  皆さんにその骨子を紹介すると...
1.“オレンジ・ターン”とは? “TOK”がオレンジをイメージしてもらう理由
  ①:オレンジレッスンの進行過程とそのポイント
  ②:レッスンの各ポイントから顕れる効果
2.“スキー”は重力を利用するスポーツ
  ①:スキーの設計意図を生かすには?
  ②:シニアや女性のために...
3.“cause and result”という視点から...
  ①:形や運動,身体の使い方を教えることは“result”を教えること
  ②:“cause”となりうるのは“イメージ”
4.生徒にとって真に必要なこととは...
  ①:雪の大自然をたのしむこととスキー技術の関係
  ②:“考えるスキー”ではなく,“感じるスキー”を!!!
  ③: Coronet Peak の“energy”を生かすには...
                          
     というのがその内容です。

.  さて,このような内容が,しっかり校長に伝わるように書けたでしょうか? 英語翻訳のプロではありませんので,中学生でも間違わないミスを犯しているかもしれませんが,私の“スキー教師”としての真摯な心...これから発した
“真意”が少しでも伝わってくれることを祈っています。(^ ^)(^I^)

  さて,明日はレッスンに復帰です!!! イエェーーイ!!! やっぱり雪の上がイイ!!! ハッハハハ...(^ー^)


 ☆ Tuesday August 25  2009       曇り ( Arrow Town )  

 今日の写真は“Arrow Town”でのものです。
 25日は Coronet Peak が雨模様で,“TOK”のレッスンも無し...。...ということで,“kaorin”,“Okky”,そして“Tommy”と“TOK”の4人は“Arrow Town”に出掛けました。
 今シーズン初めての雨でのスキー無し...という状況でしたが,違う体験ができました!!!。 !(^^)!(*^^)v

“スキー”をすること自体が,「大自然の恵み,そして生まれてきたことへ“感謝”の念」...
これを沸き起こしてくれる

  今日は火曜日...いつもならレッスンで忙しい...筈なのですが...。半端でない降雨。さすがに生徒さんの数も少なく, Supervisor が,「レッスン無しで山を降りたい人は???」...と尋ねる始末。
  “kaorin”がスキーを楽しめないのは可哀想でしたが,これも“Something Great”が何か意図があって創ってくれたシチュエーション...。そう考えることにして,“TOK”はレッスン無しを希望し,皆さんと一緒に“Arrow Town”に行くことにしました。(^ー^)

  “Arrow Town”の街を少しぶらぶらした後,皆さんとレストランでランチを楽しみました。
  そこでいろいろな話に花が咲きました。「“TOK”が校長に提出するレポート」について,「来シーズンのFSSの活動」について...etc.等です。今日ご一緒した“kaorin”,“Okky”,“Tommy”全員が“フィーリングスキー”に関係のある方ばかりです。なので,“フィーリングスキー”が将来的にどのような展開を見せる可能性があるか?...という様なことを含めて,有意義な意見交換会でした。

  今年,コチラ... New Zealand に来て強く感じていること...それは,「“フィーリングスキー”は単に“スキー”に留まらず,精神的な“healing”(癒し)に大きく関与できる!!!」...ということです。
  このことについては,前にも少し書いたことがありますが,今年はさらに強く感じます。“スキー”をすること自体が,「大自然の恵み,そして生まれてきたことへ“感謝”の念」...これを沸き起こしてくれるのです。

  “フィーリングスキー”的なアプローチは,“スキー”を単に「“精神的”な側面を持ったスポーツ」ということだけでなく,それ以上の「不思議な“ナニか”を持っているスポーツ」として,私の目の前に顕れて来ているのです。...そんな風に思います。
  来シーズンからの日本でのFSSが,この様な観点も含めてスキー指導に関われたら素晴らしい!!!。そんなことを皆さんと話していて思った“TOK”でした。(^ ^)(^I^)

  シーハイル !!! Schi Heil !!! 


 ☆ Wednesday August 26  2009       晴れ+強風 ( Arrow Town )  

 今日の写真は“Moke lake”です。 Queenstown から車で約20分の所にあります。
 普段は風が少なく,湖面が鏡の様に静かで,そこに映る山の景色が綺麗なのですが...今日は風が強く,湖そのものはそれほどでもありませんでした...。(-_-;)
 でも,ご覧のように「白い山」と「湖」と「牧歌的風景」が溶け合って「一服の絵」のようでした。

Turning of “Orange image” …… Why I use the orange ?

  今日は週間レッスンの最終日...水曜日でした。いつもなら五日間のレッスンを終え,充実感に包まれているところですが...。
  今週はいろいろありました。結局,土曜,日曜の二日間だけでした。
  月曜は私用...レポート書きのため Day Off をもらい,火曜は「雨」でレッスン無し,水曜の今日は強風でレッスンが無し...という状況でした。(-_-;) 来週は“気”を入れてしっかりレッスンを楽しみたいと思います。 !(^^)!(*^^)v

  さて,今日例の「校長へのレポート」を提出しました。
  ザット目を通した校長いわく,「“TOK”...君がレポートにも書いてあるように,いろいろな人間が居るから,その人間の要望を勘案したレッスンをして欲しいだけだ。“TOK”独特のレッスンを止めろということではない。技術部長の“Tobby”にも見てもらって,彼の意見も聞いてみよう...」ということでした。
  どことなく,歯に物が挟まったような感じのコメントでした。教師としての立場で,真に生徒さんに役に立つと信じる方法のレッスンを展開することは進んですべきこと...だと“TOK”は思います。生徒さんが「“形”を重視したレッスンをして欲しい...」という希望が有ったにしても,本当にそのことが彼の,あるいは彼女のこれからのスキーライフに役立たない...むしろ弊害になる...という考えがあるなら,そのことを語ってあげるべきです。
  今回のクレームは,わずか一時間の間のプライベートレッスンでの「レッスンスタイル」についてのものだと,“TOK”は思っているのですが,この短い時間では,生徒さんが直接教師にその要望を伝えない限り,レッスンスタイルを変えることは無理なことです。
  技術部長“Tobby”の意見を楽しみにしたいと思います。(^ー^)

  さて,このレポート...どのようなものなのか?...皆さんも興味があると思いますので,今日から三日間にわたって,この日記に掲載したいと思います。“TOK”の知識足らずな英語力で書いたものですので,文法的な誤りや,イディオムの使い方に間違いがあるとは思いますが,ご了承ください。(-_-;)

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Tok's lesson policy
 

 
I have worked for 40 years as a ski instructor in Japan. As a result, I have developed my own lesson style.
 I would like to explain the substance of the lesson. 
  I am very happy when my lessons go well, when it resulting satisfaction for the students, and when it makes profit for NZski.


1.
 Turning of “Orange image” …… Why I use an orange ?

 The order of the lesson is as follows.
1-1. First, I ask the student to imagine an orange under the arch of their foot.
1-2. Next, I ask them to feel the softness of orange during the turn.
1-3. I ask the students just follow gravity and slide on the slope. Just like water flowing down the slope. At this time, the song of ♪♪♪Feel...Right Orange...Feel...Left Orange...♪♪♪ is sung. 

 As a result, following effects appear. 
a. The place of the orange under the arch of the foot becomes the center of the torque, and the turn starts.
b. Body relaxes comes out by feeling the orange. 
“Push” or “Twist” motion however causes tension in the body, and makes the students tired. That action of “Push” or “Twist” therefore raises a problem. Those movements should come out as the 'result'. I believe that teaching that kind of movements is not good for the students.
c. Singing the song will make the best use of methods of breathing, and will relax their body. 
d. Singing the song encourages the rhythm, and leads to more fluid movements of body. 


 Above are the reasons why I ask the students “imagine an orange” and “sing a song”.
 I have a lot of images such as “The Sound of Music Turn” and “Driving Turn” other than “Orange Turn”. They all aim at the same effect. ”Orange Turn” leads skidding turn, “The Sound of Music Turn” leads carving turn, and “Driving Turn” leads drifting turn.


 
                                      ...continued...

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  皆さんも,勉強のつもりでぜひご一読をして欲しいと思います。つたない英語ですが,“TOK”の熱意というか,想いはご理解いただけると思います。
  シーハイル !!! Schi Heil !!!



 ☆ Thursday August 27  2009       雨時々晴れ (Lake Tekapo )  

 今日は“TOK”の Day Off で,“Okky”と“kaorin”と共に Mt.Cook 方面にドライブして来ました。
 写真は“Lake Tekapo”にある小さな教会の中から,湖と Mt.Cook 方面を撮ったものです。
 この教会...湖の直ぐ近くにあって,小さいのですが観光スポットになっています。「雪を頂いた山」,「スカイブルー色の湖」,そして「石造りの小さな教会」...と三拍子揃っていますから...。

“フィーリングスキー”を英文で論文形式で書くのは,初めてのこと...

  今日はトップページにも書きましたが,“Lake Tekapo”まで行って来ました。天候はまずまずで,“Okky”も“kaorin”も喜んでくれたと思います。(^ー^)

  さて,きょうの日記は昨日の続きです。

  昨日は...
1.“オレンジ・ターン”とは? “TOK”がオレンジをイメージしてもらう理由
  ①:オレンジレッスンの進行過程とそのポイント
  ②:レッスンの各ポイントから顕れる効果

...についてのレポートでした。

  今日はその続きで...
2.“スキー”は重力を利用するスポーツ

  ①:スキーの設計意図を生かすには?
  ②:シニアや女性のために...
3.“cause and result”という視点から...
  ①:形や運動,身体の使い方を教えることは“result”を教えること
  ②:“cause”となりうるのは“イメージ”

 についての部分です。
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Tok's lesson policy
 

2. Ski is a sport that uses “Gravity”. 
 There are two features in skiing. One is the “Tip length” is longer than “Tail length”. The other is “Side Cut”. 
 It is very important to follow gravity and to use the different ski length of tip and tail. It is not good to swing around. Ski receives the snow resistance by a sliding on the slope. When the tip and tail of skis works effectively, skidding turn begin. This is important. 
  It is possible to turn by moving the skis directly by the body action. But it is a secondary.

  It is also necessary to teach skills that are effective to seniors and females (With less physical strength), if we have the purpose to give many people to feeling of “Happiness of skiing” and the “Wonder of the nature of the snow”. 
  So, they need to get skills that harness the gravity, mainly. For that purpose, the “Orange image” is the best way. 


3
”Cause and Result” 
  There is the case in everything, there is a result because there is a cause. Then, what is the cause and what is the result in the ski lesson? Let's think about it. 

  It is usual for many ski instructors to teach students the form, and the body movement. However, the form and the body movements should be the “final result” that comes from the “cause”. It may be easily understood that “The form and the body movement” is a “result”, if you think carefully. That means, firstly a lot of ski instructors are teaching “result”, not the “cause”. The order is reverse. 

  In addition, we need to think of the fact that the characteristics of the student’s body are not always the same. This is very important. Our “DNA” and “Sports history” are different. So, it is not good ignore them. We are individual persons basically. We should make up the teaching curriculum, after well thinking of the fact that there is difference between students. If you don't think of that, you shall make up the copied skier. It is not our job to make a copied skier. We should let them know that "you are an individual skier". 

  So, what is a method that brings about the “cause”? It is the “imagine lesson”, as I call it. 
  For instance, the “Orange image” will draw the following concrete images when you try to feel the softness of the orange. “The orange has been squashed by the snow pressure, and I can feel the response through the shape of orange”. And, they are able to feel the “squashing condition” through the foot. At this time, they have the body in the condition of not tension but of relaxation. 
  The best movement and the form comes out as the “Result”, which is suitable for an each situation. At this time, only “What should appear”(The best form and body movement) comes from the following situation ...“Feature of the body”, “Characteristic of the ski gear”, and “Snow and Slope condition”. That means the most rational action comes out naturally from the “Cause”.
 
                                      ...continued...
          ******************************          

  考えて見ると,この様に“フィーリングスキー”を英文で論文形式で書くのは,初めてのことかもしれません。二年前に Coronet Peak に来てからズーッと心の中にはあったアイデアですが,今回ようやく陽の目を見ることになりました。
  仲の良い何人かのスキー教師にこのことを話したら,「“TOK”がどういう意味でレッスンで歌をうたっているのかに興味があるから,ぜひ欲しい!!!」...と言われました。さてさて,このレポートの行方は?...技術部長“Tobby”からのコメントは,“TOK”の Day Off なのでまだもらってませんが...どうなりますやら?!?! 楽しみたのしみ!!!。

  シーハイル !!! Schi Heil !!!


 ☆ Friday August 28  2009       雨 ( Queenstown )  

 “TOK”の 滞在先...空港近くの Lake Hayes Estate にある“Tommy”の家でのヒトコマです。
 明日が“Okky”にとっても“kaorin”にとっても Queenstown は最終日。彼らが日本に帰るその前に,“Tommy”が2人のために“Curry rice dinner”を開いてくれました。
 FSSの2人にとって,短い滞在期間でしたが,いろいろなことを経験していただけた...そう思います。この経験が生きるも埋もれるも...二人の今後の“意識”次第...。どう出てくるか?...楽しみです!!! (*^^)v

その時はマイナス要因かもしれませんが,将来的には必ず花が咲き,実が成る...
ということを信じて,その経験を“歓ぶ”...という姿勢が大切

  今日は“TOK”の Day Off ...。なので当初は“Okky”,“kaorin”,“Tommy”達と“Cardrona”スキー場へ行くつもりでした。ところが天候が悪く,結局行けませんでした。なので,一日flatでノンビリ過ごさせてもらいました。(^ ^)(^I^)

  さて,きょうの日記も昨日の続きで,校長提出レポート」の第三回目...最終回です。
 
 その骨子は...
4.生徒さんにとって真に必要なこととは...
  ①:雪の大自然をたのしむこととスキー技術の関係
  ②:“考えるスキー”ではなく,“感じるスキー”を!!!
  ③: Coronet Peak の“energy”を生かすには...   
 です。
 
         ******************************          

Tok's lesson policy
 

4. “Really necessary thing” for student

  
I understand that my lesson style is a method not asking neither “Form” nor “Body Movement”. I agree that my method is a little different from “NZSIA” methods. I also understand there was a complaint about my lesson. However, I believe that 95% of the students who experienced Tok's lesson were satisfied. 

  It is really necessary for the students to discover “How to enjoy and taste nature?”. Though the technical improvement is also important. The “Movement of the body” and “Form” are also come out differently, depending on snow conditions, slope situation, characteristic of gear, feature of body, and physical condition. It is natural. So, students cannot match to those changes in the situation even if they were taught the “Form” and “Body movement”. 
  The only method of solving is to teach “Image” and “feeling”. In a word, it is important to teach them the “feeling ski”, not the “thinking ski”. This is a conclusion derived from the teaching experience of “TOK” for 40 years. 

  “Rich natural situation” overflows fortunately in Coronet Peak. So, one or two of the ski instructor may be allowed to give the students “The Feeling Ski”.
If many ski instructors have an individual and rational teaching method, and if students can select a favorite instructor, and are satisfied, what a more splendid ski resort Coronet Peak would be!!! 


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  40年間のスキー教師生活を振返ってみていろいろなことを思い出します。
  初めの頃は“TOK”もバリバリの“Do Ski” Instructorでした。そして多くの経験を積ませていただき,多くの方に導かれて,今の“Let Ski”...“フィーリングスキー”に達しました。その間の“経験”の積み重ね...このことを一番強く思います。多くを経験すればするほど,その経験に“感謝”する気持ちを持つことが大事なように思います。何かを経験できても,その経験をマイナスイメージ,悔悟...と取ってしまうと充分に生きません。自分にとってその時はマイナス要因かもしれませんが,将来的には必ず花が咲き,実が成る...ということを信じて,その
経験を“歓ぶ”...という姿勢が大切なように思います。
  今回のこの「レポート」も,元々は生徒さんからの「クレーム」でした。でも,おかげさまでつたない文ですが英語で書けました。そしてどこと無く周りの人にある種の影響を与えそうな気がしています。(^ー^)  
 
  “TOK”の New Zealand 滞在もあと約一ヶ月に迫りました。悔いの無いよう,最善を尽くして毎日を過ごしたいと思います。 !(^^)!(*^^)v(^ ^)(^I^)


 ☆ Saturday August 29  2009       晴れ ( Coronet Peak )  

 Coronet Peak 朝8:25頃, Queenstown 方面を撮った写真です。
 最初来た頃は,朝8時といってもまだ「薄暗く」,モルゲンロートが美しかったのを思い出します。時が二ヶ月経って,もう直ぐ九月...。太陽の位置が本当に高くなりました。
 盆地の牧場の草も,緑が増えました。羊の「毛刈り」も終わったところがほとんど...。
 季節は確実に移って行っています。(^ー^)

今日のレッスンでも“フィーリングスキー”の効き目が実証

  今日から,新しい「レッスン週間」の五日間が始まりました。
  今週はどんな週になるのでしょうか? 楽しみたのしみ!!! (^ー^)

①: Private

 Name : “Willie”
Time : 9:20-10:20 Level : 2b 人数 : 1 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  今日の“Early-Bird”は“Willie”さんと仰る中国系の女性の方でした。
 滑りを拝見すると,“Do Ski”的な仕草が至る所に見られます。これをさらに楽なターンに変えて行くには,もちろん“オレンジ・ターン”に限ります。

 ほとんどの方がそうなのですが,次の過程を通ります。
①土踏まずにオレンジをイメージする。
②♪♪♪Feel...Right Orange...Feel...Left Orange...♪♪♪をうたいながらそのオレンジを感じる。
③なぜオレンジをイメージし,歌をうたうか?の説明をする。(リフト上)
④“F・E・E・L”の谷回りを長く取る。
⑤スピードコントロールを山側に切り上げることで行なうことを説明する。
...一時間のレッスンでは,これ位が限界です。
 時間的に余裕があれば...
⑥“Drink Juice Turn”を説明する。
 さらに時間があれば...
⑦“Water level”について解説する。
...という過程をとります。

 今朝の“Willie”さんは①〜⑤までできました。そして“Lower M1”を滑り切ることができました。
 ご本人はこの様なフィーリングレッスンは初めてで,その面白さに惹かれたようでした。
 ヒョットするとリクエストが入るかも!!!!!! (^ ^)(^I^)

  今日のグループレッスンは“TOK”の担当は無し。
  代わりに,10:30からのプライベートレッスンが与えられました。

②: Private

 Name : “Susan”
Time : 10:30-11:30 Level : 4 人数 : 1 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”+“Drink Juice Turn”
解説及び感想.:  お名前を“Susan”と仰るオークランドにお住まいのニュージーランド人の女性の方でした。これだけAustraliaからのお客様が多いと,どことなく New Zealand の方は新鮮味を感じます。(^ー^)

 滑りを拝見すると,なかなか経験は積まれているようですが,やはり“Do Ski”で疲れる滑りをされています。そこで彼女にも“Orange Magic”を体験してもらうことにしました。(^ー^)

 レッスンは“Willie”さんのところで説明した順序で行なわれ,彼女の場合は,①〜⑥まで行けました。
 ①⇒②⇒③...と,その度に滑りが変わって行きます。ご当人もそれに気付き,次は何?次は?...といった感じで“フィーリングスキー”を楽しまれるようになりました。(*^^)v

 このご様子を拝見していると,校長に提出したレポート通りのことが起こっていることを実感します。そして,いろいろなことがあっても, New Zealand に“TOK”が来た甲斐があった!!!...と思うのです。この瞬間を楽しみ,味わうことができることに“心から感謝”です。

 そして生徒の皆さんにも“感謝”です。

  昼もプライベートの予定だったのですが,急遽生徒さんの都合でキャンセル。
  
今日の午後のレッスン...グループレッスンは無く“Becky”さんのプライベートでした。

③: Private

 Name : “Becky”
Time : 14:00-15:00 Level : 3b 人数 : 1 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”+“Drink Juice Turn”
解説及び感想.:  お名前を“Becky”さんと仰るSydneyからお越しの女性の方でした。
 この方も滑りをチェックさせてもらったところ,やや“Do Ski”的でした。ほとんどの方が自分からスキーを動かす,振り回す...というやり方をされます。一般のスポーツ全てが道具を動かさないとプレーできないようになっていますので,普通に考えればそうなります。
 それを,「“スキー”は道具を動かさなくていいんですヨ !!! 重力に引かれて斜面を落ちて行くと,雪の力がターンさせてくれるのですヨ !!!」と説明するまでがひと仕事です。
 でもこのことさえ理解していただければ,その後の展開は早くなります。

 “Becky”さんもそうでした。①〜⑤で身体の動き方が違って来たのです。いつも思うことですが素晴らしいことです。
 どんどんこなされ,結局“Lower M1”を“Drink Juice Turn”で滑るまでになられました。
 
 私のレッスンが気に入ったらしく,月曜日のリクエストプライベートを約束してお別れしました。(^ ^)(^I^)

  今日は終わってみると,女性の方ばかり3名のプライベートで終わりました。
  そして,皆さんの今日のレッスンでも“フィーリングスキー”の効き目が実証されました。まさに“
Orange Magic”開花です。後はこれで「リクエスト」が入ってくれれば言うことが無いのですが...。それだけ効果あるレッスンをしている...ということが実証されますから...。でもホントは,みなさんうまくなり過ぎてもう“TOK”のレッスンを受ける必要がなくなったから...なのですが...。ハッハハハ...冗談冗談 (^ー^)


  シーハイル !!! Schi Heil !!!
 


 ☆ Sunday August 30  2009       雨 ( Coronet Peak )  

 今日の写真は Coronet Peak Snow Sports School の集合写真を撮る直前の模様です。
毎年,この時期...8月終わり頃に,その年のスキーとボードのInstructorの集合写真を撮るのです。
昨日は,あいにくの「小雨」の中の撮影でした。

悪条件の中でも“感動”に出会えるレッスン...
それができたような気がして気分晴れやかな“TOK”

  今日はあいにくの「雨」の一日でした。
  ですが,生徒さんは皆さん一生懸命...。結局5時間のレッスンでした。

①: Private

 Name : “Cris”
Time : 9:20-10:20 Level : 3b 人数 : 1 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”+“Drink Juice Turn”
解説及び感想.:  今日の“Early-Bird”は“Cris”さんと仰る男性の方でした。
 お話を伺うと,「スムーズな円い弧のターンができない...」ということでした。こういう方の多くは自ら雪面に働きかけるターンをすることが多いのですが,滑りを拝見するとまさにその通りでした!!!。
 そこで,“Cris”さんにも“オレンジ・ターン”をさせていただきました。ポイントをお話しし,その要点を抑えて滑ってもらうと,どんどん滑りが変わり,お顔もニコニコされるようになられました。

 結局“Cris”さんには“Drink Juice Turn”までやっていただきました。斜面も“Lower M1”(二回)⇒“The M1”と滑ることができました。
 雨の中,しかも雪の状態はザクザク雪で本当に滑りづらい状況でしたが,最後まで気を抜かず,嬉々として滑っていただくことができました。 !(^^)!(*^^)v 

  

②:am Work Shop

 グループレッスン “Starter Pack” 初心者
Time : 10:20-12:20 Level : 1 人数 : 11 .
レッスン内容.: “butter knife”
解説及び感想.:  今日のグループレッスンは“Starter Pack” 初心者担当で,11名の生徒さんでした。

 いつもこの“Starter Pack” 初心者クラスを担当した時は思うのですが...多くの方が“スキー”の世界を体験することに“期待”を持って来られます。この方々にいかに“感動”を与えてあげられるか?...が楽しみのひとつでもあります。でも今日は「雨」の中...。皆さんに“感動”していただけるのでしょうか?
 ^

 今日もレッスンは“Starter Pack” 初心者お決まりのプロセス...用具の説明⇒直滑降⇒プルークファーレン...と進めました。
 昼休みの個人練習ではプルークファーレンだけをするように!!!...というアドバイスは忘れませんでした。(^ー^)

  

③:pm Work Shop

 グループレッスン “Starter Pack” 初心者
Time : 14:00-15:00 Level : 1 人数 : 9 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”
解説及び感想.:  午後の“Starter Pack”...雨の中にもかかわらず,9名の方が戻ってこられました。(*^^)v

 午後のテーマはもちろん“オレンジ・ターン”です。いつものことながら,これがホントに良い結果を生み出してくれます。
 今日の午後も,たった二回“Magic Carpet①”を滑っただけでプルークボーゲンの初歩ができてしまいました。なんと言ってもオレンジ効果です。いくら雪がザクザクだろうと,荒れていようと,オレンジで“feel in”を意識して行けば滑れてしまうのです。他のクラスの人たちが「内倒」したり,重い雪に引っ掛かってバランスを崩して右往左往しているのに,我がクラスだけは悠然と滑っています。それほど明確な差が出てきてしまうのです。

 後半は“Magic Carpet②”も滑り切った皆さんでした。
 あの雨の中,9人が帰ってきてくれ,その全員がスムーズなプルークボーゲンができるようになって,皆さんのお顔も笑顔で一杯でした。
 悪条件の中でも“感動”に出会えるレッスン...それができたような気がして気分晴れやかな“TOK”でした。ユニフォームも手袋もびしょ濡れ...でしたが...。 !(^^)!(*^^)v

  ...ということで雨の中でも感動を味わっていただいた今日のレッスンでした。
  風邪引かないように,暖かい風呂(バスタブ)に入り,身体をしっかり暖めたいと思います。(^ー^)


 ☆ Monday  August  31  2009       晴れ+強風 ( Coronet Peak )  

八月最終日の31日朝...山の上は結構冷え込み
ご覧のように「人工降雪機」がフル稼働でした。

ここのところ天候が不順で,
雨が降ったり
強風が吹いたり...の天気が繰り返されています。

でも,360台の人工降雪機が大活躍で
まだまだ Coronet Peak はスキーシーズンです!!!。

彼女の何が突然変異的滑りをもたらしたのか?
「ポジティブイメージを持つことにしたの!!!。良かった時の滑りを思い出して...」

  今日は“Early-Bird”が8/29にご一緒させていただいた“Becky”さんの2時間のリクエストプライベートでした。(^ー^)

①: Private

 Name : “Becky”
Time : 9:20-11:20 Level : 3b 人数 : 1 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”+“Sound of Music Turn”
解説及び感想.:  前回のレッスンで,だいぶ上達され,今日は少々アイスバーンですが,斜面状況は良いので,斜面が荒れる前に“The M1”にお連れすることにしました。
 ところが彼女...アイスバーン斜面を見た途端...“I'm scared!!!”と仰るではありませんか...。前回の様に斜面からの情報を感じ取ることに集中できれば良いのですが,どうしても目で見てしまいます。(-_-;)
 とうとう,“The M1”上部でピタッと動かなくなり,大粒の涙を流し始めてしまいました。これは“TOK”の大失策だったかな?!?!...と思ったのですが,「一昨日アレだけ気持ちよく滑れたでしょう?あれを思い出し自分の身体を信じて“TOK”に着いて来て...」とお願いしながらそろりそろりと滑り始めました。
 すると...“The M1”の中でも一番斜度がある場所に来たら,いきなり““TOK” I don't need your help. I've remembered !!!”と仰るではありませんか?!?! ビックリして見ていると,結構急なアイスバーン斜面をどんどん滑り始めたのです!!! アイスバーンに逆らわず,流れに従うように斜面移動して行きます。これには“TOK”も唖然とするやらあきれるやら...。そして思わず
感激の涙が出てしまったのでした。(-_-;)

 彼女の何が突然変異的滑りをもたらしたのか?...これを伺うと,「ポジティブイメージを持つことにしたの!!!。良かった時の滑りを思い出して...」ということでした。
 これほど心の持ち様が実際の滑りに大きな影響を与えた例を,これまで“TOK”は見たことがありません。いくらにも急激過ぎます。黒色がいきなり白色に変わったくらいの衝撃がありました。“スキー”を楽しむ時に,どのような心を持ち,メンタル的にどれくらい明るく居られるか?...ということの大事さをしっかり学ばせていただきました。ありがとうございました!!!。 !(^^)!(*^^)v

 この様な“valuable experience”をしたその後の“Sound of Music Turn”がうまく行かない筈がありません。
 彼女も新しいイメージの吸収にポジティブに反応しだし,“Sound of Music Turn”の特徴である「斜面移動を止めない」ということ,そして「“かかと支点”の滑り」が次第にうまくできるようになられました!!!。

 良かったよかった!!! “Becky”さん,本当に良かったですネ !!!。(^ ^)(^I^)

  11:30からのレッスンは無し。でも12:30から2時間のリクエストプライベートが入っていました!!!。(*_*)
  日本からお越しの“Urata”さんが,指名してくれていたのでした。ありがたいことです。

②: Private

 Name : “Urata”
Time : 9:20-11:20 Level : 5 人数 : 1 .
レッスン内容.: “オレンジ・ターン”+“水面フラットイメージ”+他
解説及び感想.:  “Urata”さんとは以前,ニセコや八方で数度ご一緒させていただいております。
 コチラ New Zealand にもよくお見えになるのですが,その時はもっぱら“Tommy”のレッスンを受けておられます。ところが今日は10時過ぎから風が強くなりました。お独りで滑って居ても面白くないし得るものは少ない...ということで,急遽“TOK”の“フィーリングスキーの基本”をもう一度学びなおそう...ということで指名してくれたのでした。ありがとうございます !!! (^I^)

 さて,過去に“オレンジ・ターン”他,いろいろなイメージをお話ししました。また「教師日記」で“水面フラットイメージ”などについてお話しております。これをお読みになって理解できていないところ,疑問に思っているポイント...これらをリフトの上でどんどん質問されました。
 例えば,「“オレンジ・ターン”でオレンジを探していくイメージの“search”はどこからどこまでか?」とか,「“水面フラットイメージ”のフラット感覚はフォールラインにスキー板が直角になるまで待つ感覚で行なうのか?」...,あるいは「“S字ターン”のエネルギーの貯めと開放の意味は?」...とかいうことです。

 これだけのご質問をお持ちだということは,これらのことについて結構イメージされながら滑られている...ということの証拠でもあります。つまり“Drill”練習の経験が多い...ということです。
 2時間のレッスンでしたが,“Urata”さんのご質問に応える形でのプライベートでしたから,効率よくレッスンができました。(^ ^)(^I^)

 これでまで,ややもすると「エッジ多使用」のスキーイングをされて来たようですが,身体のこと,気持ちの上での満足度...これらを考えると,少しづつそのスタイルを改めれた方が良いと思います。(^ー^)

 それにしても年齢を感じさせない「若々しい滑り」...これには“TOK”も(*_*)でしたヨ !!! 

  今日は,そういうわけで,リクエストプライベート2時間が二つ...という結果でした。
  それにしても, Coronet Peak の八月は天候が不順でした。せっかく日本からお越しの皆さんも欲求不満で帰られた方が多いかもしれません。
  明日からは九月...ぜひまた素晴らしい天候に逢いたいものです。 !(^^)!(*^^)v

  シーハイル !!! Schi Heil !!! 
   Have a nice day !!!

                *  2009年9月 の「教師日記」へ

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【注】:この「教師日記」の中には,いろいろな“フィーリングスキー”に関する用語が出て来ます。これについては,検索で「エネルギーライン」,「愛のターン」...等と入れていただきますと,その用語に関する記事がたくさん出てまいりますので,そちらを参考にしてください。


スキー教師【TOK】の個人的な日記です。
 【TOK】の主観的な意見や感想を書き綴ったものですので
ページ内の記事及びデータなどを,みなさんが参考にされることは構いませんが
そのことによって派生した結果についての責任は負いかねますのでご了承ください。
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