“Feeling Ski School”

【TOK】のスキー教師日記  April 2008

 
April 2008

What's Today ?


4/30 呼吸法ターン
4/29
I am FREE !!!
4/28
チャクラで小回り...
4/27
チャクラの基本...その1
4/26
チャクラの導入
4/25
丁度良い頃合い
4/24
“チャクラターン”
4/23
Present !!!
4/22
掲示板へのお答え...

4/21
08 Canada Day 14,15
       大変な気付き!?!?

4/18
08 Canada Day 13
     第二班も無事終了!!!

4/17
08 Canada Day 12
     男性諸君も...タジタジ

4/16
08 Canada Day 11
     死ぬ思いの...【TOK】

4/15
08 Canada Day 10
      ...ならでは,の体験

4/14
08 Canada Day 09
       “念力”を御送り...

4/13
08 Canada Day 08
          自然の息吹...

4/12
08 Canada Day 07
    日本で学んだことを試す

4/11
08 Canada Day 06
        120Kmを滑る

4/10
08 Canada Day 05
         技術の本質

4/09
08 Canada Day 04
       尾骶骨でもらう...

4/08
08 Canada Day 03
      インスピレーション

4/07 08 Canada Day 02
       山上はHeaven

4/06 08 Canada Day 01

4/06 行って参りまァーーーす !!!
4/05 【TOK】からお願い...
4/04 ブーツを硬く...の意味
4/03 “Y”さんの変化
4/02 “桜”と“雪”
4/01 身体活き活きの技術


*** これまでの日記***

* 
2008年03月
* 
2008年02月
* 2008年01月

* 2007年12月
* 2007年11月 No.2
* 20
07年11月 No.1
* 20
07年10月
* 2007年
09
* 2007年08月

* 2007年07月
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* 2006年12月
* 2006年11月
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* 2006年08月
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   (Canada Tour)
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* 2005年4月 No.1
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* 2004年12月
* 2004年11月
* 2004年10月
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教師日記 3月
教師日記 2月
教師日記 1月

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教師日記 12月
教師日記 11月
教師日記 10月
教師日記 9月 #2
教師日記 9月 #1
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教師日記 8月 #1
教師日記 7月
教師日記 6月
教師日記 5月
2000年4月 
2000年3月
2000年2月
2000年1月

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1999年4月
1999年3月
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1999年1月

*  以下 1998年

1998年12月

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☆ April  01  2008 Tuesday 雪 (白馬)
 今日から四月です。
 白馬は今朝も...「小雪」が降っています。まだまだ...冬です。(^ ^)
 さて,【TOK】は急用のため,今日これから東京に出掛けます。まだうす暗いので今朝の写真は昨日のまま...。 楽しい旅をして来ます!!!
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  今日から四月...。ガソリン税のことで,巷は右往左往しているようですが... (=_=;)
  さて,今日の「教師日記」は,昨日の予告どおり...「オフピステで学んだこと..」...これをお話ししたいと思います。

  
60歳代後半のシニアの方とシニア女性の方......これは“Naka”さん...そして“Taka”さんです。このお二人...実はこの前,「No.21 オフピステ+ゲートトレーニング3日間 in 白馬乗鞍」にもご参加いただいた方々です。この時“フィーリングスキー”は初めての体験でしたが,その時の感触が良かったのでしょうか?...また今回ご参加いただきました。(^ ^)(^I^) でも,今回...その滑りは全く違うものに変身されておられました!!!。若い方の目の前で,無駄な力を使わない...これこそ“フィーリングスキー”の極意!!!...とでも言うような滑りを披瀝してくれました。“Naka”さんはご高齢にもかかわらず,俗に言う「悪雪斜面」にどんどん挑戦され,歳に関係なくオフピステを楽しむことができることを,見事に証明してくれました。また,“Taka”さんは女性特有の優しい滑りを披瀝してくれました。本当に,「“スキー”を楽しむのに“力”は要らない...大事なことは“雪と友達になること”...」ということを身を持って証明していただきました!!!。ありがとうございます !!! (^I^)

  次は,春の雪を苦手にされておられた方...“Oo”さんです。お仕事の都合で二日間だけのご参加でしたが,オフピステの魅力を充分に感じ取っていただけた...そう思います。最初は雪の表面をサラサラと撫でる様な感じの滑りでしたが,最後はしっかりスキーをたわませながら,地球の引力に引かれてターンすることができるようになられました。そして,リアスポイラーを外し,ブーツを硬く締めることで,これまでのスキーとは違った,バランス維持が容易なターンができることも体験していただけました。(^ ^)(^I^)

  某県連の技術選...これに挑戦されている元気バリバリな“Y”さん...。彼の滑り...本当に変わりました!!!。どう変わったかと言うと,「“線”の滑り」が「“面”の滑り」に変わったのです。ブーツを硬く+前傾角を甘く...させて貰いました。その結果...「かかと支点でスキーのトップで雪の抵抗を受けて滑る...」ということの意味を理解されました。そして...滑る度にスキー板が,そして“Y”さんの身体が見事に活き活きした動きに変身し始めたのです。そして“Do Ski”が“Let Ski”に変わって来たのです!!!。エッジを使い過ぎないことの効用...これが顕れ始めたのです。この基本を活かし,ドリル練習を重ねられれば,キット上位入賞間違いない!!!...そう思います。シーハイル !!! Schi heil !!!

  スキーレースとオフピステの接点を探られていた“Yod”さんご夫妻です。...が...奥さんの“Ku”さん...二日目に信じられないアクシデントに見舞われ,レッスンをオ・ヤ・ス・ミ…されました。残念でしたが...しょうがありません...。また今度ご一緒に滑れるのを楽しみにしております !!! (*^^)v
  さて,旦那さんの“Yod”さんですが,当初は“フィーリングスキー”に少し戸惑っておられました。でも二日目から滑りが次第に変わり始めました。“Sound of Music Turn”の頃からでしょうか...。彼は“S字ターン”をイメージするには,そのつぶやきは♪♪♪Sound...of...Music...Sound...of...Music...♪♪♪ ではなく,♪♪♪Music...Sound...Music...Sound...♪♪♪になるはず...というご指摘を頂いたほどでした。このようにイメージに集中できた“Yod”さんの滑り...変わらない筈がありません。今後,少しドリル練習は必要かもしれませんが,“フィーリングスキー”の基本は習得していただけました。これを推し進めて行けば,必ずや「競技スキー」と「一般スキー」の接点は見つかるものと思います。だって...ステンマルクの理論そのものを追求しているのですから... !(^^)!(*^^)v

  ...というわけで,「スキースタイルの異なる皆さん...そのスタイルが違っても,それぞれに生かされ,活用できる基本的滑り...身体を活き活きさせてくれる基本的技術はある!!!」...ということを確認させて貰うことができました。その“幹”となる技術とは...今シーズン私がいろいろな場面々々でお話ししてきたこと...「水面」であり「圧の吸収」です。
  今回のキャンプ...そういう意味で【TOK】にとって大きな意義を持つキャンプになりました。ご一緒させていただいた皆さんに感謝です!!! ありがとうございました!!!。またご一緒に滑れるのを楽しみにしております !!! (*^^)v

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ April  02  2008 Wednesday 晴れ (東京)
  今日は東京から...。ですが,今滞在しているところからは Inter Net 環境がイマイチで,直接 Up date できません。多分白馬に戻ってからのUpになります...(=_=;)

  ところで,昨日ドライブを楽しみながら東京までやって来たのですが,白馬を出るときは四月だというのに「吹雪き模様」でした。車の上には10センチほどの新雪が積もっていました。ところが甲府付近に差し掛かるともう「開花し掛かった桜」が見られ,すっかり「春」なのでした...。そして東京...いたるところの桜が満開状態で綺麗に咲いています。「白い雪の世界」から,いきなり「春爛漫の世界」へ...。日本の四季の美しさをまざまざと感じることができました。(^ ^)(^I^)

  さて,その様な「色々」があることを楽しむことの幸せを思いながら,次の様なことを思いながら運転している【TOK】が居ました。「ブーツの前傾角と硬さ」...について...。
  “スキー”にも「色々」があり,それをそれなりに楽しむことは必要なことです。何が良くて何が悪い...ということは決め付けられないことです。「桜」もあるし,「雪」もある...のです。ただ,「桜」を味わう時には「桜を味わう心構え」というか,より一層楽しむための手法がある...ということです。そしてもちろん,「雪」を楽しむには,それなりの
楽しむための方策がある...そう思います。
  この「桜」と「雪」...スキーブーツの前傾角の深さの違いや,硬さの違いを,これを当てはめて考えていたのです。普通,スポーツショップに行き,ブーツを買おうとすると,体力に比較的恵まれない女性やシニアの方には,「柔らかくて前傾角深いブーツ」を店員の方は薦めます。ですが,最近のレッスンも含めてここ数年のレッスンを振り返って考えてみると,これは全く違っている!!!...そんな風に思うようになったのです。「桜」を愛でる感覚で「雪」を楽しんでいる人が多い...ということです。
  そのことを再確認したのが,前回のキャンプでした。これまでも多くの方々にこのことをお話しし,ブーツチューンをする事で違った感覚の滑りを体験して頂いて来たのですが,今回ご参加いただいた“Y”さんと“Oo”さんも見事に変わったのです!!!。その滑りを拝見すると,用具を違えて滑っていたらもっと早くに“Let Ski”的な滑りにお気付きになられたのではないか?...と思うのです。「ある程度スキーの滑り方に習熟したら...用具を見直すことが必要」...このことを声を大にしてこの「教師日記」でもお話ししているのですが,多くの皆さんは...「【TOK】があんな事言っているけど...ホントかなァー...」という程度で済ませている...そう思います。
  でも,前傾角を起こし,ブーツを少し硬くすることで,“Do Ski”から“Let Ski”感覚の滑りを体験することができます。こうすると,自分からアクションを起こせなくなり,落下することしかできなくなるからです。

  いつも「“桜”の暖かくのどかな感覚」を味わっている方...時には「“雪”の冷たいけれどシャキッとした見の引き締まる感覚」...これを楽しまれたらいかがでしょう?
  そんなことを思いながら,無事東京に着いた【TOK】でした!!! (^ ^)(^I^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ April  03  2008 Thursday うす曇り (白馬)
 今日の白馬...「うす曇」です。穏やかな陽射しはあるのですが,クッキリした青空は見えません...。
 ゲレンデはまだまだ雪が多く,“スキー”が楽しめますが,人影はほとんど見られません...。(=_=;)
 さて,昨日は東京からの Up date ができませんでした。今朝早く昨日の分をUPいたします。(^ ^)(^I^)
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!

     -------------☆★☆-----------
  3/30の「教師日記」に
「キャンプNo.35 オフピステ特訓3日間 in 北アルプス」でレッスンさせていただいた,“Y”さんについて,『...午後...今回ご参加の“Y”さん...「ブーツのつま先側にパットを入れる」という処方をさせていただきました。そしたら...これまでの滑りと全く違った滑りに!!! この経過報告と詳細はまた...』というコメントを載せさせてもらいました。このことについて詳しく述べておりませんでしたので,今日はこのことをお話ししたいと思います。

  先ず映像「“Y”さんの変化」(1.1MB)をご覧ください。“Y”さんのBeforeとAfter映像です。
  “Y”さんの滑りで特徴的だったのは,映像の開始から11秒〜17秒の場面...右ターンで“Do Ski”的と赤色のテロップで示した部分の滑りです。上半身で圧を下方,つまり雪面方向に加えようとしているのがお判りいただけますか?先に上半身,特に頭が下に下がり,動作を上半身から起こそうとする「典型的な圧を加える滑り」...“Do Ski”です。しかし,上半身が下に動いているのにスキー板の向きが変わっていないことに注意してください。そして一瞬ですが外スキーが外に流れ,内足での捉えになってしまっています。内傾過多です。ですから外スキーがターン内側に回り込んで来てくれないのです。バーンが硬ければ,トップが外側に逃げませんからトップが内側に返って来るのですが,柔らかい雪やザラメ状の雪ではトップが逃げてしまうのです。上体でスキートップを雪面方向に押さえ付けているのですから,当然と言えば当然...“スキー”は当たり前のことを実現しているのです。
  ところで,After映像はどうでしょう?上半身で押してますか?静かです...ネ !!!。でも,スキーの走りはどうですか?ターン中盤からスキーがたわみ始め,かかとが支点になるようにして,前方にグゥィーーンと走るように移動しています!!!。どちらの滑りが安心してご覧いただけますか?そして,どちらの方が身体が活き活きしていますでしょうか? “スキー板”も,どちらの方が気持ち良く滑っているでしょうか? “雪”も,どちらの滑り方の方が心地良く感じているでしょうか? After映像は,春の本当に重いザクザクした雪なのに,スキーが走っています。Beforeの詰まったような滑りとは対照的...と言って良いでしょう。
  小回りはどうですか?Before...どことなく不安そうに乗っています。スキーが回り込んで来てくれないのです。当然です!!! トップを押しているのですから...。トップが内側に入って行きたくても行けないのです。(=_=;) この小回りでも中回りと同様,Afterは腰の下からスキーが外側に逃げていません。特に外腰の位置は外スキーに近いラインを通っています。そしてスキーがしっかりたわみ,スキートップが「蛇の頭」のように内側に入り込んで来ています。素ッ晴らしい !!!

  さて,どのようにして彼の滑りがこれほど変わったでしょうか?いくつかの理由がありますが,“Do Ski”と“Let Ski”の違いの確認をしていただいたこと,“水面フラット意識”を持って滑って貰ったこと,そして最も効果的だったことは...「かかと支点意識のターン」に徹してもらったことです。そのため「ブーツのつま先側にパットを入れる」という処方と「ブーツを硬くする」ということを施させてもらいました。すると,前傾角が起きたと同じ効果が得られ,ひざの位置が少し後方(テール側)に下がります。その分かかと支点の滑りがやりやすくなるのです。ブーツが硬くなることで,ひざの位置も前後に動けなくなり,ひざの位置が固定されるのです。
  つまり,これまで彼は,角付けを多用し,圧を加える“Do Ski”をするために,脛の角度(前傾角)を変えて滑っていた...ということです。エッジを多用しようとすると必然的にこの様な滑りになります。でも,“脛の角度”を変えて滑る...つまりひざの位置を前後に変えながら滑るのではなく,前傾角度は変えず,“ひざの位置”は同じ場所に維持しながら,“ひざの角度”...これを変えながら滑るようになったのです!!!

  “脛(すね)”の角度を変えず,“膝(ひざ)”の角度を変えて滑る...多分,かなり多くの方は?「エッ?...膝を前に倒さない?...膝を曲げる?...後傾ジャン!!!」...と思われるかもしれません。でも...そうなのです。このことの説明...長くなりますので,また明日...ということにしたいと思います。乞うご期待!!!
  実はこの様な滑り方...“フィーリングスキー”で「位置エネルギー」を使ったターンをすると自然にこうなってしまうのです。(^ ^)(^I^)  

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ April  04  2008 Friday 晴れ (白馬)
 今日の白馬...「晴れ」です。でも,空気は冷たく,外はマイナス1℃...。まだまだ白馬は冬といった感じです。もちろんスキー場はバッチリ!!!。この週末もキット良い条件で“スキー”...楽しめますヨ !!!(^ ^)(^I^)
 【TOK】は Canada 行きの準備で,忙しくしています。留守中のことなど含めて...。
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  昨日の「教師日記」で,“脛(すね)”の角度を変えず,“膝(ひざ)”の角度を変えて滑る...ということを話しました。今日はこのことを少し解説したいと思います。
  硬いブーツを使用したり,ブーツを硬くしたりすると,足首の自由度が制限されます。膝も前に行きにくくなります。つまり,前傾角を変えてターンする...という滑り方ができなくなるのです。多くの方は,「スキーは足首や膝を自由に動かして,ショックを吸収したり,雪面との圧のやり取りをしてターンをするものだ...」と思っておられます。もちろん,これも正解です。“Do Ski”的には...。

  ですが,地球の引力に引かれ,落下エネルギーをターンエネルギーに変えようとすると,これとは違った滑り方がある...ということに気付くのです。それが,「バランス維持を容易にするため,前傾角は極力変えず,ショック吸収は膝を曲げて行なう」...という滑り方なのです。「足首を曲げず,膝を曲げると,コブなどでショックを吸収した時,上の図のようになるから後傾になってしまってコントロールできないんじゃないの?」...と言う方がおられますが,それは圧を加える運動をするからです。 
  かかとを支点として,スキートップでショックを受けて行けば,下図のように膝から上の部分が三日月形のようになって,上半身の構えが深くなり,お尻の位置は下がるけれど,腰砕けにならないで済むのです。むしろこのように,膝から上の上体が“海老”のような状態になることこそが,山回りでエネルギーを蓄積し,それを谷回りで開放する...という“S字ターン”の運動を生んでくれるのです。俗に上のようなフォームが「お尻が落ちた姿勢」,下のが「骨盤を立てた姿勢」と言われているものです

  つまり,自分から雪に仕掛け,足首を曲げようとすると,ブーツのベロ(tongue)を押すことになってしてしまい,上図のように,上半身がストレート気味になって腰砕け状態になってしまうのです。雪からの力を使う意識が薄い“Do Ski”的スキーをする方に多い滑りで,スキーのトップを押さえ込んでターン使用とする時に表れる典型的なフォームと言えます。力を加えようとしますから,重心そのものも上下に変動しやすくなり,バランスが乱れてしまうのです。
  それに対し,「前傾角を変えない滑り」は,かかとを支点として落下して行かないと,ターンに必要なエネルギーが得られませんから,下からの力を得ようとし,雪からの情報に敏感になります。そして,斜面のコブなどのショック吸収は「水色の矢印」のような動き...「膝の角度が変わり,足やスキー板が“重心”を中心に上下する動き」で行なうようになります。この様に,「重心の上下動」が少なくなり,バランス維持も容易になるので,安定した滑りになるわけです。ですから,「膝の位置が固定されてもターンできる」...という人は,“Let Ski”をしている人だ...ということができます。
  当然のことですが,膝の位置が前に行き過ぎると,かかと支点の捉えができにくくなりますから,
前傾角を起こしてやる...ということも大事になってくるのです。

  ...ということで,今日は「ブーツを硬くしたり,前傾角を浅くしたりすることの意味」について考えてみました。

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ April  05  2008 Saturday 晴れ (白馬)
 今日はほんの少しだけ雲がありますが,「快晴」の白馬です。北アルプスの稜線は風が強いみたいで,雪煙が上がっています。でも...今年は一時黄砂が来たのですが,あれ以来少なく,雪も白いままです。この週末も“スキー”...楽しめますヨ !!!(^ ^)(^I^)
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  昨日まで,ここ数日「スキーブーツ」のことについてお話しし,「前傾角」と「硬さ」がスキー技術と大きな関係にあることを述べさせてもらいました。そして数人の方から,「ブーツを【TOK】が言うように変えてみたいのだが,スポーツショップに持って行っても,なかなかそのようにチューンして貰えない...」という e-mail を頂きました。
  実は,私もこのことを非常に残念に思って居ます。私の懇意にしているブーツチューンナッパーの方でさえ,“水面フラット意識”で滑る,とか“かかと支点”で滑る...ということを,ご理解いただけていない...そう思えるからです。確かに私が述べていることはこれまでの「スキーの常識」に当てはめると全く異端ですから,無理もありません。でも,ここ数年のレッスンを通して皆さんの滑りが変わり,楽しみ方の幅を広げられているのを拝見すると,私の考えは間違っていない...そう確信できます!!!。
  そこで,今日は私から皆さんにお願いです。皆さんのご懇意にしておられる「スキーブーツ」のチューンナッパーの方で,“フィーリングスキー”に興味を持ちそうな方が居られましたら,ぜひご紹介いただきたいのです。また,スキーブーツを製造されておられる方でも構いません。「“生涯スポーツ”としてのスキー」...これを考えると,今のブーツが必ずしも良い結果を生むとは思えません。もちろん程度問題というのはありますが,“フィーリングスキー”的な考えで“スキー”をされる方々が増えれば,「前傾角が起き気味,そして硬め...」というスキーブーツが,必ずやそれら方に“楽しいスキー”をもたらすものと思います。もし,そのようにチューンしたブーツでも,簡単に「前傾角を深くすること」や「柔らかく使うこと」...これは可能なのです。でもその逆...「前傾角が深く柔らかいブーツを,浅く硬くすること」は,素人にはとても難しく,不可能...と言っていいのです...(=_=;)
  もしご紹介いただければ,私の方から連絡を差し上げ,“フィーリングスキー”の何たるか?...「こうこうこうだから,コレが必要!!!」ということを説明させていただきます。そしてご理解が得られれば,皆さんにそのことを告知させていただき,多くの方にご利用いただけると思います。
  皆さんのご協力...よろしくお願いいたします。

  皆さんに“楽しいスキー”を味わっていただけることを祈って...シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ April  06  2008 Sunday 快晴 (白馬)
今日も「快晴」...の白馬です。昨日の土曜日...思ったほどスキーヤーの数はありませんでしたが,皆さん楽しんでおられました。
 さて,【TOK】は今日から Canada tour に出発です。次回は Canada の Whistler Blackcomb からの Up date です。通信環境がうまく行けばスンナリUPできますが...。
 では行って参りまァーーーす !!!(^ ^)(^I^)
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  今日,これから Canada に出発です。
  この企画...2005年の4月から始まりましたので,今回で4回目の tour になります。毎年多くの方にご参加いただいており,本当に感謝しております。この tour ...「日本での各キャンプで学び,培った技術やイメージがあの広大な Whistler Blackcomb の斜面でどう生きるのか?」...これを試す機会です。でもそれだけでなく,「新たなイメージに気付かされる旅」でもあります。“水面フラット意識”の発端になったのも, Canada tour でのことでした。日本では滑走禁止...という様な斜面でも,自己責任のもとで挑戦できます。するとまた違ったスキーの楽しみが味わえるのです。

  さて,今回も...いつも“旅”に出るときに思う言葉...『 Canada ツアー...「トラベルはトラブル...」...今回はどんな“磨き砂”がこのツアーで待ち受けているでしょうか? 楽しみ楽しみ !!!...では,行って参りまァァァーーーす !!! (^ ^)(^I^)』...という言葉を胸に出かけて参ります!!!。

  現地の Inter Net 環境により Up date がスムーズにいかない場合もあるかもしれません。そのときはご容赦ください。

  では,行って参りまァーーーす !!! シーハイル !!! Schi heil !!!

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    ****************  以下 Canada ツアー  **************          



  Canada Day01 ******************************          
☆ April  06  2008 Sunday 曇り ( Whistler Blackcomb )
  Canada ...無事着きました!!!。
 今年の Whistler Blackcomb は昨年より少し雪が多く残っています。でも...バンクーバーは雨...でした。写真はバンクーバー空港から市内へむかう途中で,両側には高級住宅が並んでいます。毎年...来る度に...「今年もまたやって来ました!!!ヨ・ロ・シ・ク・...(^ ^)」という気持ちにさせてくれる場所です。
 ここバンクーバーも2010年のオリンピック開催で,土地や建物が高騰しているようです。
 みなさんも,素敵な一日を !!!  I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  現地時間...夕方に Whistler に着きました。途中,大きなトラブルも無く,順調に来れました。成田⇒バンクーバーの飛行機は満員で,すこし窮屈でしたが,私と“オッキー”は運良く「アッパーデッキ」に席が取れ,ここは静かで快適でした。でも一階席の皆さんはうるさい「インド人」の大きな会話に閉口された方も...。第二班の方...できたらチェックインのときは,「アッパーデッキを...」と頼まれた方がイイかもしれませんヨ...。当日の組み合わせでどうなるか...責任は持てませんが,下の広くて少々騒々しい場所よりは上の方がイイかも...。(^ー^)
   Canada はもう「夏時間」になっていて,日本との時差は16時間...。ですから,コレを書いているカナダ時間の夜12時は,日本の午後4時になります。...ということで,日本を6日の午後6時に出て,バンクーバーに同じ日の午前11時半に着きました。
  空港からバンクーバー市内に移動し,そこで約1時間のランチや両替タイム...。私は4人の方々と回転寿司で「カルフォルニアロール」を楽しみました。(^ ^)(^I^) 写真はその時の“Umi”さん,“Sasa”さん,“Kiwa”さんです。
  両替...これは旅行社が連れて行ってくれた「OKギフトショップ」が,日本やバンクーバー空港で換えるよりも,いちばん両替の割が良かったようです。第二班の方にもお勧めです。...^^

  ...ということで,バンクーバーを2時過ぎに出発。 Whistler に向かいました。全員の方がバスの中でzzzzzzzz......なのでした。4時過ぎにホテル着。その後チェックインを済ませ,5時半過ぎから今回参加の皆さんと明日からのことについて簡単な打ち合わせ...。そして Whistler の街を short tour し,【TOK】の部屋で初日の乾杯!!!...をしたのでした。(^ ^)(^I^)
  9時半...初日のミーティングを終え明日からのスキーにそなえて解散...となりました。写真は【TOK】の部屋での「ミニ懇親会」模様です。
  明日は朝8時半に集合して,旅行社のサービス...「半日ゲレンデガイド」で滑ることから始まります。はてさて...今回はどのようなストーリーが準備されているのでありましょうか? 楽しみ楽しみ!!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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Canada Day02 ******************************
          
☆ April  07  2008 Monday 曇り ( Whistler Blackcomb )
  Canada ... Blackcomb で初日が終了しました!!!。
 写真はブラッコム氷河の脇の岩山です。この右下に◆◆があり,そこの60度近い斜面を“Sasa”さんと“Umi”さんが滑りました!!!
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  今日は Blackcomb を滑りました!!! 先ずはその映像(1.5MB)をご覧ください。
  タウンは曇り空で,時折小雪の舞う状況でしたが,ブラッコムの上は結構良い条件で,青空も時々顔を出してくれました。快晴...とはいきませんでしたが...。
  映像にもあるように,“7th Heaven”などは15センチほどの新雪があり,なかなか快適に滑れました。
  明日は Whistler に行く予定です。  では,オ・ヤ・ス・ミ…なさい。


  シーハイル !!! Schi heil !!!

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Canada Day03 ******************************
          
☆ April  08  2008 Tuesday 曇り ( Whistler Blackcomb )
  今日は Whistler に行って来ました。
 昨年より雪の量は多く,しかも寒気が続いているのでしょうか,ザラメ状の雪もゴンドラ中間駅よりかなり下からでした。でも,この20日でウィスラーの営業は終わるようです。まだまだ条件は良いのですが...。
 写真のゴンドラは,今年12月にOpenする“Peak to Peak”ゴンドラです。
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  今日はウィスラーで滑って来ました。天気はまずまず...。でも昨日より寒く,気温は−4℃〜−7℃でした。
  昨年より雪の条件は良かったのですが,一部グルーミングができていないところもあり,少し残念でした。でも,自然の地形に積もった天然の雪を滑る快感はいつもと同じ...最高でした!!! そして,積算滑走標高差...今日は6583mでした。ちなみに昨日は6666mでした。昨日,今日共,約20キロを走破した勘定になります。(*^^)v それにしても,両日の滑走した標高差...100mも違わなかったことに,ビックリ!!!...でした。知らずしらずの内に,同じ位の滑走量を我々スキーヤーは自然に選んでいるのでしょうか?ハッハハハ...(^ー^)

  さて,“Uchi”さん,“Sasa”さん,そして“Kara”さんの三人は,ひと足お先に“Peak to Peak”のゴンドラに乗りました!!! その写真が右の写真です。
  丁度ウイスラーの頂上駅の直ぐ脇に,今年の12月にOpenするゴンドラの見本が置いてあり,そこでのワンショットでした。この次来る時は乗れますネ !!!。(^ ^)(^I^)

  ところで,今回ご参加のみなさん...なんどか日本でレッスンをさせていただいた方がおおいのですが,その中で今日は“Kara”さんが抜群の滑りをみせてくれました。その映像の一部(530KB)をご紹介します。大回りでは山回りでの圧の吸収がより洗練され,見事な走りをしておりました。また視界の悪い急斜面コブでも,“水面フラット意識”が効いているので,バランスの乱れが破綻につながりにくく,良い滑りを見せてくれました。
  実は,今回の Canada ツアーの初日...滑っていて,あるイメージが沸き,これを皆さん意お話しているのですが,これが効きそうです。“Kara”さんもそのフィーリングで少し変わられたようです。(^ ^)(^I^) チョッと今すぐここで明らかにはできない事情がありますが,良いネーミングをして近日中に皆さんにお伝えしたいと思います。乞うご期待!!!
  “Kara”さん以外にも,滑りが変わってきている方が居られますので,日替わり的にご紹介していきたいと思います。(^ ^)(^I^)

  また今日は, jpSKI.com でお馴染みの“Haru”さん...その彼と現地 Whistler Blackcomb 入りしていた“Masu”さんも,急遽今日のレッスンに入られ,和やかにご一緒に滑らせていただきました。
  写真は今日のミーティングでのもので,その“Masu”さんから頂いたワインで,全員で乾杯!!!したのでした。(*^^)v

  さて明日は天候しだいで Whistler か Blackcomb か...決めることにしました。いずれにしろ“Something Great”が与えてくれるシチュエーションに感謝しながら楽しんで来たいと思います。
  では行って参りまァーーーす !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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Canada Day04 ******************************
          
☆ April  09  2008 Wednesday 晴れ ( Whistler Blackcomb )
 今日も Whistler に行って来ました。
 今日は天気予報が外れ,曇り空の予定がご覧のように良い天気になりました。午後からは雲が広がりましたが,結構良い条件で“スキー”が楽しめました!!!。,まるで真冬並みのシチュエーションでした。
  その模様は「教師日記」で...
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  今日は天候が良かったので Whistler に行って来ました!!!。
  “Harmony”エリアが良い条件!!!...ということで,足慣らしに“The Peak”リフトで一本滑り,その後“Harmony”から“Symphony”エリアに向かいました。そこでの皆さんの滑り...「Canada ツアーNo.3」でじっくりご覧ください。(^ ^)(^I^)まっさらの新雪...というわけにはいきませんが,そこそこの粗踏み状態の斜面がいたる所に残っています。今年は「イースター」が三月だったので,それとかち合わなかったせいか,スキー場そのものが空いていて,リフト待ちもありません。そして今年は雪の量も昨年より多く,さらに気温も低く,本当に日本なら「シーズン真っ最中!!!」といった好条件で“スキー”が楽しめています。(^ ^)(^I^)
  
  さて,今年第一班の方々にイメージとしてお話しているのが,「スキーと重心の移動軌跡をできるだけ離さない...」ということと,「山回りで,地球のコア⇒ターン外足のかかと⇒尾骶骨(びていこつ)⇒身体の重心...という順序でエネルギーをもらう...」ということです。
  「移動軌跡をできるだけ離さない...」というのは,エッジを使い過ぎず面で滑るためです。特に荒れている斜面やコブではスキー板が横方向にブレ始めると,バランスが乱れ始め,転倒の危険さえあります。それを防ぐには“水面フラット意識”を常に意識し,コブなどでトップがブレ始めても,それが「かかとを支点とした縦方向のブレ」で収まるようにするのがベターなのです。この滑りで,広大な Whistler Blackcomb の斜面を滑りまくって居られるのが,“Kara”さんです。
  「尾骶骨でエネルギーをもらう...」というイメージは,こちらに来てからインスピレーション的に感じたことなのですが,「かかとを支点にし,圧を吸収して,懐を海老状に深くする」...ということのためには,このイメージが効くのです。このことの詳しいことはまた後日 Up date いたしますが, Canada でのこのツアー...毎年の様にこの様な啓示を受けることが多いのです。今年は「尾骶骨でエネルギーを受け容れる...」というのがこれです。(^ ^)(^I^) このイメージが効いたのか?...最初はオーバーエッジユース気味だった“Sasa”さんの滑りに,スキーの走りと自然な躍動感が出始めました。
  第一班...もう二日ありますが,皆さんの滑りにどのような変化が起こるのでしょうか?楽しみです。
  明日は第四日目...ブラッコムに行こうと思います。ビレッジでは小雪が舞っていますが,どのようなシチュエーションが待っているのでしょうか? 楽しみ楽しみ!!!
 では行って参りまァーーーす !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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Canada Day 05 ******************************
          
☆ April  10  2008 Thursday 晴れ ( Whistler Blackcomb )
 今日は Blackcomb に行って来ました。
 雲海の上でのスキーが楽しめました!!!。写真は丁度ゴンドラを降りた場所のものですが,ウッスラと新雪が積もっているのがお判りいただけますか?この新雪...結構気持ち良さをプレゼントしてくれました。(^ ^)(^I^) 朝9時前...ガスの中から太陽も見えていて,なかなか幻想的でした。
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  今日は Blackcomb でした!!! 何はともあれ,映像「 Canada 映像 No.4 (1.3MB)」をどうぞ!!!
  朝...下界は少し雲があったのですが,その雲もスキー場中間からは無くなり,朝早くは「雲海の上のスキー」が楽しめました。そして,夜の内に積もっていた新雪のおかげで,一層気分爽快なスキーイングができたのでした。!(^^)!(*^^)v
  ところで...この映像の前半,ファーストシーン...大回りですが,ターン山回りから谷回りにかけて,皆さんのスキーが走っているのに気付かれましたか? これはターン山回りで蓄積されたエネルギーを次のターンに送っていく...というイメージが皆さんの気持ちの中に多くなったからだと,【TOK】は秘かに思っております。(^ ^)(^I^)つまり“S字ターン”です。こちらに来て「尾骶骨でエネルギーをもらう...」というイメージをお話ししていますが,それが効いたのでしょうか?(^ー^)
  また映像の後半...不整地の新雪滑走シーンがあります。一見簡単そうに滑っておられますが,実は前日の「粗踏み状態が残った斜面上に積もった新雪」...です。この様な斜面は,“Do Ski”的な,力や角付けの強弱コントロールで滑ろうとするとなかなかうまくいきません。いつも“水面フラット意識”を持つ...というイメージで滑ると,本当にバランスを崩すことなく滑れます。
  Canada の大きな斜面,自然豊かな斜面で滑れること,これがスキー技術の本質に目覚めさせてくれる...ということを再確認している【TOK】です。(*^^)v

  14:00から,若い人たち(精神的に...)は,果敢に◆◆に挑戦しました。その時の映像...後日ご披露させていただきます。
  今日の滑走標高差は...7267m...これまでの最高です。これまで,4日が過ぎましたが,その間の総滑走標高差は...26256mです。
  明日は第一班の最終日です。 Whistler か? Blackcomb か?...天候もまずまずなので,皆さんのご希望を聞いて決めたいと思います。 

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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Canada Day 06 ******************************
          
☆ April  11  2008 Friday 曇り ( Whistler Blackcomb )
 今日の第一班最終日...Blackcomb に行って来ました。
 今日はあいにくガスが多く,7Th Heaven は時折雲が取れましたが,大部分はガスの中でした。
 おかげさまで,第一班...無事終了しました。今回も良い思い出を作っていただけたと思います。(^ ^)(^I^) シーハイル !!! Schi heil !!!
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  今日も Blackcomb に行って来ました。FSSのスタッフ,“Ika”さん,“オッキー”と“まっさん”も今回のツアーに並行する形でこちらに来ていますので,彼らに Whistler 希望者をお願いし,私がBlackcomb 班を担当したのでした。あいにくどちらのエリアもガスに包まれ,期待したほどのスキーイングはできませんでしたが,前日までの好条件を思えば,まずまずの経験ができたと思います。
  私の Blackcomb 班は,ガスのため自由滑走よりも基本練習...ということで,「スキーと重心の移動軌跡をできるだけ離さない...」ということに焦点を絞った練習をしました。この練習で新しく“Sailing”イメージ...というのを思いつきました。また後日詳しくお話しする機会があると思いますが,これで“Uchi”さんの滑りが変わり始め,これまで苦手にされていた右ターンに磨きが掛かり始めました!!! (^ ^)(^I^)

  さて今回ご参加の皆さん...おかげさまで全員怪我も無く Whistler Blackcomb でのスキー滑走を無事終えました。以下,皆さんのコメントと私の印象をお伝えしたいと思います。(^ ^)
*Umi さん : 『過去四回の Canada の中で最高でした!!!』
  “Umi”さん,毎年連続のご参加で,今回四回目でした。仰るとおり,過去4年間の中で,雪の条件的には最高だったと思います。(^ ^)(^I^) でも,来る度に,彼の◆◆を滑る軽快さにはビックリします。今年もビールと共に◆◆...充分楽しんでいただけましたでしょうか?
*Kaorin さん : 『エーと...昨年より疲れている...と感じるのは何ででしょう?コンディションは昨年より良く楽しかったけど...』
  疲れた...どうしてでしょう?...ネ? 昨年より技術的な自信が出てきて,いろいろな斜面に挑戦し,滑走距離も長かったり,難しいシチュエーションを滑ったから...かな? でも,この一年間のテクニカル的飛躍を充分試すことができて,良かったですネ !!!。
*Kiwa さん : 『日本のゲレンデでは味わえないオフピステ,急斜面,ロングコースを味わえて,最高でした!!! 』
  そうですネ !!!。日本とは違う環境を楽しめる...ということは本当に素晴らしいことです。それにしても,“kiwa”さん,横にスキーを動かす滑りもOKですが,縦に踏んで滑ることもできる...ということを見せてくれました!!!。あの縦の滑りは素晴らしかったですヨ !!!
*Sasa さん : 『こんなに新雪が滑れるとは思っても居ませんでした!!! 昨日,10日の Blackcomb が最高でした!!!』
  イヤァー,活き活きしてましたネ !!!。いろいろな滑りがおできになる方ですが,今回は特に“水面フラット意識”に磨きを掛けていただきました。スキーがたわんで良く走っていましたネ !!!。美味しい「おにぎり」...こちらもありがとうございました!!! (^ ^)(^I^)
*Kara さん : 『開放感と自分の好きな所を滑れるのが最高!!! ◆◆の急斜面も, Whistler Bowl 以外は怖さを感じませんでした!!!』
  昨年以来大ブレークを続けている“Kara”さんならではのお言葉...ですネ !!!。ホントに“水面フラット意識”と“かかと支点”が,彼の滑りをここまで変えてくれたのだと,私も嬉しい気持ちで一杯です!!!。
*Uchi さん : 『二度目の Canada で,技術的に掴むものがあって,また来たいと思います!!!』
  最終日...ブラッコムで,また一段と開花しました!!! 長いし,広いし,急だし,うねりはあるし,粗踏みはあるし...といったシチュエーションを滑るには,「スキーと重心の移動軌跡をできるだけ離さない...」ということが,基本技術として大事なのですネ !!!。
*Haru さん : 『最後まで一緒に滑ってくれてありがとう!!!』
  いえいえ,こちらこそ楽しかったです!!! 私たちより先に Canada 入りされ,現地参加...ということで久しぶりにご一緒に滑らせてもらいましたが,相変わらずお若い活き活きした滑り...感服しました。映像もバッチリ撮りましたから,お楽しみに !!! (*^^)v
 ***** 以下はFSSスタッフのコメントです *************************        
*Ika : 本当に三年で最高のコンディションでした!!!
*まっさん : ◆◆に四ヶ所も入ったのには自分でも驚きでした!!! 
*オッキー : あんな高い所はもうイヤです!!! ブルブルブル......... (=_=;)
  皆さんにもお世話になりました。ありがとう!!!

  ...ということで,今年の Canada 第一班...無事終了しました!!! 私と行動を共にされた方は滑走標高差の合計が,31,859mになりました!!! 平均斜度を15度とすると,5日間でおよそ120kmを滑ったことになります。
  最後の夕食は皆さんでご一緒に「鉄板焼き」を食しながら,今回のツアーを締めくくりました。性別も,年齢も,人生経験もいろいろ異なった方々でしたが,それぞれ楽しい思い出を胸に今回のツアーを終えることができました。まだ明日...日本までの帰りの旅がありますが,お気をつけてお帰りください。
  今回も楽しいスキーツアー...本当にありがとうございました!!! (^ ^)(^I^)!(^^)!(*^^)v...^^

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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Canada Day 07 ******************************          
☆ April  12  2008 Saturday 晴れ ( Whistler Blackcomb )
 今日早朝,カナダツアー...第一班の方々が帰られました。皆さんが楽しめ,良い思い出を作っていただけたのなら,これに勝る幸せはありません。(^ ^)(^I^) そして,独りになって少し寂しい【TOK】です。(=_=;)
 ...ということで,今日は洗濯などでしながらリラックスの一日を過ごしました。
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  今朝早く,第一班の方々が日本に向け帰られました。
  皆さんをお見送りし,今日は洗濯などをしながらスキーはオ・ヤ・ス・ミ…することにしました。この五日間結構滑りましたので,幾分疲れが残っています。第二班のツアーに向けて,体調を整えることにしたのでした。(*^^)v

  さて,2008年の第一班...今年は四月最初の日曜日が6日でしたので,昨年の第一班に比べると,およそ一週間ほど時期が後ろにずれた形になります。でも,昨日の皆さんのコメントにあった様に,このキャンプが始まって以来...と言っていいほど,雪に恵まれました。そのおかげで,いろいろな斜面を経験できました。そして,そこで有効な技術をしっかり見直すことができました。その主なポイントは...
  ①“水面フラット意識” : これは何度もこの「教師日記」で語って来ていることなのですが,その重要性というか,いろんな斜面で有効なことを,再確認しました。特に滑走スピードがそれほど速くないオフピステでは,このイメージがスキーヤーの安定性を確実なものにしてくれます!!!
  ②“ズレ”るから“切れる” : 切ろうとしてエッジを立てるから走らない。走らないから切れない...のです。ですからこれを逆に,エッジを立てないでズレて行くからスキーが走る。走るから切れる...という図式で考えることなのです。特に整地された長い距離を滑る時にこのイメージで滑れば,疲れないでしかも快適なスキークルージングができるでしょう。これも「エッジを使い過ぎるな!!!」ということで,しつこいくらいに皆さんにお伝えしていることです。
  ③“圧”を吸収する : これもいつもお話していることですが,特に山回り部分での吸収...これをしっかりイメージすることで,少ない圧であってもターンが楽にできることを,急斜面や粗踏み斜面で確認できました。多くの方はスキーがその方向を変えて行くには,それなりの「強い“圧”」が必要だと思われていますが,実はそんなに大きな力は必要無いのです。ある場所を「支点」とし,そこから少し離れた場所に「作用点(レシーブポイント)」をイメージして,「テコの原理」で滑る様にすると,そんなに大きな“力”は必要ありません。ひとたびこのことに気付くと,「アレレ?こんなに軽い感じなのにスキーが回り込んで来てくれるジャン?!?!?!」...と不思議な感覚を楽しめるようになるでしょう。「尾てい骨でエネルギーを感じ入れる...」というイメージで今回は皆さんにお話しています。(^ ^)(^I^)
  ④谷回りは“先落とされ”で... : 谷回りでも身体をターン内側に入れようとしないで,山回りで貯まったエネルギーを地球に返していく感覚を大事にします。この時,次の外スキーのアウトエッジが次のターンインサイド方向にズレながら落ちて行くようにし,決して角付けを切り替えようとしてはなりません。このことが結果として「スキーと重心の移動軌跡をできるだけ離さない...」ということにつながるのです。“Sailing”イメージ...という新しいこのイメージで滑りが変わられたのが,“Uchi”さんでした。(*^^)v

  ...というわけで,08シーズン...日本で学んだことを,ここ Whistler Blackcomb の自然豊かなスキーフィールドで試すことができています。ありがたいことです。そして嬉しいことです。その一例...◆◆の急斜面を滑る...これを Up date しましたので,お楽しみください。

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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Canada Day 08 ******************************
          
☆ April  13  2008 Sunday 晴れ ( Whistler Blackcomb )
 今日は第二班の方々が元気に Canada に到着されました!!! (*^^)v
 明日からまた楽しいツアーが始まります。写真はその無事到着の乾杯シーンでした!!! 第二班にはどのようなプログラムが準備されているのでしょうか? 楽しみたのしみ!!!(^ ^)(^I^)
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  今日は日曜日...。普通はどこも休日で買い物もできないのですが,ここ Whistler Blackcomb はリゾート地...結構多くの店がOpenしています。その中,第二班の方々が着かれました!!! イェーイ!! ブラボー!!! 毎年,その編成もメンバーも異なります。その年によって,構成スタイルが違っているのですが,これがまた楽しい!!!。先日第一班の方々が帰られましたが,今度の第二班...これとはまた違った意味で面白い“スキー”になりそうです。(^ ^)(^I^) はてさて,どんな珍道中になりますやら...楽しみ楽しみ!!! ハッハハハ...(^ー^)
    明日は,旅行社のサービス...「半日ゲレンデガイド」で Whistler に行くことになりました。とかく,“スキー”をする...というと,「スポーツをし身体を動かす...」という風に捉えがちなのですが,私は「身体全体で自然の息吹を感じる...」ということも大事だと思っています。ここ Whistler Blackcomb には,それを感じさせてくれるエネルギーが多い気がします。明日は皆さんにそのようなことも話しながら“スキー”...楽しんで参りたいと思います。
  では,また明日...

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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Canada Day 09 ******************************          
☆ April  14  2008 Monday 曇り ( Whistler Blackcomb )
 今日から第二班の方々の Whistler Blackcomb ツアーが始まりました!!! みなさんお元気で“スキー”...楽しまれています!!! (*^^)v
 昨日は雪も硬く,結構ガスが多かったのですが,標高差...6983mを走破しました。皆さん元気です!!!。【TOK】もその元気さに圧倒され気味!!! ハッハハハ...(^ー^)
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  第二班のツアーが始まりました!!!。先ずはその初日の映像(1.1MB)をどうぞ!!! 天候は曇り時々雪」...の予報でした。青空バッチリ!!!...というわけにはいきませんでしたが,結構ガスが切れてご覧の映像が撮れました。(^ ^) 
  今日は,今回使っている旅行社「JALパック」のサービスで,「半日ゲレンデガイド」を経験することにしました。 Whistler の案内で,ゴンドラの頂上駅“Round House”で地図の見方などの説明を受けた後,“Whiskey Jack”⇒“G.S”⇒“Burnt Stew Trail”⇒“Pika's Traverse”⇒“Poney Tail”⇒“Dave Murray”⇒“Tokum”...と案内していただきました。標高差で約2500mを滑りました。
  その後約30分の休憩をとり,いよいよ我がグループだけの滑走タイムとなりました。上部の一部は時折ガスが取れましたが,それも長続きせず,瞬く間にまた覆われる...という状況でしたので,一度,エメラルドエリアを滑った後は,2010年のバンクーバーオリンピックで使われる「男子滑降コース」を滑りながら,“Creak Side”に行ってみることにしました。ところが,ここの斜面の方がガスも少なく,またグルーミングもされていて,みなさん気分良く滑れたのでした!!! 【TOK】はクリークサイド...今回は初めての訪問でしたが,下の方には冬季オリンピックのゴールハウスなどが建設中でした。(^ ^)(^I^) そして,“Creakside Gondo
la”⇒“Red Express”と乗り継いで“Round House”でランチタイムとしました。(^ ^)(^I^)

  午後は,各自の好きな所を滑る...ということにしました。私の班は,今回始めて Whistler Blackcomb を滑る“Kimu”さんと“Yama”さんを案内する形で,午前中まだ滑っていない所を案内させていただきました。天候的にも,そして雪も少し硬い条件下でしたが,お二人とも,「さすが Canada ...素ッ晴らしい !!!」...とご満足のようでした。明日はもう少し条件が良いとイイですネ !!!。
  午後4時...無事初日の滑走を終え,ビレッジに到着。今日の総滑走標高差は...6983m(滑走距離約25キロ)でした!!!。

  夜7:00...と言っても,まだ明るい中,各自が持ち寄った食料を食べながらミーティングでした。撮影した映像を見ながら,ワイワイがやがや...夜は更けて行きました。
  今回のこの二班...実はこのツアーを大変楽しみにされていた方...お二人が突然の用事でおいでになれませんでした。(=_=;) でも,【TOK】はそのお二人に“念力”を御送りしながら皆さんとご一緒に滑らせて頂いております !!! (*^^)v 届いてますかァー?【TOK】のエネルギー...。

  明日はブラッコムです!!!  シーハイル !!! Schi heil !!!

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Canada Day 10 ******************************
          
☆ April  15  2008 Tuesday 曇り ( Whistler Blackcomb )
 今日はブラッコムに行って来ました。天候はまずまずで,快晴とはいきませんでしたが,時おり青空も望め,快適なスキーができました!!!。その模様は映像で...。(^ ^)(^I^)
 写真は“7th Heaven”で,「ブラッコム山」をバックに撮ったものです。
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  今日は Blackcomb を楽しんできました!!!。先ずは「映像(第二班2日目)」をご覧ください。
  前日の Whistler に比べると天候もスキー場の雪の条件も良く,おおいに楽しむことができました。ただ,気温が低く,この週末に緩んで固まった雪がベースにありますので,グルーミングしていない場所は難しい状況でした。あの不整地好きな“Haru”さんが,「この二日はコブに入ってません...」と仰るほど,コブ斜面や不整地は危険状態です。ですからもちろん◆◆は行ける状態ではありません。(=_=;)
  でもその中,条件の良い場所を探しては皆さんに滑っていただきました。「映像」の大回りと小回りは“7th Heaven”で,また新雪滑走は“T-bar”横で撮影したものです。新雪滑走シーン...「ザザザァー」という硬い雪の音が聞こえますが,アイスバーン状態の上に新雪が積もっているからです。スキー板がゴツゴツした硬い雪に取られて,スンナリ滑れる状態では無かったのですが,みなさん“水面フラット意識”でこの様に滑ることができました。(^ ^)(^I^)

  結局今日は標高差7300mを滑りました。距離にしておよそ27キロ...結構な滑走量でした。でも,ただ単に滑るだけでなく,「雪や地形の妙を味わう」...という気持ちを大事にして,「できるだけ休まないで滑る」...ということを心掛けました。特にターン山回りでは,「地球のコア⇒外スキーのかかと⇒尾てい骨⇒重心」の方向にエネルギーをもらうというイメージを大切にしました。これにより山回りでの圧の吸収がスムーズに行なわれ,力が弱くてもスキーがターン内側に入り込んで来てくれることが実感できます。力が入っていませんから疲れも少ないわけです。女性でシニアの“Kimu”さんは,ロングコースをこのイメージと“Sailing”イメージで滑ることで一段と滑りが良くなりました。そして,「外足で雪面を捉えるコツがわかりました。これまでどうしても外スキーに乗り続けることができなかったのですが,それがブラッコムのロングコースを滑ることで解決したようで,嬉しい!!!」...と話されておりました。ロングコースを休まずに滑る...これも Whistler Blackcomb ならではの体験で,新しい技術に開眼する機会も多いのです。
 
  明日は天気予報では少し気温が上がるようです。緩んでくれると,オフピステも楽しめるので,少々期待しています。(^ ^)(^I^) 明日はどちらかな?

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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Canada Day 11 ******************************          
☆ April  16  2008 Wednesday 曇り ( Whistler Blackcomb )
 今日もブラッコムに行って来ました。朝,下界は雲で覆われていましたが,ブラッコムの中間,標高1500m位から上はご覧のような好天でした!!!。ここで映像 No.8が撮れました!!!。そして,“ Blackcomb Glacier”も滑ることができました。...がそれにはあるストーリーが...。続きは今日の「教師日記」で...。
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  今日も Blackcomb に行って来ました。トップページにも書いたように,標高1500m位から上は青い空が広がっていて最高の天気に恵まれました。雪質も少し硬さが取れ,比較的滑りやすい状況でした。それにこの時期のせいでしょうか,スキーヤーやボーダーの数も少なく,貸し切り状態で大斜面を滑ることができている第二班です。(^ ^)(^I^)
  映像の初めの大回り...これは“Showcase T-bar”横の大斜面ですが,雪煙の上がり方が,まるで「湖の上を行くモーターボートが,しろい波を立てて左右に行き交っている様」...これを思い出させてくれました。まるで「白い波を立てながらダンスをしている水面上の水鳥」...の様でもあります。(^ ^)(^I^)
  続いて,“Blackcomb Glacier”への挑戦です。この場所に行くには,◆◆の“Bowl Hole”という場所の上を通過し,トラバースする形で横切らなければならないのです。ところがスキーヤーが少ないせいでしょう...この上部...まだ歩いて横切れる状態ではありませんでした!!!。仕方なく【TOK】は,足場を確保するため,先に綱渡り的に徒歩でステップを切ってここを横切ったのですが,後続の人はこの様子を見て,「私は歩いて横切るよりも◆◆を滑ることを選ぶ...」ということになりました。つまり,この◆◆に入って下に滑り降りて“Blackcomb Glacier”へ出る方を選択したのです。...ということで,【TOK】以外の全員...◆◆を滑り降りたのでした。凄ッごォーい!!!。高所恐怖症の【TOK】...死ぬ思いでステップを切ってここを横切ったのですが,結局◆◆を経験していないのは私一人だけになりました...(=_=;)。
  ...というわけで,大変な経験をされた皆さんですが,無事“Bowl Hole”を通過し,“Blackcomb Glacier”を経験することができました!!!。雪質は幾分重かったのですが,好天の下,思いっきりオフピステを楽しんだのでした。この氷河滑降...第二班の人たちに経験させてあげられるかどうか?...天候的にも,雪質的にも少々不安だったのですが,それが実現して本当に良かった!!!...そう思います。
  11時...無事氷河滑走を終え,レストハウス“Glacier Creek”に戻ってひと休み...。「これだけ経験できればもう今日はOK !!!」...という声も出るほど...。天候も朝に比べるとガスが広がり,2000m位から下はガスに覆われ始めました。30分ほど休憩して二,三本グルーミングコースを滑ってランチタイムにしました。
  ランチタイムの後は自由滑走...。でもほとんどの方は,「もう今日は滑りは終了...街の中を散策したい...」ということで,下山されたのでした。
  【TOK】は, Whistler Blackcomb に来た時一回は行なうことにしている,頂上からベースまでのノンストップ滑走を楽しみました。標高2284mの“Horstman Hut”から675mの“Village”まで,約13分ほどかけての滑走でした。でも,“水面フラット意識”...これで滑るとホント...疲れが少ないです!!! (^ ^)(^I^)
  今日の総滑降標高差は...5230mでした。明日は Whistler に行きます。

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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Canada Day 12 ******************************          
☆ April  17  2008 Thursday 曇り ( Whistler Blackcomb )
 今日はウィスラーに行って来ました。今日も朝,下界は雲で覆われていましたが,山頂付近は雲が取れていて,まずまずの滑走ができました!!!。
  Canada の第二班も,第一班に劣らず良い条件で“スキー”...楽しめています。これも“Something Great”からのプレゼント...そう思って感謝しています。ありがとうございます !!!
 写真は,ウィスラー頂上からビレッジまで,ノンストップ滑走を祝ってのバンザイシーンです。
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  今日は Whistler でした。天候もまずまず...昼頃には雪質も少し緩んで雪面グリップの快適さを実感できました。
  先ず午前中一番初めは,ウォーミングアップを兼ね,“Poney Trail”から始めました。良い具合にグルーミングされていて,快適でした!!!。次は,“G.S”経由で“Emerald Express”へ。そしてリトルウィスラーのピークから“Harmony Ridge”を2回走破...。ここも良い感じで楽しく滑れました。その後“Symphony”エリアに向かいました。あいにくここの状況のオフピステエリアは,雪の条件がゴツゴツと固まった状態で,あまりよくありません。なのでグルーミングのいき届いたコースを滑りながら,基本技術...“水面フラット意識”を確認したのでした。(^ ^)(^I^)
  その後...“Emerald Express”経由でレストハウス“Round House”でCoffeeタイム...。約30分休憩して,男子滑降コースに行くことにしました。初日も行ったのですが,今回はガスも無く良い状態。2010年の冬季オリンピック選手になったつもりで,この“Men's Downhill & Super G”コースを走破しました。コースの下部はだいぶグサグサした春の雪でしたが,皆さん全員“水面フラット意識”でスイスイと大回りで滑り切りました!!!。素ッ晴らしい !!!!(^^)!(*^^)v
  滑降コースのゴール下は“Creekside”...。ここに雰囲気の良さそうなレストランがありましたので,ここで急遽,ランチタイムとしました。時刻は12時45分...この頃には天気もだいぶ回復し,ご覧のように陽が射す中でビールで乾杯!!!...となったのでした。

  ランチの後,私が「 Whistler Mountain Peak からビレッジまでノンストップ滑降をする」...と話したところ,女性の“Kimu”さんが,「私も思い出にノンストップで滑ってみたい!!!」...と申し出られました。これに連れられ,男性諸君の数人も「じゃ...俺たちも行くか...」ということで,一行6人で挑戦することにしました。
  標高2.182mのウィスラー山の頂上をスタート...675mの麓まで,24分37秒...で,無事走破したのでした!!!。標高差1.507m...直線距離にして約10キロ,これを一度も休まず滑り切った皆さんです。“Kimu”さんの念願が叶いました...やったネ !!!。それにしても,女性でシニアの彼女...今回のカナダツアーでまたひと皮剥けました。男性諸君もタジタジ...であります!!! ハッハハハ...(^ー^)
  今日の滑走標高差は...6.110mデシタ!!!

  明日は最終日...ブラッコムに行く予定です。シーハイル !!! Schi heil !!!

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Canada Day 13 ******************************          
☆ April  18  2008 Friday 曇り ( Whistler Blackcomb )
 今日は Canada ツァー最終日...ブラッコムに行って来ました。あいにく天候は全般的には曇り...。でもその中思った以上に快適に滑ることができました。写真はゴンドラで上った位置でのものですが,ここでグルーミングした後に約2センチの積雪があり,自分のシュプールを刻みながら,気持ち良く滑りました。(^ ^)(^I^)
 そして無事 Canada でのスキー滑走の全行程を終了しました。ご参加いただいた皆さん...本当にありがとうございました。
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  今日は Canada ツアー最後の日...ブラッコムに行って来ました。トップページにも書きましたが,天候は雪が降ったり,ガスったり,時々陽が射したり...と結構めまぐるしく変わる状況で,全般的には「曇り」...でした。気温は結構低く,マイナスの気温でした。そのため,バーンが硬い状況でオフピステエリアの滑走は難しい状態...。なので主にグルーミングエリアでの滑走を楽しみました。この時期になるとスキーヤーの数も少なく,ほとんど貸し切り状態で,高速大回り滑走が自由にできました。しかも上部は約10センチほど,下部で数センチの新雪...という状況でしたので,天候は良くなかったものの,快適なスキークルージングが楽しめたのでした!!!。(^ ^)(^I^)
  また,フリーで体験できる「GSデュアルレース」があり,ここで二本ばかりミニ競技会を体験しました。エッジを使いすぎた“某選手”...大転倒で,少しの間記憶が無くなる...という経験もいたしましたが,これも貴重な体験でした...。
  閉めの滑走は,ブラッコムスキーエリアの頂上,標高2284mの“Horstman Hut”から675mの“Village”まで...「ノンストップ滑走」でした。私の班のメンバーは“Kimu”さんをはじめ,“Suzu”さん,“Kid”さん,そして“Yama”さんの総勢5名でした。滑走に要した時間は23分39秒でしたが,大事なことはタイムより,一度も止まらずに頂上から下まで約12キロのコースを滑り切った...ということです。シニアのみなさん...大健闘でした!!! おめでとう !!!
  本日の滑走総標高差は,7,144mでした。

  ...ということで,今回第二班も無事 Whistler Blackcomb でのスキー滑走を終えました。ひと言づつコメントを頂いておりますので,それを紹介したいと思います。

*Kid さん : 『四年目で, Whistler と Blackcomb ...やっと下までノンストップで滑ることができました!!!』
  
これまで四回ご参加いただいていますが,一緒にノンストップに挑戦したのは初めてでした。でもそれをクリアされる合理的な滑り方が身につかれた...ということで,おめでとうございます!!! (^ ^)(^I^)
*Haru さん : 『スキーの腕よりも,またまたビールが強くなりました!!!』
  
ハッハハハ...(^ー^) “Haru”さんの意気軒昂さには,驚きですが,ビールの強くなられましたか?
*Yama さん : 『楽しかったです!!! また来ます!!! ...そして,ヘルメット買います!!!』
  
海外スキーは初めて...ということでしたが,本当にいろいろ体験していただきました。これを良い経験として,これからのスキーライフ...楽しんで欲しいと思います。シーハイル !!! Schi heil !!!
*Kimu さん : 『皆さんに支えられて,楽しく五日間滑れました。ありがとうございました!!!』
  
第二班...ただお一人の女性...ということで,大変だったと思いますが,全行程をお休みすることなく,同じ様に...というより,むしろ他の男性をリードする形で滑っていただきました。こちらから御礼申し上げたいくらいです。それにしても素晴らしい滑りを身に付けられました!!! おめでとうございます !!!
*Nishi さん : 『初めての海外体験,初めての“フィーリングスキー”で,毎日が楽しくて,ぜひまた来たいです!!!』
  
見るもの聞くもの,触るもの...全てが新鮮そうで,目が輝いていました!!! 私たちも“Nishi”さんのような感動を忘れないで,この与えられた情況に感謝したいと思います。すべりもバッチリでしたよ!!!
*Suzu さん : 『今回三回目で,これまでで最も楽しいツアーでした。新しい友人,古くからの仲間と一緒に滑れ,今回技術的にも上達したなァー...と思います。』
  
膝の調子がイマイチ...と仰って居られましたが,その中 Whistler と Blackcomb ...この両方をノンストップで滑れる技術が見に付かれた...ということは素晴らしいことだと思います。良かったですネ !!!。!(^^)!(*^^)v
*Koba さん : 『今回チャレンジできなかった斜面...リベンジしにまた来ます!!!』
  
第一班に比べると,◆◆やオフピステに行く機会は本当に少なかったですから,少し残念でした。でも,その代わり空いているグーミングエリアが存分に滑れましたから,これに感謝しましょう...(^ー^)
*Uni さん : 『三回目...ビールを飲む量がどんどん増えてきます...次に来た時にはどうなってるか...?ですが,また来たいです!!!』
  
初めにご一緒した時に比べると雲泥の差の上達振りを見させていただきました。こんかいも本当に活き活き滑った居られましたネ !!!。ビールも強くなりました!!! (^ ^)(^I^)

  
...ということで,第二班...これから荷造りし,明日早朝...ここウィスラービレッジを後にします。
  次回の「教師日記」は日本から...

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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Canada Day 14 & 15 ******************************          
☆ April  21  2008 Monday 晴れ ( 東京 )
 今日...無事 Canada ツァーから成田に帰って参りました!!!。そして,“美味しい日本食”を堪能した【TOK】でした!!!(^ ^)(^I^)
 写真はウィスラーのスキースクールの宣伝用のポスターです。“One of Life's Greatest Lessons”...そう言われる様な素晴らしいレッスンをするのが,私の夢でもあります。肝に銘じて...これを目指して最善を尽くしたいと思います。(^ ^)(^I^)
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  昨日...4/20,午後2時半...成田に無事帰着しました!!!。そこから第二班の面々は家路につかれました。【TOK】は東京で一泊することに...。
  ...ということで,今日は,4/19と4/20分をまとめて Up date です。

  4/19...ホテルを朝7時に出発し,約2時間後バンクーバー市内へ着きました。ここで時間調整があり,私はスタバでコーヒーとマフィンを楽しみました。9時半バンクーバー空港へ。チェックインもスンナリ終わり,あと出発まで2時間近く...。空港の素敵なバーで今回の Canada ...最後のビールを楽しみました。(^ ^)(^I^) 成田への飛行機は約30分遅れで離陸。機内は結構空席があり,私は空いている席に移動して,三つのシートを贅沢に使わせて貰ってしっかりzzzzzz......しました。
  4/20...飛行機は定刻の14:30に着陸。その後手続きを終え,皆さんとバイバイの握手を交わして空港を後にしたのが3時半でした。
  みなさん...本当にお疲れ様でした!!!。そして楽しいスキーの旅を,ありがとうございました!!!。また来年,海外ツアー...企画しますのでよろしくお願いいたします。(^ ^)(^I^)

    さて,「カナダツアー...第二班を終えて...」今日はこのことについて少しお話ししたいと思います。第一班は毎日のように降雪に恵まれ,オフピステを充分に滑ることができました。このことの総括は,4/12の日記で述べたとおりです。しかし,残念ながら第二班の方々は,気温が低めで,しかも週末土日に緩んだ雪がビシッと固まる...といった条件でした。そのため,雪は毎日のように少しづつ降ったものの,ベースとなる雪が硬く,◆◆もオフピステもそれほどに挑戦できませんでした。(=_=;) その代わり,ほとんど人影が見えないグルーミング斜面を自由自在に滑ることができました。(^ ^) 天候のことなので致し方ないことですが,「もう少しオフピステが滑れたら,尚良かったなぁー...」と思います。でも,結果的に基本的な技術の見直しがじっくりできましたから,これも“Something Great”の思し召し...ということで納得しましょう。(*^^)v
  その中で,第二班の特徴は「ロングコース・ノンストップ」でした。第一班の方々...個人的に挑戦された方は居られるかもしれませんが,【TOK】の一緒に...ということはありませんでした。
   Whistler も Blackcomb も,滑走距離およそ12キロを,約24分でご一緒に滑り切りました。時速に換算すると,約30キロで滑ったことになります。これが若いバリバリの人達が行なったのだとしたら,それほど驚くにはあたりません。でも,60に手が届くシニアの方...特に膝の具合が本調子でなかった“Suzu”さん,そしてシニアで女性の“Kimu”さん...これらの方々がウィスラーとブラッコム...この両方をクリアされたのには脱帽!!!...としか言い様がありません。
    “Suzu”さんに,「膝の調子がイマイチなのに...大丈夫でした?」...とお話を伺うと,「第一のチャクラから経由で第四のチャクラに地球のエネルギーを容れるイメージで滑ると,膝への負担が軽くなって,長い距離も休まず滑れました!!!。またズレていいんだ...という気持ちも大切でした...」ということでした。“Kimu”さんも,「“チャクライメージ”の滑りが効いた...」と話されておりました。(^ ^)(^I^) 長い距離を休まないで滑れる...ということが必ずしも大事なことではありませんが,滑れないよりは「合理性」がある...ということだと私は思っております。
  この“チャクライメージ”...実は Canada に行く直前,4/4の日記...「ブーツを硬く...の意味」に書いたように,「前傾角を変えない滑り」そのものなのです。これは,第一班の人達の話した「尾てい骨でエネルギーを吸収する」...という滑りと同じイメージのもので,不整地滑走でもロングコースノンストップ滑走でも効果があった!!!...ということです。これについては,また後日詳しく Up date いたしますが,大自然の中で,「“Let Ski”の腰落ち姿勢」ということの意味について,その効果が確認できた...ということでもあるのです。ある意味で“大変な気付き!?!?”と言っていいかもしれません。
  ...ということで,Canada ツアーご参加の皆さん...本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました!!!!(^^)!(*^^)v

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ April  22  2008 Tuesday 快晴 ( 白馬 )
 今日は16日ぶりの白馬から Up date です。(^ ^)(^I^) 昨日夜白馬に戻りました。
 そして今日の白馬...ご覧のように「快晴!!!」です。例年より「黄砂」の影響が少ないようで,まだ雪は白さが残っていて,それが青空に映えて,とても美しいです。いかにも「日本の雪国の早春」...といった風情です。
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  Canada に出掛ける直前に「教師日記コメント掲示板」に“ぽんちゃか”さんから,「落差と外向と切り替え」...ということでご質問を頂いておりました。今日はこのご質問にお答えしたいと思います。ご質問の内容は...
  『 [301] 落差と外向と切り替え Name:ぽんちゃか Date: 2008/03/28(Fri)
   ぽんちゃかと申します。ここ数年、教師日記をテキストに独学に励んで参りました。昨日、今シーズンの滑り収めをしました。よろしかったら四つの質問に、ご指導賜りたく存じます。
  ①一般に「落差をとれ」と指導されますが、私は今まで「落差」とは、ターン中盤のフォールラインにからむ縦の直滑降をしている純粋に直線部分の距離のことかと思っていましたが、最近、切り替え部分の斜めの直滑降とターン前半の谷回りも含めての距離のことなのかな、とも思いはじめました。「落差をとる」とは、どの部分の距離のことをいっているのでしょうか。
  ②外向の効用について、私は今まで、ターン後半に外足にしっかり乗れるよう荷重を強めるだけのためのものだと思っていましたが、最近、外向は、面に荷重すると同時に、最大の効用はエッジを緩めるためにするものではないかと思うようになりました。実際のところはどうなのでしょうか。
  ③切り替えについて一般的に「斜面に垂直に立ちなさい」と指導されますが、私は「ターン後半の外向を利用しそのままフォールラインへ内向する意識」を持たなければ、何気ない意識でどんなに頑張っても実際には斜面に垂直に立てないのではと思っています。いかがなものでしょうか。
  ④まとめ。ターン後半は外向→切り替え・ターン前半は内向→ターン中盤は正対・縦の直滑降。特に縦の直滑降を意識してから外向意識に入るとスピードコントロールがしやすい。ターン前半から外向を入れると、真上に立ち上がることになり後傾になりやすい。外向を入れるタイミングを間違えるとへんてこなターンになる。いかがなものでしょうか。
  長くて申し訳ありません。宜しくお頼み申し上げます...』


  “ぽんちゃか”さん,お待たせいたしました。お答えいたします...。
  ① : これについては,2004年7月10日に「山崎さん」からのご質問にお答えする形で,「落差を取る」...ということについて詳しく説明してありますので,そちらをご覧ください。結果としては「谷回りの始まりから山回りの終わりまで...」ということです。
  ② : 外向の効用...これはいろいろあり,効用がひとつだけではありません。
    a) プルークボーゲンやシュテムターンターンで,スキッディングターンを効果的に導いてくれる。
    b) 上半身と下半身のネジレ現象が,次のターンの始動エネルギーとして有効に働き,パラレルターンの谷回りを楽に誘導してくれる。
    c) 外向の深さ=迎え角,これがスピードコントロールに役立つ。
    d) 懐の向きと深さが,ターン後半の圧の吸収を助けてくれる...等です。
   “ぽんちゃか”さんは外向を,「エッジを緩めるためにするもの」と仰って居られますが,結果としてそうなりますが,それが直接の目的ではありません。外向を強くしてもエッジが緩まない場合もあるのです。
  ③ : 「切り替えについて一般的に「斜面に垂直に立ちなさい」と指導されますが...」と書かれていますが,私ども Feeling Ski School では,斜面では無く,「水面をイメージし,そこに垂直に...」と指導しております。その詳しいことは,ぜひこの「教師日記」をお読みください。特に「2007/12/14 特別プレゼント」にそのことを詳しく述べてあります。斜面に垂直に立てるのは,斜度が緩い時だけで,急になるとそれはできません...。(=_=;)
  ④ : 「ターン後半は外向→切り替え・ターン前半は内向→ターン中盤は正対・縦の直滑降...」と述べられていますが,【TOK】流にチョッと付け加えさせていただくと...ターン後半は雪から来る圧とバランスを取れる自然な外向→切り替え・ターン前半は山回りで蓄積されたネジレエネルギーが開放することによるターン内側への始動→ターン中盤はスキーの向きと上半身の向きが同じになる...という意味では正対,そして角が少し立った状態での縦の直滑降...という風になります。
  「縦の直滑降を意識してから外向意識に入るとスピードコントロールがしやすい...」という点については,仰るとおりだと思います。
  「外向を入れる...」という表現をされていますが,私は,自分から外向を作ろうとしなさい...という指導はしておりません。この外向も外傾も,身体の重心が雪面からの抵抗をどのように受け止め,どのように身体に蓄積して行こうとするか?...ということで自然に出来上がるものです。それを自分で作ろうとすると,不自然なものになり,形を真似てはいるがスキーの動きはまるで違う...という滑りになってしまいます。

  以上,私の回答でした。よろしいでしょうか?

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ April  23  2008 Wednesday 晴れ ( 白馬 )
 今朝は昨日より少し“クッキリ度”は少ないですが,「晴れ」の白馬です。
 カナダとの時差...16時間です。いつもは帰国してもそんなに“jet lag”...時差ぼけは無いのですが,今回は妙に日中に眠気を感じます。昨日は Canada の荷物整理をしながら昼寝も楽しんだ【TOK】でした。...ウーmm...nap...これもナカナカ良い!!! (^ ^)(^I^) 
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  昨日は Canada の荷物整理と2週間貯まっていた郵便物などの整理に終われました。多くの方からいろいろな e-mail を頂いておりますが,順次返事を書かせてもらっておりますが,なかなか進みません。【TOK】なりの優先順位でお送りしておりますので,返事が無い...と思われている方...しばらくお待ちください。(=_=;) この「教師日記」は,そういう意味で私の最優先事項になっております。(^ー^)

  さて,今日は“Uchi”さんからお送りいただいた, Canada での写真をご紹介いたします。“Uchi”さんは「写真の加工,修整」を趣味にされている方で,ご覧のような写真を送ってくださいました。 Whistler Blackcomb で撮られた写真を組み合わされたもので,想い出が一杯詰まっていて,イロイロなことを思い出させる一枚です。これを e-mail 添付ではなく,郵便で,「プリントアウトされたもの」を御送りいただいたことも,感動でした。“Uchi”さんのおひと柄が伺われます。(^ ^)(^I^)

  「旅」...この良いところは,「多くの色々に“出合える”こと」ですが,今回の Canada でも多くの出合いがありました。「ツアーを構成することになった方々との出合い」,「 Whistler Blackcomb の自然との出合い」,「現地の方々との出合い」,「美味しい食事やビールとの出合い」...etc.等。
  よく,「一期一会」...と言いますが,“Uchi”さんは第一班のご参加で,4/6〜4/13のツアーに参加されました。年齢をはじめとして,性別,お住まい,お仕事,人生経験,スキー経験や目的...そして,もちろんアルコールの強さ...(*^^)v...これらが見事に違っている方々の集合体でした!!!。そして,こういったこのツアーに参加しなかったら経験できないモロモロを皆さんに味わっていただけました。
  “人”だけではなく,多くの“自然環境”にも出合えました。特に天候や,雪質,斜面など,“スキー”を味わう上で大事な要因となるイロイロに...。良い天候だけでなく,ガスの中,そして固まったアイスバーンやザクザク雪などもありました。多くの方々は,天候が悪いと,「しょうがネェーなぁー,こんな天気じゃ面白くないよ...」と仰るところです。私はこの様な気分になりそうな時,「あのステンマルクは,『“この雪...今これから滑る雪は,私が始めて経験する雪だ!!! どんな感じがするんだろう?...』と言ったそうです..。皆さんの目の前に在るこの雪...実は有史以来初めての雪なのです。そのことに思いを馳せて滑りましょう!!!」...と話させていただきました。「このシチュエーションは歴史が始まって以来,初めてのシチュエーションだと思って滑りましょう!!!」...と。そういう気持ちで滑ると,自分が与えられたシチュエーションがすんなり受け容れられ,普通なら気分が暗くなる場面でも,それを味わい,楽しむことができるのです。“宇宙なる神”...“Something Great”が私たちに与えてくれたプレゼント=present(今,現在。プレゼント。贈り物)なのです。すると普段はマイナーな気持ちになる状況でも,それをポジティブに観ることができます。ステンマルクはこんなことを思いながら,感謝しながら“スキー”を楽しんでいたんだ!!!...だからあれだけ勝てたんだ!!!...そんなことも感じた【TOK】でした。
  そして,これらのことを通して,「ツアーコンダクターとして,人と人,人と自然との接点を提供させていただき“Presenter”としての役割を担うこと...これも【TOK】に与えられた役割なのだ」...ということも思ったのでした。(^ ^)(^I^)

  ...というわけで,今回のカナダツアー...多くの色々を楽しませていただきました。“Something Great”に感謝です!!!。
  そして,そのことを思い出させていただいた一枚の写真...“Uchi”さんからの“PRESENT”にも感謝です。ありがとうございました!!! (^I^)

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ April  24  2008 Thursday 小雨 ( 白馬 )
 今朝は「雨」の白馬です。 昨夜は南風が入ったせいでしょうか...厚くて毛布一枚でOK !!!でした。今日は一日雨のようです。そして気温は少しづつ下がり始めるようですが...。
 この陽気で,里の桜も少しづつ咲き始めました。五月の連休を前に,白馬にも確実に春が来ている...そんな思いの今日です。
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  昨日は“Yod”ご夫妻のプライベートレッスンでした。ご夫妻とは過日,「キャンプNo.35 オフピステ特訓3日間 in 北アルプス」でご一緒させていただきました。ところが4/1の「教師日記」にも書きましたが,奥さんの“Ku”さん...キャンプ二日目に信じられないアクシデント...「肉離れ?」に見舞われ,レッスンをオ・ヤ・ス・ミ…されたのでした。その怪我から回復されましたので,前回のリベンジ...ということでのレッスン受講となりました。
  前回キャンプでは三日間,“Yod”さんはすでに色々なイメージを学んでおられます。またその繰り返し...というよりも新しいイメージ... Canada で実践し,効果があったことをお話しすることにしました。結果的にこのイメージで,お二人とも滑りが大きく変わられました。そのイメージとは...“チャクラターン【注】とでも言うべきものです。このことについては,4/21の Canada からの「教師日記」で簡単に説明させていただきましたが,このイメージが効いたのです!!!。
  簡単に言えば,「地球からのエネルギーを,第一のチャクラ(尾てい骨)経由で第四のチャクラ(心臓,胸)に容れるイメージ」...ということになります。特に奥さんの“Ku”の滑りがまるで違うものになりました。これは私も驚きでした!!!。つぶやきの言葉は...♪♪♪コア,かかと...ワァーン...フォァー...コア,かかと...ワァーン...フォァー...♪♪♪でした。この詳しいことは後日,図入りでお話したいと思いますが,「ワァーン」は第一チャクラを経由する形でエネルギーを通過させる意識を,また「フォァー」はそのエネルギーを第四チャクラに収納する意識を持つ...というものです。これを意識して行なうと,結果的にそのフォームは「お尻が落ちた姿勢」になります。「腰を落としても構わない!!!。足首を前方に押し曲げようとせず,膝を曲げ,むしろ敢えて後傾気味になり,お尻が落ちたようなフォームを作りなさい!!!」...というものです。
  この様な考え方,教え方は従来のスキーレッスンでは「絶対的なご法度」...というべき考え方ですが,実はこれも“Do Ski”的にではなく,“Let Ski”的に行なうと凄い効果をもたらすのです!!!。私の口から言うのもオカシイ話ですが,これまでの“スキー”に対する考え方とはまるで異なるもので,効果絶大な滑り方...そう言って良いと思って居ます。「“斜面に垂直”ではなく“水面に垂直”」と同じくらい...というより,それよりもっと極端な考え方かもしれません。
  いずれにしても,この意識でお二人の滑りは滑り込むほどに変わって来ました。そして,エッジに頼り過ぎない滑りになり,さらには,かかとを支点としてスキートップで雪面抵抗を受け容れ,懐が良い形で深くなる滑りに変わって行ったのです。春先のザクザク雪はもちろん,荒れた凹凸のある斜面も,大回りも小回りも見事な“S字ターン”で滑走されるようになりました!!!。そして“Ku”さんから...「春先のオフピステ状の斜面はこれまで避けていたのですが,無理なく滑れるようになりました!!!。そして何よりも疲れがほとんど無いのが不思議です。これまでだと春のスキーでは太ももがパンパンでしたが,それがありません...」というお言葉を頂いたのでした。(^ ^)(^I^)
  前回のキャンプで不完全燃焼の“Ku”さん...本当に良かったですネ !!!。さらにドリルを重ね,少しづつ磨かれれば,さらに素晴らしい滑りになる...そう思います。次回お会いできるのを楽しみにしています!!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

【注】:チャクラ(cakra चक्)は,サンスクリットで「車輪・円」を意味する語。ヨーガでよく使われる言葉で,この身体の部位を意識しながらそこに地球のエネルギーを入れていくことをイメージしながら行なうターン。

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☆ April  25  2008 Friday 曇り ( 白馬 )
 今朝は「曇り」の白馬ですが,今 7:10...東の空の雲が切れ,陽が射し始めました!!!。でも,まだ「晴れ」とは言えません。昼ごろにはもっと青空が広がり,晴れるようですが...。
 さて,そろそろ「ゴールデンウィーク」が始まります。【TOK】キャンプも“08シーズン”のまとめに入ります。今シーズンの〆...どんな風になるのでしょうか?(^ ^)(^I^)
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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今日は皆さんから頂いていた e-mail でのご質問の内,昨日の「教師日記」と少し関連のある“Y”さんからのご質問にお答えしたいと思います。
  ご質問は...
  『...Yです。4/5にチーム練習で岐阜に行きました。「サウンドオブミュージック」意識でしっかりと雪との対話を意識して滑りました。板がしなる感覚は【TOK】先生に教えて頂いた八方での滑りと同じ感覚が出せました。ただ、一点、気になることがありました。ブーツの前に付属の厚さ5ミリくらいのスポイラーを入れました。ブーツを履いて立ったときはは膝が前に出ず、良い具合だと思ったのですが、滑っていたら、大腿の前部分がとても疲れたのです。これは、やはり後ろに乗りすぎなのでしょうか。
 今シーズンは雪の上は今回が最後でした。【TOK】先生と出会え、そしてフィーリングスキーを体感できたことは、本当に大きな出来事でした。オフシーズンは「プラスノー」でトレーニングします。雪の上でないところで「どのようなフィーリングで滑ることができるのか」楽しみです。またご報告します...』

  “Y”さん...ご質問ありがとうございます !!! (^I^) フロントスポイラーを入れたら,滑っていて大腿部の前,大腿四頭筋が疲れた...ということですネ?。この様なご質問は“かかと支点”での滑りをしようとすると良く表れる現象と言っていいものです。特に練習段階では...。つまり,これまで“かかと支点”を経験してこなかった方々がこれを行なおうとすると,ある意味で「極端な練習」をすることが必要になります。この極端が判らないと丁度良い頃合い...“中庸”が良く理解できないのです。
  どういうことかというと...例えば,「色の黒白」を例として説明すれば,もし黒のイメージが「」で白がしか知らない人「Aさん」が居たとします。一方「Bさん」は黒が「」,白がだとします。このお二人...同じ黒でも「」と「」ほどそのイメージが違うのです。白ではです。この色具合...お二人の認識は全く違っています。「Bさん」にとっては「」は黒ではなく「グレー」なのです。でも「Aさん」は「」が黒だと信じ込んでいるわけです。どちらが「違いが判る人」なのでしょうか?もちろん,「Bさん」の方ですネ !!!。もし「Aさん」が「」...という黒があるんだ!!!...ということに気付けば,そこで初めて自分がこれまで信じていた黒は,実は黒ではなくグレーだった...ということが判る訳です。そして,それに気付いたからこそ,黒白の色の程度が判り,グレーという色の奥深さも理解でき,色使いに幅ができるわけです。
  実は,“スキー”の技術習得もこれと似たところがあって,これまで“かかと支点”を体験したことが無かった方が,これをご自分のモノにしようとする時は,それなりの「極端を知るための“苦痛”」...とでも言うべき経験をすることになるのです。“Y”さんが感じられた「大腿四頭筋」の疲れ...という現象...これは“かかと支点”という新しい体験のために必要な「」を知った!!!...ということなのです。でも,心配するには及びません。一度この“かかと支点”の意味が判り,ある程度のドリル練習を重ねれば,雪から来る抵抗とバランスの取れた「良い頃合い」の「」が判って来るからです。そうなれば,必ずしも極端の「」とで滑る必要は無く,「」とでも効果ある滑りができるようになるからです。「極端を知って丁度良い中庸が判る」...ということです。
  良く,「コブなどでショックを吸収するには膝が前に出ないとダメでしょう!!! これスキーの常識でしょう?」...という風に言われます。でも私は違うと思っています。膝が前に出るのではなく,お尻が下がる様にして膝の角度を変えることでショックを吸収したほうがより身体に優しい...そう思って居ます。昨日の「教師日記」に書かせて貰った...「腰を落としても構わない!!!。足首を前方に押し曲げようとせず,膝を曲げ,むしろ敢えて後傾気味になり,お尻が落ちたようなフォームを作りなさい!!!」...ということです。これも「極端練習」が必要になってきますが,この極端を知ってしまうと,雪から来る抵抗と丁度頃合いの良い中庸が見つかり,疲れも少なくなるのです。この意味で今日の“Y”さんのご質問...丁度頃合いが良かった!!!...訳です。(^ ^)(^I^)
  “Y”さん,そういうことでご理解いただけたでしょうか?“かかと支点”に磨きが掛かれば,疲れは少なくなる...ということです。全く疲れない!!!...ということではありませんヨ !!! (^ー^) 今はそのための「道程」を歩んでおられる...ということです。今シーズン,“Y”さんが体験された“フィーリングスキー”...ひと所に留まることはありません。次から次へ...新しいイメージと共に“New Ski World”が広がって行くのです!!!

  ...ということで,明日はいよいよ“チャクラターン”のお話です。乞うご期待!!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ April  26  2008 Saturday 晴れ ( 白馬 )
  今朝,早くは1/2位は雲がありませんでしたが,その後雲が広がり始め,青空が少なくなって来ましたq。(=_=;) これから天候が崩れるのでしょうか...。
 天気予報では,今夕雨になり,明日朝から回復して,なんと !!!...五月二日まで...約一週間,「晴れ時々曇り」の天気が続くとのことです。すばらしいゴールデンウィークになりそうですネ !!!。(^ ^)(^I^) 皆さんのご計画は?
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  今日は昨日予告したように,“チャクラターン”のお話です。
  このターン...自分で言うのもナンですが,ある意味でセンセーショナルなことだと思います。これまで言われてきた「腰落ち姿勢」を容認する考えですから...。でも,いろいろな局面でのスキーヤーのフォームや運動を見ると,このことの合理性がわかる気がします。とりあえず,今日は“チャクラターン”とはどういうものか?ということの基本をお話したいと思います。

  この“チャクラターン”...実は,4/3の日記,「“Y”さんの変化」でコメントしたように,「“脛(すね)”の角度を変えず,“膝(ひざ)”の角度を変えて滑る」...ということと深い関連があります。映像「“Y”さんの変化」を再度ご覧頂ければ判りますが,彼は足首の角度を曲げて,すねを前に出し,角付けを利用してターンしようという滑り方から,“かかと支点”でひざの角度を深くする滑りに変わっています。そのため,ターン後半に圧の吸収が行われ始め,スキートップが内側に入って来るようになり,オーバーエッジユースという弊害も無くなり始めたのです。
  その後,4/4の日記...「ブーツを硬く...の意味」に書いたように,「ブーツを硬く」し,「前傾角を起こし気味」にして“かかと支点”をやりやすいようにするにはどうしたら良いか?...ということを考えながら, Canada で滑り込みました。そして,4/8の日記に,「あるイメージが沸き,これを皆さん意お話しているのですが...」と書いたように,ある閃きがありました。まさに“Something Greatからのpresent”の様に...。(*_*) それが実は“チャクラターン”の始まりだったのです。まず最初は,「尾てい骨でエネルギーをもらう」とか,ちょっとホームページではお話できないシモネタイメージのお話しをしていました。そして思い付いたのがヨーガで言われている「チャクラ」でした。この日記をよく読んで居られ,貴重なアドバイスも時々いただいている“MASA”さんが,良い写真を彼のブログに乗せて頂いていますのでそれを拝借すると右の絵の様です。


  右の図はいつものものです。その各局面に相当する“チャクラターン”イメージが左の三枚のイメージ図です。






  この説明...少し長くなりますので,今日はまずこの図をご覧いただき,その意味を皆さんなりにお考えいただきたいと思います。














  シーハイル !!! Schi heil !!!

 

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☆ April  27  2008 Sunday 曇り ( 白馬 )
 今日の日曜日...「曇り」の白馬です。これから晴れ間が出てくるようですが...。
 昨日の土曜日...天候が良くなかったせいでしょうか...スキーヤーの数も少なく,ゲレンデは空いていました。雨でガスも掛かっていましたから当然でしょうか...(=_=;)
 今日は回復...期待してます !!! (*^^)v
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  昨日から,「No.39 春の雪と用具スペシャル三日間」が始まりました。今回は3名さまのご参加,それに特別ゲストとしてFSSの“オッキー”instructorを迎えてのキャンプとなりました。今回ご参加の三名の方,“To”さん,“Mishi”さん,“Sa”さんはこれまで“フィーリングスキー”のキャンプにご参加いただいたことがある方ばかりです。ですので,この間 Canada で経験し有効だと思うイメージ...“チャクラターン”をメインにお話しすることにしました。(^ ^)(^I^)
  昨日の日記で,“チャクラターン”について,その導入までの話をしました。実は昨日からのキャンプでも,“チャクラターン”の内容を説明をさせていただいておりますので,今日はそのことをこの日記でもお話したいと思います。
  さて,「ブーツを硬く」し,「前傾角を起こし気味」にして“かかと支点”をやりやすいようにするにはどうしたら良いか?...そして,ターン山回りでの圧の吸収をどういうイメージで行ったら一層分かりやすいか?...ということがこの“チャクラターン”の目的です。
  先ず,ターンの局面を「谷回りの部分①」,「フォールラインの部分②」,「山回りの部分③」の三つに分けて考えます。ここでは,“S字ターン”を行うため,説明は(a)の付近のイメージから始めさせていただきます。(a)では前のターンのエネルギーが開放され,左の「チャクライメージ①」のように,身体が伸びた形になっています。この時かかとの「」に意識が行き,ひざの角度は「α」となっています。
  この局面からフォールライン,そして山回りに入って行くのですが,この時の意識は,「チャクライメージ②」の図のようなイメージです。かかと付近からのエネルギーがブルーのライン「」のように“第一チャクラ”にやって来るイメージです。このイメージを持つと,腰の位置が少し下がるようになり,ひざの角度が「β」のように,「α」より小さい角度になります。この時,自分から腰を落として,第一チャクラがかかとに近づくイメージを持ってはいけません。なぜかと言うと,そのイメージでは,腰から上の上半身が丸くならず,「前傾角を変える滑り」のように,「腰砕けのフォーム」なってしまうからです。そうではなく,あくまでエネルギーがブルーのライン「」のように“第一チャクラ”にやって来るイメージを持つことが大事です。これで,上半身は丸味を帯び,骨盤が立った状態になります。
  (b)から③にかけての山回りでは,さらにエネルギーが「第一チャクラ」から「第四チャクラ」に「」が移動して行くイメージを持ちます。すると,「チャクライメージ③」の図のようになり,上半身は丸味を保ったまま,ひざの角度が一層深く曲げられて行きます。この図だけを見ると,完全な「腰落ちスタイル」で,度後傾...ということになりますが,斜面上をスキーヤーは移動していて,斜め前方から雪の抵抗を受けているので,その抵抗軸とバランスが取れた状態になっているのです。そして,身体全体に曲げのエネルギーとネジレのエネルギーが蓄積されるようになります。この様にターン山回りでの圧の吸収がうまく行われると,この局面では大きな圧を雪面とスキーの間に感じることが少なくなります。これはまことに不思議な感覚です。なのにスキーはターン内側にスムーズに入ってくるのです。
  
  この後,素直にこの蓄積されたエネルギーを,次の外足のかかと付近から地球のコア方向に向けて開放するイメージを持つようにします。第四チャクラ⇒かかと⇒地球のコア...という様に...。
  この開放についてのお話しは,また明日...ということに...。

  昨日のキャンプレッスン...あいにく天候状態が良くない中,この“チャクラターン”の基本を,一日かけて行ったのでした。(^ ^)(^I^)
  今日は①の局面...谷回りについて学びたいと思います。
  では行って参りまァーーーす !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ April  28  2008 Monday 晴れ ( 白馬 )
 今日は「晴れ」...の白馬です。
 カラッとした晴天ではありませんが,これ位の方が“スキー”を楽しむには良いでしょう。(^-^)
 今シーズンは,雪が多い...という感じで居ましたが,八方尾根...どうもその雪の消える速さが早いようで,見る見る溶けている...そんな気がします。5月6日までは,なんとか持ってほしいのですが...。(*^^)v
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
     -------------☆★☆-----------
  昨日は,「No.39 春の雪と用具スペシャル三日間」の二日目でした。
  今回は“チャクラターン”がメインイメージです。そして昨日のテーマは...「チャクラから地球のコアにエネルギーをお返しする」,ということと,「再度地球からエネルギーを“センサーポイントSP”で受け入れる」...という二つでした。

  「チャクラから地球のコアにエネルギーをお返しする」...これは,その前の山回りで第四チャクラに蓄積されたエネルギーが,①〜(a)に掛けてどの様に開放されるか?...というイメージの持ち方の練習になります。身体に蓄積されたエネルギー...このエネルギーが地球のコアに戻るのですが,その時は,第四チャクラ⇒ターン外足のかかと⇒地球のコア...という風に戻って行くイメージを持ちます。それも瞬間移動的に移動するのではなく,ある伝播速度を持って,エネルギーの塊が移動するイメージを持ちます。そうすると,自然に脚の伸展が起こり,滑走スピードや抵抗の程度によって自然なストレッチ運動が起こったり,ベンディング運動が起こったりします。あくまで,スキーヤーのイメージはエネルギーが地球のコアに帰っていく道筋=“path”をイメージすることが大事です。すると不思議にも身体が自然にストレッチやベンディングを行ってくれるのです。自分から姿勢やフォームを作ったり,運動をしようとしてはなりません。あくまで「身体の能力」に任せるのです。“Let it Be”の心積もりが大事です。

  次は「再度地球からエネルギーを“センサーポイントSP”で受け入れる」...というイメージの練習です。これはターン円弧の大きさをどうコントロールするか?...ということと深く関係してきます。(a)で地球のコアに帰ったエネルギー...これが(a)⇒②⇒(b)⇒③...という風に,またスキーヤーの身体に戻って来るのですが,その道筋=“path”のイメージの仕方です。
  その“path”は...地球のコア⇒センサーポイントSP⇒第一チャクラ⇒第四チャクラ...という風になります。昨日の「チャクラの基本...その1」では,かかと⇒第一チャクラ...という風にエネルギーがやって来るイメージ...というお話をしましたが,これはあくまで“チャクラターン”の基本イメージということでの説明です。これが発展して,円弧のコントロール...という段階になって来ると,「軸の支点としてのかかと」...それに対して,「作用点としてのセンサーポイントSP」というイメージが重要になるのです。
  この日記をお読みの皆さんにはお馴染みの“センサーポイントSP”ですが,図の「S」,「M」,「L」がこれに相当します。小回りイメージの“センサーポイントSP”は「S」です。今回のキャンプご参加の“To”さんと“Sato”さん...これまで“フィーリングスキー”流の「小回りのトレーニング」はされてませんでしたが,この説明でみるみる素晴らしい小回りがおできになり始めました !!!。地球からのプレゼント...エネルギーの“path”を...地球のコア⇒センサーポイント「S」⇒第一チャクラ⇒第四チャクラ...という風にイメージすることで...。(^ ^)(^I^)

  さて,今日は三日目...キャンプ最終日です。天気もOK !!! できるだけいろいろな斜面で“チャクラターン”を試してみたい...そう思います。
  では,行って参りまァーーーす !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ April  29  2008 Tuesday 晴れ ( 白馬 )

 今日も「晴れ」...の白馬です。(*^^)v
 今日は,国民の休日...「みどりの日」ですが,それに合わせるように,白馬は“桜”が満開です !!!。(^ ^)(^I^)
 そういえば,この間 Canada に行った時,バンクーバーでも桜が咲き始めていました。「ワシントンの桜」は有名ですが,ニュージーランドのクライストチャーチでも,カナダでも,桜は春を告げる美しい花として,世界中で咲いています。(^ ^)(^I^)
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  昨日は,「No.39 春の雪と用具スペシャル三日間」の三日目,最終日でした。
  今回のキャンプでは,“チャクラターン”をメインにお話しています。この日記でもそのことを報告させていただいていますが,それに呼応して,多くの方からコメントをいただいています。また機会を見つけてご紹介したいと思いますが,ほとんどの方が,「これまでそのようなイメージ...腰落ち的な感覚で滑ったことがある...。自分では良い感じだったけれど,それはイケナイ滑り方だと思って止めるようにしていました...。教師日記を読んで,それでいいんだ !!!...と自信がわきました !!!」...という内容です。一概に「腰落ち姿勢」...と言ってしまうと語弊がありますが,雪からの圧を重心方向に吸収する意識を持ち,かかとが尾てい骨に近づくイメージで,結果的に腰落ちになるのはOK !!!です。(^ ^)(^I^)

  さて,昨日のレッスンでは,初日,二日目で学んだ“チャクラターン”イメージで,いろいろな斜面を滑り,その効果を試してみることでした。八方尾根は強風のためゴンドラが止まっていましたので,“五竜とおみ”,“Hakuba 47”で滑ることにしました。
  ゴールデンウィークが始まり,しかも強風で八方尾根は滑れない...と状況でしたから,少し混雑するかな?...という思いがあったのですが,予想に反して,スキー場はガラガラ...。私たちにとっては幸運でした !!!。
  先ず“Hakuba 47”の「ルート1」の高速大回りターンです。人影が少なく,しかもグルーミングがしっかり行われている...という状況でしたから,結構高速ターンを楽しむことができました。でも,だからといって角付けに頼ったターンをすると,雪そのものが柔らかいので,バランスが崩れやすくなり,しかもスキーは走りません。“チャクライメージターン”で,フォールラインから山回りにかけて圧をチャクラに吸収する意識を持つと,ひざがターン内側に入り込むのが抑制され,自然に“水面フラット”が実現します。ですから,バランス維持が楽で,しかもスキーが走る...という「快適クルージング」が楽しめるのです。(^ ^)(^I^) 特に今回ご参加の“Mishi”さんは,谷回りでの圧の開放...「チャクラから地球のコアにエネルギーをお返しする」という意識を持つことで,滑りに迫力が出るようになりました !!!(*^^)v
  その後「ルート2」や,そこからゴンドラ降り場にむかうオフピステ状の斜面,林間コースなど,いろいろな場所を滑り込みました。映像(1.1MB)。“To”さんや“Sato”さん...これまでこの様な場所にあまり行かなかったようですが,この様な林間滑走の面白さに気づかれ,活き活きと滑って居られました。良かったですネ !!!。

  ランチは久しぶりに“Hakuba 47”の「Beer Bar」にお邪魔し,“チャクライメージターン”に乾杯 !!!の祝杯をあげたのでした。今回ご参加の皆さん...本当に「乾杯 !!!」に値するほど,滑りが安定してきました。そして何よりも,皆さんの滑りを拝見して感じたのは,「滑っている時の気持ちが抑制されたものではなく,自由を感じるようなスキーイングをしている...」ということでした。地球の,そして雪のエネルギーを感じ入れる感覚で“スキー”をすると,このように“I am FREE !!!”...というスキーが顕れて来るんだなぁー...と思った【TOK】でした。!(^^)!(*^^)v

  ランチの後は,時間の許す限り,“五竜とおみ”や“Hakuba 47”の林間オフピステを楽しみました。雪の量が少なく,思う存分...というわけにはいきませんでしたが,それなりに楽しむことができました !!! みなさん...楽しいスキー...ありがとうございました !!! また機会を見つけてご一緒しましょう !!!

 シーハイル !!! Schi heil !!!

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☆ April  30  2008 Wednesday 晴れ ( 白馬 )
 今日の白馬...「晴れ」です。すこし「春がすみ」...的ではありますが,これは黄砂ではない...そう思います。(^ ^)(^I^)
 さて今日...四月も晦日となりました。08シーズンも,いよいよ大詰め...そんな気がします。でもなんとかこの連休一杯,“五竜とおみ”や“Hakuba 47”...“八方尾根”は滑れそうです。名残惜しい雪ですが,感謝しながら楽しみましょう !!!(*^^)v
 みなさんも,素敵な一日を !!! I am sure you have a nice day !!!
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  昨日から,「No.40 シーズン締めくくりと用具キャンプ」が始まりました。今回のキャンプは最小催行人数には達しませんでしたが,皆さんとシーズン終わりをじっくり楽しみたい...という気持ちがあり,開催...ということにさせてもらいました。(^ ^)(^I^)
  今日,明日...一人ずつ増えて,最終的に三人になりますが,昨日は“Azu”さんお一人だけの特別レッスンとなりました。(^-^) “Azu”さん,今シーズンも何回かFSSにご入校いただいております。その中でいろいろなことを学ばれたようですが,来シーズン...彼女の目標として「2級合格」を目指されている,ということなので,昨日は特別講座?...として,その役に立ちそうなことをレッスンさせていただきました。
  滑りを拝見すると,「回したい意識の強過ぎ」...が目立ちました。そのためスキーの性能や身体の持っている能力を発揮し切れない滑りになっていました。そこで,「呼吸法」を生かした,リラックススキーをお話しすることにしました。
  「呼吸法ターン」...これは“チャクライメージターン”と似た滑りなのですが,地球や雪面からのエネルギーを身体に吸収する...というイメージを,地球に息を吹き掛けるイメージに変えて滑る...というものです。山回りで,肺⇒かかと⇒地球の真中...という風に息をゆっくり吐き出しながら滑ってもらいます。“チャクライメージターン”では,この山回りの局面では地球から第一チャクラに向かってエネルギーがやって来る...というイメージなので,その向きは「地球のコア」⇒「チャクラ」...と,「呼吸法」とは逆向きです。でも,「息を吐き出す」という意識は,圧力的には,押す力ではなく,むしろ身体が小さくなりながら圧を引き込む運動になるのです。息は地球のコア方向に向かって吐かれているけれど,圧は身体に吸収する...という動きになるのです。
  この「地球との呼吸のやり取りターン」で,少しずつ“Azu”さんの滑りが変わってきました。山回りでも雪面を押し付ける動きが消えていき,やさしく雪の抵抗を身体に受け容れる滑りに変わってきたのです。そして谷回りでは吐き切った息を,ゆっくり吸う...という意識を持つことで,客の伸縮もゆっくり行えるようになりました。(^ ^)(^I^)

  午後からは小回り系の滑りも練習しました。「呼吸法」では,円弧の大きさに合わせて,呼吸をする口の位置を“センサーポイントSP”にイメージするようにします。つまり,山回りで息を吐く時は...「肺」⇒「かかと」⇒「地球のコア」という経路で行い,谷回りで息を吸う時は,「地球のコア」⇒「センサーポイントSP」⇒「肺」...というイメージで行うのです。小回りではこの“センサーポイントSP”の位置を図の「S」にするわけです。

  ...ということで,昨日一日,“Azu”さんの特別キャンプ初日が終了しました。レッスンを通して【TOK】が感じたことは,“スキー”に限らず,もの事というのは,「互いのリレーションを大切にしたコミュニケーションなのだ...」ということでした。“スキー”の場合は“引力”というエネルギーを核とした「地球」と「人間」のコミュニケーションです。

  今日はキャンプ二日目...“Yama”さんを加えてのレッスンです。今日は“五竜とおみ”と“Hakuba 47”に出かけてこようと思います。(^ ^)(^I^)
  では行って参りまァーーーす !!!

  シーハイル !!! Schi heil !!!

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【注】:この「教師日記」の中には,いろいろな“フィーリングスキー”に関する用語が出て来ます。これについては,検索で「エネルギーライン」,「愛のターン」...等と入れていただきますと,その用語に関する記事がたく
さん出てまいりますので,そちらを参考にしてください。

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スキー教師【TOK】の個人的な日記です。
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