“Feeling Ski School Nomugi”

【TOK】のスキー教師日記  March  2009

 
March 2009

What's Today ?


3月
 NEW
31 “SG”に感謝 !!!

30 どんな斜面でも威力発揮

29 新しい自分に生まれ変わる

28 集中してドリル練習を....

27 心穏やかで平和なスキー

26 地球と呼吸しあっている人間
25 癒し系スキーのしてのFS
24 inspiration SKI !!!
23 “新・呼吸法ターン
22 “変化”を楽しむ滑り....
21 “細胞のドミノ倒し”.... ???
20 “イメージ”と“歌”

19 “素直”....は素晴らしい !!!

18 歌を詠い....在るがままに....

17 “Flow”に乗る
16 “SG”からのPresent !!!

15 色のエネルギー

14 疲れた....三日間
11 “新・知応ターン”
10 “energy”の共鳴現象

09 新しいチャクライメージ?

08 租借する余裕が大事....

07 新しい“energy”の誕生

06 詠いながら滑る....

05 生み出された“至福感”
04 「和」している感覚


*** これまでの日記***

2009年2月
2009年1月
2008年12月 No2
2008年12月 No1
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
* 2008年03月
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* 2008年01月

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* 2006年08月
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   (Canada Tour)
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New Zealand04通信
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* 2004年7月 No.2
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教師日記 9月 #1
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教師日記 8月 #1
教師日記 7月
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1999年秋
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1999年3月
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*  以下 1998年

1998年12月

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 ☆ March 04  2009  Wednesday 曇り (白馬) 
    今日の白馬....「曇り」です。(^ ^)(^I^)
  昨日,白馬に戻ってまいりました。1日から3日まで三日間の留守でした....。(-_-;)
  今日からまたホームページ....再開です!!!。よろしくお願いいたします。

【今日の要点】
  “フィーリングスキー”を経験して行くと....「その空間の“energy”と和している自分が居る」ことに気付く!!!
          ******************************          
  今日は“エネルギー”ということについてお話したいと思います。
  先日,「FSSのレッスンを紹介したビデオ....これを作ろうか....という話しが出ています....」ということをご紹介しました。ここ数日,この準備も兼ねイロイロなことを考えていました。そして“feel energy”....ということを思っていました。....というのは,“フィーリングスキー”というのはひと口で言えば,「感じて滑る」....ということなのですが,その中身はどういうことなのだろう???....と思ったのです。確かに「あるイメージを持って,感じて滑ろう」....という気持ちで雪上に立つと,身体の硬直が少なく,リラックスした状態で滑れるようにはなるのですが,その時,ただ単に「雪の“抵抗”」といった“物理量”的な力を感じているだけでは無いような気がするのです。
  ....ということで,多くの方のビデオを参考にさせていただいたりしながら,「何を“feel”してる....といったら適当な表現になるのだろうか???」....ということを考えていました。まだ完全に考えがまとまったわけではありませんが,どうも“エネルギー=energy”を感じているのではないだろうか?....という風に今の段階では思っています。
  この“energy”....これそのものも曲者なのですが,それが一番に良い表現かな?....と思っています。この“energy”を調べてみると....「活力」,「元気」,「精力」や「活気」....という風に記されていますが,実際の例としては....energy from the audience聴衆のエネルギー。I feel my grandfather's energy field present in my life.⇒私の人生の中に、祖父の気が存在しているのを感じる。He has the energy to aggressively adopt彼は積極的に取り入れてしまうエネルギーを持っている。His energy seems to be transmitted just by being beside him and he makes people around him feel happy to be alive⇒彼のそばにいるだけで彼のエネルギーが伝わってくるようで、周りの人に生きる喜びを感じさせる....といった使われ方があります。

  実は“フィーリングスキー”を多く体験していると,単に「雪の抵抗を受けてターンしている」....という言葉だけでは説明し切れない滑りを味わっている自分が居ることに気付きます。,奥の深いエネルギーを感じ取っている....と言う感覚が強くなって来るのです。雪だけでなく,自分が存在しているその空間も含め,それらと「一体となっている」とか,「和している」....という感覚が感じられるようになるのです....。

  長くなりますので,この続きはまた明日!!!。シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 05  2009  Thursday 曇り (白馬) 
  今日はご覧のように,「快晴 !!!」の白馬です。 !(^^)!(*^^)v
  新しく調度したデジカメ....で撮影したPhotoです。これからのVTR撮影....9:16の縦横比で行なう予定ですが,それに合わせ,このTopページのサイズも同じに....。少しは迫力....ありますか ??? (*^^)v
  シーハイル !!! Schi Heil !!!
     -------------☆★☆-----------
【今日の要点】
  
フィールドの“energy”に,スキーヤー個人の“潜在的力”が反応し,ひとつの“至福感”が生まれる。
          ******************************          
  さて,今日は「“エネルギー”を感じて滑る」....ということについての二回目....です。
  実は事ある毎に,「せっかく“スキー”を楽しみに大自然の中に居られるのですから,悩みモードにならず,清々しい気持ちで楽しんで欲しい....」ということを,お話しさせていただいております。でも,非常に残念なことですが,日本の方の多くは,高上意欲が旺盛なのか,それとも上達意欲が強いのか「楽しみ味わう」というよりも「苦行難行の様に“修業”をしている」....という感覚で“スキー”をされている方が実に多いのです。このことは New Zealand でレッスンをさせていただいて,うそ偽りなく心から本当に思うことです。では,その様にではなく,別の視点から“スキー”を捉えることはできないだろうか ???....というのが事の発端です。そしてその為には「技術的な“修業”ではなく,“心”の満足を得るための“スキー”を提唱すべきだ」....ということに思いが至りました。
  この,「“心”の満足」....に焦点を当てて考えて行くと,それは各スキーヤー自身の感性を高め,そのフィールドに居ることの幸せを実感してもらうことに尽きる....そう思います。「技術レベルにこだわらず,そのレベルレベルで味わえ,至福感が感じられる“スキー”」....これが,ある考えを元に練習を重ねて行くことで見つかる....ということです。
  そう !!!....実はその様な“スキー”があるのです。それは“energy”を人間の身体が感じ取る作業から始まるのです。雪の大自然が持っている“energy”とはどんなものを指すのでしょう?。モチロン,雪質,斜度,湿度....などもありますが,その場の雰囲気も“energy”に含んで良いと思います。あるいは一緒に同行し,傍で見ている友人の持つ“energy”が作用している場....これを含めた形のトータルなものも“energy”でしょう。他のスキーヤーが見ている,その視線から感じられる“energy”も....。こうやってみると,“energy”には様々な要因が含まれていることが解ります。私達は「“今”....たった今,その瞬間自分が存在していたそのフィールドの“energy”を,その瞬間々々の異なったモノとして感じ取っている」....ということです。ですから同じ“energy”は二度と感じていない....ということができます。その場,その場のシチュエーションの“energy”は,今まであなたが一度も感じたことの無い“energy”で満ちているのです !!!。
  それらの“energy”....これをある意味では“刺激”とも言えるのですが,これを感知したあなたの身体は,その“energy”に対し,生理的な反応を起こします。これは,考えたから起こる反応ではなく,生理的に自然に起きてしまうのです。私の経験では,この反応は予め自分で予知したり,想像することができません。起こってしまってから,「ああ,あんな風に身体が反応したんだ....」という感じです。そして,「自分にこんな不思議な力が有ったんだ?!?!」....と,その時になって,自分の身体の不思議に気付くのです。
  この現象は,「“energy”を知覚した」⇒「身体が生理的に反応した」⇒「自分が潜在的に持っていた信じられない“力”が顕現した」⇒「これまでと違った滑走感覚が得られた !!!」....という過程を取り,最終的にこれまで感じたことの無い“スキー”の面白さを味わう....という風に展開して行きます。これはスキーレベルに関係ありません。フィールドの“energy”に,そのスキーヤー個人の“潜在的力”が反応し,生み出されたひとつの“至福感だからです。

  今日も長くなってしまいました。この続きはまた後日....。
  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 06  2009  Friday 雨 (白馬) 
  今日は残念ながら....「雨」の白馬です。(-_-;) 三月ですから....こういう日もあります....。(^ ^)
  天気予報では,今日一日雨....。明日昼過ぎには陽が射す....という予報が....。でも,【TOK】は個人的にはこの様な「雨模様の中での“スキー”」....好きです !!!。(^ー^)
  シーハイル !!! Schi Heil !!!
     -------------☆★☆-----------
【今日の要点】
  オレンジをイメージし,詠いながら滑ると....“スキー”は楽しい !!! (*^^)v
          ******************************          
  昨日は午後,③+④フレーム....“Kara”さんと“Tama”さんのプライベートレッスンでした。
  “Kara”さんがお友達の“Tama”さんに,「ぜひ“フィーリングスキーレッスン”受けた方が....」と薦めてくれ,昨日,今日,明日のレッスンが実現したのでした。今回はお二人での受講です。“Tama”さんはスキーを始められたのが最近で,変な癖が付かない内に“フィーリングスキー”を....ということで,今回は彼を中心にレッスンを行なうことになりました。“Kara”さんは,“Tama”さんにデモ演技をお見せしながら,より繊細な滑走感覚を磨く....というのがその目的です。(^ ^)(^I^)

  Before映像を撮りながら“Tama”さんの滑りを拝見すると,まだスキーを始められたばかりで,昨日で滑走日数10日目ほど....ということもあり,足元が少しフラついた滑りでした。初心者,初級者の内は,スキー板そのものを動かそうとしがちになるので,“Do Ski”的な要素でのスキー操作になり,足元がフラついてしまうのです。(^ー^)
  これを防ぎ,「雪の力がスキー板をまわしてくれるのですヨ !!!」....ということを覚えてもらうと,その後の展開がまるで違ったものになります。地球の引力“gravity”に引かれ,位置エネルギーをターンエネルギーに変えるという,“Let Ski”的スキー操作がどんどん身に付いて行くのです。 !(^^)!(*^^)v  その為にはスキー板の持つ特性の内,「トップの長さとテールの長さが違う」....ということを利用したスキッディングターンから始めることが大切です。そこで“オレンジ・ターン”の出番になるわけです。
  “オレンジ・ターン”の展開は....
 ①:土踏まずへオレンジをキープする感覚の練習
 ②:オレンジがつぶれたり,戻ったりする感覚の練習
 ③:雪の力を受け,オレンジがつぶれてジュースが滲み出す感覚の練習
 ④:滲み出したジュースが脚を伝わり,胃に貯まっていく感覚の練習(山回りでの“save”)
 ⑤:胃に貯まったジュースが,次の外足のオレンジを経由して地球の真ん中方向に開放されていく感覚の練習(谷回りでの“release”)
 ⑥:④+⑤の合体....♪♪♪save & release ....save & release ....♪♪♪の練習
 ⑦:上記の練習を,全て呟いたり歌ったりすることで行なう
....という風に進めました。

  これまで,他の方からのレッスンを受けられたことが少なく,唯一“Kara”さんから“フィーリングスキー”の基本を教わった....ということでしたので,レッスンの展開は思った以上にスムーズに行きました。ただ,歌を詠うとか意識を集中して....というご経験は少ないので,ややもするとこれを忘れてしまうのですが,これは徐々に慣れてくることです。ですから一回毎のターンを大事にしながら,詠うことを忘れずに滑ることが大切です。
  余談ですが,呟いて滑ることを,日記ではこれから「歌を詠いながら滑る....」と表現したいと思います。“詠う”には「喜びをうたう」....というような,意味があるそうなので....。(^ ^)(^I^)

  さて,今日は二日目....雨模様の中ですが,楽しんで来たいと思います。では行って参りまァーーす!!!

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 07  2009  Saturday 雨 (白馬) 
今日は少し青空が見えています !!! 「晴れ」の白馬です。(^ ^)(^I^)
天気予報では朝9時ころまで「雪」....ということでしたが....。明日昼過ぎまで晴れ予報です !!!。
でも,この週末....雨でなくて良かったですネ !!!  シーハイル !!! Schi Heil !!!

     -------------☆★☆-----------

【今日の要点】

  
“感動”を与えてくれる滑り....それは,「新しい“energy”」を感じさせてくれる滑り...
          ******************************          
  昨日は残念ながら....「大雨」....。【TOK】は合羽も有り,手袋もゴム手の作業用がありますから万全でしたが,生徒さんの心の内を考えると,あの様な雨の中でスキーをすることは,逆にマイナスイメージを持つ事になるかもしれない....ということで,雪上でのレッスンはオ・ヤ・ス・ミ…としました。
  その代わり,10時ころから【TOK】の自宅で過去のビデオを見ながら,イメージトレーニングに励みました。“Tama”さんはまだご経験が少ないので,どの程度効果的なイメージトレーニングができたか.... ???ではありますが....。(^ー^)

  さて,....ということで今日は「“エネルギー”を感じて滑る」....ということについての三回目....です。どうも“energy”....“energy”と【TOK】は最近うるさいなァー....と思っておられる方も居るかもしれませんが,これも【TOK】の独り言....と受け流してお読みください。....でも,私としては本当に真剣にこの“energy”の不思議を感じているのです。 !(^^)!(*^^)v
  今日は先ず私の好きな映像....何度見ても飽きない映像,むしろ観てると元気をもらえる映像をご覧下さい。スキーヤーは“Kara”さんです。人それぞれですから,この映像をご覧になって私と同じ感情を皆さん全員が抱く....とは思いませんが,「私はこの滑りから元気をもらえる」のです !!!。その大きな要因....それはこの時彼は,「“在る”がまま....そのまま....素のまま....」だったからではないか?....そう思います。そのことが私に元気を与えてくれているのではないか....と思うのです。
  スローモーションの画面をご覧いただければ分かりますが,彼はこの所でただ斜面を落ちて行っているだけです。自分から仕掛けることは一切しておりません。なすがまま,地球の引力が彼を地球の中に引き込もうとするのに任せ,その結果起こってくることを楽しんでいる風です。その時顕現することを顕現するものとして知覚し,良いとか悪いとか判断せずに,ただ受け容れているだけ....のように観えます。すると,雪や地形がその彼に“ある種のenergy”を,あたかも“present”....というような形で与えているように観えます。それに“Kara”さんは応え,“和”しているだけです。“present”を貰った子供が,素直に喜びを表現している....という風です。この様なシーン....これを見て,快感を感じない人は居ないでしょう。
  
  雪や大自然が持っているその時々の状況....つまり“energy”を,スキーヤーがどう“present”として受け入れ,それを自分自身の“energy”と調和させて“新しいenergy”を生み出している....という風にも思えます。“波”+“波”=“新しい波”の誕生....というプロセスに似ています。人間の感性や感受性という「人の“energy”」が,「自然の“energy”」と調和し,「新しい“energy”」が顕現するのです。

  “感動”を与えてくれる滑りとは....「新しい“energy”」を感じさせてくれる滑り....と言うこともできますネ !!! 

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 08  2009  Sunday 曇り (白馬) 

今日は朝早くは「晴れ」でご覧のように,白馬三山も綺麗に見えていました。(^ ^)(^I^)
ですが次第に雲が広がり,9時半頃には「曇り空」に....。
今日の日曜日....みなさんはどちらでスキー楽しんでますか? シーハイル !!! Schi Heil !!!
     -------------☆★☆-----------
【今日の要点】
  初心・初級の方の“フィーリングスキーレッスン”は飛び飛びフレームレッスンがベター....
          ******************************          
  昨日は“Kara”さんと“Tama”さんのプライベートレッスン....二日目でした。
  場所は白馬乗鞍スキー場でした。結果的にこのスキー場を選んだのは正解だったようです。他の“八方”や“五竜とおみ”は結構混雑した上に,前日の雨が凍り付いて散々なコンディションだったようですから....。こういうところにも不思議に“Something Great”の導きを感じます。ハッハハハ...(^ー^)

  さて,レッスンは“Flying Bird”から始めました。....というのは,前日の復習をしながらビデオ撮影をしたのですが,この時,良い感じの滑りを“Tama”さんが見せてくれたのです。で,お話しを伺うと....「“Bird Turn”です」ということでした。いつもお話ししていますが,人によっては容易に受け入れられるイメージと,そうでないイメージがあります。これは全く個人的な理由によるものですから,全員に同じ言イメージを共用することは厳に慎まなければいけません。ということで,昨日の午前の初めの小一時間はこの“Bird Turn”イメージでの滑走となりました。
  山回りでは“鳥”が“pond=池”に綺麗な波紋を作りながら着水するイメージを....また谷回りでは,その“鳥”が大空に自由に羽ばたいて行くイメージを持ってもらいました。初めの内....「“pond”をどこにイメージするか?....」ということについて,“Tama”さんは少し勘違いされていたようですが,その勘違いが是正されてからは,滑る度に活きいきした滑走になってきました。(*^^)v “pond”は山回りの後半の場所にイメージすることが最初は肝心です。皆さんも,もし勘違いされているようでしたら直してくださいネ !!! (^ー^)

  さてその後はいよいよ“Sound of Music Turn”に入りました。斜面移動がスムーズに行なえるようになってもらうための練習です。まだスキーを始められて間もない“Tama”さんですから,いきなりこの“Sound of Music Turn”をイメージしたからといって飛躍的な進歩が !!!....というわけにはいきませんが,少しづつ,少しづつの集中トレーニングが次第に花開いていくことになるのです。最初は【TOK】自身,“Tama”さんに対する期待が大き過ぎ,進展を期待し過ぎるアドバイスがありましたが,もう少し,その段階々々を楽しむ時間を与えることが大事....と反省したのでした。(-_-;)
  でも,滑る度に,安定性は増して来ました。そして,“Do Ski”的にスキーを振り回す動作は無くなり,雪の力がスキーを回してくれることを楽しむ雰囲気が出てきました。こうなればもう私のアドバイスよりも,ご自分で歌を詠い,その歌に合わせてダンスをするような気持ちが大切です。

  午後も“Sound of Music Turn”に磨きをかけることにしました。特にまだスキーを始めて間もない人には,あまり多くのことを語るより,身に付いたイメージを使っていろいろなシチュエーションを滑ってみることが大事なのです。そこで,ある程度の急斜面やグサグサ雪を体験しました。
  次は,小回りに挑戦です。“Sound of Music Turn”で小回りに誘導するのはさほど難しくありません。「♪」の位置をかかとに近い所にイメージするだけで,ほとんどの方がうまく行える様になります。もちろん「歌を詠いながら !!!」....ですが....。(^ー^)
  場所を「若栗ゲレンデ」から「里見ゲレンデ」に移し,いろいろな斜面を体験しました。夕方に近くなり,昼溶けた雪が冷気で固まり始め,表面がややクラスと気味の雪になりましたが“Tama”さんは元気にその中を滑り降りられました。(^ ^)(^I^)

  今回“Tama”さんにとって,“フィーリングスキー”初体験でした。「これまでスキー経験の少ない方にどれ位“フィーリングスキー”が効果があるか?....」という点で興味のあるレッスンとなりました。 New Zealand では多くの方に短時間のレッスンをさせていただき,その中で効果があることが確認できましたが,日本ではどうかな?....という思いがありました。そして今思っていること....それは,“フィーリングスキー”....初心・初級の方へも効果はあるけれど,そのレッスンは短時間し,その間に重要なイメージだけをお伝えすること。そしてその後,スキーヤー自身にドリル練習をする機会を与える方式の方がベターだ....ということです。教師が傍に付きっ切りで,アアでもないコウでもない....とアドバイスする方式は,初心や初級の方に精神的なストレスを与えてしまうことが多い....ということを思いました。スキーヤーが租借する余裕が無いのです。FSSのフレーム方式で言えば,①と③,あるいは②と④....というようなレッスンスタイルの方がより良いのではないか?....そう思います。

  いずれにしても“Tama”さん....【TOK】の多くを教え過ぎ....に良く耐えられました。そして,その滑り....本当に安定したスキーに変わられました。良かったよかった !!!
  また機会がありましたらご一緒しましょうネ !!!。

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 09  2009  Monday 曇り (白馬) 

 今日も朝早くは「晴れ」でご覧のように,朝焼け気味の白馬三山が見えていました。(^ ^)(^I^)
 ですが次第に雲が広がり,今日も山はかすかに見えているものの....「曇り」です。
 明日昼から天気が崩れ,雪になるとも予報が!!!。 シーハイル !!! Schi Heil !!!
     -------------☆★☆-----------
【今日の要点】
  圧の吸収と開放をより繊細に....で,新しい“チャクラ・ターン”の出現???
          ******************************          
  昨日は②+④フレームのプライベートレッスンで,生徒さんは,“Yo”さんと“Sa”さんでした。前回,2/11日の④フレームレッスン後,新しい板を購入されたとのことで,それの評価は?....そして用具を適正に使うために心することは?....ということを学ばれるためのレッスン受講でした。(^ ^)(^I^)

  スキー板は私も何度か乗り,その性能を良く知っている,「K2」の“crossfire”でした。雪面ホールド特性も,またレスポンスもかなり良く,オールラウンド的に使うには適した板です。ただ,“Do Ski”的にスキーそのものを動かしたり,オーバーエッジユースをする人にはカービング特性が感じられず,評価は低くなるでしょう。つまり“Let Ski”的に使ってこそ,その性能が生きる板....ということができます。それにはスキーブーツがしっかりしていることが大事な要素になります。そこで,レッスンの前に先ずブーツチェックを行ないました。すると....案の定少し「ゆるゆる」状態でした。ブーツを締めた時と締めない時との差を感じ取っていただくため,片方のブーツだけをしっかり締め,他方は従来のまま....という状態で雪上に出ました。
  結果は???....皆さんのご想像通り....。しっかり締めた方....「かかと支点」の滑りが安定して行なわれ,スキーが活き活きしています。お二人もその違いに唖然!!!....。かなりスキーを経験している人でも,本当に「しっかり締めた状態」を経験されていない人が多いのです。中には,「パワーベルトって,ブーツを持ち運ぶ時に靴をぶら下げるために有るんじゃないんですか?」....と言う人さえ居ます....。まさに....唖然!?!?です。(-_-;) 早速お二人も他方のブーツにもフロントスポイラーを入れ,パワーベルトも適正な位置で締めなおしたのでした。(^ ^)(^I^)

  こうなれば,次のレッスンが開始できます。(^ー^)。昨日のテーマは,山回りでのエネルギーの“save”と谷回りでの“release”で,つまり「S字ターン」ということです。これまで“Sound of Music Turn”などでもこの“S字ターン”を行なってきましたが,今回はそれに磨きをかけ,山回りでエネルギーを受容し租借するイメージを,そして谷回りではその租借し,味わった感じを地球方向に返信するイメージを持つことにしました。
    普段ですと,②〜③にかけて,音を両耳で聞き,その音のエネルギーを体内に蓄積して,それを谷回りで地球方向にお返しして行く....というイメージだけでした。ですが今回はこの「エネルギーの“蓄積”と“開放”」をもう少し具体的にイメージしてみようと思ったのです。
  ②〜(b)は,エネルギーが次第に強まり,それが体内にやって来始める段階ですが,ここで音源からの音としてのエネルギーが,のど仏(第五のチャクラ)に直接話し掛けるような感じで語りかけて来る....というイメージを持ってみたのです。すると,これまでの様に,「ある物理量としてのエネルギーが蓄積する」と言うよりも,「より繊細な情感を伴ったエネルギー」が身体の“のどの付近”に話し掛けて来るような気持ちになり,より素直に雪からのエネルギーを受容できるような気持ちになりました。これまでに無いチョッと不思議な感覚でした。(^ー^)
  そして,さらにその後,(b)〜③でただ単に圧がさらに強くなり,お腹が一杯になる....といった感覚とは少し違う感じのエネルギーの蓄積が感じられました。それは,身体の中に入って来た“繊細なエネルギー”に自分の身体が素直に反応している....とでも言うべき感覚なのです。
  そして①〜(a)に掛けては,自分が反応したその感覚を大地に,「私はこの様に感じましたよ!!!」....といった風に伝え反すイメージでの滑りになったのです。自分がエネルギーを受け,それに素直に反応した自分の感覚を母なる地球に報告でもしている感覚です
  この時の呟き,歌の歌詞は....♪♪♪第五ォーのチャクラでェー....感じィー容れるゥー....自分の感動ォーをォー....伝え返すゥー....♪♪♪でした。お二人ともこのイメージの滑りでどんどん変わってきました!!!  !(^^)!(*^^)v

  さて,この話し....少し長くなりそうなので,明日また報告....ということで,今日はオ・シ・マ・イ!!! チャンチャン!!!

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 10  2009  Tuesday 晴れ (白馬) 

  今日も「晴れ!!!」の白馬です。(^ ^)(^I^) 朝早くは雲が稜線に掛かっていましたが....。
  天気予報では,今日一杯曇りですが....。低気圧の移動が予想より早かったかな?
  今日夕方からマークがでています。明日の午後も....。 !(^^)!(*^^)v これで一日いちにち,スキー滑走日が伸びる....ということですネ !!!。 
  シーハイル !!! Schi Heil !!!

     -------------☆★☆-----------

【今日の要点】

  「山回り」と「谷回り」を,“energy”同士の“共鳴現象”として捉える....
          ******************************          

  今日は昨日の続きです。
  実は一昨日,“Yo”さんと“Sa”さんのレッスンをさせて頂きながら,ここ数日お話ししている“energy”のことを思っていました。昨日もお話ししたように,右図の②〜(b)にかけて,雪からの“energy”が第五のチャクラと言われる“のど”付近に受容する感覚で滑ると,単に圧が貯まる....というのとは違った感覚の滑りになったのです。よく「言葉として“音”に出して話さなくても,身体からある種のエネルギーが出て,それが以心伝心という形で他人に伝わる」....ということを聞きますが,それと似た感覚の“energy”が雪面から“のど”に伝わって来る感覚です。そういえば,ヨガではこの第五のチャクラは,「自己表現やコミュニケーションを制御する場所」を意味するそうです。
  昨日,「より繊細な情感を伴ったエネルギー」が身体の“のどの付近”に話し掛けて来るような気持ち」....と書きましたが,もっと詳しく言うと,雪から受容したその“energy”と自分の肉体そのものが持っている“energy”が互いに反応し合い,“共振現象”あるいは“共鳴現象”が起こっている感覚なのです。特に山回り後半の(b)〜③に掛けてはその“共鳴現象”が強く感じられるのです。雪の自然から受けた“energy”に身体が素直に反応し,新しい“energy”みたいなものが生成されて,それが身体全体に貯まっていっている感覚です。実はこれこそが,「滑りをあらかじめ予想したり,決め付けたりしない滑りで,『観えて来るものを楽しむ!!! 』....という姿勢につながるんだ!!!」....そう思いました。“Sa”さんに伺うと,「そのとおり!!!....なんか変な気持ち....。でも心が穏やかで充足感がありました!!!」....という風に話しておられました。
  そして私自身....さらに谷回りの感覚が変わったことに気付きました!!!。①〜(a)〜②で,その“共鳴現象”で蓄積された“新しく形成されたenergy”がどのようなものであったか???....「その結果を,母なる大地に報告する」かのように意識してみたのです。すると,これまでの様な単なる「開放」....とは違う感じの雪面コンタクトが取れたのです。「開放」だと山回りで蓄積した圧が,全方位的,四方八方に拡散していくイメージ....これが拭い切れなかったのですが,「母なる大地に報告」するいう気持ちになると,その開放の方位が限定され,“地球のコア”方向になるのです。つまり谷回りで“水面フラットイメージ”が自然にできることになります。(*^^)v

  このイメージの滑りで,これまで「S字ターン」要素の少なかったお二人ですが,「ソフトな“energy”のコミュニケーション」....とでも言える,深みのある滑りになられました!!!。圧のやり取り....といった単純な言葉では表せない滑りです。まるで,「自分で滑ろうとも思わない滑り....これが自然発生的に顕現してくる感じ....」でした。モチロン急斜面も同じイメージでの滑りでOK !!!でした。

  明日はもう少し,この現象を詳しく観てみたいと思います。
  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 11  2009  Wednesday  晴れ (白馬) 
  今日は「晴れ」の白馬です。(^ ^)(^I^) これから野麦峠に出掛けますので写真は撮れませんが....。まだ薄暗く,映像がハッキリ写りません....。でも青空が見えています。
  天気予報ではマークですが....。ハッハハハ...(^ー^)  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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【今日の要点】

  “新・知応ターン”で,至福感を味わう....

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  今日も昨日の続きです....。(^ー^)
  私が“フィーリングスキー”的なレッスンに興味を覚えたその理由は,「“身体”の不思議,能力の素晴らしさ !!!」に気付いたことがキッカケです。それまでは「身体はこう使いなさい。手はこう,脚はこうです....」といったレッスンでしたが,“オレンジ・ターン”でイメージが身体に及ぼす効果に気付いてからそのスタイルが変わりました。そして今,その「“身体”の不思議,能力の素晴らしさ !!!」に改めて新しい感慨を覚えています。
  それは,「私達人間は,在るべくして在るべきところに居る。地球上に生息している動物として,その偉大な力との調和,協調の中から真の“動き”を顕現させている」....ということです。つまり,やろうとしてやるのではなく,それこそ“自然”に起こってしまうのだと....。少々訳の分からないことを言い始めてしまいましたが,この頃本当にそう思うのです。 !(^^)!(*^^)v

  さて,こんなことに思いが至った理由....それは昨日も話しましたが,「山回りでの“共鳴現象”」とでも言える感覚です。雪面から“energy”として入って来,受容されたものが,自分の身体と化学反応や共振現象を起こしているかのような感覚なのです。ですから,ただ単に圧を蓄積している....といった感じではありません。そしてそれが不快感を伴うか?....と言えば,全く逆で,「素晴らしい至福感」をさえ感じるのです。自分の身体が,何の作為的な意思を持たず,在るがまま,成るがままに任せた結果得られた,幸せな感覚です。この様に精神的に誠に安定した状態で居るわけですから,身体の硬直や,ストレスを感じることは非常に少なくなります。
  そしてさらに,山回りでのフィーリングが違いますから,エネルギーの開放の局面,谷回りでもその感覚が少し違ってきます。山回りで得られた「幸せ感」を“感謝”の念を込めて,大自然に報告させてもらう....といった感覚になるのです。ですから,無理やり谷回りを誘導しようとしたり,角付けの切り替えを急激に....などという動きは起こりません。谷回りでさえも,雪の斜面とコミュニケーションをしているのです。
  そして,このことを感じる様になって,“知応ターン”の位相がこれまでのものと90度ずれていることに気付きました。右の図の様に,山回りが♪♪♪知....応....♪♪♪で,谷回りが♪♪♪心....情....♪♪♪なのです。この様なリズム取りの方が第五チャクラで“energy”を感じ取り,それを租借して,地球に感謝して行く....というイメージになります。それで,これを“新・知応ターン”と呼ぶことにしました。(^ー^)

  さて,この様なイメージで滑られたお二人....どの様になったのでしょうか? その模様....“Yo”さんと“Sa”さんの映像....でご紹介したいと思います。
  ターン山回りでの圧の貯め方に違いがあることに気付かれたと思います。Beforeはどことなく雪面からの“energy”に反発している....という風に観えますが,Afterでは,素直に受け容れその反応を楽しんでいる様に観えます。
  また谷回りへの移行も,Beforeの「C字ターン」から,「S字ターン」的にスムーズに行える様になりました。結果として連続したターンがリズム良く素直に行なえるようになって来ました。谷回りが実に伸びのびしてきたのがお判りいただけるでしょう !!!。素ッ晴らしい !!!  !(^^)!(*^^)v

  お二人のレッスンを通して,またまた大きなことに気付かせていただいた【TOK】でした !!!。ありがとうございます !!! (^I^) また機会がありましたらご一緒しましょう !!!

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 14  2009  Saturday  小雨 (白馬) 
 今日は「小雨」の白馬です。(-_-;) 昨日から信じられないような大雨が降りました....。(-_-;)
 今日から始まる「シニアオフピステ」に向けて,何か意図ある“Something Great”からのpresent?....ということで,雨も小降りになりましたので,行って参りまァーーす!!! シーハイル !!! Schi Heil !!!
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【今日の要点】
  初めて!!!....疲れを感じた三日間の spiritual レッスン....
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  11日から昨日,13日まで野麦峠で,「Spiritual Ski in NOMUGI」が行なわれました。
  その模様....いろいろな事情で Update できませんでした。(-_-;) ですので今日,そのさわりを Update したいと思います。
  さて,“spiritual”なことと“スキー”...どんな関係にあるの?....と思われる方が居られるかもしれません。ですが,“フィーリングスキー”的に“スキー”を楽しみ,味わって行くようになると,雪の自然で“スキー”を楽しむことを通して,自分がこの世に生まれてきたことの意味が解る様になり,この世のあらゆることに感謝するようになります。そんな馬鹿な!!!....と思うかもしれませんが,それは心の持ち様,“スキー”の味わい方のスタイルと大きく関係しているです。今回のキャンプでは,その様なことをご一緒に探ってみよう....というのが狙いです。(^ ^)
  “スキー”をする時,肉体のあるべき姿を想定してみたり,こういう時はこう対処して....といった考えで雪上に立つと,あらゆる結果は「良・否」,「快・不快」....といった判断になりかねません。すると,常に「良」とか「快」を求める滑りになりがちで,ストレスとなる要因はできるだけ避けようとします。でもターンの全てでOK !!!....といった滑りは不可能ですから,滑るたびにストレスが残ることになります。この様な姿勢では,常に反省と悔悟が残り,心からスキーを楽しむ....ということはできません。これをできるだけ回避し,どの様なシチュエーションでも,スキーを新鮮なものとして楽しむことができれば,その様な姿勢は“スキー”を単なるスポーツとして押し止めるだけでなく,人生の生き方のおおきな拠り所として,精神的に大きな役割を果たすことになります。この意味で「心や魂」が「肉体」に,あるいは「肉体」が「心や魂」にどの様な影響を与えているのだろうか?....これを探るのは大いに意味のあることだと思います。これが今回のキャンプの目的でもありました。
  “spirit”....これに対する考え方はいろいろあり,これ!!!....と限定することはできません。ですが私は「心,精神,魂,生気,生命の息吹」....という風に捉えています。この“spirit”が実際どこにあり,どの様に働いているか?....は解りませんが,実際の肉体の活動に大きな影響を与えている....ということを実感しています。肉体とspiritは,別ものとは言え,互いに密接な関係を与え合っている....そう思います。

  さて,このレッスンの模様....実は実際にレッスンをさせていただきながら,自分自身が何かに導かれている様な感覚でもありました。ですから,私が話すことが,あらかじめ予定していたものと大きく様変わりしていた....ということが多くありました。三日間....野麦峠が異常に寒かった!!!....ということもありますが,レッスンを終えて帰って来ると,いつもとは違う疲労感があり,ベッドの横にならないと我慢できないことも....。
  単に【TOK】が歳をとり疲れが早く来ただけ....という見方もできますが,私的にはレッスン内容の影響を受けたような気がしています。ですから,この三日間の模様を一日の日記にまとめ切るにはかなりの無理があります。とりあえず,この三日間....どんなことがあったかの「さわり」をお話しさせていただき,その詳しい内容はまた時期を改めて,しっかり三日間のことを反芻した後にお知らせしたいと思います。
  
  とにかく,いつもとは違い,疲れを感じた三日間でした....。こんなことは初めて....。(-_-;)

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 15  2009  Sunday  晴れ (白馬) 
  今日は「晴れ」の白馬です。(-_-;) 昨日は朝は「雨」....午後から「雪」に変わりました。
  今日は,キャンプご参加の皆さんと一緒に「シャルマン火打」に行って来ます!!!。(^ ^)(^I^) どの様な状況でしょうか? 楽しみたのしみ!!! (^ ^)(^I^) 皆さんも良い日曜日を!!!
  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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【今日の要点】

  ターンエネルギーを強さの物理量としてではなく,波長や色の違いとして捉えたら....???
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  昨日から,「キャンプ18: シニアのオフピステスペシャル in 白馬」が始まりました。このキャンプのテーマは....『オフピステをシニア流で楽しみましょう !!!  シニアの方や女性の方でもオフピステ....楽しめます !!! 心の持ち様が大切なのです。このキャンプでは,体力がそんなに恵まれていない方でも楽しめるオフピステの滑り方を学びます。(^ ^)(^I^) 』ということです。(^ー^)
  生涯スポーツとしての“スキー”を標榜としている,“フィーリングスキー”ですが,特に「オフピステ」を滑ることはこのことと大きく関係している....そう思います。「オフピステを在りのままに,在るように滑り,大自然からの恵みを感謝の念を持って感じ容れる」....という姿勢そのものがまさに“生涯スキー”だと思っています。
  ....ということで,レッスン初日と相成ったのですが,何を“Something Great”が意図されたのか,あいにくの「雨」....。午後からは天候も回復する....との情報を得ましたので,午前中は宿舎で,「オフピステを滑る時の注意点」....を学ぶことにしました。約2時間の講義を終えて,白馬乗鞍スキー場に向かいました。途中ランチを取り,午後1時半からレッスン開始となりました。
  そして,レッスンは次の様に進めました。
 1:②〜(b)で,雪からの“energy”を抵抗の大きさ,力の強さと捉えず,波長的なエネルギーの違い,つまり「色」の違いとしてやって来ることをイメージする。
 2:(b)〜③では,雪からの「色」に自分の身体のエネルギーとしての「色」が交じり合い,反応していく様子を楽しむ。そこでは融合,あるいは共鳴的なエネルギー同士の反応が起こり,新しい「色」の“energy”が生まれる....とイメージする。
 3:③〜①で,この新しく生まれたエネルギーとしての新しい「色」....“New Color”の誕生を祝い,そしてそれを楽しめたことに感謝する気持ちを持つ。
 4:①〜(a)では,この様な身体の反応が起こった歓びを素直に「母なる大地にご報告する」....という姿勢で,「ありがとう!!!」という想いを素直に地球のコア方向にお伝えしながら,送り返すイメージを持つ。
 5:(a)〜②では,身体の中に生まれた新しい「色」の“energy”が少しづつ地球に帰って行くことで,次第にその“energy”量が少なくなり,カラーの色や大きさが,「元の素の自分のエネルギー状態」,元来自分自身が持っている状態に戻って行くことをイメージする。

  ....などと,いうことをイメージしながら行ないました。実際にレッスンを受けていない方や,【TOK】の最近の日記をお読みいただいていない方には???....かもしれませんが,このイメージは“Happy Birth turn”や“feather turn”などに通じる滑りのイメージなのです。
  体力的に恵まれないシニアの方々が,「オフピステ」を滑る時には大きな威力を発揮してくれるものと思っています。当たらし“energy”の捉え方が芽生え始めた....という気もしている【TOK】です。(^ ^)(^I^)

  さて,今日はキャンプ二日目....。「シャルマン火打」に行って来ます。どんなpresentが待っているでしょうか? 楽しみたのしみ!!! では行って参りまァーーす!!!

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 16  2009  Monday  晴れ (白馬) 
  今日は,ご覧のような「晴れ !!!」の白馬です。(-_-;) まさに....日本晴れ !!!です。(*^^)v  でもこの天気....夕方には崩れ始め,雨になる....ということです。ホントかな ???
  今日は「シニアオフピステキャンプ」....最終日です。八方尾根にお邪魔して来ようと思っています。ここで先週末まで「技術選」が開かれてました。Masaki選手は8番目....だったようです。(^ー^)
  シーハイル !!! Schi Heil !!!
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【今日の要点】
  
「超難しい状況」では,各スキーヤーのイチバン弱いところが観えてくる....
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  昨日は,「シニアのオフピステスペシャル in 白馬」....の二日目でした。せっかくですので,少しオフピステっぽい雰囲気が豊かな,“シャルマ火打”に行って来ました !!!。
  最高の天気で,その写真⇒を先ずはご覧下さい。奥の白い山は「越後の火打岳」で,このスキー場の命名の由来となっている山です。
  
この様な天候の良い自然豊かな場所に居て,そこの息吹を感じ,味わうことも「オフピステスキー」の醍醐味です。単に雪の斜面を滑るだけ....が「オフピステ」では無いことを,皆さんと共に再確認しました !!!。イエェーーイ !!!。(^ ^)(^I^)

  さて,雪の状況はどうだったか?....というと,正直天候とは裏腹に,大変難しい状況でした。新雪が約15〜20センチほど降ってくれたのは良いのですが,この雪....多量の湿気を含んでおりました。「テコでも横に動きませんヨ !!!」....とでも言っているような感じを,最初,自然雪に入ったとき感じたほどです。浮力のある板を使っているスノーボーダーは,楽しそうに滑っていますが,普通のスキー板では雪の中に潜り込んでしまい,浮力を生かすどころではありません。そして,横方向にスキッディングすることも不可能です。本当にそれこそ「在るがままを素直に在るがままに受け入れ,その時どうなるか?....神頼み」....というスタイルが最高....としか言いようがありませんでした。(-_-;)
  こういう状況では,精神的な“快感”を求めての“スキー”は,ストレスを蓄積させるだけです。「うまく行かなくて当たり前。もしスンナリ行ったら儲けモノ....」という気持ちで,雪と対処するのがイチバンです。

  それでも,どうにかこの様な斜面を,滑ってみたい。グルーミングされた斜面だけじゃ物足りない....というのが,参加者皆さんのご希望のようでした。私独りなら,「君子危うきに近寄らず」....の心境で,安全を最優先してオフピステには行きませんが....。でも今回のキャンプのテーマは「オフピステ」....。生徒さん皆さんに怪我や,事故が無いことを祈りながら,数回オフピステに挑戦しました。(^ー^)
  そして,気がついたことがあります。今回ご参加の皆さん....全員がかなり“フィーリングスキー”習熟された方々なのですが,あのような「超難しい状況」では,各スキーヤーのイチバン弱いところが顕れてくる....ということです。それぞれ,そのポイントは異なりますが,普段どの様なイメージ....あるいは感覚でスキーをしているのか?....これが如実に出て来るのです。その主なポイントは....
 ①:山回りで,スキーを止めてしまう。つまりC字ターンになってしまう。(-_-;)
 ②:谷回りを短くしてしまうので,リズムが途切れ,身体がうまくdanceできない。つまり,歌を詠っているようで,実は詠ってなかった....。(-_-;)
 ③:いつの間にか,「うまくこなそう,イイ滑りをしよう」....という雑念が心の中に芽生え,顕れ出るものをそのまま受け容れよう....という気持ちが無くなってしまっている。(-_-;)
....ということになります。普段,このことには充分注意して滑っている筈なのですが....。(-_-;)
  でも私の目には,そして正直なビデオには,上記①〜③までを意識できた人の素晴らしい滑りが焼きついています。毎回まいかいそうではなくても,時おり素晴らしい滑りを見せてくれた人も居られました !!!。そういう意味で昨日の“シャルマ火打”訪問....これは最高のpresentを頂いた !!!....ということになりますネ !!!。SG....“Something Great”さん....ありがとうございました !!!。

  帰りは糸魚川海岸を周りながら,素晴らしい日本海の海の眺めを堪能して来ました。
  その帰り道....日本海の地物の貝やお魚など,美味しい寿司をたらふく頂いて白馬に戻って来ました。 !(^^)!(*^^)v

  さて,今日はキャンプ最終日。昨日の学びを生かしながら,八方尾根にお邪魔して,オフピステを堪能して来たいと思います。(*^^)v
  では行って参りまァーーす!!! シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 17  2009  Tuesday  湿雪 (白馬) 
  今日は,昨日から一転 !!!....ご覧のように「湿雪」が降っている白馬です。(-_-;)
  昨日AMは....素晴らしい日本晴れ !!!でしたが,天気予報どおり,午後から「雪」に....。キャンプにご参加の皆さんも,春の天候の急変に(*_*)ビックリでした !!!

  【TOK】の家に三ヶ月あまり下宿していた New Zealand 人の“Dougie”....今朝帰国の途に....。イイ旅を !!! また数ヵ月後ニュージーランドで逢いましょう !!! シーハイル !!! Schi Heil !!!
     -------------☆★☆-----------
【今日の要点】
  オフピステを滑る....そのコツは,“感謝”の気持ちを持ち,滑りに“澱み”を作らないこと....
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  昨日は,「シニアのオフピステスペシャル in 白馬」....の三日目。いろいろな場所を巡ろう....ということで,「八方尾根」にお邪魔しました。(*^^)v
  
おかげさまで,午前中はピーカンの天気 !!!。北アルプスはモチロン,遠く八ヶ岳や,志賀高原の山々も綺麗に見えていました。こういうシチュエーションに居られるだけで,最高の幸せ気分が味わえますが,それに“スキー”がプラスされ,自分の身体の素晴らしさに気付くと,より一層至福感が増します !!!。
  シニアのオフピステ....というテーマで三日目を迎えましたが,最初に【TOK】の頭をかすめ,インスピレーションとして閃いたのは....「“Flow”に乗る....」ということでした。この“flow”....辞書で調べると....『流れる,自由に動く,循環する,よどみなく進む,滑らかに続く,導かれる,出てくる....』などの意味がありますが,私は斜面に「川」あるいは「河」をイメージし,その水面に浮かんで流れる“木の葉”や“木っ端”をイメージしてもらうことにしました。そして,あたかも蟻にでもなってその“木の葉”に乗っかり,水の流れるままに流れて行く様を想像していただきました。ポイントは「“よどみ”を作らないように流れて行く」....というイメージを持つことです。
  この時,特に注意していただいたのは,“山回り”に相当する局面での「河の流れ」のイメージでした。気をつけないと多くの方はここでスキーの滑走速度を落そうとします。それでは次の谷回りに“energy”を伝えることは不可能になってしまいます。どうしてこういう動作をしてしまうか?....というと,雪に圧を加えることで“break=ブレーキ”をかけてスピードを抑えようとするからです。ではどうやってスピードコントロールをするのか?....というと,「山側に滑り上がって行く意識」を持ち,位置エネルギーが少なくなることでスピードが落ちるようにすることなのです。結果として「∞ターン」のように滑ることです。そうすると,自分で雪面を抑え付け,圧を加える操作をしなくて済むのです。この練習のために,.「“Flow”に乗る....」ということをイメージしていただいたわけです。モチロン,この切り上げイメージだけでスピードコントロールが万全にできるわけではありませんが,S字ターンの意味が理解できるようになり,滑りが本当にスムーズになるのです。
  そして,皆さんもお気付きかもしれませんが,川の上に浮く....ということは,“水面フラットイメージ”を意識することにつながっているのです。ですから,山回りはもちろん,谷回りでも角付けの切り替えを急ぎ過ぎないターンができるのです。
  午前中は,この“川の流れターン”....とでも言うべきイメージで,黒菱⇒スカイライン⇒リーゼンコース....を滑りました。

  午後....レッスンの「〆」は,♪♪♪ありがとう!!!....無になって....(エネルギーを)頂いて,色が変わって....ありがとう!!!....無になって....(エネルギーを)頂いて,色が変わって....♪♪♪という歌を詠いながらの滑走でした。そして結局思ったこと....それは,「どんな雪の状況であろうと,そのシチュエーションに感謝し,ありがとうございます !!!....という気持ちで滑ること」....でした。常に“感謝”....という気持ちがあれば,身体は与えられた状況に最も適した形で同調する....ということをつくづく思いました。心の片隅に,少しでも自分の能力を疑う気持ちがあったり,雪の斜面を征服してやろう,こう滑ってやろう....という意識があると,自然環境に共振したり共鳴したりすることはできにくい....ということです。滑りに澱みができてしまうのです....ネ??。

  雨に始まって,雨で終わった今回のキャンプでしたが,オフピステ....こういう状況だからこそ“自然体”が大事....ということを教えていただいた三日間でした。そして,“Something Great”の大きな“愛”を感じた三日間でした !!!。
  ありがとうございました !!!。 !(^^)!(*^^)v  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 18  2009  Wednesday  晴れ (白馬) 
  今日は,ご覧のように「晴れ !!!」の白馬です。(*^^)v  この天気,明日一杯続きそうです。三月もスキーができて良かったですネ !!!
  シーハイル !!! Schi Heil !!!
     -------------☆★☆-----------
【今日の要点】
  歌を詠い,在るがままを在るがまま意識すること....
          ******************************          
  一昨日で,「シニアのオフピステスペシャル in 白馬」...が終了しましたが,【TOK】にとっても,今回は大きな“気付き”がありました。それは「スキーは移動し続けることが重要」....ということです。
  今回ご参加の皆さんは,かなりの回数“フィーリングスキー”を受講された方々ばかりでした。ですから,この「斜面移動を続ける意識」は,もう皆さんの身体の中に,「無意識下の行動」として身に付いているものと信じ込んでいました。ですが,難しいシチュエーションになると,このことをつい忘れてしまうのです。その理由は,思い通りに行かないのではないか ???....という「“恐れ”や“不安”の感情」なのです。人間ですから“恐れ”や“不安”を無くしなさい....と言ってもスンナリそれを聞き入れることはできません。そこで重要になるのが,「“今”に集中 !!!」....ということなのです。何度もこの日記でもお話ししている様に,それには「歌を詠うこと」が効果があります。詠うことによってもたらされる呼吸法も大事なのですが,それよりも,自分が詠っている歌詞に想いを馳せることで,今時分がイメージすることに集中でるから....なのです。しかし,残念ながら“フィーリングスキー”経験の多い方でさえ,この「歌を詠うこと」を忘れてしまっている人が居られました。(-_-;)
  その中で,今回大ブレークされたのが,“Kiyo”さんでした。先ず“Kiyo”さんの映像をご覧下さい。年齢のことをお話しして申し訳ありませんが,もうじき67歳になられます。スキー経験もここ5年ほどだと承知しています。この方がご覧のような滑りを見せてくださいました !!! 
  ①:「重い雪のオフピステ」....これは二日目,シャルマン火打でのものです。本当に重い雪で水分をしっかり含んでいて,自分で操作することは不可能....。この状態で,ただ在るがまま,成るがまま....に任せ,母なる大地の力に引かれることを意識されています。そうすることで,一番理にかなった斜面移動が顕れ,それなりのスピードでゆっくりとターンしてくれるのです。山回りでの「圧の吸収」も自然に起こっていますネ !!!。素ッ晴らしい !!!
  ②:「制限されたオフピステ」....これは三日目,最終日のものです。小さい立ち木がある場所で,ターン円弧が規制される斜面でした。ここでも彼女はスキーを止めることなく,前に前に進んでいます。瞬間後傾気味になる時はありましたが,川の流れに乗り続ける....という意識がリカバリーをもたらしています。そして,お気づきになりましたか?ノンストック....で滑っていますネ !!!。“Flow”に乗り,成るがまま....という意識の時にはストックを用いない方が好結果をもたらすのです。
  ③:「整地....川の流れのように」....これも三日目ですが,本当によどみなく,緩やかに滑られています。「どうしてあのようにゆったり静かに,流れるように滑れるんだろう ???」....と,他から見ているスキーヤーは思うかもしれません。その答えは....「地球の引力に引かれ,なるがまま....という心境で居るから」....なのです。

  歌を詠い,在るがままを在るがまま意識し使い切ること....。彼女の滑りを観ていると,本当にそう思います。人間....素直さが大事なんですネ !!!

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 19  2009  Thursday  晴れ (白馬) 
  今日も,ご覧のように「晴れ !!!」の白馬です。(*^^)v
  ですが....天気予報によると,今日午後....18℃という暖かさに !!!....。雪崩が心配ですネ !!!。オフピステ....充分お気をつけて !!! シーハイル !!! Schi Heil !!!
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【今日の要点】
  “素直”....とは,かくも素ッ晴らしい !!!
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  昨日は,“Sato”さんと“Usu”さんの,①+②フレーム....計3時間のプライベートレッスンでした。
  “Sato”さんと“Usu”さんとは初めてご一緒しますが,お二人とも実は「某SI○スキースクール」で,スキー教師をされています。そのスキースクールの「顧問」をしておられる“Su”さん....かねてから私のレッスンに興味を持っていただいているのですが,その方からお二人にレッスン受講をお勧めいただき,昨日実現したのでした。
  私も,S○Aの指導資格をお持ちのお二人が,今更【TOK】のレッスンでもないだろう....という気持ちがありました。ですが,若いお二人に,「【TOK】がこれまで学んだスキー指導の一端を紹介して欲しい....」という“Su”さんのお気持ちが,良く理解できましたので,僭越ながら「【TOK】流の“フィーリングスキー”指導法」の一端を学んでいただくことにしました。

  レッスンは次の様に進めました。
 ①:バターナイフイメージのプルークボーゲン
   ①-1:滑るプルークと止めるプルーク
   ①-2:“Do Ski”と“Let Ski”の違い確認⇒“gravity=重力,引力”活用の重要性
 ②:“オレンジ・ターン”イメージのプルークボーゲン(スキッディング要素)
   ②-1:オレンジ....ただ意識する....だけのプルークボーゲン
   ②-2:オレンジのつぶれ方を意識したプルークボーゲン
   ②-3:オレンジジュースの滲み込みイメージを意識したプルークボーゲン
   ②-4:オレンジジュースをドリンクするイメージを意識したプルークボーゲン⇒シュテムターン
   ②-5:オレンジジュース....“spread in”+“spread out”を意識したプルークボーゲン⇒シュテムターン
 ③:“Sound of Music Turn”でのターン(カービング要素)
   ③-1:山回りでの“音”集中練習
   ③-2:谷回りでの“開放”集中練習
   ③-3:歌....♪♪♪music....listen....♪♪♪のつぶやきターン⇒詠うことの効果確認
   ③-4:かかと支点イメージのターン
   ③-5:山回りでの“圧の吸収イメージ”の練習
   ③-6:圧の吸収と,開放イメージの練習
 ④:ブーツチェック
   ④-1:ブーツの硬さ⇒支点確保の重要性
   ④-2:リアスポイラー除去による前傾角調整⇒かかと支点ターンの重要性
 ⑤:“水面フラットイメージ”のターン
   ⑤-1:山回り後半での“水面フラットイメージ”
   ⑤-2:谷回りでの“水面フラットイメージ”
   ⑤-3:フォールライン局面での“水面フラットイメージ”
 ⑥:“feel in ski”
   ⑥-1:山回りでの“in”感覚
   ⑥-2:谷回りでの“feel”感覚

  以上....三時間での内容としては非常に濃い内容のレッスンだと思います。でも,お二人ともお若いけれど,指導経験が豊か....ですから,【TOK】の言わんとすることをどんどん理解して行かれました。何よりも私が感心したのは,お二人ともこれまでの考え方に固執せず,自分にとって新しい考えはどんどん吸収しよう !!!....というお気持ちが前面に出ていたことです。最初少しぎこちなかった身体の動きも,どんどん“オーラ”溢れる滑りに変わって行かれました。(*^^)v “素直”とは....素ッ晴らしい !!!....そんなことも感じました。ありがとうございました !!!。
  お若いお二人ですので,きっとこの経験が活き,素晴らしいスキー指導者になられることと思います。【TOK】も大いに期待しております !!! !(^^)!(*^^)v

  シーハイル !!! Schi Heil !!!





 ☆ March 20  2009  Friday  雨 (白馬) 
  今日,春分の日...白馬は「雨」です。(-_-;) 明け方....5時ころから雨脚が激しくなりました。
  天気予報では午後にはこの雨も上がり,明日は「晴れ」との予報が....。
  皆さんは,この連休....どの様にお過ごしの予定ですか? シーハイル !!! Schi Heil !!!
     -------------☆★☆-----------
【今日の要点】
  “イメージの力”と“歌の効果”....絶大です !!!
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  昨日は,“Ya”さんの,③+④フレーム....計3時間のプライベートレッスンでした。場所は“五竜とおみ”でした。
  “Ya”さんとは二月の下旬一度プライベートレッスンをご一緒させていただいており,“オレンジ・ターン”と“Sound of Music Turn”をご一緒に学びました。前回は雨の中で非常に滑りづらい環境....昨日は5月並の暖かさで,グシャグシャの春雪....と両日とも恵まれた条件とは言えませんでした。でも,これも彼女に学びの場として“Something Great”が与えてくれたベストな環境....と考えることにしました。(^ ^)(^I^)
  レッスンは先ず,前回の“Sound of Music Turn”に磨きをかけることから始めました。歌は....♪♪♪Listen to the Music...Listen to the Music...♪♪♪でした。(^ー^) グサグサ雪の中でしたが,数回の練習で斜面移動がスムーズにできる様になり,丸い円弧も描けるようになられました。そこで,場所をアルプス平に移し,“Sound of Music Turn”での小回りに挑戦しました。音源の位置をつま先付近に換える意識を持ってもらうだけで,基本的な小回りができる様になられました !!!。素ッ晴らしい !!!(*^^)v
  次は「エネルギーの蓄積と開放」....という「S字ターン」への導入です。これを....“Pond Turn”+“Bird Turn”で行なうことにしました。“Ya”さんはイメージ力が結構豊かで,この練習で,アルプス平の結構急な斜面もスピードコントロールをしながら滑り降りられるまでになられました。大事なことはやはり呟き,歌を詠うことでした。このときの歌は....♪♪♪Fly in to the sky....and....Landing...Fly in to the sky....and....Landing...♪♪♪で,この歌に合わせて,身体がリラックスし,集中もできました。帰りは,“チャンピオンダイナミックコース”の急斜面も難なく滑り降りられました。

  “Ya”さんのレッスンを通して感じたこと....。それは“イメージの力”と“歌の効果”....でした。急斜面でも,また雪の状況がかなり悪くても,この二つをしっかり行なえば安定した滑りができることを,彼女は実証してくれました。もうこれで,ニセコも....そしてカナダもOK !!!....ですネ !!!  !(^^)!(*^^)v
  また,機会がありましたらご一緒に滑りましょう !!! (*^^)v

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 21  2009  Saturday  晴れ (白馬) 
  今日....連休の二日目は「晴れ」の白馬です。(^ ^)(^I^)
  昨日の「雨」はあいにく,スキー場の雪を少し溶かしてしまいましたが,まだまだ楽しめます !!!。
  “スキー”ができることに感謝し,与えられた情況を与えられた様に,楽しみたいと思います。
  シーハイル !!! Schi Heil !!!
     -------------☆★☆-----------
【今日の要点】
  “細胞のドミノ倒し....”.... ???
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  昨日から「19: Feeling Ski 集大成 SP in 白馬」が始まりました。このキャンプ...今シーズンこれまで【TOK】レッスンの中から出てきた“フィーリングスキーイメージ”のいろいろ....これを振り返り,その特質を探ってみよう....というものです。
  あいにく朝は「雨」が降っていましたので,宿舎で約一時間,今回のキャンプのメインテーマの予習をしました。その後,会場を白馬乗鞍スキー場に移してレッスン開始です。まだ小雨が降っていましたが,皆さんの情熱でそれを蒸発させるほどの勢いを感じました !!!。(^ー^)
  さて,レッスンは先ず“Bird Turn”から始めました。今回,「年始スペシャル」に参加していただいた“Oga”さんのご家族が再度ご参加いただいております。そしてその中に小学4年になる“Tomo”君も居ましたので,先ず彼にも分かりやすくイメージできる“Bird Turn”から始めることにしたわけです。この“Bird Turn”....子供だけでなく,大人の方にもそのイメージの分かりやすさで人気がありますので,時々レッスンで使うようにしています。このイメージはスキーを横に動かすクセがある方に効果があります。また山回り後半,角付けの切り替えの局面で“pond”=池に着水するイメージ,そして谷回りで大空に舞い上がるイメージを持ってもらいます。すると,自然に圧の吸収が行なわれ,また脚の伸縮も滑らかになって来ます。皆さんの滑りも次第によくなって来ました。(*^^)v
  ランチの後は“川の流れターン”を試してみました。地球の引力に身を任せる意識を持ってもらうためです。全員の方に有効....とはいきませんでしたが,二日後にはこのイメージが分かるようになっていると思います。(^ー^)
  次は,“細胞のドミノ倒し”イメージをやってみました。このことについては2008/10/5の日記に書いてありますが,『落下運動で斜面移動して行くと,雪からのシグナルがスキー板やブーツを介し,身体にやって来ます。このシグナルを身体が受信した時,その伝達過程を,あたかもドミノ倒しの様にイメージしてみるのです。ドミノ一個々々を身体の細胞一個々々という風にみ立て,その細胞一個づつをエネルギーが,タンタンタン...という風に伝わってい来るイメージを持ってみる』....というものです。これにより,筋の緊張が取れ,身体のよりリラックスした運動が顕れるようになりました。

  さて,今日はキャンプ二日目....。連休ですので混雑が予想されますが,これも“Something Great”の思し召し....そう思って最善を尽くさせていただこうと思います。 !(^^)!(*^^)v

  では行って参りまァーーす!!! シーハイル !!! Schi Heil !!!




 ☆ March 22  2009  Sunday  曇り (白馬) 
  今日....曇り空の白馬です。天気予報では....これから「小雨」の予報が....。(-_-;)
  キャンプ....三日目,何とか良い状況で終えたいのですが....。これも“Something Great”のお考え ??? 与えられた情況を与えられた様に,楽しみたいと思います。
  皆さんはどう過ごしてますか? シーハイル !!! Schi Heil !!!
     -------------☆★☆-----------
【今日の要点】
  
「良い滑り」,「快感溢れる滑り」よりも....「変化を楽しむ滑り」....
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  昨日は「Feeling Ski 集大成 SP in 白馬」の二日目でした。場所は“五竜とおみ+飯森”スキー場です。天気が良く,連休の中日でもありましたから,相当の混雑が予想されましたが,案に相違してガラガラ状態。リフト待ちもありません !!!。キャンプとしては最高の二日目となりました。 !(^^)!(*^^)v これも“Something Great”のプレゼント....そう思って感謝したのでした !!!。
  さて,レッスンは次の様に進めました。
 ①:“細胞のドミノ倒し”イメージの復習。歌は♪♪♪タン....タン....タン....タン....タン....タン....♪♪♪
 ②:“アイーン・ターン”で,かかと支点によるターンの実感
 ③:中急斜面での♪♪♪タン....タン....タン....の練習
 ④:♪♪♪ありがとう....感謝します....と歌いながらの,圧の蓄積と開放練習
 ⑤:自然に顕れてくる滑りを淡々と味わいながら滑る....

  ①の♪♪♪タン....タン....タン...これは結構効きました。このイメージを持つと,筋肉を“tense=緊張させる”ことが少なくなります。情報がパルスの移動....という意識で捉えられるからでしょうか?。山回りでは♪♪♪タン....タン....タン..と身体にエネルギーが入って来,谷回りではそれが♪♪♪タン....タン....タン..と地球のコアに返って行きます。
  ②の“アイーン・ターン”....これは検索で調べていただくといろいろ出てきますので,それを参照にして欲しいのですが,「かかとが支点となってスキートップがターン内側に入り込んで行く」....ということを経験していただくのに適したイメージです。これで,,皆さん....緩斜面でもスムーズなターンができるようになりました。(*^^)v
  ④の♪♪♪ありがとう....感謝します....というターンは,谷回りで「ありがとう !!!」と言いながら身体にエネルギーを受け容れるイメージを持ちます。そして身体に蓄積されたエネルギーを谷回りで,「感謝します !!!」と言いながら開放するイメージです。言葉の持つ不思議なのですが,こう詠うことで,身体の緊張が解け,身体と雪の斜面が一体となった滑りが顕現するのです。
  ⑤♪♪♪タン....タン....タン...の歌と強引に結びつけた感がありますが,「“淡々”と滑ると意識」を,自然に顕れてくる滑りを楽しみながら味わおう....というものです。この時,恥ずかしがらずにしっかり歌を詠うこと,ン....タン....の「」の部分でしっかりエネルギー収受の場所をイメージすること....この二つを強調させて頂きました。

  二日目....雪は春のグサグサ雪でしたが,天候に恵まれ良い経験ができました。昨日思ったことは歌を詠って意識の集中,リラックスができれば,斜面条件は悪くても,「変化を楽しむ滑り」ができる....ということでした。多くの方は「良い滑り」とか,「快感溢れる滑り」を求めがちですが,この「変化を楽しむ滑り」はそれ以上に大切な要因だと思った【TOK】デシタ !!!。

  さて,今日は三日目....最終日ですが,天気はあいにく「雨」....。どんな展開になるのでしょうか?
  では行って参りまァーーす!!! シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 23  2009  Monday  雨 (白馬) 
  今日....曇り空の白馬です。気温は結構低く,時おり「小雪」が舞っています。
  昨日までの「Feeling Ski 集大成キャンプ」で,また新しいイメージが沸きました。詳しくは「教師日記」で....。
  皆さんの三連休はいかがでしたか? シーハイル !!! Schi Heil !!!
     -------------☆★☆-----------
【今日の要点】
  
“新・呼吸法ターン”....キャンプテーマ「Feeling Ski 集大成」に合わせるように....
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  昨日は「Feeling Ski 集大成 SP in 白馬」の三日目....最終日でした。場所は八方尾根に行くことにしました。あいにく「雨」の天気....。“Something Great”....何か意図があったのでしょうか ??? その結果は....?!?!。ありました !!!。あの雨だからこそ経験できた素晴らしいことが,読み進んでいただくとご理解いただけると思います。 !(^^)!(*^^)v
  10時から咲花スキー場でレッスン開始です。皆さんの中には雨で少し気分が落ち込んでいる方も居られましたが,昨日のザクザクした雪....この水分を雨が洗い流してくれましたので,雪は結構滑りやすい状態....。しかもあの雨でほとんどスキーヤーもボーダーも居ません。これはまさしく“Something Great”のくれたプレゼントです。(^ー^) 午前中は北尾根⇒スカイライン⇒黒菱と上り,兎平に出てパノラマコースへ....。ガスが切れ,結構良い条件でスキーができましたので,予想していなかったリーゼンコースも滑降できしました !!!。
  最終日の午前の課題は....
 ①:雪の中15〜20センチ中を滑るイメージを大事にする。
 ②:♪♪♪タン....タン....タン...雪の中....タン....タン....タン...雪の中....♪♪♪と,自分で,自分のために詠い,ダンスをする意識で滑る。
 ........でした。
  ①の「雪の中を滑る」....というイメージは,山回りでの圧の方向を縦方向,地球のコア方向に意識させてくれます。また②の「自分のために詠い,ダンスをする」....というイメージは何度も言うように,リラックスと集中をもたらしてくれます。

  さて,この日最終日の最大のプレゼントは“新・呼吸法ターン”でした !!!。まさに「集大成」というキャンプのテーマにピッタシのインスピレーションが沸いたのです。これまで....「2008年4/30の日記」などにも,“呼吸法”ということで書いておりますが,それと少し異なります。これまでは“呼吸法”と言いながら,歌を詠うことをメインに,「息を吐くこと」をレッスンの中でお話ししてきました。詳しくは明日以降の「教師日記」に詳しく書かせてもらいますが,「山回りで息を吸い,谷回りで息を吐く....」という新しいイメージなのです。
  昨日午後,あの雨の中の「黒菱」でしたが,雪の条件が一昨日よりも良かったせいで,どんな滑り方でも滑れてしまいます。そしてその結果,外向きに圧を加える滑りがどうしても頭をもたげてしまったのです。ザクザク雪が姿を消したために,従来の自分の滑り方で滑れてしまった....ということで,山回りでの「脚の突っ張り」現象が顕れたのです。(-_-;)。 
  これではいけない....と思っていた時,ピカッと閃きがありました !!!。ステンマルクが「圧を飲み込む」....と言っていることを思い出し,山回りで息を吸うことを思い付いたのです。山回りで息を吐いてもある程度のリラックスはしますが,吸うほどの効果はありません。実際山回りで息を吸いながら雪面上を移動していくと,“Sound of Music Turn”や“チャクラ・ターン”と同じ様に....というより,むしろこの方が楽にターンができるのです !!!。
  今回ご参加の皆さん....この“新・呼吸法ターン”で,一層滑りが良くなりました。特に山回りの感じがどんどん変わって来ました。そして,スカイライン下部から咲花までの長い迂回コース....ここでの小回りが本当に良い練習になりました。天候が良くスキーヤーが多かったらあのようなシチュエーションでのトレーニングはできなかったでしょう。これも“Something Great”の大きなプレゼントでした !!!。

  この“新・呼吸法ターン”....私の感じでは,“オレンジ・ターン”や“Sound of Music Turn”に匹敵するイメージの様な気がします。まさに今回のキャンプテーマ「Feeling Ski 集大成」に合わせるようにインスピレーションが沸いたのも不思議です。
  長くなりました。この続きはまた明日 !!! シーハイル !!! Schi Heil !!!


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 ☆ March 24  2009  Tuesday  晴れ (白馬) 
  今日は,ご覧のように「晴れ」の白馬です。昨日は,標高1000メートル付近から上部....吹雪でした。
そのせいでしょう....山は一面黄砂が消え,真っ白くなっています。でも,残念ながら,白馬エリアのスキー場....下部のゲレンデは土が多く出始めました。(-_-;) 今月一杯,下まで滑れると良いのですが....。 
  シーハイル !!! Schi Heil !!!

     -------------☆★☆-----------

【今日の要点】

  
“新・呼吸法ターン”....“スキー”に“inspiration=創造的刺激”をもたらしてくれる !!!
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  今日は昨日の続きで,“新・呼吸法ターン”についてです。
  従来これまでお話ししてきた“呼吸法ターン”は,山回りで♪♪息を吐いてぇー....谷回りで♪♪息を吸ってぇー....というイメージでした。ですがキャンプ最終日,右図のように,これとは全く逆の呼吸法を試してみたのです。これには少し抵抗がありました。....というのは,普通は「呼気=息を吐く時」は身体が小さくなるのが,そして「吸気=息を吸う時」時には身体が伸びるのが普通だからです。吸気の時には「肺」が膨らみますから身体が伸張するのが普通なのです。これと全く逆の身体の使い方というかイメージを皆さんにやってもらうことになりました。最初は案の定,みなさんかなり戸惑っておられました。でも一回毎にその滑りが変わり始めたのです。皆さんもその場に立ってこれをやってご覧になれば分かりますが,息を吸いながら脚を縮めていくのはかなり抵抗があります。でも,この呼吸法を意識し,集中してこれを続けていると,次第にこれに慣れてきます。一旦この感覚が身に付くと,誠に不思議な感覚のターンが顕現します。
  レッスンの後で,この“新・呼吸法ターン”について書きながら,「呼気と吸気」について,「息を吸う事」が“inspire”だということは知っていましたので,これを辞書で調べてみました。そしたらこの“inspire”....次の様な深淵な意味があることが分かりました !!!。『inspire : 鼓舞する,奮起させる;霊感を与える,空気を吸う.人を奮い立たせる;人を刺激して…する気にさせる.感情・考えなどを人に生じさせる,呼び起こさせる,抱かせる,吹き込む.…に活気を与える,…を活発にさせる.…を霊感によって伝える;示唆する,原因となって…を引き起こす,…がヒントとなって…する.』。そしてもちろん“inspiration”の元になっている言葉でもあります。
  ターン山回りで,単に「息を吸う」という意識だけでこれを行なうと,物理的にその行動を行なう....という意味合いが強く感じられ,身体が素直に反応してくれません。ですが,この辞書にあるように,「鼓舞してくれる....とか,自分を刺激して…する気にさせてくれる」....というような期待感を持って,これを山回りでイメージすると,素直に雪からのシグナル,あるいは“energy”を身体に感じ容れることができるのです。身体は素直にその“energy”を抱え込むようになり,姿勢は自然に懐が深くなってきます。
  実際のこの“新・呼吸法ターン”では,山回りで息を吸うので♪♪息を吸ってぇー....とは声に出して言うことはできません。なので歌の歌詞は,♪♪♪....・・・・・・・(山回り)....息を吐いてぇー(谷回り).......・・・・・・・(山回り)....息を吐いてぇー(谷回り).......♪♪♪となります。
  この“新・呼吸法ターン”による滑り....その映像は明日,ご覧頂こうと思っておりますので,ご期待ください。

  この“新・呼吸法ターン”....また明日に続きます。シーハイル !!! Schi Heil !!!


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 ☆ March 25  2009  Wednesday  雪 (白馬) 
  今日は,朝の内は「曇り」でしたが,9時過ぎから結構な勢いで「雪」が降り始めました !!!。
  名残り雪....的な気持ちもしますが,これでスキー場上部は新雪が楽しめるでしょう。雪不足....と言われ,少し心配したシーズンでしたが,三月一杯はOK !!! 四月からはゴンドラ利用ですネ !!! 
  シーハイル !!! Schi Heil !!!
     -------------☆★☆-----------
【今日の要点】
  
“新・呼吸法ターン”
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  今日は昨日の続きで,“新・呼吸法ターン”についてです。昨日お約束したように,先ずは「“新・呼吸法”イメージによる映像」(950KB)をご覧下さい。
  ご覧いただくポイントは,「ターン山回りのスムーズさと,その後のエネルギーの開放」です。山回りではほとんどの方が,かかとが支点となって,スキーのトップがターン内側に入り込んで来ています。ブレーキを掛けてスキーの移動を止めようとする運動も顕れません。そして続く谷回りでは,その吸い込んだ息を地球の真ん中に反していくイメージを持つだけで,自然にエネルギーが開放され,ゆったりとした,回転半径の大きな谷回りができているのが分かります。「吸う」が山回りで,「吐く」が谷回りですので,滑りの質も「S字ターン」になっています。この様なイメージでの滑り....もう少し洗練されれば,長距離滑走には最高のイメージとなるのは必至です。(*^^)v
  皆さんの滑り....撮影時点では,この“新・呼吸法ターン”イメージを始めて一時間も経っていませんでしたので,「洗練された滑り....」という訳にはいきませんが,まるで“チャクラ・ターン”の様に,そして“feather turn”のように,さらには“新・知応ターン”の様な身体の使われ方が顕れて来ています。これがただ単に右図のように,♪♪♪....息を吸ってぇー(山回り)....息を吐いてぇー(谷回り)...♪♪♪とイメージし,呼吸に気を配って滑るだけで顕れるのですから不思議でオモシロイのです !!!。(^ー^) “新・呼吸法ターン”は,山回りでの圧を強くし過ぎず,ターンに必要な圧だけが使われてターンを誘導する....という風になるのが判ります。
  皆さん,カービングスキーヤーの様に,ガンガンスピードを出して,アグレッシブに....というわけではありませんが,「身体の自然な使われ方」....という意味で,スキーのうまさが滲み出し始めているのが分かります。もちろんこの基本的滑りに習熟して行けば,ハイスピードターンも可能なことは言うまでもありません。その滑りは,ガチッと氷のように固まり,身体に負担をかけるものではなく,身体が活きいきと弾むような,自由な滑りになります。この様な滑りこそが“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”を生かした,生涯スポーツとしての“スキー”と言える....そう思います。「力やパワー」に頼るだけが“スキー”ではないのだと信じております。
  
  ところで【TOK】は,「“フィーリングスキー”を通じて“癒し”が行なわれ,心の安らぎが得られます様に !!!」ということを真剣に考え,レッスンさせていただいておりますが,この“新・呼吸法”イメージによるスキーは,この“癒し”ということと深く関係している様に思います。今回は「呼吸」という言葉の意味を再考する良い機会になっただけでなく,癒し系スキーとしての“フィーリングスキー”....このことの意味を考える最高の機会にもなりました。昨日の日記にも書いたように,息を吸うという意味の言葉....“inspire”にもあれだけの意味があります。「呼吸」....という言葉にはさらに深い意味がありそうです。(^ー^) これと“フィーリングスキー”....どんな関係にあるのでしょうか?!?! 
  明日はこのことについて考えてみたいと思います。 !(^^)!(*^^)v

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 26  2009  Thursday  晴れ (白馬) 
  今日は,朝の内は「高曇り」でしたが,次第に雲が取れ,「晴れ」になりました。
  スキー場は昨日の雪で「真っ白」 でも,スキー場上部は雲が掛かっていて,少し風もあるようです。
まだまだ“スキー”....OK !!!ですヨ !!!
  シーハイル !!! Schi Heil !!!
     -------------☆★☆-----------
【今日の要点】
  
“地球”や“雪の自然”と「呼吸し合っているスキーヤー」
          ******************************          
  今日は昨日の続きで,“新・呼吸法ターン”....その「呼吸」ということについて考えてみたいと思います。
  「呼吸」....私達が日常の生活で,意識もせず行なっている本当に単純なことなのですが,しかし生きるためには必要で最も大事なことです。よほどのことが無い限り普段「呼吸」について考えることはありませんが,この呼吸....「生きる」という意味でも本当に大切なことです。
  辞書で調べてみると....『 呼吸 :
息を吐いたり、吸ったりすること。息の出し入れ。転じて、生きること。環境になじみながら生活すること。心持。気持。物事を巧みに行なう微妙な調子。ぐあい。こつ。要領。息を吸ってから吐くまでの時間。転じて、きわめて短い時間....』....とあります。
  そしてこの「呼吸」の使われ方は....「阿吽の呼吸」,「呼吸が合う」,「呼吸を呑みこむ」,「呼吸を計る」....などいろいろあります。良く考えてみると,この様な言葉の使われ方全ての根底に,時間的な,そして空間的な「“間”を合わせる」という意味が流れています。また「互いに和する」....という意味もあります。

  私達が実際に雪上に立って,この様な気持ち....「和する」とか「“間”を合わせる」という意識を持って“スキー”を楽しむことってどれ位あるのでしょうか?。ほとんどの方がその様なことを考える余裕が無く,独り善がり的なスキーをしていることが多いのではないでしょうか?。そして結果として,「あそこの斜面は攻略できなかった....」とか,「どうもコブがうまく滑れなかった....」という風に落ち込み,フラストレーションさえ感じてしまうことが多いようです。
  でも,“新・呼吸法ターン”のイメージで滑っていると,山回りで雪からの“energy”を吸い込むことによって,その“energy”が自分にある種の刺激を与えてくれ,それに身体が自然に反応してくれます。まるで地球に慈しまれ愛されている感覚でもあります。それは予め自分で予想した感覚と似ている場合もありますし,初めての感覚で新鮮な感じがすることもあります。この部分は“新・知応ターン”に似ています。山回りの「吸気」でスキーのトップ部分が内側に入って来て懐が深くなり,ネジレと縦のスプリング的なエネルギーが貯えられます。あたかも「吸気」で吸い込んだ“energy”に鼓舞され,奮起させられ,霊感を与えられた....という感覚でもあります。ですからこの山回りの部分で「新しい自分発見 !!!」的な経験をすることも多いのです。,
  そして息を吸ったその後は,もう「息を吐く」ことしかありませんので,「呼気」が自然に起こります。懐に貯まっていたエネルギーが「呼気」と共に開放され,谷回りがゆっくりと誘導されていくのです。このことは昨日の映像をもう一度ご覧いただければよく分かると思います。まさに
「呼吸」のひとつの意味....「物事を巧みに行なう微妙な調子」が自然に分かり,行なわれてしまうのです。
  
  こうやって“新・呼吸法ターン”を考えてみると,このイメージのターンは「“人間”が“地球”や雪の大自然から与えられ環境と呼吸し合っている....」という風に観ることもできます。地球からの“energy”をあたかも「呼吸」するように吸ったり吐いたりして,楽しみ味わっている様です。
  この様な感覚で滑っていると,滑りの良し悪しは関係なくなり,「地球と呼吸しあっている人間としての自分」が発見できます。そして,“must病”的な滑りは完全に姿を消し,落ち込んだり,フラストレーションを感じることもありません。まさに「在るがままを在るがままに味わっている自分」が居るだけです。

  さて,明日はこの“新・呼吸法ターン”の最終回です。 Feeling Ski における位置付け....みたいなことを考えてみたいと思います。

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 27  2009  Friday  雪 (白馬) 
  今日は,「雪 !!!」です。それも平地で,約20センチ以上....。時ならぬ恵みの雪ですネ !!! 東京でも昨日雪が降ったようですが....。桜の花には可愛そうな気もします....。(-_-;) 白馬の雪....まだ降り続いていて,天気予報によると,明日朝まで降るそうです。明日からのキャンプ....最高の条件になりそうですネ !!!。 !(^^)!(*^^)v
  シーハイル !!! Schi Heil !!!
     -------------☆★☆-----------
【今日の要点】
  
“息を吸うこと,吐くこと”で,「こころ穏やで,平和なスキー」をどう実感できるか ???
          ******************************          
  ここ数日,“新・呼吸法ターン”を機会にいろいろなことを考える機会に恵まれました。そして私の日記をご覧になった“T.K“さんから,“新・呼吸法”イメージによる映像を見ていると不思議な気持ちになります。私のこれまでの滑りのイメージとはまるで異なり、別の世界を見ている感じがします。スローモーションで撮影されたのかなとも思いましたがそうでは無いようです。心穏やかに平和な気持ちで滑っているように思います。この様なスキーの世界もあるのですね....』という内容の e-mail をいただきました。ありがとうございます !!! (^I^)
  “T.K“さんが仰るように,心穏やかで平和....というような感覚での滑りになるのです。この映像の中で滑られている方全員がそう感じられたかどうか?....これは分かりませんが,これまでの滑走感覚とは相当違う....という感じは持たれたと思います。実際この映像を見ていてもそれが伝わって来ます。
  何度かこの日記でも書いたと思いますが,「スキーをしていてフラストレーションを感じることが多くなった。コブの斜面や粗踏みを思い通りに滑れない時がある。これが私の限界かな?....」などと仰る方が結構多いのです。スキー教師として,スキーをしていてフラストレーションを感じるようなことはできるだけあって欲しくない....そう思います。技術的に上達されればされるほど,うまく滑れなかったときの感覚が心に残るものです。そして,以前はそうでなかった....と反省し落ち込んでしまうのです。でも私は,同じ様に滑れなかった....この様なことは当たり前のことだと思っています。雪の条件が全く同じわけはありませんし,体調だって違っていることが多いのです。それなのにこれまでの最高の滑りと比較してしまい,うまくいかなかった....と落ち込んだのでは,自分がかわいそうです。
  特にフラストレーションを感じる局面は,ターン山回りでの圧の捉え方が自分の想像通りピタッときまったかどうか ???....そしてそれに続く谷回りで,角付けの切り替えがすんなり行なわれ次のターン始動がスムーズにいったかどうか ???....で判断することが多いのです。
  でも !!!....“新・呼吸法ターン”で「呼吸」に意識を集中して滑ると,不思議な世界が観えてくるのです。山回りでの「吸気」で,その“energy”に鼓舞され,奮起させられ,霊感を与えられる....という感じがするのです。慣れてくると,その感覚はワンターンワンターン毎に微妙に違うのが分かります。そしてこの微妙な感じの違いで自分の身体がどの様に反応するだろうか?!?!....といったワクワクするような“期待感”さえ覚えます。この様になれば,いつも最高の快感を求める滑りはもはや追求しなくなります。

  要は,「“心”の持ち様」....ということになるのですが,自分の身体で,雪や地球のエネルギーを感じ容れ,それに自分の肉体が反応する様子,つまり,“身体の歓び”をどう実感できるかどうか ???....ということなのです。これが「息を吸うこと,吐くこと」....という単純とも言える意識で顕現するのですから驚きです。(*_*)
  私は「呼吸」の中の“inspire”....これこそが,“feel in”....“感じ容れる”ということの大事なポイントだと思っています。つまり,“inspire”されることで自分の潜在的力に刺激が与えられ,これまで眠っていた能力が開花するのだ....。ですから“新・呼吸法ターン”....も Feeling Ski なのです。....というより,“フィーリングスキー”そのもの....と言っていいかもしれません。

  こころ穏やで,平和なスキー....これを貴方も体験してみてください !!!。 !(^^)!(*^^)v

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 28  2009  Saturday  晴れ (白馬) 
  今日は「晴れ !!!」の白馬です。スキー場にはまだ雲が掛かっていますが....これから取れてくるでしょう。
  本当に「雪不足....雪不足....」と言われながら,三月最終のウィークエンドを迎えることができました。一昨日からの雪が,一面の「銀世界」を作りだしています。
  皆さんもこの週末....じっくり「雪」を味わってくださいネ !!! シーハイル !!! Schi Heil !!!
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【今日の要点】
  
“集中したドリル練習”....の大切さ。これが無意識下の運動につながる....。
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  昨日は①+③フレーム....“Yoshi”さんと“Shi”さんのプライベートレッスンでした。“Yoshi”さんは二年ほど前から私のホームページをご覧になり,ご自分なりに“フィーリングスキー”を試行されていて,かなり良い結果を導き出されていたようです。今回はそのやり方が適切だったkどうか?....これを確かめたい,ということと,新たな発見をしたい....という目的での受講でした。“Shi”さんは“Yoshi”さんのお友達で,レッスンの話しをしたところ,興味を抱き,ご一緒での受講となりました。
  さて,Before映像を撮影しながらお二人の滑りを拝見すると,かなり“Let Ski”的滑りをされていましたが,小回りではまだ“Do Ski”的要素が抜け切れていませんでした。そこでレッスンは“フィーリングスキー”の基本とも言うべき“オレンジ・ターン”から始めました。かなりホームページをお読みいただいているらしく,私の話すことを,オレンジのバトンタッチ⇒オレンジジュースdrink....という風にどんどんクリアされていきました。レッスンが始まって一時間後には“Sound of Music Turn”に入っていました。(*^^)v ただお二人とも「歌を詠うこと」にまだ慣れておらず,このことの大切さを感じた【TOK】でした。(^ー^) 特に“Sound of Music Turn”では,詠いながら「音源からの音」に集中し,聞き容れるることが大切なのですが,その為には“集中”が必要なのです。♪♪♪Listen to the Music...Listen to the Music.....♪♪♪と詠いながらドリル練習を重ねられれば,きっとクリアできると思います。(^ー^)

  昼はブーツの硬さと,前傾角の重要性についてお話しさせていただきました。簡単にチューンさせていただきましたが,雪上で滑られてその違いに唖然 !!!....とされたお二人でした。(*^^)v

  午後からはさらにお友達,“Fuji”さんも加わり,三人での受講となりました。①フレーム後の約一時間の個別ドリル練習が効き,お二人の“Sound of Music Turn”はかなり洗練されておりました !!!。素ッ晴らしい !!!。 !(^^)!(*^^)v やはりこの様な空き時間を作って,各自のドリル練習をすることの必要性と大切さを感じました。
  さて,“Sound of Music Turn”も結構良い感じになってきましたので,今注目している“新・呼吸法ターン”を皆さんにお話しすることにしました。これまで時間的に“フィーリングスキー”に習熟する時間が少なかったのが気掛かりでしたが....。大切なことは“新・呼吸法ターン”の歌....,♪♪♪....スゥー・・・(山回りで息を吸ってぇー)....ハァー(谷回りで息を吐いてぇー)....スゥー・・・....ハァー....♪♪♪という「歌」に集中することです。その為にはターンはどうなっても構わないから,先ず歌に集中し,その時現れるすべりに固執しないことなのです。とにかく緩斜面で結構ですから,呼吸のタイミングを間違えないように気をつけ,ドリル練習を重ねることが大切だと思います。(^ー^) そうすれば,早い機会に「無意識下の運動」が自然に行なわれる様になります。(*^^)v
  みなさん,実際の“フィーリングスキー”....雪上では3時間足らずのレッスンでしたから,充分に理解された....とは言えませんが,その基本的な考え方はご理解いただけたと思っております。実際にレッスン最後にAfter映像を撮影させていただきましたが,小回り....大変な変わりようでした !!!。

  また来シーズン....機会がありましたらご一緒しましょう !!! シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 29  2009  Sunday  晴れ (白馬) 
  今日も天空の1/10は青空が....。ですから「晴れ」の白馬です。(*^^)v
  昨日は三月の下旬とは信じられない状況で,シーズン真っ最中の様な“スキー”が楽しめました !!!。【TOK】にとってもこの経験....白馬に40年近く住んで居て,初めての経験でした !!!。
  FSS野麦校....今日が今シーズン最終日ですネ !!!。ご入校いただいた方....ありがとうございました !!!。そして,スタッフの皆さん....本当にお疲れ様でした !!!。 シーハイル !!! Schi Heil !!!
     -------------☆★☆-----------
【今日の要点】
  
地球のエネルギーが自分の身体に注入され,新しい自分に生まれ変わっている !!
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  昨日から,「20:春雪スペシャル in 白馬」が始まりました。でも,「春雪」と言いながら,スキー場の状態はまるで2月初旬並みの素晴らしい状況でした !!!。私ももう白馬に住んで40年になりますが,この時期にこれほど大量の新雪に恵まれた記憶はありません。今回ご参加の皆さんは4名ですが,全員の方が“フィーリングスキー”お馴染みの方々ばかり....。そこで“Something Great”は「“春雪”もイイけれど,先ずは新雪を楽しみなさい !!!」....と大きなプレゼントを贈ってくれたのだと思います。 !(^^)!(*^^)v
  さて,キャンプは私が今注目している“新・呼吸法ターン”です。馴染みの皆さんですが,このことをお話しするのは,先週のキャンプにご参加いただき,“新・呼吸法ターン”で新しい気付きを得られた“Tom”さん以外は始めてです。“Tom”さんは,「先週の気付きを忘れないように自分のものとして定着させよう....」と,キャンプ直前のお申し込みでした。ありがとうございます !!! (^I^)
  “新・呼吸法ターン”の前に,“Sound of Music Turn”を行ないました。....というのは,「“新・呼吸法ターン”は地球と人間の“energy”の調和」....と言うことができるのですが,その為には予め“energy”を身体に感じ容れる....ということの意味,これを理解しておくことが必要だからです。....ということで昨日の午前中は“Sound of Music Turn”に時間を費やしました。でも皆さん“フィーリングスキー”に精通しているだけあって,雪からの“energy”を受け容れる....ということを充分理解していただけました !!!。(^ ^)(^I^)

  午後からはいよいよ“新・呼吸法ターン”でした。
  これまでの“呼吸法ターン”のように,山回りで息を吐きながらターンをするのとは違って,息を吸い込みながら山回りを仕上げる....というのは,初めての方にはかなり違和感があります。人間の身体は,「息を吸えば身体が伸び,息を吐くと身体が縮まる」....のが普通だからです。ですから,滑るのに余裕のある斜面を選び,基本練習を重ねて,しっかり「“山回り”で息を吸い,“谷回り”で息を吐く」....ということを身に付けることが必要です。そのことに効果があったのは,“inspire”という言葉の意味を思い起こすことでした。この言葉,正確には「吸気」という意味ではありませんが,「エネルギーなどを吸入する....」という意味があります。ですから“inspire”という言葉を思い浮かべ,山回りで地球からの“energy”を吸引することで,「自分の身体が鼓舞され,,奮起させられ,霊感を与える....」というイメージをしっかり持つのです。とにかく地球のエネルギーが自分の身体に注入され,新しい自分に生まれ変わっている !!!....というようなイメージを持つことです。
  みなさん執拗なくらいのこのイメージ練習で,少しづつ滑りの感覚が変わり始めました。そしてこれまでの滑走感覚とはまるで違った意識でのスキー滑走に目覚められて行きました。 !(^^)!(*^^)v

  さて今日はキャンプ二日目....場所を八方尾根に移し,この“新・呼吸法ターン”の威力を試してみたいと思います。その結果報告は明日 !!!。乞うご期待 !!!

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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 ☆ March 30  2009  Monday  晴れ (白馬) 
  今日も快晴....とはいきませんが「晴れ」の白馬です。(*^^)v
 昨日も本当に,三月下旬とはとても信じられない状況で“スキー”が楽しめました !!!。おかげさまで今回催行中のキャンプ名....「春雪....」の名前を変えなければならないほどです....。(^ー^) でも,素晴らしいスキー環境に,“Something Great”に感謝です !!!。
  シーハイル !!! Schi Heil !!!
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【今日の要点】
  
どの様な斜面でも威力を発揮する“新・呼吸法ターン”
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  昨日は,「春雪スペシャル in 白馬」の二日目でした。でも,Topページにも書いたように,あまりに雪の条件が良く,いつもならこの時期の「春のザクザク」状態が全くありません....(-_-;)。キャンプ名を「シーズン真っ最中 !!!....心ゆくまで“スキー”を楽しみましょう !!!」....とでも変えないといけません....。ハッハハハ...(^ー^)
  ....ということで,昨日は“新・呼吸法ターン”の力を八方のいろいろな斜面で試すことになりました。結果から言うと,この“新・呼吸法ターン”....本当に効果あります !!!。特に“生涯スキー”という点ではこれは福音でしょう。「“スキー”に力は要らない....」ということを身体で実感できる滑り方....といってイイと思います。

  レッスンは,先ず整地で“新・呼吸法ターン”の呼吸イメージを定着させることから始めました。何度も言うように,普通の呼吸と身体の伸縮とは逆の使われ方になるので,油断すると,いつもの“呼吸法ターン”になってしまいます。しっかり右図のような“新・呼吸法ターン”を身に付けなければなりません。わたし自身,油断すると“呼吸法ターン”になっていて,慌てて矯正するほどでした。(-_-;) 
  そして,この“新・呼吸法ターン”で気付いたこと....。それは皆さんの滑走スピードが増している !!!....ということでした。実は前日のミーティングで,“Tom”さんから「先生....この“新・呼吸法ターン”でやれば,早く滑れるようになるんですか?」....というご質問があったのです。でも,そのことが黒菱の大斜面で現実のものとなったのでした !!!。素ッ晴らしい !!! !(^^)!(*^^)v
  特に山回りの後半から谷回りの前半での走り方が違って来ます。山回り後半で息を吸い切る感じになるので,身体の無駄な力が抜け,雪からの抵抗と喧嘩しなくなるのです。そして,地球からの“energy”を“inspire”しようという気持ちがあるので,エッジも立ち過ぎません。ですからスキー板が走り,結果として“切れ”+“走り”のあるスピード溢れるターンになるのです。
  “新・呼吸法ターン”....それだけではありません。午前中は雪質は結構良かったものの,粗踏みは粗踏みで,かなりの凹凸もできていて,それなりに滑りづらさがありました。でも皆さん....それをものともせずまるで「水を得た魚」のごとく,自由自在に滑られる様になりました。これまでは山回りでターンすることばかりに気をとられ,雪の圧を受け容れることができずに居たのですが,それが“inspire”する気持ちが強くなって,スキートップがターン内側に入り込む様になったのです。もちろん強い圧でなく,“feather turn”の様に軽い圧なのに....です。
  午後は,粗踏み斜面....条件が悪くなりました。スカイライン....午前中少し溶けた雪が,冷たい北風で固まりはじめ,重くなったのです。でもこの“新・呼吸法ターン”を身に付けられた皆さんの滑りは安定していました。素ッ晴らしい !!! もちろん午前中の滑走感覚に比べればバランスの乱れは多く感じられたと思いますが,表面に顕れた身体の動きは午前の滑りとほとんど変わっていないのです。

  この時期に来て,どの様な斜面でも威力を発揮する“新・呼吸法ターン”に思い至ったこと....不思議な感じがします。今日は三日目....最終日。“新・呼吸法ターン”....さらに磨きをかけて来たいと思います。

  では行って参りまァーーす!!! シーハイル !!! Schi Heil !!!


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 ☆ March 31  2009  Tuesday  晴れ (白馬) 
  朝7時....ご覧のように,雲間から白馬三山が姿を見せてくれました。(^ ^)(^I^)  この雲も次第に取れ始めていますので,今日もイイ天気になりそうです !!!。(*^^)v  それにしても,土曜から昨日までのキャンプ....本当に良い天気とスノーコンディションに恵まれました !!!。 二月頃言われていた「雪不足」....どこかに行ってしまったような感じです。
  シーハイル !!! Schi Heil !!!
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【今日の要点】
  
“新・呼吸法ターン”+“河の流れターン”で,より効果的に....
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  昨日は,「春雪スペシャル in 白馬」の三日目....最終日でした。
  今回のキャンプ....年度末のため,土日参加の方が多く,結局月曜日は“Yama”さんお一人だけのキャンプとなりました。彼に照準を合わせて,プライベートレッスン並みのレッスンができました。(^ー^) 
  昨日も天気が最高で,しかも雪の状態もまるで二月中旬の様....。ということでレッスンにも「気」が入りました。(^ー^) さてレッスンは,“新・呼吸法ターン”にさらに磨きをかけることにしました。スキー経験が少ないのであれば,やることなすことが初めてですから,“新・呼吸法ターン”のような呼吸が当たり前....ということで,スンナリできるのですが,“Do Ski”にどっぷり浸かってきた人や,角付けの多用のクセが付いている人は,これを除去するのが大変なのです。でも大切なのです。“Yama”さんも残念ですが,そのお一人....。なので緩斜面でじっくり“新・呼吸法ターン”の呼吸をつかむことにしました。(*^^)v
  約一時間のドリル練習で,大回りと中回りについては,ほぼ良い感じになりました。ですが小回りが,苦手意識があるのでしょうか,どうしてもスキーを自分でまわしてしまうクセが取れません。一般的に言えば,技術的に優れていて,これ以上の上達は必要は無い....と言える滑りですが,【TOK】は彼をもう少し高みに上らせたい....という気持ちが強かったのです。そこで,宮本武蔵の心境で「“無”の心境で滑る」....というようなことをやってみましたが,あまりうまく行きません。そこでブーツを点検してみると,やや柔らかく,しかも前傾角が深過ぎるようです。急遽,レストランでブーツチューンを施し,滑ってもらいました。ご本人はまだチューン前と後の違い....これを感じ別けられないようでしたが,滑りそのものは確実に変わっていました。あとはドリルを続け,少しづつ感性を高めて行くことが大切です。
  午後,“Something Great”からちょっとしたアドバイスがありました。『“Yama”さんに,「河の流れターン」を試してもらいなさい....』というものです。例の「“河”をイメージし,その水面に浮かんで流れる“木の葉”になったつもりで滑る」....というものです。このイメージで滑ると本当に「働き掛ける,仕掛ける」....という仕草が無くなります。“Yama”さんもこのイメージで変わり始めました !!!。小回りでも「仕掛ける動き」が見られなくなったのです。もちろんブーツチューンの成果もあったと思いますが,何よりも彼の心の持ち様が変わったせいだと思います。「素直に雪に自分の身を任せ切る」....ということの意味が理解でき始めたのでしょう。
  午前中の“新・呼吸法ターン”と午後の“河の流れターン”がミックスされた形で,“Yama”さんの滑りが変わりました !!!。どのイメージがより効果的だったか?....ということよりも,いろいろなイメージ経験が,彼の滑りを変えてくれたのだと思います。
  今回はキャンプテーマから少しズレたレッスン内容になった気がしますが,これも“Something Great”の意図があってのこと....そう思います。今回も“Something Great”からの啓示に助けられました。感謝です !!!。
  “Yama”さん....三日間お疲れ様でした !!! そしてありがとうございました !!!。また機会をみて一緒に滑りましょうネ !!!。

  シーハイル !!! Schi Heil !!!

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【注】:この「教師日記」の
中には,いろいろな“フィーリングスキー”に関する用語が出て来ます。これについては,検索で「エネルギーライン」,「愛のターン」...等と入れていただきますと,その用語に関する記事がたくさん出てまいりますので,そちらを参考にしてください。



スキー教師【TOK】の個人的な日記です。
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