“Online
Lesson... '10 No.2-10 “Shino”さんの滑り について... |
No.2-10 “Take”さんのコメント |
“Take”さんのコメントに対する“TOK”の感想 |
【TOK】先生こんばんは。“Tak武内です。
「Online Lesson for StageⅢ 第二弾」をお送りします。
Shinoさんの滑り、最初の映像は、軽いハーフパイプのような斜面での無限大ターンですね。レッスンが始まった最初の頃の映像でしょうか。少しだけ緊張していて、上体がややぶれているような。。。無限大ターン、といわれると、私も少し構えてしまいます・・・。(うまくターンできるかな??っと)
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“Take”さん,こんにちは! 今回もコメントありがとうございます
!!!
“Take”さんが仰るように「ハーフパイプのような斜面での無限大ターン」です。“凹”状の斜面では自然に“∞ターン”的な滑り方が要求され,ターン山回りで減速しないで滑れるコツがつかめるのです。
「上体がややぶれて」...これは,“Do
Ski”的要素でスキーしようとしたことに原因があると思います。
「無限大ターン、といわれると私も構えて」...ハッハハハ...(^ー^) それは“Take”さんが“∞ターン”を上手く滑ろうとする意識が強いからだと思います。上手くなんか滑らなくてもいいから,山回り後半で圧を“重心”方向に吸収する意識を持てばイイのです。すると,“Take”さんなりの“∞ターン”が顕現します。それは本当に“Take”さんしかできないターンなのです
!!!。
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それに比べ、afterの2本のすべりは、雪質もよさそうですが、上体が安定していて体のいろいろな部分の動きが滑らかです。足がうまく雪面のでこぼこを拾って、サスペンションのように動いていますね。気分的にもかなりリラックスできているのではないでしょうか。
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Afterで,一番特徴的なことは,「上体が安定し、体のいろいろな部分の動きが滑らか」なことですネ
!!!。それは“Take”さんが仰るとおり,「リラックスできている」からなのだと“TOK”も思います。
ではこのリラックスはどの様にして生まれたのか?...というと...
???。あるイメージを持って滑ること...,歌をうたいながら滑ること...などいろいろありますが,要は“感じ”ながら滑る...ということだと思います。つまり“feel
in”の意識を大切にし,そのことに集中して滑ることなのです。もちろんいつまでも永久的にそうしろ
!!!....ということではありません。そういったドリル練習を重ねていけば,いつの間にか“意識下の行動”が“無意識下の行動”に移行しますから,そうなったらもう意識する必要は無くなるのです。ピアノが弾けるようになったり,キーボードからの打ち込みがブラインドタッチでできるようになるのと同じことです。“無意識下の行動”になるまでは,そういった意識の集中が必要なのです。(^ー^)
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前回のOnline
Lessonでは、“愛”というキーワードをいただいたので、自分なりに“愛”について考えてみました。今回の”愛”は、以前流行った、「愛のターン」とはまた少し次元の違う話のような気がします。愛という字を、愛おしい(いとおしい)と読んでみました。
ストレッチ・ヨガ・気功・太極拳などの動きを、ゆっくりゆっくり、自分の身体に話しかけるようにやさしくやってみると、(残念ながらいつもではないのですが、)時々自分の身体がとても”いとおしく”感じられることがあります。。。この感じは、ナルシスト的に自分の長所だけを愛でるのではなく、自分の長所・欠点などもすべてひっくるめて”いとおしく”感じられるのです。(一種の瞑想状態に入っているのかもしれませんが)スキーでこの状態になれば、雪上で”素敵な至福のひと時”がすごせる気がするのです。
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基本的には最初の頃の「“愛”のターン」と,前回お話した“愛”ということとは同じことなのですが...。その時々の捉え方に依って,深い“愛”と軽い“愛”...といった違いが出てくるのかもしれません。“Take”さんが仰るように,「愛という字を、いとおしいと読んでみました」...この方がピッタリ来るかもしれませんネ??。
前回も“Take”さんのコメントで話させていただきましたが,仰るとおり“静”の状態に居て“優しく”ということが「いとおしく」感じるためには大事になります。“フィーリングスキー”であるイメージに集中して滑っていると,心が静かで優しい気持ちで雪と対峙している自分が居ることに気付きます。これは“Take”さんが仰るように「一種の瞑想状態に入っている」ということなのかもしれませんネ
!!!。(*^^)v
冗談は別にして,“Shino”さんは本当に「素敵な至福のひと時」に浸っているように観えます。羨ましい
!!!
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自分の身体や、雪・斜面がいとおしく感じられるようなスキーがしてみたいのです。一度だけ、雪上でこのような気持ちになったことがありました。あたかも空中をふわふわ漂っているかのような気分になりました。”ウォーターベットターン”を自分で試してみたときです。(自分の身体が水のような液体で満たされていて筋肉や骨はその中に浮いている...つまり「皮膚に包まれた液体」という風に自分の身体をイメージして滑ってみる)。この”ウォーターベットターン”は、”野口体操”を主宰された野口三千三さんの著書,「原初生命体としての人間」にでてくることば、”生きているからだは皮膚につつまれた液体である”という言葉から生まれたイメージです。興味をもたれた方は、こちらもどうぞ。
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「ウォーターベットターン」...というイメージもありましたネ
!!!。これはこれで,雪と喧嘩しない滑り,雪に優しく対処する滑り,を経験していただく上で,結構効果がありました。
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after映像のShinoさんが、このような気分であったかどうかはご本人でないとわからないことですが、映像を拝見する限りでは、気持ちよさそうに滑っていらっしゃいますね。
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“Shino”さんのAfter映像の滑りは,身体の不必要な“気張り”がありません。“気張る”...ということは,ある種のバリアを作り,自分の身体には一切の悪しきものを取り込まないゾ
!!!....といった意識がある様に思います。
私は,“愛”というのはそういったものではない...と思っています。悪しきものだろうが,良きものだろうが,とにかく自分の身体に,心に受け容れるのです。一般的に「悪しきもの」と呼ばれる事からこそ,いろいろなことを学ばせてもらうことができる
!!!....と思っています。
“スキー”で言えば,とにかく「“愛”を持って雪上を滑らせていただく...」という気持ちで何度も何度も滑り,心地良きことも,心地悪いこともとにかく“feel
in”してみるのです。すると,滑りを重ねる毎に,その心地悪さの程度が変わっていることに気付きます。人間の身体は本当に素晴らしく良くできていて,その様なマイナスフィーリングをプラスフィーリングに変えて行く能力を,潜在的に持っているのです。
“気張る”ということは,この様な身体の素晴らしい能力を開花するチャンスを,みすみす逃している...としか言い様がない...そう思います。
そういう意味で,前回の“Take”さんのコメントに対し,“愛”のターン...ということをお話したわけです。“気張らず,“愛”をイメージして滑っていると,少しづつ“愛”の意味がお解りになります。そしてどんな斜面でも気持ちが穏やかになり,自分の身体の素晴らしさに気付くのです。(^ー^)
“Shino”さんは意識はされていないかもしれませんが,雪の大自然に“愛”を持って接しておられるのだと思います。
シーハイル !!! Schi Heil !!! !(^^)!(*^^)v
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“Online
Lesson... '10 No.2-11 “Shino”さんの滑り について... |
No.2-11 “Moto”さんのコメント |
“Moto”さんのコメントに対する“TOK”の感想 |
Tok先生、ご無沙汰しております。高知の“Moto”です。
ご病気のことを知ってショックを受けました。先生の前向きの姿勢にはいつも頭の下がる思いが致します。されど死は遅かれ早かれ人には必ず訪れるものです、人が人としての尊厳をもって旅立つ。これは大事なことだと思っています。そのために先生には早めにホスピスの準備をして頂きたいのです。私は医師ではありませんが、医療従事者として切に感じます。
初めてフィーリングスキーに触れた2005年は私にとって素晴らしものでした。メルツェンで頂いたビール忘れるものではありません。ありがとうございました。ご病気のことがなければ今回の投稿はしませんでした。また私の感想はくだけた文体で書きました、差し障りがあるようでしたら没として下さい。
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“Moto”さん,こんにちは!
“TOK”の病気...食道癌のことは,皆さんには内緒にしておこうか...とも思いましたが,“Something
Great”が,「告知しなさい...」という“inspiration”を与えてくれましたので,皆さんにお知らせすることにしました。
何度か話していますが,私は癌になったことで,自分の生き方に“深み”が出てきたように思っています。負け惜しみでも何でもなく,素直に...「癌さん...ありがとう!!!」...という気持ちなのです。この癌...結局は自分のこれまでの生き方,食事などの生活習慣が作ったものですから,自分に責任がある...というのは明らかです。ですから,これまでの生活の様式や生きる姿勢を変えることで,その癌を退縮させて小さくしたり,正常細胞に変えて行くのも自分の仕事だと思っています。その様に思うと,癌になったことで多くのいろいろが経験でき,それが“TOK”をより大きくしてくれる
!!!....といった風に思える様になりました。ですから,そういう気付きの機会を与えてくれた,「食道癌」にありがとう!!!...なのです。
私にはまだまだやることがあります。だから“Something
Great”はそう簡単にあの世に行かせてくれないのです。ハッハハハ...(^ー^)(*^^)v そのやる仕事,“TOK”の“roll”とは,“フィーリングスキー”の展開だと思っています。ですから,今年から始まる「第三ステージ」...これがどの様に展開して行くか?...これが非常に楽しみです。イェーーイ
!!!です。
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本題...前回、Beforeが赤のウェァーでAfterで白に変わってた方だとお見受けいたしましたが・・・。前回同様、今回もAfterはナチュラルな滑りだと感じました。昨今、二軸だか何だか訳の分からない内足重視の如何にもガツガツした、時として、さもしさをも感じさせるような滑りが巷ではもてはやされております。今回のAfterの滑りを実際にゲレンデで見たら、ほっとすると同時に見とれてしまうだろうなと思いました。では今回の滑りの感想をshinoさんが私だったらどう感じたかという設定で。
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“Moto”さん,その通り...昨年の
Online Lesson
でユニフォームのカラーがその様に変わった人です。(^ー^)
「Afterの滑りを実際にゲレンデで見たら、ほっとすると同時に見とれてしまう」...私も全く同感です。私達もこの様な滑りを,それぞれがそれぞれの個性を生かすことで,実現していきたいものですネ
!!! !(^^)!(*^^)v
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Before
うむぅ〜、なんだかしっくり行かないなぁ、ターンは大丈夫だろうか何とかして曲がらねば。辛うじてターンはできたんだが、これはバーニンラブのお陰かも知れない。また次のターンが迫ってくる、いかんいかんビビっておる、腰も少し引けてるしスタンスも若干広めだ。恐いしイライラするし肩も少し凝ってきたぞ。こんな筈じゃなかったんだが!!。
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Before...“Moto”さん,全くその通りのことを,“Shino”さんも思っておられたと思います。
この様な,スキーヤーの“心情”を汲み取るような感じ方ができる様になると,「目」で見た評価ではなく,「心」で観た評価につながるのです。そして「外見」を手直ししよう...という気持ちではなく,「内なる心」から直して行こう...という気持ちになれるのです。(*^^)v
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After
私のBefore滑りですか?あれはねぇ、悪い夢でも見てたんですよ。そんなことよりチョット見て下さいな...私の滑り、勝手に板がターンしてるのが分かるでしょ。何なんだこの感覚は?力まなくても自然にターンが始まるし、スタンスもグッと狭まって安定感が増してきたのが実感できるぞ。もう本当に楽しいったらありゃしない、これだからスキーは止められないんだよ!まったく!!雪と仲良くなるってこういう事だったんだな。
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After...“Shino”さんの“内なる心”は,「雪とのコミュニケーションを大切に
!!!」...ということを,気付かせてくれたのだと思います。自分から一方的に働き掛けるのではなく,雪の上に立った時から,「足裏に伝わってくる雪の“energy”を“feel
in”しよう」...という意識になられたのだと思います。そして,「その感触を滑走中ズーーーッと感じ続けてみよう...」という心境になられたのです。こうなれば,身体はまるで,「自動車のサスペンションが自在に動くがごとく」働き始めます。脚をどう動かそう...などという意識は必要なく,ただ今ある状況を感じてさえいれば,良いのです。圧がこうだからこうしよう...ああだからああしよう...ということはしなくても,ただ感じていれば,身体が勝手にその感じたことに反応してくれるのです。自然に共鳴・共振現象が起こってしまう...と言ったほうがイイかもしれません。
その結果,“Moto”さんが述べておられるコメントそのもの“感動”を,“Shino”さんも感じられた...と私も思います。(^ー^)
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(ここからは私の実体験に基づいたものでshinoさんの滑りとは関係ありません。悪しからず。) しかしなぁ、TOKマジックに触れてる時はいいんだが、離れてしまうと素に戻ってしまうんだ。これが課題だな。
最後に
フィーリングスキー、BeforeとAfterでこれくらい変貌を遂げる経験を味わったら病みつきになるでしょうね。羨ましい限りです。
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フーーーム...。皆さんはよく「TOKマジック」と仰います。でも,よく考えてみてください。“TOK”はレッスンであるイメージを思い浮かべなさい...そして歌をうたいなさい...と言っているだけで魔法を掛けてはいません。実は魔法は,イメージし,歌をうたうことで,皆さんが皆さん自身に掛けているのです。
“TOK”が目の前から居なくなると,とたんにイメージに集中することがおろそかになり,歌もでたらめに歌うようになっていませんか? つまり“concentration”=集中...これがいい加減になる人が多いのです。
この様な状態ではいつまで経っても「TOKマジック」から逃れられないでしょう。魔法は自分で自分に掛ける
!!!....これを実行してみてください。ハッハハハ...(^ー^)
“Moto”さん...何を仰いますか?!?!。“Hakuba 47”で初めて“Moto”さんと滑った時,あなたは“Shino”さんと同じ様に変貌しましたヨ
!!! だからあなたを“フィーリングスキー”四国支部長にお願いしたではありませんか
!!!。“フィーリングスキー”の原点に帰り,「“心”が満足するスキー」...これを忘れず,内なる心に素直に従えば,どんどん変貌すること間違いなし
!!!....です。イェーーイ !!!
シーハイル !!! Schi Heil !!!
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“Shino”さんから,御礼の
e-mail
19/Nov/2009 |
Online
Lesson ’10-No.2 のモデル を終えて…
今年もこの貴重な経験をさせていただくことができた事に感謝しています。この機会を下さった“TOK”先生をはじめ、コメントを下さった皆さんにお礼を申し上げます。今回もわずか38秒という短い映像に…いろいろなコメントを頂戴し、驚いています。
最初のconcaveの斜面・・・これは私にも『覚え』があります。この時は完全に今年のCanada最終日のハーフパイプでの楽しかった滑りが頭にありました。その時と同じ滑走感覚….あんなに楽しく滑れたではないか!!! とCanadaの再現を企んでの滑りでした。先生の編集により転倒シーンはありませんでしたが、特に左ターンで見事に・・・そしてオモシロイくらいパタンパタンと転んでいました。
しばらくして、お昼頃…そしてレッスンも終了近くなる頃が….以降のafterのシーンです。takaさんに「どのような気持ちで滑っているのか」と訊かれていますが、とにかく、嬉しかったのだと思います。
あの日は朝から天候にも恵まれました。憧れのニュージーランドでの素晴らしい景色・朝焼けを観ることができました。「この景色を観られただけで・・・ここまで来た甲斐があった!!」と真剣に想いました。生まれて初めての南半球での本格的なスキーです。スキー場は見渡す限り真っ白で、『どこでも好きなところを好きなように滑ってイイよ!!!』と言ってくれているようです。おまけに“TOK”先生のレッスン・・・しかも1日独り占めできるのですから…。楽しくない訳がありません!!!嬉しくて仕方なかったのです。 その場に居られたことが….あの日、Coronet
Peak でスキーができることが….純粋にそのことが嬉しくて、ありがたかったのです。何度、あの時の感覚・気持ちを思い出そうとしても….それしか浮かんできません。
KEIさんの質問に「右タ−ンの方が苦手では??」とありますが、以前は確かに左ターンの方が右足に力が入りやすいと思っていましたが、最近は左ターンの方が何かをやろうとしてしまって…結果としてうまくいきません。という感覚です。実際に転倒するのも左ターンの方が断然多いです。なので…苦手はどちら??ということになると「左ターン」ということになるでしょうか。“TOK”先生が左右のターンは違って当たり前!!と言って下さってから…気が楽になりましたが・・・。
afterでは「細胞君、細胞君…ありがとう♪」そして「(ターンの)始まり〜♪、終わり〜♪」という歌を詠うことに夢中になっていたと思います。耳元から聴こえる“TOK”先生の声(歌)に陶酔するように…滑っていたような気もします。takeさんが言われる一種の「瞑想状態」なのかも知れません。今シーズン…初めて谷まわりで“気持ちイイ”という感覚を味わいました。レッスン途中“TOK”先生から「shinomiは、うまくならなくていいから…」と言われたのも肩の力が抜けた要因でしょうか…。
とにかく、難しい(技術の)ことは全くわかりません。少なくともそんな難しいことを考えながらは滑っていません。複数の方から「気持ち良さそう」「至福の時」などと表現していただいていますが、まさに“どう滑る”とかはどこかに霞んでしまい、素敵な時間と空間を過ごさせてもらいました。気持ち良かったし、幸せいっぱいだったし、ワクワク楽しくて仕方なかったのです。
今回のコメントで一番嬉しかったのは…私の滑っている姿を見ることである種の“癒し効果”があると言っていただけたことです。「在るものを在るがままに受け容れる」…なかなか“TOK”先生が言われるようにはできません。でも、そう在りたいと願って毎日を送りたいと思います。
私は現在、介護(福祉)という分野で仕事をしています。様々な生き方、生き様をもった方とお話をする機会があります。その方々のお話を伺う時、評価することなく、まずは『受容』することが要求されます。だって、その方はその方であって、私がどうすることもできませんから…。もしかしたら、そのようなことがスキーに繋がっているのだとすれば…いや、反対ですネ…フィーリングスキーを経験することが今の仕事における心持ちに繋がっているのだと思います。これって…とても素敵なことだと改めて想っています。これからも、考え込むのではなく、感性を豊かにして毎日を送ることができればいいなぁって想います。
最後に、この機会を与えて下さったSomething
Greatをはじめ、関わって下さった全ての方々に感謝いたします。“TOK”先生から頂戴した「滑りを解ろうとするから滑れない…感じれば滑れるのに…」を心の片隅に掲げて…。
来る2010シーズンも実り多きよう…第Ⅲステージが楽しみで仕方ありません。そして、このご縁で結ばれた皆さんと、どこかの雪上でご一緒できることを楽しみにしています。 ありがとうございました。
2009.11.18 “Shino” |
☆ Friday November 20
2009 曇り (白馬 ) 50.0kg 5% |
白馬 11/20
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今日は,時々ご覧のような「青空」も見え隠れしますが,大体が曇り空です。
今朝も寒いです。気温は4℃。山は確実に「雪」でしょう。
Whistler Blackcomb
からニュースが入ってきますが,アチラは,毎日降雪があるようですネ
!!!。
その内,日本も降るでしょう。イェーーイ !!!
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滑りを解ろうとするから滑れない...感じれば滑れる...
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今日は,“Shino”さんから届いた,「御礼
e-mail に対する“TOK”の感想を述べたいと思います。
“Online
Lesson... '10-No.2 番外編 |
“Shino”さんからの御礼
e-mail |
御礼
e-mail に対する“TOK”の感想 |
今年もこの貴重な経験をさせていただくことができた事に感謝しています。この機会を下さった“TOK”先生をはじめ、コメントを下さった皆さんにお礼を申し上げます。今回もわずか38秒という短い映像に…いろいろなコメントを頂戴し、驚いています。
最初のconcaveの斜面・・・これは私にも『覚え』があります。この時は完全に今年のCanada最終日のハーフパイプでの楽しかった滑りが頭にありました。その時と同じ滑走感覚….あんなに楽しく滑れたではないか!!! とCanadaの再現を企んでの滑りでした。先生の編集により転倒シーンはありませんでしたが、特に左ターンで見事に・・・そしてオモシロイくらいパタンパタンと転んでいました。
しばらくして、お昼頃…そしてレッスンも終了近くなる頃が….以降のafterのシーンです。takaさんに「どのような気持ちで滑っているのか」と訊かれていますが、とにかく、嬉しかったのだと思います。
あの日は朝から天候にも恵まれました。憧れのニュージーランドでの素晴らしい景色・朝焼けを観ることができました。「この景色を観られただけで・・・ここまで来た甲斐があった!!」と真剣に想いました。生まれて初めての南半球での本格的なスキーです。スキー場は見渡す限り真っ白で、『どこでも好きなところを好きなように滑ってイイよ!!!』と言ってくれているようです。おまけに“TOK”先生のレッスン・・・しかも1日独り占めできるのですから…。楽しくない訳がありません!!!嬉しくて仕方なかったのです。 その場に居られたことが….あの日、Coronet
Peak でスキーができることが….純粋にそのことが嬉しくて、ありがたかったのです。何度、あの時の感覚・気持ちを思い出そうとしても….それしか浮かんできません。
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“Shino”さん,御礼
e-mail ありがとうございます !!!
「貴重な経験」...本当にそう言っていただけると“TOK”も嬉しいです。良かったですネ
!!!
「38秒という短い映像」...そう,短いけれど,いろんな情報が含まれているのですネ??。(^ー^)
「Canadaの再現を企んでの滑り」...あのカナダでの“concave”斜面での滑りが,本当に気持ち良かったので,それを追い求めてしまったんでしょうネ??。こういった,「過去にうまくできた
!!!」...という思いがあると,どうしても「期待する滑り」をしがちになりますから,それが味わえなくて気持ちが落ちこむことになってしまうのです。気を付けたいものです。
After...この映像をひと口で言ってしまうと,「斜面を流れるように滑っている」ということだと思います。この時“Shino”さんの気持ちは,「嬉しくて仕方なかった。嬉しくて、ありがたかった...」ということですが,これを言葉を替えて言えば,「自分が居るそのシチュエーションに“感謝”して滑っていた」...ということになると思います。
私は,この気持ちこそが本当に大切だと思っています。“感謝”ということを思っている時,「この場所に居ることがありがたいことなんだ
!!!」...と思っている時,私達の“心”は静かで,そして穏やかです。そういう状況の下で身体がリラックスしない訳がありません。身体がリラックスすれば,潜在的力が開花し,自分では想像もつかない身体の運動が顕れるのです。
感謝する気持ち⇒心穏やかな状況⇒身体のリラックス⇒潜在的力の開花...という,素晴らしい“cause”をもたらしてくれるのです。
!(^^)!(*^^)v
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KEIさんの質問に「右タ−ンの方が苦手では??」とありますが、以前は確かに左ターンの方が右足に力が入りやすいと思っていましたが、最近は左ターンの方が何かをやろうとしてしまって…結果としてうまくいきません。という感覚です。実際に転倒するのも左ターンの方が断然多いです。なので…苦手はどちら??ということになると「左ターン」ということになるでしょうか。“TOK”先生が左右のターンは違って当たり前!!と言って下さってから…気が楽になりましたが・・・。
afterでは「細胞君、細胞君…ありがとう♪」そして「(ターンの)始まり〜♪、終わり〜♪」という歌を詠うことに夢中になっていたと思います。耳元から聴こえる“TOK”先生の声(歌)に陶酔するように…滑っていたような気もします。takeさんが言われる一種の「瞑想状態」なのかも知れません。今シーズン…初めて谷まわりで“気持ちイイ”という感覚を味わいました。レッスン途中“TOK”先生から「shinomiは、うまくならなくていいから…」と言われたのも肩の力が抜けた要因でしょうか…。
とにかく、難しい(技術の)ことは全くわかりません。少なくともそんな難しいことを考えながらは滑っていません。複数の方から「気持ち良さそう」「至福の時」などと表現していただいていますが、まさに“どう滑る”とかはどこかに霞んでしまい、素敵な時間と空間を過ごさせてもらいました。気持ち良かったし、幸せいっぱいだったし、ワクワク楽しくて仕方なかったのです。
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右ターン,左ターン...のことについては,“TOK”の感想 そのⅠでお話したとおりです。
“Shino”さんも,まだスキーを初めて間もない頃は,スキーを動かすことをメインにやっていたと思いますので,効き足の右足が外足...つまり,左ターンが得意だと思っていたはずです。それが“Let
Ski”に精通する様になって,形成が逆転し,今は左足外足の右ターンがシックリ来ていると思います。
「細胞君、細胞君…ありがとう♪」...と自分の細胞一つひとつを意識し,それに感謝するつもりで滑ると,より一層の集中が可能になります。
また,「ターンの始まり〜♪、終わり〜♪」...という歌をうたいながら,その局面に集中することで,“Starting
Point”がハッキリ意識できます。すると「S字ターン」ができるようになるのです。
「“どう滑る”とかはどこかに霞んで...」...そうそう,これでイイのです。「どう滑るか?」...ではなく,「どう感じるか?」が大事なことなのです。
不思議なことに,「どう感じようか?」...という思いで滑っていると,身体が自然にその“感じ”た結果に応えてくれるように動いてくれるのです。まるで“魔法”に掛かったみたいです。(^ー^)
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今回のコメントで一番嬉しかったのは…私の滑っている姿を見ることである種の“癒し効果”があると言っていただけたことです。「在るものを在るがままに受け容れる」…なかなか“TOK”先生が言われるようにはできません。でも、そう在りたいと願って毎日を送りたいと思います。
私は現在、介護(福祉)という分野で仕事をしています。様々な生き方、生き様をもった方とお話をする機会があります。その方々のお話を伺う時、評価することなく、まずは『受容』することが要求されます。その方はその方であって、私がどうすることもできませんから…。もしかしたら、そのようなことがスキーに繋がっているのだとすれば…いや、反対ですネ…フィーリングスキーを経験することが今の仕事における心持ちに繋がっているのだと思います。これって…とても素敵なことだと改めて想っています。これからも、考え込むのではなく、感性を豊かにして毎日を送ることができればいいなぁって想います。
最後に、この機会を与えて下さったSomething
Greatをはじめ、関わって下さった全ての方々に感謝いたします。“TOK”先生から頂戴した「滑りを解ろうとするから滑れない…感じれば滑れるのに…」を心の片隅に掲げて…。
来る2010シーズンも実り多きよう…第Ⅲステージが楽しみで仕方ありません。そして、このご縁で結ばれた皆さんと、どこかの雪上でご一緒できることを楽しみにしています。 ありがとうございました。
2009.11.18 “Shino”
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「癒し効果」...確かに“Shino”さんのAfterの滑りにはそれがあると思います。見ていて,心が静かになり,気持ち良くなるのです。ウットリしてきて“α波”に包まれている感覚になります。
「評価することなく、まずは『受容』すること」...これは明らかに“フィーリングスキー”の基本的考え方です。
もし,“フィーリングスキー”を経験することで,皆さんのライフスタイルの中にこの様な思考スタイル...「まずは『受容』する」...ということが身に付いたとすれば,それは“TOK”の望外の喜びでもあります。(*^^)v
「滑りを解ろうとするから滑れない...感じれば滑れる...」...これもイイ言葉ですネ
!!! ハッハハハ...(^ー^)
そう !!!....「第三ステージ」では,以上申し上げたことがメインのレッスンになると思います。私もその展開がどの様になるのか?...皆目見当が付きません。“Something
Great”の“present”を楽しみに待つことにします。
シーハイル !!! Schi Heil !!! イェーーイ !!!
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☆ Saturday November 21
2009 曇り (白馬 ) 49.8kg 5% |
白馬 11/21
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今日は,ご覧のように山は「雪模様」です。下界の気温は,5℃ほどです。
今日の連休からOpenのスキー場...結構多いみたいですネ
!!! “五竜とおみ”なども,雪の条件さえ良ければ直ぐにでもOpen...らしいです。
皆さんは,この連休...どちらでお過ごしですか? 初滑りですか?
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多くのスキーヤーが,心から“スキー”を楽しめない理由...
それは「予め自分が作り出した滑りの標準形」にあります。
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“Shino”さんの滑りに対するコメント...11/15の“Tori”さんへの“TOK”の感想,に対して“KEI”さんから次の様な質問
e-mail
が届きました。今日はそれについてお答えしたいと思います。
「“TOK”先生 こんばんは。Online
Lesson 11/15に書かれていた、以下のコメントについて、質問させてください。
『
「滑りを作ろう」という意識が無かったはずです。つまり“無心”でいたのではないでしょうか?
「自分に納得できない」...という言葉は,まさに自分が予め自分の滑りを想定していた
!!!
ということを証拠付ける発言です。自分の滑りを想定していなければ,失望も無い訳ですから...。』
上記は、いわゆる「邪念」という意味でしょうか。私がもう少し若かった頃(笑)・・・八方の名木の壁や黒菱をガンガンDOで滑っていた頃(笑笑)、どのライン滑ろうかなどとは考えず、立った位置の下方に自然とラインが見えていました。それがいつ頃からか、滑りやすそうなコブのラインを選ぶようになったのですが、これは、自分自身の衰えと、あの時のように滑りたいという邪念があるということですね。~~; 50を過ぎた今でも、新雪(深雪)があれば飛びこんでいきます。スムースに滑られている時は奇声を発しながら(笑)自然に笑顔になっています。単に、気持ちよく、楽しく滑りたいという一心で滑っていても、「ローテーションしちゃったな」とか、「角付けがいっきになったなぁ」とかを、滑りながら、自分の滑りを感じて考えています。滑りを振り返ってみて、納得できないこともよくあります。これも自分の滑りを想定していたという邪念の現れでしょうか?FS流の・・例えば・・Sound
of Musicターンを心がけても、上手く滑られなかったと後で思うこともあります。これも、自分の滑りを想定しているということでしょうか?
私は常々、FSの中にも、Must病があるように感じています。KEI自身が未熟なうえに、あるがままに、なされるがままを受け入れられていない結果のような気もしますが。。。競技スポーツに携わる者の癖なのか、結果は結果として受け入れるとしても、競技中に色んなケースを「想定」することがあります。コメントされている「自分の滑りを想定する」とはどういった意味合いなのでしょう?
自分自身、無心で滑っていても(そのつもりでも)、滑り終えた後に「今のは良かった。今のはいまいちだった」と、振り返ることがあるので。。。」
結論から言わせてもらえば,「邪念」とは違うと思います。「邪念」とは,辞書に依ると...『倫理的に正しくない考え。また、みだらな情念。また、目的に外れた乱れた考え...』ということだそうです。ですから,それとは全く違います
!!!。
“Tori”さんが,時々「いまのって何だったの?」...という様なイイ滑りができる時がある。この様な時,“Tori”さんは別段うまく滑ろうと自分の滑りに期待する気持ちは無かった筈です。
自分の滑りに納得できない...とか,「ローテーションしちゃったな」...とか,「角付けがいっきになったなぁ」...とかいう「反省の気持ち」が自分の中に芽生えるのは,予め自分の気持ちの中に,そうなりたくない
!!!....という願望が有ったからなのです。つまり,こう滑ることが自分の理想なんだ
!!!....と言う様な「決められた滑り」があり,それが実現できなかった....から「反省」が起こるわけです。最初からその様な「期待」を持たなければ,そして現れ出るものは何でも歓迎
!!!....という心境でことに臨めば,現れ出るものはどのようなものであれ“歓迎”されるべきもの...なのです。ですから,そこには「反省」が顔を出す暇はありません。むしろ,その様な多くのいろいろが顕現したことに対する“感謝”の念が沸き起こるでしょう
!!!。
「Sound
of Musicターンを心がけても、上手く滑られなかったと後で思うこともあります...」ということも,“KEI”さんが,予め“Sound
of Music Turn”で滑ればこうなる筈だ !!!....という「あるべき姿」を自分で作ってしまっているからなのです。そんなものありゃしません
!!!。人それぞれ現れ出るものが違うのです。
「FSの中にも、Must病があるように感じています...」と仰いますが,それはそれで“KEI”さんのお考え...ということでは結構でしょう。でも“TOK”に言わせれば,それさえも「FSとは赫々然々あるべき
!!!」...といった予め作り上げた“KEI”さんの全く個人的なご意見だと思います。元々“フィーリングスキー”に「あるべき姿」などはどこにも無いのですから
!!!。
「滑り終えた後に「今のは良かった。今のはいまいちだった」と、振り返ることがある...」ということですが,良かったとか,いまいちだった...という評価...これは,どこかに“KEI”さん自身が想定した「標準形」や「基準値」が有るから成り立つものです。基準値が無ければ比較できませんから,良い悪いの判断はできっこないのです。
多くのスキーヤーが,心から“スキー”を楽しめない理由...それはこの「予め自分が作り出した滑りの標準形」にあります。元々基準値や標準形...そんなものは無いのですから,もし持っていたら捨て去りましょう
!!!。そして毎回まいかい,何が出てくるか分らないから
オ・モ・シ・ロ・イ !!!....といった心境でスキーをしましょう
!!! 眉間にしわを寄せたスキーは消えて行き,心の底から“スキー”が楽しめるようになりますヨ
!!!“KEI”さん !!! ハッハハハ...(^ー^)
☆ Sunday November 22
2009 晴れ (白馬 ) 49.2kg 6% |
白馬 11/22
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今日の日曜日...ご覧のような朝焼けが見られました。ほんの僅かの間の出来事でした。
薄ピンク色⇒赤⇒黄金色⇒白...という風に,みるみる内に,山肌の色は変わって行きます。この間...今日は約3分でした。よほど気をつけていないと見逃してしまいます。
見る人の“感性”を磨いてくれる,貴重な朝のドラマでした
!!! イェーーイ !!!
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雪の中に存在する“美”のエネルギーを探し求め,それと同調しようとしている時は
互いの“energy”がイイ形で反応し融合しあい,素晴らしい身体の運動が顕れる
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今日は先ず,下の写真をとくとご覧下さい。
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11/22 朝焼けの白馬三山
(写真クリックで大きくなります) |
この写真をご覧になって,皆さんは何をお感じになりましたか?
白馬三山が金色に輝き,綺麗だなぁー...と思われたと思います。...でもそれ以外に何か感じませんか?.........
???
「白い雪がなぜ黄金色に光るんだろう?」,「“TOK”はイイナァー...こんな景色の見える場所に住んでいて...」,「白馬三山...て標高いくらあるんだろう?」,「この山々の稜線から滑走できたら...さぞかし楽しいだろうナァー
!!!」......など,いろいろだと思います。
もちろんこれ以外に実に多くの感想を,皆さんお持ちになった筈です。それぞれのご感想は同じもののもあるかもしれませんが,その多くは異なったものだと思います。でも,ほとんどの皆さんは,「綺麗だナァー
!!!」...というある種の“感動”を覚えられたはずです。この写真をご覧になって,「気持ち悪くなった...」という人はまず居られないでしょう。
どうして皆さんが,「イイ気持ち」になられたか?...というと,それはこの写真の中に“美”があるからです。私は敢えてこのことを,“美のエネルギー”があるから...と言いたいと思います。特にこの写真は“醜”のエネルギーは無く,“美”と感じられるエネルギーに溢れています。だから,誰がご覧になっても「イイ気持ち,イイ気分」になるのです。
さて,私達の生活の身の周りの物を見渡してみましょう。いろんなものがありますが,“TOK”はたまたま「置時計」が目に入りました。この時計をよくよく観察すると,“美”と“醜”に関していろいろ面白いことが見えてきます。「全体がドッシリしていて安定感があるなぁー」,「短針と長針の針の形が大きく,アンバランスだなぁー」,「1〜12までの数字の書体や大きさ,そしてカラーがイイ感じ
!!!」...などです。これは“TOK”の感性にとって,そう感じられる...ということであって,皆さん全員がそう感じるということではありません。“TOK”流の相性です。で,私がこの時計を身の回りに置いておく理由...それは何か?...と言えば,“美”のエネルギーをより多く感じ,心地良い...と感じられるからです。つまり,「心地良さを感じられる物の“energy”と“TOK”の“energy”がイイ形で反応しあっているから...」ということだと思います。
この様に,私達が「物」の中に「“美”のエネルギー」を感じ,心地良いと思う時,私達は「物の“energy”を感じ入れている
!!!....」ということに気付きます。向こう向きに“energy”を発しているのではなく,自分の方向,手前側に“energy”を受け容れているのです。「心地良さ」は「“美”のエネルギーを物の中に見出し」,それを「身体に受け容れること」で成り立つ...ということがこれで分ります。
さて,話しが長くなってしまいましたが,今回の
Online Lesson の“Shino”さんの滑り...これをこのように“美”と“醜”のエネルギー
!!!という観点でみてみると,どうでしょうか? 皆さんも今一度,映像をご覧下さい。
“TOK”には次の様に観えました。(^ー^) “Shino”さんが雪のエネルギーの中にある“美”的“energy”を探して斜面移動している時...彼女の身体の動きには無理が無く,イイ感じで調和が取れていて,シックリした滑りになっている様に観えます。それに対し,“Shino”さんの“energy”が勝って,雪の斜面が持っている“美”に思いが届いていない時は,ギクシャクしていて,アンバランスな滑りになっています。
“Shino”さんが,雪の中に存在する“美”のエネルギーを探し求め,それと同調しようとしている時は,互いの“energy”がイイ形で反応し融合しあって,本当に素晴らしい身体の運動が顕れている...という風にみえます。そしてそのことが,見る側の私達にも安心感と安定感,そして心地良さを感じさせてくれます。
...ということで,今日は「“雪”の大自然に含まれている“美”に注目し,その“美”を“feel
in”する」...ということを考えてみました。雪にも“美”と“醜”があるとは思いますが,できるだけその内の“美”だけを観る様に心掛ける...。このことが結果として雪の“energy”とそのスキーヤーの“energy”の素晴らしい融合をもたらしてくれ,新しい“スキー”体験をプレゼントしてくれる...そう思います。
シーハイル !!! Schi Heil !!!
☆ Monday November 23
2009 晴れ (白馬 ) 49.0kg 6% |
白馬 11/23
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今日は「勤労感謝の日」。朝方は深い霧に包まれていましたが,10時半...ご覧のような「晴れ」に
!!!
元々今日は「新嘗祭」(にいなめさい)で農作物の恵みに感謝する日でした。労働が農作物を作るだけのものから,形に見えないサービス業など,多岐に渡り,“感謝”の意味合いも変わって来た気がします。
いずれにしても,いろいろなモノが持っている“energy”に感謝しましょう
!!!。イェーーイ !!!
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“T.N”さんは本当に「新しい滑りを身に付けようとする、その向上心」が凄い
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今日から
Online Lesson ...No.3 の始まりです。今日はひさしぶりのご登場...“MASA”さんです。
☆★☆ Lesson 3-1
“Online Lesson... '10 No.3-1 のコメンテーター...トップバッターは...“MASA”さんです。
“Online
Lesson... '10 No.3-1 “T.N”さんの変遷
について... |
No.3-1 “MASA”さんのコメント |
“MASA”さんのコメントに対する“TOK”の感想 |
TOKさん こんばんは MASAです。
ご病気の雰囲気を全く感じさせず、淡々と生活を送られてる感じのTOKさんには脱帽です。いずれ病気の方が退散して行きそうですね。
いつもは素人がプロの真似をして他人の滑りに対して何だかんだとコメントするのは愚挙だと思ってます。でも今回は対象がプロ(しかもカレー作りがお上手なTNさん)、その凄い滑りに対して、どう感じたか素人の観点からの感想でOKとの事で、安心して自由コメントを投稿する気になりました。
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“MASA”さん,お久しぶりです
!!! お元気でしたか?
ハイ !!!....食道癌という大きな“present”をいただき,“フィーリングスキー”に一層の磨きが掛かったように思っています。心から感謝です。(*^^)v
巷には「プロ」と言われる人が大勢居られます。何をもって「プロ」と言うのか?...少々分りづらいところもありますが,いくばくかでも,その行為に対して金銭的所得があれば“プロ”...であると“TOK”は思っております。
で,そのプロの滑りに対して云々...ということの良し悪しですが,一般の人がイロイロな意見を云うのは別に構わないと思います。“T.N”さんもそのことを望んでおられると思います。(^ー^)
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ビフォー・アフターの違い探しは未熟な為に苦手なもんで、全体的な印象中心です。
① 言われなければ、そのお上手な滑り、格好から向こうの男性スキー教師だと思い込んだままだった可能性大。 (最近鈍感力が付いた自分は尚更)
② いつもコンクリートピークで滑られてるだけあって、エッジの使い方が柔らかい感じ。
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“MASA”さん,Before,Afterにこだわる必要は何もありません。ただ漠然と他人の滑りを見流すよりは,違いがどこに?...という気持ちで味わえば,ご自分の“感性”が磨かれる...ということだけです。(^ー^)
①:ハッハハハ...(^ー^) 男性教師...ですか? 彼女がこれまで...数年前まで,メインでやって来た“Do
Ski”的スキー操作をしている時の滑り方は,まさに“MASA”さんが仰るとおり,かなり男性っぽいものでしたが...。
②:ここ数年...5年位かな?“Let Ski”の“オレンジ・ターン”を始められて,かなり“Let
Ski”的要素が彼女の滑りに加わりました。それまでの滑りは「Before
No.3」のチェック的動作をさらに極端にしたものでした。
それでも,彼女なりに滑れていましたし,レッスンに支障も無かったのですが,なぜか“オレンジ・ターン”を始めとする“フィーリングスキー”に興味を持たれ始めました。それから「エッジの使い方が柔らかい感じ」になってきました。この理由はぜひうかがいたいところですネ
!!! (^ー^)
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③ 急斜面小回りではビフォー・アフターの滑りに私でもハッキリと分かる違い有り。ビフォーではターン後半に圧を求めて行って、その反動を使ってターン、アフターでは斜面を落ちて行きつつ、圧を貰いながらターン。(まさにLETスキーの真髄部分か) 自分的にはダイレクトな圧のやりとりを行うビフォーの滑りも好きです。
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③:BeforeもAfterも,「No.3」の滑りを言っておられるのだと思いますが,小回りと言うよりは中回り位でしょうか?
「ビフォーではターン後半に圧を求めて行って、その反動を使ってターン」,「アフターでは斜面を落ちて行きつつ、圧を貰いながらターン」...と仰るとおり,Beforeはターン後半の山回りで圧を作りに行っています。ですから圧が急激に強くなり,その反動で谷回りを誘導する...という方法を取っています。チェック的動作...と言いますが,この操作の欠点は,斜面下方に押し付ける力が作用しますので,スキーのズレが起こってしまうことがある,ということです。
それに対し,Afterは山回りで,「圧の吸収」が起こっています。ターンに必要な圧はキープするけれど,余分な圧は,次の谷回りに備え,解放エネルギーとして身体に蓄積する...というもので,競技でも使われる重要な技術です。ただ単純に圧を軽くしているだけ...ではありません。
“MASA”さんは,「ビフォーの滑りも好きです」...と仰っておられますが,それはそれで結構だと思います。好き嫌いは,個人でそれぞれ異なるものですから...。(*^^)v
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④ 元々オフピステもお得意のTNさん、これで以前より更にスムーズに湿雪深雪も滑られるのかなと勝手な推測。
⑤ ビデオカメラを意識したのか、ちょっと体が固い感じ。 いつもはもっとリラックスして滑られてるんだと思いますが。
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④:“T.N”さんは大の「オフピステ党」で,ゲレンデから飛び出していろいろな斜面を滑るのが大好きなスキーヤーでもあります。これまでメインの“Do
Ski”的な操作でも,オフピステで転倒した !!!....などというニュースは聞きませんので,それなりに楽しんで居られたと思います。
でも,“TOK”がそうだった様に,“Let Ski”を知ってからは,さらにオフピステの味わいの深さに気付かれたと思います。圧を貰える...ということは圧の違いに敏感になる,ということにつながるからです。まさに“feel
in”の“in”が生きた !!!....ということです。
!(^^)!(*^^)v
⑤:今回はかなり長い時間,ビデオ撮影をしました。なので,その度に「カメラを意識」...ということは無かったと思います。それよりもその都度テーマを意識しての滑りをされていた筈です。ご自分の“意識”が実際外目に見える運動とどう関わって来るか?...ということを意識されていたと思います。
映像6パターンの中には確かに「体が固い」...と感じられる映像もありますが,それは練習過程...“Drill”が顕著ではないでしょうか?
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⑥ 視線が遠くじゃなく、ちょっと手前の感じ。 やはり何か課題等を考えて滑ると自然に目線が下がるんですね。おそらく普段はもっと視線は遠くで滑ってるんではないでしょうか。 (自分はいつも頭を空っぽにして滑ってるので視線は遠くです)
⑦ こんなお上手なプロの方でも新しい滑りを身に付けようとする、その向上心には頭が下がります。我々素人スキーヤーはハンディが有るのだから、その分何倍も鍛錬が必要ですね。
以上 勝手な感想でした。 MASA
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⑥:「視線が遠くじゃなく、ちょっと手前」...これは特にBefore映像で顕著だと思います。“Do
Ski”の時には,力が外向きに働きますから,その力が作用する場所の状況を,予め「目」で確認した方がベターなのです。そのため,目線は近くになります。
“Let Ski”では,圧を足裏から感じ容れるという,“feel
in”がメインになりますので,目で見る必要は無く,むしろ「目はうつろ」にして,焦点を定めません。全体の様子に満遍なく注意を払う...という「“全体把握”的集中」を行なうので「目線」は遠くなるわけです。
⑦:“T.N”さんは本当に「新しい滑りを身に付けようとする、その向上心」が凄いです
!!!。こちらが圧倒されるくらいです。でも,その甲斐あって,
Coronet Peak
の中でも,「リクエストが多い教師のベスト3」に入る位の位置に居られるのではないでしょうか?
生徒さんは,教師のそういう姿勢を肌で感じるんでしょうネ??。 素ッ晴らしい
!!!
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☆ Tuesday November 24
2009 晴れ (白馬 ) 49.6kg 5% |
白馬 11/24
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今朝もご覧のような「朝焼け」が見れました
!!!。これから次第に天気が崩れ,明日未明には雨に...
でも,朝イチ...のスッキリした天気に出会えた事は本当に嬉しいことです
!!! イェーーイ !!!
皆さんの三連休...いかがでしたか? 初滑りを体験された方も多いようですが... (*^^)v
さて,12/12から始まる「感動キャンプ」...開催二週間前ですが,定員に満ちませんでしたので,土日,二日だけの参加の方の募集を今日から開始いたします。
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山回りでの“energy”を如何に身体に“feel
in”するかが,
次の角付けの切り替えや,谷回りの解放に深く関係していることから,
大きな課題になります
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今日は,
Online Lesson ...No.3 の二日目....“KEI”さんの登場です。
☆★☆ Lesson 3-2
“Online Lesson... '10 No.3-2 のコメンテーター...今日は...“KEI”さんです。
“Online
Lesson... '10 No.3-2 “T.N”さんの変遷
について... |
No.3-2 “KEI”さんのコメント |
“KEI”さんのコメントに対する“TOK”の感想 |
TOK先生 こんばんは。では、早速ですが。
今回は、映像から感じ得たことを、TOK先生からのメッセージとして受け止め、コメントさせていただきます。
スキー教師歴が長い方でも、意識を変えることによって、これほど滑りが変わることに驚いています。
雪(地球)と喧嘩せず、雪(地球)との圧のやり取りを楽しみ、老若男女を問わずスキーを楽しむためには、Befor映像に観られることとは真逆の発想が必要だということを改めて感じています。
つまり、自ら雪面に働きかけず、角付けに頼らず、板を回そうとしないことこそが大切なんだよと言わんとされているように感じます。
そのための手段として、ターン中の②〜③で、雪面から伝わってくる圧(地球からのenergy)をどのように受け入れ、③〜①でどう返すかが大切になりますよね。
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“KEI”さん,コメントありがとう!!!
マ,“TOK”が編集しましたから,私からのメッセージ...ということにはなりますネ
!!!。ハッハハハ...(^ー^)
「教師歴が長い方でも、意識を変えることによって、これほど滑りが変わる」...これは至極当然のことのように思います。教師暦が長い人ほど,自分のこれまでの手法に関し,自信を持って居られますから,ひと度それと違った視点での指導法に目覚めたり,気付いたりすると,その滑りはガラッと変わります。「目覚め」や「気付き」が無い人...「自分のやり方に固執してしまっている人」には意味がありませんが...。(-_-;)
「真逆の発想」...これこそが“Do
Ski”と“Let Ski”の違いだと言えます。Beforeは“Do
Ski”的ですし,Afterは“Let Ski”的です。
“Let Ski”では仰る様に,「自ら雪面に働きかけず、角付けに頼り過ぎず、板を回そうとしないこと」...が大切です。角付けはに頼らず...と言ってしまうと語弊があるかもしれません。
「③〜①でどう返すか」...では無く「③〜②」の間違いですネ
!!!。「③〜①」だと,角付けの切り替え時の操作になってしまいます。②の“Starting
Point”までの解放が大切になります。
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自分なりに考える具体策として、まずは、切り替えの局面で進行方向へ進む意識(斜めの直滑降意識)を持ち、伸身抜重を行わず圧のやり取りを楽しみ、どんな斜面に対しても地球の上に立っていることを意識し、重力に引かれることを忘れず、ズレに乗りながら“なされるがまま”に滑ること。
そうすることによって、力に頼らない、ゆったりとした大らかな滑りになるんだ、というメッセージが映像の中にあるように感じています。
この結果として、雪(地球)に対して“愛”を感じることにつながるのではないかと。
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「切り替えの局面で斜めの直滑降意識」は大切ですが,その前に,前の山回りで「雪面からの“energy”を“feel
in”し,身体に溜め込むこと」...これが無いといけません。これが無いと,「斜めの直滑降」もうまくできませんし,「谷回りでの解放」もスムーズに行なうことができません。角付けの切り替えの「斜めの直滑降」の“energy”も,それに続く谷回りでの解放も,どちらもあくまで,その前の山回りでの“energy”の溜まり方で決まってきますから...。「伸身抜重を行わない」ことが重要なのではなく,山回りで溜め込んだ“energy”が,その“energy”なりに解放してくれることが大事なのです。時には「伸身抜重」的に「圧のやり取り」が起きることだってあるわけですヨ
!!!。それはひとえに,山回りでどの様な“energy”が蓄積されたか?...に依るのです。
「斜めの直滑降」も「圧のやり取り」も,その他諸々の現れる動作も,全て山回りでの“energy”の溜まり方,つまり,蓄積の部位,その強さ,その方向...といった“energy”の特徴という“cause”にかかっているのです。これを無視して,斜めの直滑降をやろうとしたり,谷回りで解放しようとしてもうまく行かないのは当然のことです。そのための“cause”はいつもいつも同じではなく,雪質が変わったり,斜度が変わったり,道具が変わったりすることで,毎回々々違います。ですから谷回りでの解放も,いつも同じである筈が無いのです。つまり,顕現するものは毎回微妙に異なる...ということになる訳です。同じ運動は二度と起こらない...というのはそういう意味です。
そういう意味では「されるがまま」...といった心境は大事だと思います。
この様に,山回りでの“energy”の蓄積が,次の角付けの切り替えや,谷回りの解放に深く関係していることから,この山回りでの“energy”を如何に身体に“feel
in”するか?...が大きな課題になります。この時,雪面を“愛”する気持ちで対処すれば,より素直に“feel
in”することができるようになるでしょう。
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私事ですが、今回の映像を観て、今シーズンの自分自身の課題を決めました。それは、FSの根幹中の根幹である“オレンジ・ターン”を、もう一度見直すことです。^^
本当に勉強になりました。ありがとうございます。
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そうですネ
!!! どちらかと言うと,“Let Ski”より“Do Ski”的要素が強い“KEI”さんですから,もし“フィーリングスキー”をより深く学びたい...ということであれば,徹底的に“オレンジ・ターン”をやってみることも有意義だと思います。
最善を尽くしてみてください !!!
シーハイル !!! Schi Heil !!!
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☆ Wednesday November 25
2009 晴れ (白馬 ) 49.6kg 6% |
白馬 11/25
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今日は朝の内雲が多かったのですが,昼頃から「晴れ間」が顔を出しました。
昨日...実は“TOK”は“初滑り”を済ませました
!!!。
何せ,急な“inspiration”でしたので,皆さんにお誘いの連絡を差し上げられませんでした...(-_-;)
その詳細は...「教師日記」で,どうぞ !!!
シーハイル !!! Schi Heil !!!
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手術後の影響...スキー滑走には関係無し
!!! あとは「気力」の充実を図るだけ !!!
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昨日は,突発的
!!!....
“TOK”の初滑り !!!....でした
!!! イェーーイ !!! !(^^)!(*^^)v
その,報告をさせていただきますので,
Online Lesson ...No.3 はオ・ヤ・ス・ミ…とさせていただきます。ス・ミ・マ・セ・ン...(-_-;)
一昨日の夜...「“ASAMA2000”も,昨日一杯は天気が良い」との情報が入りました。(*^^)v 12/5日から“TOK”キャンプが始まりますが,その前に「“TOK”の体力,気力はスキーレッスンに耐えられるだけのレベルに回復しただろうか?」...という懸念もあり,一度はキャンプ前に滑っておこう...という気持ちがありました。直前に試したのでは,もし万一「体力の回復がイマイチ
!!!」...という結論になった時,参加を予定している皆さんに大変なご迷惑を掛けることになります。なので,できるだけ早い機会に「初滑り」を行ない,手術後の“TOK”の体調がどの程度回復しているのか?...これを試しておかなければ...と思ったのです。そして,どうせ「初滑り」経験をするなら,同じ人口雪でもアイスクラッシュのスキー場ではなく,天然雪に近い所で,しかも斜度もそこそこある場所で滑りたい...という希望ありました。それには今の状況からすれば“ASAMA2000”が最適です。しかも,昨日は連休明けで空いている筈...。ならば
!!!....ということで,朝イチバンで決断しての“ASAMA2000”行きと相成ったのでした。(*^^)v
白馬を9時ころ出発し,“ASAMA2000”に着いたのが11時。スキーブーツを履き,スキーを装着しましたが...その作業は懸念していた以上にスムーズに行きました
!!!。実はこの9月始め,日本に帰る直前の,最後のレッスンの頃...ブーツを履くにも体力が低下しているのを感じていたのです。それが昨日はスンナリできました
!!! イェーーイ !!!
さて,肝心の“滑り”はどうだったのでしょうか? 結果は...バッチシOK
!!! でした !!!。皆さんの“TOK”のための祈りが“Something
Great”に通じたのだと思います。ありがとうございます
!!! (^I^)
シーズンインの時,“TOK”は最初の滑りを重要視します。毎シーズン...最初のターンを大切にするように心掛けているのです。シーズンインの最初のターンが,気持ち良くできると,そのシーズンは,ズゥーーーーッとイイ滑りができるような気がするのです。(*^^)v 今年は...緩斜面でのプルークボーゲン...左ターンでした。(^ー^) ...というのは,“ASAMA2000”の場合,いつもならリフトを降りてから,「結構荒れた斜面での“初ターン”...」となるのですが,今年の“ASAMA2000”は,天然雪が数日前に降ったとのことで,リフト券売り場の前からリフト乗り場まで滑って行ける状態だったのです。いつもならスキーを担いで歩いて行く斜面を今年は滑れたことに感謝しながらの,“初ターン”でした。この滑り...思った以上に軽いタッチでスンナリ滑れました
!!! (*^^)v
続いて,リフトを降りてからの斜面での滑走でした。中斜面ですが,その幅がが狭く荒れていてコブもできています。でも,ここもイイ感じで滑れました。結構凹凸があり,アイスバーンもありましたが,安定して滑れました。
!(^^)!(*^^)v 「スキー教師たる者が何を慎重に ???」...と思われるかも知れませんが,この様な自分の滑走フィーリング^を大事にした滑りが,シーズンインの時は非常に大切だと思っています。(^ー^)
その後は,滑る回を重ねる毎に“Let Ski”感覚を思い出して行きました。昼食前に約1時間...ゲレンデ最上部から最下部まで,ノンストップ滑走で8本ほど滑り,ランチにしました。
今シーズン,“TOK”はキャンプ中も,昼食など普通の食事ではなく,“PEG”を利用しての「流動食」がメインになります。これをどうやるか?...ということも課題でしたので,実際に流動食を使ってのランチを経験することにしました。“PEG”利用の食事は,準備や注入速度の関係で,一般食よりは少し時間が掛かります。なのでキャンプでは,一時間半のランチタイムをお願いすることになります。そして,これもおおむねOK
!!!....という結果を得ました。(^ー^)
ランチの後も約1時間のスキー滑走を楽しみました。少しスピードを上げ,“feel
in”と“水面フラットイメージ”,“Starting Point”イメージ...などをテーマに7〜8本滑りました。平日ということで,かっ飛ばしスキーヤーも居るには居ましたが,その数が少なく,安心して“初滑り”体験ができました。そして,今後のスキーレッスンが支障無く行なえることの自信が戻って来ました
!!!。良かったよかった !!!。
実は今回の“初滑り”...これはいつもと違って特別な意味がありました。それは「病気を抱えてのスキーレッスンが,これまでと同じ様にできるだろうか?」...という懸念でした。正直にお話しすると,日常の生活では,手術前より幾分生活のテンポが遅く,倦怠感も少し残っていました。気力の充実度も手術前と同じ...というほどには戻っていませんでした。この,身体の倦怠感を克服し,気力を充実させることが,キャンプ開始までにできるだろうか?...という懸念があったのです。でもおかげさまで,実際に雪の上に立ってみると,それらの懸念がきれいに払拭されたのです
!!!。イェーーイ !!! やっぱり“TOK”は,「雪の上に立っている時がいちばん輝いている時
!!!」...ということを実感したのでした。
12/5の“Rookie Academy”キャンプまで,あと10日...。“スキー”滑走はOK
!!!...ということが分りましたので,あとはできるだけ体力を付けることです。スキー滑走に自信がつきましたので,精神的にも回復のペースが上がると思います。なので,気力も充実できると信じています。
...ということで,今日は「 Online Lesson No.3」の連載最中でしたが,そこに割り込ませていただいての,「“TOK”初滑りレポート」でした。
写真は今年の“TOK”のスキーユニフォームです。10月に行なわれたオフ会で,“TOK”の教師生活40周年を祝っていただきましたが,その時にプレゼントとして頂いた「目録」で購入させていただきました。ありがとうございます
!!! (^I^)
そうそう,大事なことを忘れてました。
ランチ後,「第三ステージ」の展開のテーマが少し見えた気がしたのです。それは「“スキー”を通し,人間の身体の不思議を徹底解剖する」...という様なことでした。その手段として,昨日は「60兆個の細胞を活性化する」...というイメージが少しだけ沸いたのでした
!!!。
これからのキャンプで,どの様な“inspiration”が沸くか?...楽しみですネ
!!!
...ということで,今日の「教師日記」はオ・シ・マ・イ....
!!!
シーハイル !!! Schi Heil !!!
☆ Thursday November 26
2009 晴れ (白馬 ) 49.8kg 6% |
白馬 11/26
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今日の白馬...朝からご覧のように「北アルプス」の稜線が見えています。
今日これから,明日日中一杯は「晴れ」の予報が出ていて,「雪」の気配はありません...ネェー。
所変わって, Whistler
Blackcomb は30年ぶりの大雪 !!!だとか...。スキー場の正式Openは11/26...今日のようですが,もう完全に“village”まで滑って来れる様ですネ
!!!。
エルニーニョ... Canada は関係ないんですか?...ネ??。
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「緊張」は外向きの力を作用させようとする時,
「リラックス」は“feel in”しようとした時に多く現れる身体の特徴
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☆★☆ Lesson 3-3
“Online Lesson... '10 No.3-3 のコメンテーター...今日はは...“DZ”さんです。
“Online
Lesson... '10 No.3-3 “T.N”さんの変遷
について... |
No.3-3 “DZ”さんのコメント |
“DZ”さんのコメントに対する“TOK”の感想 |
TOK先生こんばんわ!
DZです。
T.Nさんの滑りを見て感じる事・・・。今年のテーマである...「T.Nさんが滑りながら考えていたこと、感じていたことを見ている側が考えていく方法」というのは、私にとってはすごくありがたいです。とかく、人の滑りを評価する時は、動きを細かく分析し、S○Jお抱え雑誌の表現の如くコメントする必要があり、滑りに対する評価が、スキーの走りや切れといった結果にばかり集中し、滑り手のスキー感、人生観など全て無視されており、どうも私にはしっくりいかなかったのです。
...ということでコメントですが、その前にスキー雑誌的視点において、T.Nさんは私より遥かに上手なスキーヤーであるという事を先に記述しておきます。
さて、Beforeですが...硬い、重い、苦しい、詰った・・・という表現が適当かと思います。なぜそう見えるのか?ですが、我々もありがちなレッスンスタート直後の撮影で、極力失敗しないよう押さえ込んで滑っている・・・そんな映像と同じように見えます。
言い方を変えると、コロネットスキー場のスキーウェアを背負って滑られているような・・・・。転ばないように、外さないように、ミスしないように、理想形の形にはめて滑っている?Do意識は無かったとしても、スキーが余計な動きをしないよう押さえ込んでいる・・・そんな感じがするのです。実際はどうだったのでしょう???
|
“DZ”さん今回もコメントありがとうございます
!!!
「T.Nさんが滑りながら考えていたこと、感じていたことを見ている側が考えていく方法」が,“DZ”さんにとってありがたい...と仰っていただけるのは,“TOK”にとっても嬉しいことです。
仰るとおり,雑誌の解説とは違って,良い悪いではなく,「滑りり手のスキー感、人生観など」に思いを馳せる良い機会になるからです。技術がどうこう,形や運動がアアだコウだ...というのは,ある意味で枝葉末節的なことだと私も思っております。イェーーイ
!!! !(^^)!(*^^)v
映像をよく見ると,“T.N”さんのBeforeは確かに“DZ”さんが仰るとり,「硬い、重い、苦しい、詰った」...といった特徴があるように見えます。その様な滑りになってしまった要因として,「失敗しないよう」...という意識が働いていたこともあるかもしれません。教師ですから確かに,周囲の方にぶざまな滑りは見せられない...といった気が働くのは当然のことかもしれませんが,
New Zealand
の教師はほとんどそんなことは考えていません。そこが日本人と違うところで面白いところでもあります。多分“T.N”さんも,向こうでのレッスン経験が長いので,いくらユニフォームを着ていても,それによるプレッシャーみたいなものは感じておられなかった...と思います。
でも,それにも関わらず彼女の滑りにある種の「堅苦しさ」があるのはどうして?...ということです。
これは“TOK”流に言わせてもらえば,「こう滑ろう,ああいう風に滑ろう」...という様に,「あるべき姿」を予め想定しているから...だと思います。本当は“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”から自然に生まれ出てくる,その時々の姿こそ求めるべきものなのに,それを無視して,滑る前から,「私はこう滑る」...ということを決め付けているから...ということです。顕現するものをワクワク期待しながら「待つ」ということをせず,雪面をこうやって滑って見せる
!!!....といった意識が心の中にあるからだと思います。滑る前から,滑りを自ら限定しているわけです。
不思議なもので,スキーヤーが予め,こういう風に滑ろう...と思ったときは,どこと無く身体の動きに「ぎこちなさ」が現れるものですネ
!!!
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ドリルのシーンで既に心の開放がなされているように思えます。雪と喧嘩している感じがない、リラックス、開放、癒しのスキー、瞑想、α波・・・という表現が適当かと思います。
ではなぜそう見えるのか?なぜ伸び伸びと滑っていらっしゃるように見えるのでしょう。改めてShinoさんの映像と見比べると、ご両名の滑りには共通の要素が滲み出ているように思います。
では、その要素とは何かと聞かれると・・・結局、滑りの結果を比較する事でしか、文章表現できないのがもどかしいのですが、うっすらとした雪煙が絶えず後ろから舞い上がっている・・。それがまるで天女が羽織った羽衣を連想させ、やはり天空を舞っているような・・・そんな感じの滑りだからでしょう。
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“Drill”のシーンでも「ぎこちなさ」はありますが,その“質”が,Beforeとはまるで違いますネ
!!!。“DZ”さんが仰るように,「リラックス、開放、癒しのスキー、瞑想、α波・・・」といった要素が現れ始めています。
大事なことはこの変化が,「徐々に変化して行ってこうなった...」ということでなく,「意識やイメージを変えたら,いきなりこの様な雰囲気が出始めた
!!!」...ということです。つまり,「変化」ではなく「変容」した...ということなのです。
そうです...前回の“Shino”さんの滑りと,今回の“T.N”さんの滑り...身体の運動やフォームは同じではないけれど,「共通の要素」があるのが分ります。口で説明するのは難しいですが,“atmosphere”が同じなのです。
「その要素とは何か?」...これは,結論を先に言わせてもらえば,“communication”だと思います。二人に共通していること...それは二人とも「雪の“energy”と自分の“energy”を反応・融合させ合い,そこから産まれ出る新しい“energy”を味わおう」...という気持ちがある...ということだと思います。“tasting”=“味わうこと”をしようとすると,身体は自然に“Drill”のような反応...「天女が天空を舞っているような」反応を見せ始めるのです。
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Afterの滑りも同様です。スキーヤーを避ける際の小回りも全てが予定されていた行動のように、全く隙が無いというか違和感がないというか・・・切替の際も、力を蓄えた矢が放たれたような自然な加速感というか・・アーチェリーの飛んでいる矢を見た事がある方ならわかると思うんですけど...そんな感じに見えます。
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「スキーヤーを避ける際の小回りも全てが予定されていた行動のように」...凄い
!!! “DZ”さん,よく気が付かれましたネ !!! 実は,After
No.3 は大きい右ターン...左ターン...に続き,ターン半径がいきなり小回りになっています。これは,進行方向に他のスキーヤーが居て,それを避けるために取った手段だったのです。
この時の小回り....それはBefore No.3
の滑りとはまたひと味違ったものになっています。このことについてはまた後日解説することもあると思いますが,皆さんは気付かれましたか? (^ー^)
「切替の際も、力を蓄えた矢が放たれたような自然な加速感が...」...これこそが,私が今回ぜひ皆さんにご覧いただきたかった注目点のひとつです。映像フィルムの時間で言えば,01:28-01:30
と 01:34-01:35 ,01:37-01:38
の時間の滑りです。つまり角付けの切り替え時にスキー板が,“DZ”さんが仰る様に,「アーチェリーの矢」の様に,前方に弾き出されているのです。上半身がその板に遅れているか?...といえばそうではなく,一緒に付いて行っています。身体とスキー板が一体なので,本人はスキーが走っている...という感覚はありませんが,傍で見ていると,シュルッと身体とスキー板が一体となって走っているのが分かります。
単に「抜重動作」をやっただけでは,この様な運動は起きません。ターン山回りでのエネルギーの蓄積があったからこそできた滑りです。
|
そして、自分の滑りと比較すると、自分の滑りは全く異色に見えます。意識は外力をLetしていたはずなのになぜこうも違うのか?と考えた時、リラックスさを欠いていたという点に気が付きました。全てが限界ギリギリで緊張し、ゆとりが無かったのです。そこがT.NさんやShinoさんと自分の滑りとの違いなんだと思います。Letしているつもりが結局Doになっていた・・・。つまり自分はDidなスキーヤーなんだなとつくづく思いました。
|
「リラックス」が無く,「限界ギリギリで緊張」していたのでは,ゴムでさえ,柔軟な動きはできません。アーチェリーの矢の様にスキー板が反応してくれるには,身体がリラックスし,ムチの様な「しなやかさ」が必要になります。
「緊張」は外向きの力を作用させようとする時,そして,「リラックス」は“feel
in”しようとした時に多く現れる身体の特徴でもあります。
“DZ”さんは素晴らしい“眼力”をお持ちなのですから,その“感性”を生かし,“feel
in”のトレーニングをされることをお勧めいたします。そのひとつのイメージが“Sound
of Music Turn”です。
ぜひ雪上でお試しください。
シーハイル !!! Schi Heil !!!
|
☆ Friday November 27
2009 晴れ (白馬 ) 49.8kg 6% |
白馬 11/27
|
今日の白馬...朝モヤが晴れるにつれて,ご覧のように稜線が姿を見せました。
今日一日は暖かい様ですが,今夜から弱いけれど「冬型」に...
少しでも結構ですから「雪」が来ることを祈りましょう
!!! シーハイル !!! Schi Heil !!!
|
どちらが,多くの方々に福音をもたらすか?...という視点で
“Do Ski”と“Let
Ski”を捉えれば,その選択に迷いは無くなります。
|
今日は Online Lesson
No.3 の四回目...“Mika”さんのご登場です。
******************************
27 Nov, 2009
☆★☆ Lesson 3-4
“Online
Lesson... '10 No.3-4 のコメンテーター...今日は...“Mika”さんです。
“Online
Lesson... '10 No.3-4
“T.N”さんの変遷
について... |
No.3-4 “Mika”さんのコメント |
“Mika”さんのコメントに対する“TOK”の感想 |
TOK先生、こんばんわ!
Lesson3、私よりも百倍位上手くポテンシャルも高い方ですが、偉そうに感じたことを述べさせていただきます。
まず、BEFORE
①“滑る”より“回す”意識が強い気がする。
②落下エネルギーよりも体力を使っているような感じ。
③そのせいか、ストックを強く付いているため抜重が見られる。
④上記の結果、角付けがやや過多になり、特にBefore №3では、ターン後半雪面からの反動が強くなっている。
でも、技術や体力でそれを抑え込んでいる様子。
|
“Mika”さん,今回もコメントありがとうございます
!!! (^I^)
ハッハハハ...(^ー^) “Mika”さん,ポテンシャルの高い人の滑りに何を感じるか?そしてそこから何が学べるか?...ということが大事なのです。滑りを評価しようとすると,こうは行きませんが...。(^ー^)
①:「“回す”意識が強い」...確かにその通り
!!!....です。これまで“T.N”さんがズーッとやられてきた,“Do
Ski”的要素が顔を出していますネ !!!。
②:“Do
Ski”は圧を“重心”から外向きの力を利用するので,体力が使われるのです。一方...“Let
Ski”は“重心”方向に力を入れ込むので,体力はほとんど使われないのです。
③:よく気が付かれましたネ
!!! 素ッ晴らしい
!!! ストックの突き方がBeforeとAfterでは全く異なっています。Beforeは,ターンマキシマムで突いて,それをキッカケとして抜重動作が入ります。
一方Afterでは山回りで“energy”の蓄積が起こり,それを解放する仕草があって,その後に,あたかも解放がうまく行われたかどうか?...これを確認するような感じでチョン突きがされています。
④:結果として,雪面コンタクトが急激に行なわれ,角付けの程度も「過多」になってしまうのです。(-_-;)
滑走スピードがあればあるほど,この力は強くなってしまいますから,反発力も強くなって“反動”が急激に行なわれ,雪煙も上がることになります。
|
そして、ドリル練習
①ストックを短く持っているのは足裏からの情報に意識を集中するための練習をしているためか?
②何となく不安気な気がするが、(もしかして)本人の気持ちとは逆にスキー板は優しく雪面をなでている。
|
①:「ストックを短く持っているのは足裏からの情報に意識を集中するため」...その通りです。ストックを突いてしまうと,どうしてもチェック動作が出やすくなるのです。つまり“Do
Ski”になりやすい...ということです。
ノンストックでターンを行なうと,これが影を潜め,足裏の圧感覚に集中できるようになります。
②:“Drill”の最中なので,滑りにやや不安定感はありますが,“雪”とのコミュニケーションは格段に優しくなり,圧のやりとりが見えるようになりました。
これまで“Do
Ski”をやって来た人の多くは,この段階で,「
???エッ?!?!...雪面との圧のやり取りって...こんなに弱くて頼りないものでイイの
???」...と仰います。強い圧しか使ったことが無かった人は,繊細な圧変化でもターンは起こる
!!!....ということを知らないで居た...のです。(-_-;)
ですから,“Mika”さんが仰るように,「本人の気持ちとは逆にスキー板は優しく雪面をなでている」...様に見えるのです。
|
最後、After
①雪と喧嘩していない。
②ターン孤が非常に丸くなっている。
③横への移動から縦への移動が大きくなっている。
④非常に楽そうな滑り。
|
①:「圧のコミュニケーション」がうまく行われていますから,「雪と喧嘩」しなくなるのです。
②:「急激な圧変化」が無くなりましたので,一層「ターン孤が丸く」なり始めました。
③:急激な圧変化を行なおうとすると,エッジを使わざるを得ません。すると,結果的に上半身を中心として下半身が左右に振れるターンになります。これが「横への移動」と言われるものです。
ところが,“圧”のやり取りに意識が行くようになると,比較的“重心”に近い所にスキーが居る様になります。ですから“重心”の軌跡がスキーの軌跡に近い所を通る様になり,上半身を中心とした下半身の左右への移動に比べると,圧倒的に横移動が少なくなり,縦の変化が出たように見えるのです。
④:「エイヤッ
!!!」...という風にスキー板が左右に動いておらず,また上半身と下半身が一体となって雪面上を移動する様になるので,「非常に楽そうな滑り」が顕現するのです。
|
あまりにも上手なので、「何も言うことない」と思いましたが、じっくり映像を拝見すると、結構色々発見があるものですね(*_*
長くスキー教師をされているということなので、「スキーを滑る」意識よりも「しっかりと滑りを見せる」という意識の方が強いのかなと今回の映像の変遷を拝見して感じました。個人的には、Beforeも素晴らしい滑りだと思いますが、Afterの方が楽で自由な気がします。
また、教えられる側からすると…Beforeは「うわーすげー!でも自分があんな風に滑るのは難しいな」...Afterは「おおー、自分もあんな風に滑れたら楽そうだな。何とか出来るかも...」ということでした。(失礼な記述お許しください)
|
“T.N”さんご自身は,まだまだ納得いかない滑り...と思われているようですが,これだけでも大きな「変容」だと思います。
教師ですから,生徒さんにある程度模範となる滑りをお見せすることは要求されます。つまりデモ演技をする...ということです。ですが教師の滑りそのものが生徒さんにはいくら頑張ってもおできにはなりません。身体の特徴やスキー用具が違うからです。
この映像の中で,“T.N”さんは,「見せるための滑り」は一切していない筈です。ただ自分の滑走イメージと,実際外側に現れる運動やフォームがどの様にリンクしているか?...ということを探ろうとしていたのだと思います。
その結果,イメージと意識の変化がこの様な形...6種類の違いで現れた...ということです。6種類...映像で見るとそれほど極端な意識の変化は無いのでは...という様に見えますが,ご本人の滑走感覚はまるで別もの...という感覚だと思います。これはぜひ“T.N”さんに聞いてみたいところですが...。
Beforeの“Do
Ski”は元々“重心”から外向きの力を働かせる...という運動ですから,反作用の影響をものすごく受けることになり,バランス維持という点では非常にリスクが大きいのです。ですから,よほど運動能力に秀でていたり,バランス能力が高い人にはOK
!!!でも,一般の人がこれをやろうとすると大変な努力が求められる訳です。
一方,“Let
Ski”メインの方は,“重心”に向かってやってくる“圧”をコントロールするのがメインですから,“重心”そのものの動きを極力静かにして置こう...という気持ちさえあれば,バランス維持が楽にできるのです。
どちらが,多くの方々に福音をもたらすか?...という視点で“Do
Ski”と“Let
Ski”を捉えれば,その選択に迷いは無くなります。
そういう意味で,“Let
Ski”の滑りの方が多くのスキーヤーに適している滑り方だ...ということができるのです。
|
☆ Saturday November 28
2009 曇り (白馬 ) 49.8kg 6% |
白馬 11/28
|
今日...朝のホンの短い時間,少しだけ朝陽が射しました。
でもまた,ご覧のような天候に戻りました。
朝の内は雲が多いです。
天気予報では,今日から明日にかけて曇り...
月曜は雨模様です。
この雨...雪なってくれるのイイのですが...ハッハハハ...(^ー^)
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今流行の「エコカー」...特に「ハイブリッドカー」のシステムに似ています
|
今日は Online Lesson
No.3 の五回目...“しろくま”さんのご登場です
☆★☆ Lesson 3-5
“Online
Lesson... '10 No.3-5 のコメンテーター...今日は...“しろくま”さんです。
“Online
Lesson... '10 No.3-5
“T.N”さんの変遷
について... |
No.3-5 “しろくま”さんのコメント |
“しろくま”さんのコメントに対する“TOK”の感想 |
TOK先生 しろくまです。
前回のShinoさんは、奈良でもお会いして、野麦でもお会いして、いろいろ存じ上げている方でしたから、どうも先入観やらで、新鮮な思いで書けそうもなかったので、書けませんでした。
今回は知らない方なんで自由に書かせて頂きます。
まずDOスキーとLETスキーの違いが、顕著であるなあ〜と思いました。
|
“しろくま”さん,コメントありがとうございます
!!! (^I^)
「前回のShinoさんは、存じ上げている方で...」 ハッハハハ...(^ー^) 本当は,だからこそ,文にしてみると
オ・モ・シ・ロ・イ ...のですヨ
!!! いつも見慣れているかもしれないけれど,何か書こうとすると,新しいものが観えてくる...ということが良くあります。「見慣れているものの中に新鮮さを見出す感動
!!!」...みたいなものが...。
私も,BeforeとAfterの違いは“Do Ski”と“Let
Ski”の違い...という風に思います。(^ー^)
|
Beforeでは、DO的操作の特徴であるエッジングの強さが顕れています。特に3のような急斜面では、山回りで長く深く引っ張るエッジングによって、切換で「エイッ!」とスキーの方向を変えることになっています。まさしくCの字の軌跡が描かれています。
これはこれで、ギューンとなってパッと切り換えて、ダイナミックでググッと来ると思いますが、音楽でいえば、スタッカートで短い休符が入るような滑りで、リズムが途切れるので、滑らかに継続する感じにはならないよなあ〜という印象です。
野麦峠スキー場もアイスバーンが多いので、こういう滑り方ってとてもよく見かけます。そういう歯切れ良さも良いんですが、もっと清流のせせらぎの如く滑る。アイスバーンと仲良しになりましょう!なんて言ってオレンジターンから導入する一連の流れを再確認したなんて感じです。(^^
|
“Do
Ski”の特徴的滑り...「エッジングの強さ」,「Cの字の軌跡」が見られます。何度もいう様に,これがイケナイ...ということではなく,破綻が来やすく,バランス維持が難しい...というリスクを持っている...ということです。(^I^)
「スタッカートで短い休符が入るような滑りで、リズムが途切れる」...。さすがお仕事柄,音楽のリズムの調子で解説されましたが,まさに「その通り
!!!」だと思います。
アイスバーンでは,この様な「スタッカート」滑りは非常に危険なことが多いですネ
!!!。急激なエッジングの時,足元がすくわれて転倒してしまう...というシーンを良く見かけます。(-_-;)
「清流のせせらぎの如く滑る」...アイスバーンでこのイメージで滑れる様になれば,かなりその楽しみ方の質は高い...といえますネ
!!! (^ ^)(^I^)
|
Afterの3ですが、板がフォールラインを向く辺りから山回りの始まり辺りまででエッジングがピークとなって、そこからの圧飲み込みから切換はオートマティックのようであり、板の走りとバランスは気持ち良さそうです。ホント、エッジングの質が違いますよね。LETスキーの特徴は最大エッジングのポイントが違うなあ〜と改めて思いました。エッジングを長く引っ張らないこと。オレンジを感じることで、滑りが丸く流れが良くなる変遷を改めて勉強させて頂きました。
...と言いながら、中間のドリルは「オレンジターン」で良かったのでしょうか?(^^;
|
「板がフォールラインを向く辺りから山回りの始まり辺りまででエッジングがピーク...」...図で言えば,(a)〜②〜(b)の局面です。ここの局面が“重心”とスキー板が最も離れる場所ですから,エッジが最も強くなって当然なのですが,それが自然に行なわれる様になりました。
これを意識的に“Do Ski”で行なおうとすると,(b)でスキーが身体の下に入って来ようとしなくなってしまいます。その理由は外向きにスキーを押し出しているからで,当前のことなのです。
ところが“Let Ski”で,②〜③にかけて,「圧を“重心”方向に入れ込もう」とすると,状況は一変します。もちろんこの局面で,ターンに必要な圧はキープし続けなければなりませんが,それ以上に圧が増え始めますので,この余分な“圧エネルギー”を身体に溜め込むのです。するとその蓄積されたエネルギーが,その後の③〜①〜(a)で,「エネルギーの解放」...という想像以上の働きをしてくれることになるのです。(*^^)v
このことは,今流行の「エコカー」...特に「ハイブリッドカー」のシステムに似ています。負荷の掛かる時((a)〜②〜(b))の局面)では,ガソリンエンジンで駆動し,その際作った電気エネルギーをバッテリーに充電(②〜③),そして負荷のかからない場所(③〜①〜(a))...例えば高速一定走行の際...にはそのバッテリーのエネルギーを使って走行する...というものです。
“Do Ski”はそういう視点で見ると,②〜③でバッテリーの充電がされていない...ということができます。...というより,バッテリーに充電するシステムの無い車...ということができます。ですからその後の③〜①〜(a)で,「エネルギーの解放」...ということができないのです...。(-_-;)
「圧飲み込みから切換はオートマティックのようであり、板の走りとバランスは気持ち良さそう」...②〜(b)〜③の「圧飲み込み」,③〜①の「オートマティック切換」,①〜(a)〜②の「圧の開放」...と続く一連の動作に,よどみがありません。
特に皆さんにご覧いただきたいのは,③〜①の「スキーの走り」です。この“走り”...“DZ”さんのコメントでも“アーチェリーの矢”...という風に取り上げましたが,本当に気持ちイイ走りを実現させてくれています。これがどうして実現できたか? これを皆さんに少しだけ考えて欲しいのです。なぜ走った
??? “TOK”が思うその理由,それは Online Lesson
No.3のコメントが全部終わってから,お話したいと思います。
「中間のドリルはオレンジターン?」...残念ですが,この時の“Drill”練習のテーマは,“新・知応ターン”でした。(^ー^) でも,落ち込む必要はありません,“オレンジ・ターン”での練習でも,同じ様な動きを見せてくれる生徒さんは居られますから...。まさに人それぞれです。(*^^)v
シーハイル !!! Schi Heil !!!
|
☆ Sunday November 29
2009 晴れ (白馬 ) 49.8kg 6% |
白馬 11/29
|
今日の日曜日...昨日の天気予報では「曇り」だったのですが,予報が当たらないですネェー?!?! それくらい上空の「ジェット気流(偏西風)」の流れが異常なのでしょうか?
今年は「エルニーニョ現象」で暖冬だとか...。この気流の力で「降雪量」だけは多くなって欲しいですネ
!!!
今夜から明日朝にかけて...「みぞれ」だそうです。(^
^)(^I^)
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「雪がターンを導いてくれる」...これは“Let
Ski”の大きな特徴です
|
今日は Online Lesson No.4 の六回目...“Y”さんのご登場です。
☆★☆ Lesson 3-6
“Online
Lesson... '10 No.3-6 のコメンテーター...今日は...“Y”さんです。
“Online
Lesson... '10 No.3-6
“T.N”さんの変遷
について... |
No.3-6 “Y”さんのコメント |
“Y”さんのコメントに対する“TOK”の感想 |
TOK先生 “Y”です。ご無沙汰しております。お体の具合はいかがですか。今年もオンラインレッスン楽しく拝見させていただいております。今回のTNさんの滑りの感想を述べさせていただきます。
まず、ベテランインストラクターだけあってとてもお上手です。
beforeの滑りはターン山回りで、板の進行方向に対して横方向に雪煙が上がっています。落下を止めようと思い意識的に踏み込んでいるように思います。雪から来る圧に対しての反応がお上手なので、次のターンにはうまく入っておられます。
|
“Y”さん,お久しぶりです。お元気でしたか? コメントありがとうございます
!!! (^I^) 体調は12/5からのキャンプに向けて,最終調整に入りました
!!! (*^^)v
教師は...特に指導経験が長い先生は,それが良い悪いという判断は抜きにして,それなりに“個”としてのレッスンスタイルや風情を持っています。“T.N”さんにもそれがありますネ
!!!。
「板の進行方向に対して横方向に雪煙が上がって」...これが“Do
Ski”の特徴のひとつです。“重心”から外向きの力が働いているのですから,雪煙が上がるのも当然のことと言えます。
族に言う「チェック動作」的運動になってしまいます。スキー板そのものを動かす...という運動スタイルにこだわる人には,これはこれでOK
!!!です。バランスを崩しやすい,疲れやすい...というリスクを負う覚悟さえできていれば...。(^ー^)
|
afterの滑りでは、ドリル練習はどのようなテーマだったのかわかりませんが、谷回りを大きくゆったりととるような練習でしょうか?知応ターンかな? ちなみに知応ターンは英語でどのような歌になるのでしょうか。
|
“Drill”練習の具体的テーマ...それは“Y”さんが仰るとおり「“新・知応ターン”」でした
!!!。
この“新・知応ターン”は結果として“S字ターン”を目標とするものですが,山回りで余ったエネルギーを有効に蓄積し,それを角付けの切り替えから谷回りに掛けて,開放して行く...という,非常に効率的で経済的なな滑りを目指すものです。この“Drill”をして行くと,自然にゆったりとした,大きな回転半径の谷回りが顕現する様になります。
|
・・・after映像では、思い切りフォールラインに飛び込んで心が解放されているように思います。落下を楽しんでおられるように思います。板はズレているにもかかわらず、板は叩かれずに、スムーズに回転を続けています。スキーの醍醐味ですよね。
私もTOK先生に出会って、雪がターンを導いてくれるということを知ってから本当にスキーが楽しくなりました。相変わらず競技志向ですが、うまい奴はみんな雪とけんかせずに滑っています。もっと私も早く気づけば良かった・・・
TOK先生のキャンプ、今年は乗鞍高原中心でしたね。12月は白馬に行きますが、予定が合わないようなのでとても残念です。又ご一緒に滑れる日を楽しみにしております。
|
「思い切りフォールラインに飛び込んで」...という風に見えるかもしれませんが,“T.N”さん自身は②のフォールライン,あるいは“Starting
Point”に飛び込む意識は,ほとんど無かったと思います。それよりも,③〜①にかけて,山回りで溜まった“energy”をただ素直に“解放”する...という心積もりがあっただけだと思います。
多くのスキーヤーは①〜(a)〜②の谷回りでも,自分で円弧を作っていくのだ
!!!....という意識があるようですが,この谷回り部分は,ほとんど何もしなくてイイ
!!!....そんな風に思います。「直前の山回りでしっかり“energy”を溜めれば...」という条件があってのことですが...。
②〜③の局面で蓄積された“energy”が①〜②にかけてゆっくり“解放”して行きますから,その“解放”に身を任せるようにするだけで充分なのです。
「雪がターンを導いてくれる」...これは“Let
Ski”の大きな特徴です。私に言わせれば,本当にレースで速い選手も,基本的に大切にしている滑り方はこの滑り方だと思っています。
一般スキーヤーはもちろんのことです。
正直に言わせてもらえば,白馬エリア...“TOK”も好きなのですが,あまりに技術志向のスキーヤーやボーダーが多く,レッスンをするには危険ですし,自然とのコミュニケーション...という視点からしてもそれほど恵まれているとは思いません。雰囲気がせわしなく,余裕のあるスキーイングが楽しめない気がしまです。
それに比べ,乗鞍高原の方が,精神的にゆったりできますし,自然との交流も落ち着いてできる気がするのです。
そういうわけで,レッスンのメイン会場は「乗鞍高原」にしたのでした。
シーハイル !!! Schi Heil !!!
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☆ Monday November 30
2009 曇り (白馬 ) 49.0kg 6% |
白馬 11/30
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昨日の夕方から今朝にかけて,里でも「みぞれ」が降るとの予報がありました。
みぞれは無かったみたいですが,「うすば」から上部は少しですが,ご覧のように「雪」が積もりました。
今週は「晴れ時々曇り」...の天気が続くようです。
土曜日曜は少し雪があるとイイのですが... (-_-;)
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「グルーミングされたゲレンデとカービングスキーがスキーの原点を忘れさせている」
...というのは大正解 !!!
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今日は Online Lesson No.4 の七回目...“Saka”さんのご登場です。
☆★☆ Lesson 3-7
“Online
Lesson... '10 No.3-7 のコメンテーター...今日は...“Saka”さんです。
“Online
Lesson... '10 No.3-7
“T.N”さんの変遷
について... |
No.3-7 “Saka”さんのコメント |
“Saka”さんのコメントに対する“TOK”の感想 |
前回初めて投稿した「Saka」です。今回も懲りずに投稿しました。今回のT.Nさんは教師歴も長い上手な方なので欠点もなく、どうコメントしたら良いか判らず最終日になりましたが、自分に言い聞かせる為にもコメントさせてもらいます。
7パターンの画像ひとつひとつにコメントできませんが、全体として、もしくは最期の比較している「3」を見ながら、良く聞くフレーズである「自分の姿を投影してのコメント」になっていくのを感じました。
自分は45年のスキー歴からどうしてもDOスキーです。つまりbeforeの滑りです。内エッジをきかせ、トップから雪面に食い込ませてスキーが切れ上げって行く。谷足の母指球から土踏まず内かかとと移動してスキーが走って体が遅れる前に谷廻りの準備、圧がなくなったらエッジを切り替え次の谷足になるまだ山足といえるうちに圧をかけ、出来ればスキーを回しこんでいく。こんな気持ちで滑るとbeforeのT.Nさんの様に滑っていると自分では思っています(自分の滑りを見ることがないので想像と希望ですし、こんなに上手いはずもありません)。T.Nさんのbeforeはさすがに上手で綺麗な滑りだと思います。
|
“Saka”さん,今回もコメントありがとうございます
!!!
他人の滑りから学ぶ...ということがこの Online
Lesson
の目的ですので,これを有効活用していただけると本当に嬉しいです
!!!。
全部についてのコメントでなくても,「自分が何かを感じた滑り」について,それにご自分の滑りを重ね合わせてみることが大事だと思います。(*^^)v
何度もお話していますが,“Do
Ski”だからイケナイ...ということではありませんが,“Saka”さんが仰る様に,“Do
Ski”だと,多くのリスクが現れる...ということです。「体が遅れる」ということや,「山足といえるうちに圧をかけ、スキーを回しこんでいく」...という動作がバランス維持を難しくしてしまうのです。
このリスクをトレーニングで少なくしていくのが「上達」...という風に捉えている方も居られます。確かにそれも,ご自分の能力を高めて行く...という意味では,ひとつの方策だと言えます。ですがこれだと加齢や体力の低下などによる影響を受けやすく,生涯スポーツとして“スキー”を捉えるには適していません。
“T.N”さんは,教師というお仕事柄,“Do
Ski”でもリスクを感じさせない滑りをされていると,“TOK”も思います。
!(^^)!(*^^)v
|
昨年初めてキャンプに参加してからのLetSkiは「なるほど、なるほど」というレッスンで、afterのT.Nさんの様に滑るのが目標になると思います(先生の目からはまだまだかも知れませんが)。
afterではbeforeと違い、体がスキーと一緒に落ちていってます。このスキーの上から体が離れずいつも足元にスキーがある滑りであることで安定感が増して、しかもスピードが落ちていることもないのではないでしょうか。
山廻りが終わってから圧を掛けてない時間が長くなっているのでは?谷廻りに入るまでの時間が長くスキーが廻ってきてから谷廻りに入ってエッジが効いてきている。ゆったり廻っているように見えてスピードも落ちずスキーは切れて走っていく。でもエッジはbeforeより立っていないように見えます。
Drillでやや振り込み気味で回転練習し、afterで正対しているのがこの動きの変化の原因?でもきっと正対をすることをを意識したのではなく別な何かを意識したことの結果として正対しているのでしょうが、その何かとは何でしょう?わかりません。
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これまで“Do
Ski”一辺倒だった方が,“Let
Ski”を体験されると,皆さんその違いにビックリされます。“質”がまるで違うことを体験されるからでしょう。(*^^)v
「体がスキーと一緒に落ちていってます」...これが“Let
Ski”の特徴のひとつです。ですから“Saka”さんが仰るとおり,「いつも足元にスキーがある滑りで、安定感が増し、スピードが落ちない...」のです。
「谷廻りに入るまでの時間が長い」...というのは,谷回りを急いで行なう必要が無いからです。“Do
Ski”では“C字ターン”になりやすく,できるだけ早く谷回りに入り,しかも雪面とのコンタクトを求めようとするのですが,それではせっかくの“圧の解放”を楽しむことができないのです。それだけでなく,「角が立ちやすく」,「せっかちなターンになり」,「スピードも落ちる」...のです。
“Let Ski”では逆に“S字ターン”になり,谷回りをじっくり余裕を持って楽しむことができます。それは山回りでの“energy”を有効に活用できるからです。
「Drillでやや振り込み気味で回転練習」...と書かれていますが,特別そのような運動を意図したわけではありません。たまたま“身体の特徴・スキー用具の特性・自然条件”がこの様な,幾分「振込み操作(ローテーション)」...と見える動きをもたらしていますが,スピードや雪質などの条件が異なれば,このローテーションは現れないのです。
「afterで正対」...というのも,同じことです。条件に依っては,「外向姿勢」が出ることもあるのですヨ
!!!。
上記「振り込み」も「正対」も,あくまで“result”ととしてその時の条件下でたまたま現れたに過ぎないのです。ですから“result”としての形やフォーム,運動にこだわってはいけません。それよりも“cause”は何だったか?...ということに思いを馳せるべきです。この“T.N”さんの“Drill”では,“新・知応ターン”がその“cause”となったイメージでした。
|
なぜこんな変化が起こるのだろうか?判っていればフィーリングスキーにきてませんが!!!
もしかすると今のスキーがしゃもじ型になってエッジをちょっと利かせただけで回転するからエッジを多用するスキーになってしまったからか!!足の裏で感じる圧変化、重心の位置変化、体重移動のタイミング、地球の引力を利用した先落としからの回転、など昔スキーを始めた時のまっすぐな板で曲がらなければいけなかった頃、雪を見ながら雪を感じながら滑った事を忘れているのかもしれません。ピステンのない時代は自然のまま降ったままのゲレンデで、特に新雪の下はどうなっているか探りながら滑っていた記憶もあります。ピステンできれいにグルーミングされたゲレンデとカービングスキーがスキーの原点を忘れさせているのでは?
昨年の受講とブログの映像から初心に帰らないとLetSkiは出来ないのではないかと最近特に感じてます。今の滑りと切り離さないとイカンのではと思っています。T.Nさんの様な上級者や感性の豊かなshinoさんはすぐにTOK先生の教えを体得しこんなに変化が起こるのでしょう。
今年も受講しますが感性を45年前に戻し講習前後の差がshinoさんやT.Nさんのの様に変化したいと願ってます。
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「なぜこんな変化が起こるのだろうか?」...。
私に言わせれば,その結論は...「雪の力でターンしたから」...だと思います。スキーの性能が「まっすぐな板から、今のしゃもじ型」に変わって,格段に滑りやすくなりましたが,それでも基本的な乗り方は変わっておりません。
“Saka”さんも以前は,「雪を感じながら滑った」ご経験がおありなるとのことですが,これこそが大事なのです。スキー用具について言えば,どの様な板であろうと,それを“sensor”として使えるかどうか?...ということです。スキー用具を“sensor”として使おうとすれば,身体はリラックスせざるを得なくなりますから,“Do
Ski”はやってられないのです。「新雪の下はどうなっているか探りながら滑る」...といった様な滑りになるのです。これこそが“feel
in”...つまり“フィーリングスキー”なのです。
仰るとおり,「グルーミングされたゲレンデとカービングスキーがスキーの原点を忘れさせている」...というのは大正解
!!!....だと思います。
「初心に帰る」...というより,「自由で,伸びのび,ゆったりした,心が満足できるスキー」...をするには“feel
in”の心が本当に大切になるのです。(*^^)v
“Shino”さんや“T.N”さんさんのAfter映像からは,これらの風情が,如実に感じられると思います。イェーーイ
!!!
“Saka”さんは以前,“感じる”というご経験がおありになるのですから,直ぐに“Let
Ski”...会得できると思いますヨ !!!
シーハイル !!! Schi Heil !!!
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Have a nice day !!!
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【注】:この「教師日記」の中には,いろいろな“フィーリングスキー”に関する用語が出て来ます。これについては,検索で「エネルギーライン」,「愛のターン」...等と入れていただきますと,その用語に関する記事がたくさん出てまいりますので,そちらを参考にしてください。
スキー教師【TOK】の個人的な日記です。
【TOK】の主観的な意見や感想を書き綴ったものですので
ページ内の記事及びデータなどを,みなさんが参考にされることは構いませんが
そのことによって派生した結果についての責任は負いかねますのでご了承ください。
Ski Top
へ 【TOK】への Mail…
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