スキー道
(スキー心理学)
OLSSホームページTopへ  スキー道 コンテンツ

 
「  リフトの効用 」
File 0023
by ”Dr.N”  2002/03/26

 
  宮下デモが今年の技術選を征しました。いやー本当に良かった。
  ネット関係の速報を見ながら、一時は優勝は無理だと思ってただけに感動しました。
  最終種目のジャンプ台の”整地小回り”凄かったみたいですね〜。ネットの動画を拝見しましたが、あれですね・・昨年の兎平の”整地大回り”と言い、今年のジャンプ台の小回りと言い・・宮下デモは人の心に残る滑りをしますね〜
  宮下デモ!本当におめでとうございます!

  さて先日、八方に行った時に事です。その日は見事な快晴で、グラートクワッドの降り場に立つと、遠くは志賀高原から八ヶ岳方面まで見えていました。本当に素晴らしい景色でした。冷えたチョコレートをかじりながら「こんな日はスキーなんかやめて写真撮影でもやりたいもんだ・・」仲間のスキーヤーの背中を見送りながら、しばらくの間ぼんやりと景色に見とれていたのです。

  鹿島槍方面に目をやると、白馬47側の斜面の視線の高さの位置に鋭い崖があるのが目に止まりました。(その場所の名称は不明)その時、改めて自分が今とんでもない高さにいるのだ!という事に気がついたのです。標高16??mの地点です。

  普段、気にもせずにグラートクワッドの降り場に立っていますが、向こうの尾根の同じ高さの地点まで徒歩で行くのには相当骨が折れることでしょう。逆に白馬47方面から八方側を見た時、スキー場が無いと仮定した場合に自分はどのような場所に立っている事になるのでしょうか?それより何より、冬のこの時期にグラートクワッド降り場まで登るとなると、本格的な登山家でないと無理だろうな・・・今、自分がこの時期に第5ケルン(???)付近にに立っていられるのは”登山リフトのお陰”だという事を痛感したのでした。

  それにしてもスキーと言うものは、通常では行く事の出来ない場所を体験させてくれる本当に素晴らしいスポーツなんですね。TOK先生も良く言われていますが、スキーが他のスポーツと違うのは何かしら自然と関わりがある・・そんな所だと思うのです。技術選、レーシング、モーグル、フリーライド、山スキーetc・・同じアルペンスキーなのですから実に幅が広く奥の深いスポーツだと思います。

  SCHI HEIL・・ん〜実に良い言葉だ。
                                        
(2002/03/26UP)

☆★☆

to スキー道 Top