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あけましておめでとうございます。とうとう新しい年が始まりましたね。
本格的スノーシーズンの幕開けです。今年こそは・・・と何か目標を立てられている方も多いでしょう。私自身もそうですが、その目標が達成されると良いですね!
さて、年は改まり2002年になりました。また一つの区切り目が始まったわけです。
人生にはいろんな区切り目というものがあると思います。
そもそも、秋のお祭とは収穫の労をねぎらい精神的な区切り目をつける行事だと聞きました。普段、苦しい農作業をしているからこそ、年に数回の発散する場が必要となってくるのです。心理的に非常に大切な”行”だという事になります。仕事をしていても、1日単位で言う所の”気分転換”がありますが、まさしくお祭というのは1年単位の気分転換に当たると思います。
しかし、人生の区切り目(節目)とは何でしょうか? ある人の中で何かが変わって、以前とは別の自分になる・・スキー技術の習得の過程に於いて何かを掴んだ瞬間がひとつの区切り目であることは間違いありません。(私にとって、受けるターンとマジックハンドに出会った瞬間が節目であったことは間違いありませんが・・笑)
年末年始のTV番組を見ていると、こと更に2002年を強調していました。その時「昨年は21世紀の幕開けが非常に強調されていたな〜」とふと思いました。番組制作の立場で考えれば視聴率の上がる番組を作らなければなりませんから、年度の変わり目を強調するのは当然の事なのですが、年度が変わったからといってその瞬間に私の中で何かが変わったとは全く思えませんでした。
例えば中国の旧正月を祝う地域では、西暦の1月1日はそれ程重要視されていません。宗教色が薄れた日本の正月の場合、あくまで暦上の話だと思いました。
それよりも大切なのは、年度が変わって新たな気分になる事よりも、冬という季節を迎え、自分自身の中に変化があるのか?変化する事ができるのか?つまり節目となるべき何かを得られる事が出来るか?という事だと思います。”変わる”を”成長”と表現しても
良いでしょう。
スキーで言えば、年齢=体力と言う一面はありますが、何歳の何月何日の何時までに何かをしなければならない、できるようにならなければならない・・という暦に沿った目標の立て方ではなく、自分自身の中の時間と節目を自然な形で受け入れてゆきたいと思います。
話は変わりますが、正月番組をちらっと見たときに福袋の話題をやっていました。ある奥さんが福袋を7つ、6万円で購入し大満足・・といったやつでした。それを見て、この種の満足は消費社会の申し子だな〜と感じました。もちろんお目当てのスキー板を破格で購入出来た時は嬉しいですけどね。物を買って満足・物が売れなければ困る・・そういった社会は寂しいですね。
それではまた・・・。
(2002/01/11UP)
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