「スキーQ&A」

“バナナシェープ”について

Question :

 YAMASA50


  Date : 
2004/05/19

  バナナシェープのお話、どうも自分は誤解してたようです。今まで足元から腰、頭に掛けて体の左右方向へのバナナシェープの事だと思ってました。実際は体の前後方向へのバナナシェープの事だったんですね。
 ターン後半に肩のラインを出来るだけ斜面に平行にしようとすると外傾になってちょうど体の横方向にバナナシェープのようになるので、てっきりその事だと思い込んでました。

       回答 【TOK】                                                          「スキーQ&A」 Topへ


  私の書き方がいけなかったのだと思いますが,「…チョットしたコブが来たりしたら,スキーヤーの身体はつんのめってしまい,バランスを失う事になります。直滑降でさえそうなのですから,ターンの舵取り期においては尚更です。…」ということで直滑降だけでなくターンの最中も…ということで説明させていただいたつもりになっていました。直滑降の時にはバナナの向きは前後方向になりますが,ターンの最中は「迎え角」方向になるのです。申し訳ありません。(=_=;) YAMASA50 さんの仰るように実際のターンでは横方向にもバナナの形は表れてくるのです。直滑降の時にはバナナの向きは12時方向になりますが,大回りターンではそこからややターン外側にバナナの向きが変わって来ます。1時方向あるいは11時方向に変わります。そして中回りターンではさらに外向の向きは大きくなり,バナナの向きは2時や10時になるのです。
 図のバランス角「α」は重心と支点の間に想定される赤いラインと,支点から垂直方向に伸びる青のライン間にできる角度です。ですから,この赤いラインが雪面から来る抵抗とバランスの取れる「軸」になるわけです。つまり,ターンの最中は前後方向にしかできませんが,ターン中はターン内側に入ってきます。ですからバナナはターン外側の抵抗とバランスの取れる向き,つまり迎え角の方向…になるわけです。
 ということで,今日は「バナナシェープ」の補足でした。(^I^)
  

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Revised: 2004/11/27 .