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  先日来掲示板で「swimming」についてのacchiさん、KEIさん、TOKさんの書き込みを読ませて頂き、少々感じた事がありますので、感想を書かせていただきます。
  オフトレのコーナーとして皆さんの参考になるかどうかは、分かりませんが、たまには・・そんな随想的な物もあって良いかなと・・思って書いてみました。。

 
Dr.K

2001/11/04

    書き込みを読ませていただいて感じた事は、トレーニングとして水泳を取り入れて実践する方法も三者三様だなあ・・という印象を受けました。
    その日に泳ぐ距離はどなたも同じ程度なのに、トレーニングの仕方というか、運動の方法がそれぞれで少し違うんですね。これについては、水泳の経験があったか無いかは別にしても、例えばそれぞれが“短距離走が得意”か、“長距離走が得意”かという事と同じ様に、なんとなく得意不得意があって、良い意味で「楽」な方法、やりやすい方法で実践されているのでは・・と感じたんです。

  つまり、TOKさんは「ゆっくりと、でも休まずに30分または1000mを泳ぎ切る」事を主に行われています。たぶん「余計な力を入れず、水の抵抗を全身で感じなから」泳がれているのでは・・と想像します。この方法は『持続トレーニング』という方法です。全身持久力(一般的に使われている持久力はこの事を指す場合が多いですね。)と、筋持久力(筋肉が疲れずに、長時間作業を持続できるかという能力)を、高める事を主眼においておられるのでしょう。陸トレだったらジョギングと同じですね。どちらかというと、TOKさんは「長距離型」の運動が得意ではないのでしょうか?

  それに対してacchiさんやKEIさんは「比較的短い距離を休憩を入れながら泳ぐ」事を主に行われています。この場合は書き込みにもある様に「力強く」、そしてある程度のスピードも意識されているはずです。この方法は、『インターバルトレーニング』という方法です。ある程度の筋力や瞬発力も身につける事と、全身持久力や筋持久力も身につけたいという事を目的としてやっておられのでしょう。こちらの場合は、以前File No002で紹介した、ジョギングの合間合間のリズムやスピードを変えて・・というやり方と同じです。お二人の場合、どちらかというと「短距離型」の運動が得意ではないでしょうか?

  競技趣向の方は別として、ごく一般的な話ですが・・体力の維持・増進が目的で、何らかの運動を実践した場合、これらの『持続トレーニング』とか、『インターバルトレーニング』を、何気なくやっている事が多いんですね。「○○トレーニングとは?その方法は・・」などについて、専門的な言葉で、特に文字で説明すると堅苦しいし、解りづらいから面白くないんですけどね。

  上記の「○○型」についての内容は、あくまで私の想像の域を超えていませんし、勿論どのような体力の向上が目的かによっても、トレーニング方法は変わってきますので、どちらが得意か不得意かという事とは別に・・「目的」があるから、今やっている方法を選択したのだ・・と言われれば、その通りです。

  今回、私が一番に感じた事や言いたい事は、『運動やトレーニングを楽しく感じて、長い期間続けられるため』にも、そして(話が少し飛躍しますが)『総てのスポーツで、トータル的な技術の向上を目指すため』にも、“不得意なものを克服”するんだ、というやり方よりも、まずは自分自身が出来る“得意な事”を伸ばしてあげる事も一つの方法であって、もしかしたらその事が本当に大切な事ではないか・・と思ったわけです。こういった考え方が、ある意味『プラス思考』的な考え・・と言うのでしょうか。
  不得意なことを克服しようとすれば、「苦」は付き物です。が、できる事・得意なことをやっている時は「楽」だと思います。まずは、得意な事(方法で)トレーニングや練習をして、それを伸ばす事で、その時々の感覚を研ぎすまし、身体能力も高める事で、不得意な事も少しは出来るようになるんじゃないのかな・・と思うのですが・・如何でしょう?

  スキーでもそんなところは・・ないですか??

 

2001/11/04  

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