テーマ趣旨と皆さんからのご意見
黒色の文 ⇒ ”Prof.YM” さんのご意見
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「級別テスト1級受験対策 Part2」
皆様こんにちは!初すべりに行かれた皆様、雪の感覚はいかがでしたか?まだの皆様も今年は年末年始、積雪は大丈夫のようですので楽しみですね。日本の景気とともにやや元気のない!?スキー界ですが、皆様で盛り上げていきましょう。
さて今回は、1級規定種目テストについて考えていきましょう。実際の検定では、午前中実践種目講習テスト、午後規定種目テストとなる場合が多いと思います。2級対策のところでも書きましたが、規定種目テストは一発勝負ですが、2時間の講習テストの後で体はしっかり動くと思いますので自信を持って滑ってほしいですね。
1級規定種目テスト *スキッディング+カービング要素のターン*
@ 大回り A中回り〜小回り 中〜急の適合斜面
2級規定種目テストのところでも書きましたが、スキッディング+カービング要素(以降スキッド&カーブに略)のターンは切り替えからターン前半部分でスキー板の横ズレを使い、後半部分にかけ横ズレを少なくしてカービング要素を出していくという滑り方です。基本的には雪面から来る抵抗(圧)に対して、ストレッチングの動きを使いながらターンを仕上げる方法になると思います。2級との違いは舵取り部分でのカービングの占める割合がより高くなると思います。できるだけ早くスキーの方向付けをしてカービング要素をはやめに出し、安定してなおかつスピーディーなものが評価は高いと思います。
@ 大回り
2級対策のところで書いたことは1級でも共通して重要だと思いますのでぜひまた読んでほしいのですが、その中でも、「前のターン後半でうしろよりになった(圧を受けとめることによりさがった)重心の位置を、ターン前半にかけてしっかり前に戻す意識」ここの部分は特に重要だと思います。カービングを意識しすぎてしまい重心位置があまり変わらない(前に戻らない)まま角付けを切り替えてしまうと、どうしてもターン前半スキートップが押さえられずに暴走ノーコントロールになりやすくなってしまうと思います。腰(骨盤)の部分が折れてしまい腹がへこんだような構えではスキートップに力が伝わりにくくなりますので、特にターン前半では骨盤を立てる意識が重要だと思います。
このようにしてターン前半が捉えられれば、後半は圧を受けとめることにより十分なカービング要素が出せると思います。気持ちよくカービングしすぎてしまい、ターン後半が長くなりすぎて切り替えが遅くなり、次のターンが遅れてしまってはいけませんが・・・(笑)。あとは斜面斜度に合わせたターン弧の大きさと、左右均等なリズム、これももちろん重要ですよね。
A中回り〜小回り
リズム変化の種目ですが、1級の場合は中回りから小回りですので、2級のところで書いた三角形のイメージの逆でよいと思います。ダイレクトにリズムを変えるのか、徐々に変えるのか?という疑問もあるかと思いますが、スキー教程の検定編にはダイレクトと書いてありますが、実際にはどちらでも良いと思います。問題はその部分ではなく、中回りから小回りに弧の大きさを変化させるときに、そのターン弧にあった運動リズム、重心の移動ができるかどうかが重要だと思います。出だしの中回りであまりターン弧を大きくしすぎないでしっかりリズムの途切れない動きをつかみ、小回りに入って行く部分では重心の移動する方向をより谷方向に持っていき落下するスキーに体をしっかりつけていくことが重要だと思います。ここでも今まで書いたように、重心が後ろに残ってしまうとどうしても制動要素の小回りになりやすいので注意が必要です。リズム変化しても弧を描く意識をしっかりもつと良いと思います。
級別テスト対策いかがでしたか?
そろそろ各スキー場、スキークラブでも検定が始まると思います。実際に受験してみると新たな疑問、感覚が出てくると思います。どのようなことでもかまいませんので、掲示板の方にお気軽にお書きください。
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