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Ski Technique

bO006

by
“Prof.YM”

  テーマ
  ショートターン バリエーショントレーニング 」
Part 2

2001/11/27  



06-00 ”Prof.YM” 
  (テーマ提起)11月27日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


テーマ趣旨と皆さんからのご意見

               黒の文 ⇒ ”Prof.YM” さんのご意見
               
青色の文 ⇒ 皆さんからのご意見
               
紫色の文 ⇒ 皆さんからのご意見(参照) 


テーマ 「 ショートターン バリエーショントレーニング
Part 2

 
  大変お待たせいたしました。前回に引き続きまして、ショートターンのトレーニングについて考えていきたいと思います。

1 ショートターンは一応できるが、きれいなターン弧にならない、自分の1つのリズムしかできない、だんだん体が遅れてしまう・・・などなど    (Part 1 の続き)

  この続きから書いてみたいと思います。
  このレベルでは、自分のターン弧、リズムはある程度確立されてきていると思いますので、さらにショートターンでのあらゆる斜面での対応幅をUPしていきましょう。

  先ずリズム変化に挑戦してみましょう。
  初めは、緩〜中斜面程度の整地された斜面から始めていきます。自分ひとりで滑っていると、なかなかリズムを変えるのは難しいと思いますので、何人か仲間の方がいらっしゃると良いと思います。はじめに、まずトレーンで後ろについて滑ってみます。できるだけ、スタートした時の間隔をキープします。(離れたり詰まったりしないように)何人か仲間の方がいらっしゃいましたら、すべての人の後ろをついて滑ってみてください。こうするだけで、大変良いトレーニングになると思います。前の人に追いついてしまう場合は、当然ずらしを使いスピードをコントロールしなければいけませんし、離れる場合は、より回転弧を浅くして、縦に滑らなければいけません。自分のリズム・ターン弧の他人との違い,が確認できると思います。また目線も前の人を見ますので、ついつい自分のスキーを見て滑ってしまう方には効果的だと思います。
  次に,自分が先頭になって滑ってみましょう。当然後ろの人のレベルなど考えて、うしろについて滑りやすいリズムを自分なりにイメージして滑ってください。もし後ろの人がついてこられない場合は、自分のリズムやスピードが適正でない、と判断し(実際には後ろのスキーヤーにも問題がある場合がありますが)、後ろの人がうまくついてこられるように何本か練習するのも良いと思います。こうしたトレーンの練習は、フォーメーションを組んだり、人数をどんどん増やしたり、シンクロしたり、同調したり、パウダー8のまねをしたり、楽しみながら練習していくと、自然に対応幅が広がり、一石二鳥だと思います。


2 個人でのリズム変化のトレーニング方法

  続いては、自分ひとりでのリズム変化のトレーニング方法です。斜面は、自分がいちばん自信を持って自分リズムを刻める斜面からでよいと思います。リフトの支柱や、ゲレンデ脇の立ち木などを目印(目印がなければ、10ターン位を目安に)にして、はじめは自分のリズムからスタートして、途中最初の目印から、深回り(浅回り)、2番目の目印から、浅回り(深回り)、と2〜3回位づつリズムを変えてみると良いと思います。(技術選にかつてあった 中斜面リズム変化 4m〜2.5m幅規制 のようなイメージでよいと思います) 全体を通して、流れが止まらないように意識することと、特にリズム変化のところで、浅回りから深回りのときに、浅回りでスピードが出ていると思いますので、そのスピードをできるだけ殺さないように、深回りする意識でトレーニングしてみてください。深回りと浅回りで、スキーに対して、重心の移動距離が変わってくると思いますので、自然にできる方はそれがいちばん良いと思いますが、うまくいかない方は、深回りでは、しっかりスキーと重心(体)を離す意識を持ってみるのも良いかもしれません(特にターン前半で)。
  また、何本かRや長さの違うスキー板をお持ちの方は、それぞれのスキーで同じターン弧を描く練習をしてみるのも面白いと思います。なかなか同じにするのは難しいと思いますが....。


3 中斜面での楽しみながらのトレーニング

  ここでは遊び感覚も含め、いろいろなトレーニングをしてみましょう。
☆ ストックを体の前にまとめてもち、斜面に対して平行にする。
☆ ストックを手の甲にのせ、落とさないように滑る
☆ ノーストックで滑る
☆ 両腕を大きく平行に開いて滑る
☆ 両腕を真上に伸ばして滑る
☆ 腕組みして滑る
☆ 腰のうしろで手を組んで滑る
☆ 腰に手を当てて滑る
☆ ひげダンスのような構えから、手で雪面を押すイメージで滑る etc.
  まだまださまざまなトレーニング方法があると思いますが、一つ一つ考えて滑るのも良いと思います。このようなトレーニングは、あまり悩まず、まず体で体感じてみる、楽しんでやる、のが良いでしょう。


4 急斜面でのショートターン

  掲示板でも書き込みがありましたが、急斜面でのショートターンについて考えてみます。
  私がいちばん意識するのは、やはりターン前半、切り替え直後に、スキーのトップの曲がり部分からエッジングに入ることです。実際にはもっとうしろからになると思いますが、スキートップの曲がった部分が雪面につけば、必ず体が急斜面に対して負けないポジション(斜面に対して垂直)に立てると思いますので、私個人的にはそのような感覚を持って滑っています。(今年の技術選のジャンプ台 能登選手のイメージかな?あんなふうに滑れたら理想ですけど・・・能登選手になったつもりで)
  トレーニングとしては、中〜急斜面でテールジャンプの切り替えで小回りをしてみるのも良いと思います(テールをあげるためには、必ずトップよりに重心を移動しなければいけないので)。それも、トップが動かないものではなく、できるだけ、トップからターンしていくイメージを持ちながら行うと良いと思います。

  またコブ斜面も積極的に滑ることをお勧めします。コブ斜面のコブの頂点からの斜面は、その斜面の斜度より急になっていますので、その斜度に対して垂直に立てる意識で滑ることができれば、整地での小回りは非常に楽に滑ることができると思います。


   まだまださまざまなトレーニング方法があると思いますので、皆様からもどしどしご意見いただけると幸いです。私自身忘れていることもあると思いますので、また思い出したら、書いてみたいと思います。
  いよいよ週末には初すべりに行ってまいります。皆様にとってよいシーズンになりますように!!   (2002/11/27)


みなさんのご意見は OLSS掲示板 にお願いします。

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